JP2001119509A - 画像読取装置及び画像記録装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像記録装置

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JP2001119509A
JP2001119509A JP29614399A JP29614399A JP2001119509A JP 2001119509 A JP2001119509 A JP 2001119509A JP 29614399 A JP29614399 A JP 29614399A JP 29614399 A JP29614399 A JP 29614399A JP 2001119509 A JP2001119509 A JP 2001119509A
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Kazuyuki Morinaga
和幸 森永
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、装置本体に対して着脱可能で且つ
小型化を図ることが出来、操作性に優れた画像読取装置
及びこれを備えた画像記録装置を提供することを可能に
することを目的としている。 【解決手段】 ファクシミリ装置本体1に対して着脱可
能なハンドスキャナ部6に折り畳み式で且つ回動可能な
原稿排出トレイ37を取り付け、CIS32に対向する白基
準板33が原稿排出トレイ37の回動動作に連動してCIS
32の対向位置から退避する。手動走査時に折り畳んだ原
稿排出トレイ37がハンドスキャナ部6の把手として利用
出来るように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読み
取る画像読取装置及びこれを備えた画像記録装置に係
り、特に複写機、ファクシミリ装置、スキャナプリンタ
等の画像記録装置本体に対して着脱可能に構成された画
像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スキャナプリンタ、複写機、ファクシミ
リ装置等のような原稿画像の画像情報を読み取り、その
画像データを処理して出力する機器は一般企業への普及
が略一巡し、近年では一般家庭へも広く普及しつつあ
る。
【0003】一般企業では定型サイズの原稿が殆どであ
るが、一般家庭においては、新聞のような大判の原稿や
不定型の原稿、本や雑誌等自動原稿給送装置(ADF;
オート・ドキュメント・フィーダ)を通らない厚手の原
稿等、様々な原稿を読み取ることの出来る画像読取装置
に対する要望が強い。
【0004】これ等の要望に応えるため、画像読取部が
機器本体(以下、単に「装置本体」という)に対して着
脱可能に構成された所謂ハンドスキャナ方式が広く用い
られている。これによりADFを通すことの出来ない原
稿類を装置本体から取り外したハンドスキャナにより手
動で走査することで画像を読み取ることが出来る。
【0005】更に近年では、それ等の機器の設置場所か
ら離れた場所の画像情報を読み取りたいという要望が強
まり、ハンドスキャナを携行して離れた場所の画像を読
み取ることが出来るように装置本体とハンドスキャナと
を結ぶデータ通信用のコードの無いコードレスタイプの
ハンドスキャナが広く普及しつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】こうした携帯性の追求
と、従来からのOA(オフィス・オートメーション)機
器の省スペース化の流れと相まって最近ではハンドスキ
ャナの小型化も進んでいるが、ハンドスキャナはユーザ
が実際手に持って操作するため、小型化し過ぎると、ハ
ンドスキャナを安定して把持し難かったり、手動走査中
にハンドスキャナを把持した手が原稿画像面に当たり、
安定した画像読取操作を阻害してしまう等、かえって扱
い難くなるという問題があった。
【0007】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、装置本体に対して着脱可能で
且つ小型化を図ることが出来、操作性に優れた画像読取
装置及びこれを備えた画像記録装置を提供せんとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る画像読取装置は、装置本体に対して着脱
可能な画像読取装置であって、前記装置本体に装着され
た状態では原稿を自動搬送して原稿画像を読み取り、前
記装置本体から取り外した状態では原稿の原稿画像面上
を手動走査して原稿画像を読み取るように構成された画
像読取装置において、原稿を載置する原稿載置手段の少
なくとも一部を形成する原稿載置手段形成部材が原稿画
像面を光学的に読み取る画像読取手段及び前記装置本体
に対して着脱可能に構成され、前記画像読取装置を前記
装置本体から取り外した状態で原稿の原稿画像面上を手
動走査する際に前記画像読取手段に前記原稿載置手段形
成部材を取り付けて該原稿載置手段形成部材を把手とし
て利用可能に構成したことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、画像読取装置を装置本
体から取り外した状態で原稿の原稿画像面上を手動走査
する際に画像読取手段に原稿載置手段形成部材を取り付
けて該原稿載置手段形成部材を把手として利用出来るの
で、画像読取装置の小型化を図っても画像読取装置を安
定して把持することが出来、安定した画像読取操作が出
来る。
【0010】また、原稿載置手段形成部材が画像読取装
置の把手を兼ねるので、把手として専用の部材を設ける
必要がなく、部品コストの削減や装置本体の小型化を図
ることが出来る。
【0011】また、本発明に係る画像読取装置の他の構
成は、装置本体に対して着脱可能な画像読取装置であっ
て、前記装置本体に装着された状態では原稿を自動搬送
して原稿画像を読み取り、前記装置本体から取り外した
状態では原稿の原稿画像面上を手動走査して原稿画像を
読み取るように構成された画像読取装置において、原稿
を載置する原稿載置手段の少なくとも一部を形成する原
稿載置手段形成部材が原稿画像面を光学的に読み取る画
像読取手段に対して、少なくとも原稿を載置し得る第1
の姿勢と、前記画像読取装置を前記装置本体から取り外
した状態で原稿の原稿画像面上を手動走査する際に前記
画像読取手段の原稿画像面と接する側に干渉しない第2
の姿勢を取り得るように設けられ、前記画像読取装置を
前記装置本体から取り外した状態で原稿の原稿画像面上
を手動走査する際に前記原稿載置手段形成部材を把手と
して利用可能に構成したことを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、画像読取装置を装置本
体から取り外した状態で原稿の原稿画像面上を手動走査
する際に原稿載置手段形成部材を画像読取手段の原稿画
像面と接する側に干渉しない姿勢に遷移させて該原稿載
置手段形成部材を把手として利用出来るので、画像読取
装置の小型化を図っても画像読取装置を安定して把持す
ることが出来、安定した画像読取操作が出来る。
【0013】また、原稿載置手段形成部材が画像読取装
置の把手を兼ねるので、把手として専用の部材を設ける
必要がなく、部品コストの削減や装置本体の小型化を図
ることが出来る。
【0014】また、原稿載置手段形成部材が画像読取手
段に対して、少なくとも原稿を載置し得る第1の姿勢
と、画像読取手段の原稿画像面と接する側に干渉しない
第2の姿勢を取り得るように設けられた場合には、原稿
載置手段形成部材が画像読取手段に連結されているので
画像読取装置を装置本体から脱離した状態で携行しても
原稿載置手段形成部材を紛失する虞がない。
【0015】また、本発明に係る画像記録装置は、装置
本体に対して着脱可能な画像読取装置を有する画像記録
装置であって、前記画像読取装置が前記装置本体に装着
された状態では原稿を自動搬送して原稿画像を読み取
り、前記装置本体から取り外した状態では原稿の原稿画
像面上を手動走査して原稿画像を読み取るように構成さ
れた画像記録装置において、記録材を載置する記録材載
置手段の少なくとも一部を形成する記録材載置手段形成
部材が原稿画像面を光学的に読み取る画像読取手段及び
前記装置本体に対して着脱可能に構成され、前記画像読
取装置を前記装置本体から取り外した状態で原稿の原稿
画像面上を手動走査する際に前記画像読取手段に前記記
録材載置手段形成部材を取り付けて該記録材載置手段形
成部材を把手として利用可能に構成したことを特徴とす
る。
【0016】上記構成によれば、画像読取装置を装置本
体から取り外した状態で原稿の原稿画像面上を手動走査
する際に画像読取手段に記録材載置手段形成部材を取り
付けて該記録材載置手段形成部材を把手として利用出来
るので、画像読取装置の小型化を図っても画像読取装置
を安定して把持することが出来、安定した画像読取操作
が出来る。
【0017】また、記録材載置手段形成部材が画像読取
装置の把手を兼ねるので、把手として専用の部材を設け
る必要がなく、部品コストの削減や装置本体の小型化を
図ることが出来る。
【0018】また、本発明に係る画像記録装置の他の構
成は、装置本体に対して着脱可能な画像読取装置を有す
る画像記録装置であって、前記画像読取装置が前記装置
本体に装着された状態では原稿を自動搬送して原稿画像
を読み取り、前記装置本体から取り外した状態では原稿
の原稿画像面上を手動走査して原稿画像を読み取るよう
に構成された画像記録装置において、記録材を載置する
記録材載置手段の少なくとも一部を形成する記録材載置
手段形成部材が原稿画像面を光学的に読み取る画像読取
手段に対して、少なくとも記録材を載置し得る第1の姿
勢と、前記画像読取装置を前記装置本体から取り外した
状態で原稿の原稿画像面上を手動走査する際に前記画像
読取手段の原稿画像面と接する側に干渉しない第2の姿
勢を取り得るように設けられ、前記画像読取装置を前記
装置本体から取り外した状態で原稿の原稿画像面上を手
動走査する際に前記記録材載置手段形成部材を把手とし
て利用可能に構成したことを特徴とする。
【0019】上記構成によれば、画像読取装置を装置本
体から取り外した状態で原稿の原稿画像面上を手動走査
する際に記録材載置手段形成部材を画像読取手段の原稿
画像面と接する側に干渉しない姿勢に遷移させて該記録
材載置手段形成部材を把手として利用出来るので、画像
読取装置の小型化を図っても画像読取装置を安定して把
持することが出来、安定した画像読取操作が出来る。
【0020】また、記録材載置手段形成部材が画像読取
装置の把手を兼ねるので、把手として専用の部材を設け
る必要がなく、部品コストの削減や装置本体の小型化を
図ることが出来る。
【0021】また、記録材載置手段形成部材が画像読取
手段に対して、少なくとも記録材を載置し得る第1の姿
勢と、画像読取手段の原稿画像面と接する側に干渉しな
い第2の姿勢を取り得るように設けられた場合には、記
録材載置手段形成部材が画像読取手段に連結されている
ので画像読取装置を装置本体から脱離した状態で携行し
ても記録材載置手段形成部材を紛失する虞がない。
【0022】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る画像読取装
置及びこれを備えた画像記録装置の一例としてファクシ
ミリ装置に適用した場合の一実施形態を具体的に説明す
る。先ず図1〜図8を用いて本発明に係る画像読取装置
及びこれを備えた画像記録装置の第1実施形態について
説明する。図1は本発明に係る画像読取装置を備えた画
像記録装置の第1実施形態の構成を示す斜視説明図、図
2は本発明に係る画像読取装置を備えた画像記録装置の
第1実施形態の構成を示す断面説明図である。
【0023】また、図3及び図4は第1実施形態におい
て画像読取装置を画像記録装置本体から脱離する様子を
示す斜視説明図、図5は第1実施形態において画像読取
装置を画像記録装置本体から脱離する様子を示す断面説
明図、図6は本発明に係る画像読取装置の第1実施形態
の構成を示す斜視説明図である。
【0024】また、図7(a)〜(c)は第1実施形態
の画像読取装置の原稿載置手段形成部を原稿を載置する
姿勢から画像読取手段の原稿画像面と接する側に干渉し
ない姿勢に遷移させる様子を示す断面説明図、図8は第
1実施形態の画像読取装置により原稿画像面上を手動走
査する様子を示す断面説明図である。
【0025】図1及び図2において、1は装置本体に対
して着脱可能な画像読取装置を備えた画像記録装置とな
るファクシミリ装置本体であり、2は記録材として紙や
合成樹脂等で構成される記録シートを1枚ずつ分離給送
するASF(Auto Sheet Feeder)部、3はASF部2
から搬送された記録シートに画像を記録する記録部、4
は紙や合成樹脂等で構成されるシート状の原稿Dを1枚
ずつ分離給送するADF(Auto Document Feeder)部で
ある。
【0026】5はADF部4から搬送された原稿Dの画
像を読み取る画像読取部であり、記録部3よりも記録シ
ート搬送方向(原稿搬送方向)下流側に配置されてい
る。6はファクシミリ装置本体1に対して着脱可能に構
成された画像読取装置となるハンドスキャナ部であり、
本実施形態では該ハンドスキャナ部6が原稿搬送経路の
下側に配置されている。
【0027】そして、ハンドスキャナ部6を装置本体1
に装着した状態ではシート状の定型原稿Dを自動搬送し
て原稿画像を読み取る画像読取部5の一部を構成し、該
ハンドスキャナ部6を装置本体1から取り外した状態で
は、本や新聞、雑誌、或いは写真等の不定型の原稿Dの
原稿画像面上を手動走査して原稿画像を読み取る。
【0028】7は装置本体1の操作を行うための操作ボ
タン類や装置の状態を示す表示部7a等を設けた操作パ
ネル部である。
【0029】次に図2を用いてファクシミリ装置本体1
の記録動作について説明する。図2に示す矢線Kは記録
シートの搬送経路(方向)を示す。8はASF部2にセ
ットされた記録シートの後端が垂れ下がらないように支
持するために装置本体1に対して着脱可能に設けられた
給送トレイである。また、給送トレイ8はADF部4に
セットされた原稿Dの給送トレイとしても兼用してい
る。
【0030】9は記録シートを装置本体1に積載すると
共にASF部2に導くための開口部であり、該開口部9
にセットされた記録シートはASF部2によって1枚毎
分離給送されて記録部3に搬送される。
【0031】10は支点10aを中心に回動可能に構成され
た圧板であり、該圧板10の上面に複数枚の記録シートが
積載載置される。11は押圧バネであり、圧板10を支点10
aを中心に図2の時計回り方向(上方)へ加圧、回動さ
せる。圧板10は初期状態では押圧バネ11の押圧力に抗し
て図2の下方で保持されている。
【0032】12は記録シート幅スライダであり、記録シ
ートの幅方向(記録シート搬送方向と直交する方向)の
位置を規制する。13はピックアップローラであり、14は
記録シートを1枚ずつ分離するための分離シートであ
る。15は1枚ずつ分離給送された記録シートの先端を検
知する記録シートセンサである。
【0033】記録部3には、記録シートにインクを吐出
して画像を記録する画像記録手段となるインクジェット
記録ヘッドが一体的に設けられたインクカートリッジ16
が装置本体1に対して着脱可能に設けられており、該イ
ンクカートリッジ16が記録シートの幅方向に往復移動す
ることにより画像データを記録シートに記録する。
【0034】17はガイドシャフトであり、インクカート
リッジ16が記録シートの幅方向に往復移動する際のガイ
ドとなる。18はピックアップローラ13と分離シート14と
の協働作用により1枚ずつ分離給送された記録シートを
インクカートリッジ16の記録ヘッドが対向する位置に搬
送するための給送ローラであり、19は図示しないバネに
より給送ローラ18に圧接して該給送ローラ18に従動回転
するピンチコロである。
【0035】20は画像データの記録を終えた記録シート
を機外に排出する排出ローラであり、21は該排出ローラ
20に夫々圧接された拍車である。そして、記録部3にお
いて画像が記録された記録シートは排出ローラ20と拍車
21とにより挟持されて図2の矢線K方向に搬送され、開
口部22から機外へ排出される。
【0036】記録動作を開始する信号が送られると、図
示しない記録シート搬送モータが回転し、圧板10の保持
状態を解除して開口部9に積載されている記録シートの
先端を図2の上方へ持ち上げると共にピックアップロー
ラ13を図2の時計回り方向に回転させる。
【0037】圧板10に積載された最上位の記録シートに
ピックアップローラ13が接触して記録シートは図2の矢
線K方向に搬送され、分離シート14により下位の記録シ
ートが塞き止められて最上位の記録シートのみが1枚ず
つ分離されて記録部3へと給送される。
【0038】1枚に分離された記録シートの先端を記録
シートセンサ15により検知した後、所定のステップ数だ
け記録シート搬送モータを回転させて記録シートを給送
ローラ18とピンチコロ19とのニップ部で挟持しつつイン
クカートリッジ16の記録ヘッドが対向する記録位置まで
記録シートの先端を搬送して一旦停止する。この時、圧
板10は初期状態で保持されて待機状態となる。
【0039】次にインクカートリッジ16を図示しないモ
ータで駆動して記録シートの幅方向に1往復させ、記録
位置まで搬送された記録シートにインクを吐出して画像
を記録する。
【0040】インクカートリッジ16には記録シートの搬
送方向に数ライン分のインク吐出ノズルが設けられてお
り、インクカートリッジ16の1往復で数ライン分の画像
を記録することが出来る。
【0041】インクカートリッジ16の1往復分の動作が
終了すると、記録シート搬送モータを回転させて記録シ
ートをインクカートリッジ16の1往復で記録したライン
数分搬送し、次の画像データを新たに記録する。
【0042】以下、インクカートリッジ16の往復動作と
記録シートの搬送動作を順次繰り返して記録シートに画
像を記録する。1ページ分の画像データが終了するか記
録シートセンサ15が記録シートの後端を検知して所定の
ステップ数記録シートを搬送したところで記録シートの
後端が記録位置に来ると、記録シートの1ページ分の記
録動作を終了し、装置本体1の前面の下方に設けられた
開口部22に排出し、一連の記録動作を終了する。更に次
ページの画像データがあれば、上述の一連の記録動作を
繰り返して後続する記録シートに画像を記録する。
【0043】次に画像読取動作について説明する。図2
の矢線Hは原稿Dの搬送経路(方向)を示す。23は原稿
Dをセットするための開口部であり、24は開口部23にセ
ットされた原稿Dの幅方向(原稿搬送方向と直交する方
向)を規制する原稿幅スライダである。
【0044】25は原稿Dの有無を検知するための原稿検
知センサであり、26は分離ローラである。27は分離ロー
ラ26に対向して支点27aを中心に回動可能に設けられた
摩擦片である。28は摩擦片27を支点27aを中心に図2の
反時計回り方向に付勢するバネであり、これにより摩擦
片27が分離ローラ26に圧接される。
【0045】そして、図示しない駆動源となる原稿読取
モータに連結された分離ローラ26が図2の反時計回り方
向に回転することで、開口部23からセットされた複数枚
の原稿Dの最下位の原稿の下面に搬送力が付与される一
方で、摩擦片27が圧接された上位の原稿Dに摩擦力が作
用して進入が阻止され、最下位の原稿Dから1枚ずつ分
離給送される。
【0046】29は給送ローラであり、30は該給送ローラ
29に対向する給送コロである。給送コロ30は板バネ31に
よって付勢されて給送ローラ29に圧接されている。これ
等給送ローラ29と給送コロ30とにより、分離ローラ26と
摩擦片27との協働により1枚ずつ分離給送された原稿D
を挟持して搬送する。
【0047】給送ローラ29、給送コロ30の原稿搬送方向
下流側(以下、単に「下流側」という)には原稿Dの原
稿画像面の画像情報を光学的に読み取る画像読取手段と
なるCIS(コンタクト・イメージセンサ)32が設けら
れており、該CIS32の原稿画像面に対向する位置には
透明部材からなる画像読取面を構成するガラス板32aが
設けられている。ガラス板32aは原稿面に接触して原稿
Dをガイドすると共にCIS32内部にゴミ等が侵入する
ことを防止する。
【0048】33はCIS32に対向する位置に設けられた
画像読取時の白基準データ読取用の白基準板であり、C
IS32が原稿画像を読み取る前に該白基準板33を読み取
り、読取信号の出力レベルの補正を行い、原稿Dの原稿
画像読取中は原稿Dの上方(裏側)から図7に示すバネ
45の引っ張り力により原稿Dの裏面側に当接して該原稿
Dを押圧し、搬送される原稿Dのばたつきを防止する。
【0049】CIS32の下流側には、ハンドスキャナ部
6側に設けられ、手動走査時は原稿Dの画像面に接触し
て該ハンドスキャナ部6の移動に追従して回転する回転
体となる従動ローラ34と、装置本体1側に設けられ、ハ
ンドスキャナ部6が装置本体1に装着された状態で従動
ローラ34に圧接する回転体となる排出ローラ35とが配置
されている。排出ローラ35は板バネ31により従動ローラ
34に圧接されている。
【0050】36はハンドスキャナ部6の装置本体1への
着脱状態を検知する着脱状態検知センサであり、37はC
IS32により画像の読取を終えて画像読取部5から排出
された原稿Dを載置積載する原稿載置手段の少なくとも
一部を形成する原稿載置手段形成部材となる原稿排出ト
レイである。
【0051】上記構成において、原稿Dが開口部23にセ
ットされて原稿検知センサ25が原稿Dのセットを検知
し、ユーザが操作パネル部7に設けられた図示しない読
取開始ボタンを押下すると、図示しない原稿読取モータ
が回転し、分離ローラ26を図2の反時計回り方向に回転
駆動する。
【0052】原稿Dは図2の反時計回り方向に回転する
分離ローラ26と圧接する摩擦片27によって捌かれつつ下
流側方向に搬送され、最下位の1枚のみが分離されて画
像読取部5へ搬送される。
【0053】ADF部4で分離された原稿Dは給送ロー
ラ29と給送コロ30とのニップ部に導かれ、挟持されて搬
送される。給送ローラ29付近に設けられた図示しない原
稿検知センサにより原稿Dの先端を検知すると、図示し
ない原稿読取モータは所定のステップ数回転した後、停
止し、原稿DをCIS32の手前の所定の位置で停止させ
る。
【0054】その後、CIS32が白基準板33のシェーデ
ィングデータを読み取り、読取信号の出力レベルの補正
を行う。そして、再度、原稿読取モータを回転させて原
稿Dを所定のステップ数だけ搬送し、CIS32の読取ラ
インに到達させた後、原稿Dの下面である原稿画像面を
1ラインずつ順次読み取る。
【0055】画像読取を終えた原稿Dは排出ローラ35と
従動ローラ34とのニップ部に導かれて挟持搬送され、装
置本体1の前面に設けられた開口部38から機外に設けら
れた原稿排出トレイ37上に排出載置して積載される。
【0056】開口部23上に原稿Dが複数枚セットされて
いる時は原稿検知センサ25が原稿無しを検知するまで
(即ち、全ての原稿Dの読取動作を終えるまで)原稿読
取モータを回転させてADF部4で原稿Dを1枚ずつ分
離給送し、順次CIS32で画像データを読み取り、原稿
排出トレイ37上に排出する上述した一連の動作を繰り返
す。
【0057】また、手動走査時にハンドスキャナ部6側
に取り付けられた従動ローラ34は原稿Dに接触しつつハ
ンドスキャナ部6の移動に応じて回転し、ハンドスキャ
ナ部6の手動走査による移動量を計測する計測手段とな
る図示しないエンコーダ部が従動ローラ34の回転量から
ハンドスキャナ部6の移動距離を検知して所定移動量毎
に信号を出力し、該信号に同期してハンドスキャナ部6
の移動量に応じたライン数画像データを読み取る。
【0058】図6に示すように、ハンドスキャナ部6は
CIS32、従動ローラ34、図示しない計測手段、白基準
板33及び原稿排出トレイ37等が筐体39に取り付けられ
て、装置本体1に対して一体的に着脱可能に構成されて
いる。
【0059】本実施形態では原稿排出トレイ37は筐体39
に対して回動軸となるヒンジ部37aを中心に回動自在に
軸支された構成について説明するが、他の構成として、
原稿排出トレイ37が図示しない着脱手段により筐体39に
対して着脱可能に構成しても良い。
【0060】筐体39の上面は原稿Dの下面を支持しつつ
ガイドするガイド部材を兼ねており、該筐体39の下面は
記録シートの上面をガイドするガイド部材を兼ねてい
る。また、図1に示す40,41は夫々原稿Dの上面、下面
をガイドする上下ガイド部材であり、ADF部4、給送
コロ30、排出ローラ35、着脱状態検知センサ36、原稿検
知センサ25は上ガイド部材40に支持されている。また、
下ガイド部材41も上ガイド部材40に支持されて両者の間
に開口部23が形成されている。
【0061】上ガイド部材40は操作パネル部7に固定さ
れ、該操作パネル部7は支点7bを中心に上ガイド部材
40と一体的に回動可能に構成されている。図1に示す42
は操作パネル部7を装置本体1の所定位置に保持固定し
ている図示しないロック機構を解除する解除レバーであ
る。
【0062】操作パネル部7は解除レバー42を押し上げ
ることでロックが解除され、支点7bを中心に回動可能
になる。そして、操作パネル部7を上方に押し上げるこ
とにより図3に示すように、原稿搬送パスが露出し、原
稿Dのジャム処理が可能となると共にハンドスキャナ部
6が装置本体1から脱離可能な状態となる。
【0063】また、この時、インクカートリッジ16の交
換用の開口部43が露出し、該開口部43からインクカート
リッジ16にアクセス可能となり、インクカートリッジ16
の内部に収容されたインクが無くなった場合等にインク
カートリッジ16を交換出来る(図5参照)。また、図4
及び図5に示すように、ハンドスキャナ部6を装置本体
1から取り外すと、記録シートの排出口を形成する開口
部22の上方を開放し、記録シートのジャム処理が容易と
なる。
【0064】図6及び図7(a)〜(c)はハンドスキ
ャナ部6の単体構成を示す。ハンドスキャナ部6を装置
本体1から取り外した状態では白基準板33は図6及び図
7(a)に示すようにCIS32の画像読取面となるガラ
ス板32aに対向する位置にあって該ガラス板32aを覆
い、保護すると共に不使用時にCIS32内部に外光が入
り込んで内部の部品が光劣化することを防止する。
【0065】原稿排出トレイ37は筐体39に設けられたヒ
ンジ部37aを中心に回動可能に構成され、図6及び図7
(a),(b)に示すように原稿Dを載置し得る姿勢
と、図7(c)に示すようにCIS32の原稿画像面と接
する側(ガラス板32a側)に干渉しない姿勢を取り得る
ようになっている。
【0066】そして、図7(c)に示すように原稿排出
トレイ37をヒンジ部37aを中心に回動させてハンドスキ
ャナ部6の非読取面側に位置させることで該原稿排出ト
レイ37をハンドスキャナ部6の把手として利用出来る。
【0067】尚、前述したように、原稿排出トレイ37が
ハンドスキャナ部6の筐体39に対して着脱可能に構成さ
れた場合には原稿排出トレイ37をハンドスキャナ部6の
筐体39に取り付けて該原稿排出トレイ37をハンドスキャ
ナ部6の把手として利用すれば良い。
【0068】本実施形態では読取可能な最大の原稿サイ
ズ(例えば、B4サイズ)までを積載可能にするために
原稿排出トレイ37は大型のものとしている。原稿排出ト
レイ37をそのままのサイズで把手として活用することも
可能であるが、それでは大き過ぎてハンドスキャナ部6
の手動走査時にはかえって扱い難いものとなる。
【0069】そこで、本実施形態では原稿排出トレイ37
をヒンジ部37b,37cを支点に開閉可能な複数の分割さ
れた第1トレイ37d、第2トレイ37e、第3トレイ37f
により構成し、ハンドスキャナ部6による手動走査時に
は、先ず、図7(a)に示すように装置本体1からハン
ドスキャナ部6を脱離した状態で図6に示すようにヒン
ジ部37cを中心に第3トレイ37fを回動して第2トレイ
37e内部に収納する。
【0070】更に図7(b)に示すようにヒンジ部37b
を中心に第2トレイ37eを回動して第1トレイ37d内部
に収納し、原稿排出トレイ37を折り畳んだ状態で更に図
7(c)に示すようにヒンジ部37aを中心に第1トレイ
37dを回動して把手として利用する。これにより、図8
に示すように原稿排出トレイ37がハンドスキャナ部6を
操作し易い適度な大きさの把手となる。
【0071】一方、44は白基準板33の配置位置を変更し
得るように筐体39に連結する連結部材であり、その一端
部が筐体39に対してヒンジ部44aを中心に回動可能に構
成され、他端部にスリット状の穴からなるガイド部44b
を有する。
【0072】白基準板33は読取の主走査方向(幅方向)
の両端に突起部33aを有し、該突起部33aが連結部材44
のガイド部44bに嵌合して該ガイド部44bに沿って移動
可能に係合し、ヒンジ部44aを中心に回動する連結部材
44に伴ってヒンジ部44aを中心に回動する。
【0073】45はバネであり、その一端が白基準板33の
突起部33aに係合され、他端が連結部材44のヒンジ部44
aに係合されて白基準板33をCIS32のガラス板32aに
圧接するように付勢している。
【0074】44c,37gは連結部材44及び第1トレイ37
dに一体的に設けられたヒンジ部44a,37aを中心とす
るギア形状部であり、互いに噛合している。これによ
り、ハンドスキャナ部6を装置本体1から取り外して手
動走査を行う際に上述した原稿排出トレイ37を把手とし
て利用するために第3トレイ37f及び第2トレイ37eを
順次折り畳んだ後、図7(c)に示す第1トレイ37dの
ヒンジ部37aを中心とする図7(c)の反時計回り方向
の回動動作に連動してギア形状部37g,44cの噛合によ
り連結部材44がヒンジ部44aを中心に図7(c)の時計
回り方向に回動し、該連結部材44に連結された白基準板
33をCIS32のガラス板32aが設けられた画像読取面に
対向する位置から退避させてハンドスキャナ部6が手動
走査により原稿画像の読取が出来る状態となる。
【0075】白基準板33はバネ45によりCIS32に圧接
するように付勢されているためハンドスキャナ部6を装
置本体1に取り付けて原稿Dを自動搬送して原稿画像を
読み取る時(シートスルー時)には、原稿Dは白基準板
33とCIS32との間を通過するが、その際、白基準板33
が原稿Dを裏面側から押圧し、CIS32から浮き上がる
ことを防止して読取画像の劣化を抑えることが出来る。
【0076】従って、ハンドスキャナ部6の不使用時
(携帯時も含む)は白基準板33がCIS32のガラス板32
aの対向側に位置し、該ガラス板32aの破損防止及びC
IS32内部部品の光劣化防止のシャッターとして機能
し、ハンドスキャナ部6の手動走査時には図8に示すよ
うに手動走査可能状態への移行操作に応じて原稿画像読
取面から読取走査の障害にならない位置に白基準板33が
退避し、原稿排出トレイ37を把手として利用して手動走
査が可能となる。
【0077】上記構成によれば、ハンドスキャナ部6を
装置本体1から取り外した状態で原稿Dの原稿画像面上
を手動走査する際に原稿排出トレイ37をCIS32の原稿
画像面と接する側に干渉しない姿勢に遷移させて該原稿
排出トレイ37を把手として利用出来るので、ハンドスキ
ャナ部6の小型化を図っても該ハンドスキャナ部6を安
定して把持することが出来、安定した画像読取操作が出
来る。
【0078】また、原稿排出トレイ37がハンドスキャナ
部6の把手を兼ねるので、把手として専用の部材を設け
る必要がなく、部品コストの削減や装置本体1の小型化
を図ることが出来る。
【0079】また、原稿排出トレイ37がCIS32に対し
て、少なくとも原稿Dを載置し得る第1の姿勢と、CI
S32の原稿画像面と接する側に干渉しない第2の姿勢を
取り得るように設けられた場合には、原稿排出トレイ37
がCIS32に連結されているのでハンドスキャナ部6を
装置本体1から脱離した状態で携行しても原稿排出トレ
イ37を紛失する虞がない。更には原稿排出トレイ37と白
基準板33との連動を実現出来る。
【0080】また、原稿排出トレイ37をハンドスキャナ
部6及び装置本体1に対して着脱可能に構成した場合に
は、ハンドスキャナ部6を装置本体1から取り外した状
態で原稿Dの原稿画像面上を手動走査する際にハンドス
キャナ部6に原稿排出トレイ37を取り付けて該原稿排出
トレイ37を把手として利用出来るので、ハンドスキャナ
部6の小型化を図っても該ハンドスキャナ部6を安定し
て把持することが出来、安定した画像読取操作が出来
る。
【0081】次に図9〜図14を用いて本発明に係る画像
読取装置及びこれを備えた画像記録装置の第2実施形態
について説明する。図9は本発明に係る画像読取装置を
備えた画像記録装置の第2実施形態の構成を示す斜視説
明図、図10は本発明に係る画像読取装置を備えた画像記
録装置の第2実施形態の構成を示す断面説明図である。
【0082】また、図11は第2実施形態において画像読
取装置を画像記録装置本体から脱離する様子を示す斜視
説明図、図12は第2実施形態において画像読取装置を画
像記録装置本体から脱離する様子を示す断面説明図、図
13(a)〜(c)は第2実施形態の画像読取装置の原稿
載置手段形成部を原稿を載置する姿勢から画像読取手段
の原稿画像面と接する側に干渉しない姿勢に遷移させる
様子を示す断面説明図、図14は第2実施形態の画像読取
装置により原稿画像面上を手動走査する様子を示す断面
説明図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成した
ものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0083】前記第1実施形態では、原稿搬送路の下側
にハンドスキャナ部6が配置され、開口部23に載置して
積載された原稿Dを最下位側から分離給送する構成であ
ったが、本実施形態では操作パネル部7の下流側で原稿
搬送路の上側にハンドスキャナ部6が装置本体1に対し
て着脱可能に設けられ、開口部23に載置して積載された
原稿Dを最上位側から分離給送するように構成したもの
である。
【0084】即ち、図10において、原稿Dが開口部23に
セットされて原稿検知センサ25が原稿Dのセットを検知
し、ユーザが操作パネル部7に設けられた図示しない読
取開始ボタンを押下すると、図示しない原稿読取モータ
が回転し、分離ローラ26を図10の時計回り方向に回転駆
動する。
【0085】原稿Dは図10の時計回り方向に回転する分
離ローラ26と圧接する摩擦片27によって捌かれつつ下流
側方向に搬送され、最上位の1枚のみが分離されて画像
読取部5へ搬送される。
【0086】ADF部4で分離された原稿Dは給送ロー
ラ29と給送コロ30とのニップ部に導かれ、挟持されて搬
送される。給送ローラ29付近に設けられた図示しない原
稿検知センサにより原稿Dの先端を検知すると、図示し
ない原稿読取モータは所定のステップ数回転した後、停
止し、原稿DをCIS32の手前の所定の位置で停止させ
る。
【0087】その後、CIS32が白基準板33のシェーデ
ィングデータを読み取り、読取信号の出力レベルの補正
を行う。そして、再度、原稿読取モータを回転させて原
稿Dを所定のステップ数だけ搬送し、CIS32の読取ラ
インに到達させた後、原稿Dの下面である原稿画像面を
1ラインずつ順次読み取る。
【0088】画像読取を終えた原稿Dは排出ローラ35と
従動ローラ34とのニップ部に導かれて挟持搬送され、装
置本体1の前面に設けられた開口部38から機外に設けら
れた原稿排出トレイ37上に排出載置して積載される。
【0089】開口部23上に原稿Dが複数枚セットされて
いる時は原稿検知センサ25が原稿無しを検知するまで
(即ち、全ての原稿Dの読取動作を終えるまで)原稿読
取モータを回転させてADF部4で原稿Dを1枚ずつ分
離給送し、順次CIS32で画像データを読み取り、原稿
排出トレイ37上に排出する上述した一連の動作を繰り返
す。
【0090】前記第1実施形態と同様にハンドスキャナ
部6はCIS32、従動ローラ34、図示しない計測手段、
白基準板33及び原稿排出トレイ37等が筐体39に取り付け
られて、装置本体1に対して一体的に着脱可能に構成さ
れている。
【0091】本実施形態では原稿排出トレイ37は筐体39
に対して回動軸となるヒンジ部37aを中心に回動自在に
軸支された構成について説明するが、他の構成として、
原稿排出トレイ37が図示しない着脱手段により筐体39に
対して着脱可能に構成しても良い。
【0092】原稿Dが通過する時、原稿DはCIS32と
白基準板33との間を通過する。筐体39の下面は原稿Dの
上面をガイドするガイド部材を兼ねており、該筐体39の
上面はハンドスキャナ部6を装置本体1に装着した時に
外装の一部を構成する。
【0093】また、図10に示す40,41は夫々原稿Dの上
面、下面をガイドする上下ガイド部材であり、ADF部
4、給送ローラ29、原稿検知センサ25は上ガイド部材40
に支持されている。また、下ガイド部材41も上ガイド部
材40に支持されて両者の間に開口部23が形成されてい
る。
【0094】上ガイド部材40は操作パネル部7に固定さ
れ、該操作パネル部7は支点7bを中心に上ガイド部材
40と一体的に回動可能に構成されている。図9に示す42
は操作パネル部7を装置本体1の所定位置に保持固定し
ている図示しないロック機構を解除する解除レバーであ
る。
【0095】操作パネル部7は解除レバー42を押し上げ
ることでロックが解除され、支点7bを中心に回動可能
になる。そして、操作パネル部7を上方に押し上げ、更
にハンドスキャナ部6を取り外すことにより、原稿搬送
パスが露出し、原稿Dのジャム処理が可能となると共に
インクカートリッジ16の交換用の開口部43が露出し、該
開口部43からインクカートリッジ16にアクセス可能とな
り、インクカートリッジ16の内部に収容されたインクが
無くなった場合等にインクカートリッジ16が交換可能と
なる。
【0096】図13(a)〜(c)はハンドスキャナ部6
の単体構成を示す。前記第1実施形態と同様にハンドス
キャナ部6を装置本体1から取り外した状態では白基準
板33は図13(a)に示すようにCIS32の画像読取面と
なるガラス板32aに対向する位置にあって該ガラス板32
aを覆い、保護すると共に不使用時にCIS32内部に外
光が入り込んで内部の部品が光劣化することを防止す
る。
【0097】原稿排出トレイ37は筐体39に設けられたヒ
ンジ部37aを中心に回動可能に構成され、図13(a),
(b)に示すように原稿Dを載置し得る姿勢と、図13
(c)に示すようにCIS32の原稿画像面と接する側
(ガラス板32a側)に干渉しない姿勢を取り得るように
なっている。
【0098】そして、図13(c)に示すように原稿排出
トレイ37をヒンジ部37aを中心に回動させてハンドスキ
ャナ部6の非読取面側に位置させることで該原稿排出ト
レイ37をハンドスキャナ部6の把手として利用出来る。
【0099】尚、前述したように、原稿排出トレイ37が
ハンドスキャナ部6の筐体39に対して着脱可能に構成さ
れた場合には原稿排出トレイ37をハンドスキャナ部6の
筐体39に取り付けて該原稿排出トレイ37をハンドスキャ
ナ部6の把手として利用すれば良い。
【0100】本実施形態では読取可能な最大の原稿サイ
ズ(例えば、B4サイズ)までを積載可能にするために
原稿排出トレイ37は大型のものとしている。原稿排出ト
レイ37をそのままのサイズで把手として活用することも
可能であるが、それでは大き過ぎてハンドスキャナ部6
の手動走査時にはかえって扱い難いものとなる。
【0101】そこで、前記第1実施形態と同様に原稿排
出トレイ37をヒンジ部37b,37cを支点に開閉可能な複
数の分割された第1トレイ37d、第2トレイ37e、第3
トレイ37fにより構成し、ハンドスキャナ部6による手
動走査時には、先ず、図11及び図13(a)に示すように
装置本体1からハンドスキャナ部6を脱離した状態で図
9に示すヒンジ部37cを中心に第3トレイ37fを回動し
て第2トレイ37e内部に収納する。
【0102】更に図13(b)に示すようにヒンジ部37b
を中心に第2トレイ37eを回動して第1トレイ37d内部
に収納し、原稿排出トレイ37を折り畳んだ状態で更に図
13(c)に示すようにヒンジ部37aを中心に第1トレイ
37dを回動して把手として利用する。これにより、図14
に示すように原稿排出トレイ37がハンドスキャナ部6を
操作し易い適度な大きさの把手となる。
【0103】一方、44は白基準板33の配置位置を変更し
得るように筐体39に連結する連結部材であり、その一端
部が筐体39に対してヒンジ部44aを中心に回動可能に構
成され、他端部にスリット状の穴からなるガイド部44b
を有する。
【0104】白基準板33は読取の主走査方向(幅方向)
の両端に突起部33aを有し、該突起部33aが連結部材44
のガイド部44bに嵌合して該ガイド部44bに沿って移動
可能に係合し、ヒンジ部44aを中心に回動する連結部材
44に伴ってヒンジ部44aを中心に回動する。
【0105】45はバネであり、その一端が白基準板33の
突起部33aに係合され、他端が連結部材44のヒンジ部44
aに係合されて白基準板33をCIS32のガラス板32aに
圧接するように付勢している。
【0106】44c,37gは連結部材44及び第1トレイ37
dに一体的に設けられたヒンジ部44a,37aを中心とす
るギア形状部であり、互いに噛合している。これによ
り、ハンドスキャナ部6を装置本体1から取り外して手
動走査を行う際に上述した原稿排出トレイ37を把手とし
て利用するために第3トレイ37f及び第2トレイ37eを
順次折り畳んだ後、図13(c)に示す第1トレイ37dの
ヒンジ部37aを中心とする図13(c)の時計回り方向の
回動動作に連動してギア形状部37g,44cの噛合により
連結部材44がヒンジ部44aを中心に図13(c)の反時計
回り方向に回動し、該連結部材44に連結された白基準板
33をCIS32のガラス板32aが設けられた画像読取面に
対向する位置から退避させてハンドスキャナ部6が手動
走査により原稿画像の読取が出来る状態となる。
【0107】白基準板33はバネ45によりCIS32に圧接
するように付勢されているためハンドスキャナ部6を装
置本体1に取り付けて原稿Dを自動搬送して原稿画像を
読み取る時(シートスルー時)には、原稿Dは白基準板
33とCIS32との間を通過するが、その際、白基準板33
が原稿Dを裏面側から押圧し、CIS32から浮き上がる
ことを防止して読取画像の劣化を抑えることが出来る。
【0108】従って、ハンドスキャナ部6の不使用時
(携帯時も含む)は白基準板33がCIS32のガラス板32
aの対向側に位置し、該ガラス板32aの破損防止及びC
IS32内部部品の光劣化防止のシャッターとして機能
し、ハンドスキャナ部6の手動走査時には図14に示すよ
うに手動走査可能状態への移行操作に応じて原稿画像読
取面から読取走査の障害にならない位置に白基準板33が
退避し、原稿排出トレイ37を把手として利用して手動走
査が可能となる。
【0109】本実施形態では、ハンドスキャナ部6と原
稿排出トレイ37との位置関係が原稿搬送経路を挟んで対
向する位置にあってもハンドスキャナ部6を装置本体1
に装着した状態では排出された原稿Dを載置する原稿排
出トレイ37本来の働きをし、ハンドスキャナ部6を装置
本体1から取り外した状態で手動走査する際には原稿排
出トレイ37をハンドスキャナ部6の把手として利用出
来、更には原稿排出トレイ37と白基準板33との連動を実
現出来る。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成さ
れ、同様な効果を得ることが出来るものである。
【0110】尚、前記各実施形態において、原稿排出ト
レイ37が装置本体1の外装部材の一部を構成するか若し
くは原稿排出トレイ37の代わりに装置本体1の外装部材
の一部をハンドスキャナ部6の把手として利用出来るよ
うに構成しても良い。
【0111】また、前記各実施形態では、原稿排出トレ
イ37をハンドスキャナ部6の把手として利用するように
構成した場合の一例を示したが、他の構成として、記録
材となる記録シートを載置する記録材載置手段の少なく
とも一部を形成する記録材載置手段形成部材が原稿画像
面を光学的に読み取るCIS32及び装置本体1に対して
着脱可能に構成され、ハンドスキャナ部6を装置本体1
から取り外した状態で原稿Dの原稿画像面上を手動走査
する際にCIS32に前記記録材載置手段形成部材を取り
付けて該記録材載置手段形成部材を把手として利用出来
るように構成し手も良い。
【0112】上記構成によれば、ハンドスキャナ部6を
装置本体1から取り外した状態で原稿Dの原稿画像面上
を手動走査する際にCIS32に記録材載置手段形成部材
を取り付けて該記録材載置手段形成部材を把手として利
用出来るので、ハンドスキャナ部6の小型化を図っても
該ハンドスキャナ部6を安定して把持することが出来、
安定した画像読取操作が出来る。
【0113】また、記録材載置手段形成部材がハンドス
キャナ部6の把手を兼ねるので、把手として専用の部材
を設ける必要がなく、部品コストの削減や装置本体1の
小型化を図ることが出来る。
【0114】また、記録材となる記録シートを載置する
記録材載置手段の少なくとも一部を形成する記録材載置
手段形成部材が原稿画像面を光学的に読み取るCIS32
に対して、少なくとも記録シートを載置し得る第1の姿
勢と、ハンドスキャナ部6を装置本体1から取り外した
状態で原稿Dの原稿画像面上を手動走査する際にCIS
32の原稿画像面と接する側に干渉しない第2の姿勢を取
り得るように、例えばCIS32に対して回動可能に軸支
して設けられ、ハンドスキャナ部6を装置本体1から取
り外した状態で原稿Dの原稿画像面上を手動走査する際
に前記記録材載置手段形成部材を把手として利用出来る
ように構成しても良い。
【0115】上記構成によれば、ハンドスキャナ部6を
装置本体1から取り外した状態で原稿Dの原稿画像面上
を手動走査する際に記録材載置手段形成部材をCIS32
の原稿画像面と接する側に干渉しない姿勢に遷移させて
該記録材載置手段形成部材を把手として利用出来るの
で、ハンドスキャナ部6の小型化を図っても該ハンドス
キャナ部6を安定して把持することが出来、安定した画
像読取操作が出来る。
【0116】また、記録材載置手段形成部材がハンドス
キャナ部6の把手を兼ねるので、把手として専用の部材
を設ける必要がなく、部品コストの削減や装置本体1の
小型化を図ることが出来る。
【0117】また、記録材載置手段形成部材がCIS32
に対して、少なくとも記録シートを載置し得る第1の姿
勢と、CIS32の原稿画像面と接する側に干渉しない第
2の姿勢を取り得るように設けられた場合には、記録材
載置手段形成部材がCIS32に連結されているのでハン
ドスキャナ部6を装置本体1から脱離した状態で携行し
ても記録材載置手段形成部材を紛失する虞がない。
【0118】また、記録材載置手段形成部材が装置本体
1の外装部材の一部を構成するか若しくは記録材載置手
段形成部材の代わりに装置本体1の外装部材の一部をハ
ンドスキャナ部6の把手として利用出来るように構成し
ても良い。
【0119】次に図15〜図18を用いて本発明に係る画像
読取装置の一例としてスキャナ装置に適用した場合の一
実施形態について説明する。図15は本発明に係る画像読
取装置の第3実施形態の構成を示す斜視図、図16は本発
明に係る画像読取装置の第3実施形態の構成を示す断面
説明図、図17は第3実施形態の画像読取装置の原稿載置
手段形成部を原稿を載置する姿勢から画像読取手段の原
稿画像面と接する側に干渉しない姿勢に遷移させる様子
を示す断面説明図、図18は第3実施形態の画像読取装置
により原稿画像面上を手動走査する様子を示す断面説明
図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは
同一の符号を付して説明を省略する。
【0120】図15及び図16において、51は図示しないパ
ーソナルコンピュータ(PC)と接続して原稿画像デー
タを該パーソナルコンピュータ(PC)に取り込むため
のスキャナ装置本体であり、52はスキャナ装置本体51に
対して着脱可能な画像読取装置となるハンドスキャナ部
である。
【0121】ハンドスキャナ部52は図15及び図16に示す
ように装置本体51に装着された状態では原稿Dを自動搬
送して原稿画像を読み取り、装置本体51から取り外した
状態では原稿Dの原稿画像面上を手動走査して原稿画像
を読み取ることが出来るように構成されている。
【0122】53はハンドスキャナ部52を受けて該ハンド
スキャナ部52を装置本体51に装着した状態で原稿Dを自
動搬送するシート搬送部である。54はハンドスキャナ部
52側に設けられた原稿Dの画像情報を読み取る画像読取
手段となるCIS(コンタクト・イメージセンサ)であ
り、55は同じくハンドスキャナ部52側に設けられた回転
体となる従動ローラである。
【0123】56は装置本体51側でCIS54よりも原稿搬
送方向上流側に設けられ、従動ローラ55に対向して圧接
する給送ローラであり、57は装置本体51側でCIS54よ
りも原稿搬送方向下流側に設けられた排出ローラ対であ
る。
【0124】給送ローラ56及び排出ローラ対57はシート
搬送部53に設けられた図示しない原稿読取モータの回転
駆動力を受けて原稿搬送方向(図16の左側から右側方
向)に原稿Dを搬送するように回転する。
【0125】58は原稿Dを載置する原稿載置手段の少な
くとも一部を形成する原稿載置手段形成部材となる原稿
給送トレイであり、装置本体51側のシート搬送部53に対
して着脱可能に構成されている。
【0126】59はCIS54に対向する位置に設けられた
画像読取時の白基準データ読取用の白基準板であり、C
IS54が原稿Dの画像情報を読み取る前に該白基準板59
を読み取り、読み取り信号の出力レベルの補正を行い、
原稿読み取り中は原稿Dの上方(裏面側)から押圧して
原稿Dのばたつきを防止する。
【0127】ハンドスキャナ部52にはCIS54、従動ロ
ーラ55、該従動ローラ55の回転量を検知してハンドスキ
ャナ部52の手動走査による移動量を計測する図示しない
計測手段、白基準板59等が筐体に設けられ、シート搬送
部53に対して一体的に着脱可能になっている。
【0128】ハンドスキャナ部52が装置本体51に取り付
けられている時には図示しない着脱状態検知センサがハ
ンドスキャナ部52の装着状態を検知し、原稿自動搬送待
機状態となり、原稿給送トレイ58上に原稿Dをセット
し、操作部52aのスタートボタンを押下すると、前記各
実施形態と略同様に給送ローラ56と従動ローラ55とに挟
持して給送された原稿DはCIS54と白基準板59との間
を通過して排出ローラ対57に挟持され、CIS54により
原稿画像を読み取りながら搬送されて機外へ排出され
る。
【0129】ハンドスキャナ部52を装置本体51から取り
外した状態で原稿Dの原稿画像面上を手動走査する際に
は、先ずシート搬送部53に取り付けられていた原稿給送
トレイ58をシート搬送部53から取り外す。
【0130】原稿給送トレイ58は前記各実施形態と同様
にヒンジ部58aを支点に開閉可能な複数の分割された第
1トレイ58b、第2トレイ58cにより構成し、ハンドス
キャナ部52による手動走査時には、ヒンジ部58aを中心
に第2トレイ58cを回動して第1トレイ58b内部に折り
畳んで収納し、図17に示すようにハンドスキャナ部52の
所定位置に取り付けてハンドスキャナ部52の把手として
利用する。これにより、図18に示すように原稿給送トレ
イ58がハンドスキャナ部52を操作し易い適度な大きさの
把手となる。
【0131】60はハンドスキャナ部52の原稿読取面側に
設けられた手動走査検知部材であり、図18に示すよう
に、ハンドスキャナ部52を原稿Dの画像面に載置する
と、該手動走査検知部材60が原稿Dに接触してハンドス
キャナ部52が手動走査状態であることを検知する。
【0132】一方、白基準板59の読取の主走査方向(幅
方向)の両端には突起部59aが設けられており、該突起
部59aが図示しないソレノイドプランジャによりヒンジ
部61aを中心に回動される連結部材61のスリット状の穴
からなるガイド部61bに嵌合して該ガイド部61bに沿っ
て移動可能に係合し、ヒンジ部61aを中心に回動する連
結部材61に伴ってヒンジ部61aを中心に回動する。
【0133】62はバネであり、その一端が白基準板59の
突起部59aに係合され、他端が連結部材61のヒンジ部61
aに係合されて白基準板59をCIS54のガラス板54aに
圧接するように付勢している。
【0134】そして、図18に示すように、ハンドスキャ
ナ部52を原稿Dの画像面に載置して手動走査検知部材60
が原稿Dの画像面に接触してハンドスキャナ部52が手動
走査状態であることを検知すると、図示しないソレノイ
ドプランジャに電圧が印加されて連結部材61がヒンジ部
61aを中心に図18の反時計回り方向に回動し、白基準板
59が連結部材61と一体的に移動してCIS54の画像読取
面と対向する位置から退避して手動走査が出来る状態と
なる。
【0135】上記構成によれば、ハンドスキャナ部52を
装置本体51から取り外した状態で原稿Dの原稿画像面上
を手動走査する際にハンドスキャナ部52に原稿給送トレ
イ58を取り付けて該原稿給送トレイ58を把手として利用
出来るので、ハンドスキャナ部52の小型化を図っても該
ハンドスキャナ部52を安定して把持することが出来、安
定した画像読取操作が出来る。
【0136】また、原稿給送トレイ58がハンドスキャナ
部52の把手を兼ねるので、把手として専用の部材を設け
る必要がなく、部品コストの削減や装置本体51の小型化
を図ることが出来る。
【0137】尚、前記各実施形態ではファクシミリ装置
やスキャナ装置に適用した一例について説明したが、複
写機やスキャナプリンタ等の画像読取部を有する各種の
機器にも適用出来るものである。
【0138】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、請求項1に記載の画像読取装置によれば、画
像読取装置を装置本体から取り外した状態で原稿の原稿
画像面上を手動走査する際に画像読取手段に原稿載置手
段形成部材を取り付けて該原稿載置手段形成部材を把手
として利用出来るので、画像読取装置の小型化を図って
も画像読取装置を安定して把持することが出来、安定し
た画像読取操作が出来る。
【0139】また、原稿載置手段形成部材が画像読取装
置の把手を兼ねるので、把手として専用の部材を設ける
必要がなく、部品コストの削減や装置本体の小型化を図
ることが出来る。
【0140】また、請求項3に記載の画像読取装置によ
れば、画像読取装置を装置本体から取り外した状態で原
稿の原稿画像面上を手動走査する際に原稿載置手段形成
部材を画像読取手段の原稿画像面と接する側に干渉しな
い姿勢に遷移させて該原稿載置手段形成部材を把手とし
て利用出来るので、画像読取装置の小型化を図っても画
像読取装置を安定して把持することが出来、安定した画
像読取操作が出来る。
【0141】また、原稿載置手段形成部材が画像読取装
置の把手を兼ねるので、把手として専用の部材を設ける
必要がなく、部品コストの削減や装置本体の小型化を図
ることが出来る。
【0142】また、原稿載置手段形成部材が画像読取手
段に対して、少なくとも原稿を載置し得る第1の姿勢
と、画像読取手段の原稿画像面と接する側に干渉しない
第2の姿勢を取り得るように設けられた場合には、原稿
載置手段形成部材が画像読取手段に連結されているので
画像読取装置を装置本体から脱離した状態で携行しても
原稿載置手段形成部材を紛失する虞がない。
【0143】また、請求項6に記載の画像記録装置によ
れば、画像読取装置を装置本体から取り外した状態で原
稿の原稿画像面上を手動走査する際に画像読取手段に記
録材載置手段形成部材を取り付けて該記録材載置手段形
成部材を把手として利用出来るので、画像読取装置の小
型化を図っても画像読取装置を安定して把持することが
出来、安定した画像読取操作が出来る。
【0144】また、記録材載置手段形成部材が画像読取
装置の把手を兼ねるので、把手として専用の部材を設け
る必要がなく、部品コストの削減や装置本体の小型化を
図ることが出来る。
【0145】また、請求項8に記載の画像記録装置によ
れば、画像読取装置を装置本体から取り外した状態で原
稿の原稿画像面上を手動走査する際に記録材載置手段形
成部材を画像読取手段の原稿画像面と接する側に干渉し
ない姿勢に遷移させて該記録材載置手段形成部材を把手
として利用出来るので、画像読取装置の小型化を図って
も画像読取装置を安定して把持することが出来、安定し
た画像読取操作が出来る。
【0146】また、記録材載置手段形成部材が画像読取
装置の把手を兼ねるので、把手として専用の部材を設け
る必要がなく、部品コストの削減や装置本体の小型化を
図ることが出来る。
【0147】また、記録材載置手段形成部材が画像読取
手段に対して、少なくとも記録材を載置し得る第1の姿
勢と、画像読取手段の原稿画像面と接する側に干渉しな
い第2の姿勢を取り得るように設けられた場合には、記
録材載置手段形成部材が画像読取手段に連結されている
ので画像読取装置を装置本体から脱離した状態で携行し
ても記録材載置手段形成部材を紛失する虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置を備えた画像記録装
置の第1実施形態の構成を示す斜視説明図である。
【図2】本発明に係る画像読取装置を備えた画像記録装
置の第1実施形態の構成を示す断面説明図である。
【図3】第1実施形態において画像読取装置を画像記録
装置本体から脱離する様子を示す斜視説明図である。
【図4】第1実施形態において画像読取装置を画像記録
装置本体から脱離する様子を示す斜視説明図である。
【図5】第1実施形態において画像読取装置を画像記録
装置本体から脱離する様子を示す断面説明図である。
【図6】本発明に係る画像読取装置の第1実施形態の構
成を示す斜視説明図である。
【図7】(a)〜(c)は第1実施形態の画像読取装置
の原稿載置手段形成部を原稿を載置する姿勢から画像読
取手段の原稿画像面と接する側に干渉しない姿勢に遷移
させる様子を示す断面説明図である。
【図8】第1実施形態の画像読取装置により原稿画像面
上を手動走査する様子を示す断面説明図である。
【図9】本発明に係る画像読取装置を備えた画像記録装
置の第2実施形態の構成を示す斜視説明図である。
【図10】本発明に係る画像読取装置を備えた画像記録装
置の第2実施形態の構成を示す断面説明図である。
【図11】第2実施形態において画像読取装置を画像記録
装置本体から脱離する様子を示す斜視説明図である。
【図12】第2実施形態において画像読取装置を画像記録
装置本体から脱離する様子を示す断面説明図である。
【図13】(a)〜(c)は第2実施形態の画像読取装置
の原稿載置手段形成部を原稿を載置する姿勢から画像読
取手段の原稿画像面と接する側に干渉しない姿勢に遷移
させる様子を示す断面説明図である。
【図14】第2実施形態の画像読取装置により原稿画像面
上を手動走査する様子を示す断面説明図である。
【図15】本発明に係る画像読取装置の第3実施形態の構
成を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る画像読取装置の第3実施形態の構
成を示す断面説明図である。
【図17】第3実施形態の画像読取装置の原稿載置手段形
成部を原稿を載置する姿勢から画像読取手段の原稿画像
面と接する側に干渉しない姿勢に遷移させる様子を示す
断面説明図である。
【図18】第3実施形態の画像読取装置により原稿画像面
上を手動走査する様子を示す断面説明図である。
【符号の説明】 1…ファクシミリ装置本体、2…ASF部、3…記録
部、4…ADF部、5…画像読取部、6…ハンドスキャ
ナ部、7…操作パネル部、7a…表示部、8…給送トレ
イ、9…開口部、10…圧板、10a…支点、11…押圧バ
ネ、12…記録シート幅スライダ、13…ピックアップロー
ラ、14…分離シート、15…記録シートセンサ、16…イン
クカートリッジ、17…ガイドシャフト、18…給送ロー
ラ、19…ピンチコロ、20…排出ローラ、21…拍車、22,
23…開口部、24…原稿幅スライダ、25…原稿検知セン
サ、26…分離ローラ、27…摩擦片、27a…支点、28…バ
ネ、29…給送ローラ、30…給送コロ、31…板バネ、32…
CIS、32a…ガラス板、33…白基準板、33a…突起
部、34…従動ローラ、35…排出ローラ、36…着脱状態検
知センサ、37…原稿排出トレイ、37a…ヒンジ部、37
b,37c…ヒンジ部、37d,37e,37f…第1、第2、
第3トレイ、37g…ギア形状部、38…開口部、39…筐
体、40,41…上下ガイド部材、42…解除レバー、43…開
口部、44…連結部材、44a…ヒンジ部、44b…ガイド
部、44c…ギア形状部、45…バネ、51…スキャナ装置本
体、52…ハンドスキャナ部、53…シート搬送部、54…C
IS、54a…ガラス板、55…従動ローラ、56…給送ロー
ラ、57…排出ローラ対、58…原稿給送トレイ、59…白基
準板、59a…突起部、60…手動走査検知部材、61…連結
部材、61a…ヒンジ部、61b…ガイド部、62…バネ、D
…原稿

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対して着脱可能な画像読取装
    置であって、前記装置本体に装着された状態では原稿を
    自動搬送して原稿画像を読み取り、前記装置本体から取
    り外した状態では原稿の原稿画像面上を手動走査して原
    稿画像を読み取るように構成された画像読取装置におい
    て、 原稿を載置する原稿載置手段の少なくとも一部を形成す
    る原稿載置手段形成部材が原稿画像面を光学的に読み取
    る画像読取手段及び前記装置本体に対して着脱可能に構
    成され、 前記画像読取装置を前記装置本体から取り外した状態で
    原稿の原稿画像面上を手動走査する際に前記画像読取手
    段に前記原稿載置手段形成部材を取り付けて該原稿載置
    手段形成部材を把手として利用可能に構成したことを特
    徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿載置手段形成部材が前記装置本
    体の外装部材の一部を構成することを特徴とする請求項
    1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 装置本体に対して着脱可能な画像読取装
    置であって、前記装置本体に装着された状態では原稿を
    自動搬送して原稿画像を読み取り、前記装置本体から取
    り外した状態では原稿の原稿画像面上を手動走査して原
    稿画像を読み取るように構成された画像読取装置におい
    て、 原稿を載置する原稿載置手段の少なくとも一部を形成す
    る原稿載置手段形成部材が原稿画像面を光学的に読み取
    る画像読取手段に対して、少なくとも原稿を載置し得る
    第1の姿勢と、前記画像読取装置を前記装置本体から取
    り外した状態で原稿の原稿画像面上を手動走査する際に
    前記画像読取手段の原稿画像面と接する側に干渉しない
    第2の姿勢を取り得るように設けられ、 前記画像読取装置を前記装置本体から取り外した状態で
    原稿の原稿画像面上を手動走査する際に前記原稿載置手
    段形成部材を把手として利用可能に構成したことを特徴
    とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿載置手段形成部材は前記画像読
    取手段に対して回動可能に軸支されたことを特徴とする
    請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記画像読取装置は、原稿画像面に接触
    しつつ該画像読取装置の手動走査に伴って回転する回転
    体と、 前記回転体の回転量を検知して前記画像読取装置の手動
    走査による移動量を計測する計測手段と、 前記画像読取手段と前記回転体と前記計測手段を保持す
    る筐体と、 を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 装置本体に対して着脱可能な画像読取装
    置を有する画像記録装置であって、前記画像読取装置が
    前記装置本体に装着された状態では原稿を自動搬送して
    原稿画像を読み取り、前記装置本体から取り外した状態
    では原稿の原稿画像面上を手動走査して原稿画像を読み
    取るように構成された画像記録装置において、 記録材を載置する記録材載置手段の少なくとも一部を形
    成する記録材載置手段形成部材が原稿画像面を光学的に
    読み取る画像読取手段及び前記装置本体に対して着脱可
    能に構成され、 前記画像読取装置を前記装置本体から取り外した状態で
    原稿の原稿画像面上を手動走査する際に前記画像読取手
    段に前記記録材載置手段形成部材を取り付けて該記録材
    載置手段形成部材を把手として利用可能に構成したこと
    を特徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録材載置手段形成部材が前記装置
    本体の外装部材の一部を構成することを特徴とする請求
    項6に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 装置本体に対して着脱可能な画像読取装
    置を有する画像記録装置であって、前記画像読取装置が
    前記装置本体に装着された状態では原稿を自動搬送して
    原稿画像を読み取り、前記装置本体から取り外した状態
    では原稿の原稿画像面上を手動走査して原稿画像を読み
    取るように構成された画像記録装置において、 記録材を載置する記録材載置手段の少なくとも一部を形
    成する記録材載置手段形成部材が原稿画像面を光学的に
    読み取る画像読取手段に対して、少なくとも記録材を載
    置し得る第1の姿勢と、前記画像読取装置を前記装置本
    体から取り外した状態で原稿の原稿画像面上を手動走査
    する際に前記画像読取手段の原稿画像面と接する側に干
    渉しない第2の姿勢を取り得るように設けられ、 前記画像読取装置を前記装置本体から取り外した状態で
    原稿の原稿画像面上を手動走査する際に前記記録材載置
    手段形成部材を把手として利用可能に構成したことを特
    徴とする画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録材載置手段形成部材は前記画像
    読取手段に対して回動可能に軸支されたことを特徴とす
    る請求項8に記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記画像読取装置は、原稿画像面に接
    触しつつ該画像読取装置の手動走査に伴って回転する回
    転体と、 前記回転体の回転量を検知して前記画像読取装置の手動
    走査による移動量を計測する計測手段と、 前記画像読取手段と前記回転体と前記計測手段を保持す
    る筐体と、 を有することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項
    に記載の画像記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015161802A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 株式会社リコー ユニット及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015161802A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 株式会社リコー ユニット及び画像形成装置

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