JP6180770B2 - 物品陳列・収納台 - Google Patents
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Description
、陳列棚や陳列台に並ぶ商品を顧客自身が手にとってレジで購入するセルフ方式が主流と
なってきている。そして、このようなセルフ方式の店舗では、販売する商品だけでなく、
顧客に試用させるためのテスターを陳列するため、季節ごと、あるいは新商品発売のキャ
ンペーンごとに、専用の陳列台を用意することが多い。
1〜5が設けられており、それらの凹部1〜5内に、口紅、ファンデーション、マニキュ
ア等の多数のテスターを見栄えよく、コンパクトに陳列することができるようになってい
る(特許文献1を参照)。
形されており、一定の強度を確保するために、どの部分も比較的厚肉に設定されている(
例えば2〜3mm程度)。このため、全体重量が重く、搬送や設置に手間を要するという
問題がある。また、ブロー成形や射出成形において上下方向に型を抜く場合、賦形するこ
とのできる凹部の深さに限界があり、背の高い商品を安定して保持できるような深い凹部
を成形することができないという問題もある。さらに、このような陳列台は、季節の変化
や新商品キャンペーンの終了とともに廃棄処分され、つぎの商品を陳列する新しい陳列台
に交換されるため、リサイクルできない樹脂を多用した成形品は、環境保全の点から好ま
しくないという問題もある。
を紙材で置き換えたものが提案され、汎用されるようになっている(特許文献2、3を参
照)。
は、商品陳列用の凹部を商品の形状に合わせて複雑な曲面にしたり、陳列面を傾斜させた
り、段差を多く設けたりする必要から、その全てを紙材で構成することは手間とコストが
かかり、実用的でない。そのため、依然として、陳列台の大部分に、ブロー成形や射出成
形によって成形された、比較的厚みの厚い樹脂成形品が用いられており、その改善が強く
望まれている。
かも陳列・収納する物品の多様化に対応することができ、陳列・収納台自体のデザインの
自由度も大きい、優れた物品陳列・収納台の提供をその目的とする。
くは傾斜姿勢に折り立てられた膨出部の頂面に形成された物品陳列用もしくは物品収納用
の凹部が、膨出部の頂面と側面にまたがって開口する切欠き形状になっている物品陳列・
収納台を第3の要旨とし、そのなかでも、特に、上記ベース部材において、直立姿勢もし
くは傾斜姿勢に折り立てられた膨出部の、物品陳列用もしくは物品収納用の凹部が形成さ
れた頂面が、紙製カバー部材によって被覆されており、上記膨出部の頂面と側面にまたが
って開口する凹部の、側面に開口する部分が、物品陳列用もしくは物品収納用の開口とし
て用いられるようになっている物品陳列・収納台を第4の要旨とする。
ト材を型成形する際に、膨出部の頂面において、面方向に沿って延びる凹部を形成してお
き、この膨出部を垂直もしくは所定の角度に折り立てることによって作製することができ
るため、凹部の形状や深さ、配置に制限がなく、さまざまなバリエーションの凹部を簡単
に得ることができる。したがって、陳列・収納する物品の多様化に容易に対応することが
でき、また陳列・収納台自体のデザインの自由度も大きい、という利点を有している。と
りわけ、上下に型を抜いて直接陳列用凹部を賦形するという従来法では、その深さに限界
があったところ、本発明では、型成形によって水平方向に延びる凹部を形成し、その凹部
が形成された膨出部を直立姿勢もしくは傾斜姿勢に折り立てて物品陳列・収納台として用
いるため、上記凹部の延びる方向を水平方向から垂直方向もしくは傾斜方向に変えて深さ
の深い凹部を得ることができる。したがって、細長い棒状のテスター等を陳列するのに適
した物品陳列・収納台を、簡単に得ることができる。
げられる。すなわち、まず第1の方法としては、樹脂製シート材からベース部材となる成
形品をつくる際、線状境界部を挟んで対峙する二つの膨出部を形成し、片方の膨出部を、
上記線状境界部を回動中心として折り立て、その片方の膨出部の立ち上がり面を他方の膨
出部の立ち上がり面に当接させて直立姿勢もしくは傾斜姿勢にする方法である。また第2
の方法としては、同じくベース部材となる成形品をつくる際、帯状境界部を挟んで対峙
する二つの膨出部を形成し、片方の膨出部を、上記帯状境界部との境界線を回動中心とし
て折り立て、その片方の膨出部の立ち上がり面を上記帯状境界部に当接させて直立姿勢も
しくは傾斜姿勢にする方法である。これらいずれの方法によっても、簡単に、複雑な凹凸
形状を有する物品陳列・収納台を得ることができる。
勢に折り立てられた膨出部の頂面に形成された物品陳列用もしくは物品収納用の凹部が、
膨出部の頂面と側面にまたがって開口する切欠き形状になっているものは、直立姿勢もし
くは傾斜姿勢になった膨出部において、その開口した切欠き部を利用して物品の陳列・収
納を行うことができ、より使い勝手のよいものとなる。
り立てられた膨出部の、物品陳列用もしくは物品収納用の凹部が形成された頂面が、紙製
カバー部材によって被覆されており、上記膨出部の頂面と側面にまたがって開口する凹部
の、側面に開口する部分が、物品陳列用もしくは物品収納用の開口として用いられるよう
になっているものは、直立姿勢もしくは傾斜姿勢になった膨出部において、その開口した
切欠きを利用して物品の陳列・収納を行う際、そのままでは物品が脱落しやすい形であっ
ても、上記膨出部の頂面部分を被覆する紙製カバー部材が、凹部内から物品が脱落するの
を防止するため、好適である。
、以下の実施の形態に限定されるものではない。
す斜視図である。この陳列台は、手前側に、ファンデーションやフェイスカラー、チーク
カラーといった浅皿状のテスターを陳列するための3種類の凹部10、11、12を有す
る第1の陳列部13が設けられ、奥側に、リップカラー等の棒状のテスター14を陳列す
るための深い凹部15が、所定個ずつ高さを変えて左右方向に並んだ状態で設けられた第
2の陳列部16が設けられている。
された樹脂製のベース部材20と、図3、図4に示すような、2種類の紙製カバー部材2
1、22によって構成されている。そして、上記ベース部材20のうち、第1の陳列部1
3を構成する部分(第1の膨出部)13aには、その陳列面となる面17に、3種類の凹
部10、11、12が設けられており、この面17の上に重ねられる紙製カバー部材21
(図1、図3を参照)の大きな開口23から、これらの凹部10、11、12がそのまま
露出するようになっている。
aは、上記第1の陳列部13を構成する部分(第1の膨出部)13aより背が高くなるよ
う設定されており、向かって左から右に階段状に並ぶ3つの陳列面24、25、26と、
陳列面26の右側において一段低く設定された陳列面27とを備えている。そして、上記
陳列面24、25と陳列面27の奥端面に、最も高い陳列面26の上端面と高さを揃えた
背面部18、19が設けられている。
部15(図1参照)となる半凹部15aが所定数ずつ形成されている。これらの半凹部1
5aは、上記階段状の陳列面24〜27だけでなく、第2の陳列部16の前端面28側に
も開口しており、完全な凹部ではなく切欠き形状になっている(本発明において、「半凹
部」も「凹部」に含む趣旨である)。なお、上記階段状に並ぶ3つの陳列面24、25、
26の左右の縁部と奥側の縁部は、所定高さだけ立ち上がっており、各陳列面24、25
、26の縁部が、この立ち上がり部29によって、平面視コ字状にガイドされている。
薄肉の樹脂製シート材(この例では厚み0.5mmのポリエチレンテレフタレート製シー
ト材)を準備し、真空成形によって、図5に示すように、上記第1の陳列部13となる第
1の膨出部13aと、上記第2の陳列部16となる第2の膨出部16aとが一体的に賦形
された成形品30を得る。
なる面31がやや後ろに傾斜したテーパ面となっており、その反対側の、第2の膨出部1
6aと対峙する側の立ち上がり面32が、手前に向かって45°傾斜したテーパ面になっ
ている。また、陳列時に左右の側面となる面33、34は垂直面になっている。そして、
これら4つの面31〜34に支持される頂面35に、前記3種類の凹部10、11、12
が賦形されており、この頂面35が陳列面17(図2参照)となるようになっている。
並んで設けられており、上記第1の膨出部13aの立ち上がり面32と対峙する立ち上が
り面36が、手前側から奥側に向かって45°の上り傾斜のテーパ面になっている。また
、陳列時に左右の側面となる面37、38は垂直面になっている。そして、この膨出部1
6aの頂面39は水平面になっており、その奥側の、端面40にまたがる領域に、折り立
て時に階段状になる陳列面24〜27(図2参照)が垂直に形成されているとともに、そ
の各陳列面24〜27から、テスター陳列用の半凹部15aが水平に延びた状態で形成さ
れている(図2参照)。
の膨出部16aを、上記線状境界部50を回動中心として回動させ、第1の膨出部13a
側に折り立てることにより、図6(b)に示すように、第2の膨出部16aの立ち上がり
面36を第1の膨出部13aの立ち上がり面32に当接させ、第2の膨出部16aを直立
姿勢に立てて固定する。固定は、当接する2つの立ち上がり面32、36を両面テープや
接着剤等で接着することによって行うことができる。また、全体の表面を、後述するよう
に紙製カバー部材21、22で被覆する際、紙製カバー部材21、22の固定によって、
全体を一体的に固定するようにしてもよい。
、頂面39奥側の、垂直な陳列面24〜27が水平面となる。そして、上記各陳列面24
〜27から、それぞれ半凹部15aが下向きに延びた形になる。このようにして、図2に
示す形態のベース部材20を得ることができる。
3に示す第1の紙製カバー部材21で被覆し、同じく第2の膨出部16aの表面を、図4
に示す第2の紙製カバー部材22で被覆することにより、図1に示す物品陳列台を得るこ
とができる。
することによって上記第1の膨出部13aの表面に沿う形となるため、これを両面テープ
や接着剤等で固定することにより、第1の膨出部13aと一体化することができる。
ち、○印を付けた折り目を山折りし、×印を付けた折り目を谷折りすることによって上記
第2の膨出部16aの表面に沿う形になるため、これを両面テープや接着剤等で固定する
ことにより、第2の膨出部16aと一体化することができる。
印刷することができる。またそのような色彩や柄を有する紙材を用いて作ることができる
。さらに、その正面を向いた部分や陳列面となる部分に、陳列するテスターに関連する商
品のキャッチコピーや商品情報を印刷表示することができる。
る部分には、図4に示すように、陳列面24〜27に設けられた半凹部15aの開口に対
応する配置で、平面視略四角状の切欠き穴41と、円形の切欠き穴42とが設けられてい
る。そして、上記紙製カバー部材22の、正面から向かって右端の、上記切欠き穴42が
設けられた面43は、図7に示すように、ベース部材20の陳列面27に重なり、面43
から延びる延長片44は、ベース部材20の背面部19と重なるようになっている。そし
て、陳列面27に開口する半凹部15aの正面開口部が紙製カバー部材22で被覆される
ため、この内側に、比較的長い棒状のテスター14aを差し込んで陳列することができる
。
る部分は、図7において陳列面27の後ろ側に見えているように、切欠き穴41が設けら
れた面45が、陳列面26を囲う立ち上がり部29の上面に重なり、上記切欠き穴41が
、ベース部材20の陳列面26に開口する半凹部15aと対峙するようになっている(図
2、図4を参照)。そして、陳列面26に開口する半凹部15aの正面開口部も、紙製カ
バー部材22で被覆されるため、この内側に、棒状のテスター14(図1参照)を差し込
んで陳列することができる。
低い陳列面25を被覆する部分は、図8に示すように、切欠き穴41が設けられた面46
が、陳列面25を囲う立ち上がり部29の上面に重なり、上記切欠き穴41が、ベース部
材20の陳列面25に開口する半凹部15aと対峙するようになっている(図2、図4を
参照)。また、面46から延びる延長片47は、ベース部材20の背面部18と重なるよ
うになっている。そして、陳列面25に開口する半凹部15aの正面開口部も、紙製カバ
ー部材22で被覆されるため、陳列面26の場合と同様、この内側に、棒状のテスター1
4を差し込んで陳列することができる。そしてさらに一段低い陳列面24を被覆する紙製
カバー部材22の構成も、陳列面24が一段低く、背面部18と重なる延長部48の上下
方向の幅が大きくなる以外は、上記構成と同一になっており、その図示と説明を省略する
。
したベース部材20と、紙製カバー部材21、22とを組み合わせただけのものであるた
め、非常に軽量で取り扱いやすくなっている。しかも、従来のブロー成形品や射出成形品
に比べて樹脂材の使用量を大幅に低減することができ、しかも型成形による凹凸の賦形が
容易であるため、製造コストが安いという利点を有する。また、これを廃棄しても環境へ
の負荷が小さいという利点がある。もちろん、紙製カバー部材21、22をベース部材2
0から剥がして新しいものに交換し、内側のベース部材20はそのまま再利用すれば、よ
り環境に優しい、経済的な物品陳列台となる。
よって賦形してなる膨出部(第2の膨出部16a)の面方向に沿って延びる半凹部15a
を、この膨出部16aを折り立てることによって角度を変えたものである。したがって、
凹部15の形状や深さ、配置に制限がなく、さまざまなバリエーションの凹部15を簡単
に得ることができる。このため、陳列・収納する物品の多様化に容易に対応することがで
き、また陳列・収納台自体のデザインの自由度も大きい、という利点を有している。とり
わけ、上下に型を抜いて直接陳列用凹部を賦形するという従来法では、その深さに限界が
あったのに対し、この物品陳列台によれば、型成形時に賦形する膨出部の面方向に沿って
長く延びる凹部を形成しておけば、その膨出部を折り立てるだけで、深さの深い凹部を簡
単に得ることができる。したがって、細長い棒状のテスター等を陳列するのに適した物品
陳列台を、低コストで簡単に得ることができる。
含め、凹凸形状が、真空成形によって賦形されており、凹凸の角部にRがつくため、紙材
を組み立てて凹凸形成した陳列台のように角張っていない。したがって、テスター使用時
に液体や粉体等の中身がこぼれた場合や埃が溜まった場合等の拭き取りがしやすく、陳列
面を清浄に保つことができるという利点を有する。
形によって賦形できる樹脂材料からなるものが用いられ、ポリエチレンテレフタレート(
PET)の他、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(
PS)等の熱可塑性樹脂があげられる。なかでも、再生PETを用いることが、コストお
よび省資源の点で好適である。
るベース部材20の大きさ等にもよるが、通常、0.1〜0.8mmの範囲に設定するこ
とが好適である。すなわち、厚みが薄すぎると型成形が容易でなく、保形性の点でも好ま
しくない。逆に、厚みが厚すぎると、陳列台が重たいものとなり、取り扱いにくくなる上
、省資源の点からも好ましくない。
は、真空成形の他、圧空成形やプレス成形等、樹脂製シート材を型成形によって凹凸形状
を賦形する各種の成形方法を用いることができる。
ればどのようなものであってもよいが、例えば0.1〜2.0mm程度の厚みであること
が、ベース部材20に沿う形状に折ったり切り目を入れたりする作業性の点で好適である
。また、その表面に、文字や模様を印刷する場合は、その表面が平滑で、印刷特性に優れ
ているものが好適である。もちろん、デザイン的な点から、和紙テイストのものや、毛羽
立ったもの、予め細かい凹凸模様が付与されたもの等を用いることもできる。
3aと第2の膨出部16aの傾斜した立ち上がり面32、36を利用して、第2の膨出部
16aを直立させるようにしたが(図6を参照)、互いに当接させる立ち上がり面32、
36の傾斜角度は、必ずしも上記の例のように45°にする必要はない。
させる立ち上がり面32の角度を45°とし、第2の膨出部16aの、上記立ち上がり面
32と当接させる立ち上がり面36の角度を45°より大きい角度(例えば60°)にす
れば、第2の膨出部16aを、やや後方に傾いた傾斜姿勢にすることができる。この場合
も、上記の例と同様の紙製カバー部材21、22によって、その表面を被覆する。
当接させる立ち上がり面32、36を、ともに45°より大きい角度にして、より後方に
傾いた傾斜姿勢にしてもよい。この構成によれば、第2の膨出部16aに形成された半凹
部15aの前面を、紙製カバー部材22によって被覆しなくても、テスター14を斜めに
安定して保持することができるため、テスター14全体を見せた状態で陳列することがで
きる。
いる成形品30′として、互いに対峙する立ち上がり面32、36がともに垂直に設定さ
れた第1の膨出部13aと第2の膨出部16aとを、上記立ち上がり面32、36の高さ
(立ち上がり幅)と同じ距離だけ離して成形したものを用いることができる。この成形品
30′によれば、二つの膨出部13a、16aの間に、平坦な帯状境界部60が設けられ
ており、図10(b)に示すように、上記第2の膨出部16aを、上記帯状境界部60と
の境界線Pを回動中心として第1の膨出部13a側に折り立てることにより、図10(c
)に示すようなベース部材20′を得ることができる。なお、これらの図において、図2
に示すベース部材20と同様の部分に同一の番号を付して、その説明を省略する。
に示す)22′を取り付けることによって、目的とする物品陳列台を得ることができる。
なお、上記紙製カバー部材22′には、ベース部材20′の陳列面26に開口する半凹部
15aと重なる切欠き穴61が設けられた面62と、その後端縁から立ち上がる背面部6
3とが設けられており、この背面部63に、宣伝広告等を表示できるようになっている。
る成形品30″として、互いに対峙する立ち上がり面32、36がともに垂直に設定され
た第1の膨出部13aと第2の膨出部16aとを、上記立ち上がり面32、36の高さ(
立ち上がり幅)の略2倍の距離だけ離して成形したものを用いることができる。この成形
品30″によれば、二つの膨出部13a、16aの間に、幅の広い帯状境界部70が設け
られており、図11(b)に示すように、上記二つの膨出部13a、16aを、上記帯状
境界部70との境界線P、Qを回動中心として互いに相手側に向かって折り立てることに
より、図11(c)に示すようなベース部材20″を得ることができる。なお、上記二つ
の膨出部13a、16aには、その成形時に、それぞれ膨出する頂面から立ち上がり端面
にかけて開口する凹部71、72が形成されており〔図11(a)を参照〕、二つの膨出
部13a、16aを折り立てた状態で、両凹部71、72を突き合わせることにより、上
向きに大きな開口を有する凹部73が形成されるようになっている。
に安定した物品陳列台となるため、上記凹部73内に、大型の商品模型等を嵌め込んで陳
列することにより、非常にアイキャッチ効果の高いPOPをつくることができる。
に代えて、小さな凹部を多数、左右に並べて形成することにより、商品やテスターを並べ
て陳列することのできる陳列台に用いることができる。あるいは、上記凹部73よりも大
きな開口を有する凹部を形成することにより、多数の商品をストックすることのできる収
納台に用いることができる。
を、一枚の樹脂製シート材を用いて一続きで賦形することにより、手前に2段の陳列部を
有し、奥側にもう1段高い陳列部(もしくは収納部)を有する、多段の陳列台を簡単に得
ることができる。
境負荷も小さいことから、キャンペーンやイベントごとに使い捨ててもよいが、ベース部
材20(20′、20″を含む)をそのまま利用して紙製カバー部材21、22等を交換
すれば、破棄する部分が紙材だけですみ、さらに環境負荷を軽減することができ、好適で
ある。
く、しかも陳列・収納する物品の多様化に対応することができ、陳列・収納台自体のデザ
インの自由度も大きい物品陳列・収納台に利用することができる。
13a 第1の膨出部
15a 半凹部
16a 第2の膨出部
20 ベース部材
32、36 立ち上がり面
50 線状境界部
Claims (4)
- 物品を陳列もしくは収納するための陳列・収納台であって、型成形によって凹凸形状が付与された樹脂製シート材からなるベース部材と、上記ベース部材の外表面の少なくとも一部を被覆するための紙製カバー部材とを備え、
上記ベース部材には、ベース部材を折り立てる前の平たく開いた状態において所定の領域が上向きに膨出する膨出部が少なくとも二つ並んで設けられ、その膨出した頂面に物品陳列用もしくは物品収納用の凹部が形成されているとともに、並設された二つの膨出部の間に、片方の膨出部を他方の膨出部に向かって折り立てるための線状境界部が設けられており、
上記線状境界部を挟んで対峙する両膨出部の立ち上がり面がともに傾斜状に形成され、
上記二つの膨出部のうち片方の膨出部が、上記線状境界部を回動中心として他方の膨出部側に向かって折り立てられ、折り立てられた方の膨出部の傾斜した立ち上がり面が他方の膨出部の傾斜した立ち上がり面に当接して直立姿勢もしくは傾斜姿勢となった状態で固定され、その状態で、上記物品陳列用もしくは物品収納用の凹部に物品が陳列もしくは収納されるようになっていることを特徴とする物品陳列・収納台。 - 物品を陳列もしくは収納するための陳列・収納台であって、型成形によって凹凸形状が付与された樹脂製シート材からなるベース部材と、上記ベース部材の外表面の少なくとも一部を被覆するための紙製カバー部材とを備え、
上記ベース部材には、ベース部材を折り立てる前の平たく開いた状態において所定の領域が上向きに膨出する膨出部が少なくとも二つ並んで設けられ、その膨出した頂面に物品陳列用もしくは物品収納用の凹部が形成されているとともに、並設された二つの膨出部の間に、二つの膨出部の少なくとも一方を垂直に折り立てるための帯状境界部が設けられており、
上記帯状境界部を挟んで対峙する両膨出部の少なくとも一方の立ち上がり面が垂直状に形成され、
上記二つの膨出部のうち、立ち上がり面が垂直状に形成された少なくとも一方の膨出部が、上記帯状境界部との境界線を回動中心として垂直に折り立てられ、折り立てられた膨出部の垂直な立ち上がり面が上記帯状境界部に当接して直立姿勢となった状態で固定され、その状態で、上記物品陳列用もしくは物品収納用の凹部に物品が陳列もしくは収納されるようになっていることを特徴とする物品陳列・収納台。 - 上記ベース部材において、直立姿勢もしくは傾斜姿勢に折り立てられた膨出部の頂面に形成された物品陳列用もしくは物品収納用の凹部が、膨出部の頂面と側面にまたがって開口する切欠き形状になっている請求項1または2記載の物品陳列・収納台。
- 上記ベース部材において、直立姿勢もしくは傾斜姿勢に折り立てられた膨出部の、物品陳列用もしくは物品収納用の凹部が形成された頂面が、紙製カバー部材によって被覆されており、上記膨出部の頂面と側面にまたがって開口する凹部の、側面に開口する部分が、物品陳列用もしくは物品収納用の開口として用いられるようになっている請求項3記載の物品陳列・収納台。
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