JP3648856B2 - 給湯器付風呂釜 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、追焚用熱交換器の空焚き等を防止することができる給湯器付風呂釜に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、給湯用ボイラ内に設置された給湯用熱交換器が給水源と給湯栓との間に接続された給湯回路と、浴槽内の風呂水をポンプによって追焚用ボイラ内に設置された追焚用熱交換器へ送り、加熱後、浴槽へ戻す循環回路と、給湯回路の給湯用熱交換器の下流側と前記循環回路とを注湯電磁弁および逆止弁を介して接続する注湯回路を備えた給湯器付風呂釜が用いられるようになっている。この種の給湯器付風呂釜においても、壁掛タイプにする等のコンパクト化が進められており、このため風呂釜内の機器レイアウトや配管構造が、種々の制約を受ける傾向にある。
【0003】
図4は、かかる給湯器付風呂釜の追焚用循環回路側の構成を示したもので、循環回路100は、浴槽101に設けられた循環アダプタ102から戻り金具103を介してケーシング105に入り、ここで追焚用熱交換器106へ向けた水流を検出する風呂水流スイッチ107、ポンプ112を経て追焚用ボイラ108内に設置された追焚用熱交換器106へと至り、追焚用熱交換器106から出た後、往き金具115を介してケーシング105から外へ出て、再び、上記循環アダプタ102から浴槽101内へ戻る流路が形成されており、湯水温度を検出する風呂サーミスタ109、浴槽101内の水位を圧力として検出する水位センサ110が付設されている。
【0004】
また、前記循環回路100には、追焚用熱交換器106への往き流路と戻り流路とを接続するバイパス流路127が設けられている。このバイパス流路127は、追焚用熱交換器106により加熱された高温湯がそのまま浴槽101内へ排出されるのを防止するため、追焚用ボイラ108の加熱能力に追焚用熱交換器106への送水能力をバランスさせることによりドレンの発生を防止するため、およびポンプの揚程能力の向上あるいはポンプの小型化のために設けられるものである。
【0005】
一方、注湯回路120は、その一端が図示省略した給湯回路の給湯用熱交換器の下流側に接続され、他端が注湯電磁弁121、注湯量を検出する水量センサ122、及び上下一対の逆止弁123を経て、前記循環回路100におけるポンプ112の吐出側に接続されている。注湯電磁弁121、水量センサ122、逆止弁123は縦方向に連結されており、逆止弁123と循環回路100の接続部の間の接続流路126の最下部には、水抜き栓125が設けられている。
【0006】
機器の配置や配管スペースに制限がなければ、前記接続流路126にトラップ部となる最下部を形成しないように配管することが可能であるが、既述の通り、風呂釜のコンパクト化が強く要請されており、不可避的に接続流路126に最下部が形成されるため、ここにも水抜き栓125が設けられるのが通例である。
【0007】
前記接続流路126に設けた水抜き栓125のほか、前記戻り金具103及び往き金具115にも水抜き栓116,117が付設されており、風呂釜を長期間使用しない場合、回路内に残存する湯水による凍結や腐食等を防止するため、これらの水抜き栓125,116,117は開操作される。
【0008】
尚、図示のように、一般的に注湯回路120は循環回路100のポンプ112の吐出側に接続される。ポンプ112の吸入側に注湯回路120を接続すると、ポンプ112を運転して追焚きする場合、注湯回路120からのエアを吸引して循環回路100にエアが注入される場合がある。すると、ポンプ112を停止して、追焚きを終了した後、浴槽101の水位を検出するとき、循環回路100中のエアにより水位センサ110の検出精度が低下し、浴槽101水位の正確な検出が困難になるからである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
長期間使用しなった風呂釜を再使用する際、各水抜き栓を閉めた後、給湯回路から湯水を注湯回路120を介して循環回路100に落とし込み、浴槽101に湯を満たした後、湯の温度を所定温度に昇温するため、ポンプ112を作動して風呂水を循環回路100に流し、風呂水流スイッチ107により風呂水の流れを確認して、追焚用ボイラ108の運転を開始し、追焚きを行う。
【0010】
この際、注湯回路120の水抜き栓125を閉め忘れたままであると、浴槽101内の風呂水がこの水抜き栓125から漏れ出し、追焚用熱交換器106へ十分量の風呂水が送られないようになる。しかも、このとき、循環回路100の水流スイッチ107は風呂水の流れを検出しているので、追焚用ボイラ108は作動し続けることになり、引いては追焚用熱交換器106が空焚き状態となり、機器が焼損するおそれがある。
【0011】
なお、循環回路100の往き流路に設けられた水抜き栓117を閉め忘れた場合、追焚き循環時に、ここから風呂水が漏水するものの、浴槽101内の風呂水が減少して、風呂水が追焚用熱交換器106を流れないことを風呂水流スイッチ107が検出すると、追焚きは中止されるので、空焚きは生じない。また、戻り流路に設けられた水抜き栓116を閉め忘れた場合、追焚き循環時には、エアが入り、風呂水流スイッチ107が当初から風呂水の流れを検出しないので、追焚きは実行されず、空焚きは生じない。
【0012】
本発明は、かかる問題に鑑みなされたものであって、追焚用ボイラの空焚きを防止し、更にはまた注湯回路の接続流路に設けた水抜き栓の閉め忘れによる水漏れをも防止することができる給湯器付風呂釜を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した発明にかかる給湯器付風呂釜は、給湯用ボイラ内に設置された給湯用熱交換器が給水源と給湯栓との間に接続された給湯回路と、浴槽内の風呂水をポンプによって追焚用ボイラ内に設置された追焚用熱交換器に戻し浴槽へ送る循環回路と、給湯用熱交換器の下流側と前記循環回路のポンプ吐出側とを注湯電磁弁および逆止弁を介して接続する注湯回路を備えており、前記注湯回路の逆止弁から循環回路までの接続流路の最下部と、循環回路の追焚用熱交換器から浴槽までの往き流路における前記最下部より下方位置との間にバイパス流路が接続されている。
【0014】
この給湯器付風呂釜によれば、接続流路に溜まった湯水はバイパス流路から循環回路の往き流路側に排出されるため、従来、注湯回路の接続流路に設けられていた水抜き栓が不要となり、該水抜き栓の閉め忘れによる追焚き循環時の漏水を防止でき、ひいては追焚用ボイラの空焚きを防止することができる。勿論、該バイパス流路は、従来、循環回路の追焚用熱交換器の往き流路と戻り流路との間に接続されていたバイパス流路(図4の127参照)の機能をも兼備するものである。
【0015】
また、請求項2にかかる給湯器付風呂釜では、前記給湯回路と、前記循環回路と、前記注湯回路とを備え、前記循環回路に風呂水流スイッチが設けられ、前記注湯回路の逆止弁から循環回路までの接続流路の最下部に水抜き栓(図4の125参照)が設けられた給湯器付風呂釜において、前記循環回路の注湯回路の接続部よりも追焚用熱交換器側に風呂水流スイッチを設けるという簡単な構成により、空焚きを防止することができる。すなわち、追焚き循環時に風呂水が接続流路の最下部に設けられた水抜き栓から漏水することになるが、風呂水流スイッチが風呂水の流れを検出しないこととなるため、追焚用ボイラの運転が停止され、空焚きが防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、請求項1の発明にかかる風呂給湯システム1の実施形態を示したもので、この給湯器付風呂釜1は、給湯用ボイラ12内に設置された給湯用熱交換器13が給水源8と給湯栓16との間に接続された給湯回路3と、浴槽2内の風呂水をポンプ4によって追焚用ボイラ26内に設置された追焚用熱交換器5へ送り、その後、浴槽2へ戻すという循環回路6と、給湯用熱交換器13の下流側と前記循環回路6のポンプ4吐出側とを接続する注湯回路7とを有している。
【0017】
前記給湯回路3は、給水源8からストレーナ金具9、羽根車の回転によって給水量をカウントする水量センサ10を経て、ガスバーナ12Aを具備した給湯用ボイラ12内に設置された給湯用熱交換器13へと至り、更に給湯用熱交換器13から出た後、通湯量を制御する湯量調整弁14、給湯栓16へと至る流路を有し、給水温度を検出する給水サーミスタ11、出湯温度を検出する出湯サーミスタ15を備えている。
【0018】
循環回路6は、浴槽2に設けられた循環アダプタ19から戻り金具20を介してケーシング21に入り、ここで追焚用熱交換器5へと流れる風呂水を検出する風呂水流スイッチ22、循環用のポンプ4を経て、ガスバーナ26Aを具備した追焚用ボイラ26内に設置された追焚用熱交換器5へと至り、更にこの追焚用熱交換器5から出た後、往き金具27を介してケーシング21から外へ出て、再び上記循環アダプタ19から浴槽2内へ戻る流路を有し、風呂水温度を検出する風呂サーミスタ23、浴槽内水位を圧力変動に基づいて検出する水位センサ24が付設されている。前記戻り金具20及び往き金具27には、従来の場合と同様、それぞれ水抜き栓30,31が設けられている。
【0019】
注湯回路7は、その一端が給湯回路3の湯量調整弁14の下流側に接続され、他端が前記湯量調整弁14から送られる湯の流れを開閉する注湯電磁弁34、羽根車の回転によって通湯量をカウントする水量センサ35、及び二重連の逆止弁36を経て、上記循環回路6におけるポンプ4の吐出側ヘ接続されている。なお、注湯電磁弁34、水量センサ35、逆止弁36は、この順番で上から下へ縦連結されており、注湯電磁弁34の一次側に、逆流防止のためのバキュームブレーカ37が設けられている。
【0020】
給湯用ボイラ12が具備するガスバーナ12Aや、追焚用ボイラ26が具備するガスバーナ26Aは、図例では互いに一体的に構成され、ガス制御弁40を具備した共通のガス管41を介してガス源42からガスが供給されるようになっているが、これらは各別に構成してもよい。あるいは給湯用ボイラ12と追焚用ボイラ26とを別個に構成してもよい。また、ボイラのバーナとしては、灯油等の流体燃料を用いるバーナを使用することもできる。
【0021】
この給湯器付風呂釜1は、各サーミスタ、センサ、スイッチ等の検出値、及びリモコン操作部(図示略)からの指令等に基づいて、コントローラ42が各機器を自動制御するようになっている。また、このコントローラ42は、外気温を検出するF点サーミスタ43が所定温度以下を検出したときには、凍結防止ヒータ44に通電してシステム全体を所定温度に保温させるようになっている。
【0022】
前記注湯回路7の逆止弁36の下流側から循環回路6までの接続流路(C〜D)の最下部と、循環回路6の追焚用熱交換器5から浴槽2までの往き流路Aの往き金具27の上流側近傍部との間にバイパス流路45が設けられている。前記接続流路が接続される、往き流路Aの往き金具27の上流側近傍部は、接続流路の最下部よりも下方に位置している。
【0023】
このバイパス流路45は、循環回路6や注湯回路7の内径よりも小径とされており、注湯回路7から循環回路6への湯の流れの本流は、あくまでも逆止弁36からポンプ4の吐出側へ向けた流れとされ、また循環回路6を流れる風呂水は主としてポンプ4より追焚用熱交換器5を通り、浴槽2へと戻るように流れる。なお、このバイパス流路45により、従来、注湯回路の接続流路の最下部に設けられていた水抜き栓(図4の125参照)および追焚用熱交換器の往き流路と戻り流路との間に設けれていたバイパス流路(図4の127参照)は不要となり、前記バイパス流路45は従来のバイパス流路の機能をも果たすものである。
【0024】
上記構成の給湯器付風呂釜1において、コントローラ42による制御の一例を説明する。
【0025】
浴槽2への最初の湯張りは、注湯電磁弁34を開き、給湯回路3から注湯回路7及び循環回路6を介して給湯することにより行う。注湯電磁弁34は、水量センサ35によるカウント数が給湯量に対応する設定数に達したときに閉じられる。そして、水位センサ24の検出値に基づいてこれを繰り返し、リモコン操作部等で設定した水位を水位センサ24が検出すると、湯張りを完了する。
【0026】
次に、ポンプ4を作動させて追焚きに移る。ポンプ4の作動により、浴槽2内の風呂水が循環アダプタ19から循環回路6内へ取り込まれ、風呂水流スイッチ22が水流を検出した後、追焚用ボイラ26の運転が開始される。そして、追焚用ボイラ26は、風呂サーミスタ23がリモコン操作部等で設定した目標温度に達したときに停止される。
【0027】
浴槽2内の湯水の使用により水位が下がると、注湯電磁弁34を開き、足し湯を行う。注湯電磁弁34は、水量センサ35のカウント数が、水位低下時の水位センサー24の検出値から算出された足し湯すべき湯量に対応した目標値に達した時に、閉じられる。
【0028】
上記実施形態では、バイパス流路45を循環回路6の往き金具27の近傍に接続したものであるが、バイパス流路45は、往き流路Aにおいて、注湯回路7の接続流路(C〜D)の最下部よりも下方位置であればいずれの位置においても接続することができる。もっとも、バイパス流路45を循環回路6の往き金具27の近傍に接続することにより、バイパス流路45を往き金具内に設けることが可能となり、これにより配管を簡略化することができ、製造コストを低減することができる。
【0029】
図2はかかるバイパス流路付の往き金具50を示しており、この金具50は、上部流入口51と下部流出口52とがバイパス流路45を構成する細径部53を介して縦方向に貫通しており、細径部53の上側に横向き流出口54が設けられ、細径部53の下側に横向き流入口55が設けられている。また、下部流出口52に対して水抜き栓31が設けられている。
【0030】
この往き金具50を用いる場合、ケーシング21内の往き流路Aを金具50の下側の横向き流入口55に接続し、またケーシング21外の往き流路Bを金具50の下部流出口52に接続する。一方、注湯回路7の逆止弁36側にできる接続流路Cを金具50の上部流入口51に接続し、また注湯回路7の最下部から循環回路6への接続側にできる接続流路Dを金具50の上側の横向き流出口54に接続する。
【0031】
このような接続を行うことにより、金具50内の細径部53が、バイパス流路45を構成することになる。従って、バイパス流路45まわりの配管構造が簡単且つ小型になり、給湯器付風呂釜1のコンパクト化を進めるうえで極めて有益となる。
【0032】
なお、図例では細径部53が形成された部材を金具本体に固設した例を示すが、これらを一体的に形成してもよく、また細径部53の形状は図例のように細管状に限らず、オリフィス状に形成してもよい。また、往き金具50のバイパス上部流入口51に、逆止弁36、水量センサ35、注湯電磁弁34、バキュームブレーカ37を、図1に示すように、連設一体化してもよい。
【0033】
図3は、請求項2の発明にかかる給湯器付風呂釜1Aの実施形態を示しており、特に追焚用循環回路側の主要構成を示したものである。なお、該実施形態において、給湯回路および注湯回路7の一部は図1に示した実施形態と同一の構成であり、循環回路6についても、同実施形態で説明したものと同じ作用を奏するものには同じ符号を付してその説明を省略する。
【0034】
この実施形態では、追焚用熱交換器5への水流の有無を検出する風呂水流スイッチ22が、循環回路6のポンプ4の吐出側に接続された注湯回路7の接続部よりも下流側(追焚用熱交換器5側)に接続された点を除き、他の構成は従来(図4参照)と同じであり、注湯回路7の接続流路126の最下部には水抜き栓125が、また追焚用熱交換器5の往き流路と戻り流路との間にはバイパス流路127が設けられている。
【0035】
この実施形態によると、水抜き栓125を閉め忘れたまま、追焚きのために、ポンプ4を作動させると、水抜き栓125から浴槽2内の風呂水が漏れ出すものの、風呂水流スイッチ22が風呂水の流れを検出しないので、追焚用ボイラ26の運転は実行されない。すなわち、追焚用ボイラ26の空焚きは防止される。もっとも、水抜き栓125からの漏水は防止することはできないが、空焚きのよる機器の損焼は確実に防止することができる。
【0036】
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、請求項にかかる発明の範囲内で、適宜の変更や、具体化を行うことができ、また湯張りや足し湯の制御方法も実施形態で説明した方法に限定されるものではなく、適宜の給湯制御、追焚制御を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載した給湯器付風呂釜によれば、注湯回路の逆止弁から循環回路までの接続流路の最下部と、循環回路の追焚用熱交換器から浴槽までの往き流路との間にバイパス流路を設けたので、注湯回路内に水抜き栓を設ける必要が無くなり、この水抜き栓の閉め忘れによる漏水や追焚ボイラの空焚きを確実に防止することができる。
【0038】
また、請求項2に記載した給湯器付風呂釜によれば、循環回路において、注湯回路の接続部よりも追焚用熱交換器側に風呂水流スイッチを設けるという簡単な構成により、空焚きを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施形態にかかる給湯器付風呂釜の全体回路構成図である。
【図2】本発明にかかるバイパス流路を内有した往き金具の断面図である。
【図3】請求項2の発明の実施形態にかかる給湯器付風呂釜の追焚用循環回路側の主要構成を示す部分回路構成図である。
【図4】従来の給湯器付風呂釜における追焚用循環回路側の主要構成を示す部分回路構成図である。
【符号の説明】
1,1A 給湯器付風呂釜
2 浴槽
3 給湯回路
4 ポンプ
5 追焚用熱交換器
6 循環回路
7 注湯回路
8 給水源
12 給湯用ボイラ
13 給湯用熱交換器
16 給湯栓
22 風呂水流スイッチ
26 追焚用ボイラ
34 注湯電磁弁
36 逆止弁
45 バイパス流路
【発明の属する技術分野】
本発明は、追焚用熱交換器の空焚き等を防止することができる給湯器付風呂釜に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、給湯用ボイラ内に設置された給湯用熱交換器が給水源と給湯栓との間に接続された給湯回路と、浴槽内の風呂水をポンプによって追焚用ボイラ内に設置された追焚用熱交換器へ送り、加熱後、浴槽へ戻す循環回路と、給湯回路の給湯用熱交換器の下流側と前記循環回路とを注湯電磁弁および逆止弁を介して接続する注湯回路を備えた給湯器付風呂釜が用いられるようになっている。この種の給湯器付風呂釜においても、壁掛タイプにする等のコンパクト化が進められており、このため風呂釜内の機器レイアウトや配管構造が、種々の制約を受ける傾向にある。
【0003】
図4は、かかる給湯器付風呂釜の追焚用循環回路側の構成を示したもので、循環回路100は、浴槽101に設けられた循環アダプタ102から戻り金具103を介してケーシング105に入り、ここで追焚用熱交換器106へ向けた水流を検出する風呂水流スイッチ107、ポンプ112を経て追焚用ボイラ108内に設置された追焚用熱交換器106へと至り、追焚用熱交換器106から出た後、往き金具115を介してケーシング105から外へ出て、再び、上記循環アダプタ102から浴槽101内へ戻る流路が形成されており、湯水温度を検出する風呂サーミスタ109、浴槽101内の水位を圧力として検出する水位センサ110が付設されている。
【0004】
また、前記循環回路100には、追焚用熱交換器106への往き流路と戻り流路とを接続するバイパス流路127が設けられている。このバイパス流路127は、追焚用熱交換器106により加熱された高温湯がそのまま浴槽101内へ排出されるのを防止するため、追焚用ボイラ108の加熱能力に追焚用熱交換器106への送水能力をバランスさせることによりドレンの発生を防止するため、およびポンプの揚程能力の向上あるいはポンプの小型化のために設けられるものである。
【0005】
一方、注湯回路120は、その一端が図示省略した給湯回路の給湯用熱交換器の下流側に接続され、他端が注湯電磁弁121、注湯量を検出する水量センサ122、及び上下一対の逆止弁123を経て、前記循環回路100におけるポンプ112の吐出側に接続されている。注湯電磁弁121、水量センサ122、逆止弁123は縦方向に連結されており、逆止弁123と循環回路100の接続部の間の接続流路126の最下部には、水抜き栓125が設けられている。
【0006】
機器の配置や配管スペースに制限がなければ、前記接続流路126にトラップ部となる最下部を形成しないように配管することが可能であるが、既述の通り、風呂釜のコンパクト化が強く要請されており、不可避的に接続流路126に最下部が形成されるため、ここにも水抜き栓125が設けられるのが通例である。
【0007】
前記接続流路126に設けた水抜き栓125のほか、前記戻り金具103及び往き金具115にも水抜き栓116,117が付設されており、風呂釜を長期間使用しない場合、回路内に残存する湯水による凍結や腐食等を防止するため、これらの水抜き栓125,116,117は開操作される。
【0008】
尚、図示のように、一般的に注湯回路120は循環回路100のポンプ112の吐出側に接続される。ポンプ112の吸入側に注湯回路120を接続すると、ポンプ112を運転して追焚きする場合、注湯回路120からのエアを吸引して循環回路100にエアが注入される場合がある。すると、ポンプ112を停止して、追焚きを終了した後、浴槽101の水位を検出するとき、循環回路100中のエアにより水位センサ110の検出精度が低下し、浴槽101水位の正確な検出が困難になるからである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
長期間使用しなった風呂釜を再使用する際、各水抜き栓を閉めた後、給湯回路から湯水を注湯回路120を介して循環回路100に落とし込み、浴槽101に湯を満たした後、湯の温度を所定温度に昇温するため、ポンプ112を作動して風呂水を循環回路100に流し、風呂水流スイッチ107により風呂水の流れを確認して、追焚用ボイラ108の運転を開始し、追焚きを行う。
【0010】
この際、注湯回路120の水抜き栓125を閉め忘れたままであると、浴槽101内の風呂水がこの水抜き栓125から漏れ出し、追焚用熱交換器106へ十分量の風呂水が送られないようになる。しかも、このとき、循環回路100の水流スイッチ107は風呂水の流れを検出しているので、追焚用ボイラ108は作動し続けることになり、引いては追焚用熱交換器106が空焚き状態となり、機器が焼損するおそれがある。
【0011】
なお、循環回路100の往き流路に設けられた水抜き栓117を閉め忘れた場合、追焚き循環時に、ここから風呂水が漏水するものの、浴槽101内の風呂水が減少して、風呂水が追焚用熱交換器106を流れないことを風呂水流スイッチ107が検出すると、追焚きは中止されるので、空焚きは生じない。また、戻り流路に設けられた水抜き栓116を閉め忘れた場合、追焚き循環時には、エアが入り、風呂水流スイッチ107が当初から風呂水の流れを検出しないので、追焚きは実行されず、空焚きは生じない。
【0012】
本発明は、かかる問題に鑑みなされたものであって、追焚用ボイラの空焚きを防止し、更にはまた注湯回路の接続流路に設けた水抜き栓の閉め忘れによる水漏れをも防止することができる給湯器付風呂釜を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した発明にかかる給湯器付風呂釜は、給湯用ボイラ内に設置された給湯用熱交換器が給水源と給湯栓との間に接続された給湯回路と、浴槽内の風呂水をポンプによって追焚用ボイラ内に設置された追焚用熱交換器に戻し浴槽へ送る循環回路と、給湯用熱交換器の下流側と前記循環回路のポンプ吐出側とを注湯電磁弁および逆止弁を介して接続する注湯回路を備えており、前記注湯回路の逆止弁から循環回路までの接続流路の最下部と、循環回路の追焚用熱交換器から浴槽までの往き流路における前記最下部より下方位置との間にバイパス流路が接続されている。
【0014】
この給湯器付風呂釜によれば、接続流路に溜まった湯水はバイパス流路から循環回路の往き流路側に排出されるため、従来、注湯回路の接続流路に設けられていた水抜き栓が不要となり、該水抜き栓の閉め忘れによる追焚き循環時の漏水を防止でき、ひいては追焚用ボイラの空焚きを防止することができる。勿論、該バイパス流路は、従来、循環回路の追焚用熱交換器の往き流路と戻り流路との間に接続されていたバイパス流路(図4の127参照)の機能をも兼備するものである。
【0015】
また、請求項2にかかる給湯器付風呂釜では、前記給湯回路と、前記循環回路と、前記注湯回路とを備え、前記循環回路に風呂水流スイッチが設けられ、前記注湯回路の逆止弁から循環回路までの接続流路の最下部に水抜き栓(図4の125参照)が設けられた給湯器付風呂釜において、前記循環回路の注湯回路の接続部よりも追焚用熱交換器側に風呂水流スイッチを設けるという簡単な構成により、空焚きを防止することができる。すなわち、追焚き循環時に風呂水が接続流路の最下部に設けられた水抜き栓から漏水することになるが、風呂水流スイッチが風呂水の流れを検出しないこととなるため、追焚用ボイラの運転が停止され、空焚きが防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、請求項1の発明にかかる風呂給湯システム1の実施形態を示したもので、この給湯器付風呂釜1は、給湯用ボイラ12内に設置された給湯用熱交換器13が給水源8と給湯栓16との間に接続された給湯回路3と、浴槽2内の風呂水をポンプ4によって追焚用ボイラ26内に設置された追焚用熱交換器5へ送り、その後、浴槽2へ戻すという循環回路6と、給湯用熱交換器13の下流側と前記循環回路6のポンプ4吐出側とを接続する注湯回路7とを有している。
【0017】
前記給湯回路3は、給水源8からストレーナ金具9、羽根車の回転によって給水量をカウントする水量センサ10を経て、ガスバーナ12Aを具備した給湯用ボイラ12内に設置された給湯用熱交換器13へと至り、更に給湯用熱交換器13から出た後、通湯量を制御する湯量調整弁14、給湯栓16へと至る流路を有し、給水温度を検出する給水サーミスタ11、出湯温度を検出する出湯サーミスタ15を備えている。
【0018】
循環回路6は、浴槽2に設けられた循環アダプタ19から戻り金具20を介してケーシング21に入り、ここで追焚用熱交換器5へと流れる風呂水を検出する風呂水流スイッチ22、循環用のポンプ4を経て、ガスバーナ26Aを具備した追焚用ボイラ26内に設置された追焚用熱交換器5へと至り、更にこの追焚用熱交換器5から出た後、往き金具27を介してケーシング21から外へ出て、再び上記循環アダプタ19から浴槽2内へ戻る流路を有し、風呂水温度を検出する風呂サーミスタ23、浴槽内水位を圧力変動に基づいて検出する水位センサ24が付設されている。前記戻り金具20及び往き金具27には、従来の場合と同様、それぞれ水抜き栓30,31が設けられている。
【0019】
注湯回路7は、その一端が給湯回路3の湯量調整弁14の下流側に接続され、他端が前記湯量調整弁14から送られる湯の流れを開閉する注湯電磁弁34、羽根車の回転によって通湯量をカウントする水量センサ35、及び二重連の逆止弁36を経て、上記循環回路6におけるポンプ4の吐出側ヘ接続されている。なお、注湯電磁弁34、水量センサ35、逆止弁36は、この順番で上から下へ縦連結されており、注湯電磁弁34の一次側に、逆流防止のためのバキュームブレーカ37が設けられている。
【0020】
給湯用ボイラ12が具備するガスバーナ12Aや、追焚用ボイラ26が具備するガスバーナ26Aは、図例では互いに一体的に構成され、ガス制御弁40を具備した共通のガス管41を介してガス源42からガスが供給されるようになっているが、これらは各別に構成してもよい。あるいは給湯用ボイラ12と追焚用ボイラ26とを別個に構成してもよい。また、ボイラのバーナとしては、灯油等の流体燃料を用いるバーナを使用することもできる。
【0021】
この給湯器付風呂釜1は、各サーミスタ、センサ、スイッチ等の検出値、及びリモコン操作部(図示略)からの指令等に基づいて、コントローラ42が各機器を自動制御するようになっている。また、このコントローラ42は、外気温を検出するF点サーミスタ43が所定温度以下を検出したときには、凍結防止ヒータ44に通電してシステム全体を所定温度に保温させるようになっている。
【0022】
前記注湯回路7の逆止弁36の下流側から循環回路6までの接続流路(C〜D)の最下部と、循環回路6の追焚用熱交換器5から浴槽2までの往き流路Aの往き金具27の上流側近傍部との間にバイパス流路45が設けられている。前記接続流路が接続される、往き流路Aの往き金具27の上流側近傍部は、接続流路の最下部よりも下方に位置している。
【0023】
このバイパス流路45は、循環回路6や注湯回路7の内径よりも小径とされており、注湯回路7から循環回路6への湯の流れの本流は、あくまでも逆止弁36からポンプ4の吐出側へ向けた流れとされ、また循環回路6を流れる風呂水は主としてポンプ4より追焚用熱交換器5を通り、浴槽2へと戻るように流れる。なお、このバイパス流路45により、従来、注湯回路の接続流路の最下部に設けられていた水抜き栓(図4の125参照)および追焚用熱交換器の往き流路と戻り流路との間に設けれていたバイパス流路(図4の127参照)は不要となり、前記バイパス流路45は従来のバイパス流路の機能をも果たすものである。
【0024】
上記構成の給湯器付風呂釜1において、コントローラ42による制御の一例を説明する。
【0025】
浴槽2への最初の湯張りは、注湯電磁弁34を開き、給湯回路3から注湯回路7及び循環回路6を介して給湯することにより行う。注湯電磁弁34は、水量センサ35によるカウント数が給湯量に対応する設定数に達したときに閉じられる。そして、水位センサ24の検出値に基づいてこれを繰り返し、リモコン操作部等で設定した水位を水位センサ24が検出すると、湯張りを完了する。
【0026】
次に、ポンプ4を作動させて追焚きに移る。ポンプ4の作動により、浴槽2内の風呂水が循環アダプタ19から循環回路6内へ取り込まれ、風呂水流スイッチ22が水流を検出した後、追焚用ボイラ26の運転が開始される。そして、追焚用ボイラ26は、風呂サーミスタ23がリモコン操作部等で設定した目標温度に達したときに停止される。
【0027】
浴槽2内の湯水の使用により水位が下がると、注湯電磁弁34を開き、足し湯を行う。注湯電磁弁34は、水量センサ35のカウント数が、水位低下時の水位センサー24の検出値から算出された足し湯すべき湯量に対応した目標値に達した時に、閉じられる。
【0028】
上記実施形態では、バイパス流路45を循環回路6の往き金具27の近傍に接続したものであるが、バイパス流路45は、往き流路Aにおいて、注湯回路7の接続流路(C〜D)の最下部よりも下方位置であればいずれの位置においても接続することができる。もっとも、バイパス流路45を循環回路6の往き金具27の近傍に接続することにより、バイパス流路45を往き金具内に設けることが可能となり、これにより配管を簡略化することができ、製造コストを低減することができる。
【0029】
図2はかかるバイパス流路付の往き金具50を示しており、この金具50は、上部流入口51と下部流出口52とがバイパス流路45を構成する細径部53を介して縦方向に貫通しており、細径部53の上側に横向き流出口54が設けられ、細径部53の下側に横向き流入口55が設けられている。また、下部流出口52に対して水抜き栓31が設けられている。
【0030】
この往き金具50を用いる場合、ケーシング21内の往き流路Aを金具50の下側の横向き流入口55に接続し、またケーシング21外の往き流路Bを金具50の下部流出口52に接続する。一方、注湯回路7の逆止弁36側にできる接続流路Cを金具50の上部流入口51に接続し、また注湯回路7の最下部から循環回路6への接続側にできる接続流路Dを金具50の上側の横向き流出口54に接続する。
【0031】
このような接続を行うことにより、金具50内の細径部53が、バイパス流路45を構成することになる。従って、バイパス流路45まわりの配管構造が簡単且つ小型になり、給湯器付風呂釜1のコンパクト化を進めるうえで極めて有益となる。
【0032】
なお、図例では細径部53が形成された部材を金具本体に固設した例を示すが、これらを一体的に形成してもよく、また細径部53の形状は図例のように細管状に限らず、オリフィス状に形成してもよい。また、往き金具50のバイパス上部流入口51に、逆止弁36、水量センサ35、注湯電磁弁34、バキュームブレーカ37を、図1に示すように、連設一体化してもよい。
【0033】
図3は、請求項2の発明にかかる給湯器付風呂釜1Aの実施形態を示しており、特に追焚用循環回路側の主要構成を示したものである。なお、該実施形態において、給湯回路および注湯回路7の一部は図1に示した実施形態と同一の構成であり、循環回路6についても、同実施形態で説明したものと同じ作用を奏するものには同じ符号を付してその説明を省略する。
【0034】
この実施形態では、追焚用熱交換器5への水流の有無を検出する風呂水流スイッチ22が、循環回路6のポンプ4の吐出側に接続された注湯回路7の接続部よりも下流側(追焚用熱交換器5側)に接続された点を除き、他の構成は従来(図4参照)と同じであり、注湯回路7の接続流路126の最下部には水抜き栓125が、また追焚用熱交換器5の往き流路と戻り流路との間にはバイパス流路127が設けられている。
【0035】
この実施形態によると、水抜き栓125を閉め忘れたまま、追焚きのために、ポンプ4を作動させると、水抜き栓125から浴槽2内の風呂水が漏れ出すものの、風呂水流スイッチ22が風呂水の流れを検出しないので、追焚用ボイラ26の運転は実行されない。すなわち、追焚用ボイラ26の空焚きは防止される。もっとも、水抜き栓125からの漏水は防止することはできないが、空焚きのよる機器の損焼は確実に防止することができる。
【0036】
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、請求項にかかる発明の範囲内で、適宜の変更や、具体化を行うことができ、また湯張りや足し湯の制御方法も実施形態で説明した方法に限定されるものではなく、適宜の給湯制御、追焚制御を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載した給湯器付風呂釜によれば、注湯回路の逆止弁から循環回路までの接続流路の最下部と、循環回路の追焚用熱交換器から浴槽までの往き流路との間にバイパス流路を設けたので、注湯回路内に水抜き栓を設ける必要が無くなり、この水抜き栓の閉め忘れによる漏水や追焚ボイラの空焚きを確実に防止することができる。
【0038】
また、請求項2に記載した給湯器付風呂釜によれば、循環回路において、注湯回路の接続部よりも追焚用熱交換器側に風呂水流スイッチを設けるという簡単な構成により、空焚きを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施形態にかかる給湯器付風呂釜の全体回路構成図である。
【図2】本発明にかかるバイパス流路を内有した往き金具の断面図である。
【図3】請求項2の発明の実施形態にかかる給湯器付風呂釜の追焚用循環回路側の主要構成を示す部分回路構成図である。
【図4】従来の給湯器付風呂釜における追焚用循環回路側の主要構成を示す部分回路構成図である。
【符号の説明】
1,1A 給湯器付風呂釜
2 浴槽
3 給湯回路
4 ポンプ
5 追焚用熱交換器
6 循環回路
7 注湯回路
8 給水源
12 給湯用ボイラ
13 給湯用熱交換器
16 給湯栓
22 風呂水流スイッチ
26 追焚用ボイラ
34 注湯電磁弁
36 逆止弁
45 バイパス流路
Claims (2)
- 給湯用ボイラ内に設置された給湯用熱交換器が給水源と給湯栓との間に接続された給湯回路と、浴槽内の風呂水をポンプによって追焚用ボイラ内に設置された追焚用熱交換器に戻し浴槽へ送る循環回路と、給湯用熱交換器の下流側と前記循環回路のポンプ吐出側とを注湯電磁弁および逆止弁を介して接続する注湯回路を備えた給湯器付風呂釜において、
前記注湯回路の逆止弁から循環回路までの接続流路の最下部と、循環回路の追焚用熱交換器から浴槽までの往き流路における前記最下部より下方位置との間にバイパス流路が接続されていることを特徴とする給湯器付風呂釜。 - 給湯用ボイラ内に設置された給湯用熱交換器が給水源と給湯栓との間に接続された給湯回路と、浴槽内の風呂水をポンプによって追焚用ボイラ内に設置された追焚用熱交換器に戻し浴槽へ送る循環回路と、給湯用熱交換器の下流側と前記循環回路のポンプ吐出側とを注湯電磁弁および逆止弁を介して接続する注湯回路を備え、前記循環回路に風呂水流スイッチが設けられ、前記注湯回路の逆止弁から循環回路までの接続流路の最下部に水抜き栓が設けられた給湯器付風呂釜において、
前記循環回路の注湯回路の接続部よりも追焚用熱交換器側に風呂水流スイッチが設けられていることを特徴とする給湯器付風呂釜。
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