JP6927603B2 - 冷却システム、電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却システム、電子機器に関する。
各種の電子機器は、筐体内に複数の電子部品を収容している。筐体内に収容された複数の電子部品のうち、発熱性が高い電子部品を、液状の冷却媒体で冷却する液冷方式が採用されている。
例えば、特許文献1には、ハウジング(筐体)内に設けられた電子サブシステム(モジュール)の発熱コンポーネント(発熱部材)を冷却するため、液冷式構造体(冷却部材)を備える構成が開示されている。
特表2015−501489号公報
特許文献1に開示されている冷却部材には、冷却媒体を給排する配管が接続されている。
例えば、筐体内に収容される電子部品の数の増加に伴い、筐体内の部品配置が高密度化すると、他の配管や他の電子部品との干渉を抑えるように配管をレイアウトすることが望まれる場合がある。
この場合、レイアウトどおりに配管を設けるために、冷却部材に対して、配管を位置合わせする必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示されるように冷却部材に配管を接続すると、冷却部材に対し、配管が中心軸の軸周りに回転してしまうことがある。
このため、冷却部材に対して、配管を位置合わせすることが難しい。
本発明の目的は、上述した課題のいずれかを解決する冷却システム、電子機器を提供することにある。
本発明の第一の態様の冷却システムは、平面視矩形状の基板上に実装された発熱部材を冷却する冷却媒体の流路を備えた冷却部材と、前記流路に前記冷却媒体を供給する供給側配管の端部に設けられ、前記冷却部材の前記流路の一端に接続される供給側継手と、前記流路から前記冷却媒体を排出する排出側配管の端部に設けられ、前記冷却部材の前記流路の他端に接続される排出側継手と、前記供給側継手および前記排出側継手にそれぞれ設けられ、前記冷却部材に接続される接続部と、前記冷却部材の前記流路の両端部にそれぞれ形成され、前記供給側継手および前記排出側継手の前記接続部が接続される被接続部と、前記接続部と前記被接続部とが、前記接続部の中心軸回りの周方向に相対回転することを抑える回り止め部と、を備える。
本発明の第二の態様の電子機器は、筐体と、前記筐体に収容されている上記冷却システムと、を備える。
上述の一態様によれば、冷却部材に対して、配管を位置合わせしやすい。
本発明の冷却システムの最小構成を示す図である。 本発明の電子機器の最小構成を示す図である。 本発明の電子機器の概略構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器において、下段側のサイドモジュールを示す平面図である。 本発明の電子機器において、上段側のサイドモジュールおよびセンターモジュールを示す平面図である。 本発明の電子機器において、上段側のサイドモジュールおよびセンターモジュールに設けられた分岐管部を主に示す平面図である。 本発明の冷却システムに設けられたセンターモジュール、およびセンターモジュールに接続される供給側継手、排出側継手を示す斜視展開図である。 本発明の冷却システムの一部を示す平面図である。 本発明の冷却システムに設けられた供給側継手、排出側継手を構成する継手部材の斜視図である。 本発明の冷却システムの変形例を示す平面図である。
本発明の複数の実施形態に関して図面を参照して以下に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態による冷却システムの最小構成を示す図である。
この図が示すように、冷却システム100Aは、冷却部材73Aと、供給側継手151Aと、排出側継手152Aと、接続部173Aと、被接続部77Aと、回り止め部180Aと、を少なくとも備えていればよい。
冷却部材73Aは、平面視矩形状の基板71A上に実装された発熱部材72Aを冷却する。冷却部材73Aは、冷却媒体の流路73sを備えている。
供給側継手151Aは、冷却部材73Aの流路73sに冷却媒体を供給する供給側配管142Aの端部に設けられている。供給側継手151Aは、冷却部材73Aの流路73sの一端に接続される。
排出側継手152Aは、冷却部材73Aの流路73sから冷却媒体を排出する排出側配管143Aの端部に設けられている。排出側継手152Aは、冷却部材73Aの流路73sの他端に接続される。
接続部173Aは、供給側継手151Aおよび排出側継手152Aにそれぞれ設けられている。接続部173Aは、冷却部材73Aに接続される。
被接続部77Aは、冷却部材73Aの流路73sの両端部にそれぞれ形成されている。被接続部77Aは、供給側継手151Aおよび排出側継手152Aの接続部173Aが接続される。
回り止め部180Aは、接続部173Aと被接続部77Aとが、接続部173Aの中心軸C1回りの周方向Dcに相対回転することを抑える。
このような冷却システム100Aでは、冷却媒体は、供給側配管142Aから、流路73sの一方の端部に接続された供給側継手151Aを介し、冷却部材73Aの流路73sに流れ込む。流路73sに流れ込んだ冷却媒体により、冷却部材73Aが冷却される。これにより、基板71A上に実装された発熱部材72Aが、冷却部材73Aによって冷却される。流路73s内の冷却媒体は、流路73sの他方の端部に接続された排出側継手152Aから、排出側配管143Aを通して排出される。
この構成において、回り止め部180Aによって、供給側継手151Aおよび排出側継手152Aの接続部173Aと、冷却部材73Aの流路73sの両端部に形成された被接続部77Aとが、接続部173Aの中心軸C1回りの周方向Dcに相対回転することが抑えられる。これにより、供給側継手151Aおよび排出側継手152Aの接続部173Aを被接続部77Aに接続する際、被接続部77Aに対する接続部173Aの周方向Dcの向きがずれるのを抑えることができる。
このため、冷却部材73Aに対して、供給側配管142A及び排出側配管143Aの位置合わせがしやすい。
さらに、供給側配管142A及び排出側配管143Aの位置合わせができれば、供給側配管142A、排出側配管143Aが、他の配管や電子部品に干渉してしまうことが抑えられる。
[第2の実施形態]
図2は、本実施形態による電子機器の最小構成を示す図である。
この図が示すように、電子機器2Bは、筐体3Bと、筐体3Bに収容されている冷却システム100Bと、を少なくとも備えていればよい。冷却システム100Bは、冷却部材73Bと、供給側継手151Bと、排出側継手152Bと、接続部173Bと、被接続部77Bと、回り止め部180Bと、を備えている。
冷却部材73Bは、平面視矩形状の基板71B上に実装された発熱部材72Bを冷却する。冷却部材73Bは、冷却媒体の流路73tを備えている。
供給側継手151Bは、冷却部材73Bの流路73tに冷却媒体を供給する供給側配管142Bの端部に設けられている。供給側継手151Bは、冷却部材73Bの流路73tの一端に接続される。
排出側継手152Bは、冷却部材73Bの流路73tから冷却媒体を排出する排出側配管143Bの端部に設けられている。排出側継手152Bは、冷却部材73Bの流路73tの他端に接続される。
接続部173Bは、供給側継手151Bおよび排出側継手152Bにそれぞれ設けられている。接続部173Bは、冷却部材73Bに接続される。
被接続部77Bは、冷却部材73Bの流路73tの両端部にそれぞれ形成されている。被接続部77Bは、供給側継手151Bおよび排出側継手152Bの接続部173Bが接続される。
回り止め部180Bは、接続部173Bと被接続部77Bとが、接続部173Bの中心軸C2回りの周方向Dcに相対回転することを抑える。
このような冷却システム100Bでは、冷却媒体は、供給側配管142Bから、流路73tの一方の端部に接続された供給側継手151Bを介し、冷却部材73Bの流路73tに流れ込む。流路73tに流れ込んだ冷却媒体により、冷却部材73Bが冷却される。これにより、基板71B上に実装された発熱部材72Bが、冷却部材73Bによって冷却される。流路73t内の冷却媒体は、流路73tの他方の端部に接続された排出側継手152Bから、排出側配管143Bを通して排出される。
この構成において、回り止め部180Bによって、供給側継手151Bおよび排出側継手152Bの接続部173Bと、冷却部材73Bの流路73tの両端部に形成された被接続部77Bとが、接続部173Bの中心軸C2回りの周方向Dcに相対回転することが抑えられる。これにより、供給側継手151Bおよび排出側継手152Bの接続部173Bを被接続部77Bに接続する際、被接続部77Bに対する接続部173Bの周方向Dcの向きがずれるのを抑えることができる。
このため、冷却部材73Bに対して、供給側配管142Bおよび排出側配管143Bの位置合わせがしやすい。
さらに、供給側配管142Bおよび排出側配管143Bの位置合わせができれば、供給側配管142Bおよび排出側配管143Bが、他の配管や電子部品に干渉してしまうことが抑えられる。
[第3の実施形態]
図3は、本実施形態による電子機器の概略構成を示す斜視図である。
(サーバの全体構成)
この図が示すように、サーバ(電子機器)2Cは、筐体3Cと、メイン基板5と、サイドモジュール6と、センターモジュール7Cと、を備えている。サーバ2Cは、1台以上が図示しないサーバラックに収容され、サーバ装置(図示無し)を構成する。サーバ2Cは、サーバラック(図示無し)に対し、水平方向に沿って挿抜可能に設けられている。以下の説明において、サーバラックに対するサーバ2Cの挿抜方向を、奥行き方向Dpと称する。また、水平面内において奥行き方向Dpに直交する方向を幅方向Dw、奥行き方向Dpおよび幅方向Dwに直交する方向を上下方向Dvと称する。
(筐体)
筐体3Cは、上下方向Dvから平面視すると、奥行き方向Dpに長辺を有する長方形状に形成されている。筐体3Cは、水平面に沿って設けられる底板3dと、底板3dの幅方向Dw両側から上方に立ち上がる一対の側板3eと、を少なくとも備えている。筐体3Cは、底板3dの奥行き方向Dpの第二側Dp2に、底板3dから上方に立ち上がるリヤパネル3rを備えている。さらに、筐体3Cは、底板3dの奥行き方向Dpの第一側Dp1にフロントパネル3fを備えてもよい。
(メイン基板)
メイン基板5、サイドモジュール6、およびセンターモジュール7Cは、筐体3C内に収容されている。
メイン基板5は、平板状で、筐体3Cの底板3d上に沿って配置されている。メイン基板5は、筐体3C内の幅方向Dw中央部に配置されている。
(サイドモジュール)
サイドモジュール6は、筐体3C内で、メイン基板5に対し、幅方向Dwの両側にそれぞれ配置されている。各サイドモジュール6は、下段側モジュール部6Aと、上段側モジュール部6Bとが、上下方向Dvに積層されて設けられている。下段側モジュール部6A、上段側モジュール部6Bは、それぞれ、第一モジュール10Cと、第二モジュール20Cと、を備えている。
図4は、本実施形態による電子機器において、下段側のサイドモジュールを示す平面図である。図5は、本実施形態による電子機器において、上段側のサイドモジュールおよびセンターモジュールを示す平面図である。
これらの図が示すように、下段側モジュール部6A、上段側モジュール部6Bのそれぞれにおいて、第一モジュール10Cは、筐体3C内に設けられている。第一モジュール10Cは、サイドモジュール基板11Cと、サイドモジュールCPU(Central Processing Unit)12Cと、サイドモジュール冷却部材13Cと、を備えている。
サイドモジュール基板11Cは、平板状で、水平面内に沿って配置されている。サイドモジュールCPU12Cは、サイドモジュール基板11Cの表面に実装されている。サイドモジュールCPU12Cは、所定の処理を実行するプロセッサとして機能する。サイドモジュール冷却部材13Cは、サイドモジュールCPU12Cに積層されて設けられている。サイドモジュール冷却部材13Cは、金属材料からなり、例えば直方体状をなしている。サイドモジュール冷却部材13Cは、その内部に冷却媒体が流入する空間(図示無し)が形成されている。サイドモジュール冷却部材13Cの上面には、空間(図示無し)に連通する冷媒入口(図示無し)と冷媒出口(図示無し)とが形成されている。
第二モジュール20Cは、筐体3C内において第一モジュール10Cに対して筐体3Cの奥行き方向Dpの第一側Dp1に間隔を空けて設けられている。第二モジュール20Cは、第一モジュール10Cと同様の構成であり、サイドモジュール基板21Cと、サイドモジュールCPU22Cと、サイドモジュール冷却部材23Cと、を備えている。
サイドモジュール基板21Cは、平板状で、水平面内に沿って配置されている。サイドモジュールCPU22Cは、サイドモジュール基板21Cの表面に実装されている。サイドモジュールCPU22Cは、所定の処理を実行するプロセッサとして機能する。サイドモジュール冷却部材23Cは、サイドモジュールCPU22Cに積層されて設けられている。サイドモジュール冷却部材23Cは、金属材料からなり、例えば直方体状をなしている。サイドモジュール冷却部材23Cは、その内部に冷却媒体が流入する空間(図示無し)が形成されている。サイドモジュール冷却部材23Cの上面には、空間(図示無し)に連通する冷媒入口(図示無し)と冷媒出口(図示無し)とが形成されている。
(センターモジュール)
図6は、本実施形態による電子機器において、上段側のサイドモジュールおよびセンターモジュールに設けられた分岐管部を主に示す平面図である。
図3に示すように、センターモジュール7Cは、メイン基板5の上方に、各サイドモジュール6と幅方向Dwに間隔を空けて配置されている。センターモジュール7Cは、上下方向Dvにおいて上段側モジュール部6Bとほぼ同じ高さに配置されている。図5、図6に示すように、センターモジュール7Cは、基板71Cと、CPU(発熱部材)72Cと、冷却部材73Cと、を備えている。
基板71Cは、平板状で、筐体3Cの底板3dと平行に、水平面に沿って配置されている。基板71Cは、上下方向Dvから視た平面視で矩形状をなしている。基板71Cは、平面視長方形状である。基板71Cは、長辺方向の側辺71sを、奥行き方向Dpに沿わせて配置されている。基板71Cは、メイン基板5または底板3d上に、不図示の支持部材を介して支持されている。
CPU72Cは、基板71C上に実装されている。CPU72Cは、複数の第一モジュール10C、および第二モジュール20CのサイドモジュールCPU12C、22Cと協働して所定の処理を実行するプロセッサとして機能する。
冷却部材73Cは、CPU72Cに積層されて設けられている。冷却部材73Cは、基板71C上に実装されたCPU72Cを冷却する。冷却部材73Cは、金属材料からなり、例えば直方体状をなしている。冷却部材73Cは、基板71Cの表面に交差する上下方向Dvから視て矩形状で、その四辺を奥行き方向Dpおよび幅方向Dwに沿わせて配置されている。
図7は、本実施形態の電子機器の冷却システムに設けられたセンターモジュール、およびセンターモジュールに接続される供給側継手、排出側継手を示す斜視展開図である。
この図が示すように、冷却部材73Cは、その内部に、CPU72Cを冷却するための冷却媒体の流路73uが形成されている。流路73uは、例えば、CPU72Cに面する領域内で、上下方向Dvに直交する水平面に沿ってラビリンス状、ジグザグ状等に連続して形成されている。
冷却部材73Cの上面には、流路73uの両端部が開口することで、一対の被接続部77Cが形成されている。本実施形態において、一対の被接続部77Cは、冷却部材73Cの上面において、対角状をなす角部73f、73gに配置されている。つまり、一対の被接続部77Cは、冷却部材73Cの角部73f、73gに対角状に配置されている。換言すると、一対の被接続部77Cは、冷却部材73Cにおいて、奥行き方向Dpおよび幅方向Dwで、互いに異なる位置に配置されている。
(冷却系統)
図3〜図5に示すように、サーバ2Cは、冷却系統Rを備えている。冷却系統Rは、第一モジュール10Cのサイドモジュール冷却部材13C、第二モジュール20Cのサイドモジュール冷却部材23C、センターモジュール7Cの冷却部材73Cを冷却するための冷却媒体の流路を形成する。冷却系統Rは、上流側配管110Cと、下流側配管120Cと、排出配管130Cと、分岐管部140(図5参照)と、を備えている。
(上流側配管、下流側配管)
上流側配管110Cは、外部から第一モジュール10Cのサイドモジュール冷却部材13Cに、水等の液体からなる冷却媒体を供給する。上流側配管110Cは、筐体3Cのリヤパネル3rに形成された配管挿通開口3h(図3参照)を通して、筐体3Cの外部から内部に挿入されている。図4、図5に示すように、上流側配管110Cは、筐体3C内で奥行き方向Dpに延びている。上流側配管110Cは、第一モジュール10Cのサイドモジュール冷却部材13Cに対して奥行き方向Dpの第二側Dp2から接続されている。上流側配管110Cの端部は、L字状の接続継手111を介して第一モジュール10Cのサイドモジュール冷却部材13Cの冷媒入口(図示無し)に接続されている。上流側配管110Cは、接続継手111と、配管挿通開口3hに挿通された部分との間で、ホルダー部材118によって第一モジュール10Cのサイドモジュール基板11Cに固定されている。
下流側配管120Cは、第一モジュール10Cのサイドモジュール冷却部材13Cを経た冷却媒体を、第二モジュール20Cのサイドモジュール冷却部材23Cに供給する。下流側配管120Cは、第一モジュール10Cのサイドモジュール冷却部材13Cと第二モジュール20Cのサイドモジュール冷却部材23Cとの間で奥行き方向Dpに延びるよう設けられている。下流側配管120Cは、その一端が第一モジュール10Cのサイドモジュール冷却部材13Cに接続され、他端が第二モジュール20Cのサイドモジュール冷却部材23Cに接続されている。下流側配管120Cは、第一下流側配管121と、第二下流側配管122と、継手123A、123Bと、を備えている。
第一下流側配管121の一端部は、L字状の接続継手124を介して第一モジュール10Cのサイドモジュール冷却部材13Cの冷媒出口(図示無し)に接続されている。接続継手124は、上流側配管110Cの接続継手111に対して幅方向Dwに間隔を空けた位置でサイドモジュール冷却部材13Cに接続されている。第一下流側配管121の他端部には、継手123Aが設けられている。第一下流側配管121は、接続継手124と継手123Aとの間で、ホルダー部材119によって第一モジュール10Cのサイドモジュール基板11Cに固定されている。
第二下流側配管122の一端部は、L字状の接続継手125を介して第二モジュール20Cのサイドモジュール冷却部材23Cの冷媒入口(図示無し)に接続されている。第二下流側配管122の他端部には、継手123Bが設けられている。第二下流側配管122は、接続継手125と継手123Bとの間で、ホルダー部材128によって第二モジュール20Cのサイドモジュール基板21Cに固定されている。
継手123A、123Bは、互いに着脱可能に接続されている。これにより、継手123A、123Bは、第一下流側配管121と、第二下流側配管122とを、着脱可能に接続する。
(排出配管)
排出配管130Cは、第一モジュール10Cおよび第二モジュール20Cを経た冷却媒体を排出する。排出配管130Cは、筐体3Cのリヤパネル3rに形成された配管挿通開口3hを通して、筐体3Cの外部から筐体3Cの内部に挿入されている。排出配管130Cは、筐体3C内で奥行き方向Dpに延びている。排出配管130Cは、第二モジュール20Cのサイドモジュール冷却部材23Cに対して奥行き方向Dpの第二側Dp2から接続されている。排出配管130Cの端部は、L字状の接続継手127を介して第二モジュール20Cのサイドモジュール冷却部材23Cの冷媒出口(図示無し)に接続されている。接続継手127は、第二下流側配管122の接続継手125に対して幅方向Dwに間隔を空けた位置でサイドモジュール冷却部材23Cに接続されている。排出配管130Cは、接続継手127よりも第一モジュール10C側で、第二下流側配管122とともに、ホルダー部材128によって第二モジュール20Cのサイドモジュール基板21Cに固定されている。
(分岐管部、冷却システム)
分岐管部140は、筐体3C内で幅方向Dw一方の側(例えば、図4、図5において左方)のサイドモジュール6Lの上段側モジュール部6Bから冷却媒体の一部を取り出してセンターモジュール7Cの冷却システム100Cに供給する。分岐管部140は、冷却システム100Cを経た冷却媒体を、筐体3C内で幅方向Dw他方の側(例えば、図4、図5において右方)のサイドモジュール6Rの上段側モジュール部6Bに送り込む。分岐管部140は、分岐配管141と、供給側配管142Cと、排出側配管143Cと、合流配管144と、を備えている。
分岐配管141は、下流側配管120Cから分岐して設けられている。このため、第一下流側配管121側の継手123Aには、分岐継手145が用いられている。図6に示すように、分岐継手145は、主管部145aと、分岐管部145bと、を有している。主管部145aは、奥行き方向Dpに連続する管状で、継手123Bに着脱可能に接続される。分岐管部145bは、主管部145aから分岐し、奥行き方向Dpの第一側Dp1に向かって筐体3Cの幅方向Dw内側に傾斜して延びている。分岐管部145bには、分岐配管141の一端部が接続されている。分岐配管141は、分岐継手145から、筐体3Cの幅方向Dw内側に向かって奥行き方向Dpの第一側Dp1に斜めに延びている。
供給側配管142Cは、冷却部材73Cの流路73uに冷却媒体を供給する。供給側配管142Cは、基板71Cの表面に沿って奥行き方向Dpに延びている。
分岐配管141と供給側配管142Cとは、継手部材161を介して接続されている。継手部材161は、第一接続部161aと、第二接続部161bと、を一体に有している。
第一接続部161aは、管状で、供給側配管142Cの管軸方向(奥行き方向Dp)に延びている。第一接続部161aに、供給側配管142Cの他端が接続されている。第二接続部161bは、管状で、分岐配管141の管軸方向(幅方向Dwと奥行き方向Dpとに交差する斜め方向)に延びている。第二接続部161bに、分岐配管141の他端部が接続されている。第一接続部161aと第二接続部161bとは互いに連通されている。
排出側配管143Cは、冷却部材73Cの流路73uから冷却媒体を排出する。排出側配管143Cは、基板71Cの表面に沿って奥行き方向Dpに延びている。
合流配管144は、継手部材162を介して排出側配管143Cに接続されている。合流配管144は、継手部材162から、筐体3Cの幅方向Dw外側に向かって奥行き方向Dpの第二側Dp2に斜めに延びている。
継手部材162は、第一接続部162aと、第二接続部162bと、を一体に有している。第一接続部162aは、管状で、排出側配管143Cの管軸方向(奥行き方向Dp)に延びている。第一接続部162aに、排出側配管143Cの他端が接続されている。第二接続部162bは、管状で、合流配管144の管軸方向(幅方向Dwと奥行き方向Dpとに交差する斜め方向)に延びている。第二接続部162bに、合流配管144の一端部が接続されている。第一接続部162aと第二接続部162bとは、互いに連通されている。このような継手部材162は、継手部材161と同様の構成を有しており、共通の部品で構成されている。
合流配管144の他端は、合流継手135を介して、幅方向Dw他方の側のサイドモジュール6Rの上段側モジュール部6Bに設けられた、排出配管130Cに接続されている。サイドモジュール6Rの上段側モジュール部6Bに設けられた排出配管130Cは、第一モジュール10C側の第一排出配管131と、第二モジュール20C側の第二排出配管132と、を備えている。第一排出配管131の端部と、第二排出配管132との間に、合流継手135が設けられている。
合流継手135は、主管部135aと、分岐管部135bと、を有している。主管部135aは、奥行き方向Dpに連続する管状で、その両端部が、第一排出配管131と、第二排出配管132とに接続されている。分岐管部135bは、主管部135aの中間部において主管部135aから分岐し、筐体3Cの幅方向Dw内側に向かって延びている。分岐管部135bには、合流配管144の他端が接続されている。
上記の継手部材161と、継手部材162とは、継手ホルダー163に固定されている。また、供給側配管142Cと、排出側配管143Cとは、供給側継手151C、排出側継手152Cと、継手部材161、162との間で、分岐配管ホルダー164に固定されている。継手ホルダー163、および分岐配管ホルダー164は、フード部材165に設けられている。フード部材165は、メイン基板5に固定されている。
(センターモジュールの冷却システム)
図8は、本実施形態の冷却システムの一部を示す平面図である。
センターモジュール7Cは、以下のような冷却システム100Cにより冷却される。図7、図8に示すように、冷却システム100Cは、上記冷却部材73Cと、供給側継手151Cと、排出側継手152Cと、接続部173C(図8、図9参照)と、上記被接続部77Cと、回り止め部180C(図8、図9参照)と、を備えている。
冷却システム100Cは、筐体3Cに収容されている。
供給側継手151Cは、供給側配管142Cの端部に設けられている。供給側継手151Cは、冷却部材73Cの流路73uの一端に形成された被接続部77Cに接続されている。
排出側継手152Cは、排出側配管143Cの端部に設けられている。排出側継手152Cは、冷却部材73Cの流路73uの他端に形成された被接続部77Cに接続されている。
ここで、前記したように、一対の被接続部77Cが、冷却部材73Cの角部73f、73gに対角状に配置されている。このため、供給側継手151Cおよび排出側継手152Cは、基板71Cの側辺71sに沿った奥行き方向Dpで互いに異なる位置に設けられている。また、供給側継手151Cと排出側継手152Cとは、幅方向Dwで互いに異なる位置に設けられている。
(継手部材)
図9は、本実施形態の冷却システムに設けられた供給側継手、排出側継手を構成する継手部材の斜視図である。
供給側継手151C、排出側継手152Cには、以下に示すような継手部材170が用いられている。継手部材170は、L字状で、継手本体171と、管接続部172と、接続部173Cと、を一体に有している。
管接続部172は、供給側配管142C、排出側配管143Cの端部に接続される。管接続部172は、筒状で、継手本体171から、供給側配管142C、排出側配管143Cの管軸方向に延びている。
接続部173Cは、冷却部材73Cの被接続部77Cに接続される。接続部173Cは、筒状で、継手本体171から管接続部172の延伸方向と直交する方向に延びている。接続部173Cと管接続部172とは、継手本体171内で互いに連通している。
図8、図9に示すように、接続部173Cは、継手本体171からの延伸方向に沿った中心軸C3に直交する断面形状が、正多角形状とされている。つまり、接続部173Cは、中心軸C3方向に延びる正多角柱状の外形を有している。本実施形態では、接続部173Cは、例えば正八角形状の断面形状を有している。このようにして正多角形状(正八角形状)の断面形状を有した接続部173Cは、中心軸C3回りの周方向Dcに、複数の凸部181を有している。各凸部181は、中心軸C3に対する径方向外側に突出している。
接続部173Cが接続される各被接続部77Cは、冷却部材73Cの上面から下方に窪んで形成されている。被接続部77Cは、接続部173Cを補形する正多角形状の断面形状を有している。本実施形態において、例えば正八角形状の断面形状を有している。このようにして正多角形状(正八角形状)の断面形状を有した被接続部77Cは、中心軸C3回りの周方向Dcに、複数の凹部182を有している。各凹部182は、中心軸C3に対する径方向の内側に窪んでいる。
回り止め部180Cは、接続部173Cと被接続部77Cとが、接続部173Cの中心軸C3回りの周方向Dcに相対回転することを抑える。回り止め部180Cは、接続部173Cに形成された複数の凸部181と、被接続部77Cに形成された複数の凹部182とを備えている。接続部173Cは、被接続部77Cに挿入された状態で、接続部173Cの複数の凸部181と、被接続部77Cの複数の凹部182とが互いに係合する。これにより、接続部173Cと被接続部77Cとが、接続部173Cの中心軸C3回りの周方向Dcに相対回転することが抑えられる。
供給側配管142C、排出側配管143Cを冷却部材73Cに接続するには、供給側継手151C、排出側継手152Cを構成する継手部材170の接続部173Cを、被接続部77Cに挿入する。この状態で、接続部173Cと被接続部77Cとを、例えばろう付けにより接合する。このとき、継手部材170を冷却部材73Cにろう付けするに先立ち、供給側配管142C、排出側配管143Cの管軸方向を所定の延伸方向に沿わせるため、継手部材170の中心軸C3回りの向きを被接続部77Cに対して位置合わせする。接続部173C、被接続部77Cは、それぞれ正多角形状であるので、継手部材170の接続部173Cを中心軸C3回りに回し、中心軸C3回りの適切な向きで凸部181と凹部182とを係合させる。
上記接続部173C、および被接続部77Cの断面形状の角数が小さければ、被接続部77Cに対する接続部173Cの中心軸C3回りの向きが限られる。また、接続部173C、および被接続部77Cの断面形状の角数が多すぎると、互いに係合する凸部181と凹部182との間で周方向Dcに滑りが生じ、接続部173Cと被接続部77Cとが周方向Dcに相対回転するのを抑える拘束力が小さくなる。したがって、接続部173C、および被接続部77Cの断面形状は、例えば、正四角形〜正十角形状とするのが好ましい。さらに、接続部173C、および被接続部77Cの断面形状は、正八角形とするのが特に好ましい。
(冷却媒体の流れ)
このような冷却系統Rでは、幅方向Dw両側のサイドモジュール6(6L、6R)の下段側モジュール部6A、上段側モジュール部6Bのそれぞれにおいて、冷却媒体は、以下のように流れる。
冷却媒体は、筐体3Cの外部に設けられた冷却媒体供給管(図示無し)から上流側配管110Cに流れ込む。冷却媒体は、上流側配管110Cを通って第一モジュール10Cのサイドモジュール冷却部材13Cの冷媒入口(図示無し)から空間(図示無し)に流れ込み、サイドモジュール冷却部材13Cを冷却する。これにより、サイドモジュール冷却部材13Cが積層されたサイドモジュールCPU12Cの熱が奪われ、サイドモジュールCPU12Cの温度上昇が抑えられる。サイドモジュール冷却部材13Cの空間(図示無し)から冷媒出口(図示無し)を通って流れ出た冷却媒体は、下流側配管120Cを経て第二モジュール20Cのサイドモジュール冷却部材23Cの冷媒入口(図示無し)から空間(図示無し)に流れ込み、サイドモジュール冷却部材23Cを冷却する。これにより、サイドモジュール冷却部材23Cが積層された第二モジュール20CのサイドモジュールCPU22Cの熱が奪われ、サイドモジュールCPU22Cの温度上昇が抑えられる。このようにして第一モジュール10Cおよび第二モジュール20Cを経た冷却媒体は、サイドモジュール冷却部材23Cの空間(図示無し)から冷媒出口(図示無し)を通って排出配管130Cに流れ込む。冷却媒体は、排出配管130Cを通して筐体3Cの外部に設けられた冷却媒体排出管(図示無し)に排出される。
また、幅方向Dw一方の側のサイドモジュール6Lの上段側モジュール部6Bでは、第一モジュール10Cのサイドモジュール冷却部材13Cを経て下流側配管120Cの第一下流側配管121に流れ込んだ冷却媒体の一部が、分岐継手145を通して分岐管部140に分流される。分岐継手145では、第一下流側配管121を流れる冷却媒体が、主管部145aと分岐管部145bとに分流される。分岐管部145bに流れ込んだ冷却媒体は、分岐配管141、継手部材161、供給側配管142Cを通して、供給側継手151Cから冷却部材73Cの流路73uに流れ込む。流路73uに流れ込んだ冷却媒体により、冷却部材73Cが冷却される。これにより、基板71C上に実装されたCPU72Cの熱が奪われ、CPU72Cの温度上昇が抑えられる。流路73u内の冷却媒体は、流路73uの他方の端部に接続された排出側継手152Cを介し、排出側配管143Cに流れ出る。冷却媒体は、排出側配管143C、継手部材162、合流配管144を経て、合流継手135の分岐管部135bに流れる。冷却媒体は、分岐管部135bから、主管部135a内の冷却媒体の流れに合流し、排出配管130Cの第一排出配管131に流れ込む。冷却媒体は、幅方向Dw他方の側のサイドモジュール6Rの上段側モジュール部6Bに設けられた排出配管130Cを通して、筐体3Cの外部に設けられた冷却媒体排出管(図示無し)に排出される。
この冷却システム100Cでは、回り止め部180Cによって、接続部173Cと、被接続部77Cとが、接続部173Cの中心軸C3回りの周方向Dcに相対回転することが抑えられる。
この構成において、接続部173Cを、冷却部材73Cの被接続部77Cに接続する際、周方向Dcにおける接続部173Cの向きがずれるのを抑えることができる。
このため、冷却部材73Cに対して、供給側配管142Cおよび排出側配管143Cの位置合わせがしやすい。
例えば、配管の端部に設けられた継手を冷却部材にろう付け等により接合するに際し、被接続部に対し、接続部の向きを、接続部の中心軸回りの周方向で位置合わせする必要がある。
このような場合でも、本実施形態によれば、上述のとおり、被接続部77Cに対して、接続部173Cの向きを、接続部173Cの中心軸C3回りの周方向Dcで位置合わせがしやすい。このため、供給側継手151Cおよび排出側継手152Cを冷却部材73Cにろう付け等により接合しやすい。
さらに、供給側配管142Cおよび排出側配管143Cの位置合わせができれば、供給側配管142Cおよび排出側配管143Cが、他の配管や電子部品に干渉してしまうことが抑えられる。
この冷却システム100Cでは、供給側継手151Cおよび排出側継手152Cは、基板71Cの側辺71sに沿った方向で互いに異なる位置に設けられている。
この構成において、供給側継手151Cが端部に設けられた供給側配管142Cと、排出側継手152Cが端部に設けられた排出側配管143Cとが、互いに干渉するのを抑えることができる。
この冷却システム100Cでは、被接続部77Cは、冷却部材73Cの角部73f、73gに対角状に形成されている。
この構成において、冷却部材73Cの角部73f、73gに対角状に形成された被接続部77Cに接続部173Cを接続することで、供給側継手151Cと排出側継手152Cとが、冷却部材73Cの角部73f、73gに対角状に配置される。これにより、供給側継手151Cが端部に設けられた供給側配管142Cと、排出側継手152Cが端部に設けられた排出側配管143Cとが、互いに干渉するのを抑えることができる。
この冷却システム100Cでは、供給側配管142Cおよび排出側配管143Cは、基板71Cの表面に沿って延びている。
供給側配管142Cおよび排出側配管143Cが、基板71Cの表面に沿って延びている場合、供給側配管142Cと排出側配管143Cとの干渉が生じやすいが、回り止め部180Cによって、周方向Dcにおける接続部173Cの向きが、容易に位置合わせされる。
これにより、供給側継手151Cおよび排出側継手152Cが端部に設けられた供給側配管142Cおよび排出側配管143Cが、筐体3C内の他の配管や電子部品に干渉してしまうことが抑えられる。
この冷却システム100Cでは、回り止め部180Cは、接続部173Cに形成された凸部181と、被接続部77Cに形成された凹部182と、を有している。
この構成において、凸部181と凹部182とが係合することで、周方向Dcにおける接続部173Cの向きを、被接続部77Cに対して容易に位置合わせすることが可能となる。
この冷却システム100Cでは、接続部173Cおよび被接続部77Cの中心軸C3に直交する断面形状が正多角形状である。
この構成において、正多角形状の断面形状を有する接続部173Cと被接続部77Cとが互いに係合することで、周方向Dcにおける接続部173Cの向きを、被接続部77Cに対して容易に位置合わせすることが可能となる。また、被接続部77Cに対し、接続部173Cを中心軸C3方向に回転させることで、供給側継手151Cおよび排出側継手152Cを中心軸C3回りの複数の角度の中から選択した角度に合わせて設けることができる。これにより、供給側継手151Cおよび排出側継手152Cが端部に設けられた供給側配管142C、排出側配管143Cが延びる方向を、容易に設定することが可能となる。
このサーバ2Cでは、筐体3Cと、上記冷却システム100Cと、を備える。
この構成において、上記冷却システム100Cを備えることで、冷却部材73Cに対して、供給側配管142Cおよび排出側配管143Cの位置合わせがしやすい。
さらに、供給側配管142Cおよび排出側配管143Cの位置合わせができれば、供給側配管142C、および排出側配管143Cが、筐体3C内の他の配管や電子部品に干渉してしまうことが抑えられる。
(実施形態の変形例)
上記第3の実施形態では、供給側配管142Cおよび排出側配管143Cが、奥行き方向Dpに延びるようにしたが、これに限らない。例えば、図10に示すように、供給側配管142C、排出側配管143Cは、基板71Cの表面に沿って、奥行き方向Dp以外に延びるようにしてもよい。また、供給側配管142Cと排出側配管143Cとは、互いに異なる方向に延びるようにしてもよい。
また、上記第3の実施形態では、センターモジュール7Cに上記冷却システム100Cを備えるようにしたが、これに限らない。筐体3Cに設けた、第一モジュール10C、第二モジュール20Cに、同様の構成の冷却システム100Cを備えるようにしてもよい。
また、上記第3の実施形態では、冷却システム100Cの回り止め部180Cとして、接続部173Cに凸部181を設け、被接続部77Cに凹部182を設けるようにしたが、これに限らない。接続部173Cに凹部182を設け、被接続部77Cに凸部181を設けるようにしてもよい。つまり、この場合、被接続部77Cを、冷却部材73Cの上面から上方に突出させる突起とする。接続部173Cは、被接続部77Cが挿入される穴とする。
また、上記第3の実施形態では、接続部173C、および被接続部77Cを正多角形状の断面形状を有するものとしたが、これに限らない。例えば、接続部173C、および被接続部77Cを、断面歯車状等としてもよい。また、例えば、接続部173Cの周方向Dcの一部にキー状の凸部を設け、被接続部77Cに、キー溝状の凹部を形成するようにしてもよい。
また、上記第3の実施形態では、供給側配管142Cと、排出側配管143Cとを、上下方向Dvで同じ高さに配置したが、これに限らない。供給側配管142Cと、排出側配管143Cとを、上下方向Dvで互いに異なる高さに配置してもよい。これには、例えば、供給側継手151Cと排出側継手152Cとで、接続部173Cや継手本体171の上下方向Dvの長さを異ならせればよい。これにより、供給側継手151Cと排出側継手152Cとで、供給側配管142C、排出側配管143Cが接続される管接続部172の高さが互いに異なる。
さらに、上記第3の実施形態では、筐体3C内に、サイドモジュール6を備えるようにしたが、サイドモジュール6を構成する第一モジュール10C、および第二モジュール20Cの数、配置、構成等は適宜変更可能である。また、サーバ2Cは、サイドモジュール6を備えない構成とすることもできる。
また、上記第1〜第3の実施形態で示した冷却システム100A〜100C、電子機器2B、サーバ2Cの用途、部品構成、装備数等については、何ら限定するものではない。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
2B 電子機器
2C サーバ(電子機器)
3A、3B、3C 筐体
71A、71B、71C 基板
71s 側辺
72A、72B 発熱部材
72C CPU(発熱部材)
73A、73B、73C 冷却部材
73f、73g 角部
73s、73t、73u 流路
77A、77B、77C 被接続部
100A、100B、100C 冷却システム
142A、142B、142C 供給側配管
143A、143B、143C 排出側配管
151A、151B、151C 供給側継手
152A、152B、152C 排出側継手
173A、173B、173C 接続部
180A、180B、180C 回り止め部
181 凸部
182 凹部
C1、C2、C3 中心軸
Dc 周方向

Claims (5)

  1. 平面視矩形状の基板上に実装された発熱部材を冷却する冷却媒体の流路を備えた冷却部材と、
    前記流路に前記冷却媒体を供給する供給側配管の端部に設けられ、前記冷却部材の前記流路の一端に接続される供給側継手と、
    前記流路から前記冷却媒体を排出する排出側配管の端部に設けられ、前記冷却部材の前記流路の他端に接続される排出側継手と、
    前記供給側継手および前記排出側継手にそれぞれ設けられ、前記冷却部材に接続される接続部と、
    前記冷却部材の前記流路の両端部にそれぞれ形成され、前記供給側継手および前記排出側継手の前記接続部が接続される被接続部と、
    前記接続部と前記被接続部とが、前記接続部の中心軸回りの周方向に相対回転することを抑える回り止め部と、を備え
    前記回り止め部は、
    前記接続部および前記被接続部の一方に形成され、前記接続部の中心軸に対する径方向外側に突出する凸部と、
    前記接続部および前記被接続部の他方に形成され、前記接続部の中心軸に対する径方向内側に窪み、前記凸部に係合する凹部と、を有し、
    前記接続部および前記被接続部は、前記接続部の中心軸に直交する断面形状が正多角形状であることにより、前記凹部と前記凸部とを係合させ
    冷却システム。
  2. 前記供給側継手および前記排出側継手は、前記基板の側辺に沿った方向で互いに異なる位置に設けられている
    請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記冷却部材は、前記基板の表面に交差する方向から視て矩形状であり、
    前記被接続部は、前記冷却部材の角部に対角状に形成されている
    請求項1または2に記載の冷却システム。
  4. 前記供給側配管および前記排出側配管は、前記基板の表面に沿って延びている
    請求項1から3のいずれか一項に記載の冷却システム。
  5. 筐体と、
    前記筐体に収容されている請求項1からのいずれか一項に記載の冷却システムと、を備える
    電子機器。
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