JP3641258B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばCPUのような発熱体を液状の冷媒を用いて冷却する液冷式の電子機器に係り、特に冷媒流路の接続部分からの冷媒の漏れを防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばノート形のポータブルコンピュータに用いられるCPUは、処理速度の高速化や多機能化に伴い動作中の発熱量が増加している。このため、近年、空気よりも遥かに高い比熱を有する液状の冷媒を用いてCPUを冷却する、いわゆる液冷式の冷却システムが開発されている。
【0003】
「特開平7−142886号公報」は、ポータブルコンピュータに用いる液冷式の冷却システムの一例を開示している。この冷却システムは、受熱ヘッダ、放熱ヘッダおよび冷媒を循環させるチューブを備えている。受熱ヘッダは、ポータブルコンピュータの筐体に収容されて、CPUに熱的に接続されている。放熱ヘッダは、ポータブルコンピュータの表示装置に収容されている。チューブは、筐体と表示装置とに跨って配管され、受熱ヘッダと放熱ヘッダとの間を接続している。
【0004】
この冷却システムによると、CPUの熱は、受熱ヘッダでの熱交換により冷媒に伝えられる。この受熱ヘッダで加熱された冷媒は、チューブを通じて放熱ヘッダに移送され、この放熱ヘッダを通過する過程でCPUの熱を放出する。この放熱ヘッダでの熱交換により冷やされた冷媒は、チューブを通じて受熱ヘッダに戻され、再びCPUの熱を受ける。この冷媒の循環により、CPUの熱を効率良く放熱ヘッダに移送することができ、CPUの冷却性能が高まる。
【0005】
ところで、液冷式の冷却システムでは、液状の冷媒を受熱ヘッダと放熱ヘッダとの間で循環させているので、この冷媒の循環経路から若干の冷媒が漏れる可能性があり得る。この冷媒の漏れが発生し易い箇所としては、例えば受熱ヘッダのような部品とチューブとの接続部分が掲げられる。従来の冷却システムでは、受熱ヘッダの冷媒入口および冷媒出口に管継手を設置し、この管継手にチューブの端部を差し込むことで、受熱ヘッダとチューブとを接続している。さらに、接続をより強固なものとするため、チューブと管継手の接続部分を外側からバンドで締め付けることで、管継手からのチューブの脱落を阻止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
液冷式の冷却システムでは、冷媒の循環経路に若干の漏れがあったり、循環経路に若干の気泡が混入したとしても、冷媒の循環に特別の支障がない限りCPUの冷却性能が極端に悪化することはない。
【0007】
しかしながら、冷媒が一定量以上漏れると、この漏れた冷媒が筐体内のCPUや各種の電子部品に付着するのを避けられない。特に不凍液を含む冷媒は、導電性を有するためにCPUや電子部品に致命的なダメージを与えることになり、ポータブルコンピュータが動作不能に陥ることがある。さらに、漏れた冷媒が筐体の外部に流出すると、例えば衣類や机の上を汚すことにもなり、ポータブルコンピュータの使用環境に悪影響を及ぼす。
【0008】
また、従来のチューブと受熱ヘッドとの接続構造によると、長期間に亘る使用によりチューブが管継手の形状に馴染んだり、バンドが弛む等してチューブが管継手を締め付ける力が失われることがあり得る。このような状態に陥ると、チューブと管継手の接続部分からの冷媒の漏洩を止めることができなくなり、漏れた冷媒が筐体の内部に流れ出すといった問題がある。
【0009】
一方、例えば「特開平4−258591号公報」は、配管の接続部分からの液体の漏洩を防止するための構成を開示している。この先行技術では、一方の配管の接続端に管状のパッキン部材を取り付けるとともに、他方の配管の接続端に管状の押嵌部材を取り付けている。パッキン部材および押嵌部材は、高吸水ポリマーを配合したゴム材料により形成されている。
【0010】
この先行技術によると、パッキン部材と押嵌部材とは、一方の配管の接続端と他方の配管の接続端との間において、互いに噛み合った状態で圧接し、これら配管の接続端の間を液密にシールしている。
【0011】
しかしながら、上記先行技術では、パッキン部材の内側に押嵌部材が嵌め込まれるため、この嵌め込み時にパッキン部材や押嵌部材がずれないように配管の接続端に固定する格別なストッパを必要とするとともに、パッキン部材と押嵌部材とを互いに噛み合わせるための複数の係合部を必要とする。
【0012】
この結果、パッキン部材および押嵌部材の形状が複雑化するのを避けられず、個々の単価が高くなるといったコスト的な問題が生じてくる。加えて、上記先行技術は、専ら高層集合住宅の圧力配管の接続構造を開示しているに止まり、電子部品を内蔵したポータブルコンピュータのような電子機器とでは分野が異なるとともに、この電子機器用の冷却システムへの適用については、何等言及されていない。
【0013】
本発明の目的は、冷媒流路からの冷媒の漏れを防止できるとともに、たとえ冷媒に漏れが生じたとしても、漏れた冷媒によって CPU のような発熱体が致命的なダメージを受けずに済む電子機器を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器は、
発熱体を収容する筐体と、
第1の管路と、この第1の管路に接続された第2の管路とを有し、上記発熱体を冷却する液状の冷媒が流れる冷媒流路と、
上記第1の管路と上記第2の管路との接続部分を覆う吸水性を有するパッキン材と、
上記パッキン材が上記冷媒を吸っているか否かを検知する検知手段と、
上記検知手段によって上記冷媒の存在が検知された時に、上記第1の管路と上記第2の管路との接続部分から冷媒が漏れていると判断し、機器の動作を停止させる制御手段と、を具備したことを特徴としている。
この構成によれば、第1の管路と第2の管路の接続部分から冷媒が漏れた場合、パッキン材が冷媒を吸収する。この吸収によりパッキン材の体積が増加し、管路の接続部分を外側から圧迫する。よって、管路の接続部分からの冷媒の漏れを防止することができる。
それとともに、管路の接続部分から冷媒が漏れると、電子機器の動作が停止するので、漏れた冷媒により CPU のような発熱体が致命的なダメージを受けずに済む。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の第1の実施の形態を図1ないし図7にもとづいて説明する。
【0016】
図1ないし図3は、電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。ポータブルコンピュータ1は、コンピュータ本体2とディスプレイユニット3とで構成されている。コンピュータ本体2は、偏平な箱形の筐体4を備えている。筐体4は、底壁4a、上壁4b、前壁4c、左右の側壁4dおよび後壁4eを有している。上壁4bは、キーボード5を支持している。
【0017】
ディスプレイユニット3は、液晶表示パネル6と、この液晶表示パネル6を収容するディスプレイハウジング7とを備えている。ディスプレイハウジング7は、筐体4の後端部に図示しないヒンジを介して支持されている。
【0018】
そのため、ディスプレイユニット3は、キーボード5を上方から覆うように倒される閉じ位置と、キーボード5を露出させるように起立する開き位置とに亘って回動可能となっている。
【0019】
図1および図3に示すように、筐体4は、プリント配線板9、ハードディスク駆動装置10およびCD−ROM駆動装置11を収容している。プリント配線板9、ハードディスク駆動装置10およびCD−ROM駆動装置11は、筐体4の底壁4aの上に並べて配置されている。
【0020】
図4に示すように、プリント配線板9の上面に発熱体としてのCPU12が実装されている。CPU12は、例えばBGA形の半導体パッケージにて構成され、プリント配線板9の後部に位置している。CPU12は、四角いベース基板13と、このベース基板13の中央部に配置されたICチップ14とを有している。ICチップ14は、CPU12の処理速度の高速化や多機能化に伴って動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために冷却を必要としている。
【0021】
ポータブルコンピュータ1は、CPU12を冷却する液例式の冷却ユニット16を搭載している。冷却ユニット16は、受熱部17、放熱部としての放熱器18、冷媒流路19およびポンプ20を備えている。
【0022】
図4および図5に示すように、受熱部17は、金属製のハウジング21を有している。ハウジング21は、偏平な箱形であり、上記筐体4に収容されたプリント配線板9の上面に固定されている。ハウジング21は、CPU12よりも一回り大きな平面形状を有し、このハウジング21の下面は、平坦な受熱面22となっている。この受熱面22は、図示しない熱伝導性グリース又は熱伝導性シートを介してCPU12のICチップ14に熱的に接続されている。
【0023】
さらに、ハウジング21の内部に冷媒通路23が形成されている。冷媒通路23は、受熱面22を介してICチップ14に熱的に接続されている。ハウジング21は、冷媒入口24および冷媒出口25を有している。冷媒入口24は、冷媒通路23の上流端に位置し、冷媒出口25は、冷媒通路23の下流端に位置している。
【0024】
放熱器18は、ディスプレイハウジング7の背面と液晶表示パネル6との間に介在されている。放熱器18は、液晶表示パネル6と略同等の大きさを有する長方形の板状をなしている。図6に示すように、放熱器18は、第1の放熱板27と第2の放熱板28とを備えている。これら放熱板27,28は、夫々金属製であり、互いに重ね合わされている。
【0025】
第1の放熱板27は、第2の放熱板28の反対側に張り出す膨出部29を有している。膨出部29は、第1の放熱板27の略全面に亘って蛇行状に形成されている。この膨出部29の開口端は、第2の放熱板28によって閉じられている。そのため、第1の放熱板27の膨出部29は、第2の放熱板28との間に冷媒通路30を構成している。
【0026】
放熱器18は、冷媒入口31と冷媒出口32とを有している。冷媒入口31は、冷媒通路30の上流端に位置するとともに、冷媒出口32は、冷媒通路30の下流端に位置している。これら冷媒入口31および冷媒出口32は、ディスプレイハウジング7の幅方向に互いに離れている。
【0027】
図1および図3に示すように、上記冷媒流路19は、送り経路33と戻し経路34とを備えている。送り経路33は、受熱部17の冷媒出口25と放熱器18の冷媒入口31とを結ぶように、筐体4とディスプレイハウジング7との間に跨って配管されている。戻し経路34は、放熱器18の冷媒出口32と受熱部17の冷媒入口24とを結ぶように、筐体4とディスプレイハウジング7との間に跨って配管されている。このため、受熱部17の冷媒通路23および放熱器18の冷媒通路30は、冷媒流路19の一部となっており、この冷媒流路19に液状の冷媒としての冷却液が充填されている。この冷却液としては、例えば水にエチレングリコール溶液および必要に応じて腐蝕防止剤を添加した不凍液が用いられている。この種の不凍液は、導電性を有している。
【0028】
上記ポンプ20は、送り経路33の途中に設置されている。ポンプ20は、上記冷却液を受熱部17と放熱器18との間で強制的に循環させるためのものであり、本実施形態の場合は、上記ディスプレイハウジング7に収容されている。このポンプ20は、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入時あるいはCPU12の温度が予め決められた値に達した時に駆動される。
【0029】
ポンプ20が駆動を開始すると、冷却液が放熱器18に向けて送り出され、この冷却液が冷媒流路19に沿って流れる。すなわち、受熱部17の冷媒通路23を流れる冷却液は、この流れの過程でCPU12の熱を受けて加熱される。この加熱された冷却液は、送り経路33を通じて放熱器18に送り込まれ、蛇行状に屈曲された冷媒通路30を流れる。この流れの過程で冷却液に吸収されたCPU12の熱が第1および第2の放熱板27,28に拡散され、これら放熱板27,28の表面から放出される。
【0030】
放熱器18での熱交換により冷やされた冷却液は、戻し経路34を通じて受熱部17の冷媒通路23に戻される。この冷却液は、冷媒通路23を流れる過程で再びCPU12の熱を吸収した後、放熱器18に送り出される。このようなサイクルを繰り返すことで、CPU12の熱がディスプレイハウジング7内の放熱器18に移送され、この放熱器18からポータブルコンピュータ1の外部に放出される。
【0031】
このような液冷式の冷却ユニット16では、冷却液が冷媒流路19を流れるため、例えば冷媒流路19と受熱部17の冷媒入口24および冷媒出口25、冷媒流路19と放熱器18の冷媒入口31および冷媒出口32さらには冷媒流路19とポンプ20との接続部分から冷却液が漏れる可能性があり得る。
【0032】
そこで、本発明では、上記接続部分に冷却液の漏れ防止対策が施されている。この漏れ防止対策について、受熱部17の冷媒出口25と送り経路33との接続部分を代表して説明する。
【0033】
図5および図7に示すように、受熱部17の冷媒出口25は、第1の管路としての管継手37を有している。管継手37は、中空円筒状の第1の接続端38と、中空円筒状の外壁39とを有している。外壁39は、第1の接続端38を径方向外側から同軸状に取り囲んでいる。これら第1の接続端38および外壁39は、ハウジング21と一体化されている。
【0034】
外壁39の一端は、第1の接続端38に連なっているとともに、外壁39の他端は、そのまま外方に開放されて挿入口40を構成している。第1の接続端38は、挿入口40から突き出しており、この第1の接続端38の外周面に複数の凸部41が形成されている。凸部41は、第1の接続端38の外周面の周方向に連続するとともに、この第1の接続端38の軸方向に間隔を存して配置されている。
【0035】
第1の接続端38の外周面と外壁39の内周面との間にパッキン収容室42が形成されている。パッキン収容室42は、第1の接続端38を取り囲むとともに、上記挿入口40に連なっている。
【0036】
一方、上記送り経路33は、第2の管路としてのチューブ44を有している。チューブ44は、例えばシリコーンゴムにて形成され、可撓性を有している。チューブ44の内径は、上記第1の接続端38の外径と同等か、あるいは僅かに小さく設定されている。チューブ44は、管継手37に接続される第2の接続端45を有している。第2の接続端45は、第1の接続端38の外側に嵌め込まれている。これにより、第2の接続端45の内周面が第1の接続端38の外周面の凸部41に密接し、チューブ44と管継手37との接続部分の水密性が確保されている。
【0037】
さらに、チューブ44の第2の接続端45は、その外側から金属製のバンド46によって締め付けられており、チューブ44が第1の接続端38に抜け止め保持されている。
【0038】
図7に見られるように、チューブ44の第2の接続端45は、管継手37のパッキン収容室42に入り込んでいる。この第2の接続端45の外周面と外壁39の内周面との間には、隙間が生じており、この隙間の部分にパッキン材47が充填されている。パッキン材47は、例えば吸水ポリマーを配合したゴム状弾性体であり、水分を吸収した時に、体積が増加するような特性を有している。このパッキン材47は、第2の接続端45の外周面および外壁39の内周面に夫々密接しており、チューブ44と管継手37との接続部分を外側から覆っている。
【0039】
さらに、外壁39の他端によって構成される挿入口40は、リング状のシール部材48によって塞がれている。シール部材48は、弾性変形が可能なゴム製であり、上記外壁39と協働してパッキン材47を覆い隠している。
【0040】
このような構成において、ポータブルコンピュータ1を長期間に亘って使用すると、チューブ44が管継手37の第1の接続端38の形状に馴染んだり、バンド46が弛む等して、チューブ44の内周面と第1の接続端38の外周面との密着性が失われることがあり得る。このような状態に陥ると、冷媒流路19を流れる冷却液の一部がチューブ44の内周面と第1の接続端38の外周面との間を伝わって漏れ出そうとする。
【0041】
しかるに、上記構成においては、チューブ44と管継手37との接続部分が外側から吸水性を有するパッキン材47で覆われているので、このパッキン材47が漏れた冷却液を吸収する。このため、冷却液は、管継手37のパッキン収容室42に止まり、管継手37の外部への冷却液の漏れを止める、もしくは冷却液の漏れ量を少なく抑えることができる。
【0042】
しかも、パッキン材47は、冷却液を吸収すると体積が増加する特性を有するので、このパッキン材47が外壁39の内周面およびチューブ44の第2の接続端45の外周面に押し付けられる。このため、チューブ44の第2の接続端45が外側から圧迫され、この第2の接続端45の内周面が第1の接続端38の外周面に押し付けられる。よって、チューブ44と管継手37の接続部分からの冷却液の漏れ出しを解消することができ、この冷却液が水気を嫌うプリント配線板9やCPU12に付着するのを防止できる。
【0043】
さらに、上記構成によると、パッキン収容室42に連なる挿入口40は、シール部材48によって塞がれているので、吸水性を有するパッキン材47が筐体4の内部に露出せずに済む。そのため、パッキン材47が空気中の湿気を吸収し難くなり、パッキン材47の吸水性能が早期のうちに飽和状態となるのを防止できる。よって、冷却液の漏れが生じた場合に、この漏れた冷却液をパッキン材47によって速やかに吸収することができる。
【0044】
なお、本発明は上記第1の実施の形態に特定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。例えば、パッキン材を取り囲む管継手の外壁に透明な窓を形成するとともに、吸水ポリマーに水分を吸った時に色の変化する物質を添加するようにしても良い。この構成によれば、窓を通じてパッキン材の色の変化具合を認識することができ、冷却液が漏れているか否かを目視により容易に確認できる。
【0045】
また、シール部材は必ずしも設置する必要はなく、パッキン材が挿入口から露出していても良い。
【0046】
さらに、図8ないし図10は、本発明の第2の実施の形態を開示している。
【0047】
この第2の実施の形態は、冷却液の漏れの有無を検知するとともに、この検知結果に基づいてポータブルコンピュータ1を制御するようにした点が上記第1の実施の形態と相違している。これ以外のポータブルコンピュータ1の基本的な構成は、上記第1の実施の形態と同様である。そのため、第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0048】
図8に示すように、管継手37の外壁39に一対の電極51a,51bが組み込まれている。電極51a,51bは、パッキン収容室42を間に挟んで互いに向かい合う位置に配置されている。これら電極51a,51bは、パッキン収容室42に露出しているとともに、パッキン材47に接している。このパッキン材47に導電性の冷却液が吸収されると、電極51a,51b間の電気抵抗値が下がり、この電気抵抗値を基に管継手37とチューブ44との接続部分からの冷却液の漏れの有無を検知している。そのため、上記電極51a,51bは、パッキン材47が冷却液を吸っているか否かを検知する検知手段52を構成している。
【0049】
図9は、冷却液の漏れの有無に基づいてポータブルコンピュータ1を制御する際の機能ブロックを開示している。冷媒流路19、検知手段52およびCPU12は、コンピュータ本体2に収容されている。検知手段52によって検出された電気抵抗値は、CPU12に送られる。このCPU12は、電気抵抗値に基づいて冷却液が漏れているか否かを判断し、それ以降のポータブルコンピュータ1の動作を制御する。したがって、本実施の形態では、CPU12が制御手段を兼ねている。さらに、コンピュータ本体2は、冷却液が漏れていることを音で警告するスピーカあるいは光で表示するインディケータランプのような警告手段53を備えている。この警告手段53は、CPU12からの指令に基づいて動作する。
【0050】
図10は、ポータブルコンピュータ1の起動時のCPU12の動作を示すフローチャートを開示している。ステップS1においてポータブルコンピュータ1の電源が投入されると、CPU12は、ステップS2で通常値よりも低いクロック周波数で起動する。引き続きステップS3では、CPU12は、電極51a,51b間の電気抵抗値を基にパッキン材47が冷却液を吸っているか否かを判断する。
【0051】
このステップS3で冷却液が漏れていると判断されると、ステップS4に進む。このステップS4では、筐体4に収容された警告手段53がCPU12からの指令に基づき動作し、オペレ−タに冷却液が漏れていることを認識させる。この後、ステップS5に進み、CPU12は、ポータブルコンピュータ1をシャッドダウンさせる処理を実行する。
【0052】
一方、上記ステップS3で冷却液が漏れていないと判断された時は、ステップS6でポンプ20がCPU12からの指令を受けて動作を開始し、冷却ユニット16の受熱部17と放熱器18との間で冷却液が強制的に循環される。そして、次のステップS7でCPU12のクロック周波数を通常値に設定する処理を実行する。これにより、ポータブルコンピュータ1の起動動作が完了する。
【0053】
このような本発明の第2の実施の形態によれば、受熱部17の管継手37とチューブ44との接続部分から冷却液が漏れている時に、ポータブルコンピュータ1の起動時に冷却液の漏れを音や光で警告するとともに、このポータブルコンピュータ1を強制的にシャットダウンさせる処理を実行している。
【0054】
このため、冷却液の漏れが生じた時にポータブルコンピュータ1の動作を速やかに停止させることができ、冷却液の漏れを修復する作業に移行することができる。よって、ポータブルコンピュータ1のCPU12やその他の電子部品が冷却液によって致命的なダメージを受けるのを防止できる。
【0055】
図11および図12は、本発明の第3の実施の形態を開示している。
【0056】
この第3の実施の形態は、CPU12とは別の制御手段61を用いてポータブルコンピュータ1を制御するようにした点が上記第2の実施の形態と相違している。上記制御手段61は、プリント配線板9に実装されたLSIのような電子部品にて構成され、コンピュータ本体2に収容されている。
【0057】
図12は、ポータブルコンピュータ1の起動時の動作を示すフローチャートを開示している。ステップS11でポータブルコンピュータ1の電源が投入されると、冷却液が漏れているか否かを検知するステップS12に進む。このステップS12では、上記制御手段61に電極51a,51b間の電気抵抗値が入力される。制御手段61は、電気抵抗値を基にパッキン材47が冷却液を吸っているか否かを判断する。
【0058】
このステップS12で冷却液が漏れていると判断されると、ステップS13に進む。このステップS13では、筐体4に収容された警告手段53が制御手段61からの指令に基づき動作し、オペレータに冷却液が漏れていることを認識させる。この後、ステップS14に進み、制御手段61はポータブルコンピュータ1をシャットダウンさせる処理を実行する。
【0059】
一方、上記ステップS12で冷却液が漏れていないと判断された時は、ステップS15でポンプ20が制御手段61からの指令を受けて動作を開始し、冷却ユニット16の受熱部17と放熱器18との間で冷却液が強制的に循環される。そして、次のステップS16でCPU12が制御手段61からの指令を受けて起動する。これにより、ポータブルコンピュータ1の起動動作が完了する。
【0060】
このような本発明の第3の実施の形態によれば、ポータブルコンピュータ1の起動時に冷却液の漏れの有無を判断し、この判断結果に基づいてポータブルコンピュータ1を強制的にシャットダウンさせるか、CPU12を起動させる処理を実行している。そのため、冷却液の漏れが生じた時に、ポータブルコンピュータ1の動作を速やかに停止させることができ、CPU12やその他の電子部品が冷却液によって致命的なダメージを受けるのを防止できる。
【0061】
なお、この第3の実施の形態において、CPU12の熱を受ける受熱部17の熱容量が十分に大きい場合には、先にCPU12を起動させてから、ポンプ20を動作させるようにしても良い。
【0062】
図13は、本発明の第4の実施の形態を開示している。
【0063】
この第4の実施の形態は、冷却液の漏れが発生した場合でも、CPU12の冷却性能が維持されている限りポータブルコンピュータ1の動作を継続させるようにしたものである。それ以外の点は、上記第3の実施の形態と同様である。
【0064】
図13に示すように、ステップS21でポータブルコンピュータ1の電源が投入されると、冷却液が漏れているか否かを検知するステップS22に進む。このステップS22では、制御手段61に電極51a,51b間の電気抵抗値が入力される。制御手段61は、電気抵抗値を基にパッキン材47が冷却液を吸っているか否かを判断する。このステップS22で冷却液が漏れていないと判断された時は、冷却液が漏れているか否かを検知する処理を繰り返す。
【0065】
ステップS22で冷却液が漏れていると判断されると、ステップS23に進む。このステップS23では、筐体4に収容された警告手段53が制御手段61からの指令に基づき動作し、オペレータに冷却液が漏れていることを認識させる。引き続いてステップS24に進み、制御手段61がポンプ20の運転を停止させる処理を実行する。これにより、受熱部17と放熱器18との間での冷却液の循環が停止する。
【0066】
冷却液の循環が止まると、制御手段61はステップS25においてCPU12のクロック周波数を通常値よりも低く設定する処理を実行し、CPU12の発熱を抑える。次にステップS26に進み、ここで制御手段61は、その時のCPU12の温度を予め設定された上限値と比較する。CPU12の温度が上限値よりも低い場合には、CPU12の温度と上限値とを比較する処理を繰り返す。
【0067】
上記ステップS26でCPU12の温度が上限値を上回った場合は、ステップS27に進み、制御手段61はポータブルコンピュータ1をシャットダウンさせる処理を実行する。
【0068】
このような第4の実施の形態によれば、冷却液の漏れが検出された場合に、冷却液の循環が停止されるので、管継手37とチューブ44との接続部分からの冷却液の漏れを止めることができる。
【0069】
しかも、冷却液の循環が止まった以降は、CPU12のクロック周波数を通常値よりも低く設定して、CPU12の発熱を抑えるとともに、このCPU12の温度を監視しつつポータブルコンピュータ1の運転を継続している。そのため、冷却液の漏れが生じた時に、直ちにポータブルコンピュータ1の運転を停止させることができないような使用形態に好都合となる。
【0070】
図14は、本発明の第5の実施の形態を開示している。
【0071】
この第5の実施の形態は、冷却液の漏れが発生した時に、直ちにポータブルコンピュータ1の動作を停止させるようにした点が上記第4の実施の形態と相違している。
【0072】
図14に示すように、ステップS31でポータブルコンピュータ1の電源が投入されると、冷却液が漏れているか否かを検知するステップS32に進む。このステップS32では、制御手段61に電極51a,51b間の電気抵抗値が入力される。制御手段61は、電気抵抗値を基にパッキン材47が冷却液を吸っているか否かを判断する。このステップS32で冷却液が漏れていないと判断された時は、冷却液が漏れているか否かを検知する処理を繰り返す。
【0073】
ステップS32で冷却液が漏れていると判断されると、ステップS33に進む。このステップS33では、筐体4に収容された警告手段53が制御手段61からの指令に基づき動作し、オペレータに冷却液が漏れていることを認識させる。引き続いてステップS34に進み、制御手段61がポンプ20の運転を停止させる処理を実行する。これにより、受熱部17と放熱器18との間での冷却液の循環が停止する。次に、ステップS35に進み、制御手段61は、ポータブルコンピュータ1をシャットダウンさせる処理を実行する。
【0074】
さらに、図15は、本発明の第6の実施の形態を開示している。
【0075】
この第6の実施の形態は、パッキン材47が冷却液を吸っているか否かを検知するための構成が上記第2の実施の形態と相違している。これ以外のポータブルコンピュータ1の基本的な構成は、上記第2の実施の形態と同様である。
【0076】
図15に示すように、管継手37の第1の接続端38の内部に第1の電極71が埋め込まれている。さらに、管継手37の外壁39の内部に第2の電極72が埋め込まれている。パッキン材47は、第1および第2の電極71,72の間に介在されている。パッキン材47に導電性の冷却液が吸収されると、第1および第2の電極71,72の間の静電容量が変化し、この静電容量の変化を示す信号がCPU12又は他の制御手段61に送出される。したがって、第1および第2の電極71,72は、パッキン材47が冷却液を吸っているか否かを検知する検知手段73を構成している。
【0077】
このような第6の実施の形態においても、第1および第2の電極71,72からの信号をCPU12又はCPU12とは別の制御手段61に入力することにより、冷却液が漏れているか否かを判断することができる。したがって、上記第2ないし第5の実施の形態と同様に、冷却液の漏れの有無に基づいてポータブルコンピュータ1を起動させたり、強制的にシャットダウンさせる処理を実行することができ、漏れた冷却液によりCPU12やその他の電子部品が致命的なダメージを受けるのを防止できる。
【0078】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、冷媒流路からの冷媒の漏れを防止できるとともに、たとえ冷媒に漏れが生じたとしても、漏れた冷媒によって CPU のような発熱体が致命的なダメージを受けずに済むといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態において、液冷式の冷却ユニットを搭載したポータブルコンピュータの斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態において、ディスプレイユニットを開き位置に回動させた状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図3】本発明の第1の実施の形態において、液冷式の冷却ユニットを搭載したポータブルコンピュータの断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態において、CPUと受熱部との位置関係を示すポータブルコンピュータの断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に用いる受熱部の断面図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に用いる放熱器の断面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態において、冷却液の漏れ防止対策を施した管継手とチューブとの接続部分の断面図。
【図8】本発明の第2の実施の形態において、冷却液の漏れ防止対策を施した管継手とチューブとの接続部分の断面図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の機能を示すブロック図。
【図10】本発明の第2の実施の形態において、冷却液の漏れを検知してからポータブルコンピュータをシャットダウンするまでの制御の内容を示すフローチャート。
【図11】本発明の第3の実施の形態の機能を示すブロック図。
【図12】本発明の第3の実施の形態において、冷却液の漏れを検知してからポータブルコンピュータをシャットダウンするまでの制御の内容を示すフローチャート。
【図13】本発明の第4の実施の形態において、冷却液の漏れを検知してからポータブルコンピュータをシャットダウンするまでの制御の内容を示すフローチャート。
【図14】本発明の第5の実施の形態において、冷却液の漏れを検知してからポータブルコンピュータをシャットダウンするまでの制御の内容を示すフローチャート。
【図15】本発明の第6の実施の形態において、冷却液の漏れ防止対策を施した管継手とチューブとの接続部分の断面図。
【符号の説明】
4…筐体
12…発熱体(CPU)
19…冷媒流路
37…第1の管路(管継手)
44…第2の管路(チューブ)
47…パッキン材
52,73…検知手段
12,61…制御手段
Claims (8)
- 発熱体を収容する筐体と、
第1の管路と、この第1の管路に接続された第2の管路とを有し、上記発熱体を冷却する液状の冷媒が流れる冷媒流路と、
上記第1の管路と上記第2の管路との接続部分を覆う吸水性を有するパッキン材と、
上記パッキン材が上記冷媒を吸っているか否かを検知する検知手段と、
上記検知手段によって上記冷媒の存在が検知された時に、上記第1の管路と上記第2の管路との接続部分から冷媒が漏れていると判断し、機器の動作を停止させる制御手段と、を具備したことを特徴とする電子機器。 - 請求項1の記載において、上記筐体は、上記第1の管路と上記第2の管路との接続部分から冷媒が漏れていることを警告する警告手段を備え、この警告手段は、上記冷媒が漏れていると上記制御手段が判断した時に、この制御手段によって駆動されることを特徴とする電子機器。
- 請求項1の記載において、上記冷媒流路は、上記発熱体の熱を受ける受熱部と、上記発熱体の熱を放出する放熱部と、これら受熱部と放熱部との間で上記冷媒を強制的に循環させるポンプとを含んでいることを特徴とする電子機器。
- 請求項3の記載において、上記制御手段は、上記冷媒の漏れがないと判断した時に、上記ポンプを駆動させることを特徴とする電子機器。
- 請求項3の記載において、上記制御手段は、上記冷媒が漏れていると判断した時に、上記ポンプの運転を停止させることを特徴とする電子機器。
- 請求項1又は請求項5の記載において、上記発熱体は、機器の動作を司る CPU を含み、また、上記制御手段は、上記冷媒が漏れていると判断した時に、上記 CPU のクロック周波数を通常値よりも低く設定するとともに、この時の CPU の温度が予め決められた値よりも高い時に、機器の動作を停止させることを特徴とする電子機器。
- 発熱する CPU を有する筐体と、
第1の管路と、この第1の管路に接続された第2の管路とを有し、上記 CPU を冷却する液状の冷媒が流れる冷媒流路と、
上記第1の管路と上記第2の管路との接続部分を覆う吸水性を有するパッキン材と、
上記パッキン材が上記冷媒を吸っているか否かを検知する検知手段と、を具備し、
上記 CPU は、機器の電源が投入された時に、通常時よりも低いクロック周波数で起動し、上記検知手段によって上記冷媒の存在が検知された時に、上記第1の管路と上記第2の管路との接続部分から冷媒が漏れていると判断して機器の動作を停止させるとともに、上記検知手段によって上記冷媒の存在が検知されなかった時に、その周波数を通常値に設定することを特徴とする電子機器。 - 請求項7の記載において、上記筐体は、上記第1の管路と上記第2の管路との接続部分から冷媒が漏れていることを警告する警告手段を備え、この警告手段は、上記冷媒が漏れていると上記 CPU が判断した時に、このCPUによって駆動されることを特徴とする電子機器。
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