JP3646457B2 - 音響用アンプ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は音響用アンプ回路に係り、特に、ショックノイズを低減するミュート回路が内蔵された音響用アンプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラジオ付きカセットテーププレーヤには、ラジオとカセットテープとが設けられ、ラジオとカセットテープとの切換を行い、音声出力を選択的に出力する。このとき、回路構成を簡単にするため、ラジオの音声信号とカセットテープの音声信号とは、同一のパワーアンプにより増幅され、イヤフォンやスピーカから出力される。
【0003】
このとき、カセットテーププレーヤの磁気ヘッドからの信号はプリアンプにより増幅された後、パワーアンプに供給され、ラジオの出力信号は、直接パワーアンプに供給され増幅され、出力される。このため、ラジオの出力を選択する場合には、プリアンプは動作させる必要がないので、カセットテープからの出力信号からラジオの出力信号に切換を行う場合には、プリアンプオフしていた。
【0004】
しかし、プリアンプをオフする際、プリアンプはポップノイズを発生する。このままでは、プリアンプで発生したポップノイズがパワーアンプに供給され、パワーアンプでポップノイズが増幅され、ショックノイズとして出力されてしまうので、パワーアンプをミュート状態するためのミュート回路が設けられていた。
図4に従来の音響用アンプ回路の一例のブロック構成図を示す。
【0005】
従来の音響用アンプ1は、1チップのIC(Integrated Circuit)からなり、入力端子T1 に一端が接続されたカセットテープ部10の磁気ヘッド11からの信号を増幅するプリアンプ2、バイアス端子T2 に接続された磁気ヘッド11の他端に直流バイアスを供給する基準電圧源3、プリアンプ2の出力信号及び端子T3 から供給されるラジオ30からの音声信号を増幅して、外部端子T4 に接続されたイヤフォン20に供給するパワーアンプ4、外部端子T5 に接続されたイヤフォン20の他端に直流バイアスを供給する基準電圧源5、外部端子T6 に供給される切換制御信号に応じてプリアンプ2の動作を制御するプリアンプ制御スイッチ6、外部端子T7 に供給されるミュート制御信号に応じてパワーアンプ4への入力を制御するミュート制御スイッチ7から構成される。
【0006】
外部端子T1 ,T2 にはカセットテープ部10の磁気ヘッド11が接続される。磁気ヘッド11は、キャプスタンモータ12により走行された磁気テープ13に接触しており、磁気テープ13に記録された情報に応じた磁気の変化を電気信号に変換する。磁気ヘッド11は、外部端子T2 から供給される直流バイアスによりバイアスされる。このため、磁気ヘッド11で変換される信号は、直流バイアスを中心とした信号として外部端子T1 に供給される。
【0007】
外部端子T1 は、プリアンプ2に接続されている。プリアンプ2は、外部端子T1 に供給された磁気ヘッド11からの信号を増幅して、出力する。プリアンプ2には、プリアンプ2の動作を制御するプリアンプ制御スイッチ6が接続されている。プリアンプ2は、プリアンプ制御スイッチ6がオンのとき、動作状態とされ、外部端子T1 に供給される磁気ヘッド11からの信号を増幅する。また、プリアンプ2は、プリアンプ制御スイッチ6がオフのとき、動作が停止され、外部端子T1 に供給される磁気ヘッド11からの信号の出力を停止する。
【0008】
プリアンプ2の出力は、ミュート制御スイッチ7の一方の入力端子Ta に接続される。ミュート制御スイッチ7の一方の入力端子には、プリアンプ2の出力信号の他に、外部端子T3 に供給されるラジオ30の出力信号が供給される。
また、ミュート制御スイッチ7の他方の入力端子Tb は、基準電圧源5に接続されている。さらに、ミュート制御スイッチ7の出力端子Tc は、パワーアンプ4の非反転入力端子に接続されている。
【0009】
ミュート制御スイッチ7は、外部端子T7 に供給されるミュート制御信号がハイレベル時、プリアンプ2及びラジオ30が接続された一方の端子Ta が出力端子Tc に接続する。また、ミュート制御スイッチ7は、外部端子T7 に供給されるミュート制御信号がローレベル時、基準電圧電源5で発生される基準電圧Vref2が供給される他方端子Tb が出力端子Tc に接続する。
【0010】
パワーアンプ4は、非反転入力端子にミュート制御スイッチ7の出力端子Tcが接続され、反転入力端子には、基準電圧源5が接続される。このため、パワーアンプ4は、外部端子T7 に供給されるミュート制御信号がハイレベルとなり、ミュート制御スイッチ7の出力端子Tc が入力端子Ta 側に接続されたときには、基準電圧電源5から供給される基準電圧Vref2を中心にプリアンプ2又はラジオ30の出力信号の増幅を行い、出力端子T4 から出力する。また、パワーアンプ4は、外部端子T7 に供給されるミュート制御信号がローレベルとなり、ミュート制御スイッチ7の出力端子Tc が入力端子Tb 側に接続されたときには、非反転入力端子及び反転入力端子がともに基準電圧電源5から供給される基準電圧Vref2とされるので、ゼロレベルの信号を出力端子T4 から出力する。
【0011】
音響用アンプ1の外部端子T6 及びT7 は、カセットテープ部10の出力とラジオ30の出力とを選択的に切り換えるための出力切換回路40に接続されている。切換回路40は、カセットテープ部10の出力とラジオ30の出力とを切り換えるための出力切換スイッチ41、ミュート制御信号を生成するためのミュート制御信号生成回路42から構成される。
【0012】
出力切換スイッチ41は、可動接点41a及び固定接点41b,41cを有する。出力切換スイッチ41の可動接点41aには電源50から電圧Vccが供給され、固定接点41bは、音響用アンプ1のプリアンプオフ端子T6 に接続され、固定接点41cは、ミュート制御信号生成回路42に接続される。
ミュート制御信号生成回路42は、NPNトランジスタQ1 、コンデンサC1 、抵抗R1 ,R2 ,R3 から構成され、電源50がミュート制御回路42に接続されたときに一瞬、ミュート制御信号をローレベルにし、ミュート制御スイッチ7を入力端子Tb と出力端子Tc とが接続されるように制御してミュートを行い、電源50が端子T6 に接続された後には、ミュートを解除する。
【0013】
出力切換スイッチ41の可動接点41aが固定接点41bに接続された状態では、電源50の電源電圧Vccは音響用アンプ1のプリアンプオフ端子T6 に供給され、プリアンプ制御スイッチ6をオフ状態とする。このとき、固定接点41cは、開放状態であるので、カセットテープ部10には電源50の電源電圧Vccは供給されない。カセットテープ部10のキャプスタンモータ12は、電源50の電源電圧Vccから駆動電圧を得ており、電源50の電源電圧Vccが供給されない状態では、駆動しない。
【0014】
また、このとき、トランジスタQ1 はオフしており、ミュート制御端子T7 はハイレベルとされ、ミュート制御スイッチ7は、入力端子Ta が出力端子 c に接続される。さらに、カセットテープ部10がオフとされると、ラジオ30が駆動状態とされ、ミュート制御スイッチ7の入力端子Ta には、ラジオ30の出力が供給される。したがって、ラジオ30の出力がパワーアンプ4に供給され、増幅されて、出力端子T4 から出力される。
【0015】
リアンプ2をオン状態からオフ状態にする場合の動作について説明する。出力切換スイッチ41の可動接点41aを固定接点41cから固定接点41bに接続されるように切り換えると、固定接点41bに電源50から電源電圧Vccが供給されるので、ミュート制御信号生成回路42に電源電圧Vccが供給される。ミュート制御信号生成回路42に電源電圧Vccが供給されると、電源電圧Vccの変化により、コンデンサC1 に電流が流れ、抵抗R1 ,R2 の接続点に電圧が発生される。抵抗R1 ,R2 に発生された電圧は、トランジスタQ1 のベースに供給される。トランジスタQ1 は、抵抗R1 ,R2 に発生された電圧により一瞬オンし、ミュート制御端子T7 をローレベルにする。
【0016】
ミュート制御端子T7 がローレベルになると、ミュート制御スイッチ7の出力端子Tc の接続が入力端子Tb 側に切り替わる。ミュート制御スイッチ7の出力端子Tc と入力端子Tb とが接続されると、パワーアンプ42の入力は無信号となり、ミュート状態となる。このように、出力切換スイッチ41の操作時に電源50の電源電圧Vccの変化によりミュート制御スイッチ7が制御され、プリアンプ2のオフ時にポップノイズのパワーアンプ4への供給を切断し、ミュートがかけられる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の音響用アンプ回路は、プリアンプの動作を制御するプリアンプ制御スイッチを制御するプリアンプ制御端子とミュート動作を制御するミュート制御スイッチを制御するミュート制御端子とがそれぞれ別々に設けられており、外部回路42によりプリアンプの動作とミュートの動作とをプリアンプのオフ時にポップノイズが発生しないように同期させて制御していたため、構成部品点数が多くなり、コストが上昇するとともに、音響用アンプ回路を1チップ化したときに外部端子数が多くなり、音響用アンプ回路の小型化を妨げていた。
【0018】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、ミュートとアンプ動作を制御するための外部回路が不要となる音響用アンプ回路を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、入力信号を増幅する第1の増幅回路と、
前記第1の増幅回路で増幅された信号を増幅する第2の増幅回路とを有する音響アンプ回路において、
前記第1の増幅回路の動作切換指示に応じて電圧のオン・オフを行う動作切換スイッチと、
前記動作切換スイッチにより供給された電圧に応じた第1乃至第3のレベルの電圧を生成する分圧回路と、
前記分圧回路で分圧された電圧のうち第1の電圧と基準電圧とを比較する第1のコンパレータと、
前記分圧回路で分圧された電圧のうち第2の電圧と基準電圧を比較する第2のコンパレータと、
前記分圧回路で分圧された電圧のうち第3の電圧と基準電圧を比較する第3のコンパレータと、
前記第1のコンパレータの出力反転時と前記第3のコンパレータの出力反転時との間で前記第の増幅回路をミュートさせるミュート制御手段と、
前記第2のコンパレータの出力反転時に前記第1の増幅回路の動作を切り換える動作切換制御手段とを有することを特徴とする。
【0020】
請求項1によれば、第2のコンパレータの比較結果により第1の増幅回路の動作切換を行い、第1及び第3のコンパレータの比較結果により第2のコンパレータの比較結果の前後のタイミングを検出し、ミュートの制御を行うことにより、第1の増幅回路の動作切換時にミュートをかけることができる。このとき、第1の増幅回路の動作切換のタイミングの前後のタイミングを検出して、ミュートの制御を行っているので、第1の増幅回路の動作切換時に確実にミュートをかけることができる。
【0021】
請求項2は、前記動作切換スイッチと前記分圧回路との接続点に接続され、前記第1の増幅回路の動作切換指示に応じて前記動作切換スイッチから供給される電圧を遅延させるコンデンサを有することを特徴とする。
請求項2によれば、コンデンサにより動作切換スイッチから供給される電圧に遅延をかけることにより、第1乃至第3のコンパレータの出力反転間隔を大きくできるので、第1及び第3のコンパレータの出力反転の間で確実に第2のコンパレータの出力を反転させることができ、第1の増幅回路の動作切換時に確実にミュートをかけることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の音響用アンプ回路の一実施例のブロック構成図を示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施例の音響用アンプ回路100は、1チップの半導体装置から構成され、内部に磁気ヘッド11に直流バイアスを供給するための基準電圧源3、イヤフォン20に直流バイアスを供給するとともにパワーアンプ4に基準電圧Vref2を供給するための基準電圧源5、プリアンプ2の動作を制御するプリアンプ制御スイッチ6、パワーアンプ4の入力を制御することによりミュートを制御するミュート制御スイッチ7の他に、プリアンプ制御スイッチ6、及び、ミュート制御スイッチ7を同期して制御する制御回路110を設けてなる。
【0023】
制御回路110は、制御端子T11,T12と接地との間に直列に接続された抵抗R11,R12,R13、基準電圧Vref0を発生する基準電圧源111、制御端子T11,T12と抵抗R11との接続点の電圧V11と基準電圧Vref0とを比較するコンパレータ112、抵抗R11と抵抗R12との接続点の電圧V12と基準電圧Vref0とを比較するコンパレータ113、抵抗R12と抵抗R13との接続点の電圧V13と基準電圧Vref0とを比較するコンパレータ114、コンパレータ112の出力とコンパレータ114の反転出力とのアンドをとり、その出力のよりプリアンプ制御スイッチ6を制御するゲート115、コンパレータ112の出力とコンパレータ113の出力とのアンドをとるゲート116、基準電圧Vref10 を発生する基準電圧源117、ゲート115の出力と基準電圧源117で発生された基準電圧Vref10 との大小を比較し、比較結果に応じてミュート制御スイッチ7を制御するコンパレータ118から構成される。
【0024】
制御端子T11には、イヤフォン20に出力する出力信号をカセットテープ10の出力信号又はラジオ30の出力信号のいずれかに切り換える出力切換スイッチ120の一端が接続される。出力切換スイッチ120は、他端が電源50に接続される。出力切換スイッチ120は、使用者により切り換えられる。使用者はカセットテープ部10の出力を選択するときにオンし、ラジオ30の出力を選択するときにオフする。
【0025】
出力切換スイッチ120は、オフされると切換端子T11が開放され、オンされると切換端子T11に電源電圧V11を供給する。切換端子T11に供給された電源電圧Vcc(=V11)は、コンパレータ112の非反転入力端子に供給される。
コンパレータ112の反転入力端子には、基準電圧源111から基準電圧Vref0が供給され、電源電圧Vcc(=V11)と基準電圧源111から供給された基準電圧Vref0との大小を比較する。コンパレータ112は、電源電圧Vcc(=V11)が基準電圧Vref0より小さいときにはローレベルとなり、電源電圧Vcc(=V11)が基準電圧Vref0より大きいときにはハイレベルとなる出力パルスを出力して、ゲート115及びゲート116に供給する。
【0026】
また、切換端子T11に供給された電源電圧Vccは、抵抗R11,R12,R13により分割されて、抵抗R11と抵抗R12との接続点に電圧V12を発生させる。抵抗R11と抵抗R12との接続点に発生された電圧V12は、コンパレータ113の非反転入力端子に供給される。
コンパレータ113の反転入力端子には、基準電圧源111から基準電圧Vref0が供給され、電圧V12と基準電圧源111から供給された基準電圧Vref0との大小を比較する。コンパレータ113は、電圧V12が基準電圧Vref0より小さいときにはローレベルとなり、電圧V12が基準電圧Vref0より大きいときにはハイレベルとなる出力パルスを出力して、ゲート116に供給する。
【0027】
ゲート116には、コンパレータ112の出力、及び、コンパレータ113の出力が供給される。ゲート116は、コンパレータ112の出力とコンパレータ113の出力とのアンド論理を取り、プリアンプ制御スイッチ6に供給する。
プリアンプ制御スイッチ6は、ゲート6の出力がハイレベルのときに、オンし、ゲート6の出力がローレベルのときにオフする。プリアンプ2は、プリアンプ制御スイッチ6がオンのときには、動作され、磁気ヘッド11からの信号を増幅し、プリアンプ制御スイッチ6がオフのときには、動作が停止され、信号が出力されないようにする。
【0028】
さらに、切換端子T11に供給された電源電圧Vccは、抵抗R11,R12,R13により分割されて、抵抗R12と抵抗R13との接続点に電圧V13を発生させる。抵抗R12と抵抗R13との接続点に発生された電圧V13は、コンパレータ114の非反転入力端子に供給される。コンパレータ114の反転入力端子には、基準電圧源111から基準電圧Vref0が供給され、電圧V13と基準電圧源111から供給された基準電圧Vref0との大小を比較する。コンパレータ114は、電圧V13が基準電圧Vref0より小さいときにはローレベルとなり、電圧V13が基準電圧Vref0より大きいときにはハイレベルとなる出力パルスを出力して、ゲート115に供給する。コンパレータ114の出力は、ゲートで反転されて、コンパレータ112の出力とのアンドが取られる。
【0029】
ゲート115は、コンパレータ112の出力とコンパレータ114の反転出力とのアンドを取って出力する。ゲート115の出力は、コンパレータ118の非反転入力端子に供給される。
コンパレータ118の反転入力端子には、基準電圧源117から基準電圧Vref10 が供給される。コンパレータ118は、ゲート115の出力と基準電圧Vref10 とを比較して、ゲート115の出力が基準電圧Vref10 より小さければ、ローレベル、ゲート115の出力が基準電圧Vref10 より大きければ、ハイレベルとなる出力信号を出力する。コンパレータ118の出力は、ミュート制御スイッチ7に供給される。
【0030】
ミュート制御スイッチ7は、コンパレータ118の出力がローレベルのとき、入力端子Ta と出力端子Tc とを接続し、カセットテープ部10の出力又はラジオ30の出力をパワーアンプ4に供給し、コンパレータ118の出力がハイレベルのとき、入力端子Tb と出力端子Tc とを接続する。このため、パワーアンプ4の非反転入力端子及び反転入力端子には、基準電圧源5で生成される基準電圧Vref2が供給され、パワーアンプ4は、ミュート状態とされる。
【0031】
また、端子T11と抵抗R11との接続点には、端子T12が接続されている。端子T12には、切換スイッチ120のオフ時に、端子T11の電圧の低下を遅延させるコンデンサC11が接続される。コンデンサC11により端子T11の電圧は、徐々に低下する。
図2に本発明の一実施例のプリアンプをオンからオフさせるときの動作波形図を示す。図2(A)はコンパレータ112,113,114の非反転入力端子に供給される電圧の波形、図2(B)はコンパレータ112の出力、図2(C)はコンパレータ113の出力、図2(D)はコンパレータ114の出力、図2(E)はゲート115の出力、図2(F)はゲート116の出力の波形図を示す。なお、図2(A)で実線は端子T11に印加される電圧V11、点線は抵抗R11と抵抗R12との接続点に生じる電圧V12、一点鎖線は抵抗R12と抵抗R13との接続点に生じる電圧V13の波形を示す。
【0032】
出力切換スイッチ120がオンで、端子T11に電源電圧Vccが供給されているときには、コンパレータ112の非反転入力端子に供給される電圧V11、コンパレータ112の非反転入力端子に供給される電圧V12、コンパレータ113の非反転入力端子に供給される電圧V13は抵抗R11,R12,R13で電圧が決定され、コンパレータ112,113,114に供給される基準電圧Vref0より大きくなる。このため、コンパレータ112,113,114の出力はいずれもハイレベルとなる。
【0033】
ゲート115は、入力がともにハイレベルのときには、出力はローレベルとなる。このため、ミュート制御スイッチ7は、入力端子Ta と出力端子Tc が接続され、カセットテープ部10の出力がパワーアンプ4に供給され、非ミュート状態とされる。
また、ゲート116は、入力がともにハイレベルのときには、出力がハイレベルとなる。このため、プリアンプ制御スイッチ6は、オンする。プリアンプ制御スイッチ6がオンすると、プリアンプ2は動作状態となり、カセットテープ部10の磁気ヘッド11からの信号がプリアンプ2により増幅され、ミュート制御スイッチ7に供給される。このとき、ラジオ30はオフ状態とされるので、カセットテープ部10でカセットテープを磁気ヘッド11により再生した信号がプリアンプ2及びパワーアンプ4により増幅され、イヤフォン20に出力される。
【0034】
時刻t0 で、出力切換スイッチ120がオフされると、端子T11への電源電圧Vccの供給が切断され、コンデンサC11の充電電圧が端子T12に印加される。コンデンサC11の充電電圧は、電源電圧Vccから徐々に低下する。
このとき、コンパレータ114の非反転入力端子に供給される電圧V13は、抵抗R12と抵抗R13との接続点から供給されるので、電圧V11,V12より小さく、図2(A)に一点鎖線で示すように電圧V11,V12より速く低下する。したがって、電圧V13は、電圧V11,V12に比べて速い時刻t1 で、基準電圧源111により発生される基準電圧Vref0に低下する。
【0035】
時刻t1 で、電圧V13が基準電圧Vref0以下に低下すると、図2(D)に示すようにコンパレータ114の出力がハイレベルからローレベルに反転する。時刻t1 でコンパレータ114の出力がハイレベルからローレベルに反転すると、ゲート115の出力が図2(E)に示すようにハイレベルになる。ゲート115の出力がハイレベルになると、コンパレータ118の非反転入力端子への入力がハイレベルとなり、基準電圧源117で発生される基準電圧Vref10 より大きくなる。
【0036】
このため、コンパレータ118の出力がハイレベルになり、ミュート制御スイッチ7の入力端子Tb と出力端子Tc とが接続され、パワーアンプ4の非反転入力端子には基準電圧Vref2が供給され、ミュート状態とされる。
時刻t1 から時間が経過すると、コンデンサC11の充電電圧がさらに低下する。コンデンサC11の充電電圧が低下し、時刻t2 で抵抗R11と抵抗R12との接続点の電圧V12が基準電圧源111で生成される基準電圧Vref0以下になると、図2(C)に示すようにコンパレータ113の出力がハイレベルからローレベルに反転する。時刻t2 でコンパレータ113の出力がハイレベルからローレベルに反転すると、ゲート116の出力が図2(F)に示すようにハイレベルからローレベルになる。ゲート116の出力がローレベルになると、プリアンプ制御スイッチ6がオフして、プリアンプ2の動作が停止する。
【0037】
このとき、ミュート制御スイッチ7によりミュート状態とされているため、プリアンプ2がオンからオフになるときに発生するショックノイズはイヤフォン20には出力されない。
時刻t2 からさらに時間が経過し、時刻t3 でコンデンサC11の充電電圧が 基準電圧源111で発生される基準電圧Vref0以下になると、図2(B)に示すようにコンパレータ112の出力がハイレベルからローレベルに低下する。コンパレータ112の出力がハイレベルからローレベルに低下すると、ゲート115の出力は、図2(E)に示すようにローレベルになる。
【0038】
ゲート115の出力がローレベルになると、コンパレータ118の非反転入力端子がローレベルになり、反転入力端子に供給される基準電圧Vref10 より小さくなるので、コンパレータ118の出力がローレベルになる。コンパレータ118の出力がローレベルになると、ミュート制御スイッチ7が入力端子Ta と出力端子Tc とが接続されるように制御され、パワーアンプ4のミュート状態を解除する。
【0039】
このとき、ラジオ30がオンされ、ラジオ30からの信号がミュート制御スイッチ7を介してパワーアンプ4に供給され、増幅され、イヤフォン20に供給される。
図3に本発明の一実施例のプリアンプをオフからオンさせるときの動作波形図を示す。図3(A)はコンパレータ112,113,114の非反転入力端子に供給される電圧の波形、図3(B)はコンパレータ112の出力、図2(C)はコンパレータ113の出力、図3(D)はコンパレータ114の出力、図3(E)はゲート115の出力、図3(F)はゲート116の出力の波形図を示す。なお、図3(A)で実線は端子T11に印加される電圧V11、点線は抵抗R11と抵抗R12との接続点に生じる電圧V12、一点鎖線は抵抗R12と抵抗R13との接続点に生じる電圧V13の波形を示す。
【0040】
時刻t10で出力切換スイッチ120をオンすると、端子T11に電源電圧Vccが供給される。端子T11に供給された電源電圧V11は、端子T12を介してコンデンサC11に供給される。コンデンサC11の充電電圧は抵抗R11〜R13に供給される。
時刻t11で、コンデンサC11の充電電圧が基準電圧Vref0になると、コンパレータ112の出力が図3(B)に示すようにローレベルからハイレベルになる。コンパレータ114の出力がハイレベルからローレベルに反転すると、ゲート115の出力が図3(E)に示すようにハイレベルになる。ゲート115の出力がハイレベルになると、コンパレータ118の非反転入力端子への入力がハイレベルとなり、基準電圧源117で発生される基準電圧Vref10 より大きくなる。このため、コンパレータ118の出力がハイレベルになり、ミュート制御スイッチ7の入力端子Tb と出力端子Tc とが接続され、パワーアンプ4の非反転入力端子には基準電圧Vref2が供給されるため、パワーアンプ4は、ミュート状態とされる。
【0041】
次に、時刻t12で抵抗R11と抵抗R12との接続点の電圧V12が基準電圧Vref0より大きくなると、コンパレータ113の出力が図3(C)に示すようにローレベルからハイレベルに反転する。コンパレータ113の出力がローレベルからハイレベルに反転すると、ゲート116の入力はともにハイレベルになるので、ゲート116の出力はハイレベルになる。
【0042】
ゲート116の出力がハイレベルになると、プリアンプ制御スイッチ6は、オンする。プリアンプ制御スイッチ6がオンすると、プリアンプ2は動作状態となり、カセットテープ部10の磁気ヘッド11からの信号がプリアンプ2により増幅され、ミュート制御スイッチ7に供給される。このとき、ミュート制御スイッチ7は、ミュート状態であるので、プリアンプ2がオフから状態になるときに発生するショックノイズは、パワーアンプ4には供給されず、ミュートされる。
【0043】
次に、時刻t13で、抵抗R12と抵抗R13との接続点の電圧V13が基準電圧Vrer0より大きくなると、コンパレータ114の出力が図3(D)に示すようにローレベルからハイレベルに反転する。コンパレータ114の出力がローレベルからハイレベルに反転すると、ゲート115の出力がローレベルになる。
ゲート115の出力がローレベルになると、コンパレータ118の非反転入力端子への入力がローレベルとなり、基準電圧源117で発生される基準電圧Vref10 より小さくなる。このため、コンパレータ118の出力がローレベルになり、ミュート制御スイッチ7の入力端子Ta と出力端子Tc とが接続され、ミュートが解除され、パワーアンプ4の非反転入力端子にはプリアンプ2の出力が供給される。
【0044】
このように、本実施例によれば、プリアンプ2がオンからオフ、又は、オフからオンするときには、ミュート制御スイッチ7が制御され、パワーアンプ4がミュート状態とされた後、プリアンプ制御スイッチ6が制御され、プリアンプ2がオンからオフし、プリアンプ2がオフした後、ミュート制御スイッチ7が制御され、パワーアンプ4は非ミュート状態とされる。このため、プリアンプ2のオンからオフ時に発生するショックノイズを出力することなく、カセットテープ部10の出力からラジオ30の出力への切換を行うことができる。
【0045】
このとき、本実施例によれば、端子T12に供給される電源電圧Vccを出力切換スイッチ120により制御するだけでよいので、音響用アンプ100の外部にミュート制御用回路等の外部回路が不要となり、安価に構成できる。なお、本実施例では、出力をイヤフォンとしたこれに限ることはなく、通常のスピーカをイヤフォンに代えて接続する構成としてもよい。
【0046】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1によれば、第2のコンパレータの比較結果により第1の増幅回路の動作切換を行い、第1及び第3のコンパレータの比較結果により第2のコンパレータの比較結果の前後のタイミングを検出し、ミュートの制御を行うことにより、第1の増幅回路の動作切換時にミュートをかけることができ、このとき、第1の増幅回路の動作切換のタイミングの前後のタイミングを検出して、ミュートの制御を行っているので、第1の増幅回路の動作切換時に確実にミュートをかけることができる等の特長を有する。
【0047】
請求項2によれば、コンデンサにより動作切換スイッチから供給される電圧に遅延をかけることにより、第1乃至第3のコンパレータの出力反転間隔を大きくできるので、第1及び第3のコンパレータの出力反転の間で確実に第2のコンパレータの出力を反転させることができ、第1の増幅回路の動作切換時に確実にミュートをかけることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響用アンプ回路の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の音響用アンプ回路の一実施例のプリアンプをオンからオフにするときの動作波形図である。
【図3】本発明の音響用アンプ回路の一実施例のプリアンプをオフからオンにするときの動作波形図である。
【図4】従来の音響用アンプ回路の一例のブロック構成図である。
【符号の説明】
100 音響用アンプ回路
2 プリアンプ
3,5,111,117 基準電圧源
4 パワーアンプ
6 プリアンプ制御スイッチ
7 ミュート制御スイッチ
10 カセットテープ部
11 磁気ヘッド
20 イヤフォン
30 ラジオ
112,113,114,118 コンパレータ
115,116 ゲート
120 出力切換スイッチ
R11,R12,R13 抵抗
C11 コンデンサ

Claims (2)

  1. 入力信号を増幅する第1の増幅回路と、前記第1の増幅回路で増幅された信号を増幅する第2の増幅回路とを有する音響アンプ回路において、
    前記第1の増幅回路の動作切換指示に応じて電圧のオン・オフを行う動作切換スイッチと、
    前記動作切換スイッチにより供給された電圧に応じた第1乃至第3のレベルの電圧を生成する分圧回路と、
    前記分圧回路で分圧された電圧のうち第1の電圧と基準電圧とを比較する第1のコンパレータと、
    前記分圧回路で分圧された電圧のうち第2の電圧と基準電圧を比較する第2のコンパレータと、
    前記分圧回路で分圧された電圧のうち第3の電圧と基準電圧を比較する第3のコンパレータと、
    前記第1のコンパレータの出力反転時と前記第3のコンパレータの出力反転時との間で前記第の増幅回路をミュートさせるミュート制御手段と、
    前記第2のコンパレータの出力反転時に前記第1の増幅回路の動作を切り換える動作切換制御手段とを有することを特徴とする音響用アンプ回路。
  2. 前記動作切換スイッチと前記分圧回路との接続点に接続され、前記第1の増幅回路の動作切換指示に応じて前記動作切換スイッチから供給される電圧を遅延させるコンデンサを有することを特徴とする請求項2記載の音響用アンプ回路。
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