JP3641095B2 - 樹脂成形機用のスクリーン交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂成形機に対して用いられるスクリーン交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂混練押出機、射出成形機、混練造粒装置等の樹脂成形機には、溶融樹脂中の不純物を除去するため、溶融樹脂の流路中にスクリーンを設けることがあり、この場合には、スクリーンが詰まったとき等の交換を容易にするためのスクリーン交換装置を設けている。
【0003】
この種、スクリーン交換装置としては、例えば図10や図11に模式図を示すように、内部に貫通した空洞70を有するケーシング71と、このケーシング71の空洞70内に摺動自在に保持されたスライダ72と、このスライダ72に対して設けられたスクリーン73(図10参照)又はマルチスクリーン74(図11参照)とを有したものが知られている。
【0004】
ケーシング71には、スクリーン73やマルチスクリーン74の装填部へ溶融樹脂を送給し、また吐出させるための第1及び第2の樹脂通孔76,77が設けられている。また、スライダ72は、油圧シリンダ等を備えた適宜駆動手段(図示略)により、スクリーン73やマルチスクリーン74をケーシング71外へ露出させるべく移動可能になっている。
【0005】
図10に示したスクリーン交換装置は特公平2−49897号公報等に記載のものであって、これが具備するスクリーン73は、スライダ72と略同径で且つ軸心を平行させた円筒形状に形成されている。
従って溶融樹脂は、ケーシング71の第1樹脂通孔76からスクリーン73の外周面を介してその筒内方へ流入し、スクリーン73の下部からケーシング71の第2樹脂通孔77へと流出するようになっている。
【0006】
一方、図11に示したスクリーン交換装置はドイツ特許発明明細書DE4125181C1等に記載のものであって、これが具備するマルチスクリーン74は、細くて短い棒状をした多数本のキャンドルスクリーン79が、その軸心をスライダ72による摺動方向と直交させた状態で束ねられた構造(即ち、マルチ構造)になっている。
【0007】
従って溶融樹脂は、ケーシング71の第1樹脂通孔76からマルチスクリーン74の一面側へ至り、それぞれのキャンドルスクリーン79の一端部からそれらの各内部を介して外周面へと漏出しつつ、その後、全体が合流して、ケーシング71の第2樹脂通孔77へと流出するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図10のスクリーン交換装置において、スクリーン73の濾過面積を拡大させようとしても、これには、ケーシング71の空洞70内でスライダ72を摺動させるという構造が必要である関係上、装置全体の大型化を抑えるうえで自ずと限界があった。従って、このことが濾過効率を高めるうえでネックとなっていた。
【0009】
また、図11のスクリーン交換装置では、マルチスクリーン74の全体として、その濾過面積を大きくすることには成功しているものの、個々のキャンドルスクリーン79において外径が小さいことに伴い、その流路抵抗が大きいということがあった。従って、総合的にみて、溶融樹脂流れに過大な圧損を生じさせるという欠点があった。結局、この圧損を小さくさせようとすれば、キャンドルスクリーン79の径大化が必定となって、装置全体としての大型化が避けられないことになる。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、溶融樹脂流れに過大な圧損を生じさせることなく、しかも装置全体としての大型化を招来することなく、スクリーンの濾過面積を大きくして濾過効率を高められるようにした樹脂成形機用のスクリーン交換装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明に係るスクリーン交換装置において、スクリーンは、円筒状のスクリーンパックとこれに相似となる円筒状のストレーナとによって二重管構造を有したものであるが、その管軸方向は、スライダによる移動方向と平行されている。また、このスクリーンは、互いに隣接する配置で複数本設けられている。
【0012】
なお、スクリーンにおいて、スクリーンパックとストレーナとを二重管構造にする場合の内外配置は限定されない。すなわち、外側をスクリーンパックで内側をストレーナとすれば、スクリーンパック外周からストレーナの筒内へ向けた樹脂流れが生じるものであるし、反対に、外側をストレーナで内側をスクリーンパックとすれば、スクリーンパックの筒内からストレーナ外周へ向けた樹脂流れが生じることになる。
【0013】
いずれの構造にしても、各スクリーンは、スライダの移動方向に沿って長くすることができるし、また個々の直径も、ある程度径大にできることになる。従って、スクリーンの濾過面積を可及的に拡大できる。
このようなことから、溶融樹脂流れに過大な圧損を生じさせることなく、しかも装置全体としての大型化を招来することなく、溶融樹脂に対する不純物の濾過効率を高めることができる。
【0014】
ところで、内部に貫通した空洞を有するケーシングに対し、その空洞内へ摺動自在なスライダを設ける場合にあって、このスライダに細軸部を設けることにより、この細軸部まわりに複数本のスクリーンを設けることができる。
この場合、スライダには、ケーシングの内面に当接可能な摺動軸部と上記細軸部との連結間に段部が生じることになり、各スクリーンは、その一端部が段部における細軸部まわりの端面に当接されることになる。
【0015】
そこで、スライダにおける細軸部の先端部に、各スクリーンを段部端面へ押圧可能なスクリーン押えを設けると共に、このスクリーン押えを軸移動可能にしておく。このようにすれば、スライダの摺動によってスクリーンの保持部分をケーシング外へ移動させたときに、スクリーン押えの軸移動だけで全スクリーンの着脱が一斉に行えるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図2乃至図6は、本発明に係る第1実施形態のスクリーン交換装置1を示したものであり、また図1は、この第1実施形態を、図10及び図11に示した従来のスクリーン交換装置と比較し易いかたちに模式化して示したものである。
【0017】
まず、この図1に基づいて概説すると、第1実施形態のスクリーン交換装置1は、外形状が四角柱状で内部にその長手方向に沿って貫通する円形空洞2が形成されたケーシング3と、このケーシング3の空洞2内で摺動自在に設けられた断面円形の軸形状をしたスライダ5と、このスライダ5に対して保持された複数本のスクリーン7とを有している。
【0018】
各スクリーン7は細い円筒状に形成されたもので、それぞれの管軸方向をスライダ5の摺動方向に平行させ、またスライダ5の外周面に沿って円周配置となるように相互隣接して設けられている。
ケーシング3には、空洞2を挟んだ両側の周壁に第1樹脂通孔9と第2樹脂通孔10とが貫通形成されている。そして、第1樹脂通孔9は、スクリーン7の外面に対向する配置とされ、第2樹脂通孔10は、全てのスクリーン7の一端側に面して設けられる合流部11に対して連通可能な配置とされている。
【0019】
スライダ5は、スクリーン7を、上記第1、第2の樹脂通孔9,10に対する所定の配置状態と、二点鎖線で示すようなケーシング3の外方へ露出させた状態とに切り換えるべく、例えば油圧シリンダ等を備えた適宜駆動手段(図示略)により、ケーシング3に対して摺動可能になっている。従って、このスライダ5の摺動に伴う各スクリーン7の移動方向は、第1樹脂通孔9から第2樹脂通孔10へと向かう溶融樹脂の流路に対して、これを横切る方向となる。
【0020】
次に、各部構造について詳説する。
図5及び図6に示すように各スクリーン7は、円筒状をしたスクリーンパック14を外側に、またこれより径小の円筒状で相似となるストレーナ13を内側にした互いの嵌合関係により、二重管構造を有するようになっている。
これに対し、図2及び図3に示すようにスライダ5は、ケーシング3の空洞2内に当接可能とされた摺動軸部16と、この摺動軸部16に連結された径小な細軸部17とを有している。そのためこの細軸部17まわりには、ケーシング3における空洞2の内面との間に、スクリーン7を収納可能となる周空間が形成されることになる。
【0021】
細軸部17の先端部には雄ねじ部17aが設けられている。そして、この細軸部17には、所定厚さの円盤状をしたスクリーン押え18が嵌め付けられ、その後に、上記雄ねじ部17aに対してナット部材19が螺合されている。
スクリーン押え18は、細軸部17に対して軸移動自在となっていると共に、ケーシング3の空洞2に対しても、その内面に当接した状態で嵌合可能になっている。
【0022】
このスクリーン押え18の外周部には、空洞2の内径よりも径大に突出する係止部18aが設けられていて、所定以上の嵌め入れは阻止されており、また空洞2の内方へ向く端面には、周方向へ互いに所定間隔をおいて、スクリーン7の使用本数と同数の円錐状突起22が突設されている。
これら突起22は、各スクリーン7の一端部に係合してその位置決め及び脱出阻止を行うようになっているとともに、樹脂の滞留防止の効果を有している。
【0023】
また一方、スライダ5において、摺動軸部16の外周面には、ケーシング3の第2樹脂通孔10と合致可能な環状溝25が形成されている。また段部20において、細軸部17まわりに面したドーナツ面状の端面には、この環状溝25へ連通する貫通孔26が、周方向に互いに所定間隔をおいてスクリーン7の使用本数と同数だけ設けられている。
【0024】
従って、これら環状溝25と貫通孔26との組み合わせにおいて、細軸部17まわりの端面から摺動軸部16の外周面までの間を連通させる樹脂流路27が形成される。この樹脂流路27は、図1に関して説明した合流部11に該当する。なお、図示は省略するが、各樹脂通路27(貫通孔26)において、段部20の端面側を向く開口端部は、スクリーン7を所定深さだけ嵌合した状態で当て止めするような段付き孔状に形成されている。
【0025】
このようなことから明らかなように、このスクリーン交換装置1において、スクリーン7をスライダ5に対して保持させるには、予め、スクリーン7の保持部分、即ち、スライダ5の細軸部17がケーシング3から突出する状態(図3参照)にスライダ5を摺動させておき、次にスクリーン押え18の突起22と段部20の端面における各貫通孔26との間へスクリーン7を嵌め入れる。
【0026】
そして、雄ねじ部17aに螺合したナット部材19を締め込んでスクリーン押え18を軸移動させれば、スクリーン7はその軸方向両側から挟持された状態で固定されることになる。
そこで、その後、スライダ5をケーシング3内へ戻すべく摺動させればよい。従って、このスクリーン交換装置1では、例えば樹脂混練押出機等の樹脂成形機(図示略)から第1樹脂通孔9に対して溶融樹脂が送給されると、この溶融樹脂が、スクリーン7に対して外側のスクリーンパック14から内側のストレーナ13を介してその筒内へと流れ込み(図6参照)、これによって不純物が濾過され、そしてその後、樹脂流路27を介して第2樹脂通孔10から吐出されることになる。
【0027】
結局、上記のような構成であるため、スクリーン7はその長大化が可能であると共に、ある程度の径大化が確保でき、従って、装置全体としての濾過面積を可及的に大きくできることになるので、溶融樹脂中から不純物を除去する濾過効率を高く、また溶融樹脂流れの圧損も小さくできる利点がある。
例えば、上記スライダ5の外径とスクリーン7の長さとについて、図10に示した従来のスクリーン交換装置におけるスライダ72の外径、及びスクリーン73の長さとそれぞれ同じにした場合で比較すると、従来では濾過面積が2300cm2 程度にすぎなかったのに対して、本発明では4200cm2 にも拡大できることになる。これは従来の実に1.8倍にも達している。
【0028】
なお、このスクリーン交換装置1においてスクリーン7を交換するには、予め、ケーシング3からスクリーン7が露出する状態にスライダ5を摺動させておき、次にナット部材19を緩めるだけで、全てのスクリーン7をスライダ5から一斉に取り外すことが可能になる。
ところで、スクリーン7は、図7及び図8に示すようにストレーナ13を径大にして外側に配し、またスクリーンパック14を径小にして内側に配するようにして互いに嵌合させ、二重管構造にすることが可能である。
【0029】
このスクリーン7を上記スライダ5に保持させる場合を第2実施形態として説明すると、この第2実施形態における樹脂流れは、第1実施形態で説明したものとは逆向きになる。
すなわち、図2を用いて説明すると、樹脂成形機(図示略)から第2樹脂通孔10へ溶融樹脂を送給して、溶融樹脂を樹脂流路27からスクリーン7に対して内側のスクリーンパック14の筒内へと送り、更にこのスクリーンパック14から外側のストレーナ13へと通して不純物の濾過を行う。そして、第1樹脂通孔9から吐出させるようにする。
【0030】
このようにすると、溶融樹脂の流れを原因としてストレーナ13に作用する座屈は考慮する必要が無くなるので、ストレーナ13の肉厚を薄く形成させることができることになる。従って、溶融樹脂流れの圧損が大きくなる傾向の樹脂に関して、第1実施形態の場合よりも圧損の低下を図ることができるという利点がある。
【0031】
図9は、本発明の第3実施形態を示したもので、第1実施形態又は第2実施形態で説明したスクリーン交換装置1を2台並設して、それらの第1樹脂通孔9同士、及び第2樹脂通孔10同士を、それぞれ二股分岐管30,31によって連結してある。
従って、一方のスクリーン交換装置1においてスクリーン7の交換作業等をしている間でも、他方のスクリーン交換装置1による不純物の除去が可能になるので、いちいち樹脂成形機(図示略)の稼働を中断させることがないという利点がある。
【0032】
ところで、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態では、スクリーン交換装置1を縦型にして示しているが、この配置は何ら限定されるものではなく、横型でも勿論よい。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明に係る樹脂成形機用のスクリーン交換装置では、円筒状に形成したスクリーンをスライダの移動方向と平行にし、且つ相互隣接状に複数本設けているので、個々のスクリーンを長く、しかもある程度径大にできる。そのため、スクリーンにおける濾過面積を可及的に拡大できることになり、溶融樹脂流れに過大な圧損を生じさせたり、装置の大型化を招来したりすることなく、溶融樹脂に対する不純物の濾過効率を高めることができる。
【0034】
特に、フィルムグレード等、ファインメッシュ(目開きの微細なスクリーン)を用いた構成とする場合では、従来との比較において、装置構造の簡潔化及び製作コストの低廉化に関して得られる効果は絶大となる。
なお、スクリーンにおいて、外側のスクリーンパックから内側のストレーナへ向けて樹脂流れを生じさせる構成にすれば、濾過面積の拡大化に関して極めて有利となり、また、内側のスクリーンパックから外側のストレーナへ向けて樹脂流れを生じさせる構成にすれば、ストレーナの肉厚を薄くして、溶融樹脂流れの圧損を更に小さくすることができる利点がある。
【0035】
スライダに細軸部を設けてそのまわりにスクリーンを設け、これらを細軸部の先端部に設けたスクリーン押えによって押圧させるようにすれば、スライダに対する各スクリーンの着脱が極めて簡単に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のスクリーン交換装置を模式的に示した斜視図である。
【図2】本発明に係る第1実施形態のスクリーン交換装置を一部破砕して示す側面図である。
【図3】第1実施形態のスクリーン交換装置に対するスクリーンの交換作業状況を一部破砕して示す側面図である。
【図4】図2のA−A線拡大断面図である。
【図5】第1実施形態で用いるスクリーンを分解して示す側面図である。
【図6】第1実施形態で用いるスクリーンの拡大平面断面図である。
【図7】第2実施形態で用いるスクリーンを分解して示す側面図である。
【図8】第2実施形態で用いるスクリーンの拡大平面断面図である。
【図9】第1実施形態又は第2実施形態を2台並設して構成した第3実施形態を平面方向で示す図である。
【図10】従来のスクリーン交換装置の一例を模式的に示した斜視図である。
【図11】従来のスクリーン交換装置における別例を模式的に示した斜視図である。
【符号の説明】
1 スクリーン交換装置
2 空洞
3 ケーシング
5 スライダ
7 スクリーン
9 第1樹脂通孔
10 第2樹脂通孔
13 ストレーナ
14 スクリーンパック
16 摺動軸部
17 細軸部
18 スクリーン押え
20 段部
27 樹脂流路
Claims (4)
- 樹脂成形機から送給される溶融樹脂の流路中にスクリーン(7)が設けられ、該スクリーン(7)がスライダ(5)によって樹脂流路を横切る方向へ移動可能とされ、上記スクリーン(7)は、円筒状のスクリーンパック(14)とこれに相似となる円筒状のストレーナ(13)とによって二重管構造を有し、且つその管軸方向をスライダ(5)による移動方向に平行させつつ相互隣接状に複数本設けられ、
上記スライダ(5)は、ケーシング(3)の空洞(2)内面に当接可能な摺動軸部(16)と、該摺動軸部(16)に連結されてケーシング(3)の空洞(2)内面との間に周空間を形成可能な細軸部(17)と、これら両軸部(16、17)の連結間に生じる段部(20)を有しており、該スライダ(5)には、細軸部(17)の先端部に対して上記各スクリーン(7)を段部(20)の端面へ押圧可能なスクリーン押え(18)が軸移動可能に設けられていることを特徴とする樹脂成形機用のスクリーン交換装置。 - 前記スクリーン(7)は、外側がスクリーンパック(14)、内側がストレーナ(13)とされており、スクリーンパック(14)外周からストレーナ(13)の筒内へ向けて樹脂流れを生じさせることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形機用のスクリーン交換装置。
- 前記スクリーン(7)は、外側がストレーナ(13)、内側がスクリーンパック(14)とされており、スクリーンパック(14)の筒内からストレーナ(13)外周へ向けて樹脂流れを生じさせることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形機用のスクリーン交換装置。
- 内部に貫通した空洞(2)を有するケーシング(3)と、該ケーシング(3)の空洞(2)内に摺動自在に設けられるスライダ(5)と、該スライダ(5)に対してその摺動方向に平行しつつ相互隣接状に保持される複数本のスクリーン(7)とを有し、上記スライダ(5)は、ケーシング(3)の空洞(2)内面に当接可能な摺動軸部(16)と、該摺動軸部(16)に連結されてケーシング(3)の空洞(2)内面との間に周空間を形成可能な細軸部(17)とを有していると共に、これら両軸部(16,17)の連結間に生じる段部(20)に対して摺動軸部(16)の外周面側と細軸部(17)まわりへ向く端面側との間を連通させる樹脂流路(27)が、スクリーン本数に応じて軸心まわりに複数形成されており、上記スクリーン(7)は、円筒状のスクリーンパック(14)とこれに相似となる円筒状のストレーナ(13)とによって二重管構造を有していると共に、上記各樹脂流路(27)がスライダ(5)における細軸部(17)まわりの段部端面側で開口する部位に一致して設けられており、上記ケーシング(3)には、スクリーン(7)の外面に対応してケーシング周壁を貫通する第1樹脂通孔(9)と、上記樹脂通路(27)がスライダ(5)における摺動軸部(16)の外周面側に開口する部位に対応してケーシング周壁を貫通する第2樹脂通孔(10)とが設けられており、上記スライダ(5)には、細軸部(17)の先端部に対して各スクリーン(7)を段部(20)の端面へ押圧可能なスクリーン押え(18)が軸移動可能に設けられていることを特徴とする樹脂成形機用のスクリーン交換装置。
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JP05061497A JP3641095B2 (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 樹脂成形機用のスクリーン交換装置 |
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JPH10244576A JPH10244576A (ja) | 1998-09-14 |
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JP05061497A Expired - Lifetime JP3641095B2 (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 樹脂成形機用のスクリーン交換装置 |
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