JP3656219B2 - 側溝付き擁壁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、側溝付き擁壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
擁壁の上面の高さの位置に道路を形成する場合に限らず、擁壁の壁面を伝って不測の多量の水が流下するおそれがある場合に、これを防止するために、擁壁の上部内側に沿って排水用の側溝を設置することが少なくないが、このような場合に使用するコンクリート製擁壁とコンクリート製側溝ブロックとしては、各種のものがある。例えば、コンクリート製擁壁とコンクリート製側溝ブロックとは全く独立して別個に形成されたものが使用されているが、自動車の振動や地震などによって両者の間に隙間ができたりするなどの欠点があった。
【0003】
そこで、コンクリート製擁壁とコンクリート製側溝ブロックとの間になんらかの連結機構を設けて隙間ができることを防止する手段が開発されており、例えば特許文献1に記載されているように、擁壁の内側壁面に係止部を設けて側溝ブロックを取付ピンを介して係止させるようにした側溝付きL型擁壁が知られている。
【0004】
【特許文献1】
実公平6−13881号公報
【0005】
しかし、この側溝付きL型擁壁においては、擁壁の上面と側溝ブロックとの上面を合致させて外観を良くするようになされてはいるが、このために擁壁の内側壁面に係止部を設けているので、係止部の形成に問題があって安価に高強度のものを製造することが困難であり、しかもこの係止部に側溝ブロックを載置して取付ピンを介して係止させるだけであるため、車の衝撃等により浮き上がるなどの恐れがあった。また、L型擁壁の内側上部にはフェンスを取り付けるなどの要望があることが少なくないが、フェンスの取り付けができないため、安全性に欠けるなどの欠点もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来の欠点を改善して、安価に製造が可能であり、高強度であって、設置作業が簡易であり、安定性に優れており、車の衝撃等により変動することがなく、しかもフェンスの取り付けができ、安全性にも優れている側溝付き擁壁の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる目的を達成するものであって、請求項1記載の発明は、L型擁壁とその天端に上端部を載置固定可能な側溝ブロックとからなる側溝付き擁壁において、前記L型擁壁の天端は両端部が中央部よりも下方となるように切欠されていて側溝ブロックの上板部の先端が載置し得るようになされており、側溝ブロックは断面が略コ字型であって、上板部は中央部に開口部を備えているため、その先端部中央は両端部を残して開放状態となっている。上板部は下板部よりも長く上板部の先端が前記L型擁壁の天端に載置されたさいに下板部がL型擁壁と接し得るようになされており、さらにL型擁壁と側溝ブロックとはL形擁壁の天端に設けたインサートに挿通したボルトにて連結されており、L型擁壁と側溝ブロックとにはフェンス穴が形成されていてフェンス用支柱を挿通、固定可能としたことを特徴とする側溝付き擁壁である。
【0008】
請求項2記載の発明は、L型擁壁の天端上面と側溝ブロックの上面に、擁壁よりも側溝ブロックの上面が低くなるように勾配又は段差を付けたことを特徴とする請求項1記載の側溝付き擁壁である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って本発明の側溝付き擁壁について詳述する。
【0010】
図1〜4において、1は本発明の側溝付き擁壁であって、該側溝付き擁壁1は、L型擁壁10とその天端に上端部を載置固定可能な側溝ブロック20とで主として形成されている。
【0011】
L型擁壁10の天端11は、両端部111が中央部112よりも下方となるように切欠されていて側溝ブロック20の上板部21の先端の両端部が載置し得るようになされている。このようにL型擁壁の両端部111と中央部112に高低差が設けられているので、側溝ブロック20の上板部21の先端を両端部111の上に中央部112を挟むように嵌合して載置することができるので、設置作業が簡易であり、安定性にも優れている。さらに、L型擁壁10の天端11には任意の位置にインサート12とフェンス穴13とが設けられており、インサート12にはボルト14が挿通可能であり、フェンス穴13にはフェンス用支柱15が挿通、固定可能である。ボルト14の挿通によりL型擁壁10と側溝ブロック20との一体性を図ることができるので、自動車などの振動や地震などに対しても安定である。フェンス穴13は、両端部111と中央部112の境界に設けると、フェンスの取り付けが簡単であって、しかもフェンスの安定性にも優れていて望ましい。
【0012】
側溝ブロック20は断面が略コ字型であって、上板部21と側壁部22と下板部23とから形成されており、上板部21は中央部に開口部を備えているため、その先端部中央は両端部を残して開放状態となっている。上板部21は下板部23よりも長くして、上板部21の先端が前記L型擁壁10の天端11に載置されたさいに下板部23がL型擁壁10と接し得るようになされている。このように、側溝ブロック20をL型擁壁10の内側に密接することにより、両壁面の重複を回避して安価に側溝を形成することができる。さらに、図5,図6に示すように、L型擁壁10の天端11と側溝ブロック20の上板部21の上面には、勾配または段差を付けて、擁壁10より水が流れ落ちないようにすることが望ましい。なお、側溝ブロック20のみが上面を形成する箇所においては、側溝ブロック20に勾配または段差を付けることが望ましい。上板部21と下板部23の中央部には開口部24,24が形成されており、生コンクリートなどの投入が可能であり、側溝ブロック20の底部25を所望の深さ、傾斜度とすることができるとともに、L型擁壁10との一体化を図ることができる。
【0013】
次に、側溝付き擁壁1の構築方法について詳述する。
先ず、L型擁壁10を基盤16の上に設置し、L型擁壁10の内側の上に砕石、土砂などの盛り土をし、その上に側溝ブロック設置用基礎26を敷設した後、その上に側溝ブロック20を設置する。このさい、側溝ブロック20の上板部21の先端をL型擁壁10の天端11の両端部111、111に載置して、L形擁壁10の天端11に設けたインサート12にボルト14を挿通してL型擁壁10と側溝ブロック20とを連結、固定する。L型擁壁10の天端上面と側溝ブロック20の上面は、ほぼ同一面となるようにするが、図5、図6に示すように、L型擁壁10より水が流れ落ちない程度のわずかな勾配または段差を付けることが望ましい。次いで、側溝ブロック20が埋没するように盛り土をした後、側溝ブロック20の中央開口部24,24より生コンクリートを投入し、側溝ブロック20の底部25を所望の深さ、傾斜度となるように形成する。
L型擁壁10と側溝ブロック20とに形成したフェンス穴13にフェンス用支柱15を立て、モルタルで埋めて固定し、フェンスを組み立てる。このようにして、本発明の側溝付き擁壁を設置することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の側溝付き擁壁は、従来のように係止部を設けていないので、安価に製造が可能であり、高強度であって、設置作業が簡易であり、安定性に優れており、車の衝撃等により変動することがなく、しかもフェンスの取り付けができ、安全性にも優れている。さらに、L型擁壁の天端上面と側溝ブロックの上面に、擁壁よりも側溝ブロックの上面が低くなるように勾配又は段差を付けることにより、不測の多量の水が発生しても擁壁を伝って落下することなく、側溝内に流入させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側溝付き擁壁の一実施例の正面図である。
【図2】図1に示した側溝付き擁壁の側面図である。
【図3】図1に示した側溝付き擁壁の平面図である。
【図4】図1に示した側溝付き擁壁の背面図である。
【図5】図2に示した側溝付き擁壁の要部拡大断面図である。
【図6】他の実施例の側溝付き擁壁の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 側溝付き擁壁
10 L型擁壁
11 天端
111 両端部
112 中央部
12 インサート
13 フェンス穴
14 ボルト
15 フェンス用支柱
16 基盤
20 側溝ブロック
21 上板部
22 側壁部
23 下板部
24 中央開口部
25 底部
26 側溝ブロック設置用基礎

Claims (2)

  1. L型擁壁とその天端に上端部を載置固定可能な側溝ブロックとからなる側溝付き擁壁において、前記L型擁壁の天端は両端部が中央部よりも下方となるように切欠されていて側溝ブロックの上板部の先端が載置し得るようになされており、側溝ブロックは断面が略コ字型であって、上板部が下板部よりも長く上板部の先端が前記L型擁壁の天端に載置されたさいに下板部がL型擁壁と接し得るようになされており、上板部と下板部の中央部には開口部を備えており、さらにL型擁壁と側溝ブロックとはL形擁壁の天端に設けたインサートに挿通したボルトにて連結されており、L型擁壁と側溝ブロックとにはフェンス穴が形成されていてフェンス用支柱を挿通、固定可能としたことを特徴とする側溝付き擁壁。
  2. L型擁壁の天端上面と側溝ブロックの上面に、擁壁の上面よりも側溝ブロックの上面が低くなるように勾配又は段差を付けたことを特徴とする請求項1記載の側溝付き擁壁。
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