JP3648381B2 - ガスセンサ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、酸素センサ、HCセンサ、NOセンサなど、測定対象となるガス中の被検出成分を検出するためのガスセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、上述のようなガスセンサとして、被検出成分を検出する検出部が先端に形成された棒状ないし筒状の検出素子を、金属製のケーシングの内側に配置した構造のものが知られている。この金属製のケーシングは、外周面にセンサ取付け用のねじ部が形成された主体金具、その主体金具の一端側から突出する検出素子の検出部を覆う形で主体金具に結合されるプロテクタ、そのプロテクタとは反対側から主体金具に結合されるとともに、主体金具の後方に延びる検出素子を覆う内筒部材、さらには、その内筒部材の後端部に結合され、検出素子からのリード線を後方側の開口部から延出させる外筒部材など、複数の筒状体を組み合わせて構成されることが多い。
【0003】
ここで、これら複数の筒状体同士の接合は種々の手法にて実施されているが、例えば特に気密性が要求される場合等においては、それらの接合側端部同士において一方を他方の内側に隙間嵌めあるいは圧入により挿入して重なり部を形成し、その重なり部に全周溶接部を形成する方法が採用されることも多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の接合方法においては、例えば隙間嵌めを採用する場合は、内側部材と外側部材との隙間が大きすぎると、溶接部を形成しても隙間の存在のために接合不完全となる部分が生じやすくなり、接合の気密性が損なわれやすくなる。他方、圧入を採用する場合は、内側部材の外径が大きすぎると、該内側部材の圧入に伴い外側部材は強く押し広げられるように塑性変形し、その圧入開口側が裾拡がり形態となることがある。この場合、その拡がった外側部材と内側部材との間には同様に大きな隙間が形成され、溶接部の形成が不完全となる場合がある。
【0005】
従って、隙間嵌めを行うにしろ、圧入を行うにしろ、溶接により接合を行う場合は、内側部材と外側部材との間に過剰な隙間が形成されないよう、これら部材の寸法管理をかなり厳しく行う必要が生ずる。しかしながら、寸法公差を小さくすることは工程管理の手間やコストの増大を招き、センサ単価の高騰につながる問題がある。
【0006】
本発明の課題は、溶接接合される2以上の筒状部を含むものとしてケーシングが構成されるガスセンサにおいて、筒状部に対する極度に厳しい寸法管理を行わなくとも溶接不良を生じにくい構造を有するガスセンサと、その製造方法とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記課題を解決するために本発明のガスセンサは、
先端部に検出部が形成された棒状ないし筒状形態をなし、測定対象となるガス(以下、被測定ガスという)中の被検出成分を検出する検出素子と、
検出部への被測定ガスの流通を許容した状態で、検出素子の外側を覆う筒状のケーシングとを備え、
そのケーシングは、軸線方向に隣接配置される2つの筒状部を少なくとも含んで構成され、それら2つの筒状部は、対応する端部において一方のもの(以下、内側部材という)が他方のもの(以下、外側部材という)の内側に位置する形で重なり部を生ずるように配置されており、その重なり部において、外側部材にはその軸線方向中間に外側部材の周方向に沿って所定幅の帯状に径小部が形成されるとともに、その径小部に形成された周方向の溶接部により、それら外側部材と内側部材とが気密状態で接合され
溶接部は、その帯状の径小部においてこれよりも狭幅の環状形態に形成されていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明のガスセンサの製造方法は、先端部に検出部が形成された棒状ないし筒状形態をなし、測定対象となるガス(被測定ガス)中の被検出成分を検出する検出素子と、検出部への被測定ガスの流通を許容した状態で、検出素子の外側を覆う筒状のケーシングとを備えたガスセンサの製造方法であって、
ケーシングは軸線方向に隣接配置される2つの筒状部を少なくとも含んで構成されるものとされ、
それら2つの筒状部を、対応する端部において一方のもの(内側部材)が他方のもの(外側部材)の内側に位置する形で重なり部を生ずるように配置するとともに、その重なり部において外側部材の軸線方向中間に該外側部材の周方向に沿って所定幅の帯状に径小部を形成した状態とし、その帯状の径小部にさらに周方向の溶接部をこれよりも狭幅の環状形態に形成して、それら外側部材と内側部材とを該溶接部により気密状態で接合することを特徴とする。
【0009】
上記ガスセンサの構造及びその製造方法によれば、検出素子を覆うケーシングにおいて、軸線方向に重なり部が生ずる形で配置される2つの筒状部のうち外側部材に周方向の径小部を形成し、さらに、その径小部に周方向の溶接部を形成して内側部材と接合するようにした。このような径小部の形成により、溶接部形成位置における外側部材と内側部材との間の隙間量が減少して密着性が高められ、溶接不良が発生しにくくなる。その結果、筒状部に対する寸法管理、特に外側部材内径と内側部材外径との差に対する寸法管理を極度に厳しく行わなくとも良好な溶接接合状態が得られるようになり、ひいてはガスセンサの製造能率及び歩留まり向上が達成される。
【0010】
上記径小部は外側部材の周方向に沿って所定幅の帯状に形成でき、溶接部は、その帯状の径小部の幅方向中間においてこれよりも狭幅の環状形態に形成することができる。この態様によれば、帯状の径小部領域内、すなわち隙間量が減少して密着性が高められる領域内に幅が収まるように、連続形態の溶接部が形成されるので、溶接不良をさらに生じにくくすることができる。
【0011】
溶接部は、レーザー溶接によって形成することが、欠陥の少ない溶接部を形成する上で望ましい。他方、レーザー溶接以外では、シーム溶接等の抵抗溶接を採用することも可能である。
【0012】
また、径小部は、外側部材と内側部材との間に重なり部を生じさせた状態で、該外側部材を内側部材に向けて周方向に加締めることにより形成された加締め部とすることができる。これにより、径小部における外側部材と内側部材との間の密着状態をさらに良好なものとでき、得られる溶接部における欠陥発生を一層効果的に防止することができるようになる。
【0013】
また、内側部材には、重なり部において外側部材の径小部に対応する位置に周方向の凹部を形成することができる。例えば、外側部材の径小部を加締め部として形成する場合、内側部材の対応位置に上記凹部が形成される程度の加締めを行うことで、外側部材と内側部材との間の密着状態がさらに向上し、溶接部における欠陥発生の確率を低減することができる。
【0014】
上記ガスセンサにおいては、内側部材は、検出部を一方の端部側から突出させた状態で検出素子を覆う主体金具とすることができ、外側部材は、その主体金具の検出部が突出する側の開口端部に結合されるとともに、被測定ガスの流通を許容した状態で該検出部を覆うプロテクタとすることができる。例えば、酸素センサ等の場合、センサが低温となったときに凝結した水滴がプロテクタの外面に付着することがある。この場合、主体金具とプロテクタとを接合する溶接部に欠陥があると、その欠陥部から凝結した水滴が侵入して検出部をぬらしたり、あるいは錆等の汚れを付着させたりする場合がある。しかしながら、該接合部に本発明を適用することで、溶接部への欠陥発生が効果的に防止され、上記のような不具合が発生しにくくなる。
【0015】
他方、内側部材は、その主体金具に対し検出部の突出側とは反対の開口端部に一端が結合され、当該主体金具から後方に延びる検出素子を覆う内筒部材とすることができ、外側部材は、後方側の開口部において検出素子からのリード線を延出させる形で、内筒部材の後端部外側に結合される外筒部材とすることができる。例えば自動車用の酸素センサの場合、上記外筒部材あるいは内筒部材は外部に露出する形となり、例えば取付け位置が車両の足周り部分等であったりすると、水しぶき等の噴射を受けやすい。この場合、両部材を接合する溶接部に欠陥が生じていると、その欠陥から内筒部材内に水滴等が侵入し、センサを作動不良に至らしめることがある。しかしながら、該接合部に本発明を適用することで、溶接部への欠陥発生が効果的に防止され、上記のような不具合が発生しにくくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づき説明する。
図1は本発明のガスセンサの一実施例たる酸素センサの内部構造を示している。該酸素センサ1は、先端が閉じた中空軸状の固体電解質部材である酸素検出素子2と、軸状のセラミックヒータである発熱体3とを備えて構成される。酸素検出素子2は酸素イオン伝導性を有する固体電解質により構成されている。そのような固体電解質としては、YないしCaOを固溶させたZrOが代表的なものであるが、それ以外のアルカリ土類金属ないし希土類金属の酸化物とZrOとの固溶体を使用してもよい。また、ベースとなるZrOにはHfOが含有されていてもよい。
【0017】
この酸素検出素子2の中間部外側には、絶縁性セラミックから形成されたインシュレータ6,7、並びにタルクから形成されたセラミック粉末8を介して金属製のケーシング10が設けられ、酸素検出素子2はケーシング10と電気的に絶縁された状態で貫通している。ケーシング10は、酸素センサ1を排気管等の取付部に取り付けるためのねじ部9bを有する主体金具9、その主体金具9の一方の開口部に内側が連通するように結合された内筒部材14、該内筒部材14とは反対側から主体金具に取り付けられたプロテクタ11等を備える。また、図2に示すように、酸素検出素子2の内面及び外面には、そのほぼ全面を覆うように一対の電極層2b,2cが設けられている。これら電極層2b,2cはいずれも、酸素検出素子2を構成する固体電解質へ酸素を注入するための酸素分子の解離反応、及び該固体電解質から酸素を放出させるための酸素の再結合反応に対する可逆的な触媒機能(酸素解離触媒機能)を有する多孔質電極、例えばPt多孔質電極として構成されている。
【0018】
なお、以下においては、酸素検出素子2の軸方向においてその閉じた先端部に向かう側を「前方側(あるいは先端側)」、これと反対方向に向かう側を「後方側(あるいは後端側)」として説明を行う。
【0019】
まず、主体金具9の後方側の開口部には、前述の内筒部材14がインシュレータ6との間にリング15を介して加締められ、この内筒部材14にさらに外筒部材54が外側から嵌合・固定されている。この外筒部材54の図中上端側の開口はゴム等で構成されたグロメット(弾性シール部材)17で封止され、またこれに続いてさらに内方にセラミックセパレータ18が設けられている。そして、それらセラミックセパレータ18及びグロメット17を貫通するように、酸素検出素子2用のリード線20,21及び発熱体3用のリード線(リード線20,21の影になって見えない)が配置されている。
【0020】
酸素検出素子2用の一方のリード線20は、端子金具23のコネクタ部24及びこれに続く引出し線部25、並びに端子金具23の内部電極接続部26を経て、前述の酸素検出素子2の内側の電極層2c(図2)と電気的に接続されている。一方、他方のリード線21は、別の端子金具33のコネクタ部34及びこれに続く引出し線部35並びに外部電極接続部35bを経て、酸素検出素子2の図示しない外側の電極層と電気的に接続されている。
【0021】
ここで、酸素検出素子2は、排気ガス温が十分高温となっている場合には当該排気ガスで加熱されて活性化されるが、エンジン始動時など排気ガス温が低温である場合には前述の発熱体3で強制的に加熱することで活性化される。発熱体3は、通常はセラミックヒータであり、例えばアルミナを主とするセラミック棒45の先端部に、例えば蛇行状に形成された抵抗発熱線部(図示せず)を有する発熱部42が設けられたものである。この抵抗発熱線部は、ヒータ端子部40から延びるリード線を経て通電されることにより、酸素検出素子2の先端部(検出部)を所定の活性化温度以上に加熱する役割を果たす。
【0022】
また、上述の発熱体3は、端子金具23により酸素検出素子2の中空部内に保持される。この端子金具23には、前述の内部電極接続部26に関して発熱体3の先端側(すなわち発熱部42に近い側)に発熱体把持部27が形成されている。発熱体把持部27は、発熱体3の周囲を包囲するC字状の横断面形状を有している。そして、発熱体3を未挿入の状態では該発熱体3の外径よりは少し小さい内径を有し、発熱体3の挿入に伴い弾性的に拡径してその摩擦力により該発熱体3を把持する。図1の構成において、この発熱体把持部27は内部電極接続部26の片側の1箇所にのみ設けられている。
【0023】
内部電極接続部26は、左右両側の縁に鋸刃状の接触部26aがそれぞれ複数形成された板状部分を円筒状に曲げ加工することにより、発熱体3を包囲する形態で形成されている。そして、その外周面と酸素検出素子2の中空部内壁面2aとの間の摩擦力によって発熱体3を該中空部に対し軸線方向に位置決めする役割を果たすとともに、上記複数の接触部26aの各先端部において内側の電極層2c(図2)と接触・導通するようになっている。
【0024】
次に、図1に示すように、外筒部材54は、内筒部材14(ケーシング10)に対し後方外側からほぼ同軸的に連結される筒状形態をなす。また、内筒部材14の後端部には、段付き部51により、該段付き部51に関して軸方向前方側を第一部分61、同じく軸方向後方側を第二部分62として、該第二部分62が第一部分61よりも径小となるように構成され、その第二部分62には周方向の複数の気体導入孔52が形成されている。また、第二部分62の外側には、上記気体導入孔52を塞ぐ筒状のフィルタ53が配置され、さらに、そのフィルタ53の外側が外筒部材54により覆われている。そして、フィルタ53に対応する位置において外筒部材54の壁部には、周方向に所定の間隔で複数の補助気体導入孔55が形成されるとともに、それら補助気体導入孔55の列を挟んで両側に、フィルタ53を自身と内筒部材14の第二部分62との間で圧着固定する環状のフィルタ加締め部56,57が形成されている。
【0025】
他方、外筒部材54は、第一部分61において内筒部材14に対し外側からこれに重なりを生じるように配置され、その重なり部には周方向の環状の外筒/内筒連結加締め部75が形成されている。この外筒/内筒連結加締め部75により、外筒部材54が内筒部材14に対して結合される。
【0026】
なお、フィルタ53は、例えばポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEという)の未焼成成形体を、PTFEの融点よりも低い加熱温度で1軸以上の方向に延伸することにより得られる多孔質繊維構造体(商品名:例えばゴアテックス(ジャパンゴアテックス(株)))により、水滴等の水を主体とする液体の透過は阻止し、かつ空気及び/又は水蒸気などの気体の透過は許容する撥水性フィルタとして構成されている。これにより、補助気体導入孔55からフィルタ53を経て気体導入孔52より、基準ガスとしての大気(外気)が内筒部材14(ケーシング10)内に導入されるとともに、水滴等の液体状態の水は内筒部材14内に侵入することが阻止されるようになっている。
【0027】
次に、主体金具9の前方側開口部には筒状のプロテクタ装着部9aが形成され、ここに、酸素検出素子2の先端側(検出部)を所定の空間を隔てて覆うようにキャップ状のプロテクタ11が装着されている。プロテクタ11には、その外壁部に対し周方向沿って所定の間隔で、排気ガスを透過させる複数のガス透過口12が貫通形態で形成されている。また、該プロテクタ11の底部にもガス透過口13が形成されている。これにより排気ガス中の酸素が酸素検出素子2の先端側表面に接触可能となっている。
【0028】
プロテクタ11(外側部材)は、その筒状の開口部においてプロテクタ装着部9a(内側部材)が軸線方向に挿入されて重なり部が形成されている。そして、その重なり部においてプロテクタ11には、周方向に沿う環状の加締め部(径小部)81が帯状に形成され、さらにプロテクタ装着部9aの対応位置には同様に帯状の凹所82が形成されている。プロテクタ側11の加締め部81の内面と、プロテクタ装着部9a側の凹所82の内面とは互いに密着している。
【0029】
そして、上記帯状の加締め部81には、環状の溶接部83が、例えば該加締め部81の幅方向中間においてこれよりも狭幅に形成されている。この溶接部83は、プロテクタ11とプロテクタ装着部9aとにまたがる形で形成され、両者を気密状態で接合する役割を果たしている。以下、加締め部と溶接部との組合せ接合構造のことを加締め溶接構造部といい、加締め部81と溶接部83との組を加締め溶接構造部150と称する。
【0030】
なお、図1のプロテクタ11は一重構造であるが、図3のプロテクタ100のように、有底の第一筒状部101と、その内側に所定の隙間を経て同心的に配置された有底の第二筒状部102とを有する二重構造とすることもできる。図示した構成においては、第二筒状部102は、その開口端部が第一筒状部101の内径にちょうど嵌まる程度に拡径され、その拡径部102aにおいて周方向に形成されたスポット溶接部107により第一筒状部101と結合されている。なお、第二筒状部102は、第一筒状部101よりも軸線方向の長さが短く形成されており、その拡径部102aの開口縁が第一筒状部101の開口縁よりも所定距離内側に入り込む形で配置されている。これにより、第一筒状部101の開口側には、プロテクタ装着部9aの装着代部101aが所定幅で形成される形となっている。
【0031】
また、第一筒状部101の側壁部には、軸線方向に並ぶ2つの長孔状のガス透過口103,103の組が周方向に所定の間隔で複数形成されている。第二筒状部102の側壁部にも同様のガス透過口104,104の組が形成されているが、その形成位置は水滴等の侵入防止のために、第一筒状部101のガス透過口103,103に対して周方向の位相をずらせてある。他方、第一筒状部101と第二筒状部102との各底部は互いに密着した形態とされ、各々その中央にはガス透過口105,106が互いに連通する形で形成されている。
【0032】
上記のような加締め溶接構造部150は、例えば以下の図4〜図7に示す方法にて形成することができる(なお、これら図では、図3の二重構造型のプロテクタ100を用いた場合の例を示しているが、図1の一重構造型のプロテクタ11の場合も方法上の相違はない)。すなわち、図4に示すように、主体金具9のプロテクタ装着部9aを、プロテクタ100の装着代部101aに対し、該装着代部101aの開口縁が金具端面に当たる位置まで挿入する。そして、図5に示すように、この状態で装着代部101aの軸方向中間部を、プロテクタ装着部9aに向けて周方向に加締めることにより、図6に示すように加締め部81を形成する。このとき、加締め部81の形成に伴い、図1に示すようにプロテクタ装着部9aの対応位置には環状の凹所82が形成され、両者の間には強固な密着状態が形成される。
【0033】
なお、加締め部81と凹所82とは、加締めに伴う装着代部101aとプロテクタ装着部9aとの塑性変形により形成されるものであるが、例えば装着代部101aのみが塑性変形して加締め部81が形成される一方、プロテクタ装着部9a側では弾性変形のみを実質的に生じさせる形としてもよい。この場合は、加締め部81に対応する位置において凹所82は明瞭には形成されないが、装着代部101aとの間には、主にプロテクタ装着部9aの弾性復帰力により同様に強固な密着状態を形成することができる。
【0034】
図11は、加締め装置の一例を示す平面図である。すなわち、該加締め装置179は、リング状のパンチホルダ186と、そのパンチホルダ186の周方向に沿って配置されるとともに、それぞれ該パンチホルダ186を半径方向に進退可能に貫通する複数のパンチセグメント185とを有するパンチアセンブリ189とを備える。また、各パンチセグメント185の後端部にはばね支持部187が形成され、これとパンチホルダ186の外周面との間には、該パンチセグメント185を外向きに付勢するばね部材188が配置される。一方、図12(a)に示すように、このパンチアセンブリ189に対応して、内周面191が底面側で縮径するテーパ面とされた受けユニット190が設けられ、その底面中央にはワーク挿通孔194を有する位置決め突出部193が形成されている。
【0035】
そして、位置決め突出部193に対し、プロテクタ100の先端部をワーク挿通孔194に挿入する形でワークWをセットする。そして、パンチアセンブリ189は、受けユニット190の内側に同軸的にセットされ、各パンチセグメント185が加締めるべきプロテクタ100の基端部(装着代部101a)を取り囲んだ状態となる。また、パンチセグメント185の外側端面192には、受けユニット190の内周面191に対応するテーパが付与されている。
【0036】
この状態で、ワークWを軸方向下向きに押し込みながら、さらにパンチアセンブリ189を受けユニット190の底面に向けて押し込むと、図12(b)に示すように、テーパ状に形成された外側端面192と内周面191との間のカム作用により、各パンチセグメント185は対応するばね188の圧縮を伴いながら一斉にワークWに向けて接近する。これにより、各パンチセグメント185の先端に形成された加締め作用部181により、プロテクタ100に加締め部81が形成される。
【0037】
次いで、図7(a)に示すように、この加締め部81に対し、周方向の溶接部83を、例えばレーザー溶接により形成すれば、目的とする加締め溶接構造部150が得られる。ここで、溶接部83の幅をw1、加締め部81の幅をw2とした場合、接合強度確保の観点からw1/w2は0.5以上とするのがよい(図1の例では、w1は約0.7mm、w2は約1mm、w1/w2は約0.7である)。また、図7(b)に示すように、加締めによる圧着力をプロテクタ装着部9a(内側部材)側に十分生じさせ、良好な圧着状態を確保するために、装着代部101a(外側部材)の厚さt2は1mm以下に設定するのがよい(図1の例では、t2は約0.4mmである)。さらに、プロテクタ装着部9a(内側部材)側の溶接部83の侵入深さd1は、接合強度確保の観点から0.4mm以上となっているのがよい。ただし、プロテクタ装着部9a(内側部材)を厚さ方向に貫く形で溶接部83が形成されると、溶接欠陥等の影響を受けて接合強度が低下する場合があるので、上記侵入深さd1はプロテクタ装着部9aの厚さt1よりも小さくなっていることが望ましい。
【0038】
なお、図8により示すプロテクタ100の各部の寸法は、例えば以下のように設定できる(なお、括弧内は、図3に示すものの具体的な数値例である)。
P1:9.8〜12mm(10.35mm)
P2:3.9〜4.9mm(3.9mm)
P3:12.9〜20.2mm(20mm)
P4:7.4〜8.1mm(7.7mm)
【0039】
また、図9により示す主体金具9の各部の寸法は、例えば以下のように設定できる(なお、括弧内は、図1に示すものの具体的な数値例である)。
K1:25〜30mm(29.6mm)
K2:13〜17mm(16.8mm)
K3:12.5〜13.0mm(12.8mm)
K4:8.8〜9.2mm(9mm)
K5:3.6〜4mm(3.8mm)
K6:1〜2.5mm(2mm)
K7:0.5〜1.5mm(1mm)
K8:12〜14mm(13.9mm)
K9:7〜10mm(9.6mm)
K10:7.5〜10.5mm(10mm)
K11:20.6〜23.6mm(23.1mm)
K12:6〜7mm(6.5mm)
K13:21.8〜22.2mm(22mm)
K14:例えば、M18程度
K15:9.3〜11.2mm(9.5mm)
K16:7.3〜7.7mm(7.5mm)
K17:16.3〜16.7mm(16.5mm)
K18:11.4〜11.8mm(11.6mm)
K19:15.8〜16.2mm(16mm)
【0040】
また、図1において、センサ1の全長L1は約84mmである。また、主体金具9のガスケットGの受け面9dから、プロテクタ11の先端面までの長さL2は約29mmである。
【0041】
以下、酸素センサ1の作動について説明する。
上記酸素センサ1においては、前述の通り外筒部材54のフィルタ53を介して基準ガスとしての大気が導入される一方、酸素検出素子2の外面にはプロテクタ11のガス透過口12を介して導入された排気ガスが接触し、該酸素検出素子2には、その内外面の酸素濃度差に応じて酸素濃淡電池起電力が生じる。そして、この酸素濃淡電池起電力を、排気ガス中の酸素濃度の検出信号として電極層2b,2cからリード線21,20を介して取り出すことにより、排気ガス中の酸素濃度を検出できる。
【0042】
ここで、プロテクタ11と主体金具9のプロテクタ装着部9aとの間には前述の加締め溶接構造部150が形成されている。すなわち、プロテクタ11とプロテクタ装着部9aとの重なり部に加締め部81を予め形成して、両者の密着を高めた状態で、ここに全周の溶接部83を形成して接合する構造としているので、溶接部83における欠陥発生が効果的に防止され、接合の気密性が高められている。例えば、酸素センサ1が低温となったときに、凝結した水滴がプロテクタの外面に付着することがある。この場合、主体金具9とプロテクタ11とを接合する溶接部83に欠陥があると、その欠陥部から凝結した水滴が侵入して検出部をぬらしたり、あるいは錆等の汚れを付着させたりする場合がある。しかしながら、主体金具9とプロテクタ11との接合構造が上記加締め溶接構造部150となっていることで、そのような水滴や汚れの侵入等の不具合を効果的に防止することができる。
【0043】
また、従来のように隙間嵌めあるいは圧入によりプロテクタ11とプロテクタ装着部9aとを嵌め合わせ、その状態で溶接部を形成する場合には、プロテクタ11とプロテクタ装着部9aとの寸法管理、特にプロテクタ11の内径とプロテクタ装着部9aの外径との差に対する寸法管理を極度に厳しく行わないと良好な溶接接合状態が得られなかった。しかしながら、上記構成では、嵌め合わせの段階で多少径差がばらついていても、加締め部81の形成により密着状態を確保できるので、上記のような厳しい寸法管理は不要となる。その結果、センサの製造能率及び歩留まりが向上する。
【0044】
なお、プロテクタ11の開口基端部に、予め周方向の縮径部を例えばプレス加工等により帯状に形成しておき、その状態でその縮径部に主体金具9側のプロテクタ装着部9aを圧入して、その縮径部に溶接部を形成することにより両者を接合してもよい。縮径部にプロテクタ装着部9aを圧入することにより、プロテクタ11の開口側が裾拡がり形態になりにくくなるので、同様に溶接部への欠陥発生確率を低減することができる。この場合、プロテクタ装着部9a側には明瞭な凹所82は形成されない形となる。
【0045】
図1の酸素センサ1においては、外筒/内筒連結加締め部75にも環状の溶接部92を施して、加締め溶接構造部151を形成することができる。これにより、内筒部材14と外筒部材54との間の気密性をさらに高めることが可能となる。なお、外筒/内筒連結加締め部75に対応して内筒部材14には、環状の凹所91が形成されている。
【0046】
さらに、図10は、酸素センサの別の実施例を示すものである。このセンサ200では、外筒部材54の開口部に嵌め込まれたグロメットが、開口部側に位置する第一グロメット17b(例えばフッ素ゴムで構成される)と、第二グロメット17a(例えばシリコンゴムで構成される)とによって構成されている。また、基準ガスとしての大気は、リード線20,21の芯線20b,21bと、それらを覆う樹脂性の外被部との間の隙間を通って、内筒部材14の内側に導入されるようになっており、図1のフィルタ53に相当するものは設けられていない。また、端子金具23には内部電極接続部26の両側に発熱体把持部27,28が設けられている。さらに、25a、35aは、引出し線部25、35を覆う絶縁管である。これ以外の構成については、図1のセンサ1ないし150と概略一致するので、対応する部分に同一の符号を付して詳細説明は省略する。ここで、図10も、図1と同一縮尺によりセンサ200を表している。そして、L1は約92mmであり、L2は約29mmである。
【0047】
ここで、主体金具9の後端側に突出する内筒部材連結部9fの外側を覆う位置まで外筒部材54を延長し、ここに加締め部93(内筒部材連結部9f側には凹部94が形成されている)と溶接部95とからなる加締め溶接構造部152を形成することもできる。
【0048】
なお、以上説明した本発明のセンサの構造は、酸素センサ以外のガスセンサ、例えばHCセンサやNOセンサなどにも同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスセンサの一実施例たる酸素センサの内部構造を示す縦断面図。
【図2】図1の、発熱部と酸素検出素子との接触部付近を拡大して示す断面図。
【図3】プロテクタの一例を示す平面図及び正面半断面図。
【図4】プロテクタと主体金具とを、加締め溶接構造部の形成により接合する工程を説明する図。
【図5】図4に続く工程説明図。
【図6】図5に続く工程説明図。
【図7】図6に続く工程説明図。
【図8】プロテクタの寸法説明図。
【図9】主体金具の寸法説明図。
【図10】図1の酸素センサの変形例を示す縦断面図。
【図11】加締め装置の要部を示す平面模式図。
【図12】加締め装置の要部を、その作用とともに示す側面断面模式図。
【符号の説明】
1,200 酸素センサ(ガスセンサ)
2 酸素検出素子
9 主体金具
9a プロテクタ装着部(内側部材)
9f 内筒部材連結部(内側部材)
10 ケーシング
11,100 プロテクタ(外側部材)
14 内筒部材(内側部材)
54 外筒部材(外側部材)
81,75,93 加締め部(径小部)
82,91,94 凹所
83,92,95 溶接部

Claims (9)

  1. 先端部に検出部が形成された棒状ないし筒状形態をなし、測定対象となるガス(以下、被測定ガスという)中の被検出成分を検出する検出素子と、
    前記検出部への被測定ガスの流通を許容した状態で、前記検出素子の外側を覆う筒状のケーシングとを備え、
    そのケーシングは、軸線方向に隣接配置される2つの筒状部を少なくとも含んで構成され、それら2つの筒状部は、対応する端部において一方のもの(以下、内側部材という)が他方のもの(以下、外側部材という)の内側に位置する形で重なり部を生ずるように配置されており、その重なり部において、前記外側部材にはその軸線方向中間に前記外側部材の周方向に沿って所定幅の帯状に径小部が形成されるとともに、その径小部に形成された周方向の溶接部により、それら外側部材と内側部材とが気密状態で接合され
    前記溶接部は、その帯状の径小部においてこれよりも狭幅の環状形態に形成されていることを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記径小部は前記外側部材の周方向に沿って所定幅の帯状に形成され、前記溶接部は、その帯状の径小部の幅方向中間においてこれよりも狭幅の環状形態に形成されている請求項1記載のガスセンサ。
  3. 前記溶接部は、レーザー溶接によって形成されたものである請求項1又は2に記載のガスセンサ。
  4. 前記径小部は、前記外側部材と前記内側部材との間に前記重なり部を生じさせた状態で、該外側部材を該内側部材に向けて周方向に加締めることにより形成された加締め部である請求項1ないし3のいずれかに記載のガスセンサ。
  5. 前記内側部材には、前記重なり部において前記外側部材の径小部に対応する位置に周方向の凹部が形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のガスセンサ。
  6. 前記内側部材は、前記検出部を一方の端部側から突出させた状態で前記検出素子を覆う主体金具であり、
    前記外側部材は、その主体金具の前記検出部が突出する側の開口端部に結合されるとともに、前記被測定ガスの流通を許容した状態で該検出部を覆うプロテクタである請求項1ないし5のいずれかに記載のガスセンサ。
  7. 前記検出部を一方の端部側から突出させた状態で前記検出素子を覆う主体金具が設けられ、
    前記内側部材は、その主体金具に対し前記検出部の突出側とは反対の開口端部に一端が結合され、当該主体金具から後方に延びる前記検出素子を覆う内筒部材であり、
    前記外側部材は、後方側の開口部において前記検出素子からのリード線を延出させる形で、前記内筒部材の後端部外側に結合される外筒部材である請求項1ないし6のいずれかに記載のガスセンサ。
  8. 先端部に検出部が形成された棒状ないし筒状形態をなし、測定対象となるガス(以下、被測定ガスという)中の被検出成分を検出する検出素子と、前記検出部への被測定ガスの流通を許容した状態で、前記検出素子の外側を覆う筒状のケーシングとを備えたガスセンサの製造方法であって、
    前記ケーシングは軸線方向に隣接配置される2つの筒状部を少なくとも含んで構成されるものとされ、
    それら2つの筒状部を、対応する端部において一方のもの(以下、内側部材という)が他方のもの(以下、外側部材という)の内側に位置する形で重なり部を生ずるように配置するとともに、その重なり部において前記外側部材の軸線方向中間に該外側部材の周方向に沿って所定幅の帯状に径小部を形成した状態とし、その帯状の径小部にさらに周方向の溶接部をこれよりも狭幅の環状形態に形成して、それら外側部材と内側部材とを該溶接部により気密状態で接合することを特徴とするガスセンサの製造方法。
  9. 前記外側部材と前記内側部材との間に前記重なり部を生じさせた状態で、該外側部材を前記内側部材に向けて周方向に加締めることにより、前記径小部としての加締め部を形成し、その加締め部に対し前記周方向の溶接部を形成する請求項8記載のガスセンサの製造方法。
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