JP3657100B2 - プレス装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に上型の昇降動作によりトリミング、絞り成形、穴開けなどの動作が行なわれるプレス装置に係り、特にワークのノックアウト用のピンの動作設定などの段取りを簡単に行なえるようにしたプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のプレス装置の断面図である。
図7に示すプレス装置は、複数の加工ステージが連設されて、各ステージ間でワークが移送されるトランスファープレスシステムのうちの1ステージを示している。
図7に示すプレス装置では、プレスフレーム1上にボルスター2が固定され、このボルスター2上に下型3が固定支持されている。上方には上部フレーム4が設けられ、この上部フレーム4にラムプレート5が昇降自在に支持され、且つクランク機構などで昇降駆動される。このラムプレート5に上型6が固定されている。図7に示すプレス装置では、型内に側方からワークWaとして金属板が挿入され、上型6が下降して上型6と下型3とが型合わせされ、前記ワークWaからブランクが切り出される。
【0003】
図7に示すプレス装置では、プレスフレーム1、ボルスター2および下型3内で昇降自在な迎えピン7と、ラムプレート5および上型6内を昇降自在な押し下げピン8が設けられ、側方から搬入されたワークWaから切り出されたブランクが、迎えピン7と押し下げピン8とで挟持されて下降させられ、フィンガー9で挟持可能な位置に移送される。その後に、フィンガー9と9でブランクが挟まれ、トランスファー機構10によりブランクが次の加工ステージに送られる。
従来は、前記迎えピン7を昇降させる機構として、迎えピン7を上昇方向へ付勢するスプリング11と、迎えピン7の下端のボス7aに当接するカムアーム12を有している。カムアーム12は、軸13に回転自在に支持されており、その基端に設けられたフォロワーローラ14がカム15の外周面に当接させられている。
【0004】
カム15は、前記ラムプレート5を昇降させる主軸(プレスクランク軸)の回転に同期するカム軸16に固定されている。主軸の回転によりラムプレート5が下降し、上型6と下型3とでブランクが切り出されるタイミングに同期し、カム15の回転位相に応じて、迎えピン7が上下する。上方の押し下げピン8も同様にしてカム機構により昇降させられ、ブランクの切り出しと、ブランクをフィンガー9の位置まで下降させるタイミングが同期させられる。
また図7に示すプレス装置が設けられた後の加工ステージでは、ブランクが絞り加工され、あるいは穴開け加工され、あるいはトリミング加工などが行なわれるが、それぞれのステージにおいても、型内にノックアウトピンが設けられている。ワークの加工の後に、ノックアウトピンの動作により、型からワークが離れるようになっている。そしてこれらの加工ステージにおいても、ノックアウトピンは、図7と同様にカム機構により昇降動作させられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図7に示す迎えピン7および押し下げピン8、さらにはノックアウトピンがカム機構により昇降させられるプレス装置では、以下に示す欠点がある。
(1)単位時間当りのワークの加工数を多くするためには、主軸(プレスクランク軸)およびカム軸16を高速回転させる必要がある。しかし、図7に示すようなカム15およびカムアーム12を用いた機構では、カム軸16の高速回転に限界があり、あまり速くしすぎると、フォロワーローラ14がカム15のカム面に正確に追従できなくなる。したがって、加工数としては1分間に150ショット程度が限界である。
【0006】
(2)加工製品が変更となりピンの昇降動作タイミングや昇降距離を変更する場合に、段取り作業として、カム15およびカムアーム12などを取り換えることが必要になる。トランスファープレスシステムでは、各ステージ毎にカムを交換することが必要になり、段取りにかかる工数が非常に多くなる。また、各ステージ毎にカム機構の動作タイミングの微調整も必要になる。
(3)カム15またはフォロワーローラ14は磨耗するため、寿命が短く使用可能な期間が限られる。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、高速駆動が可能であり、またピンの駆動を変更する際の段取り作業や調整作業を短時間で且つ簡単にできるようにしたプレス装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下型が固定される下部支持台と、前記下型の上方に対向する上型を支持して前記下型に対して圧接離反方向へ昇降動作する昇降台と、前記下型内で昇降するピンおよび前記上型内で昇降するピンの少なくとも一方が設けられ、前記ピンにより加工後のワークを下型または上型から離す動作が行なわれるプレス装置において、前記ピンを昇降させる駆動源として回転量および回転のタイミングを制御可能なモータが設けられ、且つ前記昇降台の昇降動作に同期させて前記モータの回転量および回転のタイミングを制御する制御手段が設けられており、
前記下型および上型を有する加工ステージが複数連設されて、各ステージ間でワークを移送するトランスファー手段が設けられており、前記モータは各ステージ毎に設けられ、前記モータの回転量および回転のタイミングが各ステージ毎に設定可能とされており、
各ステージ毎に、モータの回転量および回転のタイミングを設定して前記制御手段に設定情報を与える設定手段が設けられ、前記設定手段では、前記ピンの動作が複数段階に区分され、各段階毎に、ピンの移動タイミングと移動距離とが個別に設定可能とされていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明での前記ピンは、下型内または上型内に昇降自在に設けられたものであり、例えば図2に示すような、加工されたブランクを挟んでトランスファー手段まで移送するための迎えピンおよび押し下げピン、図3に示すように加工されたワークを下型から持ち上げて離すためのノックアウトピン、さらには加工されたワークを上型からかき落として離すノックアウトピンなどである。
【0010】
また、回転量と回転のタイミングを設定するモータは、エンコーダ付きのサーボモータあるいはその他のステッピング制御モータである。
【0011】
本発明は、前記下型および上型を有する加工ステージが複数連設されて、各ステージ間でワークを移送するトランスファー手段が設けられており、前記モータは各ステージ毎に設けられ、前記モータの回転量および回転のタイミングが各ステージ毎に設定可能とされているいわゆるトランスファープレスシステムにおいて有用である。
【0013】
さらに、各ステージ毎に、モータの回転量および回転のタイミングを設定して前記制御手段に設定情報を与える設定手段が設けられ、前記設定手段では、前記ピンの動作が複数段階に区分され、各段階毎に、ピンの移動タイミングと移動距離とが個別に設定可能とされている。
【0014】
トランスファープレスシステムにおいて、各ステージ毎に、ピンの移動タイミングや移動距離を独立して設定できるため、複雑なプログラミングが不要であり、各ステージでのピンの動作を容易に設定可能である。
【0015】
本発明では、カム機構を用いていないために、高速駆動が可能であり、例えば1分間に150ショット程度の処理あるいはそれ以上の高速処理も可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のトランスファー方式のプレス装置を示す平面図、図2は前記プレス装置の第1の加工ステージを示すものであり、図1のII−II線の断面図、図3は前記プレス装置の第4の加工ステージを示すものであり、図1のIII−III線の断面図である。
図1に示すように、トランスファー方式のプレス装置では、図示左側から右側へ第1の加工ステージ(i)、第2の加工ステージ(ii)、第3の加工ステージ(iii)の順に並んでおり、最も右側が第14の加工ステージ(xiv)である。
【0017】
図2及び図3に示すように、このプレス装置では、下部のプレスフレーム21の上にボルスター22が取付けられており、プレスフレーム21とボルスター22とで、下部支持台が構成されている。
図2に示すように、上方には上部フレーム23が設けられ、この上部フレーム23には、昇降台としてラムプレート24が設けられている。図1に示すように、このラムプレート24は1個設けられ、第1のステージ(i)から第14のステージ(xiv)まで延びている。上部フレーム23内には主軸(プレスクランク軸)が設けられ、この主軸の回転により前記昇降台としてのラムプレート24が昇降動作する。そして、各加工ステージにおいて、ラムプレート24の下面に上型が固定される。
【0018】
図2に示す第1の加工ステージ(i)では、金属板のワークWaからブランクが切り出される。
このステージ(i)では、ボルスター22の上面に、下部ダイセット18が設けられ、その上に下型25aが固定されている。ラムプレート24の下面には上部ダイセット19が設けられ、その下に上型26aが固定されている。前記ラムプレート24が下降する際に、上型26aと下型25aとの型合わせにより、前記金属板のワークWaからブランクWbが切り出される。
【0019】
プレスフレーム21、ボルスター22および下型25a内には、迎えピン27が昇降自在に支持されており、ラムプレート24と上型26a内には、押し下げピン28が昇降自在に支持されている。
下型25aと上型26aとが型合わせされ、ワークWaからブランクWbが切り出されるが、その前に迎えピン27が上昇して待機する。そして、ワークWaからブランクWbが切り出された後に、押し下げピン28が下降して、両ピン27と28とでブランクWbが挟持される。その後に、両ピン27と28が一緒に下降して、ブランクWbがフィンガー29,29で保持可能な位置ヘ下げられる。このとき、ブランクWbはフィンガー29と29とで挟持される。
【0020】
そして、押し下げピン28が上昇し、ブランクWbが開放される。開放されたブランクWbは、フィンガー29と29で挟持された状態でトランスファー機構により第2の加工ステージ(ii)へ移送される。
前記迎えピン27の下端にはラック軸27aが連結されている。側方の支持体30にはサーボモータM1が固定されており、このサーボモータM1によりピニオン軸31が回転駆動される。ピニオン軸31の先部にはピニオン歯31aが形成され、これが前記ラック軸27aに形成されたラックに噛み合っている。よって迎えピン27は、サーボモータM1の回転により昇降駆動される。前記ラック軸27aの下端には検知ドグ27bが設けられ、プレスフレーム21には一対の近接スイッチ32が設けられている。この近接スイッチ32が検知ドグ27bを検知することにより、迎えピン27の昇降動作の上限と下限とが検知される。
【0021】
上側の押し下げピン28の上部にはラック軸28aが連結され、このラック軸28aにはラックが形成されている。前記支持体30にはサーボモータM2が支持されており、このサーボモータM2によりピニオン軸33が回転駆動される。このピニオン軸33の先部にはピニオン歯33aが形成されており、このピニオン歯33aがラック軸28aのラックに噛み合っている。したがって、サーボモータM2の回転により、押し下げピン28が昇降駆動される。
【0022】
第2の加工ステージ(ii)以下の各ステージの構造は、ほぼ同じであるため、図3では第4の加工ステージ(iv)を代表して示している。
図3に示す加工ステージ(iv)においても、下部支持台としてプレスフレーム21上にボルスター22が設けられ、ボルスター22上に下部ダイセット18を介して下型25bが固定されている。また上方では、昇降動作するラムプレート24の下面に上部ダイセット19を介して上型が固定されているが、図3ではラムプレート24、上部ダイセット19および上型の図示を省略している。この第4の加工ステージ(iv)では、ラムプレートおよび上型が下降し、上型と下型25bとが型合わせされることにより、穴開け加工、または絞り加工やトリミングなどの加工が行なわれる。
【0023】
この加工ステージ(iv)では、プレスフレーム21、ボルスター22、下部ダイセット18および下型25b内に昇降自在なノックアウトロッド36が設けられている。ノックアウトロッド36の縦方向の上方にはノックアウトピン35が設けられ、このノックアウトピン35は下型25b内の上部に摺動自在に支持されている。前記ノックアウトロッド36の縦方向の中心部分と、プレスフレーム21内との間にはスプリング37が介装されており、このスプリング37によりノックアウトロッド36およびノックアウトピン35が上方へ付勢されている。
【0024】
プレスフレーム21とボルスター22との中間には駆動アーム38が設けられ、支持軸39に回動自在に支持されている。駆動アーム38の先端部38aはノックアウトロッド36に掛止され、基端部38bはナットホルダ41に掛止されている。この加工ステージ(iv)では、プレスフレーム21に、サーボモータM3が固定されており、このサーボモータM3の駆動軸M3aにより、ボールねじ42が駆動される。前記ナットホルダ41は前記ボールねじ42に螺着されている。
したがって、サーボモータM3が駆動されると、ボールねじ42が回転し、ナットホルダ41が上下に移動し、これにより駆動アーム38が回動して、ノックアウトロッド36が昇降する。
【0025】
前記フィンガー29,29で挟持されたワークが下型25b上に移送された後に上型が下降してワークに対して所定の加工がなされる。さらに上型が下型25bから離れると、その直後にノックアウトロッド36が上昇し、ノックアウトロッド36の上端でノックアウトピン35が持ち上げられ、このノックアウトピン35の上端35aでワークが下型25bから離される。そしてワークがフィンガー29,29で保持され次の加工ステージに送られる。
【0026】
図4は、加工ステージ(iv)での動作タイミングを示している。
横軸の角度は、上部フレーム23内に設けられた主軸(プレスクランク軸)の回転角度を示している。図4に示す中心線Hは、下型25bの上面の高さ位置を示している。前記主軸により駆動されるラムプレート24の下降による上型のワーク押し込み位置をL24で示している。L24はほぼサイン曲線である。
【0027】
図3に示す第4の加工ステージ(iv)では、主軸の回転角度が93°となる時点(イ)での、下型25bの上面と、上型のワーク押えとの間隔をh1で示している。時点(ロ)では上型のワーク押し込み位置が下型25bの上面に一致する。その後のラムプレート24の下降により上型のワーク押し込み位置がH1まで下降する。その後は上型のワーク押し込み位置H1と、線L24の軌跡で下降するラムプレート24との高さの差はスプリングで吸収される。上型のポンチなどが下型25b内に入り込んで穴開けなどの加工が行なわれるときの加工高さをh3で示している。
主軸が200°の角度に至った時点(ハ)でワークに対する加工が完了する。その後のラムプレート24の上昇により、上型のワーク押えが(ニ)の時点以後、下型25bから離れる。
【0028】
図4においてL35はノックアウトピン35の上端35aの高さ位置を示している。(ホ)の時点では、ノックアウトピン35の上端35aが下型25bの上面にほぼ一致している。(ホ)の時点から上型の下降に追従してノックアウトピン35が下降し、(ヘ)の時点ではノックアウトピン35の上端35aは下型25bの上面よりh4だけ下方に位置する。その後に、上型が下降してワークが加工される(ヘ)からは(ト)の▲2▼の期間、ノックアウトピン35の上端35aは、下降している上型のワーク押えの下面よりもh3だけ下に位置している。加工が完了して上型が上昇していくと、(ト)の時点以降、上型の上昇に追従してノックアウトピン35が上昇し、(チ)の時点では、ノックアウトピン35の上端35aが下型25bの上面よりも上方へ突出して、ワークが突き上げられ、ワークが下型25bから離れる。その後に、期間▲3▼を経過した後に(リ)の時点からノックアウトピン35が下降し、その上端35aは(ヌ)の時点で下型25bの上端に一致する。
図4では、ノックアウトピン35が段階▲1▼((ホ)−(ヘ))、段階▲3▼((ト)−(チ))、および段階▲5▼((リ)−(ヌ))の、3段階の動作を行う。
【0029】
図5は前記プレス装置の回路構成を示すブロック図である。
電気回路としては、プレスフレーム21内に設けられている主軸(プレスクランク軸)に設けられたエンコーダ51により、主軸の回転角度が検出される。このエンコーダ51からの検出パルスは、パルス分配器52により各ステージ毎に分配される。
各ステージには、同種の回路が設けられている。ただし前記プレス装置では、第1の加工ステージ(i)に2個のサーボモータM1とM2が設けられ、第2の加工ステージ(ii)以下には、1個のサーボモータM3(複数の場合もある)が設けられているが、図5では全てのステージのサーボモータを符号Mで示している。
【0030】
各ステージには、制御手段として、コントロール基板53、同期回路54、モータドライバ55が設けられている。また各ステージには、設定手段としてスイッチボード60が設けられている。各ステージでのピン(例えば図3に示すノックアウトピン35)の駆動タイミングや移動距離は、前記スイッチボード60に入力される。スイッチボード60での設定およびパルス分配器52からのパルスに基づいて、コントロール基板53に実装されたCPUなどを含む主制御部53aから同期回路54に指令信号が出される。同期回路54ではサーボモータMに設けられたエンコーダ56からのエンコーダ信号との同期がとられ、指令信号としてモータドライバ55に与えられる。そしてモータドライバ55によりサーボモータMが駆動される。
サーボモータMの回転は前記エンコーダ56により検出され、そのエンコーダ信号がモータドライバ55に与えられて、モータドライバ55でのフィードバック制御に用いられる。さらに前記エンコーダ信号は、同期回路54に与えられ、エンコーダ信号に基づいて原点が検出され、この原点信号が前記主制御部53aに与えられる。
【0031】
図6は、各ステージ毎に設けられる設定手段としての前記スイッチボード60の構造を示している。このスイッチボード60には多数の設定スイッチ61a,61b,61cが設けられ、各設定スイッチ61a,61bでは図4の横軸に示す角度情報が入力される。61cでは、図4の縦軸に示す移動距離情報が入力される。
前記設定スイッチ61a,61b,61cは、横一列に並び、この列が上下に4列設けられ、上からスイッチ列S1,S2,S3,S4となっている。このスイッチボードでの設定を、図4に示すノックアウトピン35の制御に対応させて説明すると、スイッチ列S1により、図4に示すノックアウトピンの段階▲1▼の動作が設定され、スイッチ列S2,S3によりそれぞれ段階▲3▼,段階▲5▼の動作が設定される。S4はこのステージでは動作はなく予備である。
【0032】
各スイッチ列S1,S2,S3,S4では、設定スイッチ61aにより開始角度Aが設定され、設定スイッチ61bで割付角度Bが設定され、設定スイッチ61cで移動距離Cが設定される。例えば図4に示す段階▲1▼では、開始角度Aが(ホ)、割付角度Bが(ホ)−(ヘ)間の角度、移動距離Cがh4である。段階▲3▼では、開始角度Aが(ト)、割付角度Bが(ト)−(チ)、移動距離Cがh5である。段階▲3▼においても同じである。
この設定手段では、スイッチ列S1,S2,S3,S4により、ノックアウトピン35の各段階の動作タイミングおよび動作量を個別に設定できるため、ワークの変更の際の段取り作業が簡単であり、また微調整も容易である。この設定は、各ステージ毎に可能であるため、ステージ全体を制御するような複雑なプログラムの設定は不要である。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明では、ノックアウトピンなどのピンの駆動をモータによりカムを用いないで行なっているため、高速駆動が可能である。またワークの変更などに対応する段取り作業も簡単に行うことができる。また、トランスファー方式において、各ステージ毎に行う段取りおよび微調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトランスファー方式のプレス装置を示す平面図、
【図2】図1のプレス装置の第1のステージを示すII−II線の断面図、
【図3】図1のプレス装置の第4のステージを示すIII−III線の断面図、
【図4】第4の加工ステージの動作タイミングを示す線図、
【図5】電気回路の構成を示すブロック図、
【図6】設定手段であるスイッチボードの正面図、
【図7】従来のプレス装置の断面図、
【符号の説明】
21 プレスフレーム
22 ボルスター
24 ラムプレート(昇降台)
25a,25b 下型
26a 上型
27 迎えピン
28 押し下げピン
31,33 ピニオン軸
35 ノックアウトピン
38 駆動アーム
41 ナットホルダ
42 ボールねじ
51 主軸エンコーダ
52 パルス分配器
53a 主制御部
60 スイッチボード(設定手段)
M サーボモータ
Claims (1)
- 下型が固定される下部支持台と、前記下型の上方に対向する上型を支持して前記下型に対して圧接離反方向へ昇降動作する昇降台と、前記下型内で昇降するピンおよび前記上型内で昇降するピンの少なくとも一方が設けられ、前記ピンにより加工後のワークを下型または上型から離す動作が行なわれるプレス装置において、前記ピンを昇降させる駆動源として回転量および回転のタイミングを制御可能なモータが設けられ、且つ前記昇降台の昇降動作に同期させて前記モータの回転量および回転のタイミングを制御する制御手段が設けられており、
前記下型および上型を有する加工ステージが複数連設されて、各ステージ間でワークを移送するトランスファー手段が設けられており、前記モータは各ステージ毎に設けられ、前記モータの回転量および回転のタイミングが各ステージ毎に設定可能とされており、
各ステージ毎に、モータの回転量および回転のタイミングを設定して前記制御手段に設定情報を与える設定手段が設けられ、前記設定手段では、前記ピンの動作が複数段階に区分され、各段階毎に、ピンの移動タイミングと移動距離とが個別に設定可能とされていることを特徴とするプレス装置。
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