JP3641593B2 - 作業車の走行装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバイン等の作業車の走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
作業車の走行装置を構成するに、従来、例えば特開平10−329766号公報において示されているコンバインのように、比較的小型の機種においては、左右の前後向き姿勢のメインフレームを、左右向き姿勢の逆U字状を呈する前後二本の連結フレームで連結して強固なフレーム構造を形成しながら、連結フレームの左右端部に夫々トラックフレームを固定し、このトラックフレームにクローラベルトを駆動する駆動スプロケットと緊張スプロケット、及び、遊転輪体を複数個装着して、走行装置を構成し、その走行装置を走行機体に対して昇降しない状態に取付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来型の走行装置を備えるものでは、圃面の局部的な凹凸によっては走行機体が圃面に対して傾斜することになるので、刈取が均一に行われなかったり、走行直進性が低下するといった問題があった。
そこで、左右の走行装置を走行機体に対して相対的に昇降作動させ得る構造を有するものが提案された(例えば、特開平11−235118号公報)。
このものの要旨は、左右の走行装置における遊転輪体を複数個装着するトラックフレームを走行機体に対して昇降し得るように構成し、左右のトラックフレームを走行機体に対して異なる高さに設定することによって、走行機体の水平基準面(又は圃面)等に対する左右傾斜を変更設定できるようにして、局部的な凹面に走行装置が嵌まり込んで走行機体が傾斜する状態となったとしても、一方の走行装置を昇降させることによって、走行機体を圃面に平行な状態に立て直し、刈取作業性の向上、及び、走行直進性の向上等を可能にする構成を採用したものがあった。
しかし、上記構成のものは、左右のトラックフレームを昇降させるものである為に、昇降の為の構造が肥大化する傾向にあり、小型車には採用しにくい面があった。
本発明の目的は、作業性及び走行直進性の向上を図り乍ら、小型車に対して最適な構造を採用できる作業車の走行装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1にかかる発明の特徴構成は、左右一対の走行装置を備えた走行機体に対して一方の走行装置のみを昇降駆動可能な昇降走行装置に構成し、左右一対の走行装置を、クローラ式のものに構成するとともに、前記一方の走行装置を、一方の走行装置用駆動輪体と、前記一方の走行装置用駆動輪体に対して相対昇降駆動自在な可動側トラックフレームとを備えて構成し、前記他方の走行装置から前記一方の走行装置に向けて延出した架設フレームに、前記一方の走行装置用駆動輪体を支持してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
一方の走行装置のみを昇降可能に構成し、その昇降走行装置を走行機体に対して昇降させることによって、左右の走行装置の走行機体に対する高さを異なるものに設定して、走行機体をローリング作動させることができる。
〔効果〕
したがって、一方のみを昇降走行装置に構成しても、左右の走行装置を昇降させる場合と同様のローリング機能を発揮させることができるとともに、その為に走行装置を昇降作動させるための設計変更等による製造負担を片側だけの走行装置に止めることができ、製造コスト及び設備の肥大化を抑えることができた。
【0005】
〔構成〕
請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求項1にかかる発明の構成において、走行機体の左右一側方の部分で前記走行機体に対して昇降自在な昇降走行装置が位置する側に、運転操縦部及び穀粒貯留部を設けている点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
つまり、刈取作業が進むに連れて穀粒貯留量が多くなって重くなるために、圃面内に沈み込む量が大きくなる側の走行装置を昇降作動させる構成とすることにより、沈み込み量の少ない側を基準として昇降量を決めることができ、圃面に沿った状態に走行機体を修正することを容易に行なうことができる。
【0006】
〔構成〕
請求項3に係る発明の特徴構成は、請求項1または2にかかる発明の構成において、
前記他方の走行装置を、他方の走行装置用駆動輪体と固定側トラックフレームとを備えて構成し、前記固定側トラックフレームに前記架設フレームと前記他方の走行装置用駆動輪体とを支持してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、左右一対のクローラ走行装置1 、1 によって走行する走行機体2の前方側に、植立穀稈を引起し刈取穀稈を走行機体2に搭載された脱穀装置3に送り込むべく刈取前処理部5を配設し、走行機体2における脱穀装置3の搭載側とは反対側に位置する部分に運転操縦部4及びその運転操縦部4の後方に穀物貯留部6を配置して、作業車としてのコンバインを構成してある。
【0008】
次に、クローラ走行装置1について説明する。図1、図2などに示すように、クローラ走行装置1は、運転操縦部4や穀物貯留部6が設置されている走行機体1の右側に位置するクローラ走行装置1を走行機体2に対して昇降する昇降式クローラ走行装置(昇降走行装置の一例)に構成するとともに、図3に示すように、左側に位置するクローラ式走行装置1を走行機体2に対して昇降しない固定式クローラ走行装置1に構成する。
【0009】
固定式クローラ走行装置1について説明する。図3〜図5などに示す如く、走行機体2のフレーム構造として、左右のクローラ走行装置1,1より内側に前後向き姿勢で角パイプ製の左右メインフレーム7、7を配置するとともに、左右メインフレーム7,7の上面に強度メンバー部材を縦横に組み上げた枠フレーム8を取付けてある。左右メインフレーム7,7の下方には横向き姿勢の連結フレーム9,9が機体前後方向の二個所に配置されており、左右メインフレーム7,7に連結されている。
【0010】
図4及び図5に示すように、横向き連結フレーム9,9は、機体前後方向の前方側に位置する前連結フレーム9と前連結フレーム9より後方に位置する後連結フレーム9とで構成されており、左右両端部に比べて中間部が左右メインフレーム7,7に近接する逆U字状に曲げ形成してあり、断面角形の中空フレームである。横向き連結フレーム9,9の左側端には、固定式クローラ走行装置1が取付けてあり、その取付構造を説明する前に固定式クローラ走行装置1の構成を説明する。
【0011】
図3に示すように、複数個の接地転輪10を遊転自在に支持した前後向き姿勢の固定側トラックフレーム11を配置するとともに、固定側トラックフレーム11を角パイプで形成してある。固定側トラックフレーム11の前端には、前連結フレーム9の一側端が固定連結されており、固定側トラックフレーム11より前向きにブラケット12が延出されてブラケット12に駆動スプロケット13が軸支されている。
【0012】
一方、図4に示すように、固定側トラックフレーム11の後端には、この固定側トラックフレーム11の後端内に位置して後方に向けて出退移動する移動フレーム11Aを設けてあり、移動フレーム11Aに緊張スプロケット14を設けてある。固定トラックフレーム11と移動フレーム11Aとに亘ってネジ式調整機構を架け渡してあり、ネジでスライド駆動して緊張力を調節可能な構成となっている。
各接地転輪10の間には、固定側トラックフレーム11に取り付け固定されたベルト押え15が設けてあり、接地転輪10とともにベルト内面より押し付け作用するように構成してある。
【0013】
接地転輪10の取付構造について説明する。ここでは、固定側トラックフレーム11及び可動側トラックフレーム17の構造に適用できるが、ここでは固定側トラックフレーム11の構造で代表させて説明する。図6及び図7に示すように、接地転輪10の取付箇所4箇所において、固定側トラックフレーム11の軸線方向に直交する姿勢で角筒状の支持ボス11Bを下面に取付け固定するとともに、支持ボス11Bより回転しない支持軸29を外向きに突出するとともに、支持軸29の突出部分に軸受30及びシール材31を介して接地転輪10を外嵌固定して、接地転輪10を支持軸29に対して遊転自在に構成してある。
尚、固定側トラックフレーム11の側面と角筒状の支持ボス11Bとに亘って略U字状断面の補強杆44が被せてあり、この補強杆44によっても支持ボス11B等の補強がなされている。
【0014】
図7に示すように、接地転輪10のボス部10Bにおける外側端には、板金製の封入板32が設けてあり、ボス部10B内に封入されるグリース油の封入状態を維持するように構成してある。封入板32にはグリースニップル33が設けてあり、このグリースニップル33は、封入板32にナット34をカシメ固定してグリースニップル33の取付けの為のネジ長さを十分に確保するとともに加工を容易にしている。
オイルシール31の構造として、軸受30に向かう面31aを平坦面としているので、グリース封入作業時にボス部10B内からこのオイルシール31を通してグリース油が支持ボス11B側に漏出することができ、グリース封入作業が容易になる。従来は、オイルシール31の軸受30に向かう面に点線で示すような支持ボス11B側に凹入する部分を設けていたので、この部分でグリースが保持されてグリース油を封入する際に一定以上封入すると、オイルシール31から支持ボス11B側への漏れ出しがなかったので、それ以上封入できず、十分な量のグリース油を封入できないことがあった。
【0015】
固定側トラックフレーム11の軸線に沿って4箇所に設けてある支持ボス11Bを強固に構成すべく、各支持ボス11B間に亘ってU字断面状補強フレーム16を固定側トラックフレーム11の下面に接触させかつ軸線を沿わせた状態で固着している。したがって、U字断面状補強フレーム16で各支持ボス11Bを強固に連結することができるとともに、固定側トラックフレーム11との接続も強固にすることができる。
前後の連結フレーム9、9の左端は、固定側トラックフレーム11に連結固定され、連結フレーム9,9と固定側トラックフレーム11とが一体化されて、強度の高い構成となっている。
【0016】
次に、可動式クローラ走行装置1について説明する。図2に示すように、駆動スプロケット13を走行機体2に取付けてある点については、固定式クローラ走行装置1と同様である。緊張スプロケット14及び接地転輪10、ベルト押え15の可動側トラックフレーム17に対する取付構造は、固定側トラックフレーム11への取付構造と同一である。また、固定側トラックフレーム11に対して施したU字断面状補強フレーム16と補強杆44については、可動側トラックフレーム17にも施される。このようなU字断面状補強フレーム16と補強杆44については、特に、可動側トラックフレームが連結フレーム9に直接固着されることがないので、前記補強フレーム16等で補強する意義は大きなものがある。
【0017】
可動側トラックフレーム17を昇降駆動する駆動装置Aとしての構造は次のようなものである。図2に示すように、昇降駆動装置Aは、可動側トラックフレーム17を平行昇降駆動する前後一対の駆動アーム18,18と、前後一対の駆動アーム18,18を連動連結する連結ロッド19とで平行四連リンク機構を構成するとともに、後駆動アーム18の上端位置に駆動ロッド20を連結し、駆動ロッド20を駆動シリンダ21で駆動するように連係し、構成してある。
【0018】
前後駆動アーム18の取付構造を説明するが、一方の駆動アーム18で代表させて説明する。図2及び図4に示すように、駆動アーム18は、連結フレーム9に取付けてあるボス部材22に揺動自在に支持されており、ボス部材22に支持保持されてボス部材22の軸芯周りで回動する回転軸18Cと、ボス部材22より突出する回転軸18Cの内端部18aに取付けられている内側上部アーム18Aと、ボス部材22より外側に突出する回転軸18Cの外端部18bに取付けられている外側下部アーム18Bとから構成される。内側上部アーム18Aに対しては、前記した連結ロッド19と駆動ロッド20とが連係されるとともに、外側下部アーム18Bの先端に可動側トラックフレーム17を相対揺動自在に連結してある。
【0019】
図6に示すように、内側上部アーム18Aと回転軸18Cの角形断面の内端部18aとを装着後溶着固定するとともに、外側下部アーム18Bを回転軸18Cの外端部18bの角形断面の装着部に外嵌して回転軸18Cと一体回動可能に構成してある。回転軸18Cの外端部18bにはブッシュ23が外嵌してあり、外側下部アーム18Bとの接触部位に位置して、外側下部アーム18Bと回転軸18Cとの取付け状態を安定したものにしている。以上のように、回転軸18Cの内端部18aと内側上部アーム18Aとを角形断面によって回転不能に嵌合した状態で溶着するので、連結装着作業が容易である。また、外側下部アーム18Bと回転軸18Cとを角形断面を利用した装着構造を採っているので、従来、スプライン嵌合構造を採っていた場合に比べて、外側下部アーム18Bと内側上部アーム18Aとの位相を合わせることが容易になった。
【0020】
図2などに示すように、各トラックフレーム11,17の中間位置には、付勢バネによってクローラベルト24に対して押付け付勢された上下揺動可能な可動転輪10Aが設けてあり、突起物等があっても容易にクローラベルト24が乗り越えられるようになっている。
接地輪体10は左右の鍔部10aがクローラベルト24の芯金突起24A、24Aの外側に位置する外転輪式に構成されているとともに、可動転輪10Aは芯金突起24A、24Aの間に位置する内転輪式のものに構成してある。
【0021】
クローラベルト24のリターン経路側においてベルト24を案内するガイド輪体25の取付構造について、まず、昇降式クローラ走行装置1におけるガイド輪体25から説明する。図8及び図9に示すように、可動側トラックフレーム17を揺動自在に支持すべく駆動アーム18を逆U字状の後連結フレーム9に取付けるについて、後連結フレーム9の右端部の前面にチャンネル状のブラケット26を装着するとともに、ブラケット26に対してボス部材22を固着してボス部材22で回転軸18Cを回動自在に支持している。
後連結フレーム9の右端部とブラケット26の右端部とに取付けられた板状フレーム27をブラケット26より更に前方に突設するとともに、板状フレーム27の前端部を連結受台部27Aに構成し、連結受台部27Aより横外側方に向けて輪体支軸28を延出している。
輪体支軸28は先端部程段階的に細径化する丸軸に構成されており、輪体軸体28にガイド輪体25を遊転自在に支持している。
以上のように、駆動アーム18を支持する為に設けたブラケット26等を利用して、ガイド輪体25の取付構造を構築でき、強度の高い構造を簡単に達成できる。また、可動側トラックフレーム17の揺動支点軸近傍に、ガイド輪体25を配置することができるので、昇降作動する可動側トラックフレーム17とガイド輪体25とが干渉することが少ない。
【0022】
昇降作動しない側の固定式クローラ走行装置1におけるガイド輪体25の取付構造も略同様の構成を採るものであるが、図10に示すように、逆U字状連結フレーム9の右端部が固定側のトラックフレーム11に連結固定されているので、輪体支軸28を取付ける為の板状フレーム27と連結受台部27Aとを、逆U字状の連結フレーム9の固定側トラックフレーム11との連結部位よりやや内側において前方に向けて延出してある点が異なっている。
【0023】
前側に位置する逆U字状の連結フレーム9の可動側トラックフレーム17側での取付け構造は、次のようになっている。つまり、図4に示すように、連結フレーム9の右端部は駆動スプロケット13を回転支持したブラケット12Aに連結固定してあり、図示していないが、駆動スプロケット13を駆動する駆動軸を左右に延出しているミッションケースに連係させることができ、片持ち状態で支持される構成を回避している。ここに、連結フレーム9とブラケット12Aとを架設フレームと総称する。
【0024】
図2及び図4に示すように、可動側トラックフレーム17を昇降駆動する前後の駆動アーム18,18は、夫々、前後の逆U字状の連結フレーム9の右端部に取付けられるが、駆動アーム18,18の回転軸18C、18Cを支持する為のボス部材22,22を次のように取付けている。つまり、前駆動アーム18を支持する前ボス部材22は、前連結フレーム9の後向き面に取付けてあり、後駆動アーム18を支持する後ボス部材22は、後連結フレーム9の前向き面に取付けてある。このような構成によって可動側トラックフレーム17を昇降駆動する駆動シリンダ21、駆動ロッド20、連結ロッド19等を配置構成するについて、逆U字状に形成されている連結フレーム9との干渉を避けて配置構成することに意を配する必要がなく、取合関係を容易に設定できる。
【0025】
図2に示すように、駆動アーム18を逆U字状の連結フレーム9に取り付けたボス部材22に枢支する構成を採っているので、駆動アーム18の支持構造を軽量簡素化できるに至った。つまり、従来においては、駆動アーム18の支点軸を連結フレーム9より離れた位置に設けていたので、連結フレーム9より厚い板ブラケットを延出して、駆動アーム18を枢支する構造を採用していた。このようにすると、強度的には満足できるものが構築できるが、重量が重いものになっていた。
これに対して、本発明では連結フレーム9に直接ボス部材22を取付けているので、補強の為の板ブラケットを必要とせず、その為に十分強度を確保しながら、軽量化を図ることができた。
【0026】
穀物貯留部6より機外の運搬車等に搬出する為のアンローダ機構35を備えている。図1に示すように、貯留タンク6Aより縦向きの搬出スクリュウコンベア35Aとその縦向き搬出スクリュウコンベア35Aの上端部に横向き軸芯周りで起伏揺動自在に横向き搬出スクリュウコンベア35Bを連結して、アンローダ機構35を構成してある。横向き搬出スクリュウコンベア35Bは油圧シリンダ35Cによって起伏揺動自在に駆動され、搬出作業時と非搬出作業時とに姿勢を切換えることができるようになっている。
【0027】
走行機体2の前端に装備されている刈取前処理部4は、昇降シリンダ36によって昇降駆動可能に構成してある。この昇降シリンダ36、アンローダ機構35の油圧シリンダ35C、及び、可動側トラックフレーム17を昇降駆動する駆動シリンダ21に対する油圧回路37は次のように構成されている。図12に示すように、油圧ポンプPからの圧油は、先ず、刈取前処理部4の昇降シリンダ36に対する昇降用制御バルブ38、アンローダ用の制御バルブ39、駆動シリンダ21に対するローリング用制御バルブ40を、この記載順に直列に接続している。ローリング用制御バルブ40が片側のクローラ走行装置1に対して装備すればよいので、このように直列接続を行なうことによって、安価な油圧回路37が構成できる。
【0028】
可動側トラックフレーム17を昇降作動させて、走行機体2のローリング制御を行なう形態について説明する。図11に示すように、走行機体2に左右傾きを検出する水平センサ41を装着するとともに、その検出結果に基づいてローリング用制御バルブ40を制御する制御装置42を設け、制御バルブ40が作動して駆動シリンダ21を作動させる時間をタイマー43で測定して、駆動シリンダ21の作動量を調節することにする。これによって、シリンダの位置センサ等が不用になり制御構成が簡素化される。尚、シリンダ21の伸縮限界については、動さ量を積算することによって行なう。
【0029】
〔別実施形態〕
(1) 一方の走行装置1のみを昇降駆動可能に構成するについては、左側の走行装置を昇降作動する構成のものに設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】可動式クローラ走行装置を示す側面図
【図3】固定式クローラ走行装置を示す側面図
【図4】左右クローラ走行装置を示す平面図
【図5】後側の連結フレームとトラックフレームとの取付け関係を示す正面図
【図6】駆動アームの取付状態を示す正面図
【図7】転輪の回転枢支構造を示す縦断正面図
【図8】可動式クローラ走行装置のガイド輪体の取付構造を示す側面図
【図9】可動式クローラ走行装置のガイド輪体の取付構造を示す平面図
【図10】固定式クローラ走行装置のガイド輪体の取付構造を示す平面図
【図11】可動式クローラ走行装置の昇降制御構成図
【図12】刈取前処理部用の昇降シリンダ、アンローダ機構用の油圧シリンダ、昇降走行装置用の駆動シリンダに対する油圧回路図
【符号の説明】
1 走行装置(昇降走行装置)
2 走行機体
4 運転操縦部
6 穀物貯留部
10 接地転輪
13 駆動輪体
Claims (3)
- 左右一対の走行装置を備えた走行機体に対して一方の走行装置のみを昇降駆動可能な昇降走行装置に構成し、左右一対の走行装置を、クローラ式のものに構成するとともに、前記一方の走行装置を、一方の走行装置用駆動輪体と、前記一方の走行装置用駆動輪体に対して相対昇降駆動自在な可動側トラックフレームとを備えて構成し、前記他方の走行装置から前記一方の走行装置に向けて延出した架設フレームに、前記一方の走行装置用駆動輪体を支持してある作業車の走行装置。
- 走行機体の左右一側方の部分で前記走行機体に対して昇降自在な昇降走行装置が位置する側に、運転操縦部及び穀粒貯留部を設けている請求項1記載の作業車の走行装置。
- 前記他方の走行装置を、他方の走行装置用駆動輪体と固定側トラックフレームとを備えて構成し、前記固定側トラックフレームに前記架設フレームと前記他方の走行装置用駆動輪体とを支持してある請求項1または2記載の作業車の走行装置。
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