JP3644705B2 - 棒状化粧材繰出容器 - Google Patents

棒状化粧材繰出容器 Download PDF

Info

Publication number
JP3644705B2
JP3644705B2 JP28861794A JP28861794A JP3644705B2 JP 3644705 B2 JP3644705 B2 JP 3644705B2 JP 28861794 A JP28861794 A JP 28861794A JP 28861794 A JP28861794 A JP 28861794A JP 3644705 B2 JP3644705 B2 JP 3644705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
push rod
decorative material
female
stick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28861794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08126526A (ja
Inventor
淳 大庭
強 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Suzuno Kasei Co Ltd
Original Assignee
TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Suzuno Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD., Suzuno Kasei Co Ltd filed Critical TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Priority to JP28861794A priority Critical patent/JP3644705B2/ja
Publication of JPH08126526A publication Critical patent/JPH08126526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3644705B2 publication Critical patent/JP3644705B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
    • A45D2040/208Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder the relative movement being made by a rotating action, e.g. effected by a screw

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、棒状化粧材(口紅やアイライン等)の繰出容器に関する。特には、部品点数が少なく、かつ組立の容易な棒状化粧材繰出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の棒状化粧材繰出容器の繰出機構の一例を示す断面図である。棒状化粧材(図示されず)の尾部を支持する支持皿17が、押棒21に駆動されて、先筒スリーブ15の中を上下に摺動する。これによって、支持皿17の中に差し込まれている棒状化粧材が、スリーブ15の先端口11から出入りする。
【0003】
押棒21の上下駆動は、押棒21のオネジ111と、メネジ筒117のメネジ突起113とを相対的に回転させることにより行う。図5の棒状化粧材繰出容器においては、押棒21は支持皿17と一体物であり、支持皿17と先筒スリーブ15との間は、支持皿17尾部外面の回り止め突起83と、先筒スリーブ15内面の回り止め溝81とが係合して回り止めとなっているので、結局押棒21と先筒スリーブ15とは同期回転する。したがって、先筒スリーブ15とメネジ筒117とを相対回転させてやれば、棒状化粧材を駆動することができる。
【0004】
このような棒状化粧材繰出容器において問題となるのが、押棒21の繰り出しエンドの決め方である。繰出容器を繰り出しているうちに、押棒21がメネジ筒117から抜け出してしまっては、マズイ。エンドの決め方には様々なやり方がある。例えば、支持皿17と先筒スリーブ15との間に係止段部を設け、そこに先筒スリーブ15を当てて止めてしまうやり方がある。しかし、先筒スリーブ15や支持皿17は薄いので、有効な段部を設けることは難しい。
【0005】
そこで、一般的には、図5のように、押棒21の尾端に径大部ストッパー(115)を設けて、これとメネジ筒117の一部(例えばメネジ突起113そのもの)とを当接させて、繰り出し限を定めるストッパーとしている。
【0006】
ところが、部品点数削減のために、支持皿17と押棒21とを一体物とする場合であって、支持皿17の外径を押棒21の外径よりも大とする場合(図5のような場合)、押棒21とメネジ筒117との組立てに問題が生じる。すなわち、押棒21をメネジ筒117に通す際に、支持皿17かストッパー115のどちらかが、メネジ突起113と干渉してしまう。
【0007】
図5の棒状化粧材繰出容器においては、この問題を解決するため、メネジ筒117を割り(スリット)入りとしている。すなわち、メネジ筒117の上端部に軸方向の割り119を入れ、押棒21尾部のストッパー115をメネジ筒117内に入れる時は、この割119を開いて左右のメネジ突起113、113’同士の間隔を広げることとしている。
【0008】
図6は、他の従来例(実開昭59-130612 号)の棒状化粧材繰出容器の構造を示す部分破断分解斜視図である。この棒状化粧材繰出容器も、基本的な繰り出しメカニズムは図5の棒状化粧材繰出容器と同じである。すなわち、化粧材支持皿141の下部に一体に押棒143が連結されており、押棒143の尾部にはストッパー145が突出している。支持皿141は、先筒スリーブ149の内面を摺動する。押棒143外面のオネジは、メネジ筒157上部内面のメネジ155と螺合する。
【0009】
図6の棒状化粧材繰出容器の押棒143のストッパー145は、下向きのクサビのような形をしている。すなわち、ストッパー145の下側面はテーパ146となっており、上側は横に張り出す当接面144となっている。このストッパー145と係合するのが、先筒スリーブ149内面に張り出しているフランジ151である。
【0010】
すなわち、フランジ151の内側のフランジ穴153は、ちょうど押棒143の尾端のストッパー145部の断面と対応する形状をしている。ただし、フランジ穴153の平行して対向する平行壁間の間隔は、押棒143のストッパー145部の幅よりもやや狭くなっている。なお、押棒143の裏側にも、同様のストッパーが設けられている。
【0011】
したがって、先筒スリーブ149に押棒143を組込む時は、支持皿141を下に押して、押棒143のストッパー145が、先筒スリーブ149のフランジ穴153を通るようにする(圧入する)。ストッパー145の下のテーパ146は、圧入をやりやすくするためのものである。そして、ストッパー145がフランジ穴153を通過した後は、ストッパー145上面の当接面144がフランジ151の下面に当接して、押棒143が先筒スリーブ149から抜け出さなくなる。これで、押棒143の繰り出し端が定まる。
【0012】
図7は、他の従来例(実開昭59-31316号)の棒状化粧材繰出容器の構造を示す断面図である。この繰出容器の繰り出しメカニズムも、基本的には、他の従来例と同様である。すなわち、押棒(中空)125の尾部にはオネジ状突起126が立設されており、この突起126がメネジ筒120内面のメネジ131と螺合している。押棒125の外面には、縦溝127が切られており、この溝127には、回転筒122上端の係合突起128が係合している。この状態で、回転筒122とメネジ筒120とを相対的に回転させれば、押棒125が繰り出される。
【0013】
図7の棒状化粧材繰出容器においては、繰り出し端は、基本的には、係合突起128と縦溝127下端の当接により定まる。しかし、この当接関係は極めて弱いので、少し力を入れて容器をねじると、さらに押棒が繰り出される恐れが大いにある。そこで、図7(A)に示されているように、強い力がかかると、オネジ状突起126の部分が内側にベンドして、突起126とメネジ131との螺合がはずれ、ネジが空回りしてしまう。この空回りにより、押棒125の繰り出し端が実質的に定められる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述の図5の棒状化粧材繰出容器には次のような問題点がある。すなわち、メネジ突起113が割り(スリット)119によって分割されているため、メネジとオネジの接触をタイトにすると、オネジがメネジのパーティングライン等に引っかかりやすく、回転にやや円滑さを欠く。また、メネジ筒117の割り119を広げながら押棒21をメネジ筒117中に組み込まなければならないので、組立に難がある。
【0015】
上述の図6の棒状化粧材繰出容器には次のような問題点がある。すなわち、ストッパー145をフランジ穴153に通す際に単に圧入するだけなので、ストッパー145をあまりフランジ穴153よりは大きくはできない。そのため、当接面144とフランジ151下面との当接関係も甘くならざるを得ない。また、圧入時には、支持皿141の上端面を下に押すこととなるが、この際に薄い支持皿141が変形する恐れがある。
【0016】
上述の図7の棒状化粧材繰出容器には次のような問題点がある。すなわち、繰り出し端になる都度に、オネジ状突起126のあるベンド片130が曲がることとなると、ベンド片130が内側に永久変形を起こす恐れがある。そうなると、わずかの抵抗で、オネジ状突起126とメネジ131との螺合が外れてしまい、棒状化粧材の繰り出しが不能となってしまう。
【0017】
本発明は、上述の従来技術のような欠点のない、組立が容易で、部品点数が少なくて済む棒状化粧材繰出容器を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様の棒状化粧材繰出容器は、
棒状化粧材の尾部を支持する化粧材支持皿、及び、この化粧材支持皿から下方に伸びる該支持皿よりも外径の小さいオネジ付きの押棒、からなる皿付押棒と、
棒状化粧材が出入りする先端口を有するとともに、化粧材支持皿を軸方向摺動自在に案内する内孔を備えた先筒スリーブと、
皿付押棒のオネジと螺合するメネジを備えたメネジ筒と、を具備し、
上記皿付押棒と先筒スリーブとの間には、両者を軸方向摺動自在かつ回動不能に係合させる回り止め係合部が設けられており、
上記先筒スリーブには、上記メネジ筒を回動自在に連結する回動連結部が設けられており、
上記先筒スリーブとメネジ筒とを相対的に回転させることによって上記皿付押棒を進退させるようにした容器ユニットを備え;
上記押棒の尾部にコの字のスリットによって押棒の外周面に突出した外突部を有する舌状の上記押棒のベンドストッパーが設けられており、
上記メネジ筒のメネジ部下方には当接面が設けられており、
上記容器ユニットの組立時に上記押棒を上記メネジ筒に通す際は、上記押棒のベンドストッパーは内側にベンドして上記メネジ部を通過可能であり、
上記容器ユニットの組立後は、上記押棒のベンドストッパーは元の形態に復帰して上記押棒のベンドストッパーが前記メネジ筒の当接面に当接することにより上記皿付押棒の繰り出し限を画することを特徴とする。
【0019】
本発明の棒状化粧材繰出容器における繰り出しメカニズムは、前述の従来の棒状化粧材繰出容器のそれと同様である。すなわち、化粧材支持皿・押棒(皿付き押棒)と先筒スリーブとが同期回転する。これらの部品とメネジ筒とを相対的に回転させると、押棒外面のオネジとメネジ筒内のメネジとが相対的に回転して、押棒が繰り出し引き込みされる。一方、本発明の特徴部分である押棒の繰り出し端に関しては、ベンドストッパーのストッパー外突部が、メネジ筒のストッパーの当接面に当接することにより定まる。この際には、部材中においてなんら変形は起こらない。また、組立時には、ベンドストッパーが内側にベンドするので、押棒を容易にメネジ筒内に通すことができる。この際のベンドはただ一回(組立はただ一回)なので、このベンドに伴う永久変形の問題は生じない。
【0020】
本発明の棒状化粧材繰出容器においては、上記押棒外周面のベンドストッパーのさらに尾端側に、上記メネジと螺合する組立案内用の突起が設けられていることが好ましい。この案内用の突起をメネジ筒内のメネジと螺合させてネジ込むように組み立てれば、スムーズに組立作業を行うことができる。
【0021】
本発明の他の一態様の棒状化粧材繰出容器は、
棒状化粧材の尾部を支持する化粧材支持皿、及び、この化粧材支持皿から下方に伸びる該支持皿よりも外径の小さいオネジ付きの押棒、からなる皿付押棒と、 棒状化粧材が出入りする先端口を有するとともに、化粧材支持皿を軸方向摺動自在に案内する内孔を備えた先筒スリーブと、
皿付押棒のオネジと螺合するメネジを備えたメネジ筒と、を具備し、
上記皿付押棒と先筒スリーブとの間には、両者を軸方向摺動自在かつ回動不能に係合させる回り止め係合部が設けられており、
上記先筒スリーブには、上記メネジ筒を回動自在に連結する回動連結部が設けられており、
上記先筒スリーブとメネジ筒とを相対的に回転させることによって上記皿付押棒を進退させるようにした容器ユニットを備え;
上記メネジ筒の外周面には、突出した外突部を有するベンドストッパーを備え、
上記メネジ筒の外周に嵌合する外筒を設け、この外筒の内孔に段部を一体に形成し、
上記容器ユニットと上記外筒との組立時には、上記メネジ筒のベンドストッパ ーは内側にベンドして上記外筒の内孔の上記段部を通過可能であり、
上記容器ユニットと上記外筒の組立後には、上記メネジ筒のベンドストッパーは元の形態に復帰して上記外筒の上記段部に当接して上記メネジ筒と上記外筒とが軸方向に係止されるとともに、上記外筒の内孔と上記メネジ筒の外周面とが係合することにより上記容器ユニットと上記外筒とが回動不能に係止されることを特徴とする。
【0022】
この態様の棒状化粧材繰出容器においては、メネジ筒と外筒との間の係止にベンドストッパー構造を利用している。このため、メネジ筒や、あるいは、メネジ筒及び支持皿、押棒、先筒スリーブの組み立て体である容器ユニットと、外筒との組立が非常に楽である。なお、上述の押棒と先筒スリーブとの間の回り止め係合部は、押棒と先筒スリーブとが同期回転するものであれば、その位置・形状は問わない。
【0023】
なお、従来の棒状化粧材繰出容器における、代表的な両者の組み立て方法は、容器ユニットをすべてハカマ部材内に組み込んだ後に、キャップ嵌合部材を圧入してユニット側の部品の脱落を防止するというものであった。この方法は、容器ユニット側に不良があると、高価な化粧外筒も含めて繰出容器全体がオシャカになるという欠点があった。
【0024】
本発明の他の一態様の棒状化粧材繰出容器は、
棒状化粧材の尾部を支持する化粧材支持皿、及び、この化粧材支持皿から下方に伸びる該支持皿よりも外径の小さいオネジ付きの押棒、からなる皿付押棒と、
棒状化粧材が出入りする先端口を有するとともに、化粧材支持皿を軸方向摺動自在に案内する内孔を備えた先筒スリーブと、
皿付押棒のオネジと螺合するメネジを備えたメネジ筒と、を具備し、
上記皿付押棒と先筒スリーブとの間には、両者を軸方向摺動自在かつ回動不能に係合させる回り止め係合部が設けられており、
上記先筒スリーブは上記メネジ筒と回動自在に連結されており、
上記先筒スリーブとメネジ筒とを相対的に回転させることによって上記皿付押棒を進退させるようにした容器ユニットを備え;
上記メネジ筒の尾部に設けられ、該筒の外周面に突出した外突部を有するベンドストッパーを備え、
上記メネジ筒のベンドストッパーと当接する下端が設けられたキャップ嵌合部材、並びに上記キャップ嵌合部材の外周に固着されたハカマ部材と、とからなる外筒を備え、
上記容器ユニットと上記外筒の組立時には、上記キャップ嵌合部材の上記下端を上記メネジ筒のベンドストッパーが内側にベンドして通過し、
上記容器ユニットと上記外筒の組立後には、上記メネジ筒のベンドストッパーは元の形態に復帰して上記下端に当接して上記容器ユニットは上記外筒に軸方向に係止されるとともに、上記外筒と上記メネジ筒との間に設けられた回り止め部によって上記容器ユニットと上記外筒とが回転方向に係止されることを特徴とする。
【0025】
この態様の棒状化粧材繰出容器の特徴は、外筒がキャップ嵌合部材とハカマ部材とからなる点である。このようにするのは、ハカマ部材やキャップ嵌合部材を美麗な金属製とするなど、外筒の意匠感・高級感を出すのに適しているからである。また、キャップ嵌合部材の下端面がストッパー当接部を兼ねるため、部品点数を減らすことができるという利点がある。
【0026】
本発明の棒状化粧材繰出容器においては、上記外筒に装着可能なキャップを備え、上記ベンドストッパーと上記段部もしくは上記下端との当接関係が、着脱可能となっており、上記外筒及びキャップが容器本体を、上記容器ユニットがカートリッジを形成することとしてもよい。
【0027】
この態様の棒状化粧材繰出容器では、外筒及びキャップ以外の部品の組立体である容器ユニットがカートリッジとなる。そして、棒状化粧材を使い切った後は、新しいカートリッジを取り替えることにより、外筒とキャップとは継続使用可能である。なお、この種の棒状化粧材繰出容器にあっては、意匠性・装飾性あるいは高級感を容器に与える観点から、外筒とキャップとは、高級な材料で手の込んだ作り方をすることが多い。そのため、カートリッジ式の棒状化粧材繰出容器は、経済性と高級感の両面を実現できる利点がある。
【0028】
本発明の棒状化粧材繰出容器においては、上記先筒スリーブとメネジ筒の回動部に、両者の回動に適当な抵抗を与える回動抵抗部材が設けられていることが好ましい。上記回動抵抗部材によって得られる適当な抵抗により、繰出容器を回し過ぎて棒状化粧材を予期以上に繰り出し過ぎるようなことがなくなる。また、回転がしっくりとして、容器がガタ付くこともないので、容器の高級感が出る。
【0029】
さらに本発明の棒状化粧材繰出容器においては、次の態様がある。すなわち、上記回動抵抗部材が、メネジ筒に一対の対向するスリットを入れ、そのスリット間の帯状部にスリーブ内径と干渉する突起を形成することにより構成されている。また、上記化粧材支持皿及び押棒の芯部に貫通孔が開けられており、この孔を通して先筒スリーブ内に化粧材を充填可能である。さらに上記先筒スリーブに設けられた先端口と、上記化粧材支持皿に尾部を保持された棒状化粧材と、を備え、上記皿付押棒が進出することにより上記棒状化粧材が上記先端口から繰出される。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。図1は、本発明の一事例に係る棒状化粧材繰出容器の内部構造を示す断面図である。この実施例の棒状化粧材繰出容器1は、大きく別けて、図の左側の容器ユニット3と、図の右側の化粧外筒5から構成されている。なお、図示されてはいないが、外筒の先にはキャップが付く。
【0031】
容器ユニット3は、先筒スリーブ15、化粧材支持皿17、押棒21、メネジ筒41等の主要部から構成されている。化粧材支持皿17と押棒21は一体物(皿付押棒)となっている。先筒スリーブ15内には化粧材13が充填されている。化粧材13の尾部は、化粧材支持皿17に挿入されて支持されている。化粧材支持皿17が押棒21に駆動されて先筒スリーブ15内を上下すると、それに合わせて化粧材13が先筒スリーブ15の先端口11から繰り出し引込みされる。
【0032】
先筒スリーブ15の下部は回り止め部27となっている。回り止め部27の内径は細くなっており、内面には縦溝である回り止め溝25が軸方向に切られている。この回り止め溝25は、押棒21外面に軸方向に並んで配列された一群の突起23と係合して、押棒21と先筒スリーブ15との回り止めとなる。すなわち、先筒スリーブ15と押棒21とは同期回転する。
【0033】
先筒スリーブ15の回り止め部27のさらに下部は、回動連結部29となっている。回動連結部29の内径は比較的大きく、この内径部にメネジ筒41のメネジ部35を収容している。回動連結部29の内面とメネジ部35内面との間には、回動抵抗部材であるOリング33が組み込まれている。このOリング33によって、先筒スリーブ15とメネジ筒41との回動に適当な抵抗を与え、操作性を改善している。
【0034】
回動連結部29の尾端部内面には、連結突起31が突設されている。この突起31は、メネジ筒外面の連結溝39と係合して、先筒スリーブ15とメネジ筒41とを回動自在に連結する。
【0035】
化粧材支持皿17は有底筒状をしており、その内部に化粧材13の尾部を収納支持する。
【0036】
押棒21は、化粧材支持皿17の尾端側に一体に設けられている。押棒21の外面には、軸方向に伸びる一群の突起23が、円周方向90°振り分けで、4列突設されている。各列の上下に隣り合う突起23同士の間隔は、一定のピッチとなっている。周方向に隣り合う突起の列は、半ピッチずつ段差をつけて配列されている。したがって、これの突起23は、軸方向一線に配列されているとも言えるし、押棒21外面に仮想のスパイラルを描くように配列されているとも言える。
【0037】
押棒21外周の一群の突起23は、上述のように、軸方向一線の列となって、先筒スリーブ15の回り止め溝25と係合し、押棒21と先筒スリーブ15の回り止めとなる。さらに、突起23は、メネジ筒41のメネジ部35内面のメネジ37と螺合する。すなわち、一群の突起23が形成する仮想のスパイラルと同じスパイラル(クリアランスはある)がメネジ部35のメネジ37として形成されているのである。つまり、押棒21外面の一群の突起23は、選択のしようによって、縦条の役割も果たすし、オネジの役割も果たす。
【0038】
押棒21の尾端部には、同部外周面から外に突出する外突部52を有するベンドストッパー53が設けられている。図3は、押棒の尾端部の詳細を示す側面図(図1の横から見た図)である。ベンドストッパー53は、中空状の押棒21の壁面に切り込まれたコの字状のスリット51によって、舌状に形成されている。つまり、ベンドストッパー53は、その根本(下側)を支持部とする片持ち梁となっているため、根本を中心として曲がり易くなっている。
【0039】
ベンドストッパー53の上部は、前述のとおり、外側に突出した外突部52となっており、上端面の当接面56は、後述するメネジ部35下端の当接面38と当接して押棒21の繰り出し端を画する。
【0040】
押棒21のベンドストッパー53の下にある突起54は、組立案内用の案内突起である。押棒21をメネジ37に通す際に、この案内突起54をメネジ37に螺合させながら通すと通しやすい。
【0041】
メネジ筒41の上部は、上述のとおり、メネジ部35となっている。メネジ筒41の中段外周部には、回り止め縦条43が軸方向に多数切られている。この縦条43は、外筒69内面の回り止め縦条71とカミ合って、メネジ筒41と外筒69とが回り止めされる。
【0042】
メネジ筒41の尾端部には、押棒21尾端部のベンドストッパー53と同様の構造のベンドストッパー50が設けられている。すなわち、メネジ筒41の側壁に、コの字状にスリット47が入れられており、そのスリット47に囲まれた部分がベンドストッパー50となっている。ベンドストッパー50の上部は外側に突出する外突部49となっている。この外突部49は、後述する外筒69の内面の段部73と当接してメネジ筒41と外筒69との軸方向係止を行う。
【0043】
外筒69は、容器ユニット3の下半部の外周に嵌合される。この外筒69がなくても、容器ユニット3のみで棒状化粧材繰出容器1の基本的メカニズムは達成されている。外筒69は、もっぱら装飾のためのものである。外筒69は、円筒状をしており、その内孔61にメネジ筒41等が挿入される。外筒69の上端面62は、先筒スリーブ15外周の段部19と当接して、先筒スリーブ15の挿入エンドを定める。
【0044】
外筒69の上部外面はキャップ嵌合部63となっており、キャップ(図示されず)の尾端部を挿入してセットする。突起65は、キャップとの間に適当な係止抵抗を与える。
【0045】
外筒69内面下部の回り止め縦条71は、前述のとおり、メネジ筒41外面の回り止め縦条43と係合して、外筒69とメネジ筒41とを回り止めする。回り止め縦条71の下の段部73は、前述のとおり、メネジ筒41尾部外面のベンドストッパー50の外突部49と当接して、メネジ筒41を外筒69内で軸方向に係止する。
【0046】
図1の棒状化粧材繰出容器を使用して化粧材13を繰り出す際は、外筒69と先筒スリーブ15とを相対的に回転させる(例えば、先筒スリーブ15を左の指で持って固定し、外筒69を右手の指で回す。)そうすると、先筒スリーブ15、化粧材支持皿17、押棒21は回転せず、外筒69、メネジ筒41は回転する。そのため、押棒21外面のオネジの働きもする一群の突起23は、メネジ37に押されて、押棒21が軸方向に繰り出される(上昇する)。
【0047】
押棒21が上昇すると、押棒21尾端のベンドストッパー53も上昇し、ついには、メネジ部35下端面である当接面38に当接する。この時点で、押棒21の繰り出しは不能となり、押棒の繰り出し限を画することとなる。押棒21を引き込む時は、先筒スリーブ15と外筒69とを逆方向に回せば良い。なお、押棒21の引き込みエンドは、化粧材支持皿17の底が先筒スリーブ15内の段部に当接することにより定まる。
【0048】
なお、押棒21及び化粧材支持皿17の中芯部は中空となっているので、容器ユニットを組立てた後に、この中空孔を通して下から流動性の化粧材を先筒スリーブ15内に注入することができる。
【0049】
図2は、本発明の他の一実施例に係る棒状化粧材繰出容器の内部構造を示す断面図である。図1の棒状化粧材繰出容器と同様の部位は同じ符号で示されている。
【0050】
図2の棒状化粧材繰出容器が、図1の棒状化粧材繰出容器と異なる点は以下である。
▲1▼外筒90がキャップ嵌合部材93とハカマ部材95の組立品である。キャップ嵌合部材93は金属(しんちゅう、アルミニウム等)製の薄いパイプ状の部材である。ハカマ部材95は、金属製の有底筒状部材である。両者はローレット嵌合や接着剤等で固着されている。
【0051】
キャップ嵌合部材93の上端部外面はキャップ嵌合部91となっている。同部91外面に、キャップ(図示されず)尾部の内面が嵌合し、キャップが係止される。また、キャップ嵌合部材93の下端97は、メネジ筒41尾部のベンドストッパー50上面と当接する。これによって、メネジ筒41と外筒90とは軸方向に係止される。キャップ嵌合部材93の下部内面と、これに対面するメネジ筒41の外面には、係合縦条(図示省略)が設けられており、回り止め部99となっている。これによって、メネジ筒41と外筒90とは、回転方向に係止される。
【0052】
▲2▼ 先筒スリーブ15とメネジ筒41との間の回動抵抗部材がベンド片上に形成されている。メネジ筒41の下部外面には、抵抗突起89が頭の丸い台のような形で設けられている。この抵抗突起89は、180°振り分けで、メネジ筒41の左右に設けられている。そして、左右の抵抗突起89の頂上間の幅は、スリーブ内面87の内径よりもやや広めに作られており、抵抗突起89の頂上部はスリーブ内面87と干渉する。この干渉が、先筒スリーブ15とメネジ筒41との間に回動抵抗を生む。
【0053】
図4は、メネジ筒41の抵抗突起89の部分の詳細を示す側面図(図1の横から見た図)である。抵抗突起89は、メネジ筒41の側壁に切られた2本の平行スリット101にはさまれたベンド片100上に盛り上がるように形成されている。前述のように、抵抗突起89はスリーブ内面87と干渉するので、ベンド片100は、わずかに内側にベンドした状態である。したがって、そのベンドによる反力で抵抗突起89の頂上はスリーブ内面87に押し付けられる。そのため、その押し付け力に伴う適当な回転抵抗が得られる。
【0054】
図4において、ベンド片100の左右のメネジ筒41の側面に丸く突出しているのはブレ止め突起88である。この左右のブレ止め突起88間の寸法は、ほぼスリーブ内面87の内径と同じである。このブレ止め突起88によって、メネジ筒41が先筒スリーブ15内でブレないようになっている。
【0055】
▲3▼ 先筒スリーブ15と押棒21との回り止めは、化粧材支持皿17外面の回り止め突起83と、先筒スリーブ15内面の回り止め溝81との係合によってなされる。この場合、特別な回り止め係合部が不要なので、容器の長さをその分だけ短くできる。
【0056】
▲4▼ 先筒スリーブ15とメネジ筒41との連結は、先筒スリーブ15の内径側に突出する連結突条85と、メネジ筒41外径に切られた連結溝86との係合によってなされる。
【0057】
図2のメネジ筒41尾部のベンドストッパー50は、メネジ筒41と外筒90とを一度組立てた後は再度取り外しにくい形状をしている。ベンドストッパー50の上面にテーパが付けられておらず、かつ、このベンドストッパーを上から下へ押したのではベンドしにくい構造となっているからである。このベンドストッパー50のベンド構造を、図4の抵抗突起89のベンド片100のような構造にすれば、上から下にベンド片を押した場合にもベンド片が内側にベンドする構造となる。そうすれば、メネジ筒41と外筒90との取り付け取り外しが可能なカートリッジ式の棒状化粧材繰出容器とすることができる。
【0058】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の棒状化粧材繰出容器は以下の効果を発揮する。
▲1▼ 尾端にベンドストッパーのついた押棒を有する容器の場合、図5に示された従来例のメネジに割り(スリット)を設ける必要が無いので、オネジがメネジのパーティングラインに引っ掛かることが無く、また図6に示されたフランジ孔にストッパーを圧入する方法と比較すると、押棒の繰り出エンドが確実に決まるので、操作性に優れた棒状化粧材繰出容器が得られる。また、組立ても容易である。
【0059】
▲2▼メネジ筒と外筒(容器ユニットと化粧外筒)との組立てにベンドストッパー構造を採用した棒状化粧材繰出容器においては、特にキャップ嵌合部材とハカマ部材が高価な金属製の場合、容器本体はキャップ嵌合部材の圧入のみによって製品となるので、組立易さ、不良低減、生産性向上という様々な利点がある。更に、ベンドストッパーの構造を適当に設計することにより、カートリッジ式の容器にも、非カートリッジ式の容器にもなる。
【0060】
▲3▼ 回動抵抗部材をスリット間の帯状部に設けた場合には、安定した摩擦抵抗を永く維持することが可能になり、またOリング等の別部品が不要なので、部品点数の削減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る棒状化粧材繰出容器の内部構造を示す断面図である。
【図2】本発明の他の一実施例に係る棒状化粧材繰出容器の内部構造を示す断面図である。
【図3】押棒の尾端部の詳細を示す側面図(図1の横から見た図)である。
【図4】メネジ筒41の抵抗突起89の部分の詳細を示す側面図(図1の横から見た図)である。
【図5】従来の棒状化粧材繰出容器の繰出機構の一例を示す断面図である。
【図6】他の従来例(実開昭59-130612 )の棒状化粧材繰出容器の構造を示す部分破断分解斜視図である。
【図7】他の従来例(実開昭59-31316号)の棒状化粧材繰出容器の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 棒状化粧材繰出容器
3 容器ユニット
5 化粧外筒
11 先端口
13 化粧材
15 先筒スリーブ
17 化粧材支持皿
19 段部
21 押棒
23 突起
25 回り止め溝
27 回り止め部
29 回動連結部
31 連結突起
33 Oリング
35 メネジ部
37 メネジ
38 当接面
39 連結溝
41 メネジ筒
43 回り止め縦条
45 貫通孔
47 スリット
49 外突部
50 ベンドストッパー
51 スリット
52 外突部
53 ベンドストッパー
54 案内突起
56 当接面
61 内孔
62 上端面
63 キャップ嵌合部
65 突起
67 段部
69 外筒
71 回り止め縦条
73 段部
81 回り止め溝
83 回り止め突起
85 連結突条
86 連結溝
87 スリーブ内面
88 ブレ止め突起
89 抵抗突起の外筒
91 キャップ嵌合部
93 キャップ嵌合部材
95 ハカマ部材
97 キャップ嵌合部材下端
99 回り止め部
100 ベンド片
101 スリット
111 オネジ
113 メネジ突起
115 ストッパー
117 割り入りメネジ筒
119 割り(スリット)
120 メネジ筒
122 回転筒
125 押棒
126 オネジ状突起
127 縦溝
128 係合突起
129 スリット
130 ベンド片
131 メネジ
141 化粧材支持皿
143 押棒
144 当接面
145 ストッパ
146 テーパ
149 先筒
151 フランジ
153 フランジ穴
155 メネジ
157 メネジ筒

Claims (9)

  1. 棒状化粧材の尾部を支持する化粧材支持皿、及び、この化粧材支持皿から下方に伸びる該支持皿よりも外径の小さいオネジ付きの押棒、からなる皿付押棒と、
    棒状化粧材が出入りする先端口を有するとともに、化粧材支持皿を軸方向摺動自在に案内する内孔を備えた先筒スリーブと、
    皿付押棒のオネジと螺合するメネジを備えたメネジ筒と、を具備し、
    上記皿付押棒と先筒スリーブとの間には、両者を軸方向摺動自在かつ回動不能に係合させる回り止め係合部が設けられており、
    上記先筒スリーブには、上記メネジ筒を回動自在に連結する回動連結部が設けられており、
    上記先筒スリーブとメネジ筒とを相対的に回転させることによって上記皿付押棒を進退させるようにした容器ユニットを備え;
    上記押棒の尾部にコの字のスリットによって押棒の外周面に突出した外突部を有する舌状の上記押棒のベンドストッパーが設けられており、
    上記メネジ筒のメネジ部下方には当接面が設けられており、
    上記容器ユニットの組立時に上記押棒を上記メネジ筒に通す際は、上記押棒のベンドストッパーは内側にベンドして上記メネジ部を通過可能であり、
    上記容器ユニットの組立後は、上記押棒のベンドストッパーは元の形態に復帰して上記押棒のベンドストッパーが前記メネジ筒の当接面に当接することにより上記皿付押棒の繰り出し限を画することを特徴とする棒状化粧材繰出容器。
  2. 上記押棒外周面のベンドストッパーのさらに尾端側に、上記メネジと螺合する組立案内用の突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧材繰出容器。
  3. 棒状化粧材の尾部を支持する化粧材支持皿、及び、この化粧材支持皿から下方に伸びる該支持皿よりも外径の小さいオネジ付きの押棒、からなる皿付押棒と、
    棒状化粧材が出入りする先端口を有するとともに、化粧材支持皿を軸方向摺動自在に案内する内孔を備えた先筒スリーブと、
    皿付押棒のオネジと螺合するメネジを備えたメネジ筒と、を具備し、
    上記皿付押棒と先筒スリーブとの間には、両者を軸方向摺動自在かつ回動不能に係合させる回り止め係合部が設けられており、
    上記先筒スリーブには、上記メネジ筒を回動自在に連結する回動連結部が設けられており、
    上記先筒スリーブとメネジ筒とを相対的に回転させることによって上記皿付押棒を進退させるようにした容器ユニットを備え;
    上記メネジ筒の外周面には、突出した外突部を有するベンドストッパーを備え、
    上記メネジ筒の外周に嵌合する外筒を設け、この外筒の内孔に段部を一体に形成し、
    上記容器ユニットと上記外筒との組立時には、上記メネジ筒のベンドストッパーは内側にベンドして上記外筒の内孔の上記段部を通過可能であり、
    上記容器ユニットと上記外筒の組立後には、上記メネジ筒のベンドストッパーは元の形態に復帰して上記外筒の上記段部に当接して上記メネジ筒と上記外筒とが軸方向に係止されるとともに、上記外筒の内孔と上記メネジ筒の外周面とが係合することにより上記容器ユニットと上記外筒とが回動不能に係止されることを特徴とする棒状化粧材繰出容器。
  4. 棒状化粧材の尾部を支持する化粧材支持皿、及び、この化粧材支持皿から下方に伸びる該支持皿よりも外径の小さいオネジ付きの押棒、からなる皿付押棒と、
    棒状化粧材が出入りする先端口を有するとともに、化粧材支持皿を軸方向摺動自在に案内する内孔を備えた先筒スリーブと、
    皿付押棒のオネジと螺合するメネジを備えたメネジ筒と、を具備し、
    上記皿付押棒と先筒スリーブとの間には、両者を軸方向摺動自在かつ回動不能に係合させる回り止め係合部が設けられており、
    上記先筒スリーブは上記メネジ筒と回動自在に連結されており、
    上記先筒スリーブとメネジ筒とを相対的に回転させることによって上記皿付押棒を進退させるようにした容器ユニットを備え;
    上記メネジ筒の尾部に設けられ、該筒の外周面に突出した外突部を有するベンドストッパーを備え、
    上記メネジ筒のベンドストッパーと当接する下端が設けられたキャップ嵌合部材、並びに上記キャップ嵌合部材の外周に固着されたハカマ部材と、とからなる外筒を備え、
    上記容器ユニットと上記外筒の組立時には、上記キャップ嵌合部材の上記下端を上記メネジ筒のベンドストッパーが内側にベンドして通過し、
    上記容器ユニットと上記外筒の組立後には、上記メネジ筒のベンドストッパーは元の形態に復帰して上記下端に当接して上記容器ユニットは上記外筒に軸方向に係止されるとともに、上記外筒と上記メネジ筒との間に設けられた回り止め部によって上記容器ユニットと上記外筒とが回転方向に係止されることを特徴とする棒状化粧材繰出容器。
  5. 上記外筒に装着可能なキャップを備え、
    上記ベンドストッパーと上記段部もしくは上記下端との当接関係が、着脱可能となっており、上記外筒及びキャップが容器本体を、上記容器ユニットがカートリッジを形成することを特徴とする請求項3又は4記載の棒状化粧材繰出容器。
  6. 上記先筒スリーブとメネジ筒の回動部に、両者の回動に適当な抵抗を与える回動抵抗部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の棒状化粧材繰出容器。
  7. 上記回動抵抗部材が、メネジ筒に一対の対向するスリットを入れ、そのスリット間の帯状部にスリーブ内径と干渉する突起を形成することにより構成されていることを特徴とする請求項6記載の棒状化粧材繰出容器。
  8. 上記化粧材支持皿及び押棒の芯部に貫通孔が開けられており、この孔を通して先筒スリーブ内に化粧材を充填可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の棒状化粧材繰出容器。
  9. 上記先筒スリーブに設けられた先端口と、
    上記化粧材支持皿に尾部を保持された棒状化粧材と、を備え、
    上記皿付押棒が進出することにより上記棒状化粧材が上記先端口から繰出されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに一つに記載の棒状化粧材容器。
JP28861794A 1994-10-31 1994-10-31 棒状化粧材繰出容器 Expired - Lifetime JP3644705B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28861794A JP3644705B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 棒状化粧材繰出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28861794A JP3644705B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 棒状化粧材繰出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08126526A JPH08126526A (ja) 1996-05-21
JP3644705B2 true JP3644705B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=17732522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28861794A Expired - Lifetime JP3644705B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 棒状化粧材繰出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3644705B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003061744A (ja) * 2001-08-24 2003-03-04 Suzuno Kasei Kk 棒状化粧材繰出容器
DE202006009892U1 (de) * 2006-06-24 2007-11-08 H & M Gutberlet Gmbh Kosmetikprodukt-Austauscheinheit für ein Basis-Stiftmodul eines Kosmetikstifts sowie Set aus einer derartigen Kosmetikprodukt-Austauscheinheit und einer Mehrzahl von Basis-Stiftmodulen
JP5311113B2 (ja) * 2008-12-08 2013-10-09 株式会社カツシカ 棒状化粧料容器
JP7080560B2 (ja) * 2018-05-31 2022-06-06 株式会社吉野工業所 繰り出し容器
KR102000123B1 (ko) * 2018-09-03 2019-10-01 (주)씨앤씨인터내셔널 멀티 펜슬형 화장품 용기
CN112932053B (zh) * 2021-01-25 2023-05-12 江苏仅三生物科技有限公司 一种旋出后可定时自动回缩的管状口红

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08126526A (ja) 1996-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0691091B1 (en) Cosmetic dispenser with long lasting swivel drag effect
US5102249A (en) Lipstick dispenser for shaped pomades
GB2181110A (en) An applicator for a pasty product, especially a cosmetic product such as lip make-up, in stick form
KR970003359Y1 (ko) 봉상물조출용기
JP3644705B2 (ja) 棒状化粧材繰出容器
US5879093A (en) Mechanism for feeding stick type cosmetic materials, container employing the same and cartridge employed therein
JPH08322638A (ja) 棒状材繰出容器
JPH08154736A (ja) 棒状化粧材繰出容器
JP2968950B2 (ja) カートリッジ式棒状化粧材繰出容器
JP3333730B2 (ja) 棒状化粧材繰出容器
JP3962521B2 (ja) 棒状化粧材繰出容器
JPH10229914A (ja) 棒状化粧材繰出容器
JPH11139470A (ja) 棒状物繰り出し容器
JPH08266333A (ja) 棒状化粧材繰出容器
JP2918107B2 (ja) 棒状化粧料繰り出し容器
JPH10304932A (ja) 両軸繰出式棒状化粧材容器
JPH08228836A (ja) 棒状化粧材等の繰出機構及びそれを用いた容器
JP2905825B2 (ja) 棒状化粧材繰出容器
KR960005200Y1 (ko) 봉상물 조출용기
JPH056900Y2 (ja)
JPH1080319A (ja) カートリッジ式棒状化粧材繰出容器
JP2001054425A (ja) 棒状化粧材繰出容器
JPH07327732A (ja) カートリッジ式化粧品
JPH1042947A (ja) 両軸繰出機構及びそれを有する容器
JP3254192B2 (ja) カートリッジ式棒状化粧材繰出容器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term