JP3643667B2 - 横移動式プロペラ取付け工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船尾でプロペラ軸後端部に大型のプロペラを取付けるための工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプロペラ取付け工法としては図5に示すような手段があり、プロペラ1を台車2に水平に搭載して、船尾の後方からプロペラ取付け位置へ近づけるようにし、複数のチェーンブロック4でプロペラ1を支持しながら船尾のラダーホーン3の下方をくぐらせるようにして、同プロペラ1をプロペラ軸の後端部に取り付けることが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のような従来のプロペラ取付け工法では、チェーンブロック4を装着するための多数のアイプレートを船体に仮付けしたり、経験の豊かな作業員による複数のチェーンブロック4の複雑な操作を必要としたりして、工期が長引くほか、その工事の間、ラダーホーン3の下方や後方に作業用空間を必要とするため舵の取付け作業が中断されるという不具合がある。
そこで本発明は、船尾において舵の取付け作業を妨げないようにしながら、能率よく安全にプロペラの取付けを行なえるようにした工法を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明の横移動式プロペラ取付け工法は、船尾のプロペラ取付け位置の側方で可動受台上にプロペラを水平に支持し仮固定する第1工程と、上記可動受台を船長方向と直角をなす水平軸のまわりにほぼ90度回動させて上記プロペラを起立状態に保持する第2工程と、上記可動受台を船体に対し横方向に移動させてラダーホーンにおける舵の取付け作業と干渉することなく同可動受台上の上記プロペラを上記プロペラ取付け位置へ到達させる第3工程と、同プロペラ取付け位置における上記プロペラのボス穴へ船内のプロペラ軸の後端部を嵌入させるようにして取付けてから同プロペラの上記可動受台への仮固定を解除する第4工程とを含むことを特徴としている。
【0005】
上述の本発明の横移動式プロペラ取付け工法では、第1工程で船尾のプロペラ取付け位置の側方の可動受台上に水平に保持されたプロペラが、第2工程で起立状態となり、ついで第3工程で横移動により船尾の取付け位置へ到達するので、従来の複数のチェーンブロックによるプロペラの複雑な吊上げ操作が不要になるほか、ラダーホーンの下方や後方での作業も不要になって、舵の取付け作業を邪魔することが無くなる。
【0006】
そして、プロペラ取付け位置に到達したプロペラは、第4工程によりプロペラ軸後端へ確実に取付けられるようになり、その取付け作業が終了するまでプロペラは可動受台に仮固定されたままになっているので、工事の安全性が確保されるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の一実施形態としての横移動式プロペラ取付け工法について説明すると、図1はその第1工程を示す説明図、図2はその第2工程および第3工程を示す説明図、図3はその第4工程を示す説明図であり、図4は図3のプロペラ支持状態の側面図である。
【0008】
本実施形態では、図2,3に示す船尾ボッシング5の直後のプロペラ取付け位置の側方で、図1に示すように、移動台6が案内レール7上に設置されており、同移動台6は案内レール7に沿い船体に対して横方向に移動できるように構成されている。
【0009】
そして、移動台6上において、可動受台8が、船長方向と直角をなす水平軸9を介し、図示しない支持枠上の軸受に支持されて、同水平軸9のまわりに回動できるように設置されている。なお図1においては半円形の可動受台8が模式的に示されているが、その駆動手段としては同可動受台8から突出するアーム8aに、油圧シリンダ10の伸縮端が枢着されるようになっている。
【0010】
また図4に示すように、プロペラ1のボス部1aの後端面を仮固定しうる可動受台8が、円形リング状に形成されていてもよく、この場合も、可動受台8はそのアーム8aを介し油圧シリンダ10で水平軸9のまわりに回転駆動されるように構成される。
【0011】
本実施形態の第1工程では、まず船尾のプロペラ取付け位置の側方で可動受台8上にプロペラ1を水平に支持し仮固定する操作が行なわれる。
【0012】
そして、第2工程では、プロペラ1を搭載した可動受台8を、図1に矢印で示すごとく、船長方向と直角をなす水平軸9のまわりにほぼ90度回動させて、プロペラ1を起立状態(図2参照)に保持する操作が行なわれる。
【0013】
ついで、第3工程では、図2および図3に示すように、可動受台8を移動台6と共に案内レール7に沿い横移動させることにより、ラダーホーン3における舵の取付け作業と干渉することなく、同可動受台8上のプロペラ1は船尾ボッシッシング5の直後のプロペラ取付け位置へ到達するようになる。
【0014】
さらに第4工程では、図3に示すプロペラ取付け位置で、プロペラ1のボス穴へ船内のプロペラ軸の後端部を嵌入させるようにして取付けてから、同プロペラ1の可動受台8への仮固定を解除する(取付けボルトを外す)操作が行なわれる。
【0015】
上述の本実施形態の横移動式プロペラ取付け工法では、第1工程で可動受台8上に水平に保持されたプロペラ1が、第2工程で起立状態となり、ついで第3工程で横移動により船尾の取付け位置へ到達するので、従来の複数のチェーンブロック(図5の符号4参照)によるプロペラ1の複雑な吊上げ操作が不要になるほか、ラダーホーン3の下方や後方での作業も不要になって、舵の取付け作業を邪魔することが無くなる。
【0016】
そして、プロペラ取付け位置に到達したプロペラ1は、第4工程によりプロペラ軸後端へ確実に取付けられるようになり、その取付け作業が終了するまでプロペラ1は可動受台8に仮固定されたままになっているので、工事の安全性が確保されるようになる。
【0017】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の横移動式プロペラ取付け工法によれば次のような効果が得られる。
(1) 第1工程で船尾のプロペラ取付け位置の側方の可動受台上に水平に保持されたプロペラが、第2工程で起立状態となり、ついで第3工程で横移動により船尾の取付け位置へ到達するので、従来の複数のチェーンブロックによるプロペラの複雑な吊上げ操作が不要になるほか、ラダーホーンの下方や後方での作業も不要になって、舵の取付け作業を邪魔することが無くなる。
(2) プロペラ取付け位置に到達したプロペラは、第4工程によりプロペラ軸後端へ確実に取付けられるようになり、その取付け作業が終了するまでプロペラは可動受台に仮固定されたままになっているので、工事の安全性が確保されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態としての横移動式プロペラ取付け工法における第1工程を示す説明図である。
【図2】 図1の工法における第2工程および第3工程を示す説明図である。
【図3】 図1の工法における第4工程を示す説明図である。
【図4】 図3のプロペラ支持状態の側面図である。
【図5】 従来のプロペラ取付け工法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プロペラ
1a プロペラボス部
2 台車
3 ラダーホーン
4 チェーンブロック
5 船尾ボッシング
6 移動台
7 案内レール
8 可動受台
8a アーム
9 水平軸
10 油圧シリンダ

Claims (1)

  1. 船尾のプロペラ取付け位置の側方で可動受台上にプロペラを水平に支持し仮固定する第1工程と、上記可動受台を船長方向と直角をなす水平軸のまわりにほぼ90度回動させて上記プロペラを起立状態に保持する第2工程と、上記可動受台を船体に対し横方向に移動させてラダーホーンにおける舵の取付け作業と干渉することなく同可動受台上の上記プロペラを上記プロペラ取付け位置へ到達させる第3工程と、同プロペラ取付け位置における上記プロペラのボス穴へ船内のプロペラ軸の後端部を嵌入させるようにして取付けてから同プロペラの上記可動受台への仮固定を解除する第4工程とを含むことを特徴とする、横移動式プロペラ取付け工法。
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