JP3645971B2 - 表示体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路工事等の際、コーンに装着されて可視情報を表示する表示体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、道路工事等の際には、通行する車や人に「工事中」である旨等を知らせるために、立て看板やコーンを設置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、立て看板はコストが高いとともに、その設置に手間が掛かり、かつ車や人がぶつかると危険であるという問題があった。
【0004】
また、コーンの方は、円錐状をなしているため、文字、図形、記号等の可視情報を担持させても、それらが視認しにくく、訴求性が低いという問題があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、本発明の一つの目的は、低コストの表示体を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、簡単迅速に設置することができる表示体を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、文字、図形、記号等の可視情報を視認性ひいては訴求性を高めることができる表示体を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、車や人がぶつかっても安全な表示体を提供することにある。
【0009】
本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第一の本発明の表示体は、板状材からなる表示体本体を有してなり、
前記表示体本体は、可視情報を担持する2つの表示面部と、これらの2つの表示面部の上部間に設けられていて、これらの2つの表示面部の上部から下方にへこむように湾曲されるとともにコーン嵌合穴を設けられた引掛け部とを一体的に形成されており、
前記引掛け部が下方にへこむように湾曲されることにより、該引掛け部と前記2つの表示面部の上部付近はそれぞれ山形を形成しており、
前記コーン嵌合穴を前記コーンに嵌合されることにより、前記コーンに装着されたとき、前記山形部がそれぞれ開き方向に変形され、前記山形部の弾性により前記2つの表示面部がコーンの周面に両側から弾発的に押圧されるようになっているものである。
【0011】
第二の本発明の表示体は、板状材からなる表示体本体を有してなり、
前記表示体本体は、可視情報を担持する1つの表示面部と、この表示面部とは反対側に位置する反対側部分と、前記表示面部の上部と前記反対側部分の上部との間に設けられていて、前記表示面部の上部および前記反対側部分の上部から下方にへこむように湾曲されるとともにコーン嵌合穴を設けられた引掛け部とを一体的に形成されており、
前記引掛け部が下方にへこむように湾曲されることにより、該引掛け部と前記表示面部の上部付近、および該引掛け部と前記反対側部分の上部付近は、それぞれ山形を形成しており、
前記コーン嵌合穴を前記コーンに嵌合されることにより、前記コーンに装着されたとき、前記山形部がそれぞれ開き方向に変形され、前記山形部の弾性により前記表示面部および前記反対側部分がコーンの周面に両側から弾発的に押圧されるようになっているものである。
【0012】
本発明の表示体は、基本的には板状材を成形するのみで製造できるので、製造コストを安くすることができる。
【0013】
また、コーン嵌合穴をコーンに嵌合するのみで設置できるので、簡単迅速に設置できる。
【0014】
また、表示体本体の表示面部は平面状またはそれに近い形状とすることができるので、コーンに直接可視情報を担持させる場合より、表示面部の表面上に担持される可視情報の視認性ひいては訴求性を高めることができる。
【0015】
また、表示体本体をプラスチック系の材料から構成すれば、全体を柔らかく構成できるので、車や人がぶつかっても安全である。
【0016】
また、コーン嵌合穴をコーンに嵌合した際、前記山形部の弾性によりコーンの周面に両側から表示面部等が弾発的に押圧され、コーンに対して表示体が揺れにくいようにすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0018】
【実施例】
図1〜7は、本発明による表示体の一実施例を示す。この表示体1の主体となる表示体本体2は、塩化ビニール複合板等のプラスチック系材料からなる板状材を成形してなり、2つの表示面部3と1つの引掛け部4とを一体的に有している。なお、本実施例においては表示体本体2の板厚は2mmとされている(勿論、本発明における表示体本体の板厚は、この厚さに限定されるものではない)が、図においては、分かりやすくするため、この表示体本体2の板厚を実際より厚く描いている。前記2つの表示面部3はそれぞれ矩形状をなしていて、これらの表示面部3の表面には反射シート5が貼られており、この反射シート5の表面には文字からなる可視情報(「この先 工事中」)6が描かれている。前記2つの表示面部3の左右の縁部3aは、図5および6によく示されるように、該表示面部3の他の部分に対して若干角度をなすように折り曲げられており、これにより表示面部3の剛性が高められている。
【0019】
前記引掛け部4は、前記2個の表示面部3の上部間に形成されており、この引掛け部4は、図1および3によく示されるように、前記2個の表示面部3の上部から下方にへこむように湾曲されており、これにより引掛け部4と両側の表示面部3の上部との間には2つの山形7が形成されている。前記引掛け部4の中央部にはコーン嵌合穴8が設けられている。
【0020】
この表示体1は、図1および7に示されるように、コーン嵌合穴8をプラスチック製等のコーン9に嵌合されることにより、2つの表示面部3がコーン9の周面にほぼ沿わされるようにしてコーン9に装着される。
【0021】
この表示体1は、基本的には板状材を成形するのみで製造できるので、製造コストを安くすることができる。
【0022】
また、コーン嵌合穴8をコーン9に嵌合するのみで設置できるので、簡単迅速に設置できる。
【0023】
また、表示体本体2の表示面部3は平面状またはそれに近い形状とすることができるので、コーンに直接可視情報を担持させる場合より、可視情報6の視認性ひいては訴求性を高めることができる。
【0024】
また、本実施例のように表示体本体2をプラスチック系の材料から構成すれば、全体を柔らかく構成できるので、車や人がぶつかっても安全である(ただし、本発明においては、表示体本体2をアルミ板等のプラスチック系材料以外の材料により構成してもよい)。
【0025】
また、引掛け部4を下方にへこますことにより引掛け部4および表示面部3の上部付近に山形7を形成しているので、コーン嵌合穴8をコーン9に嵌合した際、2つの山形部が図3の状態から図7のようにそれぞれ開き方向に変形され、2つの山形7部の弾性によりコーン9の周面に2つの表示面部3が両側から弾発的に押圧され、コーン9に対して表示体1が揺れにくいようにすることができる。
【0026】
図8は、本発明の他の実施例を示しており、本実施例においては、表示体本体2は、前記実施例における表示体本体2から一方の表示面部3の大部分(上部付近以外の部分)を取り除いたような形状とされることにより、前記一方の表示面部3の代わりに反対側部分10が設けられている。他の構成は前記実施例と同様である。本実施例では、表示面部3は片側のみ設けられているので、可視情報6を一方の側からは見ることができないが、その他の点においては前記実施例と同様な作用効果を得ることができる。
【0027】
図9は、本発明の参考例を示している。本参考例においては、図1〜7の実施例と同様に2つの表示面部3が設けられているが、これらの2つの表示面部3間に形成された引掛け部4は、前記各実施例とは異なり、下方にへこまされておらず、上方に凸に湾曲されており、これにより表示体本体2は全体として側方からみて逆U字状ないしは逆V字状をなしている。
【0028】
本参考例においては、前記各実施例のようにコーン9の周面を弾発的に押圧する機能は得られないが、その他の点においては、前記各実施例と同様な作用効果を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明による表示体は、
(イ)基本的には板状材を成形するのみで製造できるので、製造コストを安くすることができる、
(ロ)コーン嵌合穴をコーンに嵌合するのみで設置できるので、簡単迅速に設置できる、
(ハ)表示体本体の表示面部は平面状またはそれに近い形状とすることができるので、その表面上に担持される可視情報の視認性ひいては訴求性を高めることができる、
(ニ)表示体本体をプラスチック系の材料から構成すれば、車や人がぶつかっても安全である、
(ホ)引掛け部を下方にへこませることにより引掛け部および表示面部等の上部付近が山形を形成しているので、コーン嵌合穴をコーンに嵌合した際、前記山形部の弾性により表示面部等がコーンの周面を弾発的に押圧し、コーンに対して表示体が揺れにくいようにすることができる、
等の優れた効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による表示体の一実施例をコーンに装着した状態で示す斜視図である。
【図2】 前記実施例を示す正面図である。
【図3】 図2のIII−III線における断面図である。
【図4】 前記実施例を示す平面図である。
【図5】 図3のV−V線における断面図である。
【図6】 図5の一部を拡大して示す拡大断面図である。
【図7】 前記実施例をコーンに装着した状態で示す縦断面図である。
【図8】 本発明による表示体の他の実施例をコーンに装着した状態で示す縦断面図である。
【図9】 表示体の参考例をコーンに装着した状態で示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 表示体
2 表示体本体
3 表示面部
4 引掛け部
6 可視情報
7 山形
8 コーン嵌合穴
9 コーン
10 反対側部分
Claims (3)
- 板状材からなる表示体本体を有してなり、
前記表示体本体は、可視情報を担持する2つの表示面部と、これらの2つの表示面部の上部間に設けられていて、これらの2つの表示面部の上部から下方にへこむように湾曲されるとともにコーン嵌合穴を設けられた引掛け部とを一体的に形成されており、
前記引掛け部が下方にへこむように湾曲されることにより、該引掛け部と前記2つの表示面部の上部付近はそれぞれ山形を形成しており、
前記コーン嵌合穴を前記コーンに嵌合されることにより、前記コーンに装着されたとき、前記山形部がそれぞれ開き方向に変形され、前記山形部の弾性により前記2つの表示面部がコーンの周面に両側から弾発的に押圧されるようになっている表示体。 - 板状材からなる表示体本体を有してなり、
前記表示体本体は、可視情報を担持する1つの表示面部と、この表示面部とは反対側に位置する反対側部分と、前記表示面部の上部と前記反対側部分の上部との間に設けられていて、前記表示面部の上部および前記反対側部分の上部から下方にへこむように湾曲されるとともにコーン嵌合穴を設けられた引掛け部とを一体的に形成されており、
前記引掛け部が下方にへこむように湾曲されることにより、該引掛け部と前記表示面部の上部付近、および該引掛け部と前記反対側部分の上部付近は、それぞれ山形を形成しており、
前記コーン嵌合穴を前記コーンに嵌合されることにより、前記コーンに装着されたとき、前記山形部がそれぞれ開き方向に変形され、前記山形部の弾性により前記表示面部および前記反対側部分がコーンの周面に両側から弾発的に押圧されるようになっている表示体。 - 前記表示体本体はプラスチック系材料からなる請求項1または2記載の表示体。
Priority Applications (1)
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JP29968596A JP3645971B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 表示体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29968596A JP3645971B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 表示体 |
Publications (2)
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JPH10123952A JPH10123952A (ja) | 1998-05-15 |
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ID=17875732
Family Applications (1)
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JP29968596A Expired - Lifetime JP3645971B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 表示体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001125492A (ja) * | 1999-10-25 | 2001-05-11 | Ssc:Kk | 交通安全表示板およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP29968596A patent/JP3645971B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10123952A (ja) | 1998-05-15 |
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