JP3647083B2 - 自動車用空調機のヒータユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明に係る自動車用空調機のヒータユニットは、ブロアユニットと組み合わせる事で自動車室内を暖房する為の暖房機を構成する。更に、ブロアユニット及びクーラユニットと組み合わせる事により、暖房だけでなく冷房及び除湿を行なえる空調機を構成する。
【0002】
【従来の技術】
自動車室内の暖房を行う為の暖房機を構成する為のヒータユニットとして従来から、図20〜21に略示する様なヒータユニットが広く知られている。このヒータユニットは、1対のケース素子1a、1bを最中状に組み合わせたユニットケース2の内側にヒータコア3を、このユニットケース2の内側に設けられた空気流路の一部を塞ぐ状態で収納して成る。上記ユニットケース2の内側でこのヒータコア3の側方にはバイパス流路4を、ヒータコア3と並列に設けている。上記ユニットケース2の一端部(図20〜21の右端部)には空気受け入れ口5を設け、この空気受け入れ口5と上記ヒータコア3及びバイパス流路4との間にエアミックスドア6を設けている。
【0003】
上述の様なヒータユニットの空気受け入れ口5には、図示しないブロアユニットから吹き出される空気が、単なるダクトユニットを介して直接、或はやはり図示しないエバポレータを内蔵したクーラユニットを介して送り込まれる。この様にして空気受け入れ口5からユニットケース2内に送り込まれた空気は、上記エアミックスドア6の位置に応じて、上記ヒータコア3とバイパス流路4との一方又は双方に送られる。そして、これらヒータコア3及びバイパス流路4を通過した空気は、これらヒータコア3及びバイパス流路4の下流側に設けられたミックスチャンバ7内で混ざり合う。
【0004】
上記ユニットケース2の下部下流側部分には足下吹き出し口8を、同じく上部下流側部分には、それぞれが上部吹き出し口であるベンチレーション吹き出し口9及びデフロスト吹き出し口10を、それぞれ設けている。これら各吹き出し口8〜10のうち、足下吹き出し口8は足下吹き出しドア11により、ベンチレーション吹き出し口9はベンチレーションドア12により、デフロスト吹き出し口10はデフロストドア13により、それぞれ開閉自在としている。上記ヒータコア3及びバイパス流路4を通過し、上記ミックスチャンバ7内で混合される事で所望温度になった空調用の空気は、上記各ドア11〜13の開閉状態に応じて、1乃至複数の吹き出し口8〜10より車室内に吹き出す。
【0005】
上述の様に構成され作用する従来のヒータユニットは、自動車室内の左右、即ち運転席側と助手席側とで同じ温度の空気を吹き出す。これに対して、左右で異なる空気を噴出させる構造の、所謂左右独立温調を行えるヒータユニットが、従来から各種知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来から知られた左右独立温調を行えるヒータユニットは、左右独立温調専用の構造で、左右同一温調を行うヒータユニットとの間で部品を共用できるものではなかった。一方、同一車種であっても、左右独立温調は比較的高級グレードのモデルに採用し、左右同一温調は比較的廉価なモデルに採用する場合が多い。従って、左右独立温調のヒータユニットと左右同一温調のヒータユニットとの間で部品の共用化を図る事が、全体としてのコストを低減させる面から好ましい。本発明の自動車用空調機のヒータユニットは、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車用空調機のヒータユニットは、一部に空気受け入れ口を有するユニットケースと、このユニットケースの内側を第一、第二の室に2分割する、着脱自在な隔壁と、この隔壁を貫通した状態で設けられ、その両半部を上記第一、第二の室の一部で上記空気受け入れ口の近傍部分に位置させたヒータコアと、上記ユニットケースの内側に設けられ、このヒータコアを収納する収納部と、互いに離隔して設けられた、第一、第二の足下吹き出し口と、これら第一、第二の両足下吹き出し口側に互いに離隔して設けられた第一、第二の上部吹き出し口とを備えている。又、上記第一の足下吹き出し口及び第一の上部吹き出し口が、上記第一、第二の室のうちの第一の室にのみ存在するものであり、上記第二の足下吹き出し口及び第二の上部吹き出し口が、上記第一、第二の室のうちの第二の室にのみ存在するものである。上記ユニットケースは、例えば請求項2、3に記載した様に、第一、第二のケース素子を組み合わせる事により構成する。そして、この様に第一、第二のケース素子により左右独立温調用のユニットケースを構成すべく、このユニットケースに隔壁を装着するには、この隔壁を構成する基板の外周縁の一部を、第一、第二のケース素子を構成する第一、第二の周壁部の一部の端縁の内周寄り部分同士の間で挟持する。
【0008】
上記隔壁は、上記基板と、この基板の一部に形成され、上記ヒータコアの中間部をその内側に進入させる切り欠きと、上記空気受け入れ口から上記第一、第二の各室へそれぞれ送り込まれた空気を、各室に通じる各吹き出し口に送る導風手段とを備えている。この導風手段は、例えば、請求項2に記載した様に、基板の一端縁から第二のケース素子に向けて折れ曲がった折れ曲がり板部と、上記基板の一部にその基端を開口し、この基板から上記第一の基板部に向けて突出した導風筒部とで構成する。上記折れ曲がり板部の先端縁は、上記第二の基板部の一部で、上記第一の上部吹き出し口と上記第二の上部吹き出し口との間部分に突き当て、且つ、上記導風筒部の先端開口を、上記第二の足下吹き出し口に整合させた構造とする。或は、請求項3に記載した様に、基板の長さ方向一端部で幅方向一端部に形成した第二の切り欠きと、上記基板の第二の切り欠き形成部分に設けられ、上記第二のケース素子に向けて折り曲げられた第一の折れ曲がり板部と、この第一の折れ曲がり板部の一端縁から上記第一のケース素子に向けて連続して設けられた第二の折れ曲がり板部とから構成する。上記第一の折れ曲がり板部の先端縁は、上記第二の基板部の一部で、上記第一の上部吹き出し口を囲う部分に突き当てる。又、上記第二の折れ曲がり板部の先端縁は、上記第一の基板部の一部で、上記第一の足下吹き出し口と上記第二の足下吹き出し口との間部分に突き当てる。
【0009】
更に、上記ユニットケースの一面と上記基板との間で上記ヒータコアと上記空気受け入れ口との間部分には第一のエアミックスドアを、上記ユニットケースの他面と上記基板との間で上記ヒータコアと上記空気受け入れ口との間には第二のエアミックスドアを、互いに独立した回動を自在に装着する。
【0010】
【作用】
上述の様に構成される本発明の自動車用空調機のヒータユニットの使用時、左右独立温調式のヒータユニットとして使用する場合には、第一、第二のケース素子の間に隔壁を挟持する(請求項2、3の場合)等、ユニットケース内に隔壁を装着する。これにより、ユニットケース内を第一、第二の室に2分割する。この状態では、第一の足下吹き出し口及び第一の上部吹き出し口から吹き出す空気の温度は、第一のエアミックスドアの位置調節により、第二の足下吹き出し口及び第二の上部吹き出し口から吹き出す空気の温度は、第二のエアミックスドアの位置調節により、互いに独立して調節自在である。
【0011】
これに対して、左右同一温調式のヒータユニットとして使用する場合には、上記隔壁を省略し、ユニットケースの内側で上記ヒータコアと上記空気受け入れ口との間部分に、上記第一、第二のエアミックスドアに比べて幅広で単一のエアミックスドアを設ける。上記隔壁は、ユニットケースに対して着脱自在としている為、上記隔壁を除いた場合でも、このユニットケースをそのまま使用できる。例えば、請求項2、3に記載されている様に、上記ユニットケースを第一、第二のケース素子を組み合わせる事により構成すると共に、隔壁を構成する基板の外周縁の一部を、上記第一、第二のケース素子を構成する第一、第二の周壁部の一部の端縁の内周寄り部分同士の間で挟持すれば、上記隔壁を除いた場合でも、隔壁を設けた場合と同様に組み合わせる事ができる。従って、ユニットケースを、左右独立温調式の場合と左右同一温調式の場合とで共用化できる。
【0012】
【実施例】
図1〜11は、請求項1、2に記載した発明に対応する、本発明の第一実施例を示している。本発明の自動車用空調機のヒータユニットは、それぞれ合成樹脂の射出成形等により造られた、図3に示す様な第二のケース素子15と、図5に示す様な第一のケース素子14とを最中状に組み合わせて、図1に示す様なユニットケース16とする。この様に第一、第二のケース素子14、15を組み合わせて成るユニットケース16の一部側面(図1の右下側面)には、空気受け入れ口17が設けられる。この空気受け入れ口17には、図示しないブロアユニットから送り出される空調用の空気が、直接、或はやはり図示しないクーラユニットを介して送り込まれる。
【0013】
上記第一、第二のケース素子14、15の突き合わせ部分には、これら第一、第二のケース素子14、15と別体の隔壁18の周縁部が挟持されている。上記ユニットケース16の内側はこの隔壁18により、第一の室19と第二の室20とに2分割されている。又、上記ユニットケース16の一部で上記空気受け入れ口17の近傍部分にはヒータコア3(図11参照)を、上記隔壁18を貫通した状態で設けている。そして、このヒータコア3の両半部を、上記第一の室19及び第二の室20の一部で、上記空気受け入れ口17の近傍部分に位置させている。
【0014】
上記第一のケース素子14は、上記ユニットケース16の底板を構成する第一の基板部21を有する。この第一の基板部21の周縁部には、この周縁部から上記第二のケース素子15に向け上方に折れ曲がった第一の周壁部22が形成されている。そして、この第一の周壁部22の一部を不連続にする事により、上記空気受け入れ口17の片半部となる第一の半開口部23を設けている。又、上記第一の周壁部22の内側には、この第一の半開口部23にほぼ隣接する状態で、上記ヒータコア3の下半部を収納する第一の収納部24を設けている。収納部を構成するこの第一の収納部24は、上記第一の基板部21の上面中央部に立設された柱部25の片側面に形成された凹溝26と、上記第一の周壁部22の一部でこの凹溝26と対向する部分に形成された切り欠き27とから成る。上記ヒータコア3の下半部は、これら凹溝26と切り欠き27との間に掛け渡す様に嵌装される。更に、上記第一の基板部21の一部で、上記柱部25に関して上記第一の半開口部23と反対側部分には、第一の足下吹き出し口28と第二の足下吹き出し口29とを、互いに離隔して設けている。
【0015】
又、上記第二のケース素子15は、上記ユニットケース16の天板を構成する第二の基板部30を有する。この第二の基板部30の周縁部には、この周縁部から上記第一のケース素子14に向け下方に折れ曲がった第二の周壁部31が形成されている。そして、この第二の周壁部31の一部で上記第一の半開口部23に整合する部分を不連続にする事により、前記空気受け入れ口17の他半部となる第二の半開口部32を設けている。又、上記第二の周壁部31の内側で、この第二の半開口部32にほぼ隣接し、且つ上記第一の収納部24に整合する部分には、上記ヒータコア3の上半部を収納する第二の収納部33を設けている。上記第一の収納部24と共に収納部を構成するこの第二の収納部33は、上記第一の収納部24と上下対称に形成されている。即ち、この第二の収納部33は、上記第二の基板部30の下面中央部に垂下された柱部(図示省略)の片側面に形成された凹溝と、上記第二の周壁部31の一部でこの凹溝と対向する部分に形成された切り欠き34とから成る。上記ヒータコア3の上半部は、これら凹溝と切り欠き34との間に掛け渡す様に嵌装される。
【0016】
又、上記第二の基板部30の上面の一部には膨出部35を形成している。この膨出部35の上板部36は、片流れ屋根状に傾斜している。そして、この上板部36に、第一のベンチレーション吹き出し口37及び第一のデフロスト吹き出し口38と、第二のベンチレーション吹き出し口39及び第二のデフロスト吹き出し口40とを、互いに離隔して設けている。これら各吹き出し口37〜40のうち、第一のベンチレーション吹き出し口37及び第一のデフロスト吹き出し口38がそれぞれ第一の上部吹き出し口であり、第二のベンチレーション吹き出し口39及び第二のデフロスト吹き出し口40がそれぞれ第二の上部吹き出し口である。
【0017】
又、前記隔壁18は、前記第一、第二の基板部21、30とほぼ平行な基板41を有する。この基板41の面積は、前記第一の基板部21及び上記第二の基板部30の面積よりも狭い。又、この基板41の一部で、前記第一の収納部24及び上記第二の収納部33に整合する位置には、切り欠き42を形成している。この切り欠き42の内側には、上記ヒータコア3の中間部が進入自在である。そして、上記基板41の一端縁から上記第二のケース素子15に向け上方に、折れ曲がり板部43を形成している。導風手段を構成する、この折れ曲がり板部43の上端縁は、前記膨出部35を含む上記第二の基板部30の下面形状に合致する形状としている。又、上記基板41の一部で、上記切り欠き42と上記折れ曲がり板部43との間部分には、上記折れ曲がり板部43と共に導風手段を構成する導風筒部44の上端を開口させている。この導風筒部44は、上記基板41の下面から上記第一の基板部21に向けて、下方に突出している。
【0018】
上述の様な隔壁18と前述の様な第一、第二のケース素子14、15とを組み合わせて、左右独立温調用のユニットケース16を構成する場合、上記第一、第二のケース素子14、15を、第一の周壁部22の上端縁と第二の周壁部31の下端縁とを突き合わせて最中状に組み合わせると同時に、上記両周壁部22、31の突き合わせ部同士の間に、上記基板41の外周縁の一部を挟持する。
【0019】
前述した様に、上記隔壁18を構成する基板41の面積は、第一、第二のケース素子14、15を構成する第一、第二の基板部21、30の面積よりも狭い。そこで、上記基板41の外周縁の一部(上記折れ曲がり板部43を形成した部分、及び空気受け入れ口17、切り欠き27、34に対応する部分以外の部分)を、上記第一、第二の周壁部22、31の一部で、上記第一、第二の半開口部32寄り半部の端縁の同士の間で挟持する。この場合に、上記各周壁部22、31の端縁は、それぞれの内周寄り部分同士の間で、上記基板41の外周縁部を挟持する。
【0020】
即ち、図6に示す様に、第一の周壁部22の上端縁部に下側フランジ45を、第二の周壁部31の下端縁部に上側フランジ46を、それぞれ各周壁部22、31の全周に亙って形成している。そして、例えば上記下側フランジ45の上面外周寄り(図6の左寄り)部分に突条47を、上記上側フランジ46の下面外周寄り部分に上記突条47を内嵌自在な凹溝48を、それぞれ形成している。又、上記下側フランジ45の上面内周縁部と上記上側フランジ46の下面内周縁部とには、それぞれ段部49a、49bを、少なくとも上記基板41の外周縁部を挟持する部分に形成している。尚、図示の例では、上記基板41の厚さ寸法の1/2の段差を有する段部49a、49bを下側フランジ45と上側フランジ46とに分けて形成しているが、何れか一方のフランジにのみ、上記厚さ寸法分の段差を有する段部を形成しても良い。
【0021】
上記第一、第二のケース素子14、15と隔壁18とを組み合わせる場合には、上記突条47を上記凹溝48に内嵌する状態で、上記下側フランジ45の下面と上記上側フランジ46の上面とを突き合わせる。この突き合わせ作業と同時に、上記段部49a、49bにより形成される凹溝部分に、上記基板41の外周縁を挟み込む。一方、上記第二のケース素子15を構成する第二の基板部30の下面及び第二の周壁部31の内周面で、前記折れ曲がり板部43の端縁が対向する部分には、図7に示す様に、互いに平行な1対の突条50、50を形成している。そして、上記第一、第二のケース素子14、15と隔壁18とを組み合わせる際に、これら両突条50、50に挟まれた凹溝部分に、上記折れ曲がり板部43の端縁を係合させる。
【0022】
尚、上記突条50、50のうち、上記第二の基板部30の下面部分の突条50、50は、前記第一のベンチレーション吹き出し口37及び第一のデフロスト吹き出し口38と前記第二のベンチレーション吹き出し口39及び第二のデフロスト吹き出し口40との間部分に形成されている。又、上記段部49a、49bにより形成される凹溝部分に、上記基板41の外周縁を挟み込んだ状態で、前記導風筒部44の先端開口は、前記第二の足下吹き出し口29に整合した状態で、前記第一の基板部21の上面に突き合わされる。
【0023】
従って、上述の様に上記第一、第二のケース素子14、15と隔壁18とを組み合わせた状態で、これら両ケース素子14、15により構成されるユニットケース16の内側は、前記第一の室19と第二の室20とに分割される。そして、このうちの第一の室19が前記第一の半開口部23と、第一の足下吹き出し口28、第一のベンチレーション吹き出し口37、第一のデフロスト吹き出し口38とを連通させる。又、第二の室20が前記第二の半開口部32と、第二の足下吹き出し口29、第二のベンチレーション吹き出し口39、第二のデフロスト吹き出し口40とを連通させる。
【0024】
そして、上記各吹き出し口28、37、38、29、39、40のうち、第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39は、図8に示す様なベンチレーションドア51により、開閉自在とする。このベンチレーションドア51は、1本のシャフト52の中間部2個所位置にドアプレート53a、53bの幅方向中間部を固定し、このドアプレート53a、53bをバタフライ弁式に揺動させる事で、上記第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39を開閉する。尚、実際の場合に上記各ドアプレート53a、53bは、上記各ベンチレーション吹き出し口37、39を閉鎖可能な形状及び寸法を有する。尚、この様なベンチレーションドア51を構成する上記シャフト52の両端部は、前記膨出部35の両側面に形成した1対の円孔54に枢支する。そして、このシャフト52の一端部で一方の側面から突出した部分に図示しないレバーの基端部を固定し、このレバーの先端部を押し引きする事により、上記第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39を同時に開閉自在とする。
【0025】
又、第一、第二のデフロスト吹き出し口38、40は、図9に示す様なデフロストドア55により、開閉自在とする。このデフロストドア55は、1本のシャフト56の中間部2個所位置にドアプレート57a、57bの幅方向一端部を固定している。上記シャフト56の両端部は、前記膨出部35の両側面に形成した1対の円孔58に枢支する。そして、このシャフト56の一端部で一方の側面から突出した部分に図示しないレバーの基端部を固定し、このレバーの先端部をケーブル或はアクチュエータ等により押し引きする事で、上記ドアプレート57a、57bにより上記第一、第二のデフロスト吹き出し口38、40を同時に開閉自在とする。又、図示は省略したが、前記第一、第二の足下吹き出し口28、29も、上記デフロストドア55と同様の足下ドアにより、同時に開閉自在とする。尚、上記各ドアプレート57a、57bの形状及び寸法も、上記各デフロスト吹き出し口38、40を閉鎖可能なものとする。
【0026】
更に、前記第一の基板部21と上記基板41との間で前記ヒータコア3と前記空気受け入れ口17との間部分には、図10に示す様な第一のエアミックスドア59を、上記第二の基板部30と上記基板41との間で上記ヒータコア3と上記空気受け入れ口17との間には第二のエアミックスドア60を、互いに独立した回動を自在に装着している。尚、各エアミックスドア59、60の形状及び寸法は、第一、第二の室19、20の中間部分に存在するヒータコア3の形状と大きさとに応じて定める。
【0027】
即ち、上記第一、第二、基板21、30、41の一部で、前記柱部25の側面近傍部分に円孔61、62を形成し、これら各円孔61、62内に、上記第一、第二のエアミックスドア59、60を構成するシャフト63、64の両端部を枢支する。尚、一方のシャフト63(又は64)の端部に円筒部を形成すると共に、他方のシャフト64(又は63)の端部をこの円筒部内に挿入する等により、これら両シャフト63、64を同心に、且つ互いに独立した回動自在に枢支する。そして、第一のエアミックスドア59を構成するシャフト63の下端部で上記第一の基板部21の下面から突出した部分、並びに第二のエアミックスドア60を構成するシャフト64の下端部で上記第二の基板部30の上面から突出した部分に、それぞれ図示しないレバーの基端部を固定する。そして、これら各レバーの先端部を、互いに独立したケーブル或はアクチュエータにより押し引き自在とする事で、上記第一、第二のエアミックスドア59、60を独立して回動自在とする。
【0028】
上述の様に構成される本発明の自動車用空調機のヒータユニットを、左右独立温調式のヒータユニットとして使用する状態で略示すると、図11に示す様に表せる。この図11に略示する様に、左右独立温調式のヒータユニットとして使用すべく、第一、第二のケース素子14、15から成るユニットケース16の内側を、隔壁18により第一、第二の室19、20に2分割した状態では、第一の足下吹き出し口28、第一のベンチレーション吹き出し口37、及び第一のデフロスト吹き出し口38から吹き出す空気の温度は、第一のエアミックスドア59の位置に合わせて調節される。即ち、この第一のエアミックスドア59の位置を調節する事で、前記ヒータコア3を通過する空気と第一のバイパス流路65を通過する空気の割合とを調節し、上記各吹き出し口28、37、38から吹き出す空気の温度を調節する。
【0029】
又、第二の足下吹き出し口29、第二のベンチレーション吹き出し口39、及び第二のデフロスト吹き出し口40から吹き出す空気の温度は、第二のエアミックスドア60の位置調節により調節される。即ち、この第二のエアミックスドア60の位置を調節する事で、前記ヒータコア3を通過する空気と第二のバイパス流路66を通過する空気との割合を調節し、上記各吹き出し口29、39、40から吹き出す空気の温度を調節する。
【0030】
これに対して、左右同一温調式のヒータユニットとして使用する場合には、前記隔壁18を省略し、第一、第二の基板部21、30の間で上記ヒータコア3と前記空気受け入れ口17との間部分に、前記図21に示す様に、上記第一、第二のエアミックスドア59、60に比べて幅広で単一のエアミックスドア6を設ける。前記図6に示す様に、基板41の外周縁の一部は、上記第一、第二の周壁部22、31の端縁部に形成した下側、上側両フランジ45、46の内周縁部に形成した段部49a、49bにより形成される凹溝部分で支承される為、上記隔壁18を除いた場合でも、上記第一、第二のケース素子14、15は、隔壁18を設けた場合と同様に組み合わせる事ができる。従って、金型費等により製作費が嵩む第一、第二のケース素子14、15を、左右独立温調式の場合と左右同一温調式の場合とで共用化できる。これに対して、図12に示す様に、上記下側、上側両フランジ45、46全体で隔壁18の周縁部を挟持する構造を採用した場合には、隔壁18を省略した場合に第一、第二のケース素子14、15をそのまま利用できなくなる。
【0031】
次に、図13〜19は、請求項1、3に記載した発明に対応する、本発明の第二実施例を示している。尚、上述した第一実施例と同等部分に就いては、同一符号を付して重複する説明を省略若しくは簡略化する。本実施例の場合も、合成樹脂の射出成形により造られた第一のケース素子14と第二のケース素子15とを最中状に組み合わせる事で、図13に示す様なユニットケース16とする。これら第一、第二のケース素子14、15は、上記第一実施例の場合とほぼ同様に構成される。但し、上述した第一実施例が、第一、第二の足下吹き出し口28、29を第一のケース素子14の第一の基板部21に形成しているのに対し、本実施例の場合には、側方膨出部69の下部両端に、それぞれ第一、第二の足下吹き出し口28、29を形成している。上記側方膨出部69は、第一、第二のケース素子14、15の片半部側方(図13の斜め右半部手前側)に、それぞれ下方、上方、各膨出部67、68を形成し、これら下方、上方、各膨出部67、68を互いに組み合わせる事により構成される。尚、上記第一のケース素子14は、図15に示す様に、略コ字形の断面形状を有する第一の周壁部22に、やはり略コ字形の断面形状を有する下方膨出部67を設けている。即ち、この下方膨出部67部分は、上端が開口する略矩形箱状に形成されており、上記第一の周壁部22により、上記第一のケース素子14の内側部分と隔てられている。これに対して上記第二のケース素子15は、上記上方膨出部68が第二の周壁部31の一部を構成し、この上方膨出部68部分で、この第二の周壁部31が外方に膨出する。従って、これら第一、第二のケース素子14、15を組み合わせた場合、上記第一の周壁部22の一部で上記下方膨出部67を設けた部分の上方には、上記第二の周壁部31の内側部分との間で、空気が通過自在となる。又、第二のケース素子15を構成する第二の基板部30の上面に形成する膨出部35は、図13、16〜18に示す様に、断面を、長方形の一隅角部を切除した五角形状としている。そして、この膨出部35に、上部吹き出し口であるデフロスト吹き出し口70及び第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39を形成している。尚、上記第二の基板部30は、上記デフロスト吹き出し口70の下方に存在するが、第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39の下方には存在しない。即ち、第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39の下方で、上記第二の基板部30の上下が通じている。尚、前述した第一実施例が第一、第二のデフロスト吹き出し口38、40(図1〜3)を互いに独立して形成しているのに対し、本実施例の場合には、単一のデフロスト吹き出し口70を形成している。デフロスト吹き出し口70は窓ガラスの曇を消す為に設けるものである為、本実施例の様にデフロスト吹き出し口を単一にできる。勿論、前述した第一実施例の様に、別個のデフロスト吹き出し口を設けても良い。又、本実施例を示す各図に於いて、ヒータコアを収納する為の収納部を構成する、第一の収納部24、第二の収納部33は省略して描いている。
【0032】
隔壁18は、合成樹脂の射出成形により造られ、図14〜15に示す様に、基板41と、この基板41の一部に形成され、上記ヒータコア3の中間部をその内側に進入させる切り欠き42とを備える。これら基板41及び切り欠き42の構成は、前述した第一実施例とほぼ同様である。又、上記隔壁18は、導風手段を備える。この導風手段は、隔壁18によって仕切られた第一、第二の各室19、20に、上記空気受け入れ口17から送り込まれた空気を、各室19、20に存在する各吹き出し口28、29、37、39に向けて流す。本実施例に於いては、この導風手段を、基板41の長さ方向一端部(図14の斜め左右方向右端部)で幅方向一端部(図14の手前側端部)に形成した第二の切り欠き71と、上記基板41の一部でこの第二の切り欠き71の縁部分に設けられ、上記第二のケース素子15に向けて折れ曲がった第一の折れ曲がり板部72と、この第一の折れ曲がり板部72の一端縁から上記第一のケース素子14に向け連続して設けられた第二の折れ曲がり板部73とから構成している。
【0033】
上記第二の切り欠き71は、第一の室19に存在する第一のベンチレーション吹き出し口37側の角部に形成する。そして、この切り欠き71を形成する事で生じる基板41の一端側端縁から連続する状態で、上記第一の折れ曲がり板部72を設けている。この第一の折れ曲がり板部72は、基板41の長さ方向に広がった第一板部72aと、基板41の幅方向に広がった第二板部72bとから成る。上記第一板部72aの先端縁(図14の上端縁)は、図18に示す様に、前記デフロスト吹き出し口70と第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39との間部分に対向する位置で、上記第二の基板部30の端縁部に、その長さ方向に亙って突き当たる。又、上記第二板部72bの先端縁(図14の上端縁)は、図19に示す様に、前記膨出部35の天板(第二の基板部30の一部である)の一部で、第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39の間部分に突き当たる。これにより、上記第一のベンチレーション吹き出し口37と上記第二のベンチレーション吹き出し口39とを仕切っている。更に、上記第二の折れ曲がり板部73は、上記第一の折れ曲がり板部72を構成する第二板部72bの端縁から連続する状態で設けている。この第二の折れ曲がり板部73は、上記側方膨出部69内に位置し、第一の足下吹き出し口28と、第二の足下吹き出し口29とを仕切る。この為に上記第二の折れ曲がり板部73の先端縁(図14の下端縁)は、上記側方膨出部69を構成する下側膨出部67の底面の一部で、上記第一の足下吹き出し口28と上記第二の足下吹き出し口29との間部分に突き当たっている。
【0034】
上記隔壁18と前記第一、第二のケース素子14、15とを組み合わせてヒータユニットを構成する場合、前述した第一実施例と同様、上記第一、第二のケース素子14、15を、第一の周壁部22の上端縁と第二の周壁部31の下端縁とを突き合わせて最中状に組み合わせると同時に、上記両周壁部22、31の突き合わせ部同士の間に、前記隔壁18を構成する基板41の外周縁の一部を挟持する。尚、本実施例を示す図13〜19には、この突き合わせ部の構造を省略して描いているが、当該部分は、図6に示す様に、前述した第一実施例と同様に構成する。
【0035】
上述の様に上記第一、第二のケース素子14、15と隔壁18とを組み合わせた状態で、これら両ケース素子14、15により構成されるユニットケース16の内側は、前記第一の室19と第二の室20とに分割される。そして、このうちの第一の室19が、前記第一の半開口部23と、第一の足下吹き出し口28、第一のベンチレーション吹き出し口37、デフロスト吹き出し口70の片半部(図13の右半部)とを連通させる。又、第二の室20が、前記第二の半開口部32と、第二の足下吹き出し口29、第二のベンチレーション吹き出し口39、デフロスト吹き出し口70の他半部(図13の左半部)とを連通させる。
【0036】
そして、上記各吹き出し口28、37、29、39、70のうち、第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39は、図16〜18に示す様に、第一のドア74により、開閉自在とする。この第一のドア74は、前記図9に示した構造と同様、1本のシャフト52の中間部2個所位置にドアプレート53a、53bの幅方向片端部を固定し、このドアプレート53a、53bを揺動させる事で、上記第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39を開閉する。これら各ドアプレート53a、53bは、上記各ベンチレーション吹き出し口37、39を閉鎖可能な形状及び寸法を有する。尚、この様な第一のドア74を構成する上記シャフト52の両端部は、前記膨出部35の両端面に形成した1対の円孔(図示省略)に枢支する。又、シャフト52の中間部は、第一の折れ曲がり板部72の先端部(図14〜15、図17の上端部)に形成した円弧状の切り欠き79に支持する。そして、このシャフト52の一端部に設けた図示しないアクチュエータにより、上記第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39を同時に開閉自在とする。尚、この第一のドア74を、図17〜18に実線で示す位置にまで回動させる事により、上記第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39が開口すると同時に、上記デフロスト吹き出し口70に空気が送られない状態となる。
【0037】
又、前記第一のケース素子14を構成する第一の周壁部22の上方に形成され、前記側方膨出部69の内側と第一、第二の室19、20とを連通させる開口部分76には、第二のドア75を設けている。この第二のドア75も上記第一のドア74と同様の構造を有する。そして、やはり図示しないアクチュエータにより、この開口部分76を開閉する。上記第二のドア75を構成する各ドアプレートの形状及び寸法は、上記開口部分76及び前記第一、第二のベンチレーション吹き出し口37、39の下方に存在し、前記第二の基板部30の上下を連通させる連通口80を閉鎖可能なものとする。
【0038】
更に、図16に示す様に、前記第一のケース素子14を構成する第一の基板部21と前記隔壁18を構成する基板41との間でヒータコア3と前記空気受け入れ口17との間部分には、第一のエアミックスドア59を設けている。一方、前記第二のケース素子15を構成する第二の基板部30と上記基板41との間で上記ヒータコア3と上記空気受け入れ口17との間には第二のエアミックスドア60を設けている。これら第一、第二のエアミックスドア59、60は、互いに独立した回動を自在としている。尚、各エアミックスドア59、60の形状及び寸法も、第一、第二の室19、20部分に存在するヒータコア3の形状及び大きさに応じて定める。そして、第一、第二の各基板21、30の一部に図示しない円孔を、上記基板41に円孔77を、それぞれ形成し、これら各円孔77内に、上記第一、第二のエアミックスドア59、60を構成するシャフト63、64(図10)の両端部を枢支する。これら各エアミックスドア59、60の構成に就いても、前述した第一実施例と同様である為、詳しい説明は省略する。尚、基板41に形成した凸部78、78は、これら各エアミックスドア59、60の回動を制限する為のストッパである。
【0039】
上述の様に構成される本発明の自動車用空調機のヒータユニットを、左右独立温調式のヒータユニットとして使用する際の作用、並びに左右同一温調式のヒータユニットとして使用する際の作用は、前述した第一実施例の場合と同様である。即ち、第一、第二のケース素子14、15から成るユニットケース16の内側を、隔壁18により第一、第二の室19、20に2分割した状態では、第一の足下吹き出し口28、第一のベンチレーション吹き出し口37、及びデフロスト吹き出し口70の片半部から吹き出す空気の温度は、第一のエアミックスドア59の位置調節により調節される。即ち、この第一のエアミックスドア59の位置を調節する事で、前記ヒータコア3を通過する空気と第一のバイパス流路65を通過する空気の割合とを調節し、上記各吹き出し口28、37から吹き出す空気の温度を調節する。
【0040】
又、第二の足下吹き出し口29、第二のベンチレーション吹き出し口39、及び第二のデフロスト吹き出し口70の他半部から吹き出す空気の温度は、第二のエアミックスドア60の位置調節により調節される。即ち、この第二のエアミックスドア60の位置を調節する事で、上記ヒータコア3を通過する空気と第二のバイパス流路66を通過する空気との割合を調節し、上記各吹き出し口29、39から吹き出す空気の温度を調節する。
【0041】
これに対して、左右同一温調式のヒータユニットとして使用する場合には、前記隔壁18を省略し、第一、第二の基板部21、30の間で上記ヒータコア3と前記空気受け入れ口17との間部分に、前記図21に示す様に、上記第一、第二のエアミックスドア59、60に比べて幅広で単一のエアミックスドア6を設ける。本実施例に於いても、前述した図6に示す様に、基板41の外周縁の一部を、上記第一、第二の周壁部22、31の端縁部に形成した下側、上側両フランジ45、46の内周縁部に形成した段部49a、49bにより形成される凹溝部分で支承する様に構成している。この為、上記隔壁18を除いた場合でも、上記第一、第二のケース素子14、15は、隔壁18を設けた場合と同様に組み合わせる事ができる。従って、金型費等により製作費が嵩む第一、第二のケース素子14、15を、左右独立温調式の場合と左右同一温調式の場合とで共用化できる。
【0042】
【発明の効果】
本発明の自動車用空調機のヒータユニットは、以上に述べた通り構成され作用するが、左右独立温調式の場合と左右同一温調式の場合とで製作費が嵩む部品を共用化できる為、機能が異なるヒータユニットを構成する場合に要する部品の種類を削減して、全体としてコストの低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を表しており、隔壁を内蔵したユニットケースを示す透視斜視図。
【図2】同じく第一、第二のケース素子と隔壁とを示す分解斜視図。
【図3】同じく第二のケース素子の斜視図。
【図4】同じく隔壁の斜視図。
【図5】同じく第一のケース素子の斜視図。
【図6】図1の拡大A−A断面図。
【図7】図1のB部切断斜視図。
【図8】ベンチレーションドアの略正面図。
【図9】デフロストドアの略正面図。
【図10】左右独立温調用のエアミックスドアの正面図。
【図11】本実施例の自動車用空調機のヒータユニットの略断面図。
【図12】好ましくない構造を示す、図6と同様の図。
【図13】本発明の第二実施例を表しており、隔壁を内蔵したユニットケースを示す斜視図。
【図14】同じく隔壁を示す斜視図。
【図15】第二のケース素子を取り除いた状態で示す斜視図。
【図16】図13のC−C断面図。
【図17】同D−D断面図。
【図18】同E−E断面図。
【図19】本実施例の自動車用空調機のヒータユニットの端部を示す側面図。
【図20】左右同一温調式のヒータユニットの略断面図。
【図21】同じくユニットケースとエアミックスドアとの分解斜視図。
【符号の説明】
1a、1b ケース素子
2 ユニットケース
3 ヒータコア
4 バイパス流路
5 空気受け入れ口
6 エアミックスドア
7 ミックスチャンバ
8 足下吹き出し口
9 ベンチレーション吹き出し口
10 デフロスト吹き出し口
11 足下吹き出しドア
12 ベンチレーションドア
13 デフロストドア
14 第一のケース素子
15 第二のケース素子
16 ユニットケース
17 空気受け入れ口
18 隔壁
19 第一の室
20 第二の室
21 第一の基板部
22 第一の周壁部
23 第一の半開口部
24 第一の収納部
25 柱部
26 凹溝
27 切り欠き
28 第一の足下吹き出し口
29 第二の足下吹き出し口
30 第二の基板部
31 第二の周壁部
32 第二の半開口部
33 第二の収納部
34 切り欠き
35 膨出部
36 上板部
37 第一のベンチレーション吹き出し口
38 第一のデフロスト吹き出し口
39 第二のベンチレーション吹き出し口
40 第二のデフロスト吹き出し口
41 基板
42 切り欠き
43 折れ曲がり板部
44 導風筒部
45 下側フランジ
46 上側フランジ
47 突条
48 凹溝
49a、49b 段部
50 突条
51 ベンチレーションドア
52 シャフト
53a、53b ドアプレート
54 円孔
55 デフロストドア
56 シャフト
57a、57b ドアプレート
58 円孔
59 第一のエアミックスドア
60 第二のエアミックスドア
61、62 円孔
63、64 シャフト
65 第一のバイパス流路
66 第二のバイパス流路
67 下側膨出部
68 上側膨出部
69 側方膨出部
70 デフロスト吹き出し口
71 第二の切り欠き
72 第一の折れ曲がり板部
72a 第一板部
72b 第二板部
73 第二の折れ曲がり板部
74 第一のドア
75 第二のドア
76 開口部分
77 円孔
78 凸部
79 切り欠き
80 連孔口

Claims (3)

  1. 一部に空気受け入れ口を有するユニットケースと、このユニットケースの内側を第一、第二の室に2分割する、着脱自在な隔壁と、この隔壁を貫通した状態で設けられ、その両半部を上記第一、第二の室の一部で上記空気受け入れ口の近傍部分に位置させたヒータコアと、上記ユニットケースの内側に設けられ、このヒータコアを収納する収納部と、互いに離隔して設けられた、第一、第二の足下吹き出し口と、これら第一、第二の両足下吹き出し口側に互いに離隔して設けられた第一、第二の上部吹き出し口とを備え、上記第一の足下吹き出し口及び第一の上部吹き出し口が、上記第一、第二の室のうちの第一の室にのみ存在するものであり、上記第二の足下吹き出し口及び第二の上部吹き出し口が、上記第一、第二の室のうちの第二の室にのみ存在するものであり、
    上記隔壁は、基板と、この基板の一部に形成され、上記ヒータコアの中間部をその内側に進入させる切り欠きと、上記空気受け入れ口から上記第一、第二の各室へそれぞれ送り込まれた空気を、それぞれ当該室にのみ存在する各吹き出し口に向かわせる導風手段とを備え、
    上記ユニットケースの一面と上記基板との間で上記ヒータコアと上記空気受け入れ口との間部分には第一のエアミックスドアを、上記ユニットケースの他面と上記基板との間で上記ヒータコアと上記空気受け入れ口との間には第二のエアミックスドアを、互いに独立した回動を自在に装着する事により、上記第一の上部吹き出し口及び第一の足下吹き出し口を流れる空気の温度と、第二の上部吹き出し口及び第二の足下吹き出し口を流れる空気の温度とを、互いに独立して調整自在とした、
    自動車用空調機のヒータユニット。
  2. ユニットケースが、第一、第二のケース素子を互いに組み合わせる事により構成されされており、
    上記第一のケース素子は、ユニットケースの一面をなす第一の基板部と、この第一の基板部の周縁部から上記第二のケース素子に向けて折れ曲がった第一の周壁部と、この第一の周壁部の一部が不連続になる事で構成され、空気受け入れ口の片半部となる第一の半開口部と、収納部を構成すべくこの第一の半開口部の近傍に設けられ、ヒータコアの片半部を収納する第一の収納部と、第一、第二の足下吹き出し口とを備え、
    上記第二のケース素子は、ユニットケースの他面をなす第二の基板部と、この第二の基板部から上記第一のケース素子に向けて折れ曲がった第二の周壁部と、この第二の周壁部の一部で上記第一の半開口部に整合する部分が不連続になる事で構成され、上記空気受け入れ口の他半部となる第二の半開口部と、上記第一の収納部と共に上記収納部を構成すべくこの第二の半開口部の近傍で上記第一の収納部に整合する部分に設けられ、上記ヒータコアの他半部を収納する第二の収納部と、第一、第二の上部吹き出し口とを備え、
    導風手段は、基板の長さ方向一端縁から第二のケース素子に向けて折れ曲がった折れ曲がり板部と、上記基板の一部にその基端を開口し、この基板から上記第一の基板部に向けて突出した導風筒部とから構成され、
    上記折れ曲がり板部の先端縁は、上記第二の基板部の一部で、上記第一の上部吹き出し口と上記第二の上部吹き出し口との間部分に突き当たっており、
    上記導風筒部の先端開口は、上記第二の足下吹き出し口に整合しており、
    上記基板の外周縁の一部は、上記第一、第二の周壁部の一部で、上記第一、第二の半開口部寄り半部の端縁の内周寄り部分同士の間で挟持されている、
    請求項1に記載の自動車用空調機のヒータユニット。
  3. ユニットケースが、第一、第二のケース素子を互いに組み合わせる事により構成されされており、
    上記第一のケース素子は、上記ユニットケースの一面をなす第一の基板部と、この第一の基板部の周縁部から上記第二のケース素子に向けて折れ曲がった第一の周壁部と、この第一の周壁部の一部が不連続になる事で構成され、空気受け入れ口の片半部となる第一の半開口部と、収納部を構成すべくこの第一の半開口部の近傍に設けられ、ヒータコアの片半部を収納する第一の収納部と、第一、第二の足下吹き出し口とを備え、
    上記第二のケース素子は、上記ユニットケースの他面をなす第二の基板部と、この第二の基板部から上記第一のケース素子に向けて折れ曲がった第二の周壁部と、この第二の周壁部の一部で上記第一の半開口部に整合する部分が不連続になる事で構成され、上記空気受け入れ口の他半部となる第二の半開口部と、上記収納部を構成すべくこの第二の半開口部の近傍で上記第一の収納部に整合する部分に設けられ、上記ヒータコアの他半部を収納する第二の収納部と、第一、第二の上部吹き出し口とを備え、
    上記導風手段は、基板の長さ方向一端部で幅方向一端部に形成した第二の切り欠きと、上記基板の第二の切り欠き形成部分に設けられ、上記第二のケース素子に向けて折り曲げられた第一の折れ曲がり板部と、この第一の折れ曲がり板部の一端縁から上記第一のケース素子に向けて連続して設けられた第二の折れ曲がり板部とから構成され、
    上記第一の折れ曲がり板部の先端縁は、上記第二の基板部の一部で、上記第一の上部吹き出し口を囲う部分に突き当たっており、
    上記第二の折れ曲がり板部の先端縁は、上記第一の基板部の一部で、上記第一の足下吹き出し口と上記第二の足下吹き出し口との間部分に突き当たっており、
    上記基板の外周縁の一部は、上記第一、第二の周壁部の一部の端縁の内周寄り部分同士の間で挟持されている、
    請求項1に記載の自動車用空調機のヒータユニット。
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