JP3126644U - 自動販売機用広告表示シート - Google Patents

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Abstract

【課題】自動販売機用広告表示シートの端部を自動販売機に取り付けたとしても、撓みの発生を防止することが可能な自動販売機用広告表示シートを提供すること。
【解決手段】本考案の自動販売機用広告表示シート10は、柔軟性を有するシート体11と、シート体11の外縁の少なくとも一部に形成された段差部12とを備える。かかる構成により、シート体11の外縁の少なくとも一部に形成された段差部12により、シート体11が起立状態を維持できるように補強できる。このため、自動販売機用広告表示シート10の端部を自動販売機に取り付けたとしても、自動販売機用広告表示シートの撓みを防止できる。
【選択図】図7

Description

本考案は、自動販売機用広告表示シートに関する。
従来、飲料、たばこ等の各種商品を販売するための自動販売機には、商品の内容やイメージ、価格等を表示するための広告表示体が取り付けられる。この広告表示体は、自動販売機用POP(Point Of Purchase:販売時点広告)として機能し、購買者に対して商品の購買意欲を向上させる効果を奏する。この広告表示体としては、例えば、特許文献1に記載のように、自動販売機の前面中央部に広告表示板の全体を取り付けて、その上に広告シートを接着するものや、自動販売機の前面上部に広告表示シートを上方に向けて突き出すように取り付けるものがある。
このうち後者の突き出し広告表示シートは、自動販売機の上部に接着テープなどで接着されるため、既存の自動販売機に新たな広告スペースを容易に確保でき、着脱/交換も簡単であるという利点がある。従来、この突き出し広告表示シートとしては、柔軟性を有する平坦な合成樹脂シートを1枚のみ用いたものが使用されていた。
特開2005−135341号公報
しかしながら、上記従来の自動販売機用広告表示シートは、図1に示すように、広告表示シート1の下端部側を自動販売機2の正面上部に接着テープ3で取り付けた時に、接着テープ3より上側部分の面積が大きいと、広告表示シート1の自重や風等によって、自立を維持できずに撓みが発生してしまうという問題があった。そこで、このような撓みを防止するため、従来では、図2に示すように、接着テープ3位置を広告表示シート1の中央部よりにし、接着テープ3より上側部分の面積を極力小さくして設置していた。しかし、この結果、図3に示すように、広告表示シート1の接着テープ3より下側部分の面積が大きくなり、自動販売機2の商品や会社のロゴ等を隠してしまうという弊害が生じていた。
そこで、本考案は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本考案の目的とするところは、自動販売機用広告表示シートの端部を自動販売機に取り付けたとしても、撓みの発生を防止することが可能な、新規かつ改良された自動販売機用広告表示シートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案のある観点によれば、自動販売機に取り付けられる自動販売機用広告表示シートであって、柔軟性を有するシート体と、シート体の外縁の少なくとも一部に形成された段差部と、を備えることを特徴とする、自動販売機用広告表示シートが提供される。
かかる構成により、シート体の外縁の少なくとも一部に形成された段差部により、シート体が起立状態を維持できるように補強できる。このため、自動販売機用広告表示シートの端部を自動販売機に取り付けたとしても、自動販売機用広告表示シートの撓みを防止できる。
また、段差部は、シート体の外縁のうち、シート体の起立状態を維持するための補強機能を発揮する範囲に形成されるようにしてもよい。これにより、段差部によって、シート体が起立状態を維持できるように効果的に補強できる。
また、段差部は、シート体の外縁のうち、自動販売機に接着されるシート体の接着縁とは異なる方向に延びる縁に形成されるようにしてもよい。このように、シート体の接着縁とは異なる方向に延びる縁に段差部を形成することで、自動販売機用広告表示シートを自動販売機から突き出すように設置したときに、シート体が起立状態を維持できるように段差部により効果的に補強できる。
また、自動販売機用広告表示シートは、自動販売機の上部に上方に向けて突き出すように取り付けられるようにしてもよい。これにより、シート体の下辺を接着縁として、自動販売機用広告表示シートを上方に突き出して設置できるので、自動販売機用広告表示シートにより自動販売機の商品やロゴ等を隠さないようにできる。
また、段差部は、シート体の外縁のうち少なくとも略鉛直方向に延びる縁に形成されるようにしてもよい。これにより、自動販売機の上方に突き出して設置された自動販売機用広告表示シートのシート体を、シート体の略鉛直方向に延びる外縁に形成された段差部によって効果的に補強できる。
また、シート体は、起立配置されたときに自立不能な程度の柔軟性を有するようにしてもよい。これにより、自動販売機用広告表示シートを製造するためのシート材料を薄く軽くできるので、加工手間、材料コスト、加工コスト、運搬コストを低減できる。
また、シート体を形成するための抜き型と、シート体の外縁に段差部を形成するための押し型とが装着されたプレス機を用いて、シート材料に対して、1回のプレス動作で抜き加工と型押し加工とを同時に施すことで製造されるようにしてもよい。これにより、押し型が形成された特殊な抜き型を用いて、一回のプレス動作で自動販売機用広告表示シートを製造できるので、加工コストおよび加工時間を低減できる。
以上説明したように本考案によれば、自動販売機用広告表示シートの端部を自動販売機に取り付けたとしても、撓みの発生を防止することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、図4及び図5を参照して、本考案の一実施形態にかかる自動販売機用広告表示シート10の構成について説明する。図4は、本実施形態にかかる自動販売機用広告表示シート10を示す正面図(a)、平面図(b)、側面図(c)であり、図5は、図4(a)のA−A線拡大断面図(a)、B−B線拡大断面図(b)である。
図4及び図5に示すように、自動販売機用広告表示シート10(以下、「広告表示シート10」と称する。)は、例えば、全体として略矩形状を有する広告用のシート部材であり、広告表示体(POP)として自動販売機に取り付けられる。広告表示シート10が取り付けられる自動販売機は、例えば、飲料、氷菓子等の菓子類、食品類、たばこ、新聞、雑誌、カード、交通乗車券、入場券等の各種の商品、サービスを販売する任意の自動販売機であってよい。かかる広告表示シート10には、図示はしないが、自動販売機で販売されている商品の内容、イメージ、価格や、企業イメージ、キャンペーン、イベント等を表す文字、記号、図画などといった各種情報が印刷表示される。なお、広告表示シート10に凹凸加工を施したり、シートの形状を特定形状に加工したりすることで、広告表示シート10に上記各種の情報を表現することもできる。
かかる広告表示シート10の材料は、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂シート(プラスチック板)である。また、広告表示シート10の大きさは、図示の例では、例えば、長さL=600〜800mm、幅W=200〜300mmであるが、かかる例に限定されず、設置対象の自動販売機の大きさや広告内容に応じて、任意の大きさに変更可能である。
この広告表示シート10は、柔軟性を有する平坦なシート体11と、シート体11の外縁全周に形成された段差部12a、12b、12c、12d(以下、「段差部12」と総称する場合もある。)とから構成される。詳細には、段差部12は、矩形状のシート体11の外縁である右辺、左辺、上辺、下辺にそれぞれ形成された右辺段差部12a、左辺段差部12b、上辺段差部12c、左辺段差部12dからなる。この段差部12は、図5に示すように、シート体11の外縁を例えばL字形の段差がつくように陥没させることで形成される。このL字形の段差部12の底部とシート体11との高低差hは、例えば1〜2mm程度である。換言すると、シート体11は、段差部12の底部から例えば1〜2mm程度突出している。
後述するように、広告表示シート10は、上記材質からなる平坦なシート材料を所定形状に裁断及びプレス加工して製造されるが、このシート材料は、厚さが例えば0.2〜0.4mm程度と薄く、柔軟性を有する。このため、シート体11の厚さdも例えば0.2〜0.4mm程度となり、シート体11は、起立配置されたときに自立不能な程度の柔軟性を有する。従って、シート体11単体では、自動販売機に設置されて起立配置されたときに、自重等により弓なりに曲がってしまい、上述した撓みが生じてしまう(図1参照。)。
そこで、本実施形態にかかる広告表示シート10では、シート体11の外縁に上記段差部12を形成して、この段差部12を補強体として機能させることで、シート体11が起立状態を維持できるように補強している。このように段差部12を設けることで、広告表示シート10自体の反りに対する強度を増加させ、撓みの発生を抑制することができる。
かかる段差部12によりシート体11を効果的に補強するためには、段差部12を、シート体11の外縁のうち、シート体11を起立状態に維持するための補強機能を発揮する範囲に形成することが好ましい。
具体的には、この補強機能を発揮する範囲は、例えば、シート体11の外縁(四辺)のうち、自動販売機に対するシート体11の接着縁とは異なる方向に延びる縁である。詳述すると、例えば、後述の図7に示すように、シート体11の下辺を接着縁として、自動販売機20の上部に広告表示シート10を上方に突き出して取り付ける場合(即ち、広告表示シート10の下端部を自動販売機20の上部に取り付ける場合)を考える。この場合には、少なくとも、接着縁であるシート体11の下辺に対して直角な鉛直方向に延びる辺、即ち、シート体11の右辺と左辺に段差部12を形成することが、効果的な補強の観点から好ましい。一方、図示はしないが、シート体11の右辺(又は左辺)を接着縁として、自動販売機20の正面側部または側面に水平方向に突き出して広告表示シート10を取り付ける場合には、少なくとも、この右辺(又は左辺)に対して直角な水平方向に延びる上辺と下辺に段差部12を形成することが、効果的な補強の観点から好ましい。
以上のように、本実施形態にかかる広告表示シート10では、広告表示がなされるシート体11の外縁に段差部12が形成されているので、シート体11を効果的に補強して、シート体11が自重等により撓まないようにできる。
次に、図6及び図7を参照して、上記構成の広告表示シート10が自動販売機20に取り付けられた状態について説明する。図6は、本実施形態にかかる広告表示シート10における接着テープ30の接着位置を示す正面図であり、図7は、本実施形態にかかる広告表示シート10が取り付けられた自動販売機20を示す正面図(a)および側面図(b)である。
図6及び図7に示すように、本実施形態にかかる広告表示シート10は、例えば、長手方向の辺であるシート体11の下辺を接着縁として、自動販売機20の前面上部に取り付けられる。このとき、図6に示すように、広告表示シート10の裏面の下辺に沿って両面接着テープ30の一面を貼り付け、さらに、図7に示すように、当該両面接着テープ30の他面を自動販売機20の正面上部に接着する。これにより、広告表示シート10は、下端部で自動販売機20の前面上部に接着され、その接着部分より上側部分が自動販売機20の上方に突き出すようにして取り付けられる。
このように、広告表示シート10を自動販売機20の前面に取り付けた場合には、シート体11の外縁(四辺)のうち、略鉛直方向に延びる縁(即ち、右辺と左辺)に、右辺段差部12aと左辺段差部12bとが形成されているので、シート体11の起立状態を効果的に補強でき、広告表示シート10が撓むことを効果的に防止できる。さらに、本実施形態にかかる広告表示シート10では、シート体11の右辺と左辺のみならず、上辺及び下辺にも上辺段差部12cと下辺段差部12dが形成されている。これにより、右辺段差部12aと左辺段差部12bとを上辺段差部12cと下辺段差部12dとによって連結して、シート体11の外縁全周を取り囲むようなフレーム状の補強体を構成できるので、シート体11のねじれ方向の変形も防止できる。このため、右辺段差部12aと左辺段差部12bのみを形成した場合と比べて、より強固にシート体11を補強して、撓みを抑制できる。
以上のように、本実施形態にかかる広告表示シート10は、段差部12により撓みを抑制できるので、従来の広告表示シート1(図1〜4参照。)と比べて、より下部に接着テープ30を貼って、接着テープ30より上側部分の面積を極力大きくして(図6参照)、自動販売機20の上部に上方に大きく突き出すように設置できる(図7参照。)。従って、自動販売機20の前面にある商品やロゴ等を隠すことなく、広告表示シート10を設置することが可能である。また、自動販売機20の前面サイド部や側面に、左右方向に突き出すようにして広告表示シート1を設置する場合にも、段差部12により広告表示シート1の撓みを防止でき、自動販売機20前面の商品やロゴ等を隠すことなく、広告表示シート10を設置可能である。
次に、従来の広告表示シート1及び本実施形態にかかる広告表示シート10の製造方法について説明する。まず、図8及び図9を参照して、従来の広告表示シート1の製造方法について説明する。図8は、従来の広告表示シート1の製造に用いられる裁断機4を示す平面図であり、図9は、図8の裁断機4を用いた従来の広告表示シート1の製造方法を示す工程図である。なお、図9は、図8の裁断機4のX−X断面を示している。
従来の広告表示シート1は、段差部12がない平坦なシートであるため、図8及び図9に示すように、裁断機4による抜き加工(裁断加工)のみで製造可能である。この裁断機4は、広告表示シート1の仕上がり形状に対応した矩形状の裁断刃5を有する下型6と、平坦な押圧面を有する上型7とを備えている。
かかる裁断機4を用いて従来の広告表示シート1を製造する場合、まず、下型6と上型7との間に、プラスチック板等からなるシート材料8を挿入・配置する(図9(a)(b)参照)。次いで、上型7を下降させて下型6の裁断刃5に押圧して、裁断刃5によってシート材料8を矩形状に裁断した後に、上型7を上昇させる(図9(c)、図9(d)参照)。これにより、シート材料8から、全体が平坦な従来の広告表示シート1が抜き加工されて、最終製品が完成する(図9(e)参照)。
次に、図10,図11を参照して、本実施形態にかかる広告表示シート10の製造方法について説明する。図10は、本実施形態にかかる広告表示シート10の製造に用いられるプレス機40を示す平面図であり、図11は、図10のプレス機40を用いた本実施形態にかかる広告表示シート10の製造方法を示す工程図である。なお、図11は、図10のプレス機40のY−Y断面を示している。
図10及び図11に示すように、プレス機40の下型46と上型47は、シート体11を形成するための抜き型45と、シート体11の外縁に段差部12を形成するための押し型44とを共に備えている。抜き型45は、下型46に形成された裁断刃45aと、上型47に形成された受け部45bとから構成され、この裁断刃45a及び受け部45bは、広告表示シート10の仕上がり形状に対応した矩形状を有する。また、押し型44は、下型46に形成された受け段差44aと、上型47に形成された押圧段差44bとから構成され、この受け段差44a及び押圧段差44bは、広告表示シート10の段差部12に対応するような段差を有し、全体として矩形状を有している。
本実施形態にかかる広告表示シート10の製造方法では、上記抜き型45及び押し型44を備えたプレス機40を用いて、シート材料8に対して、1回のプレス動作で抜き加工と型押し加工とを同時に施すことで、広告表示シート10を製造するようになっている。
詳細には、図11に示すように、まず、下型46と上型47との間に、シート材料8を挿入・配置する(図11(a)(b)参照)。このシート材料8は、例えば、自立できない程度の柔軟性を有する合成樹脂シート(例えば、PET、PP等のプラスチック板)からなり、その厚さは例えば0.2〜0.4mmである。次いで、上型47を下降させて、シート材料8を間に挟み込んだ状態で、抜き型45の裁断刃45aと受け部45bとを密接させるとともに、押し型44の受け段差44aと押圧段差44bとを密接させる。これにより、抜き型45によりシート材料8を矩形状に裁断してシート体11が形成されると共に、押し型44により、シート体11の外縁を型押して所望形状の段差部12が形成される(図11(c))。その後、上型47を上昇させる(図11(d)参照)。このようにして、プレス機40により抜き加工と型押し加工を同時に施すことにより、シート材料8から、シート体11の外縁に段差部12が形成された広告表示シート10を製造できる(図11(e)参照)。
以上のように、本実施形態では、抜き型45と押し型44が共に装着されたプレス機40を使用することにより、一度のプレスで抜き加工と型押し加工を同時に行って、広告表示シート10を製造できる。このように抜き加工と同時に型押し加工を施すことにより、従来の成型品よりも短時間かつ低コストで、広告表示シート10を製造することができる。
以上、添付図面を参照しながら本考案の好適な実施形態について説明したが、本考案は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、実用新案登録請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本考案の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、広告表示シート10の形状は、上記実施形態のような矩形状に限定されず、正方形、平行四辺形、台形、菱形、三角形、五角形、六角形等の各種の多角形や、円形、半円形、楕円形、半楕円形、矩形状に突出部を設けた形状(例えば図12(e)参照)など、任意の形状であってよい。なお、図12(a)〜(f)は、本発明の広告表示シートの変更例10A〜10Fを示す正面図である。
また、上記実施形態では、広告表示シート10を自動販売機20に取り付ける取付手段として、両面接着テープ30を用いたが、本考案はかかる例に限定されない。取付手段として、例えば、糊、接着剤等の各種の接着手段や、ネジ、クリップ、バインダー等の固定部材を利用してもよいし、或いは、自動販売機20に形成された差し込みスリットに広告表示シート10を差し込んで取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、シート体11の外縁全周(四辺)に段差部12を形成したが、本考案はかかる例に限定されず、シート体11の外縁のうち、段差部がシート体11の起立状態を維持するための補強機能を発揮する範囲であれば、任意の位置に段差部を形成することができる。さらに、効率的な補強の観点からは、段差部は、自動販売機20にして接着されるシート体11の接着縁(例えば下辺)とは異なる方向に延びる縁(例えば右辺及び左辺)に段差部を形成することが好ましく、また、シート体11の長辺を接着縁とし、シート体11の短辺に段差部を形成することが好ましい。
例えば、広告表示シート10の長辺である下辺を接着縁として、広告表示シート10を自動販売機20の上部に上方に突き出して取り付ける場合には、図12(a)、(c)、(e)等に示すように、シート体11の左辺と右辺にのみ段差部(即ち、右辺段差部12aと左辺段差部12b)を形成し、上辺と下辺には段差部を形成しないようにしてもよい。逆に、広告表示シート10の左辺又は右辺を接着縁として、自動販売機20の正面側部又は側面に側方に突き出して取り付ける場合には、シート体11の上辺と下辺にのみ段差部(即ち、上辺段差部12cと下辺段差部12d)を形成してもよい。
また、図12(b)に示すように、シート体11の外縁のみならず、シート体11の内部を縦断若しくは横断するように内部段差部12eを形成してもよい。この内部段差部12eによって、シート体11を更に強固に補強して、撓みを更に抑制できる。また、図12(c)、(d)に示すように、シート体11の内部に、各種の図形、文字等を表す表示用段差部12fを形成してもよい。この表示用段差部12fにより、各種の情報を広告表示できると共に、シート体11の補強を増強して撓みを更に抑制できる。また、図12(f)に示すように、シート部11の直線的な外縁のみならず、曲線的な外縁に段差部12gを形成してもよい。
また、上記実施形態では、段差部12の断面形状はL字形であったが、本考案はかかる例に限定されず、シート体11が起立状態を維持できるように補強するものであれば、段差部12の断面形状として任意の形状を採用できる。例えば、図13に示すように、段差部12の断面形状は、鈎型(図13(a)参照)、階段形状(図13(b)参照)、四半円形状(図13(c)参照)、半円形状(図13(d)参照)、V字形(図13(e)参照)、波形(図13(f)参照)などであってもよい。
従来の広告表示シートが取り付けられた自動販売機を示す側面図である。 従来の広告表示シートにおける接着テープの接着位置を示す正面図である。 従来の広告表示シートが取り付けられた自動販売機を示す正面図である。 本考案の一実施形態にかかる広告表示シートを示す正面図(a)、平面図(b)、側面図(c)である。 図4(a)のA−A線拡大断面図(a)、B−B線拡大断面図(b)である。 同実施形態にかかる広告表示シートにおける接着テープの接着位置を示す正面図である。 同実施形態にかかる広告表示シートが取り付けられた自動販売機を示す正面図(a)および側面図(b)である。 従来の広告表示シートの製造に用いられる裁断機を示す平面図である。 図8の裁断機を用いた従来の広告表示シートの製造方法を示す工程図である。 本考案の一実施形態にかかる広告表示シートの製造に用いられるプレス機を示す平面図である。 図10のプレス機を用いた本実施形態にかかる広告表示シートの製造方法を示す工程図である。 同実施形態にかかる広告表示シートの形状の変更例を示す正面図である。 同実施形態にかかる広告表示シートの段差部の変更例を示す正面図である。
符号の説明
8 シート材料
10 広告表示シート
11 シート体
12 段差部
12a 右辺段差部
12b 左辺段差部
12c 上辺段差部
12d 下辺段差部
20 自動販売機
30 接着テープ
40 プレス機
44 押し型
44a 受け段差
44b 押圧段差
45 抜き型
45a 裁断刃
45b 受け部
46 下型
47 上型

Claims (7)

  1. 自動販売機に取り付けられる自動販売機用広告表示シートであって、
    柔軟性を有するシート体と、
    前記シート体の外縁の少なくとも一部に形成された段差部と、
    を備えることを特徴とする、自動販売機用広告表示シート。
  2. 前記段差部は、前記シート体の外縁のうち、前記シート体の起立状態を維持するための補強機能を発揮する範囲に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の自動販売機用広告表示シート。
  3. 前記段差部は、前記シート体の外縁のうち、前記自動販売機にして接着される前記シート体の接着縁とは異なる方向に延びる縁に形成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の自動販売機用広告表示シート。
  4. 前記自動販売機の上部に上方に向けて突き出すように取り付けられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の自動販売機用広告表示シート。
  5. 前記段差部は、前記シート体の外縁のうち少なくとも略鉛直方向に延びる縁に形成されることを特徴とする、請求項4に記載の自動販売機用広告表示シート。
  6. 前記シート体は、起立配置されたときに自立不能な程度の柔軟性を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の自動販売機用広告表示シート。
  7. 前記シート体を形成するための抜き型と、前記シート体の外縁に前記段差部を形成するための押し型とが装着されたプレス機を用いて、シート材料に対して、1回のプレス動作で抜き加工と型押し加工とを同時に施すことで製造されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の自動販売機用広告表示シート。
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