JP4950113B2 - センサ - Google Patents

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Description

本発明は、センサに関する。更に詳しくは、酸素センサ、炭化水素センサ、酸化窒素センサなど、測定対象となる雰囲気に含まれる被検出成分を検出するためのガスセンサ、及び測定対象となる雰囲気の温度を測定するための温度センサ等の各種のセンサに関する。
従来より、雰囲気に含まれる被検出成分を検出する検出部が先端に設けられたセンサ素子を、金属製のケーシングの内部に配設した構造を備えるガスセンサが知られている。この金属製のケーシングは、外周面にセンサ取付用のネジ部が形成された主体金具、主体金具の先端側から突出しているセンサ素子の検出部を覆うように主体金具に固定されたプロテクタ、主体金具の後端側の開口部に固定され、開口部から後方に延びるセンサ素子を保護する外筒部材、外筒部材の径方向周囲を覆うともに、撥水フィルタを介して配設された保護外筒部材等の複数の筒状体が組み合わされて構成されている。
このようなガスセンサ、例えば、酸素センサは、自動車エンジンの排気系統の排気管等に装着されて用いられている。また、近年、排ガス中の有機物質を分解する触媒装置を排気管に付設し、この触媒装置の下流側にガスセンサを装着することで、有機物質が除去された排ガスに含まれる被検出成分を測定するガスセンサが一般的となってきている。この場合、ガスセンサは、エンジンから自動車の底部に沿って後方に延びる排気管の下流側に配設されるため、自動車走行時に跳ね上げられた水がガスセンサの外表面に水滴となって付着することがある。そのため、水分等がガスセンサの内部に侵入するのを防止するため、複数の筒状体同士を確実に接合し、ガスセンサの十分な水密性を確保する必要がある。
上記のように複数の筒状体同士を接合する方法として、加締め固定法等が挙げられ、例えば、プロテクタが、主体金具の先端部に加締め固定され、外筒部材の先端部が、主体金具の後端部に加締め固定され、保護外筒部材の外筒部材に嵌装された先端側が、外筒部材に加締め固定されたガスセンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。このガスセンサでは、例えば、保護外筒部材の先端側に、径方向内側に縮径する形態で連結加締め部が設けられ、この連結加締め部の先端部が、外筒部材の外表面に密着することによって、外筒部材と保護外筒部材との間からの水分等の侵入が防止されている。
特開平11−352095号公報
ところで、図11に示すように、特許文献1における保護外筒部材12の先端側における連結加締め固定は、誤差範囲内での位置ずれを許容するため、保護外筒部材12の先端から後方側にやや離れた位置でなされることが多い。しかし、この位置で加締めがなされると、保護外筒部材12の連結加締め部S4よりも更に先端側の残部が外方に反ってしまい、保護外筒部材12の先端部と外筒部材11の外表面(以下、先端側離間部R1の外表面という。)との問に微少な隙間B1が形成されることが多い。このように隙間B1が形成された場合、ガスセンサの外表面周面に付着した水滴等が毛細管現象によって隙間B1に引き込まれ、この隙間B1に引き込まれた水分は、その表面張力によって長期に渡って隙間B1に滞留することになる。
特に、この隙間B1に金属塩を含むような水溶液、例えば、塩分が溶解した水溶液(以下、塩水という。)が引き込まれた場合、先端側離間部R1の外表面と保護外筒部材12の内表面との間で化学反応が起こり、先端側離間部R1の外表面及び保護外筒部材12の内表面がともに腐食する恐れがある。例えば、積雪の多い寒冷地では、塩化カルシウムを主成分とする融雪剤が撒布されるのが一般的であるが、融雪により地面にできた水溜まりには、この塩化カルシウムが溶解していることが多い。そして、このような水溜まりを自動車が通過した場合、跳ね上げられた塩水がガスセンサの表面に付着し、この塩水が前記の隙間に引き込まれて滞留し、外筒部材11及び保護外筒部材12がともに腐食する恐れがある。そして、この腐食が更に進行すると、先端側離間部R1にクラックCが発生することもあり、このクラックCから塩水が外筒部材11の内部に侵入し、センサの検出精度が低下する恐れもある
更に、図12に示されるように、保護外筒部材12には、保護外筒部材12の内部に大気を導入するための少なくとも1個の大気導入孔12dが形成され、保護外筒部材12の大気導入孔12dに対応する部位に、フィルタ8が配置され、且つ該フィルタ8よりも先端側に、封止部Aが形成されている場合は、フィルタ8が存在しているため、通常、大気導入孔12dを介して、保護外筒部材12内に水分は浸入しない。しかしながら、大気導入孔12dを介して水分が保護外筒部材12内に侵入し、保護外筒部材12と外筒部材11との隙間B2に、水分が滞留する場合がある。特に、この隙間B2に塩水が滞留すると、外筒部材11の外表面(以下、後端側離間部R2の外表面という。)で化学反応が起こり、後端側離間部R2の外表面が腐食する恐れがある。そして、この腐食が更に進行すると、外筒部材11にクラックCが発生することもあり、このクラックCから塩水が外筒部材11の内部に侵入し、センサの検出精度が低下する恐れもある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、複数の筒状体が互いに接合された構造を有するセンサにおいて、塩水等の水分の付着による外筒部材の腐食が抑えられ、外筒部材の内部への塩水等の侵入によるセンサの検出精度の低下が防止されるセンサを提供することを目的とする。
本発明は以下のとおりである。
1.軸線方向に延び、先端側が測定対象ガスに晒されるセンサ素子と、該センサ素子の周囲を覆う主体金具と、該主体金具の後端側に固定される外筒部材と、該外筒部材の外表面を覆う筒状の保護外筒部材とを備え、該外筒部材は、周方向にわたって該保護外筒部材と直接又は別部材を介して接する封止部と、該封止部の先端側に位置し、該保護外筒部材と離間して対向する先端側離間部と、を有するセンサにおいて、上記外筒部材の少なくとも上記先端側離間部の外表面に設けられた金属被覆層を有することを特徴とするセンサ。
2.上記封止部の外表面の少なくとも一部は、上記金属被覆層から露出している上記1.に記載のセンサ。
3.上記外筒部材は、上記主体金具と接合される接合部を有し、該接合部の外表面の少なくとも一部は、上記金属被覆層から露出している上記1.又は2.に記載のセンサ。
4.上記金属被覆層は、上記外筒部材よりも錆び易い材質にて形成されている上記1.乃至3.のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
5.上記外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、上記金属被覆層が、アルミニウム、亜鉛、クロム、又はニッケルを主成分とする金属からなる上記1.乃至4.のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
6.上記金属被覆層の厚さが1〜50μmである上記1.乃至5.のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
7.上記外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、上記金属被覆層の主成分がアルミニウムであり、該金属被覆層の厚さが5〜50μmである上記1.乃至4.のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
8.上記金属被覆層が、上記外筒部材の外表面に設けられた第1金属被覆層と、該第1金属被覆層の外表面に設けられ、且つ該第1金属被覆層とは組成が異なる第2金属被覆層とを含む上記1.乃至4.のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
9.上記外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、上記第1金属被覆層の主成分がニッケルであり、上記第2金属被覆層の主成分がアルミニウム、亜鉛、又はクロムである上記8.に記載のセンサ。
10.上記外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、上記第1金属被覆層の主成分がアルミニウム又はニッケルであり、上記第2金属被覆層の主成分が金である上記8.に記載のセンサ。
11.上記外筒部材がオーステナイト系ステンレス鋼からなる上記1.乃至10.のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
12.上記保護外筒部材は、該保護外筒部材の内部に大気を導入するための少なくとも1個の大気導入孔を有し、上記外筒部材は、該外筒部材の内部に大気を導入するための少なくとも1個の大気導入孔を有し、該保護外筒部材の大気導入孔と該外筒部材の大気導入孔との間に配置されたフィルタを有し、且つ該フィルタよりも先端側には、上記封止部が形成されており、更に、該外筒部材は、該封止部の後端側で且つフィルタの先端側に位置し、該保護外筒部材と離間して対向する後端側離間部と、該外筒部材の少なくとも該後端側離間部の外表面に設けられた上記金属被覆層と、を有する上記1.乃至11.のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
13.上記保護外筒部材は、該保護外筒部材の先端面に、先端金属被覆層を有し、該先端金属被覆層の厚さは、上記金属被覆層の厚さよりも大きい上記1.乃至12.のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
14.上記外筒部材は、上記保護外筒部材に取り囲まれ、上記封止部及び上記先端側離間部を有する後端部と、該後端部よりも径大な先端部と、該後端部と該先端部とを接続する段部と、を有し、該段部には、該保護外筒部材と対向する対向部を有し、上記金属被覆層は、該先端側離間部から少なくとも上記対向部までの外表面に形成されている上記1.乃至13.のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
本発明のセンサによれば、外筒部材の外表面のうち少なくとも離間部の外表面に金属被覆層が設けられているため、封止部の先端側に延在する、保護外筒部材の内表面と外筒部材の外表面(先端側離間部の外表面)との隙間に塩水等が滞留しても外筒部材が腐食するのを抑えることができ、センサの検出精度の低下を防止できる。
特に、保護外筒部材の先端から後方側を径方向内側に加締めて、保護外筒部材を外筒部材に固定する場合、保護外筒部材の加締めた部分より先端側が外方に反ってしまい、保護外筒部材の先端部の内表面と外筒部材の外表面との問に隙間が形成されることが多いため、その隙間に塩水が滞留し易いが、金属被覆層により外筒部材の腐食が十分に抑えられ、センサの検出精度の低下が防止される。
また、この金属被覆層は、封止部の外表面の少なくとも一部に設けられていないことが好ましい。外筒部材の封止部の少なくとも一部は、保護外筒部材と金属被覆層を介さずに接していることで、保護外筒部材が外筒部材に強固に接合され、保護外筒部材が回転移動することを防止できる。
更に、金属被覆層は、外筒部材の主体金具と直接又は別部材を介して接する接合部の少なくとも一部に設けられていないことが好ましい。これにより、外筒部材が主体金具に強固に接合され、主体金具から外筒部材が脱落することを防止できる。
また、金属被覆層は、外筒部材よりも錆び易い材質にて形成されていることが好ましい。これにより、保護外筒部材の内表面と離間部の外表面との隙間に塩水等が滞留しても、金属被覆層が優先的に腐食することで、外筒部材の腐食を抑制できる。
更に、金属被覆層が、アルミニウム、亜鉛、クロム、又はニッケルを主成分とする金属からなることが好ましい。これにより、金属被覆層がステンレス鋼からなる外筒部材に優先して腐食されるため、外筒部材の腐食が十分に抑えられ、センサの検出精度の低下が防止される。
また、金属被膜層の厚さは1〜50μmであることが好ましい。この厚さであれば、外筒部材の腐食を抑えるための十分な厚さであり、外筒部材が確実に保護され、センサの検出精度の低下が防止される。
更に、外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、金属被覆層の主成分がアルミニウムであり、その層の厚さが5〜50μmであることが好ましい。この場合、金属被覆層が厚いこともあって、外筒部材の腐食が十分に抑えられる。そして、外筒部材がステンレス鋼から構成されることにより、アルミニウムを主成分とする金属被覆層に外筒部材から鉄元素が拡散して拡散相が形成されるため、金属被覆層と外筒部材との密着性が向上する。そのため、金属被覆層が厚いのにもかかわらず、金属被覆層の剥離が抑えられる。
また、金属被覆層が、外筒部材の外表面に設けられた第1金属被覆層と、第1金属被覆層の外表面に設けられ、且つ第1金属被覆層とは組成が異なる第2金属被覆層とを有することが好ましい。この場合、各々の金属被覆層の組成を選択して組み合わせることにより、金属被覆層と外筒部材との密着性を向上させることができ、且つ外筒部材の腐食をより十分に抑えることができ、センサの検出精度の低下を防止できる。
更に、外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、第1金属被覆層の主成分がニッケルであり、第2金属被覆層の主成分がアルミニウム、亜鉛、又はクロムであることが好ましい。このように、第1金属被覆層の主成分がニッケルであれば、第1金属被覆層をステンレス鋼からなる外筒部材に十分に密着させることができる。すなわち第2金属被覆層を、第1金属被覆層を介して外筒部材に密着させることができる。また、第2金属被覆層の主成分をアルミニウム、亜鉛、又はクロムにすることにより、第2金属被覆層が第1金属被覆層より腐食し易くなるため、第2金属被覆層が腐食した後に、第1金属被覆層が腐食することになる。従って、外筒部材の腐食を十分に抑えることができ、センサの検出精度の低下を防止できる。
そして、外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、第1金属被覆層の主成分がアルミニウム又はニッケルであり、第2金属被覆層の主成分が金であることも好ましい。この場合、耐食性の高い第2金属被覆層により外筒部材が十分に保護され、且つ第2金属被覆層に孔食等が発生したときでも、第1金属被覆層によって外筒部材が保護されるため、直ちに外筒部材が腐食されることがなく、センサの検出精度の低下が防止される。
尚、金属被覆層の主成分とは、金属被覆層のうち最も多く含まれる元素のことを意味する。すなわち、金属被覆層の主成分は、金属被覆層を組成分析して、金属被覆層を構成する元素のうち最も多く含まれる元素を、主成分とみなす。
また、外筒部材がオーステナイト系ステンレス鋼からなる場合は、ステンレス鋼のうち耐食性が低い材料であるにもかかわらず、金属被覆層により十分に保護され、センサの検出精度の低下が防止される。
更に、保護外筒部材は、保護外筒部材の内部に大気を導入するための少なくとも1個の大気導入孔を有し、外筒部材は、外筒部材の内部に大気を導入するための少なくとも1個の大気導入孔を有し、保護外筒部材の大気導入孔と外筒部材の大気導入孔との間に配置されたフィルタを有し、且つフィルタよりも先端側には、封止部が形成されている場合においても、封止部の後端側に延在し、保護外筒部材と離間して対向する外筒部材の後端側離間部の外表面にも、金属被覆層を設けているため、封止部の後端側においても、保護外筒部材と外筒部材との隙間に塩水等が滞留して外筒部材が腐食するのを抑えることができ、センサの検出精度の低下を防止できる。
また、保護外筒部材の先端面に、先端金属被覆層を有し、先端金属被覆層の厚さが、金属被覆層の厚さよりも大きいことが好ましい。保護外筒部材の先端面は、破断面となっており、保護外筒部材の中でも最も腐食し易い。そこで、この先端面に先端金属被覆層を設け、その厚さを金属被覆層の厚さよりも厚くすることで、保護外筒部材の腐食をも防止できる。
更に、外筒部材は、保護外筒部材に取り囲まれる後端部と、後端部よりも径大な先端部と、後端部と先端部とを接続する段部と、を有し、段部には、保護外筒部材と対向する対向部を有し、金属被覆層は、先端側離間部から少なくとも対向部の外表面まで形成されていることが好ましい。このように、外筒部材には、後端部と後端部よりも径大な先端部とを接続する段部を有するものがあるが、この場合、保護外筒部材は、外筒部材の後端部の外周に配置されることになる。すると、外筒部材の段部と保護外筒部材の先端との間にも隙間が形成されることとなり、この隙間に塩水等が滞留する虞があるが、この段部に設けられた対向部の外表面まで金属被覆層を設けることで、この段部と保護外筒部材との隙間に滞留した塩水による外筒部材の腐食を抑制できる。
以下、本発明のセンサの一実施の形態であるガスセンサ100について、図面を参照しながら説明する。
[1]第1の実施形態のガスセンサ
図1は、本実施形態に係るガスセンサ100の模式的な断面図であり、このガスセンサ100は、自動車の排気管に装着されて使用に供されるものであって、このガスセンサ100として、例えば、排気管の内部を流通する排気ガスに含まれる酸素濃度を検出する酸素センサ等が挙げられ、以下、この酸素センサについて詳しく説明する。
ガスセンサ100は、軸線方向に延びるとともに、先端部が閉塞された有底筒状をなすセンサ素子2と、センサ素子2の周囲を覆うともに、自身の内面側にセンサ素子2を保持する主体金具4と、主体金具4の後端側に固定される筒状の外筒部材11と、外筒部材11の外表面を覆う筒状の保護外筒部材12とを備える。
尚、本実施形態において、図1のセンサ100の軸線方向のうち、センサ素子2の測定対象ガス(排気ガス)に曝される先端部に向かう側(有底筒状の固体電解質体21の底部側、図1の下方側)を「先端側」とし、これと反対方向(図1の上方側)を「後端側」として説明する。
(1)センサ素子
センサ素子2は、イットリア等を安定化剤として固溶させた部分安定化ジルコニアなどを主成分とする酸素イオン伝導性を有するセラミックを用いて成形され、先端部が閉塞された有底筒状の固体電解質体21と、この固体電解質体21の内面のほぼ全面に形成されたPt又はPt合金からなる多孔質の内部電極層22と、固体電解質体21の外面に内部電極層22と同様にして形成された多孔質の外部電極層23とを有する。
また、外部電極層23は、アルミナマグネシアスピネル等の耐熱性セラミックからなる多孔質の電極保護層により被覆されている。更に、センサ素子2の軸線方向の略中間位置には、径方向外側に向かって突出する係合用フランジ部24が設けられている。また、固体電解質体21の内部には、内部に発熱抵抗体を有する発熱部31を有する棒状のセラミックヒータ3が、発熱部31が固体電解質体21の底部側に位置するように挿入されている。このセラミックヒータ3では、後述するヒータ用リード線32、33を介して通電されることで発熱部31が発熱し、センサ素子2が加熱されて活性化される。
(2)主体金具
主体金具4は、ガスセンサ100を排気管の取付部に取り付けるためのネジ部41と、排気管の取付部への取り付け時に取付工具をあてがう六角部42とを有する。また、主体金具4の先端側内周には、径方向内側に向かって突出する金具側段差部43が設けられ、金具側段差部43には、パッキン51を介してアルミナ製の支持部材52が係止されている。そして、センサ素子2は、係合用フランジ部24が支持部材52に支持されることにより、主体金具4に支持される。更に、支持部材52の後端側における主体金具4の内面とセンサ素子2の外面との間には、滑石粉末等の無機充填材が充填されて充填材部53が形成され、この充填材部53の後端側には、アルミナ製のスリーブ54及び環状リング55が順次同軸状に内挿されて配設される。
また、主体金具4の先端側外周には、センサ素子2の主体金具4の先端から突出している先端部を取り囲むように金属製の二重のプロテクタ61、62が溶接により固定されている。プロテクタ61、62には、それぞれ複数のガス取入孔が形成されており、このガス取入孔から排気ガスが流入し、排気ガスに含まれる酸素濃度が検出される。
(3)外筒部材
筒状の外筒部材11の材質は特に限定されないが、十分な強度と耐食性とを併せて有することが好ましく、通常、ステンレス鋼が用いられる。このステンレス鋼の種類も特に限定されず、各種のステンレス鋼を用いることができる。例えば、SUS304L等の溶接性等に優れるオーステナイト系ステンレス鋼を用いることができる。外筒部材11は、その先端側が主体金具4の後端側の内側に挿入されて固定されている。また、この外筒部材11は、先端側の拡径した開口端部である先端開口端部11aを環状リング55に当接させた状態で、主体金具4の金具側後端部44を内側方向に加締めることで、主体金具4に固定されている。
尚、ガスセンサ100においては、主体金具4の金具側後端部44を加締めることにより、滑石粉末等の無機充填材がスリーブ54を介して圧縮充填され、充填材部53が形成される構造になっている。これにより、センサ素子2が筒状の主体金具4の内側に水密状に保持されている。
更に、外筒部材11には、その軸線方向における略中間位置に外筒段差部11bが形成されており、外筒段差部11bより先端側が外筒先端側胴部11cとして形成され、外筒段差部11bより後端側が外筒後端側胴部11dとして形成されている。そして、外筒後端側胴部11dは、外筒先端側胴部11cより内径及び外径がともにやや小さく形成され、且つその内径は後述するセパレータ6のセパレータ本体部61の外径より若干大きく形成されている。また、外筒後端側胴部11dには、周方向に沿って所定の間隔で複数の大気導入孔11eが形成されている。
(4)保護外筒部材
保護外筒部材12の材質は特に限定されないが、十分な強度と耐食性とを併せて有することが好ましく、通常、ステンレス鋼が用いられる。このステンレス鋼の種類も特に限定されず、各種のステンレス鋼を用いることができる。例えば、SUS304L等の深絞り加工性等に優れるオーステナイト系ステンレス鋼を用いることができる。保護外筒部材12は、SUS304L等のステンレス鋼からなる板材を深絞り加工することにより筒状に成形され、後端側に外部から内部に通じる開口部を有する保護外筒後端側部12a、先端側に外筒部材11に対して後端側から同軸状に嵌装され、連結される保護外筒先端側部12b、保護外筒後端側部12aと保護外筒先端側部12bとの間の保護外筒変径部12cが形成されている。
また、保護外筒部材12の保護外筒先端側部12bには、周方向に沿って所定の間隔で複数の大気導入孔12dが形成されており、外筒部材11の外筒後端側胴部11dと保護外筒先端側部12bとの間には、下記のフィルタ8が配設されている。
尚、保護外筒後端側部12aには、後述する弾性シール部材7を水密状に固定するための加締め部S1が形成されている。
(5)フィルタ
保護外筒部材12には大気導入孔12dが形成され、外筒部材11には大気導入孔11eが形成されているが、保護外筒部材12と外筒部材11との間の少なくとも各々の大気導入孔12d、11eに対応する位置にはフィルタ8が配設されている。このフィルタ8により、大気導入孔11eから水分が侵入するのを防止することができる。このフィルタ8は、合成樹脂製の繊維等からなる多孔質体により形成され、特に撥水性に優れる繊維からなる多孔質体からなるフィルタ8であることが好ましい。このようなフィルタ8としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン繊維からなる多孔質体(ジャパンゴアテックス社製、商品名「ゴアテックス」)等が挙げられ、水又は多量の水を含む液体の透過は抑えられる一方で、大気等の気体は容易に透過させることができる。
(6)外筒部材と保護外筒部材との連結構造
図1のように、保護外筒部材12と外筒部材11とは、保護外筒部材12の保護外筒先端側部12bうちで、大気導入孔12dより後端側の少なくとも一部を、フィルタ8を介して径方向内側に加締めることで形成された第2加締め部S2と、大気導入孔12dよりも先端側の少なくとも一部を、フィルタ8を介して径方向内側に加締めることで形成された第3加締め部S3とにより固定されている。この場合、配設されたフィルタ8は、外筒部材11と保護外筒部材12との問で圧縮されて保持されることになる。また、保護外筒部材12の保護外筒先端側部12bは外筒先端側胴部11cに対して、外側から嵌装されるように配設されている。更に、保護外筒先端側部12bの先端部と外筒先端側胴部11cとが加締められ、即ち、保護外筒先端側部12bの先端部が径方向内側に向けて加締められ、径方向内側に縮径した連結加締め部S4が形成されている。
上記のようにして、外筒部材11に保護外筒部材12が加締め固定されることで、外筒部材11と保護外筒部材12とは互いに強固に固定され連結される。そして、基準ガスとしての大気は、大気導入孔12d、フィルタ8及び大気導入孔11eを流通して外筒部材11の内部に導入され、固体電解質体21の底部21aに導入される。一方、水分はフィルタ8により流入が抑えられ、外筒部材11の内部への侵入が阻止される。
尚、外筒部材11と保護外筒部材12とは、加締めばかりでなく、抵抗溶接、レーザービーム溶接及び電子ビーム溶接等の溶接、並びに圧入などの方法により連結し、固定することもできる。
(7)外筒部材及び保護外筒部材の内側構造
図1のように、外筒部材11の外筒後端側胴部11dの内側には、略円筒状のセパレータ6が配設されている。このセパレータ6には、素子用リード線25、26と、ヒータ用リード線32、33とを挿通するためのリード線挿通孔62が、先端側から後端側にかけて貫通するように形成されている。また、セパレータ6には、このセパレータ6の先端面において開口する有底の保持孔63が軸線方向に形成されている。この保持孔63の内部にはセラミックヒータ3の後端部が挿入され、セラミックヒータ3の後端面が保持孔63の底面に当接することによりセラミックヒータ3の軸線方向における位置決めがなされている。
更に、このセパレータ6は、外筒部材11の後端側の内側に嵌装されたセパレータ本体部61を備えるとともに、セパレータ本体部61の後端部から径方向外側に延設されたセパレータフランジ部64を有している。即ち、セパレータ6は、セパレータ本体部61が外筒部材11に嵌装されるとともに、セパレータフランジ部64が外筒部材11の後端面にフッ素ゴム等からなる環状シール部材9を介して支持される状態で、保護外筒部材12の内側に配設されている。
一方、セパレータ6の後端側には、耐熱性に優れるフッ素ゴム等からなる弾性シール部材7が配設されている。この弾性シール部材7は、本体部71と、この本体部71の先端側において径方向外側に向けて延設されたシール部材鍔部72とを有している。また、本体部71を軸線方向に貫通するように4個のリード線挿通孔73が形成されている。このように、弾性シール部材7が、保護外筒部材12の後端側の内側に内挿され、保護外筒部材12が加締められて、加締め部S1が形成されることによって、弾性シール部材7が保護外筒部材12に固定されている。
更に、素子用リード線25、26及びヒータ用リード線32、33は、セパレータ6のセパレータリード線挿通孔62、弾性シール部材7のリード線挿通孔73に挿通されて、外筒部材11及び保護外筒部材12の内部から外部に向かって引き出されている。
尚、これら4本のリード線32、33、25、26は、外部において図示しないコネクタに接続され、このコネクタを介してECU等の外部機器と各々のリード線32、33、25、26との電気信号の入出力がなされることになる。
また、リード線32、33、25、26は、詳細は図示しないが、導線が樹脂製の絶縁皮膜により被覆された構造を有し、導線の後端部がコネクタに設けられたコネクタ端子に接続される。そして、素子用リード線25の導線の先端部は、固体電解質体21の外面に外装された端子金具K1の後端部に加締められ、素子用リード線26の導線の先端部は、固体電解質体21の内側に圧入された端子金具K2の後端部に加締められ、それぞれ接続されている。これにより、素子用リード線25は、センサ素子2の外部電極層23と電気的に接続され、素子用リード線26は、内部電極層22と電気的に接続される。他方、ヒータ用リード線32、33の導線の先端部は、セラミックヒータ3の発熱抵抗体と接合された一対のヒータ用端子金具と各々接続される。
(8)めっき層
外筒部材11と保護外筒部材12とは、前記(6)のように、連結加締め部S4において加締められることにより連結され、固定されている(図2参照)。そして、外筒部材11には、外筒部材11と保護外筒部材12との間を封止するために、その外周面の周方向にわたって保護外筒部材12と接する封止部A(連結加締め部S4に対応する部分)と、封止部Aの先端側に延在し、保護外筒部材12と離間して対向する先端側離間部R1とが形成される。
また、外筒部材11には、封止部Aの後端側に延在し、保護外筒部材12と空間を介して離間して対向する後端側離間部R2が形成される。
そして、図2のように、先端側離間部R1の外表面及び後端側離間部R2の外表面を含む外筒部材11の外表面にめっき層Mが設けられている(本願発明の金属被覆層に相当する。)このように、先端側離間部R1の外表面にめっき層Mが設けられているので保護外筒部材12の内表面と先端側離間部R1の外表面との隙間B1に塩水等が滞留しても、外筒部材11が腐食するのを抑制でき、センサの検出精度の低下を防止できる。
また、後端側離間部R2の外表面にもめっき層Mが設けられているので保護外筒部材12の内表面と後端側離間部R2の外表面との隙間B2に塩水等が滞留しても、外筒部材11が腐食するのを抑制でき、センサの検出精度の低下を防止できる。
めっき層Mとしては、このめっき層Mが外筒部材11の外表面より錆易い材質からなるめっき層Mであれば、めっき層Mが優先的に腐食されることで外筒部材11の腐食が抑制される。また、金等の錆難い材質からなるめっき層Mにより外筒部材11の腐食を抑制することもできる。この錆易い、錆難いという基準でめっき層Mの材質を選択する場合、外筒部材11の材質とめっき層Mの材質のそれぞれのイオン化傾向に基づいて選択することができる。
めっき層Mの材質は特に限定されず、イオン化傾向が大きく錆び易い材質からなるめっき層Mでもよく、イオン化傾向が小さく錆び難い材質からなるめっき層Mでもよい。また、めっき層Mに含有される金属は1種のみでもよく、2種以上の金属、特に2種の金属が含有されていてもよい。尚、めっき層Mとしては、イオン化傾向が大きく、外筒部材11等に優先して腐食されることで外筒部材11の腐食が抑制される材質からなるめっき層Mが好ましい。このようなめっき層Mとしては、外筒部材11がステンレス鋼からなる場合、アルミニウム、亜鉛、クロム、又はニッケルを主成分とする金属から構成されることが好ましい。具体的には、アルミニウムめっき層、亜鉛めっき層、クロムめっき層、ニッケルめっき層、亜鉛ニッケルめっき層及びニッケルクロムめっき層等が挙げられる。これらのめっき層Mは、外筒部材11がステンレス鋼からなる場合、外筒部材11に優先して腐食されることで外筒部材11の腐食が抑制される。上記の各種のめっき層に含有される金属のイオン化傾向は、アルミニウム>亜鉛>クロム>ニッケルの順で大きく、これらのめっき層Mは必要とされる腐食抑制作用によって適宜選択することが好ましい。
更に、めっき層Mは、外筒部材11に密着して剥離し難く、所定の膜厚に成膜し易く、且つ長期に渡って外筒部材11を腐食から保護することができる材質であることがより好ましい。このようなめっき層Mとしては、外筒部材11がステンレス鋼からなる場合、アルミニウム又はニッケルを主成分とする金属が挙げられる。具体的には、アルミニウムめっき層及びニッケルめっき層等が挙げられる。
尚、めっき層Mの形成方法は特に限定されず、電解めっき法、無電解めっき法、溶融めっき法等のいずれであってもよく、それぞれの材質のめっき層Mの形成における通常のめっき法により形成することができる。
めっき層Mの厚さも外筒部材11の腐食が十分に抑制される限り特に限定されない。このめっき層Mの厚さは含有される金属の種類にもよるが、1〜50μmであることが好ましく、特に3〜20μmであることがより好ましい。めっき層Mの厚さが1μm未満であると、めっき層Mの材質にもよるが十分な腐食抑制の作用、効果が得られないことがある。一方、めっき層Mの厚さが50μmを越えると、外筒部材11と保護外筒部材12とを、例えば、加締めることにより連結し、固定した場合に、めっき層Mにクラックが発生することがあり、めっき層Mが外筒部材11の表面から剥離してしまうこともある。
また、外筒部材11がステンレス鋼からなり、めっき層Mがアルミニウムを主成分とする金属からなるときは、その厚さを5〜50μmと厚膜とすることができる。このめっき層の場合、めっき層Mを加熱することにより、ステンレス鋼を構成する鉄元素がめっき層Mへと拡散してめっき層Mと外筒部材11等とが強固に接合される。従って、上記のように厚膜であっても、外筒部材11と保護外筒部材12とを加締めることにより連結固定したときの、めっき層Mにおけるクラックの発生、及び外筒部材11からのめっき層Mの剥離を抑えることができる。特に、めっき層Mと外筒部材11との接合が強固であるため、クラックが発生したとしても、剥離は十分に抑えられる。
めっき層Mは1層でもよく、外筒部材11の外表面に設けられた第1めっき層と、この第1めっき層の外表面に設けられ、且つ第1めっき層とは材質の異なる第2めっき層とを有するめっき層Mであってもよい。また、必要であれば第2めっき層の外表面に更に第3めっき層を設けてもよいが、通常、材質の異なる2層のめっき層からなるめっき層Mであれば、外筒部材11の腐食を十分に抑えることができる。2層のめっき層からなるめっき層Mとする場合、第2めっき層は第1めっき層より錆易い材質からなるめっき層でもよく、錆難い材質からなり、第1めっき層を腐食から保護する構成であってもよい。
2層のめっき層からなるめっき層Mとしては、例えば、外筒部材11がステンレス鋼からなる場合は、第1めっき層をニッケルを主成分とするめっき層とし、第2めっき層をアルミニウム、亜鉛、又はクロムを主成分とするめっき層とすることができる。具体的には、第1めっき層がニッケルめっき層であり、第2めっき層がアルミニウムめっき層、亜鉛めっき層又はクロムめっき層であるめっき層が挙げられる。この場合、第2めっき層は第1めっき層より錆易く、腐食は二段階で進行する(第2めっき層が腐食した後に、第1めっき層が腐食する。)ため、外筒部材11の腐食を十分に抑えることができる。
ニッケルめっきはステンレス鋼に対して強固に接合させることができ、外筒部材11がステンレス鋼製である場合、第1めっき層をニッケルめっき層とすれば、めっき層Mと外筒部材11等とを強固に接合させることができる。更に、ニッケルめっき層の表面には、上記のように、このニッケルめっき層より錆易いアルミニウムめっき層等を形成することもできる。このように、その表面に多くの種類の材質からなるめっき層を形成することができるという観点でも、第1めっき層をニッケルめっき層とすることが好ましい。
2層のめっき層からなるめっき層Mの他の例としては、外筒部材11がステンレス鋼からなる場合、第1めっき層をアルミニウム又はニッケルを主成分とするめっき層とし、第2めっき層を金を主成分とするめっき層とすることができる。具体的には、第1めっき層がアルミニウムめっき層であり、第2めっき層が金めっき層であるめっき層Mが挙げられる。このように、第2めっき層として耐食性の高い金めっき層を設けることで、外筒部材11を十分に保護することができる。また、耐食性の高い金めっき層に孔食等が発生したときでも、直ちに外筒部材11が腐食されるのではなく、外筒部材11は、第1めっき層であるアルミニウム又はニッケルめっき層により十分に保護されるため好ましい。
2層のめっき層からなるめっき層Mの厚さも、外筒部材11の腐食が十分に抑制される限り特に限定されない。このめっき層Mの厚さは含有される金属の種類にもよるが、第1めっき層がニッケルめっき層であるときは、その厚さは0.5〜30μm、特に3〜20μmであることが好ましく、第1めっき層と第2めっき層との合計厚さは1〜50μm、特に4〜30μmであることが好ましい。更に、第1めっき層がアルミニウムめっき層であるときは、その厚さは0.5〜30μm、特に3〜20μmであることが好ましく、第1めっき層と第2めっき層との合計厚さは1〜50μm、特に4〜30μmであることが好ましい。めっき層Mの合計厚さが1μm未満であると、めっき層Mの材質にもよるが十分な腐食抑制の作用、効果が得られないことがある。一方、めっき層Mの合計厚さが50μmを越えると、外筒部材11と保護外筒部材12とを、例えば、加締めることにより連結し、固定した場合に、めっき層Mにクラックが発生することがあり、めっき層Mが外筒部材11の外表面から剥離してしまうこともある。
更に、図2においては、外筒部材11の表面全体にめっき層Mが設けられているが、図3に示すように、先端側離間部R1の外表面に限ってめっき層Mを設けてもよい。また、図4に示すように、先端側離間部R1の外表面及び後端側離間部R2の外表面に限ってめっき層Mを設けてもよい。このように、先端側離間部R1の外表面、又は先端側離間部R1の外表面及び後端側離間部R2の外表面に限ってめっき層Mを設けると、封止部Aにめっき層Mが設けられなくなり、保護外筒部材12が外筒部材11に強固に接合され、保護外筒部材12が回転移動することを防止できる。
また、外筒部材11にめっき層Mを設けるだけでなく、図5に示されるように、保護外筒部材12にもめっき層Nを設けてもよい。このめっき層Nは、めっき層Mにて説明しためっき材質と同様の材質等により形成することができる。このめっき層Nを保護外筒部材12に形成することで、保護外筒部材12が腐食することを抑制できる。尚、保護外筒部材12にめっき層Nを設ける場合、図6に示されるように、保護外筒部材12の先端面に設けられるめっき層N(本願発明の先端金属被覆層に相当する。)の厚さt2が、先端側離間部R1の外表面に設けられるめっき層Mの厚さt1よりも大きいことが好ましい。これにより、保護外筒部材12の先端面が破断面であっても、保護外筒部材12の腐食をも防止できる。
[2]第2の実施形態のガスセンサ
上記[1]の第1の実施形態に係るガスセンサ100に限られず、ガスセンサ100とは異なる図7のような構造の第2の実施形態に係るガスセンサ200においても同様な形態を採ることができる。
ガスセンサ200は、軸線方向に延びる板状のセンサ素子101と、内面側に他部材を介してセンサ素子101を保持している主体金具102と、主体金具102の後端側に固定された外筒部材111と、外筒部材111の他端側の外周面に嵌装され、固定された保護外筒部材112とを備える。
センサ素子101では、測定対象となる雰囲気に含まれる被検出成分を検出する検出部101aと、セラミックヒータ103とが一体に形成されており、従来周知の構造を有している。主体金具102は、ガスセンサ200を排気管の取付部に取り付けるためのネジ部102aと、排気管の取付部への取り付け時に取付工具をあてがう六角部102bとを有する。また、主体金具102の金具側段差部102cには、アルミナ製の支持部材104が係止されている。そして、センサ素子101は、支持部材104にガラス質のシール部材104aにより固定されている。更に、主体金具102の先端側には、主体金具102から突出しているセンサ素子101の先端部を取り囲むように金属製の二重のプロテクタ105a、105bが溶接により固定されている。プロテクタ105a、105bには、それぞれ複数のガス取入孔が形成されており、このガス取入孔から排気ガスが流入し、排気ガスに含まれる酸素濃度が検出される。
また、主体金具102の後端側には外筒部材111の先端側が嵌装されて固定されている。この外筒部材111は、その軸線方向における略中央位置に外筒段差部111aが形成されており、外筒段差部111aより先端側が外筒先端側胴部111bとして形成され、外筒段差部111aより後端側が外筒後端側胴部111cとして形成されている。更に、この外筒後端側胴部111cには、周方向に沿って所定の間隔で複数の大気導入孔111dが形成されている。また、外筒部材111の外筒後端側胴部111cには、保護外筒部材112の先端側が同軸状に嵌装され、連結されている。この保護外筒部材112にも、周方向に沿って所定の間隔で複数の大気導入孔112aが形成されている。これらの外筒部材111及び保護外筒部材112の材質については、上記[1]の第1の実施形態に係るガスセンサ100における外筒部材11及び保護外筒部材12に係る記載をそのまま適用することができる。
保護外筒部材112には大気導入孔112aが形成され、外筒部材111には大気導入孔111dが形成されているが、保護外筒部材112と外筒部材111との間の少なくとも各々の大気導入孔112a、111dに対応する位置にはフィルタ106が配置されていることが好ましい。このフィルタ106の材質等については、上記[1]の第1の実施形態に係るガスセンサ100におけるフィルタ8に係る記載をそのまま適用することができる。
保護外筒部材112は、外筒部材111に径方向内側に向かって加締められて固定され、連結されている。より具体的には、フィルタ106の配設位置より後端側において保護外筒部材112と外筒部材111とが直接加締められる第1加締め部S11と、大気導入孔112a、111dより後端側にてフィルタ106を介して加締められる第2加締め部S12と、大気導入孔112a、111dより先端側において保護外筒部材112と外筒部材111とが直接加締められる連結加締め部S13とを有している。この外筒部材111と保護外筒部材112との固定、連結は、上記[1]の第1の実施形態に係るガスセンサ100の場合と同様に、加締めばかりでなく、抵抗溶接、レーザービーム溶接及び電子ビーム溶接等の溶接、並びに圧入などの方法により実施することもできる。
また、外筒部材111の外筒先端側胴部111bの内側には、略円筒状のセパレータ107が配設されている。そして、このセパレータ107の内側には、素子用リード線101a、101bと、ヒータ用リード線103a、103bとに接続する接続端子108(図9には2個の接続端子のみを記載した。)が内挿されている。一方、外筒部材111の外筒後端側胴部111cの内側には、耐熱性に優れるフッ素ゴム等からなる弾性シール部材109が配設されており、この弾性シール部材109には軸線方向に貫通するように4個のリード線挿通孔109aが形成されている。
そして、図8のように、先端側離間部R11の外表面及び後端側離間部R12の外表面を含む外筒部材111の外表面にめっき層Mが設けられている。このめっき層Mの材質等については、実施形態1のガスセンサ100の場合のめっき層Mに係る記載をそのまま適用できる。このように、先端側離間部R11の外表面にめっき層Mが設けられているので保護外筒部材112の内表面と先端側離間部R11の外表面との隙間B11に塩水等が滞留しても、外筒部材111が腐食するのを抑制でき、センサの検出精度の低下を防止できる。
また、後端側離間部R12の外表面にもめっき層Mが設けられているので保護外筒部材112の内表面と後端側離間部R12の外表面との隙間B12に塩水等が滞留しても、外筒部材111が腐食するのを抑制でき、センサの検出精度の低下を防止できる。
尚、外筒部材111と主体金具102との接合部115には、めっき層Mを設けないことが好ましい。これにより、外筒部材111を主体金具102に強固に接合することができ、主体金具102から外筒部材111が脱落することを防止できる。
更に、図8においては、外筒部材111の外表面のうちの外筒部材111と主体金具102との接合部115を除く他部の全体にめっき層Mが設けられているが、図9に示すように、先端側離間部R11の外表面及び後端側離間部R12の外表面に限ってめっき層Mを設けてもよい。また、このめっき層Mは、外筒部材111の段差部111aに備えられる、保護外筒部材112と対向する対向部R13の外表面まで形成されていてもよい(図9では、そのような形態になっている。)。外筒部材111の段差部111aと保護外筒部材112の先端との間には隙間B13が形成され、この隙間B13に塩水等が滞留する虞があるが、上記ように対向部R13の外表面までめっき層Mを設けることで、この段差部111aと保護外筒部材112との隙間B13に滞留した塩水による外筒部材111の腐食を抑制できる。
上記のように、先端側離間部R11の外表面、又は先端側離間部R11の外表面及び後端側離間部R12の外表面に限ってめっき層Mを設けると、封止部Aにめっき層Mが設けられなくなり、保護外筒部材112が外筒部材111に強固に接合され、保護外筒部材112が回転移動することを防止できる。
また、外筒部材111にめっき層Mを設けるだけでなく、図10に示されるように、保護外筒部材112にもめっき層Mと同様のめっき層Nを設けてもよい。これにより、保護外筒部材が腐食することを抑制できる。
第1の実施形態に係るガスセンサの模式的な断面図である。 図1のガスセンサの外筒部材と保護外筒部材とが加締めにより固定され、連結された部分を拡大して示す図において外筒部材の全表面にめっき層が設けられた様子を示す部分拡大図である。 図2の部分拡大図において外筒部材の外表面のうちの先端側離間部の外表面に限ってめっき層が設けられた様子を示す部分拡大図である。 図2の部分拡大図において外筒部材の外表面のうちの先端側離間部の外表面及び後端側離間部の外表面に限ってめっき層が設けられた様子を示す部分拡大図である。 図2の部分拡大図において外筒部材及び保護外筒部材の各々の全表面にめっき層が設けられた様子を示す部分拡大図である。 保護外筒部材の先端に外筒部材に設けられた金属被覆層より厚い先端金属被覆層が設けられた様子を示す部分拡大図である。 第2の実施形態に係るガスセンサ200の模式的な断面図である。 図7のガスセンサの外筒部材と保護外筒部材とが加締めにより固定され、連結された部分及び外筒部材と主体金具との接合部を拡大して示す部分拡大図において外筒部材の外表面のうちの外筒部材と主体金具との接合部を除く他部の全体にめっき層が設けられた様子を示す部分拡大図である。 図7のガスセンサの外筒部材と保護外筒部材とが加締めにより固定され、連結された部分を拡大して示す部分拡大図において外筒部材の外表面のうちの先端側離間部の外表面、後端側離間部の外表面及び対向部R13の外表面にめっき層が設けられた様子を示す部分拡大図である。 図7のガスセンサの外筒部材と保護外筒部材とが加締めにより固定され、連結された部分を拡大して示す部分拡大図において外筒部材及び保護外筒部材の各々の全表面にめっき層が設けられた様子を示す部分拡大図である。 図2のように固定され、連結された外筒部材と保護外筒部材との連結加締め部の封止部と先端側離間部との境界周辺において外筒部材に発生したクラックを示す部分拡大図である。 図2の部分拡大図において第3加締め部より先端側の外筒部材と保護外筒部材との封止部と後端側離間部との境界周辺において外筒部材に発生したクラックを示す部分拡大図である。
符号の説明
100、200;ガスセンサ、11、111;外筒部材、12、112;保護外筒部材、2、101;センサ素子、4、102;主体金具、6、107;セパレータ、8、106;フィルタ、S4、S13;連結加締め部、A;封止部、R1、R11;先端側離間部、R2、R12;後端側離間部、R13;対向部、M、N;めっき層。

Claims (14)

  1. 軸線方向に延び、先端側が測定対象ガスに晒されるセンサ素子と、
    該センサ素子の周囲を覆う主体金具と、
    該主体金具の後端側に固定される外筒部材と、
    該外筒部材の外表面を覆う筒状の保護外筒部材とを備え、
    該外筒部材は、周方向にわたって該保護外筒部材と直接又は別部材を介して接する封止部と、該封止部の先端側に位置し、該保護外筒部材と離間して対向する先端側離間部と、を有するセンサにおいて、
    上記外筒部材の少なくとも上記先端側離間部の外表面に設けられた金属被覆層を有することを特徴とするセンサ。
  2. 上記封止部の外表面の少なくとも一部は、上記金属被覆層から露出している請求項1に記載のセンサ。
  3. 上記外筒部材は、上記主体金具と接合される接合部を有し、
    該接合部の外表面の少なくとも一部は、上記金属被覆層から露出している請求項1又は2に記載のセンサ。
  4. 上記金属被覆層は、上記外筒部材よりも錆び易い材質にて形成されている請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
  5. 上記外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、上記金属被覆層が、アルミニウム、亜鉛、クロム、又はニッケルを主成分とする金属からなる請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
  6. 上記金属被覆層の厚さが1〜50μmである請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
  7. 上記外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、上記金属被覆層の主成分がアルミニウムであり、該金属被覆層の厚さが5〜50μmである請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
  8. 上記金属被覆層が、上記外筒部材の外表面に設けられた第1金属被覆層と、該第1金属被覆層の外表面に設けられ、且つ該第1金属被覆層とは組成が異なる第2金属被覆層とを含む請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
  9. 上記外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、上記第1金属被覆層の主成分がニッケルであり、上記第2金属被覆層の主成分がアルミニウム、亜鉛、又はクロムである請求項8に記載のセンサ。
  10. 上記外筒部材がステンレス鋼からなるとともに、上記第1金属被覆層の主成分がアルミニウム又はニッケルであり、上記第2金属被覆層の主成分が金である請求項8に記載のセンサ。
  11. 上記外筒部材がオーステナイト系ステンレス鋼からなる請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
  12. 上記保護外筒部材は、該保護外筒部材の内部に大気を導入するための少なくとも1個の大気導入孔を有し、上記外筒部材は、該外筒部材の内部に大気を導入するための少なくとも1個の大気導入孔を有し、
    該保護外筒部材の大気導入孔と該外筒部材の大気導入孔との間に配置されたフィルタを有し、且つ該フィルタよりも先端側には、上記封止部が形成されており、
    更に、該外筒部材は、該封止部の後端側で且つフィルタの先端側に位置し、該保護外筒部材と離間して対向する後端側離間部と、該外筒部材の少なくとも該後端側離間部の外表面に設けられた上記金属被覆層と、を有する請求項1乃至11のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
  13. 上記保護外筒部材は、該保護外筒部材の先端面に、先端金属被覆層を有し、
    該先端金属被覆層の厚さは、上記金属被覆層の厚さよりも大きい請求項1乃至12のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
  14. 上記外筒部材は、上記保護外筒部材に取り囲まれ、上記封止部及び上記先端側離間部を有する後端部と、該後端部よりも径大な先端部と、該後端部と該先端部とを接続する段部と、を有し、
    該段部には、該保護外筒部材と対向する対向部を有し、
    上記金属被覆層は、該先端側離間部から少なくとも上記対向部までの外表面に形成されている請求項1乃至13のうちのいずれか1項に記載のセンサ。
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