JP3372913B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JP3372913B2
JP3372913B2 JP30838799A JP30838799A JP3372913B2 JP 3372913 B2 JP3372913 B2 JP 3372913B2 JP 30838799 A JP30838799 A JP 30838799A JP 30838799 A JP30838799 A JP 30838799A JP 3372913 B2 JP3372913 B2 JP 3372913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像情報を
読み取る画像読取装置に関し、例えばファクシミリ装置
等の画像形成装置に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像読取装置としては、
図8に示すものがある。図8に示すように、画像読取手
段としての密着型イメージセンサ51に原稿を押圧する
原稿押圧手段52は、密着型イメージセンサ51の読取
面に密着する構成となっていた。
【0003】原稿押圧手段52は、白地シート52a
と、白地板金52bと、から構成されている。白地シー
ト52aは、上部をビス止めされて固定されている。白
地板金52bは、原稿搬送方向下流側を装置内部の上原
稿ガイドに引掛けて固定されている。
【0004】また、図9に拡大して示すように、原稿押
圧手段52を密着型イメージセンサ51の読取面に密着
させないように、原稿押圧手段52の長手方向両端にエ
ンボス52cを設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、原稿押圧手段52が密着型
イメージセンサ51の読取面に密着してしまうことがあ
り、画像の読取基準である白色度の出力が一部低下して
しまい、読取画像に白すじが出るという不具合があっ
た。
【0006】このため、原稿押圧手段52の密着を防止
するために精度の高いエンボスを設けたり、白地板金の
反りかたを規制する等の対策が必要であった。
【0007】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡単
な構成で確実に原稿押圧手段を読取面から離し、高品質
な読取画像を得る画像読取装置及び画像形成装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像読取装置にあっては、読取面上に搬送さ
れる原稿から読取位置で画像情報を読み取る画像読取手
段と、該画像読取手段の読取面に対向した押圧面で原稿
を押圧する原稿押圧手段と、を備えた画像読取装置にお
いて、前記原稿押圧手段は、前記押圧面の原稿搬送方向
上流側端部を前記読取面の前記読取位置よりも原稿搬送
方向上流側に当接させると共に、前記押圧面の原稿搬送
方向下流側に前記読取面と反対方向に折り曲げられた折
り曲げ部を設け、前記折り曲げ部の原稿搬送方向下流側
面を装置内に設けられた規制面に倣わせることによっ
て、前記押圧面の原稿搬送方向下流側端部を前記読取面
から離して位置決めし、前記読取位置で前記押圧面と前
記読取面との間に隙間を設けたことを特徴とする。
【0009】したがって、部品点数を増加することなく
簡単かつ低コストな構成で原稿押圧手段と読取面との間
に隙間が設けられ、原稿押圧手段と読取面とが密着する
ことなく常に一定の白色基準を得ることができるので、
読取画像に画像不良が生じることがなくなり、高品質な
読取画像を得ることができる。
【0010】前記読取面は、原稿搬送方向上流側を上方
に、原稿搬送方向下流側を下方に斜めに傾け、前記折り
曲げ部の原稿搬送方向下流側面を前記原稿押圧手段の自
重により前記規制面に倣わせたことが好ましい。
【0011】これにより、押圧面の原稿搬送方向下流側
端部の位置決めを、原稿押圧手段の自重が折り曲げ部の
原稿搬送方向下流側面にかかり、この面を規制面に倣わ
せたことで行なえる。
【0012】前記折り曲げ部は、前記押圧面に対して略
90°に折り曲げられ、前記規制面は、前記読取面に対
して鋭角になるように設けられたことが好ましい。
【0013】これにより、折り曲げ部の原稿搬送方向下
流側面を規制面に倣わせた時、確実に原稿押圧手段と読
取面との間に隙間を設けることができる。
【0014】前記原稿押圧手段は、前記押圧面に白地シ
ートが貼り付けられたことが好ましい。
【0015】前記白地シートは、両面テープ又は接着に
より貼り付けられたことが好ましい。
【0016】前記白地シートの長手方向両端に、装置内
部に取り付けられるための取り付け部を設けたことが好
ましい。
【0017】前記原稿押圧手段は、前記押圧面の原稿搬
送方向上流側に原稿搬送方向上流側に向かって前記読取
面から離れていく原稿ガイド部と、前記押圧面と前記原
稿ガイド部とを背面から押圧する弾性部材と、を備えた
ことが好ましい。
【0018】これにより、原稿ガイド部が背面から弾性
部材によって押圧され、押圧面と読取面との間の隙間が
より開き易くすることができる。
【0019】本発明の画像形成装置にあっては、上記の
画像読取装置と、該画像読取装置で読み取られた画像情
報をシートに画像形成する画像形成手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0020】したがって、読取画像に画像不良が生じる
ことがなくなり、高品質な読取画像を得ることができる
ので、シートに形成する画像も高品質にすることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0022】図1〜図7を参照して、実施の形態に係る
画像読取装置及び画像形成装置について説明する。尚、
説明の順次としては、先ず画像形成装置としてのファク
シミリ装置の概略構成について説明し、次に本発明を適
用した画像読取装置の構成及びその動作について説明す
る。
【0023】先ず、図6、図7を参照してファクシミリ
装置の概略構成について説明する。図6、図7におい
て、1は装置本体であって、読み取り対象としての原稿
Sの画像を読み取る画像読取部2と、記録対象のシート
としての記録紙Pに画像を形成する画像形成部10と、
により構成されている。
【0024】画像読取部2は、複数枚の原稿Sが載置可
能な原稿載置台8aを有する上面カバー8と、原稿Sの
画像情報を読み取る画像読取手段としての密着型イメー
ジセンサ4と、密着型イメージセンサ4に原稿Sを押圧
する原稿押圧手段5と、を備えている。
【0025】また、画像読取部2は、原稿載置台8a上
に載置された原稿Sを一枚ずつ順次給送し、密着型イメ
ージセンサ4を介して搬出する原稿搬送部3と、原稿S
の搬送経路を形成する上原稿ガイド6及び下原稿ガイド
7と、を有している。
【0026】原稿載置台8aを有する上面カバー8は、
後述するカートリッジの交換やジャム処理が容易に行え
るように、装置本体1に対して開閉可能に取り付けられ
ている。
【0027】また原稿載置台8aには原稿Sの搬送方向
と直交する幅方向にスライド可能なスライダ8bが設け
られており、スライダ8bにより原稿載置台上に載置さ
れた原稿Sの幅両端を揃えることができるようになって
いる。
【0028】また、密着型イメージセンサ4は、光源と
してのLEDアレイから原稿Sの画像情報面に光を照射
し、画像情報面を反射した反射光をセルフォックレンズ
(登録商標)でセンサ素子に結像して画像情報を読み取
るものである。
【0029】なお、本発明を適用した画像読取装置とし
ての画像読取部2についての詳しい説明は後述する。
【0030】画像形成部10は、記録紙Pを積載する記
録紙積載部23と、記録紙積載部23から記録紙Pを一
枚ずつ順次給送する記録紙給送部12と、給送された記
録紙Pに画像を形成する画像形成手段11と、画像形成
手段11に画像情報としてのレーザー光を照射するレー
ザースキャナ13と、を備えている。
【0031】また、画像形成部10は、画像形成終了後
に排出される記録紙P又は読取終了後に排出される原稿
Sを積載保持する共用排出トレイ19と、画像形成後に
Uターン排出される記録紙Pを積載保持する記録紙排出
台18と、搬送される記録紙Pを案内支持する搬送ガイ
ド17と、を有している。
【0032】記録紙給送部12は、給送が開始される
と、分離ローラ12bに圧接された記録紙Pが分離ロー
ラ12bとこれに圧接する分離パッド12aによって一
枚ずつに分離された後、搬送ローラ12cとこれに圧接
して従動回転する搬送コロ12dにより、画像形成手段
11の感光体ドラム11aに形成された画像(トナー
像)の先端と記録紙Pの先端が一致するようにタイミン
グを合わせて、画像形成手段11の感光体ドラム11a
と転写手段11fとの間に搬送される。
【0033】なお、記録紙積載部23は複数枚の記録紙
Pを積載することが可能で、記録紙セット可能枚数を約
100枚程度としている。
【0034】更に、積載セット可能な記録紙のサイズは
A4サイズ、レターサイズ、リーガルサイズの3種類と
している。しかしながら、本発明は、記録紙セット可能
枚数及び積載セット可能な記録紙のサイズが上記のもの
に限定されるものではなく、必要に応じて適宜構成すれ
ば良い。
【0035】記録紙Pのカセット部20は装置本体1の
底部に配設されている。カセット20aに積載された記
録紙Pは、圧接部材20bにより中板20cが上方に回
動させられることによって分離ローラ14bとに圧接
し、分離パッド14aによって一枚ずつ分離され(摩擦
片分離方式)、分離パッドガイド14eに沿って搬送さ
れ、さらに搬送ローラ14cと、リアカバーに配置され
たカバー側Uターンガイド14fと、装置本体側に配置
された本体側Uターンガイド14gによって反転され搬
送ローラ12cに達する。
【0036】その後は、前述の画像形成部10と同様で
ある。記録紙積載部23とカセット給紙部20の選択は
任意に選択することができる。
【0037】画像形成手段11では、まず、画像信号に
基づいてレーザースキャナ13のレーザービーム発振器
から画像信号であるレーザー光が射出される。このレー
ザー光は、ポリゴンミラー13b、レンズ13a及び折
り返しミラー13cによって、画像形成手段11の感光
体ドラム11aに照射され、感光体ドラム11aの表面
に画像が形成される。
【0038】画像形成手段11において、感光体ドラム
11aは、これに作用するプロセス手段としての帯電手
段11b、現像手段11c、クリーニング手段11dと
共に枠体内に組み込まれ、プロセスカートリッジ11e
が構成されている。このプロセスカートリッジ11eは
装置本体1に対して着脱自在に構成されている。
【0039】したがって、前述した画像形成時には帯電
手段11bにより均一に帯電された感光体ドラム11a
の表面に、レーザースキャナ13からレーザー光が照射
されて潜像が形成され、潜像が現像手段11cから供給
されるトナーによって顕像(トナー像)化されるように
なっている。
【0040】また、画像形成手段11において、感光体
ドラム11a周辺部には、感光体ドラム表面に形成され
たトナー像を記録紙Pに転写するための転写手段11f
が配置されており、更に感光体ドラム11aよりも下流
側の記録紙搬送経路には転写されたトナー像を記録紙P
に定着させるための定着手段14が配置されている。な
お、図6中、15、16は排出ローラ対である。
【0041】したがって、記録紙積載部23から画像形
成手段11にタイミングを合わせて給送された記録紙P
は、転写手段11fにより感光体ドラム11a表面に形
成されたトナー像が転写された後、搬送ガイド17に沿
って搬送され、定着手段14によりトナー像が定着され
て、排出ローラ対15により共用排出トレイ19、或い
はUターンパスを介して排出ローラ対16により記録紙
排出台18に排出されるように構成されている。
【0042】なお、画像形成中にジャムが発生した場合
には、原稿載置台8aを有する上面カバー8の開閉バー
を開けることによって、装置内部に滞留している記録紙
Pを容易に取り出すことができる。
【0043】次に、図1〜図5を参照して、画像読取部
2の構成及び動作について説明する。
【0044】図1は原稿押圧手段5と上原稿ガイド6と
の結合部を示す要部斜視図である。図2は、原稿押圧手
段5の構成図であり、(a)は上面図、(b)は側面
図、(c)は正面図、(d)は(c)のA−A断面図で
ある。図3は画像読取部2の模式断面図である。図4、
5は原稿押圧手段5と密着型イメージセンサ4とを拡大
して示す読取部の拡大図である。
【0045】先ず、図3を参照して、画像読取部2の構
成を原稿Sの流れに沿って説明する。図3に示すよう
に、画像読取部2では、原稿載置台8a(図6参照)上
に原稿Sを積載する時に、原稿Sの先端が分離ローラ3
aとこれに圧接した予備圧接アーム3hに挟まれる。
【0046】このようにして原稿Sがセットされた後、
原稿Sの搬送をスタートすると、原稿Sは分離ローラ3
aとこれに圧接した予備圧接アーム3hにより、摩擦片
3bまで送られる。
【0047】そして、分離ローラ3aとこれに圧接した
摩擦片3bにより1枚ずつ分離、給送される。
【0048】この一枚に分離された原稿Sは更に押圧バ
ネ3iにより押圧された給紙コロ3cと圧接した給紙ロ
ーラ3d等によって密着型イメージセンサ4に搬送さ
れ、後述する原稿押圧手段5により押圧されて密着型イ
メージセンサ4に密着されつつ、順次原稿をライン送り
されながら画像情報を読取られる。
【0049】その後、原稿Sは押圧バネ3iにより押圧
された排紙コロ3eと圧接した排紙ローラ3fによって
共用排紙トレイ19(図7参照)に排出されるようにな
っている。
【0050】この間、原稿Sは上原稿ガイド6と下原稿
ガイド7によりガイドされて原稿搬送路を搬送される。
【0051】なお、上原稿ガイド6側には予備圧接アー
ム3h、摩擦片3b、給紙コロ3c、排紙コロ3e、押
圧バネ3i、原稿押圧手段5等が設けられており、下原
稿ガイド7側には分離ローラ3a、給紙ローラ3d、排
紙ローラ3f、密着型イメージセンサ4等が設けられて
いる。
【0052】そして、上原稿ガイド6側は下原稿ガイド
7側に対して図3に示す矢印方向に開閉可能になってい
る。よって、ジャム等が発生した場合には、上原稿ガイ
ド6側を開くことにより原稿搬送路が開放され、ジャム
処理が容易に行えるようになっている。
【0053】次に、原稿押圧手段5について詳しく説明
する。図1及び図2、図3において、原稿押圧手段5は
原稿Sを密着型イメージセンサ4に押圧するためのもの
である。
【0054】この原稿押圧手段5は、白地シート5a
と、白地シート5aを介して原稿Sを密着型イメージセ
ンサ4の読取面上に押圧する原稿押圧部材5bとにより
構成されている。
【0055】図2に示すように、白地シート5aと原稿
押圧部材5bは両面テープによって結合されている。な
お、白地シート5aと原稿押圧部材5bの結合方法はこ
れに限定されるものではなく、両面テープ以外のその他
の貼着材(アクリル系、ゴム系貼着剤)或いは接着剤に
より結合してもよい。
【0056】また白地シート5aは、図1及び図2に示
すように、その長手方向両端(原稿搬送方向と直交する
幅方向両端)に上原稿ガイド6への取り付け部となる取
付穴5a1を有している。
【0057】この白地シート5aは、変形自存であり、
具体的には例えば、ポリエステルフィルム、合成紙(ユ
ポ)、ポリカーボネートシート、塩化ビニルシート等の
材料により形成されている。
【0058】そして、上原稿ガイド6には、白地シート
5aの取付穴5a1を引っ掛け支持するための引っ掛け
部としての三角リブ6aが設けられている。
【0059】更に三角リブ6aには、白地シート5aの
取付穴5a1の抜け止めのための抜け止め部6bと、原
稿押圧手段5を上原稿ガイド6へ取り付けるときに白地
シート5aの取付穴5a1を案内するための斜面6cが
設けられている。
【0060】ここで、図1に示す三角リブ6aが取付穴
5a1に引っ掛け支持された時に形成される隙間t1〜
t4は、原稿押圧手段5が所定の位置に動けるように開
けてある隙間である。
【0061】したがって、前述の如く結合した原稿押圧
手段5の上原稿ガイド6への取付は、白地シート5aの
取付穴5a1を三角リブ6aの斜面6cに沿って押し込
み、押し込みによって長手方向内側に撓んだ白地シート
5aの取付穴5alを長手方向外側に向かって開き、三
角リブ6aに差し込むことにより、容易に取り付けるこ
とができる。
【0062】上述したように、原稿押圧部材5bは白地
シート5aと両面テープによって結合されており、原稿
押圧部材5bが結合された変形自在な白地シート5aを
上原稿ガイド6の所定位置に押し込み、その取付穴5a
1を上原稿ガイド6の三角リブ6aに差し込むだけで簡
単に取り付けることができる。
【0063】図4に本発明における白地シート5aの張
り付き防止方法を示す。原稿押圧部材5bは、原稿搬送
方向下流側に、略90°に曲げ上げた折り曲げ部に下流
面5b1を持ち、上原稿ガイド6は読取面4aと鋭角y
°になるような規制面6dを持っている。今回は、y°
の値を88°としている。
【0064】読取面4aは図3に示すように角度θを持
っため、図4で原稿押圧部材5bは、重力により下流面
5b1が上原稿ガイド6の規制面6dに倣い、原稿Sを
押圧する押圧面5a2の原稿搬送方向下流側端部が読取
面4aから離れた状態で固定され、読取面4aに対し隙
間xが生じる。この隙間xは、yの値により調整するこ
とができる。
【0065】この構成によれば、押圧面5a2の原稿搬
送方向上流側端部であるZ部のみが白地シート5aと読
取面4aの密着部となり、読取位置V部では微少の隙間
を開けることができる。
【0066】これにより、白地シート5aの読取面4a
への張り付きによるプリスキャン時の白色度の低下を防
ぎ、常に一定の出力が得られる。
【0067】また、図5に示すように、弾性部材として
の原稿押圧圧縮ばね5cを原稿押圧手段5の背面側に設
けることによって、原稿の押圧を高めている。この時、
原稿押圧圧縮ばね5cを原稿押圧部材5bの押圧面5a
2の原稿搬送方向上流側に設けられた原稿ガイド部の上
流側斜面5b2に乗り上げさせることにより、原稿押圧
圧縮ばね5cで押圧しても矢印f方向の力が働き、前述
の隙間を確実に確保できるようにしている。
【0068】今回は、原稿押圧圧縮ばね5cを3個用い
ているが、本発明は個数を限定するものでないことは言
うまでもない。前述した実施の形態では、1つの原稿押
圧手段5について例示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、原稿押圧部材5bに金属を用いた原稿
押圧手段5に応用できることは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、原稿押
圧手段と読取面との間に隙間が設けられ、読取位置で押
圧面と読取面とが密着して白色度が低下するという不具
合を簡単かつ低コストに解消でき、プリスキャン時に常
に安定した白色基準の出力が得られ、読取画像に画像不
良が生じることがなくなり、高品質な読取画像を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る原稿押圧手段を示す
斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る原稿押圧手段を示す
3面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像読取部を示す概
略断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る原稿押圧手段と密着
型イメージセンサを示す拡大図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る原稿押圧手段と密着
型イメージセンサを示す拡大図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置を
示す概略断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置を
示す斜視図である。
【図8】従来技術の画像読取装置を示す概略断面図であ
る。
【図9】従来技術の原稿押圧手段を示す側面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 画像読取部 3 原稿搬送部 3a 分離ローラ 3b 摩擦片 3c 給紙コロ 3d 給紙ローラ 3e 排紙コロ 3f 排紙ローラ 3g ストッパ 3h 予備圧接アーム 4 密着型イメージセンサ 4a 読取面 5 原稿押圧手段 5a 白地シート 5a1 取付穴 5a2 押圧面 5b 原稿押圧部材 5b1 下流面 5b2 上流側斜面 6 上原稿ガイド 6a 三角リブ 6b 抜け止め部 6c 斜面 6d 規制面 7 下原稿ガイド 8 上面カバー 8a 原稿載置台 8b スライダ 10 画像形成部 11 画像形成手段 11a 感光体ドラム 11b 帯電手段 11c 現像手段 11d クリーニング手段 11e プロセスカートリッジ 11f 転写手段 12 記録紙給送部 12a 分離パッド 12b 分離ローラ 12c 搬送ローラ 12d 搬送コロ 13 レーザースキャナ 13a レンズ 13b ポリゴンミラー 13c 折り返しミラー 14 定着手段 15,16 排出ローラ対 17 搬送ガイド 18 記録紙排出台 19 共用排出トレイ 21 スライダ 23 記録紙積載部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取面上に搬送される原稿から読取位置で
    画像情報を読み取る画像読取手段と、 該画像読取手段の読取面に対向した押圧面で原稿を押圧
    する原稿押圧手段と、を備えた画像読取装置において、 前記原稿押圧手段は、前記押圧面の原稿搬送方向上流側
    端部を前記読取面の前記読取位置よりも原稿搬送方向上
    流側に当接させると共に、前記押圧面の原稿搬送方向下
    流側に前記読取面と反対方向に折り曲げられた折り曲げ
    部を設け、 前記折り曲げ部の原稿搬送方向下流側面を装置内に設け
    られた規制面に倣わせることによって、前記押圧面の原
    稿搬送方向下流側端部を前記読取面から離して位置決め
    し、 前記読取位置で前記押圧面と前記読取面との間に隙間を
    設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記読取面は、原稿搬送方向上流側を上方
    に、原稿搬送方向下流側を下方に斜めに傾け、 前記折
    り曲げ部の原稿搬送方向下流側面を前記原稿押圧手段の
    自重により前記規制面に倣わせたことを特徴とする請求
    項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記折り曲げ部は、前記押圧面に対して略
    90°に折り曲げられ、 前記規制面は、前記読取面に対して鋭角になるように設
    けられたことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】前記原稿押圧手段は、前記押圧面に白地シ
    ートが貼り付けられたことを特徴とする請求項1、2、
    又は3に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記白地シートは、両面テープ又は接着に
    より貼り付けられたことを特徴とする請求項4に記載の
    画像読取装置。
  6. 【請求項6】前記白地シートの長手方向両端に、装置内
    部に取り付けられるための取り付け部を設けたことを特
    徴とする請求項4又は5に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】前記原稿押圧手段は、前記押圧面の原稿搬
    送方向上流側に原稿搬送方向上流側に向かって前記読取
    面から離れていく原稿ガイド部と、前記押圧面と前記原
    稿ガイド部とを背面から押圧する弾性部材と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載
    の画像読取装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか一つに記載の画
    像読取装置と、 該画像読取装置で読み取られた画像情報をシートに画像
    形成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
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