JP3653231B2 - 使い捨てカイロの製造方法及び使い捨てカイロの製造装置 - Google Patents

使い捨てカイロの製造方法及び使い捨てカイロの製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3653231B2
JP3653231B2 JP2001103481A JP2001103481A JP3653231B2 JP 3653231 B2 JP3653231 B2 JP 3653231B2 JP 2001103481 A JP2001103481 A JP 2001103481A JP 2001103481 A JP2001103481 A JP 2001103481A JP 3653231 B2 JP3653231 B2 JP 3653231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
back sheet
curable adhesive
release sheet
exothermic composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001103481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002291788A (ja
Inventor
国広 田渕
Original Assignee
東亜機工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東亜機工株式会社 filed Critical 東亜機工株式会社
Priority to JP2001103481A priority Critical patent/JP3653231B2/ja
Publication of JP2002291788A publication Critical patent/JP2002291788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3653231B2 publication Critical patent/JP3653231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防寒用、温熱用等に使用する使い捨てカイロの製造方法及び使い捨てカイロの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
寒冷時の防寒用、温熱用等に使用する使い捨てカイロには、衣類や身体の患部等の所要部位に貼付する貼付型のものがある。この貼付型の使い捨てカイロは、トップシートとバックシートとの間に発熱性組成物を介在してカイロ本体を構成し、このカイロ本体のバックシート側の略全面に貼付用の粘着部を設け、その粘着部を剥離シートで保護するようになっている。粘着部の粘着剤には、従来、ゴム系、アクリル系、酢酸ビニル系等の有機溶剤型、又は水性型のものが使用されている。
【0003】
また従来は図10に示すように、予め他の装置でバックシート材1と剥離シート材2とを粘着剤3により重合状に貼り合わせて重合シート剤4を製造しておき、使い捨てカイロを製造するに際して、その重合シート材4のバックシート材1をトップシート材5に熱シールする方法を採っている。これは粘着剤3の乾燥に非常に長い30mもの乾燥炉が必要となるためである。
【0004】
即ち、トップシート材5の所要箇所に供給手段6により粉末状の発熱性組成物7を所定量づつ間欠的に供給しながら、他の装置で予め貼り合わせたおいた重合シート材4を供給して、そのバックシート材1とトップシート材5との間で発熱性組成物7を挟むように、重合シート材4をトップシート材5上に重ね合わせた後、これらを熱シール手段9へと送り、熱源内蔵式のエンボスロール等の一対の熱ロール10により、発熱性組成物7の外周側でトップシート材5とバックシート材1とを熱シールする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の使い捨てカイロは、次のような問題がある。即ち、使い捨てカイロは、身体等の防寒用、温熱用等に使用するため、一般に40〜65℃程度の温熱が所定時間継続する。従って、粘着剤3には、この程度の温度ではブリードを起こさないようなものが使用されている。
【0006】
しかし、発熱性組成物7の発熱温度は、必ずしも一定ではなく、使い捨てカイロの使用条件によっては、発熱性組成物7が異常に発熱することもある。このような場合、従来の使い捨てカイロでは、発熱性組成物7の発熱によって粘着剤3がブリードを起こし、使い捨てカイロを剥がした後も、粘着剤3の一部が衣類の繊維内に浸入して残ったり、身体の肌を傷めたりする等の惧れがある。
【0007】
また従来の製造方法では、バックシート材1と剥離シート材2とを粘着剤3を介して貼り合わせた重合シート材4を使用し、バックシート材1とトップシート材5とで発熱性組成物7を挟むように重合シート材4とトップシート材5とを重ね合わせた状態で、一対の熱ロール10によりトップシート材5とバックシート材1とを熱シールしている。
【0008】
このため剥離シート材2が熱ロール10のエンボス部等で損傷し易く、また剥離シート材2により熱伝導効率が低下して、高速での送り状態でトップシート材5とバックシート材1とを確実に熱シールすることが困難であり、製造能率が低下すると共に、シール不良によるロスが多発する問題がある。
【0009】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、剥離シートを傷付けずに能率的に製造でき、しかもトップシートとバックシートとを確実にシールできる使い捨てカイロの製造方法及び製造装置を提供すること目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
発明の製造方法は、トップシート材25とバックシート材28と粘着剤16が塗工された剥離シート材31とを送りながら、前記トップシート材25と前記バックシート材28の間に発熱性組成物14を介在して、該発熱性組成物14の外周側で前記トップシート材25と前記バックシート材28とを熱シールして裁断し、トップシート12とバックシート13との間に前記発熱性組成物14が介在され且つ前記バックシート13側に前記粘着剤16を介して剥離シート17が貼付された使い捨てカイロ40を製造するに際し、熱シール後の前記トップシート材25及び前記バックシート材28に、UV硬化型粘着剤16が塗工された前記剥離シート材31を、その前記UV硬化型粘着剤16が前記バックシート材28側となるように重ね合わせた状態で、一対の貼付ロール37により挟んで前記UV硬化型粘着剤16を介して前記剥離シート材31を前記バックシート材28側に貼付し、次いで一対の切り取りロール39により前記トップシート材25と前記バックシート材28と前記剥離シート材31とを前記発熱性組成物14の外側のシール部15で裁断して使い捨てカイロ40を切り取るものである。
【0012】
更に本発明の製造装置は、トップシート材原反ロール21から繰り出されたトップシート材25とバックシート材原反ロール22から繰り出されたバックシート材28との間に発熱性組成物14を供給する供給手段24と、前記トップシート材25と前記バックシート材28とを一対の熱ロール27により挟んで前記発熱性組成物14の外周側で熱シールする熱シール手段26と、剥離シート材原反ロール23から繰り出された剥離シート材31にUV硬化型粘着剤16を塗工する塗工手段30と、塗工後の前記UV硬化型粘着剤16を乾燥させる乾燥手段33と、前記UV硬化型粘着剤16の乾燥後の前記剥離シート材31と熱シール後の前記トップシート材25及び前記バックシート材28とを一対の貼付ロール37により挟んで乾燥後の前記UV硬化型粘着剤16を介して前記剥離シート材31を前記バックシート材28側に貼付する貼付手段36と、貼付後に前記トップシート材25と前記バックシート材28と前記剥離シート材31とを前記発熱性組成物14の外周側のシール部15で裁断して使い捨てカイロ40を切り取る切り取り手段38とを含むものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図5は本発明に係る使い捨てカイロを例示する。図1〜図3において、11は偏平なカイロ本体で、略矩形状のトップシート12とバックシート13との間に粉末状の発熱性組成物14が介在され、その発熱性組成物14の外周でトップシート12とバックシート13の周縁部分のシール部15で熱シール等により密封状にシールされている。
【0014】
なお、発熱性組成物14は、例えば鉄粉、水、活性炭、塩類等の組成物で構成された粉末状であって、鉄の急激な酸化等による反応熱を利用して、所定温度(平均40〜65度程度)の温熱状態を所定時間(約6時間程度)継続するようになっている。
【0015】
トップシート12は合成樹脂繊維製の不織布等の通気性、可撓性を有するシート材により構成され、またバックシート13は合成樹脂フィルム等の気密性を有するシート材により構成されている。バックシート13側には、カイロ本体11を身体、衣類等の所要部位に貼付するための粘着部20が設けられ、その粘着部20を保護するように剥離紙等の剥離シート17が貼付されている。剥離シート17には、その幅方向の略中央に長手方向の全長にわたってミシン目等の破断線19が形成されており、剥離シート17を粘着部20から剥がすときに、この破断線19で剥離シート17を二つに切り離すようになっている。
【0016】
粘着部20には、アクリル酸エステル共重合体を主成分とするUV硬化型アクリルホットメルト粘着剤等のUV硬化型粘着剤16が使用されており、このUV硬化型粘着剤16が、図3〜図5に示すように、剥離シート17の破断線19に対応する帯状の非塗工領域aを除いて、その非塗工領域aの両側の貼付領域bの略全面に均一に塗工されている。
【0017】
なお、UV硬化型粘着剤16は、剥離シート17側に塗工しておき、このUV硬化型粘着剤16を介して剥離シート17をバックシート13に貼付したときに、バックシート13側に付着するようになっているが、バックシート13に直接塗工しても良い。
【0018】
この使い捨てカイロは、カイロ本体11のバックシート13側に、UV硬化型粘着剤16を保護する剥離シート17を貼付した状態で、図1及び図2に示すように気密性を有する密封袋18により包装されている。
【0019】
使用する際には、密封袋18から使い捨てカイロを取り出した後、剥離シート17を破断線19で破断して、その各破断片を図4に示すように内側から外側へと剥がす。その後、UV硬化型粘着剤16を介して身体又は衣類等の所要部位にカイロ本体11を貼付する。
【0020】
悪環境下での使用等によって発熱性組成物14が異常に発熱した場合、或いは長時間にわたって貼付状態で放置した場合でも、粘着部20に耐熱性を有するUV硬化型粘着剤16を使用しているため、その発熱性組成物14の発熱によってUV硬化型粘着剤16がブリードを起こす惧れはない。従って、粘着部20のブリードによって、使い捨てカイロを剥がした後にその粘着剤の一部が衣類の繊維内に浸入して残ったり、身体の肌を傷めたりする等の従来の問題を解消でき、安全に使用できる。
【0021】
またUV硬化型粘着剤16、取り分けアクリル酸エステル共重合体を主成分とするUV硬化型アクリルホットメルト粘着剤は、溶剤を使用する必要がなく、しかも低温塗工が可能であり塗工性、速乾性に優れているため、使い捨てカイロの製造も容易にできる。
【0022】
図6〜図8はこの使い捨てカイロの製造装置を例示する。なお、この実施形態では、使い捨てカイロを二列同時に製造する二列型を例示しているが、一列型、又は三列以上の複数列型等でも同様である。図6及び図7において、21はトップシート材原反ロール、22はバックシート材原反ロール、23は剥離シート材原反ロールである。24は発熱性組成物14の供給手段で、トップシート材原反ロール21から繰り出されたトップシート材25の送り速度に同期して、そのトップシート材25上に幅方向及び送り方向に所定の間隔をおいて二列分の発熱性組成物14を所定量づつ間欠的に供給するようになっている。
【0023】
26は熱シール手段で、熱源内蔵型のエンボスロール等の一対の熱ロール27を備え、トップシート材25及びバックシート材28の送り速度に同期して送り方向に回転する一対の熱ロール27により、各発熱性組成物14の外周側でトップシート材25とバックシート材28とを両側から挟んで熱シールしてシール部15を形成するようになっている。
【0024】
29は破断線形成手段で、一対のミシン目スリッター等により構成され、剥離シート材原反ロール23から繰り出された剥離シート材31の送り速度に同期して、剥離シート17の各発熱性組成物14の略中央に対応する部分に送り方向に沿ってミシン目等の破断線19を形成するようになっている。
【0025】
30はUV硬化型粘着剤16の塗工手段で、液状のUV硬化型粘着剤16を噴射する噴射ノズル32を備え、破断線19を形成後の剥離シート材31の一側面に、その破断線19に対応する非塗工領域aを除いてUV硬化型粘着剤16を送り方向に帯状に塗工するようになっている。33はUV硬化型粘着剤16の乾燥手段で、乾燥室34内にUVランプ35を備え、UV硬化型粘着剤16を塗工後の剥離シート材31が乾燥室34内を通過する間に、UVランプ35から紫外線を照射してそのUV硬化型粘着剤16を乾燥させるようになっている。
【0026】
36は貼付手段で、各シート材25,28,31の送り速度に同期して回転する一対の貼付ロール37を備え、熱シール後のトップシート材25及びバックシート材28と、UV硬化型粘着剤16の乾燥後の剥離シート材31とを、そのUV硬化型粘着剤16がバックシート材28側となるように重ね合わせた状態で一対の貼付ロール37により挟み、UV硬化型粘着剤16を介して剥離シート材31をバックシート材28に貼付するようになっている。
【0027】
38は使い捨てカイロ40の切り取り手段で、各シート材25,28,31の送り速度に同期して回転する一対の切り取りロール39を備え、剥離シート材31の貼付後にトップシート材25とバックシート材28と剥離シート材31とを、発熱性組成物14の外周側のシール部15で裁断して使い捨てカイロ40を切り取り、使い捨てカイロ40とトリム41とに分離するようになっている。
【0028】
使い捨てカイロ40の製造に際しては、トップシート材原反ロール21、バックシート材原反ロール22及び剥離シート材原反ロール23から、トップシート材25、バックシート材28及び剥離シート材31を夫々所定の速度で繰り出して送りながら、図8に示す各工程を経て使い捨てカイロ40を順次連続的に製造する。
【0029】
先ずトップシート材原反ロール21からトップシート材25を繰り出し、供給工程S1で供給手段24によりトップシート材25上に粉末状の発熱性組成物14を所定量づつ順次間欠的に供給する。そして、トップシート材25の発熱性組成物14上に、バックシート材原反ロール22から繰り出されたバックシート材28を重ね合わせて熱シール工程S2へと送り、この熱シール工程S2で熱シール手段26により、発熱性組成物14を介在したトップシート材25とバックシート材28とをその発熱性組成物14の外周側で熱シールして、各発熱性組成物14をシール部15で順次密封する。
【0030】
この場合、トップシート材25とバックシート材28とを一対の熱ロール27が挟んで熱シールするため、従来のバックシート材28と剥離シート材31とを重合させた重合シート材を使用する場合に比べて、熱シール時に剥離シート17を傷付けるようなこともなく、また熱ロール27からトップシート材25及びバックシート材28への熱伝導が非常に良好であり、トップシート材25とバックシート材28とを短時間で容易且つ確実に熱シールでき、製造装置の高速化、高能率化が可能であると共に、シール不良等によるロスの発生を少なくできる。
【0031】
一方、剥離シート材原反ロール23から剥離シート材31を繰り出し、この剥離シート材31に破断線形成手段29によりミシン目等の破断線19を形成した後、塗工工程S3で塗工手段30により剥離シート材31に対してUV硬化型粘着剤16を噴射して、剥離シート材31の破断線19の近傍を除く貼付領域bにUV硬化型粘着剤16を帯状に塗工する。そして、このUV硬化型粘着剤16の塗工後の剥離シート材31を乾燥手段33による乾燥工程S4へと送り、そのUVランプ35によりUV硬化型粘着剤16に紫外線を照射して、UV硬化型粘着剤16を乾燥させる。
【0032】
UV硬化型粘着剤16は、従来のゴム系、アクリル系、酢酸ビニル系等の粘着剤を使用する場合に比較して塗工性が良好であり、またUVランプ35により紫外線を照射することによって容易且つ迅速に乾燥させることができる。従って、熱シール手段26による熱シールが容易であり、短時間で確実に熱シールできることと相まって、製造装置の高速化、高能率化を容易に促進できる。
【0033】
UV硬化型粘着剤16の乾燥後、剥離シート17を貼付手段36による貼付工程S5へと送り、その貼付手段36でUV硬化型粘着剤16がバックシート材28側となるように剥離シート17をバックシート材28上に重ね合わせて、貼付手段36の一対の貼付ロール37でトップシート材25、バックシート材28及び剥離シート材31を挟みながら、剥離シート材31をUV硬化型粘着剤16を介してバックシート材28に貼付する。この場合、剥離シート材31の破断線19が発熱性組成物14の略中央に位置するように、剥離シート材31をバックシート材28に貼付する。
【0034】
次に熱シール後のトップシート材25及びバックシート材28と、UV硬化型粘着剤16を介してバックシート材28に貼付された剥離シート材31とを一体に切り取り工程S6へと送り、その切り取り手段38の切り取りロール39により、発熱性組成物14の外周のシール部15で順次裁断して使い捨てカイロ40を切り取り、使い捨てカイロ40とトリム41とに分離する。そして、使い捨てカイロ40を包装工程S7へと送って個別に密封袋18により包装する。これで一連の使い捨てカイロ40の製造が完了する。
【0035】
図9の(A)〜(E)は塗工手段30の塗工工程S3でバックシート13側にUV硬化型粘着剤16を塗工する際の塗工パターンを例示し、何れもUV硬化型粘着剤16の塗工部分と、その塗工部分の相互間の隙間44とが貼付領域bの略全体にわたって略均一にUV硬化型粘着剤16が塗工されている。
【0036】
即ち、(A)の塗工パターンでは、非塗工領域aの両側の貼付領域bに、UV硬化型粘着剤16が細い筋状に塗工されており、その筋状のUV硬化型粘着剤16がバックシート13の幅方向(又は長手方向)に所定の間隔をおいて多数あり、バックシート13の長手方向(又は幅方向)に連続している。なお、各UV硬化型粘着剤16間の隙間44はその両端で開放している。
【0037】
(B)の塗工パターンでは、(A)と同様に非塗工領域aの両側の貼付領域bに、UV硬化型粘着剤16が細い筋状に塗工されており、筋状のUV硬化型粘着剤16がバックシート13の幅方向(又は長手方向)に所定の間隔をおいて多数ある。しかし、この塗工パターンでは、バックシート13の長手方向(又は幅方向)に間欠的又は点線状に不連続状になっている。このパターンでは、各UV硬化型粘着剤16間の隙間44は、筋方向の両端で開放すると共に、筋方向と交差する方向でも両端が開放している。なお、UV硬化型粘着剤16をドット状に塗工し、そのドット状のUV硬化型粘着剤16を貼付領域bの全体に略均一に分散させても良い。
【0038】
(C)の塗工パターンでは、非塗工領域aの両側の貼付領域bに、UV硬化型粘着剤16が所定幅で帯状に塗工されており、その帯状のUV硬化型粘着剤16がバックシート13の幅方向(又は長手方向)に所定の間隔をおいて複数あり、バックシート13の長手方向(又は幅方向)に連続している。なお、各UV硬化型粘着剤16間の隙間44はその両端で開放している。
【0039】
(D)の塗工パターンでは、非塗工領域aの両側の貼付領域bに、UV硬化型粘着剤16が所定の塗工面積で縦横に独立して塗工されており、その各UV硬化型粘着剤16の塗工部分の相互間に縦横に所定幅の隙間44が形成されている。そして、各隙間44は縦横の両端で開放している。
【0040】
(E)の塗工パターンでは、非塗工領域aの両側の貼付領域bに、中間に無数の隙間44ができるように、UV硬化型粘着剤16が細い筋で螺旋状に連続して塗工されており、その螺旋状のUV硬化型粘着剤16がバックシート13の幅方向(又は長手方向)に所定の間隔をおいて多数あり、バックシート13の長手方向(又は幅方向)に連続している。各螺旋状のUV硬化型粘着剤16間の隙間44はその両端で開放している。
【0041】
なお、各螺旋状のUV硬化型粘着剤16は、幅方向(又は長手方向)に近接するか、又は隣接する螺旋状のUV硬化型粘着剤16の一部が互いにオーバーラップするように塗工しても良い。この場合には、UV硬化型粘着剤16の塗工部分の相互間に、無数の独立した隙間44ができる。
【0042】
塗工工程S3において、その塗工手段30により剥離シート17にUV硬化型粘着剤16を塗工する場合には、この図9の(A)〜(E)に例示するように多種、多様なパターンで塗工することが可能である。特に、例示のようにUV硬化型粘着剤16の塗工部分と、その間に形成された隙間44とを略全体にわたって略均一に分布させることにより、貼付領域bの全域で所定の粘着力を確保できると共に、直貼型の使い捨てカイロ40の場合にも、身体の貼付部位の肌荒れ、かぶれ、湿疹等を未然に防止できる。
【0043】
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。カイロ本体11は、実施形態に例示のような矩形状の標準型の他、貼付部位に応じて種々の形状にすることも可能である。例えば、使い捨てカイロ40には、貼付部位に応じてヒップパット用、肩・首用、手袋用、履物用、靴下用等があり、その夫々でカイロ本体11を含む使い捨てカイロ40全体の形状、大きさが異なっているが、これらの何れにおいても同様に実施可能である。
【0044】
またUV硬化型粘着剤16として、アクリル酸エステル共重合体を主成分とするUV硬化型アクリルホットメルト粘着剤を例示しているが、このUV硬化型アクリルホットメルト粘着剤以外のものを使用することも可能である。UV硬化型粘着剤16を塗工する場合の塗工パターンにも、種々のパターンがあるが、身体に直貼する場合には、極力、UV硬化型粘着剤16を塗工していない隙間44部分が貼付領域bの略全体にわたって略均一に分布するように、UV硬化型粘着剤16を塗工することが望ましい。勿論、衣類に貼付する使い捨てカイロ40の場合には、バックシート13の全面にUV硬化型粘着剤16を塗工しても良い。
【0045】
剥離シート17は、UV硬化型粘着剤16に対する剥離性の高いシートであれば良く、離型処理を施した紙の他、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックフィルムやアルミ箔等の金属フィルムに離型処理を施したものを使用しても良い。
【0046】
トップシート12は通気性を有するシート材であり、バックシート13は気密性を有するシート材であれば良く、その具体的な材質は問題ではない。また密封袋18のUV硬化型粘着剤16と対向する側に離型処理を施したシート材を使用すれば、剥離シート17は密封袋18の一部で兼用することも可能である。また発熱性組成物14の発熱温度、発熱時間等は、単なる例示に過ぎない。
【0049】
【発明の効果】
本発明の製造方法は、トップシート材25とバックシート材28と粘着剤16が塗工された剥離シート材31とを送りながら、トップシート材25とバックシート材28の間に発熱性組成物14を介在して、該発熱性組成物14の外周側でトップシート材25とバックシート材28とを熱シールして裁断し、トップシート12とバックシート13との間に発熱性組成物14が介在され且つバックシート13側に粘着剤16を介して剥離シート17が貼付された使い捨てカイロ40を製造するに際し、熱シール後のトップシート材25及びバックシート材28に、UV硬化型粘着剤16が塗工された剥離シート材31を、そのUV硬化型粘着剤16がバックシート材28側となるように重ね合わせた状態で、一対の貼付ロール37により挟んでUV硬化型粘着剤16を介して剥離シート材31をバックシート材28側に貼付し、次いで一対の切り取りロール39によりトップシート材25とバックシート材28と剥離シート材31とを発熱性組成物14の外側のシール部15で裁断して使い捨てカイロ40を切り取るため、剥離シート17を傷付けることなく能率的に使い捨てカイロ40を製造でき、しかもトップシート12とバックシート13とを確実にシールでき、更に使い捨てカイロ40を能率的に製造でき、ロスの発生を極力少なくできる。
【0052】
本発明の製造装置は、トップシート材原反ロール21から繰り出されたトップシート材25とバックシート材原反ロール22から繰り出されたバックシート材28との間に発熱性組成物14を供給する供給手段24と、トップシート材25とバックシート材28とを一対の熱ロール27により挟んで発熱性組成物14の外周側で熱シールする熱シール手段26と、剥離シート材原反ロール23から繰り出された剥離シート材31にUV硬化型粘着剤16を塗工する塗工手段30と、塗工後のUV硬化型粘着剤16を乾燥させる乾燥手段33と、UV硬化型粘着剤16の乾燥後の剥離シート材31と熱シール後のトップシート材25及びバックシート材28とを一対の貼付ロール37により挟んで乾燥後のUV硬化型粘着剤16を介して剥離シート材31をバックシート材28側に貼付する貼付手段36と、貼付後にトップシート材25とバックシート材28と剥離シート材31とを発熱性組成物14の外周側のシール部15で裁断して使い捨てカイロ40を切り取る切り取り手段38とを含んでいるため、使い捨てカイロ40を能率的に製造でき、ロスの発生を極力少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す使い捨てカイロの平面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す使い捨てカイロの断面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す使い捨てカイロの破断斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す剥離過程の断面図である。
【図5】 本発明の一実施形態を示すUV硬化型粘着剤の塗工状態の平面図である。
【図6】 本発明の一実施形態を示す製造装置の構成図である。
【図7】 本発明の一実施形態を示す製造装置の要部の斜視図である。
【図8】 本発明の一実施形態を示す製造工程の説明図である。
【図9】 本発明の一実施形態を示す塗工パターンの説明図である。
【図10】 従来の製造方法を示す説明図である。
【符号の説明】
11 カイロ本体
12 トップシート
13 バックシート
14 発熱性組成物
15 シール部
16 UV硬化型粘着剤
17 剥離シート
20 粘着部
21 トップシート材原反ロール
22 バックシート材原反ロール
23 剥離シート材原反ロール
24 供給手段
25 トップシート材
26 熱シール手段
27 熱ロール
28 バックシート材
30 塗工手段
31 剥離シート材
33 乾燥手段
36 貼付手段
37 貼付ロール
38 切り取り手段
40 使い捨てカイロ
44 隙間
b 貼付領域

Claims (4)

  1. トップシート材(25)とバックシート材(28)と粘着剤(16)が塗工された剥離シート材(31)とを送りながら、前記トップシート材(25)と前記バックシート材(28)の間に発熱性組成物(14)を介在して、該発熱性組成物(14)の外周側で前記トップシート材(25)と前記バックシート材(28)とを熱シールして裁断し、トップシート(12)とバックシート(13)との間に前記発熱性組成物(14)が介在され且つ前記バックシート(13)側に前記粘着剤(16)を介して剥離シート(17)が貼付された使い捨てカイロ(40)を製造するに際し、熱シール後の前記トップシート材(25)及び前記バックシート材(28)に、UV硬化型粘着剤(16)が塗工された前記剥離シート材(31)を、その前記UV硬化型粘着剤(16)が前記バックシート材(28)側となるように重ね合わせた状態で、一対の貼付ロール(37)により挟んで前記UV硬化型粘着剤(16)を介して前記剥離シート材(31)を前記バックシート材(28)側に貼付し、次いで一対の切り取りロール(39)により前記トップシート材(25)と前記バックシート材(28)と前記剥離シート材(31)とを前記発熱性組成物(14)の外側のシール部(15)で裁断して使い捨てカイロ(40)を切り取ることを特徴とする使い捨てカイロの製造方法。
  2. 前記剥離シート材(31)に前記UV硬化型粘着剤(16)を塗工するに際して、該剥離シート材(31)の破断線(19)に対応する帯状の非塗工領域(a)を除いて、前記バックシート(13)の貼付領域(b)に対応して前記非塗工領域(a)の両側に前記UV硬化型粘着剤(16)を塗工することを特徴とする請求項に記載の使い捨てカイロの製造方法。
  3. 前記発熱性組成物(14)が介在された前記トップシート(12)と前記バックシート(13)とを前記発熱性組成物(14)の外周側で熱シールする熱シール工程(S2)と、前記剥離シート材(31)に前記UV硬化型粘着剤(16)を塗工する塗工工程(S3)と、前記UV硬化型粘着剤(16)を塗工後の前記剥離シート材(31)を、熱シール後の前記バックシート材(28)に前記UV硬化型粘着剤(16)を介して貼付する貼付工程(S5)と、該貼付工程(S5)後に前記トップシート材(25)と前記バックシート材(28)と前記剥離シート材(31)とを前記発熱性組成物(14)の外周側のシール部(15)で裁断して使い捨てカイロ(40)を切り取る切り取り工程(S6)とを備え、前記塗工工程(S3)と前記貼付工程(S5)との間に、前記剥離シート材(31)に塗工された前記UV硬化型粘着剤(16)の乾燥工程(S4)を含むことを特徴とする請求項に記載の使い捨てカイロの製造方法。
  4. トップシート材原反ロール(21)から繰り出されたトップシート材(25)とバックシート材原反ロール(22)から繰り出されたバックシート材(28)との間に発熱性組成物(14)を供給する供給手段(24)と、前記トップシート材(25)と前記バックシート材(28)とを一対の熱ロール(27)により挟んで前記発熱性組成物(14)の外周側で熱シールする熱シール手段(26)と、剥離シート材原反ロール(23)から繰り出された剥離シート材(31)にUV硬化型粘着剤(16)を塗工する塗工手段(30)と、塗工後の前記UV硬化型粘着剤(16)を乾燥させる乾燥手段(33)と、前記UV硬化型粘着剤(16)の乾燥後の前記剥離シート材(31)と熱シール後の前記トップシート材(25)及び前記バックシート材(28)とを一対の貼付ロール(37)により挟んで乾燥後の前記UV硬化型粘着剤(16)を介して前記剥離シート材(31)を前記バックシート材(28)側に貼付する貼付手段(36)と、貼付後に前記トップシート材(25)と前記バックシート材(28)と前記剥離シート材(31)とを前記発熱性組成物(14)の外周側のシール部(15)で裁断して使い捨てカイロ(40)を切り取る切り取り手段(38)とを含むことを特徴とする使い捨てカイロの製造装置。
JP2001103481A 2001-04-02 2001-04-02 使い捨てカイロの製造方法及び使い捨てカイロの製造装置 Expired - Fee Related JP3653231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001103481A JP3653231B2 (ja) 2001-04-02 2001-04-02 使い捨てカイロの製造方法及び使い捨てカイロの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001103481A JP3653231B2 (ja) 2001-04-02 2001-04-02 使い捨てカイロの製造方法及び使い捨てカイロの製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002291788A JP2002291788A (ja) 2002-10-08
JP3653231B2 true JP3653231B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=18956537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001103481A Expired - Fee Related JP3653231B2 (ja) 2001-04-02 2001-04-02 使い捨てカイロの製造方法及び使い捨てカイロの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3653231B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006006651A1 (ja) * 2004-07-14 2008-05-01 マイコール株式会社 発熱体及びその製造方法
JP5051739B2 (ja) * 2004-09-24 2012-10-17 久光製薬株式会社 トレハロース含有貼付剤
JP2013009746A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Kiribai Kagaku Kk 発熱具、及びその使用方法
WO2017191682A1 (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 小林製薬株式会社 発熱具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002291788A (ja) 2002-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3585128B2 (ja) 経皮治療用パッチ(tts)の製造方法
KR101665830B1 (ko) 점착 테이프 포장 봉지의 제조 방법
US8646604B2 (en) Micro- and/or nano-structured packaging material
JP3653231B2 (ja) 使い捨てカイロの製造方法及び使い捨てカイロの製造装置
CN102421401A (zh) 被包装吸收性物品
JP3035548B2 (ja) サニタリ―製品の製造設備
JPWO2005087155A1 (ja) 貼付式発熱体の製造方法
US20220041356A1 (en) Package and packaging method
JP3836558B2 (ja) 離型機能を有する包装材料
JP4238250B2 (ja) 発熱体封入物及びその製造方法
JPH09110679A (ja) ハップ剤
JP6364400B2 (ja) 個包装用離型フィルム、それを用いたカイロ製品の包装品及びその製造方法
JP3917607B2 (ja) 使い捨てカイロ及びその製造方法
JPH0948405A (ja) 生理用ナプキンの個別包装体の製造方法
JP3431357B2 (ja) 貼付材の製造方法
JP2006055272A (ja) 使い捨てカイロ及びその製造方法
CN213608402U (zh) 一种止痛的凝胶膏
JPH0641264Y2 (ja) ポリエチレンネット用表示ラベル
JP2000135237A (ja) 粘着シート、発熱体収容用基材、使捨てカイロ及びその外袋封入体の製造方法
JP3329499B2 (ja) 生理用ナプキンの包装体の製造方法及び該製造方法で用いる塗布装置
JP3826957B2 (ja) 衛生用品用の個装袋の製造方法、及びその方法により得られる個装袋
JPS61199930A (ja) 複合フイルムの接着方法
JP2024076472A (ja) 屋外路面シート及びその製造方法
JP2008284271A (ja) 使い捨てカイロ用袋体構成部材および使い捨てカイロ
JP2006006526A (ja) シート状発熱体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3653231

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees