JP2004136997A - 画像読取装置 - Google Patents

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中村 文彦
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Abstract

【課題】本発明は、原稿の画像読取位置において、シートの終端までの画像を読み取れるようにする。
【解決手段】複写機90は、メインローラ6と、メインローラより小径でメインローラに接触する少なくとも3つの搬送ころ17,18,19とで、画像が形成されたシートを挟みメインローラに沿って反転搬送して、メインローラの最下点に対向する読取ライン5aにシートを搬送し、画像を読み取るイメージセンサによって、画像を読み取るようになっており、イメージセンサのシート搬送方向の上流側に上流搬送ころ17を配設し、上流搬送ころと読取ラインとの間に読取前搬送ころ18を配設し、読取ラインの下流側に読取後搬送ころ19を配設し、読取前搬送ころの径を上流搬送ころの径よりも小径に設定してある。
【選択図】   図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートに形成してある画像を読み取る画像読取装置、特に、シートの画像読取位置において、シートの終端までの画像を読み取れる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像読取装置には、例えば、図9に示すように、画像を形成されたシート(以下、「原稿」という)Dの搬送方向に沿って配列した読取前ローラ132と読取後ローラ142等によって原稿を搬送し、その搬送途中において、画像読取位置127aで原稿読取部104によって、原稿の画像を読み取るようになっている形式のものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、この画像読取装置101は、原稿が画像読取位置127aで浮き上がらないように、付勢部材147によって原稿を画像読取位置127aに押し付けて原稿を読み取るようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−038234号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に開示された従来の画像読取装置は、次の解決すべき課題があった。
【0005】
画像読取位置127aの原稿搬送方向上流側と下流側に、読取前ローラ132と読取後ローラ142とを原稿を搬送するローラとして設けてある。こうした原稿搬送機構における読取前ローラ132と読取後ローラ142との原稿搬送形態は、次のようになっている。
【0006】
すなわち、原稿の先端が読取後ローラ142に到達するまで、読取前ローラ132のみで原稿を搬送する。そして、原稿の先端が読取後ローラ142に到達すると、読取前ローラ132と読取後ローラ142とで原稿を搬送する。最後に、原稿の後端が読取前ローラ132から抜けてから排出されるまで、読取後ローラ142で原稿を搬送する。なお、この一連の動作において、説明を簡素化するため、読取前ローラ132に原稿を1枚ずつに分離して搬送する分離ローラ138は原稿の搬送には寄与していないものとしてある。
【0007】
また、原稿を主に搬送するメイン搬送ローラは、読取前ローラ132と読取後ローラ142との一方であることが多い。通常、読取前ローラ132にメイン搬送ローラの役割を持たせている。
【0008】
この場合、読取前ローラ132と読取後ローラ142との原稿搬送力は、
読取前ローラ132の原稿搬送力>読取後ローラ142の原稿搬送力
の関係になっている。
【0009】
なお、読取前ローラ132の原稿搬送力は、読取前ローラ132ところ132aとによる原稿の挟圧力、摩擦等によって決まる。また、読取後ローラ142の原稿搬送力は、読取後ローラ142ところ142aとによる原稿の挟圧力、摩擦等によって決まる。
【0010】
また、読取前ローラ132と読取後ローラ142との製作時において、原稿の搬送量を決める外形寸法に、若干の寸法のバラツキ(通常、約±0.04mm、精度重視でも約±0.02mm)が生じることがある。
【0011】
そのため、読取前ローラ132と読取後ローラ142との原稿搬送量を同一とすることが困難であった。
【0012】
そこで、読取前ローラ132と読取後ローラ142との原稿搬送量の関係を、
読取前ローラ132の原稿搬送量≦読取後ローラ142の原稿搬送量
の関係になっている。
【0013】
このような関係によって、画像読取装置101は、原稿の先端が読取後ローラ142に到達した後、読取後ローラ142を原稿に対して滑らせながら読取前ローラ132と読取後ローラ142とで原稿を搬送して、常に、原稿を引っ張って読取手段に密着させている。
【0014】
このため、読取前ローラ132と読取後ローラ142とが何回転かした後、原稿の後端が読取前ローラ132から抜け出たとき、滑りながら原稿を搬送していた読取後ローラ142の搬送負荷が一気に解放されて、その解放された一瞬の間に、読取後ローラ142が所定の搬送量を超えた搬送量で原稿を搬送することがある。
【0015】
すなわち、従来の画像読取装置101は、画像読取位置において、原稿に搬送むらが生じていた。
【0016】
この結果、画像読取装置101は、原稿搬送精度が著しく低下して、原稿読み取りにおいての画像が著しく劣化し、さらに、原稿読取精度も低下していた。
【0017】
特に、スキャナー機能では、一度読み取った画像を、パソコン(PC)によってモニター上に何倍にも拡大して見ることができるため、読み取った画像を1画素単位で確認することができて、読み取った画像の質の悪さが顕著に表れることがある。
【0018】
このような、課題を解決する対策として、原稿が読取前ローラ132から抜け出る前の、読取前ローラ132と読取後ローラ142とで原稿を搬送している間に、原稿の読取を終了させることが考えられる。しかし、この場合には、原稿の後端の画像まで確実に読み取ることができないという別な課題が生じる。
【0019】
本発明は、原稿の画像読取位置において、シートの終端までの画像を読み取れる画像読取装置を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、反転回転体と、前記反転回転体より小径で前記反転回転体に接触する少なくとも3つの付勢回転体とで、画像が形成されたシートを挟み前記反転回転体に沿って反転搬送して、前記反転回転体の最下点に対向する画像読取位置に前記シートを搬送し、画像を読み取る読取手段によって、前記画像を読み取るようになっており、前記読取手段の前記シート搬送方向の上流側に第1付勢回転体を配設し、前記第1付勢回転体と前記読取手段との間に第2付勢回転体を配設し、前記読取手段の下流側に第3付勢回転体を配設し、前記第2付勢回転体の径を前記第1付勢回転体の径よりも小径に設定してある。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の画像読取装置を図面に基づいて説明する。また、本実施形態の画像読取装置を装置本体に備えた画像形成装置も図面に基づいて説明する。
【0022】
画像形成装置は、シートに画像を形成するようになっている。画像形成装置には、複写機の他に、ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等がある。本実施形態の画像読取装置は、画像形成装置の一例であるプリンタ機能を備えたデジタル複写機の装置本体に設けてあるが、複写機のみに設けられるものではない。
【0023】
なお、本実施の形態では、画像が形成されたシートを「原稿」と言い符号をDとし、画像を形成されるシートを「記録紙」と言い符号をPとする。また、画像読取装置は、原稿の他に書籍も読み取ることができるが、主に、原稿を読み取る場合に付いて説明する。
【0024】
(複写機)
図1乃至図3は、複写機の外観斜視図である。図4は、画像読取装置の斜視図である。図5は、図1の複写機の記録紙の搬送方向に沿った断面図である。
【0025】
複写機90は、装置本体でもある画像記録装置91の上部に画像読取装置92を有している。複写機90は、コピーモードの場合、画像読取装置92で読み取った画像情報を画像記録装置91で記録紙に画像として記録し、プリントモードの場合、外部からの画像データを画像記録装置91で記録紙に画像として記録するようになっている。
【0026】
画像記録装置91は、図5に示すように、画像読取装置92で原稿を読み取った画像情報、あるいは外部から送信されてきた画像情報に基づく光学系31からレーザ光によって、像担持体である感光体ドラム37を照射して感光体ドラム37に静電潜像を形成する。そして、画像形成手段である例えばプロセスカートリッジ38としてカートリッジ化された画像形成部において、感光体ドラム37に形成してある静電潜像を現像剤(トナー)で現像してトナー像にする。
【0027】
一方、トナー像の形成と同期して、画像記録装置91の底部に配設した記録紙給紙部39から搬送部33によって記録紙Pを画像記録装置91内に供給して、搬送する。転写器34は、感光体ドラム37上のトナー像を記録紙Pに転写する。そして、定着器35が記録紙を加圧加熱してトナー像を記録紙に定着する。最後に排紙ローラ36によって、記録紙をトレイ32に排出する。
【0028】
(画像読取装置)
図5乃至図8に基づいて画像読取装置を説明する。
【0029】
画像読取装置92は、原稿読取搬送部93と、読取部ユニット94と、原稿スライダユニット95とで構成されている。読取部ユニット94は、原稿あるいは開いた書籍を載置することのできるプラテンガラス3と、原稿が自動的に通過するシートガラス4と、読取手段である例えば密着型イメージセンサ5(本実施例では、密着型イメージセンサを使用)等で構成されている。原稿スライダユニット95は、ユーザが原稿を揃える部分である。
【0030】
原稿圧板1の下面には、ユーザが原稿をプラテンガラス3に載置したとき、その原稿をプラテンガラス3に密着させる圧板白地板2を取り付けてある。原稿圧板1と圧板白地板2を設けてある原稿スライダユニット95は、ヒンジ22(図3参照)を回転中心にして回転して、プラテンガラス3の上面を開放し、プラテンガラス3の上面に原稿や開いた書籍を積載できるように読取部ユニット94に設けてある。
【0031】
原稿圧板1の上方には、複数枚の原稿Dが載置可能な原稿載置台1aを設けてある。原稿載置台1aには、原稿の搬送方向に対して直交する方向(原稿の幅方向)に沿って移動自在なスライダ1bを1対設けてある。ユーザがスライダ1bを動かすことによって、原稿載置台1a上に置いた原稿Dの両端を揃えることができる。
【0032】
原稿読取搬送部93には、反転回転体である例えばメインローラ6の円弧と同一形状の略U字状の原稿搬送路であるUターンパス7を設けてある。このUターンパス7には、分離ローラ9及び分離パット10、原稿Dの有無を検出する原稿有無センサ11、原稿Dを搬送するメインローラ6及び対向する付勢回転体である例えばころ16,17,18,19、排出手段である例えば排紙ローラ12及び対向ころ12a、原稿Dの先端部及び後端部を検出する不図示の原稿エッジセンサ等を取り付けてある。ころ16,17,18,19の径B2,B3,B4,B5は、メインローラ6の径B1より、小径に設定されている。
【0033】
Uターンパス7は、搬送ころ16から排紙ローラ12までの外周を形成する外周原稿ガイド20と、搬送ころ16から排紙ローラ12までの内周を形成する内周原稿ガイド21とで形成されている。内周原稿ガイド21のメインローラ6に沿った部分は、メインローラ6による原稿の搬送に邪魔にならないようにメインローラ6の円弧より小さい円弧で形成してある。
【0034】
プラテンガラス3及びシートガラス4を介して原稿読取搬送部93の反対側に配置された(プラテンガラス3及びシートガラス4の下側に配置された)密着型イメージセンサ5は、光源としてのLEDアレイから原稿Dの画像情報面に光を照射して、画像情報面で反射した反射光をセルフォックレンズ(商標)でセンサ素子に結像し、画像情報面の画像情報を読み取るようになっている。
【0035】
この密着型イメージセンサ5は、図6に記載の矢印A方向(図6の左右方向)に移動するようになっている。イメージセンサ5は、プラテンガラス3にユーザが置いた原稿や開いた本を読み取るとき、図6の右側にあるプラテンガラス3の下を走査して、原稿や本の情報を読み取るようになっている。また、イメージセンサ5は、原稿読取搬送部93で原稿を読み取るとき、すなわちシートガラス4に自動的に送り込まれてくる原稿を読み取るとき、読取位置である例えば読取ライン5aに停止して、順次搬送されてくる原稿Dを順次読み取るようになっている。
【0036】
ユーザが、原稿読取搬送部93の原稿載置台1aに、原稿Dの読取画像面を上側にして原稿載置台1aの右側から原稿をセットする。すると、原稿Dの先端が原稿ストッパ13に受け止められる。また、原稿有無センサ11によって原稿Dが原稿載置台1aに載置されたことが検知される。
【0037】
そして、ユーザが図1に示す操作部96から読取開始を指示すると、不図示の駆動部が始動して、原稿ストッパ13がピックアップアーム8aによって押し下げられる。ピックアップローラ8は、原稿Dを、Uターンパス7の内部へと送り込む。このとき、原稿は、原稿ストッパ13上の傾斜面13aを通過する。また、原稿が重なって原稿載置台1aから供給されたとき、分離ローラ9と摩擦部材である例えば分離パット10とが協働して、原稿Dを1枚ずつに分離して、最上位の原稿Dから順次Uターンパス7に搬送する。分離ローラ9と分離パット10は分離手段の一例である。
【0038】
以上の構成の内、図6に示す、メインローラ6、上流搬送ころ17、読取前搬送ころ18、読取後搬送ころ19、イメージセンサ5、シートガラス4、排紙ローラ12及び対向ころ12a等は、シート状の原稿を読み取るシート状原稿読取機構41を構成している。この機構において、メインローラ6、上流搬送ころ17、排紙ローラ12の部分は、読取前搬送ころ18、読取後搬送ころ19、イメージセンサ5、シートガラス4、対向ころ12aを残して、図6において、左側に回動できるようになっている。その部分を左側に回転させると、シートガラス4が開放されて、シートジャム処理を行うことができる。
【0039】
また、原稿圧板1と圧板白地板2を設けてある原稿スライダユニット95、プラテンガラス3、イメージセンサ5等は、プラテンガラスの下方をイメージセンサが移動して、プラテンガラス3に載置してあるシートあるいは開いた書籍を読み取るブック状原稿読取機構42を構成している。原稿スライダユニット95は、持ち上げると、ヒンジ22(図3参照)によって回転して、プラテンガラス3を開放することができるようになっている。なお、原稿スライダユニット95は、シート状原稿読取機構41とは別に回転するようになっている。
【0040】
次に本発明の最も特徴のある部分を説明する。
【0041】
分離された原稿Dは、メインローラ6と、上流搬送ころ16及び第1付勢回転体である例えば上流搬送ころ17と、第2付勢回転体である例えば読取前搬送ころ18とによって、Uターンパス7に沿って搬送され、さらにシートガラス4の直下に位置する密着型イメージセンサ5の読取ライン5aへと搬送される。
【0042】
不図示の原稿エッジセンサによって原稿Dの先端部を検知すると、その位置から所定量搬送されたところで、密着型イメージセンサ5によって、原稿の画像情報の読み取りが開始される。そのとき、原稿は、メインローラ6の略最下点に送り込まれており、メインローラ6に押圧されたメインローラ6の長さ以外の部分は、メインローラ6の長さ方向の両側に位置する押圧手段である例えば1対の読取白地板14に押圧されて読み取られる。
【0043】
図7、図8に基づいて、メインローラ6と一対の読取白地板14とを説明する。
【0044】
図7は、図6に示した矢印G方向から見た原稿読取搬送部93の斜視図であり、一部の部品を省略した図である。
【0045】
メインローラ6の軸方向に沿った長さ(L)は、原稿の搬送方向に対して交差する方向の長さ(原稿の幅)より短く設定してある。このため、メインローラ6は、原稿の読取幅全域ではなく、中央部のみ(本実施形態では、約20mm幅)に接触するようになっている。そして、メインローラ6の両側には、メインローラ6を挟むようにして、読取白地板14を設けている。読取白板板14は、メインローラ6が原稿に接触している部分の残りの領域に接触するようになっている。
【0046】
プラテンガラス3上に貼り付けた図示しない白基準シートにより、密着型イメージセンサ5によって絶対白を取る構成としているため、読取白地板14はバックグラウンドカラーとしての機能と、シートガラス4に原稿Dを押し付けて密着させる機能と、原稿を案内する搬送ガイドとしての機能を備えている。メインローラ6の踏面6aも白色になっている。
【0047】
読取ライン5aを通過してイメージセンサ5によって画像の読み取りを開始された原稿は、シートガラス4の下流側に設けた斜面部材15によってすくい上げられて、メインローラ6及び第3付勢回転体である例えば読取後搬送ころ19によって搬送され、排紙ローラ12と対向ころ12aとの間に送り込まれる。
【0048】
このとき、原稿読取搬送部93は、原稿を各ころ16,17,18,19によってメインローラ6に押し付けて、メインローラ6によって、原稿Dを搬送するようになっている。このため、本実施形態の画像読取装置92は、読取ライン5aを通過する、すなわち、読取中の原稿を、常に等速度で搬送するという特長がある。
【0049】
また、読取前搬送ころ18と読取後搬送ころ19の径B4,B5をできるだけ小さくして、上流搬送ころ16,17の径B2,B3より小径にしてあるので、シートガラス4上に存在する読取ライン5aに可能な限り近づけることができる。その結果、本実施形態の画像読取装置92は、読取前搬送ころ18と読取後搬送ころ19とによって、読取ライン5a近傍で原稿をメインローラ6に押し付けているので、従来よりも長時間原稿をメインローラ6に押し付けることができて、原稿の遊びが少なくなり、原稿の画像の読取精度を高くすることができる。
【0050】
また、読取前搬送ころ18が原稿をメインローラ6に長時間押し付けていることによって、原稿の画像の読取精度を低下させること無く、原稿の終端ぎりぎりまで画像を読み取ることができる。
【0051】
なお、読取前搬送ころ18の径B4のみを小径にしても、読取前搬送ころ18が原稿をメインローラ6に長時間押し付けているので、原稿の画像の読取精度を低下させること無く、原稿の終端ぎりぎりまで画像を読み取ることができる。
【0052】
また、読取前搬送ころ18と読取後搬送ころ19とを同径にすると、読取前搬送ころ18と読取後搬送ころ19とがメインローラ6に対して同じ回転速度で回転するので、原稿の搬送が円滑になる。また、読取前搬送ころ18と読取後搬送ころ19とを異径にすると、周囲の構成に合わせて、読取ライン5aに接近させることができる。特に、読取前搬送ころ18の径を読取後搬送ころ19の径より小径にすると、読取前搬送ころ18を読取ライン5aにできるだけ接近させることができて、読取ライン5aの近くで、原稿の後端をメインローラ6に圧接させることができて、原稿の読み取り精度を高めることができる。
【0053】
しかし、一般に、搬送ころ18,19が小径になるほどメインローラ6に対して搬送ころが弾性変形して潰れて生じるニップの幅(搬送ころの回転方向の長さ)が短くなる傾向にある。ニップの幅が短くなると、原稿Dへの搬送力が減少して、シートを確実に搬送することができなくなるおそれがある。
【0054】
そこで、本実施形態の画像読取装置は、読取前搬送ころ18や読取後搬送ころ19の径B4,B5よりも、上流の搬送ころ16、17の径B2,B3を大きくして、搬送ころ16、17のニップ幅を広くし、原稿Dへの搬送力が不足しないように搬送力を補っている。これによって、画像読取装置は、読取前搬送ころ18や読取後搬送ころ19の径が小さくても、原稿を確実に搬送することができる。
【0055】
そして、画像読取装置92は、不図示の原稿エッジセンサによって、原稿Dの後端部が検知されると、その位置から所定量搬送されたところで、密着型イメージセンサ5によって画像情報の読み取りを終了する。当該原稿Dは、排紙ローラ12と対向ころ12aとによって原稿排出台兼用の原稿圧板1の排出シート積載部である例えば上面1cに排出される。
【0056】
このようにして、画像読取装置92は、原稿読取搬送部93及び読取部ユニット94によって、原稿有無センサ11が原稿無しを検知するまで上述した読取動作を繰り返す。
【0057】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0058】
(実施態様1)反転回転体と、前記反転回転体より小径で前記反転回転体に接触する少なくとも3つの付勢回転体とで、画像が形成されたシートを挟み前記反転回転体に沿って反転搬送して、前記反転回転体の最下点に対向する画像読取位置に前記シートを搬送し、画像を読み取る読取手段によって、前記画像を読み取る画像読取装置において、前記読取手段の前記シート搬送方向の上流側に第1付勢回転体を配設し、前記第1付勢回転体と前記読取手段との間に第2付勢回転体を配設し、前記読取手段の下流側に第3付勢回転体を配設し、前記第2付勢回転体の径を前記第1付勢回転体の径よりも小径に設定してあることを特徴とする画像読取装置。
【0059】
実施態様1の画像読取装置は、第2付勢回転体を小径にしてあるので、第2付勢回転体を画像読取位置に接近させて、第2付勢回転体と反転回転体とで原稿を長時間保持することができて、原稿の画像の読取精度を低下させること無く、原稿の終端ぎりぎりまで画像を読み取ることができる。
【0060】
また、実施態様1の画像形成装置は、第2付勢回転体の径が小径になることによって、第2付勢回転体と反転回転体との間のニップ幅が狭くなり、シートの搬送能力が低下するようなことがあっても、第1付勢回転体の径が第2付勢回転体の径より大径であるので、第1付勢回転体と反転回転体との間のニップの幅が広く、シートの搬送能力の低下を補うことができる。
【0061】
(実施態様2)前記第3付勢回転体の径は、前記第2付勢回転体の径と同径に設定してあることを特徴とする実施態様1に記載の画像読取装置。
【0062】
実施態様2の画像読取装置は、第2、第3付勢回転体が小径になり、原稿読取位置に接近して、原稿を従来よりも長時間保持することができて、原稿の遊びが少なくなり、原稿の画像の読取精度を高くすることができる。原稿の画像の読取精度を低下させること無く、原稿の終端ぎりぎりまで画像を読み取ることができる。
【0063】
(実施態様3)前記第2付勢回転体の径と前記第3付勢回転体の径は、異径に設定してあることを特徴とする実施態様1に記載の画像読取装置。
【0064】
実施態様3の画像読取装置は、周囲の状況に応じて、第2、第2付勢回転体の位置を設定することができる。
【0065】
(実施態様4)前記反転回転体の長さは、前記シート搬送方向に対して交差する方向の前記シートの長さより短く設定され、前記反転回転体の長さ方向には、前記シートを前記画像読取位置に押圧する押圧手段を配設してあることを特徴とする実施態様1に記載の画像読取装置。
【0066】
実施態様4の画像読取装置は、押圧手段によってシートを画像読取位置に押圧するので、画像読取位置からシートの浮き上がりを防止して、シートの画像を確実に読み取ることができる。
【0067】
(実施態様5)前記反転回転体の踏面と、前記押圧手段の前記読取手段に対向する面は、白色になっていることを特徴とする実施態様4に記載の画像読取装置。
【0068】
(実施態様6)前記反転回転体と、前記第1付勢回転体と、前記第2付勢回転体と、前記第3付勢回転体と、前記読取手段と、前記画像読取位置に配設されて上面を前記シートが通過するシートガラスと、前記反転回転体と前記第3付勢回転体によって搬送される前記シートを排出する排出手段とを有するシート状原稿読取機構と、ブック状原稿が載置されるプラテンガラスを有して、前記プラテンガラスの下方を前記読取手段が移動して前記ブック状原稿を読取可能なブック状原稿読取機構と、を備えたことを特徴とする実施態様1に記載の画像読取装置。
【0069】
(実施態様7)前記シート状原稿読取機構は、画像が形成されたシートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段上のシートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段によって搬送されるシートが重送されたとき該シートを1枚ずつに分離する分離手段とを備えた実施態様6に記載の画像読取装置。
【0070】
(実施態様8)前記ブック状原稿読取機構は、前記排出手段によって排出されたシートが積載される排出シート積載部を有していることを特徴とする実施態様6に記載の画像読取装置。
【0071】
(実施態様9)前記分離手段は、前記シートを挟んで1枚に分離する分離ローラと摩擦部材とを有していることを特徴とする実施態様6に記載の画像読取装置。
【0072】
(実施態様10)シートに形成された画像を読み取る画像読取装置と、前記画像読取装置によって読み取った画像をシートに形成する画像形成手段と、を備え、前記画像読取装置が実施態様1乃至9のいずれか1つに記載の画像読取装置であることを特徴とする画像形成装置。
【0073】
(実施態様11)前記第3付勢回転体の径を前記第1付勢回転体の径よりも小径に設定してあることを特徴とする実施態様1に記載の画像読取装置。
【0074】
【発明の効果】
本発明の画像読取装置は、第2付勢回転体を小径にしてあるので、第2付勢回転体を画像読取位置に接近させて、第2付勢回転体と反転回転体とで原稿を長時間保持することができて、原稿の画像の読取精度を低下させること無く、原稿の終端ぎりぎりまで画像を読み取ることができる。
【0075】
本発明の画像読取装置は、多数の回転体を使用することなく構成されているので、装置外形を小さくしてコストを低減させることができる。また、画像読取位置での原稿搬送を常に一定にすることができて、読取画像品質を高くすることができる。また、画像読取装置を使い勝手を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像読取装置を装置本体に装備してある画像形成装置の一例である複写機の外観斜視図である。
【図2】図1の複写機において、画像を形成したシートを排出した状態の図である。
【図3】図1の複写機を背面側から見た図である。
【図4】本発明の実施形態における、画像読取装置の外観斜視図である。
【図5】図1の複写機の記録紙の搬送方向に沿った断面図である。
【図6】図5における複写機の画像読取装置の部分拡大図である。
【図7】図6に示した矢印G方向から見た原稿読取搬送部の斜視図であり、一部の部品を省略した図である。
【図8】メインローラ、上流搬送ころ、読取前搬送ころ、読取後搬送ころの径の関係を示す図である。
【図9】従来の画像読取装置の正面断面図である。
【符号の説明】
D   原稿(シート)
P   記録紙(シート)
1   原稿圧板(シート積載部)
1a  原稿載置台
1c  上面(排出シート積載部)
2   圧板白地板
3   プラテンガラス
4   シートガラス
5   密着型イメージセンサ(読取手段)
5a  読取ライン(読取位置)
6   メインローラ(反転回転体)
6a  踏面
7   Uターンパス
9   分離ローラ(分離手段)
10   分離パット(摩擦部材、分離手段)
12   排紙ローラ(排出手段)
12a  対向ころ(排出手段)
14   読取白地板(押圧手段)
16   上流搬送ころ(付勢回転体)
17   上流搬送ころ(第1付勢回転体)
18   読取前搬送ころ(第2付勢回転体)
19   読取後搬送ころ(第3付勢回転体)
20   外周原稿ガイド
21   内周原稿ガイド
22   ヒンジ
37   感光体ドラム
38   プロセスカートリッジ(画像形成手段)
39   記録紙給紙部
41   シート状原稿読取機構
42   ブック状原稿読取機構
90   複写機(画像形成装置)
91   画像記録装置
92   画像読取装置
93   原稿読取搬送部
94   読取部ユニット
95   原稿スライダユニット
96   操作部

Claims (1)

  1. 反転回転体と、前記反転回転体より小径で前記反転回転体に接触する少なくとも3つの付勢回転体とで、画像が形成されたシートを挟み前記反転回転体に沿って反転搬送して、前記反転回転体の最下点に対向する画像読取位置に前記シートを搬送し、画像を読み取る読取手段によって、前記画像を読み取る画像読取装置において、
    前記読取手段の前記シート搬送方向の上流側に第1付勢回転体を配設し、前記第1付勢回転体と前記読取手段との間に第2付勢回転体を配設し、前記読取手段の下流側に第3付勢回転体を配設し、前記第2付勢回転体の径を前記第1付勢回転体の径よりも小径に設定してあることを特徴とする画像読取装置。
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