JP3660426B2 - サイドウオールにベント・リッジを備えた空気入りタイヤ - Google Patents

サイドウオールにベント・リッジを備えた空気入りタイヤ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気入りタイヤに関するものであって、特に、周上複数個に分割されたトレッド・リングと左右一対のサイド・リングとで形成されるセグメント・モールドであって、リム・ライン近傍からトレッド・リングとサイド・リングとの境界ラインまで延びる空気抜きベント凹部を備えたモールドで加硫された空気入りタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タイヤを加硫するときに生タイヤとモールドの内表面との間に空気が溜まり、その結果ベアー故障がタイヤの表面に形成されることがある。このベアー故障発生を防止するために、従来は、リム・ライン近傍からサイド最大幅近傍までラジアル方向に延びる空気抜きベント凹部をタイヤ片面上で6本程度備えたモールドでタイヤが加硫されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の技術ではベアー故障の発生をある程度防止することは可能であるが、ベアー故障はタイヤの表面に生じる製造上の欠陥であり、ベアー故障の発生率を極力低下することが求められている。
本発明の目的は、上記のような従来技術の不具合を解消して、ベアー故障が発生しにくいタイヤを提供することである。
本発明の他の目的は、モールドに設けられた空気抜きベント凹部によってタイヤのサイドウオール部に形成されるベント・リッジをタイヤのサイドウオール全体のデザインの構成要素として積極的に取り入れ、外観上デザイン的に優れたタイヤを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、周上複数個に分割されたトレッド・リングと左右一対のサイド・リングとで形成されるセグメント・モールドであって、リム・ライン近傍からトレッド・リングとサイド・リングとの境界ラインまで延びる空気抜きベント凹部を備えたモールドで加硫された空気入りタイヤにおいて、
(1)該空気抜きベント凹部によってベント・リッジがサイドウオール部に形成され、
(2)該ベント・リッジがラジアル方向および周方向に対して傾斜した方向に直線状または曲線状に延び、
(3)該ベント・リッジは、高さが0.3乃至1.0mm、好ましくは0.5乃至0.8mmであって、タイヤ片面上での本数が2乃至20本、好ましくは4乃至10本である
ことを特徴とする空気入りタイヤである。
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤでは、
該ベント・リッジがラジアル方向に対して45乃至70度の角度で傾斜した方向に直線状または曲線状に延びていること、
該ベント・リッジが、相互に交差しないように、ラジアル方向に対して同じ側に傾斜した方向に延びていること、
該ベント・リッジが、他のベント・リッジと交差するように、ラジアル方向に対して互いに逆の側に傾斜した方向に延びていること、
該ベント・リッジの延びる方向が、始端から終端の途中で、ラジアル方向を挟んで一方の側から逆の側に変化すること、
該ベント・リッジが、サイドウオール部に形成された文字、数字または絵などを避けるように延び、これらの文字、数字または絵などを除いた領域では等間隔に配置されていること、
環状凹部が加硫モールドのトレッド・リングとサイド・リングとの境界ライン近傍に設けられていて、該環状凹部によって環状リブがタイヤのサイドウオール部上方に形成され、該ベント・リッジがリム・ライン近傍から始まり該環状リブに終端していること、および
該環状リブの幅が3mm以下で、高さが1mm以下であること、
が好ましい。
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤでは、
サイドウオールの表面に、周方向に小さな間隔を置いて設けられた多数の小さな装飾リッジよりなる環状装飾体を備え、該装飾リッジの高さが該ベント・リッジの高さより低く、該装飾リッジが該ベント・リッジと比べはるかに高い密度で配置されていること、
該装飾リッジの断面形状が三角形で、高さが0.3乃至1mmで、密度が8乃至15本/10mmであること、
該ベント・リッジが該装飾リッジと互いに交差するように配置されていること、および、
該ベント・リッジの高さが該装飾リッジの高さの1.1ないし3倍で、さらに限定すれば2倍であること
が好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従う実施例のタイヤおよび従来例のタイヤについて図面を参照して説明する。
【0008】
図1は本発明による実施例1のタイヤの正面図であって、周上7個に分割されたトレッド・リングと左右一対のサイド・リングとで形成されるセグメント・モールドの、リム・ライン近傍からトレッド・リングとサイド・リングとの境界ラインまで延びる空気抜きベント凹部を備えたモールドで加硫された空気入りタイヤである。
モールドに備えられた空気抜きベント凹部によってベント・リッジ1がサイドウオール部に形成され、これらのベント・リッジ1がラジアル方向および周方向に対して傾斜した方向に曲線状に延びていて、ベント・リッジ1は、高さが0.5mmであって、タイヤ片面上での本数が8本である。
ベント・リッジ1はラジアル方向に対して71度の角度で傾斜した方向に曲線状に延びている。
ベント・リッジ1は、他のベント・リッジ1と交差しないように、ラジアル方向に対して同じ側に傾斜した方向に延びている。
ベント・リッジ1が、図示のように、サイドウオール部に形成された文字、数字または絵などを避けるように延び、これらの文字、数字または絵などを除いた領域では等間隔に配置されている。
実施例1のタイヤを加硫するモールドのトレッド・リングとサイド・リングとの境界ライン近傍に環状凹部が設けられていて、この環状凹部によって環状リブ2がタイヤのサイドウオール部上方に形成され、ベント・リッジ1がリム・ライン近傍から始まり環状リブ2に終端している。環状リブ2の幅は0.6mmで、高さが0.5mmである。
実施例1のタイヤは、サイドウオールの表面に、周方向に小さな間隔を置いて設けられた多数の小さな装飾リッジ4よりなる環状装飾体3を備え、装飾リッジ3の高さがベント・リッジ1の高さより低く、装飾リッジ4がベント・リッジ1と比べはるかに高い密度で配置されている。装飾リッジ4の断面形状は三角形であって、高さが0.3mmで、密度が12.5本/10mmである。
ベント・リッジ1が装飾リッジ4と互いに交差するように配置されている。
ベント・リッジ1の高さが装飾リッジ4の高さの1.6倍である。
【0009】
図2は本発明による実施例2のタイヤの正面図であって、ベント・リッジ1が他のベント・リッジ1と交差するように、ラジアル方向に対して互いに逆の側に傾斜した方向に延びていることを除いて、実施例1のタイヤとほぼ同じである。
【0010】
図3は本発明による実施例3のタイヤの正面図であって、ベント・リッジ1の延びる方向が、始端から終端の途中で、ラジアル方向を挟んで一方の側から逆の側に変化していることを除いて、実施例1のタイヤとほぼ同じである。
【0011】
図4は本発明による実施例4のタイヤの正面図であって、実施例1と同様のベント・リッジ1の他にラジアル方向に延びるベント・リッジもそなえていることを除いて、実施例1のタイヤとほぼ同じである。
【0012】
図5は従来例1の空気入りタイヤの正面図である。
【0013】
上記本発明に従う実施例1乃至4の空気入りタイヤと上記従来例の空気入りタイヤについて同じ条件でタイヤを加硫してベアー故障の発生率を測定した。その結果、上記従来例の空気入りタイヤではベアー故障の平均的な発生率が0.6%であったが、実施例1乃至2の空気入りタイヤでは0.4%、実施例3の空気入りタイヤでは0.5%、実施例4の空気入りタイヤでは0.3%であった。
【0014】
【発明の効果】
上記の評価結果から、本発明に基づく実施例の空気入りタイヤは従来例の空気入りタイヤと比べて、耐ベアー故障に優れていることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気入りタイヤの正面図である。
【図2】本発明による空気入りタイヤの正面図である。
【図3】本発明による空気入りタイヤの正面図である。
【図4】本発明による空気入りタイヤの正面図である。
【図5】従来の空気入りタイヤの正面図である。
【符号の説明】
1 ベント・リッジ
2 環状リブ
3 環状装飾体
4 装飾リッジ

Claims (11)

  1. 周上複数個に分割されたトレッド・リングと左右一対のサイド・リングとで形成されるセグメント・モールドであって、リム・ライン近傍からトレッド・リングとサイド・リングとの境界ラインまで延びる空気抜きベント凹部を備えたモールドで加硫された空気入りタイヤにおいて、
    (1)該空気抜きベント凹部によってベント・リッジがサイドウオール部に形成され、
    (2)該ベント・リッジがラジアル方向および周方向に対して傾斜した方向に直線状または曲線状に延び、
    (3)該ベント・リッジは、高さが0.3乃至1.0mmであって、タイヤ片面上での本数が2乃至20本である
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 該ベント・リッジがラジアル方向に対して45乃至70度の角度で傾斜した方向に直線状または曲線状に延びることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 該ベント・リッジが、相互に交差しないように、ラジアル方向に対して同じ側に傾斜した方向に延びていることを特徴とする請求項1乃至2記載の空気入りタイヤ。
  4. 該ベント・リッジが他のベント・リッジと交差するように、ラジアル方向に対して互いに逆の側に傾斜した方向に延びていることを特徴とする請求項1乃至2記載の空気入りタイヤ。
  5. 該ベント・リッジの延びる方向が、始端から終端の途中で、ラジアル方向を挟んで一方の側から逆の側に変化することを特徴とする請求項1乃至2記載の空気入りタイヤ。
  6. 該ベント・リッジが、サイドウオール部に形成された文字、数字または絵などを避けるように延び、これらの文字、数字または絵などを除いた領域では等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5記載の空気入りタイヤ。
  7. 環状凹部が加硫モールドのトレッド・リングとサイド・リングとの境界ライン近傍に設けられていて、該環状凹部によって環状リブがタイヤのサイドウオール部上方に形成され、該ベント・リッジがリム・ライン近傍から始まり該環状リブに終端していることを特徴とする請求項1乃至6記載の空気入りタイヤ。
  8. 該環状リブの幅が3mm以下で、高さが1mm以下であることを特徴とする請求項7記載の空気入りタイヤ。
  9. サイドウオールの表面に、周方向に小さな間隔を置いて設けられた多数の小さな装飾リッジよりなる環状装飾体を備え、該装飾リッジの断面形状が三角形で、高さが0.3乃至1mmで、密度が8乃至15本/10mmであることを特徴とする請求項1乃至8記載の空気入りタイヤ。
  10. 該ベント・リッジが該装飾リッジと互いに交差するように配置されていることを特徴とする請求項9記載の空気入りタイヤ。
  11. 該ベント・リッジの高さが該装飾リッジの高さの1.1ないし3倍であることを特徴とする請求項9又は10記載の空気入りタイヤ。
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