JP3641833B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は,車体端部位置の表示を行なう車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用表示装置として,例えば,特開昭62−34824号公報に開示されている「車両用先端位置表示装置」がある。図6は,この装置の構成を示し,601は車体,602はリアウインドウ,603はリアパーセル,604はリアパーセル603に設けられた開口部,605はリアパーセル603より下方に設けられた光源,606は光源605の出射面近傍に設けられたフィルタ,607は凹面鏡,608は車体端部位置を示す虚像である。
【0003】
光源605から出射された光線が,車体端部位置を示す表示マークが記録されたフィルタ606を透過し,凹面鏡607で反射され,開口部604を通してリアウインドウ602に照射される。このとき,光線を凹面鏡607を用いて反射させているので,遠方に虚像608を結像させることができる。この虚像608がリアウインドウ602で反射されることにより,運転者側から見た場合に,車体後端部の直上の位置に表示されているように見える。従って,運転者は,虚像608を見ることにより,車体の端部位置を把握することが容易となる。
【0004】
また,運転者が車体端部位置を容易に認識できるようにする方法として,実際に車体の端部にコーナーポールを立てる方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,従来の車両用表示装置によれば,車体端部位置を表示することにより,運転者が車体端部位置を容易に認識できるものの,例えば,駐車場の壁等の障害物に車両を近付ける場合に,虚像と障害物との間隔は,運転者の目視に頼ることになる。目視による距離感は個人差があるため,安全・確実に車両を障害物に近付けることが困難であった。
【0006】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって,運転者に車体端部位置と障害物との間隔を適確に認識させ,安全・確実に車両を障害物に近付けることのできる車両用表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、ウインドウに反射虚像を映し、車体端部近傍位置を表示する光学的手段を有した車両用表示装置において、光学的手段は、車体外側方向に車体端部位置からの距離を段階的に示す階段状の立体スケール表示像を表示する車両用表示装置を提供するものである。
【0009】
【作用】
本発明の車両用表示装置は、車体外側方向に車体端部位置からの距離を段階的に示す階段状の立体スケール表示像を表示して、運転者に車体端部位置と障害物との間隔を的確に認識させる。
【0011】
【実施例】
以下,本発明の車両用表示装置について,〔実施例1〕,〔実施例2〕,〔実施例3〕,〔実施例4〕の順に図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
〔実施例1〕
図1は,実施例1の車両用表示装置の構成を示す。図において,101は車体,102はリアウインドウ,103はリアパーセル,104はリアパーセル103に設けられた開口部,105はリアパーセル103より下方に設けられた光源,106は光源105の出射面近傍に設けられたホログラムであり,表示する2種類のマークが記録されている。107は車体後端部より20cm後方に表示されたマーク(虚像),108は車体端部位置を示すマーク(虚像)である。また,109は,障害物(ここでは,壁)を示している。
【0013】
図2は,ホログラム106の作製方法を示し,201は未露光ホログラム感光材料,202は表示するマークである。リアウインドウ102上で表示光が反射する位置から表示位置までの距離をL1 (図1参照),リアウインドウ102上で表示光が反射する位置からホログラム106までの距離をL2 (図1参照)として,未露光ホログラム感光材料201とマーク202との間の距離を(L1 +L2 )に設定する。203および204はレーザ光を示し,203aはマーク202に照射されたレーザ光203の反射レーザ光を示す。このレーザ光204と反射レーザ光203aとの干渉縞を未露光ホログラム感光材料201に書き込む(露光する)ことにより,立体画像を記録する。ホログラム106は,マーク107を表示するホログラムと,マーク108を表示するホログラムとをそれぞれ一枚ずつ露光し,2枚重ねにした構成でも良く,あるいは一枚のホログラムに2つの立体画像を記録する多重露光した構成でも良い。また,マーク107を露光する条件とマーク108を露光する条件とを変えて異なる色で表示するようにすることも可能である。
【0014】
以上の構成において,その動作を説明する。光源105を点灯すると,出射された光線は,ホログラム106の立体像を再生する。再生された立体像は開口部104を通してリアウインドウ102で反射され,車両後端部の位置にマーク108を映し,さらにその後方20cmの位置にマーク107を映す。
【0015】
運転者が車両を後退させるとき,車両より後方に位置するマーク107が壁等の障害物109に重なるまで車両を後退させても,車両は障害物と接触しない。従って,運転者は,このマーク107が障害物109に当たるまで容易に近付けることができる。また,さらに後退させたいときにはマーク108を目安とすれば良い。このとき,マーク107からマーク108までの間隔が20cmであることが分かっているので,運転者は車体端部位置(マーク108の位置)と障害物109との間隔を適確に認識でき,安全・確実に車両を障害物に近付けることができる。
【0016】
前述したように実施例1では,車両を後退させる場合,運転者は,マーク107,108を参考にして,車体端部位置(マーク108の位置)と障害物109との間隔を容易に認識できるので,車両の外側20cmのマーク107に障害物109が重なるまで安心して車両を動かすことができる。従って,より安全・確実に車両を後退させることができる。
【0017】
なお,実施例1では,ホログラムへ光線を照射するために光源を使用しているが,例えば,日中使用するのであれば,太陽光を光源として利用することも可能である。また,ホログラムに代えて,一般的な光学部品,凸レンズ,凹面鏡を使用しても同様の効果を得ることができる。ただし,この場合には,表示に必要なユニットの占める体積が大きくなるという不都合がある。このため,実施例1では,ホログラムを利用することにより,ホログラム自身の持つレンズ効果(遠方に表示することができる効果)を用いて,簡単な構成で立体像を表示可能としている。
【0018】
また,実施例1では,車両後端部の表示を例としたが,同様にして車両前端部にも利用できる。車両前端部に利用した場合には,車両前端部を障害物に当てることなく前進できると共に,左右の前端にマークを表示することにより,車幅の把握も容易となる。
【0019】
また,例えば,実施例1の車両用表示装置で車両後端部を示す場合に,車両後方を見るのは車両を後退させるときであるので,車両のトランスミッションを後退にしたときのみ光源105を点灯するようにしても良い。また,車両前端部に表示する場合には,所定のON/OFFスイッチで操作するか,あるいはエンジンキーと連動させて自動的に表示するようにしても良い。さらに,昼間と夜間で表示輝度を変えても良い。
【0020】
〔実施例2〕
図3(a),(b)は,実施例2の車両用表示装置の構成を示す。図において,301は車体,302はリアウインドウ,303はリアパーセル,304はリアパーセル303に設けられた開口部,305はリアパーセル303より下方に設けられた光源,306はリアウンドウ302に貼り付けられたホログラムであり,表示するマークが記録されている。307は表示されたマーク(虚像)である。また,308は,障害物を示している。
【0021】
ここで,マーク307は,同図(b)に示すように,車体端部位置からその後方30cmまでの距離が分かる階段状の立体形状であり,さらに距離に応じて部分毎に色を変えてある。すなわち,マーク307は,車体端部位置までの距離の尺度を示すスケール表示像(立体像)となっている。このマーク307を記録したホログラム306の作製方法は,実施例1とほぼ同様であるため説明を省略する。
【0022】
以上の構成において,その動作を説明する。光源305から出射された光線は,リアウインドウ302に貼り付けられたホログラム306の立体像を再生する。再生された立体像は車両後端部の位置にマーク307を映す。運転者が車両を後退させるとき,車両より後方に位置するマーク307の後端が壁等の障害物308に重なるまで車両を後退させても,車両は障害物と接触しない。従って,運転者は,このマーク307が障害物308に当たるまで容易に近付けることができる。また,さらに後退させたいときにはマーク307の色の違い(車体後端部からの距離によって異なる)を目安とすれば容易に後退させることが可能である。
【0023】
〔実施例3〕
図4は,実施例3の車両用表示装置の構成を示す。実施例3は,光源305によるホログラム306の立体像の再生に代えて,太陽光401を用いてホログラム306の立体像を再生するものである。なお,他の構成は,実施例2と同様であるので説明を省略する。
【0024】
太陽光401によって再生された立体像は,実施例2と同様に車両後端部の位置にマーク307を映し,実施例2と同様の効果を奏する。
【0025】
〔実施例4〕
図5(a),(b)は,実施例4の車両用表示装置の構成を示す。図において,501は光源,502はリアウインドウ302に貼り付けられたホログラム,503はは車体後端部より30cm後方から10cm後方までを示すマーク(虚像),504は車体端部位置を示すマーク(虚像)である。なお,実施例2と共通の符号は同一の構成であるため説明を省略する。
【0026】
ここで,マーク503は,同図(b)に示すように,車体端部位置からその後方30cmまでの距離が分かる階段状の立体形状であり,さらに車体端部位置からの距離に応じて『10cm』,『20cm』,『30cm』と数値を有している。すなわち,マーク503は,車体端部位置までの距離の尺度を示すスケール表示像(立体像)となっている。このマーク503を記録したホログラム306の作製方法は,実施例1とほぼ同様であるため説明を省略する。
【0027】
光源501によって再生された立体像は,実施例2と同様に車両後端部の位置にマーク504を映し,さらにその後方にマーク503を映し,実施例1および実施例2と同様の効果を奏する。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車体外側方向に車体端部位置からの距離を段階的に示す階段状の立体スケール表示像を表示するため、運転者が車体端部位置と障害物との距離を的確に認識でき、安全・確実に車輌を障害物に近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の車両用表示装置の構成図である。
【図2】ホログラムの作製方法を示す説明図である。
【図3】実施例2の車両用表示装置の構成図である。
【図4】実施例3の車両用表示装置の構成図である。
【図5】実施例4の車両用表示装置の構成図である。
【図6】従来の車両用表示装置を示す説明図である。
【符号の説明】
101 車体 102 リアウインドウ
103 リアパーセル 104 開口部
105 光源 106 ホログラム
107,108 マーク(虚像) 109 障害物
301 車体 302 リアウインドウ
303 リアパーセル 304 開口部
305 光源 306 ホログラム
307 マーク(虚像) 308 障害物
401 太陽光
501 光源 502 ホログラム
503,504 マーク(虚像)

Claims (1)

  1. ウインドウに反射虚像を映し、車体端部位置を表示する光学的表示手段を有した車両用表示装置において、
    前記光学的表示手段は、車体外側方向に車体端部位置からの距離を段階的に示す階段状の立体スケール表示像を表示することを特徴とする車両用表示装置。
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