JP2003121947A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2003121947A
JP2003121947A JP2001320321A JP2001320321A JP2003121947A JP 2003121947 A JP2003121947 A JP 2003121947A JP 2001320321 A JP2001320321 A JP 2001320321A JP 2001320321 A JP2001320321 A JP 2001320321A JP 2003121947 A JP2003121947 A JP 2003121947A
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JP2001320321A
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English (en)
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Masaaki Ishihara
正昭 石原
Kazuyuki Morinaga
和幸 森永
Katsumi Obana
克己 小花
Takayuki Nishinohara
隆行 西ノ原
Hideaki Nagahara
英明 永原
Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
Naohiro Iwata
直宏 岩田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャム解除が容易にでき、高品質でコストを
抑えた画像読取装置を提供すること。 【解決手段】 原稿を搬送する分離ローラ41、給送ロ
ーラ51、排出ローラ53と、読取モータ55と、該読
取モータ55の力を前記分離ローラ41、給送ローラ5
1、排出ローラ53に伝達する駆動ギア56系と、を有
する本体ユニット1と、前記排出ローラ53に従動して
回転する排出コロ62と、原稿の画像情報を読み取るC
IS61と、を有するハンドスキャナ6と、前記本体ユ
ニット1に対して回動可能な操作部ユニット7と、を有
し、前記ハンドスキャナ6は前記本体ユニット1に対し
て揺動可能に装着され、前記操作部ユニット7を開放し
て前記ハンドスキャナ6を前記排出コロ62が前記排出
ローラ53から離れる方向に揺動させると、原稿搬送路
全てが開放されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体をなす本
体ユニットに対して回動可能な回動ユニットを有するフ
ァクシミリ装置等の画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置のように画像読
取装置を備えた電子機器において、原稿の紙詰まり(以
下これをジャムと略称)を起こしたときには、圧接して
原稿を挟持しているローラの圧力をオペレータが何らか
の操作によって解除し、詰まった原稿を装置本体内から
取り出すようになっている。
【0003】図5は従来の画像読取装置を含む家庭向け
ファクシミリ装置である。このファクシミリ装置は家庭
で使用されることを想定し、原稿読取部分が装置本体か
ら着脱可能なハンドスキャナになっている。またこのフ
ァクシミリ装置における画像読取装置は、原稿通紙中に
ジャムを起こしたときに解除しやすいよう操作部ユニッ
ト101が本体ユニット102に対して回動し、原稿搬
送部がオペレータ側に開放されるようになっている。
【0004】この動作で、対になって原稿を挟持してい
たローラ等の要素が原稿を開放する構成になっているの
で、さらにジャム解除がしやすくなっているが、駆動源
であるモータ(不図示)が本体ユニット102側にあ
り、駆動ローラ103,105及び該駆動ローラに搬送
力を伝達する駆動ギア系107が操作部ユニット101
側にあるため、通常本体ユニット側のギア系と噛み合っ
ている駆動ギア系107は、原稿搬送部を開放した時に
は、オペレータがアクセスできる部分に剥き出しになっ
ている。また、原稿搬送部を開放しても、原稿を挟持し
ている一部のローラ等の要素が原稿を開放しないので、
ジャム解除操作時に原稿を傷付ける可能性が高い。
【0005】図6は図5に示す上記従来のファクシミリ
装置の断面図である。前述したように、原稿搬送部(操
作部ユニット)を開放しても搬送路全ては解放されず、
またローラ等の一部要素が原稿を挟持したままになって
いる。
【0006】なお、図5及び図6において、ハンドスキ
ャナ108は、原稿の画像情報を読み取る読取センサ1
06と、駆動ローラ105に従動して回転する従動コロ
111を備えている。また、112は駆動ローラ103
に圧接して原稿を一枚ずつ分離する摩擦片、104は本
体ユニット102側の駆動ローラ110に従動して回転
する従動コロ、109は読取センサ106に原稿を密着
させる白基準板である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ある動
作によってオペレータに対してギア系が剥き出しになっ
てしまうと、該ギア系にゴミが溜まって動作不良を起こ
したりする可能性が高まる。また、噛み合っていたギア
が離れたり、逆に離れていたギアが噛み合ったりする
と、この動作のときにギア同士がうまく噛み合わずにぶ
つかって、ギアが破損する可能性がある。このギアの破
損を防ぐためには通常よりも高い位置精度が必要とな
る。これらの信頼性の問題に対策を施すと部品の増加や
部品の品質管理によるコストが必要となる。
【0008】さて、前述したファクシミリ装置の従来例
は家庭で使用されることを想定し、小型で安価に構成し
たファクシミリであるが、このようなファクシミリ装置
は家庭での使用という性格から、原稿読取部分が本体ユ
ニットから着脱可能なハンドスキャナになるものが多
い。図5のファクシミリ装置もハンドスキャナ108を
具備している。図6は図5に示すファクシミリ装置の断
面図であり、114はハンドスキャナ108の着脱方向
(原稿搬送方向に対して略垂直な方向)である。通常、
操作性などを考慮して、ハンドスキャナ108にはモー
タ(不図示)からの搬送力を伝える駆動ローラは内蔵さ
れない。そのためハンドスキャナ部で搬送力を原稿に伝
えるためには、駆動ローラはハンドスキャナ108の対
向側に配置される。このように何らかの理由で原稿搬送
部に対して駆動源と同じ側に読取部の駆動ローラを配置
することができない場合、以下のような問題が起り得
る。
【0009】原稿搬送系のモータを本体ユニットに内蔵
したとき、原稿搬送部を挟んで本体ユニットと対向する
操作部ユニット側にハンドスキャナを配すると、駆動ロ
ーラ及びギア系はモータと同じ本体ユニット側に配置で
き、ギア系が剥き出しになることは無い。但しハンドス
キャナを操作部ユニット側に配すると、ハンドスキャナ
の収納スペースが必要になる為、レイアウトにおいてハ
ンドスキャナが操作部を圧迫してしまう。その結果、操
作部は小さくならざるを得なくなって操作性の悪化につ
ながる。
【0010】上記の問題を避ける為にハンドスキャナを
駆動ローラと同じ本体ユニットに配した場合には別の問
題が生じる。前述のファクシミリ装置の従来例の構成を
変更し、ただ単にハンドスキャナを駆動ローラと同じ本
体ユニットに配した場合の問題を以下に示す。
【0011】図7はハンドスキャナ108及び駆動ロー
ラ103,105,110をモータ(不図示)と同じ本
体ユニット102側に配した場合の断面図である。ハン
ドスキャナ29をモータと同じ本体ユニット31側に配
したとき、前述のようにギア(図5に示す107)を剥
き出しにさせない為には、図7のようにハンドスキャナ
108に対向する駆動ローラ105を本体ユニット10
2側に配して、原稿搬送部を開放しても駆動ローラ10
5が本体ユニット102側に残る構成にしなければなら
ない。
【0012】しかしながら、上記の構成にすると、原稿
113が原稿搬送部内でジャムを起こした場合に、ジャ
ムを解除させるために原稿搬送部(操作部ユニット10
1)を開放しても、本体ユニット102側に残った駆動
ローラ105とハンドスキャナ108(の従動コロ11
1)が原稿を挟持したまま原稿搬送路を解放しないた
め、ジャム解除が困難になり、原稿を損傷してしまう原
因になる。
【0013】本発明はこのような現状に鑑みてなされた
ものであり、ジャム解除が容易にでき、高品質でコスト
を抑えた画像読取装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、原稿を搬送する駆動ローラ
と、駆動源と、駆動源の力を前記駆動ローラに伝達する
駆動ギア系と、を有する本体ユニットと、前記駆動ロー
ラに従動して回転する従動ローラと、原稿の画像情報を
読み取る読取センサと、を有する読取ユニットと、前記
本体ユニットに対して回動可能な回動ユニットと、を有
し、前記読取ユニットは前記本体ユニットに対して揺動
可能に装着され、前記回動ユニットを開放して前記読取
ユニットを前記従動ローラが前記駆動ローラから離れる
方向に揺動させると、原稿搬送路全てが開放されること
を特徴とする。
【0015】上記構成によれば、ジャム解除が容易にで
き、信頼性が高く、コストを抑えた画像読取装置を提供
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、
以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材
質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用され
る装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもの
であり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲
をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0017】本発明に係る画像読取装置を含んだファク
シミリ装置の一実施形態を以下に示す。図1、図2はそ
れぞれ本実施形態を説明する斜視図、断面図である。本
装置は、図1及び図2に示すように、原稿通紙中にジャ
ムを起こしたときに解除しやすいように回動ユニットと
しての操作部ユニット7が、ファクシミリ装置本体であ
る本体ユニット1に対して回動し、原稿搬送部がオペレ
ータ側に開放されるようになっている。また図1におい
て、6は本体ユニット1から着脱可能な読取ユニットと
してのハンドスキャナである。このハンドスキャナ6は
矢印a方向(原稿搬送方向と略平行な方向)に着脱可能
であり、且つ図4に示すように矢印b方向(排出コロ6
2が排出ローラ53に当接・離間する方向)に揺動可能
となっている。そしてハンドスキャナ6は、本体ユニッ
ト1内に装着したときには図2に示すように原稿搬送部
の一部となり、原稿を搬送しながら画像を読み取る読取
部5を構成する。
【0018】ファクシミリ装置本体である本体ユニット
1は、記録紙を1枚ずつ分離給送するASF(Auto Shee
t Feeder)部2、ASF部2から搬送された記録紙に画
像を記録する記録部3を備えている。更に、図9に示す
ように原稿を搬送する駆動ローラである分離ローラ4
1、給送ローラ51、排出ローラ53と、駆動源である
読取モータ55と、該モータの力を前記駆動ローラに伝
達する駆動ギア系56を備えている。また、図2に示す
ようにADF部4から搬送された原稿の画像を読み取る
読取部5、本体ユニット装着時は読取部の一部を形成す
る手動読取手段としてのハンドスキャナ6を備えてい
る。このハンドスキャナ6は、本体ユニット1に対して
着脱可能且つ揺動可能で、本体ユニット装着時は原稿を
自動搬送して原稿画像情報を読み取り、取り外し時は手
動走査により原稿画像情報を読み取るものである。
【0019】一方、前記本体ユニット1に対して回動可
能な操作部ユニット7は、前記分離ローラ41に圧接す
る摩擦片42、前記給送ローラ51に従動して回転する
給送コロ52、CIS61上の原稿のばたつきを抑える
白基準板54を備えている。更に、装置本体の操作を行
うためのボタン類や装置の状態を示す表示部を設けた操
作パネル部17を備えている。
【0020】以下、記録動作、読取動作の順に、各部の
構成及び動作について詳しく説明する。
【0021】まず記録動作の説明をする。図2におい
て、11は装置後方に取り付けられたトレイである。2
1は支点を中心に上下回動可能な圧板であり、その上面
に複数枚の記録紙が積載載置される。この圧板21は初
期状態では押圧バネ(不図示)の押圧力に抗して下方で
保持されている。23は記録紙幅スライダであり、記録
紙の幅方向(搬送方向と直交する方向)の動きを規制す
る。24は記録紙ピックアップローラであり、記録紙を
1枚ずつ分離給送する。
【0022】31は記録紙にインクを吐出し画像を記録
する本体ユニット1に対して着脱可能なインクカートリ
ッジである。32はガイドシャフトであり、インクカー
トリッジ31が記録紙の幅方向に往復動作する際のガイ
ドとなる。33は給送ローラ、34は不図示のバネによ
り給送ローラ33に圧接し給送ローラに従動するピンチ
コロである。35は拍車、36は拍車に圧接する排出ロ
ーラである。尚、ここで拍車とは、記録紙との接触面積
が小さく、記録後の記録紙面に接触しても該記録紙の記
録像を乱すことがないように構成したものである。
【0023】記録を開始する信号が送られると、不図示
の記録紙搬送モータが回転し圧板21の保持状態を解除
し、積載されている記録紙先端を上方へ持ち上げると共
に、ピックアップローラ24を時計回り方向に回転させ
る。圧板21に積載された記録紙の上層部はピックアッ
プローラ24に接し搬送され、最上部の記録紙が1枚ず
つ分離されて、記録部へと搬送される。この記録紙を給
送ローラ33とピンチコロ34のニップ部で挟持しイン
クカートリッジ31の下の印字位置まで記録紙先端を搬
送して一旦停止する。そして、この時圧板21は初期状
態で保持され待機状態となる。
【0024】次に、インクカートリッジ31を不図示の
モータで駆動し記録紙の幅方向に1往復させて、印字位
置まで搬送された記録紙にインクを吐出させて画像を記
録する。インクカートリッジ31には記録紙搬送方向に
数ライン分のインク吐出ノズルが設けられてあり、イン
クカートリッジ31の1往復で数ライン分の画像を記録
することができる。インクカートリッジ31が1往復分
動作終了すると、記録紙搬送モータを回転させ記録紙を
インクカートリッジ31の1往復で記録したライン数分
搬送し、次の画像データを新たに記録する。以下、イン
クカートリッジ31の往復動作と記録紙の搬送動作を順
次繰り返して記録紙に画像を記録する。そして、記録紙
1ページ分の記録動作が終了すると、該記録紙を装置本
体外に排出し一連の動作を終了する。次ページの画像デ
ータがあれば、上記の一連の動作を繰り返し記録を行
う。
【0025】次に読取動作の説明をする。図2におい
て、矢印Dは原稿の搬送方向を示す。14は原稿をセッ
トするための開口部(原稿挿入口)、15はセットされ
た原稿の幅方向を規制する原稿スライダである。開口部
14には原稿の有無を検知するセンサ(不図示)が設け
られている。41は本体ユニット1に設けられた分離ロ
ーラ、42は回動可能に設けられた摩擦片で、該摩擦片
を反時計回り方向に付勢するバネ43で、分離ローラ4
1に摩擦片42が圧接するよう構成されている。
【0026】給送ローラ51は本体ユニット1に設けら
れ、この給送ローラ51に対向する給送コロ52が板バ
ネで給送ローラ51に圧接するように操作部ユニット7
に設けられている。また給送ローラ51の原稿搬送方向
下流側のハンドスキャナ6には原稿の画像情報をセンサ
部が直接接触して読み取る読取センサとしてのコンタク
トイメージセンサ(CIS)61が設けられている。ま
た操作部ユニット7においてCIS61に対向する位置
に設けられた白基準板54がCIS61と接するように
設けられており、このCIS61が原稿を読み取る前に
この白基準板54の白基準を読み取ることで、読取信号
の出力レベルの補正を行う。また原稿読取中は白基準板
54が自重で原稿13を上方(裏側)からCIS61の
方に押圧し、原稿13のばたつきを防止するように構成
されている。
【0027】CIS61の原稿搬送方向下流側には、本
体ユニット1に設けられた排出ローラ53と、ハンドス
キャナ6内に設けられ排出ローラ53に従動する排出コ
ロ62とが、対を成して配置されている。ハンドスキャ
ナ6は図示しないバネにより、本体ユニット1から上側
(白基準板の方向)に押し上げられるため、ハンドスキ
ャナ6内に保持されている排出コロ62は、本体ユニッ
ト1に回転可能に固定されている排出ローラ53と圧接
されている。また、本体ユニット1にはハンドスキャナ
6の本体ユニット1への着脱状態を検知するためのセン
サ16が設けられている。
【0028】以上の構成のADF部(Auto Document Fe
eder)において、原稿が開口部14にセットされると、
センサ(不図示)により原稿13のセット完了が検知さ
れる。これに続き、オペレータが操作パネル部17に設
けられた操作ボタンの内、読み取りを開始させるボタン
を押下すると、読取モータ55が回転駆動され、分離ロ
ーラ41が反時計回り方向に駆動される。この結果、原
稿は反時計回り方向に回転する分離ローラ41と圧接す
る摩擦片42によって捌かれつつ下流方向に搬送され
て、最下層の1枚のみが分離されて読取部5へ搬送され
る。このようにしてADF部4で分離された原稿13
は、給送ローラ51と給送コロ52のニップ部に導か
れ、挟持されて搬送される。
【0029】給送ローラ51付近に設けられた不図示の
センサにより、原稿先端を検知すると、読取モータは所
定のステップ数回転したのち停止し、原稿をCIS61
手前の所定の位置で停止させる。
【0030】その後、CIS61が白基準板54のシェ
ーディングデータを読み取り、読取信号の出力レベルの
補正を行う。そして、再度読取モータを回転させ、原稿
を所定ステップ数搬送し、CIS61の読取ラインに到
達させた後、原稿の下面を1ラインずつ順次読み取る。
読み取りを終えた原稿13は、排出ローラ53と排出コ
ロ62とのニップ部に導かれて挟持搬送され、装置前面
に設けられた開口部(原稿排出口)から機外へ排出され
る。原稿13が複数枚セットされている時は、センサが
原稿なしを検知するまで読取モータを回転させて、AD
F部で原稿を1枚ずつ分離・搬送し、順次CIS61で
画像データを読み取る動作を繰り返す。
【0031】次に、読取動作中のジャム解除時の動作に
ついて説明する。読取動作中に原稿が原稿搬送路内で通
紙不良を起こしたり、オペレータが途中で読取動作を停
止させるボタンを押下したりした場合、原稿は搬送路内
で停止する。
【0032】これを取り除く場合には、図3に示すよう
に、まず本体ユニット1に対して回動自在に設けられた
操作部ユニット7を開放し、原稿搬送部をオペレータ側
に広げる。分離ローラ41及び給送ローラ51は本体ユ
ニット1側に、この分離ローラ41及び給送ローラ51
にそれぞれに圧接している摩擦片42、給送コロ52は
操作部ユニット7側に設けられているため、対になって
圧接し、原稿13を狭持していたこれらの要素は離れて
原稿13を解放する。この動作において、搬送路を構成
している部材や、原稿を狭持している給送ローラ51と
給送コロ52、分離ローラ41と摩擦片42は単に離れ
る動作をするだけであるため、原稿13を引っ張った
り、傷付けたりすることはない。
【0033】次に、図4に示すように、ハンドスキャナ
6に設けられた把手部63を、排出ローラ53から排出
コロ62が離れるように押し下げる事によって、本体ユ
ニット1に対して着脱自在及び回動自在に設けられ、バ
ネによって下方から押圧されているハンドスキャナ6を
反時計回り方向に回転させる。互いに圧接し、原稿13
を狭持していた排出ローラ53と排出コロ62はこの動
作によって離れて原稿13を解放する。この動作も操作
部ユニット7の開放時と同じく、排出ローラ53と排出
コロ62は単に離れる動作をするだけであるため、原稿
13を引っ張ったり、傷付けたりすることはない。
【0034】以上のように構成することによって原稿1
3を狭持していたローラ等の要素は全て原稿13を開放
し、原稿搬送路は全て開くため、オペレータは詰まった
原稿13を傷付けることなく容易に取り除くことができ
る。
【0035】また、前述のように原稿搬送部の開閉如何
にかかわらず、駆動するローラである分離ローラ41、
給送ローラ51及び排出ローラ53は、これらを駆動す
る駆動源である読取モータ55と同じ本体ユニット1に
あるため、搬送力を読取モータ55から各駆動ローラに
伝達する駆動ギア系56は図8に示すように本体ユニッ
ト1の筐体内に収めることができ、駆動ギア系56に対
するゴミなどの付着による機能の低下が防げる。
【0036】また、駆動ギア系はオペレータの操作にか
かわらず各ギア位置が固定で、常に噛み合っているた
め、オペレータ操作により、ギア同士を離したり、また
噛み合わせたりすることが可能な仕様にした場合に比べ
て、ギアの破損の可能性を抑える効果も生まれる。
【0037】またギアの破損を防ぐために部品精度を高
めた場合の部品品質管理のためのコストアップも不要に
なるため、コストアップを抑えることもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ジャム解除が容易にでき、信頼性が高く、コストを抑え
た画像読取装置を提供することができる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るファクシミリ装置の斜視図
【図2】図1のファクシミリ装置の断面図
【図3】図1のファクシミリ装置において操作部ユニッ
トを開放したときの断面図
【図4】図1のファクシミリ装置において操作部ユニッ
トを開放してハンドスキャナを揺動させたときの断面図
【図5】従来のファクシミリ装置の斜視図
【図6】図5のファクシミリ装置の断面図
【図7】従来のファクシミリ装置において駆動ローラを
全て本体ユニット側に配置した場合の断面図
【図8】図1のファクシミリにおいて操作部ユニットを
解放したときの斜視図
【図9】図8の一部分を切断した切断図
【符号の説明】
1 …本体ユニット 2 …ASF部 3 …記録部 4 …ADF部 5 …読取部 6 …ハンドスキャナ 7 …操作部ユニット 11 …トレイ 13 …原稿 14 …開口部 15 …原稿スライダ 16 …センサ 17 …操作パネル部 21 …圧板 23 …記録紙幅スライダ 24 …記録紙ピックアップローラ 31 …インクカートリッジ 32 …ガイドシャフト 33 …給送ローラ 34 …ピンチコロ 35 …拍車 36 …排出ローラ 41 …分離ローラ 42 …摩擦片 43 …バネ 51 …給送ローラ 52 …給送コロ 53 …排出ローラ 54 …白基準板 55 …駆動モータ 56 …駆動ギア系 61 …CIS 62 …排出コロ 63 …把手部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B65H 7/06 H04N 1/12 Z 5C072 (72)発明者 小花 克己 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西ノ原 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 永原 英明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 寺嶋 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩田 直宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H076 BA15 BA17 BA24 BA35 BA36 BA47 BA49 BA52 BA53 BB06 2H106 AB42 AB69 AB99 2H108 AA05 AA14 HA00 JA00 JA06 3F048 AA04 AB02 BA14 BD02 EA02 EA12 EB23 5C062 AA05 AB17 AB27 AB32 AD02 AD06 BA01 5C072 AA01 BA02 NA01 NA04 PA08 PA09 XA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を搬送する駆動ローラと、駆動源
    と、駆動源の力を前記駆動ローラに伝達する駆動ギア系
    と、を有する本体ユニットと、 前記駆動ローラに従動して回転する従動ローラと、原稿
    の画像情報を読み取る読取センサと、を有する読取ユニ
    ットと、 前記本体ユニットに対して回動可能な回動ユニットと、 を有し、 前記読取ユニットは前記本体ユニットに対して揺動可能
    に装着され、前記回動ユニットを開放して前記読取ユニ
    ットを前記従動ローラが前記駆動ローラから離れる方向
    に揺動させると、原稿搬送路全てが開放されることを特
    徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿を一枚ずつ分離給送する分離ローラ
    と、分離された原稿を読取位置へ給送する給送ローラ
    と、読取位置を通過した原稿を搬送する排出ローラと、
    駆動源と、駆動源の力を前記分離ローラ、給送ローラ、
    及び排出ローラに伝達する駆動ギア系と、を有する本体
    ユニットと、 前記排出ローラに従動して回転する排出コロと、原稿の
    画像情報を読み取る読取センサと、を有する読取ユニッ
    トと、 前記分離ローラに圧接する摩擦片と、前記給送ローラに
    圧接する給送コロと、前記読取センサに原稿を密着させ
    る白基準板と、を有し、前記本体ユニットに対して回動
    可能な回動ユニットと、 を有し、 前記読取ユニットは前記本体ユニットに対して揺動可能
    に装着され、前記回動ユニットを開放して前記読取ユニ
    ットを前記排出コロが前記排出ローラから離れる方向に
    揺動させると、原稿搬送路全てが開放されることを特徴
    とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記読取ユニットは本体ユニットに対し
    て着脱可能で、装置本体に装着時は原稿を自動搬送して
    原稿画像情報を読み取り、取り外し時は手動走査により
    原稿画像情報を読み取るハンドスキャナであることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7869103B2 (en) 2004-05-27 2011-01-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device configuration for an image reading unit and a document holder

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US7869103B2 (en) 2004-05-27 2011-01-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device configuration for an image reading unit and a document holder

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