JP2002265080A - 自動給紙装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

自動給紙装置、画像読取装置及び画像形成装置

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JP2002265080A
JP2002265080A JP2001061540A JP2001061540A JP2002265080A JP 2002265080 A JP2002265080 A JP 2002265080A JP 2001061540 A JP2001061540 A JP 2001061540A JP 2001061540 A JP2001061540 A JP 2001061540A JP 2002265080 A JP2002265080 A JP 2002265080A
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friction
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Daigo Nakagawa
大午 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な作業工程により摩擦片を再生すること
により、コストを削減し耐久性の向上した自動給紙装
置、画像読取装置および画像形成装置を提供する。 【解決手段】 摩擦片32の摩擦部32aが分離ローラ
31との摩耗により削れてきた場合、装置外部方向に原
稿搬送部3を開けてネジNを緩める。そして、原稿搬送
部3を閉めて原稿搬送がスタートすると分離ローラ31
は原稿Sを搬送する方向(図1中Z方向)に回転し、摩擦
片32も丸長穴32c〜dにガイドされて原稿Sを搬送す
る方向(図1中Y方向)に摺動する。この構成により、削
れ部32bは原稿Sの進行方向に摺動し、摩擦片32の
摩耗されていない新しい部分が分離ローラ31との摩擦
部32aとなるので、初期の厚みが戻って再生されるた
め、耐久性が飛躍的に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばファクシミ
リ装置などの、原稿の画像を読み取ったり、シート上に
画像を形成する、画像読取装置や画像形成装置に関し、
特に、これらの装置に備えられる、シートを給紙するた
めの自動給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動給紙装置としては、
原稿を分離するための摩擦片は取付け部に固定されてい
た。その従来の技術にかかる自動給紙装置及び摩擦片の
構成例を示した概略図が図5、図6である。
【0003】従来の自動給紙装置は図5に示すように構
成され、原稿載置台8aに載せられた複数枚の原稿S
は、分離ローラ31によって下流側へ搬送され、ホルダ
41に取り付けられた摩擦片32によって一枚ずつ分離
されて、上原稿ガイド6及び下原稿ガイド7にガイドさ
れて順次画像読取部2へ送られる。摩擦片32は、図6
に示すように、ホルダ41への取付穴45、及び表裏を
区別するための切り欠き46を有する。なお、図5にお
いて42はホルダ支点、43は挿入ガイド、44は板バ
ネである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0005】図5において、摩擦片32と分離ローラ6
の接触部は摩擦により削れてしまう。その結果、原稿S
は前記接触部にて搬送不良を起こしてしまう。そこで、
分離品質を保つためには、摩擦片32を取り替えなけれ
ばならなかった。その際、摩擦片32の交換には時間と
労力を要し、さらにその都度、摩擦片32を新品に交換
しなければならず、その分多大なコストがかかってい
た。
【0006】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
簡易な作業工程により摩擦片を再生することにより、耐
久性が向上した自動給紙装置、画像読取装置および画像
形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る自動給紙装置は、シート材搬送部にお
いて分離ローラと摩擦片とで圧接される摩擦部にて複数
枚のシート材を分離して一枚ずつ給送する自動給紙装置
であって、前記分離ローラとの圧接で摩耗した前記摩擦
片を摺動させて、前記摩擦片の新しい部分を前記摩擦部
とすることで、前記摩擦片の摩擦部を再生する。
【0008】摩耗した前記摩擦片を摺動させることによ
り前記摩擦片の新しい部分を前記摩擦部とすることで、
簡易な作業工程で新品と交換することなく新品と同様の
状態とすることができる。
【0009】具体的には、前記摩擦片を係止する係止機
構と、前記係止を解除した場合に、前記分離ローラの搬
送力によって摺動される摩擦片の該摺動を規制する規制
機構とを備え、前記摩擦片が摩耗した場合に前記係止機
構による係止を解除して前記摩擦片を摺動させて、前記
摩擦片の新しい部分を前記摩擦部とすることで、前記摩
擦片の摩擦部を再生する。
【0010】そして、前記規制機構として、前記摩擦片
に少なくとも一つ以上の搬送方向に長手の長穴を備え、
前記係止機構として、前記長穴にネジ止めされたネジを
備えた。
【0011】上記構成において、ユーザがシート材搬送
部を空けてネジを緩めるだけで前記摩擦片の摩擦部が再
生(リニューアル)され耐久性が飛躍的に向上する。ま
た、前記摩擦片に搬送方向に長手の長穴を有することに
より前記摩擦片の移動、位置決めを可能にできる。
【0012】前記分離ローラとこれに圧接した前記摩擦
片により前記シート材搬送部に積載した複数枚の前記シ
ート材を最下層より一枚ずつ分離することが望ましい。
これにより安定した自動給紙を行うことができる。
【0013】前記係止機構による係止を解除して前記摩
擦片を摺動させる工程を行うために前記シート材搬送部
を開閉可能とすると有効である。前記シート材搬送部を
開放することにより上記の摩擦片を摺動させる一連の工
程が容易に行えるようになっている。
【0014】前記長穴が前記摩擦部の長さと同程度の余
裕を有していることが望ましい。これは、摩耗した前記
摩擦片を摺動して完全に新しい部分に前記摩擦部をして
再生するためである。
【0015】積載されたシート材を給送する給紙手段
と、給紙された前記シート材を搬送する搬送手段と、前
記シート材に形成された画像を読み取る画像読取手段と
を備えた画像読取装置において、上記のような構成の前
記自動給紙装置を画像読取装置の前記給紙手段に備える
と有効である。
【0016】また、積載されたシート材を給送する給紙
手段と、給紙された前記シート材を搬送する搬送手段
と、前記シート材に画像を形成する画像形成手段と、形
成された前記画像をシート材に定着させる定着手段とを
備えた画像形成装置において、上記のような構成の前記
自動給紙装置を画像形成装置の前記給紙手段に備えても
有効である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照し、この発明の
実施の形態について詳細に説明する。ただし、この実施
の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、
その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、
この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のも
のではない。また、以下の図面において、前述の従来技
術の説明で用いた図面に記載された部材、及び既述の図
面に記載された部材と同様の部材には同じ番号を付す。
【0018】図4を参照して本発明の実施の形態に係る
ファクシミリ装置の概略構成について説明する。図4に
おいて、1は装置本体であって、読み取り対象としての
原稿Sの画像を読み取る画像読取部2と、記録対象とし
ての記録紙Pに画像を記録する画像記録部10とにより
構成されている。
【0019】画像読取部2は複数枚の原稿Sが載置可能
な原稿載置台8aを有する上面カバー8と、原稿Sの画
像情報を読み取る読み取り手段としての密着型イメージ
センサ4と、密着型イメージセンサ4に原稿Sを押圧す
る原稿押圧手段4aと、原稿台載置台8a上に載置された
原稿Sを最下層より一枚ずつ順次給送し密着型イメージ
センサ4を介して搬出する原稿搬送部3と、原稿Sの搬
送経路を形成する上原稿ガイド6及び下原稿ガイド7と
を有している。
【0020】原稿載置台8aを有する上面カバー8は、
後述するカートリッジの交換やジャム処理が容易に行え
るように、装置本体1に対して開閉可能に取り付けられ
ている。また、原稿載置台8aには原稿Sの搬送方向と
直交する幅方向にスライド可能なスライダ8bが設けら
れており、スライダ8bにより原稿載置台8a上に載置さ
れた原稿Sの両端を揃えることができるようになってい
る。
【0021】また、読み取り手段としての密着型イメー
ジセンサ4は光源としてのLEDアレイ(図示せず)から
原稿Sの画像情報面に光を照射し、前記画像情報面で反
射した反射光をセルフォックレンズ(登録商標)で集光
し、センサ素子の受光面上に原稿Sの像を形成して画像
情報を読み取るものである。なお、本発明を適用した画
像読取装置としての画像読取部2については後述する。
【0022】画像記録部10は、記録対象としての記録
紙Pを積載する記録紙積載部23と、記録紙積載部23
から記録紙Pを一枚ずつ順次給送する記録紙給送部12
と、給送された記録紙Pに画像を記録形成する画像形成
部11と、画像形成部11に画像情報としてのレーザ光
を照射するレーザスキャナ13と、読み取り終了後に排
出される記録紙Pを積載保持する共用排出トレイ19
と、記録後にUターン排出される記録紙Pを積載保持す
る記録紙排出台18と、搬送される記録紙Pを案内支持
する搬送ガイド17とを有している。
【0023】分離搬送部12は、給送が開始されると、
分離ローラ12bに圧接された記録紙Pは、分離ローラ
12bとこれに圧接する分離パッド12aによって一枚ず
つに分離された後、搬送ローラ12cとこれに圧接して
従動回転する搬送コロ12dにより、画像形成部11に
て形成された画像(トナー像)の先端と記録紙Pの先端が
一致するようにタイミングを合わせて、画像形成部11
の感光体ドラム11aと転写手段11fとの間に搬送され
る。
【0024】本実施形態では、記録紙積載部23は複数
枚の記録紙Pを積載することが可能で、記録紙Pセット
可能枚数を約100枚程度としている。さらに、積載セ
ット可能な記録紙PのサイズはA4サイズ、レターサイ
ズ、リーガルサイズの3種類としている。なお、記録紙
Pセット可能枚数及び積載セット可能な記録紙Pのサイ
ズが上記のものに限定される趣旨ではなく、必要に応じ
て適宜記録紙積載部23を構成すれば良い。また、記録
紙載置部23にも記録紙側スライダ21が設けられてお
り、記録紙側スライダ21により記録紙載置部23上に
載置された記録紙Pの両端を揃えることができるように
なっている。
【0025】カセット給紙部20は装置本体1の底部に
配設されている。カセット20aに記載された記録紙P
は、圧接部材20bにより中板20cが上方に回動させら
れることによって分離ローラ14bに圧接される。そし
て、カセット側分離パッド14aによって一枚ずつ分離
され(摩擦片分離方式)、分離パッドガイド14eに沿っ
て搬送される。さらに、カセット側搬送ローラ14cと
カセット側搬送コロ14dに挟持搬送され、リアカバー
に配置されたカバー側Uターンガイド14fと、装置本
体1側に配置された本体側Uターンガイド14gによっ
て反転され搬送ローラ12cに達する。その後は、前述
の記録載置部23と同様である。記録載置部23と前記
カセット給紙部20の選択は任意に選択することができ
る。
【0026】画像形成部11では、まず画像信号に基づ
いてレーザスキャナ13のレーザビーム発振器(図示せ
ず)から画像信号であるレーザ光が射出される。このレ
ーザ光はポリゴンミラー13b、レンズ13a及び折り返
しミラー13cによって画像形成部11の感光体ドラム
11aに照射され、感光体ドラム11a表面に画像が形成
される。
【0027】画像形成部11において、感光体ドラム1
1aは、これに作用するプロセス手段としての帯電手段
11b、現像手段11c、クリーニング手段11dと共に
枠体内に組み込まれ、プロセスカートリッジ11eは装
置本体1に対して着脱自在に構成されている。従って、
前述した画像形成時には帯電手段11bにより均一に帯
電された感光体ドラム11aの表面にレーザスキャナ1
3からレーザ光が照射されて潜像が形成され、前記潜像
が現像手段11cから供給されるトナーによって顕像(ト
ナー像)化されるようになっている。
【0028】また、画像形成部11において、感光体ド
ラム11a周辺部には、感光体ドラム11a表面に形成さ
れた前記トナー像を記録紙Pに転写するための転写手段
11fが配置されており、さらに、感光体ドラム11a
よりも下流側の記録紙搬送経路には転写されたトナー像
を記録紙に定着させるための定着手段9が配置されてい
る。なお、図4中、15、16は排出ローラ対である。
【0029】従って、記録紙積載部23から画像形成部
11にタイミングを合わせて給送された記録紙Pは、転
写手段11fにより感光体ドラム11a表面に形成された
前記トナー像が転写された後、搬送ガイド17に沿って
搬送され、定着手段9により前記トナー像が定着され
て、第1排出ローラ対15により共用排出トレイ19に
或いはUターンパスを介して第2排出ローラ対16によ
り記録紙排出台18に排出されるように構成されてい
る。なお、記録中にジャムが発生した場合には、原稿載
置台8aを有する上面カバー8の開閉バーを開けること
によって装置内部に滞留している記録紙Pを容易に取り
出すことができる。
【0030】次に、図3を参照して、本発明を適用した
画像読取装置の構成及び動作について説明する。図3に
示すように、画像読取部2では、原稿載置台8a(図4参
照)上に複数枚の原稿Sを積載すると、原稿Sの先端が
分離ローラ31とこれに圧接した予備圧接アーム38に
挟まれる。原稿Sがセットされた後、原稿Sの搬送をス
タートすると、原稿Sは分離ローラ31と予備圧接アー
ム38とにより、摩擦片32部まで送られる。
【0031】そして、分離ローラ31とこれに圧接した
摩擦片32に押圧された複数枚の原稿Sにおいて、最下
層の原稿Sに対して分離ローラが回転することにより一
枚ずつ分離され、順次給送される。この一枚に分離され
た原稿Sは、さらに押圧バネ39により押圧された給紙
コロ33と圧接した給紙ローラ34等によって密着型イ
メージセンサ4に搬送され、後述する原稿押圧手段4a
により密着型イメージセンサ4に密着されつつ順次原稿
Sをライン送りされながら画像情報を読み取られる。そ
の後、原稿Sは押圧バネ39により押圧された排紙コロ
35と圧接した排紙ローラ36によって搬送し、共用排
紙トレイ19(図4参照)に排出されるようになってい
る。この間、原稿Sは上原稿ガイド6と下原稿ガイド7
によりガイドされる。
【0032】上原稿ガイド6側には、予備圧接アーム3
8、摩擦片32、給紙コロ33、排紙コロ35、原稿押
圧手段4a等が設けられており、下原稿ガイド7側には
分離ローラ31、給紙ローラ34、排紙ローラ36、密
着型イメージセンサ4等が設けられている。そして、原
稿搬送部3は上原稿ガイド6側の部分が開閉できる構成
で、上原稿ガイド6側は装置外部方向(図3中X方向)に
開放可能となっている。従って、上原稿ガイド6側を開
くことにより後述の摩擦片32を摺動させる一連の工程
が容易に行えるようになっている。また、ジャム等が発
生した場合にも、上原稿ガイド6側を開くことにより原
稿搬送路が開放され、ジャム処理が容易に行えるように
なっている。
【0033】次に、本発明を適用した分離部5について
説明する。図1(a)、(b)に示すように摩擦片32は固定
部材30を介してネジN(係止機構)で固定されている。
ここで、摩擦片32の摩擦部32aが分離ローラ31と
の摩耗により削れてきた場合、装置外部方向(図3中X
方向)に原稿搬送部3の上原稿ガイド6側を開けてネジ
Nを緩める。そして、原稿搬送部3の上原稿ガイド6側
を閉めて原稿搬送がスタートすると分離ローラ31は原
稿Sを搬送する方向(図1中Z方向)に回転し、摩擦片3
2も原稿Sを搬送する方向(図1中Y方向)に摺動する。
【0034】図2(a)、(b)は摩擦片32の構成を示す平
面図、図2(c)、(d)は底面図である。図2(a)に示すよ
うに摩擦片32には本実施形態においては丸長穴を3つ
設けた。図2(b)で37a、37bは摩擦片カバー37か
ら出るボスであり、37cはネジNの下穴である。初期
状態(摩擦片32が新品)のときは、図2(b)に示すよう
にネジNの下穴37cが中央の丸長穴32cのY方向側
に、ボス37a、37bは両端の丸長穴32d、32eのY
方向側にそれぞれ位置している。ネジNは前記の状態で
丸長穴32cにネジ止めされている。
【0035】本実施形態では、ネジN、ボス37a、3
7bと丸長穴32c、32d、32eとが規制機構を構成し
ており、丸長穴32c、32d、32eの方向で摩擦片3
2の摺動方向を規制し、丸長穴32c、32d、32eの
長さで摩擦片32の摺動量を規制している。丸長穴32
c、32d、32eの長さは、摩擦部32aの長さと同程度
以上の余裕をもって設定されている。これは、摩耗した
摩擦片32を摺動して完全に新しい部分に摩擦部32a
をして再生するためである。
【0036】図2(c)、(d)に示すように、前述のとおり
ネジNの緩められた摩擦片32は、図2(c)の状態か
ら、図2(d)の状態に丸長穴32c、32d、32eにガ
イドされてY方向に摺動する。なお、摩擦片32の丸長
穴は中央に位置する第1丸長穴32c一つであっても同
様の効果が得られるため差し支えない。
【0037】この構成により、削れ部32bは原稿Sの
進行方向に摺動し、摩擦片32の摩耗されていない新し
い部分が分離ローラ31との摩擦部32aとなるので、
初期の厚みが戻って再生されるため、耐久性が飛躍的に
向上する。すなわち本実施形態によれば、ユーザがネジ
を一本緩めるだけの工程で摩擦片が再生(リニューアル)
されるため、従来の技術よりはるかに長く分離搬送品質
を維持できる。また、従来の技術では多大なコストがか
かっていた摩擦片の交換をする必要がなくなったためコ
ストを削減できる。
【0038】なお、固定部材30の材質は板金でも樹脂
一体成形のものでもかまわない。また、固定部材30の
摩擦片32との接触部は摩擦力を高めるため突起や表面
処理を施した構成としてもよい。
【0039】本実施形態では、前述のとおり画像読取装
置の分離部5に本発明を適用しているが、実施形態の分
離部5の摩擦片32の構成を、前記画像形成装置の記録
紙給送部12の分離パッド12a、もしくはカセット側
記録紙給送部14のカセット側分離パッド14aに適用
しても、前述の画像読取装置に本発明を適用した本実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0040】なお、本実施形態においては、自動給紙装
置としてファクシミリ装置を例示したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば複写機やスキャナなどに備え
られた他の自動給紙装置であってもよく、前記自動給紙
装置における分離部5に本発明を適用することにより本
実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実
施形態では、記録方式として電子写真方式を例示したが
これに限らず、例えばインクジェット方式などの他の記
録方式であってもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分離ローラとの圧接で摩耗した摩擦片を摺動させて、前
記摩擦片の新しい部分を前記摩擦部として新品と同様の
状態とできるので、簡易な作業工程によって摩擦片を再
生することにより、耐久性が向上した自動給紙装置、画
像読取装置および画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動給紙装置の分
離部の模式断面図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる摩擦片の構成を示
す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる自動給紙装置の構
成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる自動給紙装置を備
えたファクシミリ装置の構成を示す断面図である。
【図5】従来例における自動給紙装置の構成を示す部分
断面図である。
【図6】従来例における摩擦片の構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置本体 2 画像読取部 3 原稿搬送部 4 密着型イメージセンサ 4a 原稿押圧手段 5 分離部 6 上原稿ガイド 7 下原稿ガイド 8 上面カバー 9 定着手段 10 画像記録部 11 画像形成部 12 記録紙給送部 13 レーザスキャナ 14 カセット側記録紙給送部 20 カセット給紙部 23 記録紙積載部 30 固定部材 31 分離ローラ 32 摩擦片 32a 摩擦部 32b 削れ部 32c 第1丸長穴 32d 第2丸長穴 32e 第3丸長穴 37 摩擦片カバー 37a 第1ボス 37b 第2ボス 37c 下穴 N ネジ P 記録紙 S 原稿

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材搬送部において分離ローラと摩
    擦片とで圧接される摩擦部にて複数枚のシート材を分離
    して一枚ずつ給送する自動給紙装置であって、 前記分離ローラとの圧接で摩耗した前記摩擦片を摺動さ
    せて、前記摩擦片の新しい部分を前記摩擦部とすること
    で、前記摩擦片の摩擦部を再生する自動給紙装置。
  2. 【請求項2】 シート材搬送部において分離ローラと摩
    擦片とで圧接される摩擦部にて複数枚のシート材を分離
    して一枚ずつ給送する自動給紙装置であって、 前記摩擦片を係止する係止機構と、前記係止を解除した
    場合に、前記分離ローラの搬送力によって摺動される摩
    擦片の該摺動を規制する規制機構とを備え、 前記摩擦片が摩耗した場合に前記係止機構による係止を
    解除して前記摩擦片を摺動させて、前記摩擦片の新しい
    部分を前記摩擦部とすることで、前記摩擦片の摩擦部を
    再生する請求項1に記載の自動給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記規制機構として、前記摩擦片に少な
    くとも一つ以上の搬送方向に長手の長穴を備えた請求項
    2に記載の自動給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記係止機構が、前記長穴にネジ止めさ
    れたネジであることを特徴とする請求項2又は3に記載
    の自動給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記分離ローラとこれに圧接した前記摩
    擦片により、前記シート材搬送部に積載した複数枚の前
    記シート材を最下層より一枚ずつ分離することを特徴と
    する請求項1〜4何れかに記載の自動給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記係止機構による係止を解除して前記
    摩擦片を摺動させる工程を行うために前記シート材搬送
    部を開閉可能としたことを特徴とする請求項1〜5何れ
    かに記載の自動給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記長穴が前記摩擦部の長さと同程度の
    余裕を有している請求項3から6何れかに記載の自動給
    紙装置。
  8. 【請求項8】 積載されたシート材を給送する給紙手段
    と、 給紙された前記シート材を搬送する搬送手段と、 前記シート材に形成された画像を読み取る画像読取手段
    とを備えた画像読取装置において、 請求項1〜7何れかに記載の自動給紙装置を前記給紙手
    段に備えた画像読取装置。
  9. 【請求項9】 積載されたシート材を給送する給紙手段
    と、 給紙された前記シート材を搬送する搬送手段と、 前記シート材に画像を形成する画像形成手段と、形成さ
    れた前記画像をシート材に定着させる定着手段とを備え
    た画像形成装置において、 請求項1〜7何れかに記載の自動給紙装置を前記給紙手
    段に備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009120338A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Alps Electric Co Ltd プリンタの給紙機構およびプリンタ
JP2013028463A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Pressio:Kk 重送防止用部材、重送防止用部材脱着機構、及び重送防止用部材の脱着方法
JP2014094800A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Canon Electronics Inc シート搬送装置及びシート情報処理措置

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