JP3652632B2 - 球形焼結軸受の製造方法 - Google Patents

球形焼結軸受の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型ブラシモータ等に使用される軸受に関し、特に、球形の外周面を有し自動調心が可能な球形焼結軸受の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
球形の外周面を有する球形軸受は小型ブラシモータ等に使用され、自動調心が可能な軸受として知られている。
【0003】
図18及び図19は、例えば特開昭56-109921号公報に開示されている従来の球形焼結軸受の製造方法を示しており、図20に示されるストレートの外周面を有する圧粉体100を形成した後、図21に示される球形軸受102を製造するようにしている。
【0004】
さらに詳述すると、図18の左半分に示されるように、ダイ104とコアロッド106と下パンチ108とにより形成されるキャビティ110に金属粉112をまず充填し、図18の右半分に示されるように、上パンチ114を下降させる一方、下パンチ108を上昇させて金属粉112を圧縮することにより図20に示される圧粉体100が形成される。
【0005】
この圧粉体100は焼結処理を経た後、図19に示されるように、矯正ダイ116と矯正コアロッド118とともに、圧粉体100の押圧部120a,122aが半球面に形成された矯正下パンチ120及び矯正上パンチ122を使用して矯正プレス(コイニング)処理を行い、図21に示される球形軸受102が製造される。この球形軸受102と圧粉体100の外径と長さは、D0≧D1,L0<L1の関係を有している(図20及び図21参照)。
【0006】
また、図20に示される圧粉体100の外周面は球形に近いほど、矯正プレス処理で行う球面加工代が少なくなり、矯正プレス圧を低減できることから、図22に示されるような下パンチ108A及び上パンチ114Aを使用することもできる。すなわち、下パンチ108Aの上端側外縁部に、内縁部よりさらに上方に突出した環状突設部108aを設けるとともに、上パンチ114Aの下端側外縁部に、同様に内縁部よりさらに下方に突出した環状突設部114aを設け、環状突設部108a,114aの内面を球面に近似した形状として、図18と同様に金属粉112を圧縮することにより、図23に示されるような小径あるいは同径のストレート部100aを有する圧粉体100Aを形成することができる。なお、ここで言う「小径」あるいは「同径」とは、球形軸受102の外径D0より小さいあるいは等しい外径ということを意味し、圧粉体100Aと球形軸受102の外径と長さの関係は、上述の関係と同じである(D0≧D2,L0<L2)。
【0007】
さらに、圧粉体の外周面を球形に近い形状とするため、図24に示されるように、環状突設部108bの内面を半球面に形成した下パンチ108Bと、同様に環状突設部114bの内面を半球面に形成した上パンチ114Bを使用して、図25に示されるような小径のストレート部100bとその上下に形成された球形外周面100cを有する圧粉体100Bを形成する方法も提案されている。この圧粉体100Bと製造される球形軸受102の外径と長さの関係も、上述の関係と同じである(D0≧D3,L0<L3)。
【0008】
また、図24に示される下パンチ108Bに代えて、図26に示されるように、環状突設部108bが形成されていない下パンチ108Cを使用するとともに、ダイ104Aに半球面の押圧部104aを形成し、軸方向中央部の外周部に段部100dが形成された圧粉体100Cを形成する方法も提案されており、この圧粉体100Cと製造される球形軸受102の外径と長さの関係も、上述の関係と同じである(D0≧D4,L0<L4)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたもののうち図18及び図19に示される製造方法においては、上述したように、圧粉体100の外周面が球形には程遠いことから、矯正プレス圧を大きくする必要がある。
【0010】
また、図22あるいは図24に示される製造方法のように、上下パンチ108A,114A(あるいは108B,114B)の端面に環状突設部108a,114a(あるいは108b,114b)を形成し、圧粉体100A(あるいは100B)の外周面を球形に近い形状にすることにより、矯正プレス圧を低減したものにあっては、粉末成形時に過充填を惹起するとともに、環状突設部108a,114a(あるいは108b,114b)の肉厚が薄いことから、この部分が磨耗したり破損するといった問題があった。
【0011】
さらに、圧粉体100A(あるいは100B)を金型より取り出す場合、図28あるいは図29に示されるように、下パンチ108A(あるいは108B)をダイ104に対し上昇させ、圧粉体100Aがダイ104より露出した時に横方向にスライドさせようとしても、下パンチ108A(あるいは108B)の環状突設部108a(あるいは108b)が邪魔になり取り出しにくいという問題もあった。
【0012】
一方、図26に示される製造方法においては、図27に示される圧粉体100Cは上半分と下半分で曲率の異なる二つの半球面を持ち、外周面は全体として略球形に形成されていることから球面加工代は少なく、また、下パンチ108Cの押圧端面(上端面)に環状突設部はなく平坦に形成されているので、図30に示されるように横方向にスライドさせて容易に取り出すことができる。
【0013】
しかしながら、上パンチ114Bには肉厚の薄い環状突設部114bが形成されていることから、やはりこの部分が磨耗したり破損するという問題や、圧粉体密度の均一化という点でまだまだ問題があった。
【0014】
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、上下パンチの磨耗や破損の防止あるいは金属粉の過充填成形の緩和及び均一化を達成できるとともに、コイニング不要で球状外周面を得ることができ、成形体精度を向上させることのできる球形焼結軸受の製造方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、金属粉を金型内のキャビティに充填して加圧し、製造する軸受の球形外周面と略同じサイズの球形外周面にその直径より大径の根元がくびれた環状突設部を有する圧粉体を形成し、該圧粉体を本焼結後、該本焼結体の前記環状突設部を切断して軸受を製造するようにしたことを特徴とする。
【0016】
また、請求項2に記載の発明は、金属粉を金型内のキャビティに充填して加圧し、製造する軸受の球形外周面と略同じサイズの球形外周面にその直径より大径の根元がくびれた環状突設部を有する圧粉体を形成し、該圧粉体を予備焼結後、予備焼結体の前記環状突設部を切断し、切断後前記予備焼結体を本焼結し、さらに本焼結体をサイジングして軸受を製造するようにしたことを特徴とする。
【0017】
さらに、請求項3に記載の発明は、前記環状突設部の切断と同時に、前記圧粉体の球形外周面の目潰しを行うようにしたことを特徴とする。
【0018】
また、請求項4に記載の発明は、前記環状突設部の切断と同時に、サイジングするようにしたことを特徴とする。
【0019】
また、請求項5に記載の発明は、前記圧粉体の内面に軸方向に延びる複数の溝を形成したことを特徴とする。
【0020】
また、請求項6に記載の発明は、前記圧粉体の内面に軸方向に垂直な複数の溝を形成したことを特徴とする。
【0021】
また、請求項7に記載の発明は、前記圧粉体の内面に円弧状の凸部を形成したことを特徴とする。
【0022】
また、請求項8に記載の発明は、前記圧粉体の内面に逃がし部を形成したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ここでは、予備焼結後の品物を「予備焼結体」と称し、予備焼結後の焼結を「本焼結」と称するとともに本焼結後の品物を「本焼結体」と称している。また、予備焼結と本焼結を併せて「焼結」と称し、予備焼結体と本焼結体を併せて「焼結体」と称している。さらに、圧粉体と予備焼結体と本焼結体を併せて「成形体」と称している。
【0024】
図1は、本発明にかかる球形焼結軸受を製造する際の中間体である圧粉体を製造する装置を示しており、外枠2と、外枠2の内部に上下動自在に取り付けられたダイ4と、ダイ4の中心部に上下動自在に取り付けられたコアロッド6と、ダイ4とコアロッド6との間に上下動自在に取り付けられた円筒状の下パンチ8と、ダイ4に対し上下動自在に取り付けられた円筒状の上第1及び第2パンチ10,12とを備えている。
【0025】
外枠2の内面には段部2aが形成されるとともに、この段部2aと相補的形状の段部4aがダイ4に形成されており、ダイ4はスプリング等の弾性手段14により上方に付勢されている。また、外枠2の段部2aとダイ4の段部4aとが互いに当接すると、外枠2の上端面とダイ4の上端面とは面一になるように設定されている。なお、下パンチ8と弾性手段14との間には円筒状のストッパ16が設けられている。
【0026】
さらに、ダイ4の上端部には半球面の凹部4bと大径凹部4cが形成される一方、上第1パンチ10の下端部には半球面の凹部10aが形成されており、大径凹部4cの直径は上第1パンチ10の外径と略等しく設定されている。また、後述するように、金属粉を加圧成形して圧粉体に大径環状部を形成するようにしたので、上第1パンチ10の下端面がダイ4と衝突することがないばかりか、上第1パンチ10の下端外周部の肉厚を厚くしたので、磨耗あるいは破損しにくい形状となっている。
【0027】
上記構成の製造装置を使用して、球形焼結軸受を製造する場合、図1(a)に示されるように、外枠2の段部2aとダイ4の段部4aとを当接させて、外枠2の上端面とダイ4の上端面を面一にするとともに、コアロッド6の上端面も面一になるようにまずセットする。次に、下パンチ8の上端をダイ4の半球面凹部4bより下方に所定距離離間させて、ダイ4とコアロッド6と下パンチ8との間に形成されたキャビティ18に金属粉末を充填する。
【0028】
その後、図1(b)に示されるように、上第1及び第2パンチ10,12を一体的に下降させると同時に、コアロッド6を上昇させて上第2パンチ12の内側に挿入し、上第1及び第2パンチ10,12をさらに一体的に下降させると、金属粉が徐々に加圧されるとともに、弾性手段14の付勢力に抗してダイ4が徐々に下降する。この時、下パンチ8は徐々に上昇し、ダイ4の下端面がストッパ16に当接する一方、下パンチ8の上端面がダイ4の半球面凹部4bの下端部と一致した時点で加圧は終了する。
【0029】
その結果、図2に示されるように、内面はストレートに形成される一方、外周面は球形に形成され、外周面の軸方向中央部には球形外周面の直径より大きい直径の根元がくびれた大径環状部(環状突設部)20aを有する圧粉体20が形成される。この圧粉体20は大径環状部20aを除けば、製造される球形焼結軸受の最終形状に近似しており(圧粉体20の球形外周面のサイズが製造される球形焼結軸受の球形外周面のサイズと略同じ)、後加工が容易である。
【0030】
また、上第1及び第2パンチ10,12による加圧時、ダイ4を徐々に下降させる一方、コアロッド6を徐々に上昇させるようにしたので、キャビティ18内で金属粉が流動し、均一化が達成される。
【0031】
加圧終了後、図1(c)に示されるように、上第1及び第2パンチ10,12を一体的に上昇させると、弾性手段14の付勢力によりダイ4も上昇し、ダイ4の段部4aが外枠2の段部2aに当接する。同時に、下パンチ8も上昇して、その上端面が外枠2とダイ4の上端面と面一になり、さらに、図1(d)に示されるように、コアロッド6が下降して、その上端面が下パンチ8等の上端面と面一になり、圧粉体20の離型が完了する。
【0032】
その後、図1(e)に示されるように、下パンチ8が所定距離下降して図1(a)の状態となり、次の圧粉成形に備えるとともに、圧粉体20は排出されて次の予備焼結工程に搬送される。
【0033】
上記圧粉体20の製造方法において、ダイ4に大径凹部4cを設け、この大径凹部4cに充填された金属粉を上第1パンチ10により加圧して大径環状部20aを形成したので、金属粉の過充填成形が緩和される。また、ダイ4の半球面凹部4bと上第1パンチ10の半球面凹部10aにより圧粉体20の主に外周部を成形する一方、下パンチ8と上第2パンチ12により圧粉体20の主に内周部を成形し、さらに、成形時、ダイ4を下降させながら上第1及び第2パンチ10,12を下降させて金属粉を加圧するようにしたので、圧粉体20の全域にわたって密度の均一化を達成することができる。
【0034】
このようにして形成された圧粉体20は、予備焼結工程を経て、次の大径環状部20aの切断工程に搬送される。
【0035】
なお、上記製造装置において、ダイ4を弾性手段14により上方に付勢する構成としたが、ダイ4を駆動手段に連結し、上第1及び第2パンチ10,12の下降動作とともにダイ4の下降動作を連動制御することもできる。
【0036】
図3は、大径環状部20aの切断装置を示しており、上端面が外側に向かって下方に傾斜した下切断パンチ22と、下切断パンチ22に対し上下動自在に取り付けられた上切断パンチ24と、下切断パンチ22の内部に上下動自在に取り付けられた円筒状の抜き出しパンチ26と、抜き出しパンチ26に挿入されたガイドコア28とを備えている。
【0037】
図3の左半分に示されるように、切断される予備焼結体20をガイドコア28にセットすると、大径環状部20aの根元に形成されたくびれ部の下部20bが下切断パンチ22の上縁部(刃先)22aに当接する。次に、上切断パンチ24が下降して、くびれ部の上部20cが上切断パンチ24の下縁部(刃先)24aに当接する。この状態で、上切断パンチ24を下切断パンチ22に向かってさらに下降させると、大径環状部20aが切断されて下切断パンチ22の上端傾斜面に沿って落下し、予備焼結体20より分離する。
【0038】
切断後、図3の右半分に示されるように、上切断パンチ24を上昇させ、予備焼結体20はガイドコア28より取り出される。
【0039】
この予備焼結体20は、その後本焼結を経て、ブラスト処理あるいはバレル処理により焼結体表面のバリ等が除去され、図4に示されるサイジング装置に搬送される。
【0040】
サイジング装置は、外枠30と、外枠30の内部に上下動自在に取り付けられたダイ32と、ダイ32の中心部に上下動自在に取り付けられたコアロッド34と、ダイ32とコアロッド34との間に上下動自在に取り付けられた円筒状の下パンチ36と、ダイ32に対し上下動自在に取り付けられた円筒状の上パンチ38を使用して行われる。
【0041】
外枠30の内面には段部30aが形成されるとともに、この段部30aと相補的形状の段部32aがダイ32に形成されており、ダイ32はスプリング等の弾性手段40により上方に付勢されている。また、外枠30の段部30aとダイ32の段部32aとが互いに当接すると、外枠30の上端面とダイ32の上端面とは面一になるように設定されている。なお、下パンチ36と弾性手段40との間には円筒状のストッパ42が設けられている。
【0042】
さらに、ダイ32の上端部には半球面の凹部32bが形成されるとともに、上パンチ38の下端部には半球面の凹部38aが形成されている。
【0043】
上記構成のサイジング装置を使用して、本焼結体20をサイジングする場合、外枠30の段部30aとダイ32の段部32aとを当接させて、外枠30の上端面とダイ32の上端面を面一にするとともに、コアロッド34の小径部34aを上方に突出させ、下パンチ36の上端をダイ32の半球面凹部32bより下方に所定距離離間させて配置する。
【0044】
次に、本焼結体20をコアロッド34の小径部34aにセットし、上パンチ38を下降させると、本焼結体20が徐々に加圧されるとともに、弾性手段40の付勢力に抗してダイ32が徐々に下降する。この時、下パンチ36は徐々に上昇し、ダイ32の下端面がストッパ42に当接する一方、下パンチ36の上端面がダイ32の半球面凹部32bの下端部と一致した時点でサイジングは終了する。
【0045】
サイジングの後、上パンチ38が上昇するとともに、下パンチ36が上昇して、完成品としての球形焼結軸受は取り出される。
【0046】
なお、上記実施の形態において、圧粉体20及び球形焼結軸受の内面は真円に成形されるが、内径は必ずしも真円である必要はなく、図5(a)〜(d)に示されるような種々のパターンが考えられる。
【0047】
さらに詳述すると、図5(a)に示される圧粉体20Aの内面には軸方向に延びる複数の溝44が形成されており、図5(b)に示される圧粉体20Bの内面には軸方向に垂直な複数の溝46が形成されている。また、図5(c)に示される圧粉体20Cの内面には円弧状の凸部48が形成されており、図5(d)に示される圧粉体20Dの内面には逃がし部50が形成されている。
【0048】
また、図6乃至図9は、上述した圧粉体20A,20B,20C,20Dの成形に使用されるコアロッド6A,6B,6C,6Dを示している。図6に示されるコアロッド6Aには軸方向に延びる複数の凸部52が等間隔に形成されており、図7に示されるコアロッド6Bには軸方向と垂直に延びる複数の環状凸部54が形成されている。また、図8に示されるコアロッド6Cには円弧状凹部56が形成されており、図9に示されるコアロッド6Dには大径部58が形成されている。
【0049】
ここで、コアロッド6Aを使用した圧粉体20Aの成形方法は、図1の内面が真円の場合の成形方法と同じなので、その説明は省略する。また、コアロッド6B,6C,6Dを使用した圧粉体20B,20C,20Dの成形方法は、図1の成形方法と略同じではあるが、一部相違しているので、その相違点をコアロッド6Cを使用して圧粉体20Cを成形する場合を例に取り、図10を参照して説明する。
【0050】
図10の製造装置は、図1の製造装置におけるコアロッド6に代えて、コアロッド6Cを使用しており、その他の構成は図1の製造装置と同じである。
【0051】
コアロッド6Cは、図10(a)に示されるように、外枠2とダイ4とコアロッド6Cのそれぞれの上端面が面一になるようにセットした時に、円弧状凹部56が下パンチ8の上端面より下方に所定距離離間した位置に配置されるように形成される。
【0052】
圧粉体20Cの成形に際しては、図10(a)に示されるように、ダイ4とコアロッド6Cと下パンチ8との間に形成されたキャビティ18に金属粉末を充填する(図1(a)と同じ)。
【0053】
図10(b)に示される加圧工程では、図1(b)と同様にコアロッド6Cも上昇するが、最終加圧位置ではコアロッド6Cの円弧状凹部56の中心が大径環状部20aの中心と一致している。
【0054】
図10(c)に示される次の離型工程では、コアロッド6Cは、上第1及び第2パンチ10,12を上昇させるととともに、円弧状凹部56の下縁が外枠2とダイ4と下パンチ8の上端面と面一になるまで、コアロッド6Cと下パンチ8と圧粉体20を一体的に上昇させると、圧粉体20Cの加圧後のスプリングバック(矢印)により、コアロッド6Cより離型する。したがって、コアロッド6Cに形成されるアンダカットの量は、圧粉体が持つスプリングバックの範囲内になるように設定している。
【0055】
上記以外の工程は、図1を参照して説明した工程と同じなので、その説明は省略する。
【0056】
図11は、図3に示される大径環状部20aの切断装置の変形例を示しており、円筒状のダイ60と、ダイ60の内側に取り付けられた円筒状の下切断回転パンチ62と、下切断回転パンチ62の内側に上下動自在に取り付けられた円筒状の抜き出しパンチ64と、抜き出しパンチ64の内部に挿入されたガイドコア66と、下切断回転パンチ62に対し上下動自在に取り付けられ、下切断回転パンチ62とは逆方向に回転する円筒状の上切断回転パンチ68と、ダイ60に対し上下動自在に上切断回転パンチ68に外装された円筒状の上押えパンチ70とを備えている。
【0057】
上記構成の切断装置を使用して大径環状部20aを切断する場合、図11の左半分に示されるように、切断される焼結体20をガイドコア66にセットすると、焼結体20の大径環状部20aの下端面がダイ60の上端面と当接するとともに、くびれ部の下部20bが下切断回転パンチ62の上縁部(刃先)62aに当接する。次に、上切断回転パンチ68と上押えパンチ70が一体的に下降して、上押えパンチ70の下端面が大径環状部20aの上端面と当接するとともに、くびれ部の上部20cが上切断回転パンチ68の下縁部(刃先)68aに当接する。この状態で、大径環状部20aをダイ60と上押えパンチ70の間に挟持して、上切断回転パンチ68と下切断回転パンチ62を逆方向に回転させながら、上切断回転パンチ68を下切断回転パンチ62に向かってさらに下降させると、焼結体20の外周面の目潰しが行われるとともに、大径環状部20aが切断され、焼結体20より分離する。
【0058】
切断後、図11の右半分に示されるように、上切断回転パンチ68と上押えパンチ70を一体的に上昇させるとともに、抜き出しパンチ64を上昇させ、焼結体20はガイドコア66より取り出される。
【0059】
この成形体20は、その後、必要に応じて本焼結及びブラスト処理あるいはバレル処理あるいはサイジング処理される。サイジング処理の場合、図4に示されるサイジング装置に搬送される。
【0060】
図12は、図3に示される大径環状部20aの切断装置の別の変形例を示しており、切断と同時にサイジングを行うようにしたものである。
【0061】
この装置は、上端面が外側に向かって下方に傾斜したダイ72と、ダイ72の内側に上下動自在に取り付けられた円筒状の下切断・サイジングパンチ74と、下切断・サイジングパンチ74を上方に付勢するスプリング等の弾性手段76と、下切断・サイジングパンチ74の内側に上下動自在に取り付けられた円筒状の抜き出しパンチ78と、抜き出しパンチ78の内部に挿入されたガイドコア80と、下切断・サイジングパンチ74に対し上下動自在に取り付けられた円筒状の上切断・サイジングパンチ82と、ダイ72に対し上下動自在に上切断・サイジングパンチ82に外装された円筒状の上押えパンチ84とを備えている。
【0062】
上記構成の切断装置はサイジングを同時に行うことができることから、本焼結体に対して使用される。
【0063】
この切断装置を使用して大径環状部20aを切断する場合、図12の左半分に示されるように、本焼結を終了した本焼結体20をガイドコア80にセットすると、くびれ部の下部20bが下切断・サイジングパンチ74の上縁部(刃先)74aに当接する。次に、上切断・サイジングパンチ82と上押えパンチ84が一体的に下降して、上押えパンチ84とダイ72の間に大径環状部20aは挟持されるとともに、くびれ部の上部20cが上切断・サイジングパンチ82の下縁部(刃先)82aに当接する。この状態から、上切断・サイジングパンチ82を弾性手段76の付勢力に抗して下降させると、本焼結体20の外周面が上切断・サイジングパンチ82と下切断・サイジングパンチ74によりサイジングされるとともに、大径環状部20aが切断され、本焼結体20より分離する。
【0064】
切断後、図12の右半分に示されるように、上切断・サイジングパンチ82と上押えパンチ84を一体的に上昇させると、切断された大径環状部20aはダイ72の上端傾斜面に沿って落下する。さらに、抜き出しパンチ78を上昇させ、本焼結体20はガイドコア80より取り出される。取り出された本焼結体20には、必要に応じてブラスト処理あるいはバレル処理が施される。
【0065】
なお、図5(a)〜(d)を参照して、内面が真円でない場合の軸受の内面パターンを種々説明したが、内面が真円の場合でも、図13(a)〜(l)に示されるように、軸受内面の表面密度を変えた様々なパターンを特願2000−097513に記載された方法を用いて付加することができる。図13(a)〜(l)の各図において、上の図面は軸受の内面の展開図を示しており、中央及び下の図面において、濃く図示した部分は密度の高い部分を、淡く図示した部分は密度の低い部分を示している。
【0066】
以下、各図の中央の内面パターンについて説明する。
図13(a)は軸方向中央部の密度を端部の密度より高くしており、図13(b)は軸方向に複数の高密度の部分と複数の低密度の部分を交互に形成したものである。図13(c)は軸方向に長い矩形の高密度部を円周方向に所定の間隔で形成しており、図13(d)は軸方向に延びる複数のストライプを所定の間隔で形成している。図13(e)は軸方向に傾斜した複数のストライプを所定の間隔で形成しており、図13(f)は円周方向に長い矩形の高密度部を3列軸方向に離間して形成し、各列の複数の高密度部を円周方向に所定の間隔で設けたものである。図13(g)は図13(f)の矩形の高密度部をダイヤモンド状高密度部に置換したものであり、図13(h)は複数のV字状ストライプを円周方向に所定の間隔で形成している。図13(i)は複数のジグザグ状のストライプを円周方向に所定の間隔で形成しており、図13(j)は複数のW字状ストライプを円周方向に所定の間隔で形成している。図13(k)は三角形の高密度部と逆三角形の高密度部を円周方向に交互に形成するとともに、高密度部の中にサイズの異なるダイヤモンド状低密度部を形成しており、図13(l)は鎖状の高密度部を円周方向に形成するとともに、軸方向中央部にダイヤモンド状の高密度部を円周方向に沿って所定の間隔で形成する一方、三角形あるいは逆三角形の高密度部を軸受の端部に沿って円周方向に所定の間隔で形成したものである。
【0067】
なお、各図の下の内面パターンは、各図の中央の内面パターンの高密度部と低密度部を置換したものであるので、その説明は省略する。
【0068】
ここで、本発明にかかる球形焼結軸受の製造方法における中間体である圧粉体20の別の利点につき、図14乃至図17を参照しながら説明する。
【0069】
図14乃至図17は、成形体を焼結や切断などの次工程に搬送する場合に使用される種々の搬送手段を示している。
【0070】
従来の焼結処理を終えた焼結体の外周面は、ストレート状あるいは略球形に形成されていたので、転がり易く取り扱いに難点があったが、本発明にかかる焼結体は大径環状部を備えていることから、取り扱いが容易である。
【0071】
すなわち、図14に示されるように、搬送手段として一対のガイドレール86を使用し、ガイドレール86の対向面に凹部86aを形成すると、この凹部86aにより焼結体の大径環状部を保持した状態で、多数の焼結体を連続して搬送することができる。
【0072】
また、図15に示されるように、直進フィーダ88の両側壁に段部88aを形成すると、焼結体の大径環状部を段部88aに載置した状態で、多数の焼結体を連続して搬送することができる。
【0073】
さらに、図16あるいは図17に示されるように、対向面に凹部90a,92aを有するチャック手段90,92を使用することも可能で、凹部90a,92aにより焼結体の大径環状部を保持した状態で、多数の焼結体を連続して搬送することができる。
【0074】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
本発明によれば、製造する軸受の球形外周面と略同じサイズの球形外周面にその直径より大径の環状突設部を有する圧粉体を形成し、この圧粉体を焼結した後、環状突設部を切断して軸受を製造するようにしたので、環状突設部が上下パンチの衝突を防止し、上下パンチの磨耗や破損を防止することができる。
【0075】
また、環状突設部を有するため、金属粉の過充填成形が緩和されるとともに均一化され、成形体精度を向上させることができる。さらに、環状突設部を有しているため搬送が容易である。
【0076】
また、環状突設部の切断と同時に、圧粉体の球形外周面の目潰しを行うようにしたので、製造工数が従来法と変わらずに精度確保と封孔処理を行える。
【0077】
さらに、環状突設部の切断後、さらに焼結して、サイジングするようにしたので、球形焼結軸受の切断部と非切断部に精度上の差が生じず、またサイジング量も少ないため金型寿命も長い。
【0078】
また、環状突設部の切断と同時に、サイジングするようにすれば、球形焼結軸受が製造中に環状突設部を有することの利点を持ちながら従来法と製造工数を同等にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 圧粉体の製造装置の概略縦断面図を示しており、(a)は粉末材料の充填工程を、(b)は加圧工程を、(c)及び(d)は圧粉体の離型工程を、(e)は排出工程をそれぞれ示している。
【図2】 図1の製造装置により製造された圧粉体の縦断面図である。
【図3】 図2の圧粉体に形成された大径環状部を切断する切断装置の概略縦断面図である。
【図4】 大径環状部の切断後の焼結体をサイジングするサイジング装置の概略縦断面図である。
【図5】 図2の圧粉体の種々の変形例の縦断面図であり、(a)は軸方向に延びる複数の溝が内面に形成された圧粉体を、(b)は軸方向に垂直な複数の溝が内面に形成された圧粉体を、(c)は円弧状の凸部が内面に形成された圧粉体を、(d)は逃がし部が内面に形成された圧粉体をそれぞれ示している。
【図6】 図5(a)の圧粉体の製造に使用されるコアロッドの正面図である。
【図7】 図5(b)の圧粉体の製造に使用されるコアロッドの正面図である。
【図8】 図5(c)の圧粉体の製造に使用されるコアロッドの正面図である。
【図9】 図5(d)の圧粉体の製造に使用されるコアロッドの正面図である。
【図10】 図5(c)に示される圧粉体の製造装置の概略縦断面図を示しており、(a)は粉末材料の充填工程を、(b)は加圧工程を、(c)及び(d)は圧粉体の離型工程を、(e)は排出工程をそれぞれ示している。
【図11】 図3に示される切断装置の変形例の概略縦断面図である。
【図12】 図3に示される切断装置の別の変形例の概略縦断面図である。
【図13】 内面が真円の場合の軸受内面の表面密度を変えた様々な内面パターンを示しており、(a)〜(l)の各図において、上の図面は軸受の内面の展開図を示し、中央及び下の図面は、高密度の部分と低密度の部分が逆の場合を示している。
【図14】 焼結体の搬送に使用されるガイドレールの斜視図である。
【図15】 焼結体の搬送に使用される直進フィーダの斜視図である。
【図16】 焼結体の搬送に使用されるチャック手段の側面図である。
【図17】 焼結体の搬送に使用される別のチャック手段の側面図である。
【図18】 圧粉体の従来の製造装置の概略縦断面図である。
【図19】 図18の製造装置により製造された焼結体の矯正プレスに使用される装置の概略縦断面図である。
【図20】 図18の製造装置により製造された圧粉体の部分断面正面図である。
【図21】 図19の装置により矯正プレスされた球形焼結軸受の部分断面正面図である。
【図22】 圧粉体の従来の別の製造装置の概略縦断面図である。
【図23】 図22の製造装置により製造された圧粉体の縦断面図である。
【図24】 圧粉体の従来のさらに別の製造装置の概略縦断面図である。
【図25】 図24の製造装置により製造された圧粉体の縦断面図である。
【図26】 圧粉体の従来のさらに別の製造装置の概略縦断面図である。
【図27】 図26の製造装置により製造された圧粉体の縦断面図である。
【図28】 図22の製造装置において圧粉体を取り出す時の概略縦断面図である。
【図29】 図24の製造装置において圧粉体を取り出す時の概略縦断面図である。
【図30】 図26の製造装置において圧粉体を取り出す時の概略縦断面図である。
【符号の説明】
2,30 外枠、 2a,4a,30a,32a 段部、
4,32,60,72 ダイ、
4b,10a,32b,38a 半球面凹部、 4c 大径凹部、
6,6A,6B,6C,6D,34 コアロッド、 8,36 下パンチ、
10 上第1パンチ、 12 上第2パンチ、
14,40,76 弾性手段、 16,42 ストッパ、
18 キャビティ、 20,20A,20B,20C,20D 圧粉体、
20a 大径環状部、 20b,20c くびれ部、 22 下切断パンチ、
22a,24a,62a,68a,74a,82a 刃先、
24 上切断パンチ、 26,64,78 抜き出しパンチ、
28,66,80 ガイドコア、 34a 小径部、 38 上パンチ、
44 縦溝、 46 横溝、 48 円弧状凸部、 50 逃がし部、
52 軸方向の凸部、 54 円周方向の凸部、 56 円弧状凹部、
58 大径部、 62 下切断回転パンチ、 68 上切断回転パンチ、
70,84 上押えパンチ、 74 下切断・サイジングパンチ、
82 上切断・サイジングパンチ、 86 ガイドレール、
86a,88a,90a,92a 凹部、 88 直進フィーダ、
90,92 チャック手段

Claims (8)

  1. 金属粉を金型内のキャビティに充填して加圧し、製造する軸受の球形外周面と略同じサイズの球形外周面にその直径より大径の根元がくびれた環状突設部を有する圧粉体を形成し、該圧粉体を本焼結後、該本焼結体の前記環状突設部を切断して軸受を製造するようにした球形焼結軸受の製造方法。
  2. 金属粉を金型内のキャビティに充填して加圧し、製造する軸受の球形外周面と略同じサイズの球形外周面にその直径より大径の根元がくびれた環状突設部を有する圧粉体を形成し、該圧粉体を予備焼結後、予備焼結体の前記環状突設部を切断し、切断後前記予備焼結体を本焼結し、さらに本焼結体をサイジングして軸受を製造するようにした球形焼結軸受の製造方法。
  3. 前記環状突設部の切断と同時に、前記圧粉体の球形外周面の目潰しを行うようにした請求項1あるいは2に記載の球形焼結軸受の製造方法。
  4. 前記環状突設部の切断と同時に、サイジングするようにした請求項1に記載の球形焼結軸受の製造方法。
  5. 前記圧粉体の内面に軸方向に延びる複数の溝を形成した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の球形焼結軸受の製造方法。
  6. 前記圧粉体の内面に軸方向に垂直な複数の溝を形成した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の球形焼結軸受の製造方法。
  7. 前記圧粉体の内面に円弧状の凸部を形成した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の球形焼結軸受の製造方法。
  8. 前記圧粉体の内面に逃がし部を形成した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の球形焼結軸受の製造方法。
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