JP3639729B2 - 外壁パネルの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄骨系住宅における外壁パネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、住宅の外壁パネルを梁に対して固定する場合、溶接構造が採用されていた。具体的には、図9に示すように、外壁パネル101の裏面側上部左右および下部左右にそれぞれ取付金具102をボルト止めする一方、H形鋼で形成された梁103の上フランジ103aや下フランジ103bに取付部材としての山形鋼104を溶接し、各取付金具102と外壁パネル101との間の間隙部に山形鋼104の垂直部104aを差し込む。次いで、地震などによって取付金具102が回転し、山形鋼104から外れることを防止するとともに、外壁パネル101が梁103に対して水平移動することを防止するため、取付金具102を山形鋼104に溶接する。
【0003】
なお、外壁パネル101は押し出し成形されたものであり、複数個の中空部101aが形成されている。また、外壁パネル101の裏面側上部左右および下部左右の所定位置には、いずれか1つの中空部101aに貫通するボルト穴が形成されている。そして、外壁パネル101のボルト穴には、中空部101aの端部から挿入されたナット金具(図示せず)が予め配設されている。従って、外壁パネル101のボルト穴に配設されたナット金具に取付金具102のボルト穴を合わせてボルトをねじ込むことにより、外壁パネル101の所定位置に取付金具102を固定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したように、取付金具の回転を防止するために取付金具を山形鋼に溶接する場合、足場の悪い条件下で溶接作業を行わなければならず、作業が煩雑になるとともに、溶接作業を行うことのできる熟練技術者および溶接設備が必要となる。しかも、溶接によって溶融したスパッタが滴下し、資材が損傷したり、火災が発生するおそれもある。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、溶接作業を行うことなく、基礎および梁に対して外壁パネルを簡単確実に固定することのできる外壁パネルの取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願発明のうち請求項1記載の発明は、方形の鋼板からなり、基礎に固定するためのボルト穴を有するとともに、その上面にボルトが溶接固定されてなる基礎固定部材と、リップ山形鋼で形成されており、垂直部の先端に内方に向かうリップ部を有している他、水平部には前記基礎固定部材の上面に固定されたボルトが挿通可能な長穴状ボルト穴が設けられた下部取付部材と、方形の鋼板からなり、梁に固定するためのボルト穴と上部取付部材を固定するための長穴状ボルト穴とを有する梁固定部材と、リップ山形鋼で形成されており、垂直部の先端に内方に向かうリップ部を有している他、水平部には前記梁固定部材の長穴状ボルト穴に対応するボルト穴が設けられた上部取付部材と、基礎と梁との間に配設され、裏面側上部左右および下部左右にボルト穴がそれぞれ形成され、各ボルト穴にはナット金具が配設されてなる外壁パネルと、鋼板を折曲して形成され、その一端部に断面略U字状の係合部を有している他、長穴状のボルト穴が形成されてなる取付金具とから構成され、外壁パネルは、裏面側上部左右および下部左右のボルト穴に合わせて取付金具が配置され、この取付金具のボルト穴を通してナット金具にボルトがねじ込まれ、上端部側および下端部側にそれぞれ係合部を向けて取付金具が仮止めされ、基礎固定部材は、基礎のアンカーボルトにボルト穴を挿通させて基礎上面に載置されてナットで固定されるとともに、下部取付部材は、前記基礎固定部材のボルトにボルト穴を挿通させて基礎固定部材の上面に載置されてナットで固定され、梁固定部材は、梁の下フランジの下面に配置され、ボルト穴と梁の下フランジのボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定されるとともに、上部取付部材は、前記梁固定部材の下面に配置され、ボルト穴と梁固定部材のボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定され、前記外壁パネルが基礎固定部材に支持され、外壁パネルの裏面側下部左右に仮止めされた取付金具の係合部が下部取付部材のリップ部に係合され、外壁パネル裏面側上部左右に仮止めされた取付金具の係合部が上部取付金具のリップ部に係合された状態で、これら取付金具を仮止めしたボルトが締め付けられていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、下部取付部材のリップ部および上部取付部材のリップ部に取付金具の係合部を係合させてボルトを締結するだけでよいことから、溶接作業は不要となり、一般の作業者によって外壁パネルを簡単に梁に対して固定することができる。また、取付金具がリップ部に係合していることにより、地震などによっても、外壁パネルが水平移動することがない他、取付金具が回転して上部取付部材や下部取付部材から離脱することもないことから、外壁パネルを梁に確実に固定することができる。
【0008】
請求項1記載の発明において、前記下部取付部材が長穴状ボルト穴を有し、前記梁固定部材もしくは上部取付部材の少なくとも一方が長穴状ボルト穴を有する場合、これら長穴状ボルト穴の範囲内で基礎に対する下部取付部材の出入調整や梁に対する上部取付部材の出入調整が可能となる。
【0009】
また、請求項3記載の発明は、方形の鋼板からなり、下階の梁に固定するためのボルト穴と下部取付部材を固定するための長穴状ボルト穴とを有する下階梁固定部材と、リップ山形鋼で形成されており、垂直部の先端に内方に向かうリップ部を有している他、水平部には前記下階は利固定部材の長穴状ボルト穴に対応するボルト穴が設けられた下部取付部材と、方形の鋼板からなり、上階の梁に固定するためのボルト穴と上部取付部材を固定するための長穴状ボルト穴とを有する上階梁固定部材と、リップ山形鋼で形成されており、垂直部の先端に内方に向かうリップ部を有している他、水平部には前記上階梁固定部材の長穴状ボルト穴に対応するボルト穴が設けられた上部取付部材と、基礎と梁との間に配設され、裏面側上部左右および下部左右にボルト穴がそれぞれ形成され、各ボルト穴にはナット金具が配設されてなる外壁パネルと、鋼板を折曲して形成され、その一端部に断面略U字状の係合部を有している他、長穴状のボルト穴が形成されてなる取付金具とから構成され、外壁パネルは、裏面側上部左右および下部左右のボルト穴に合わせて取付金具が配置され、この取付金具のボルト穴を通してナット金具にボルトがねじ込まれ、上端部側および下端部側にそれぞれ係合部を向けて取付金具が仮止めされ、下階梁固定部材は、梁の上フランジの上面に配置され、ボルト穴と梁の上フランジのボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定されるとともに、下部取付部材は、前記下階梁固定部材の上面に配置され、ボルト穴と下階梁固定部材のボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定され、上階梁固定部材は、梁の下フランジの下面に配置され、ボルト穴と梁の下フランジのボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定されるとともに、上部取付部材は、前記上階梁固定部材の下面に配置され、ボルト穴と上階梁固定部材のボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定され、前記外壁パネルが基礎固定部材に支持され、外壁パネルの裏面側下部左右に仮止めされた取付金具の係合部が下部取付部材のリップ部に係合され、外壁パネル裏面側上部左右に仮止めされた取付金具の係合部が上部取付金具のリップ部に係合された状態で、これら取付金具を仮止めしたボルトが締め付けられていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項3記載の発明によれば、下部取付部材のリップ部または上部取付部材のリップ部に取付金具の係合部を係合させてボルトを締結するだけでよいことから、溶接作業は不要となり、一般の作業者によって外壁パネルを簡単に梁に対して固定することができる。また、取付金具がリップ部に係合していることにより、地震などによっても、外壁パネルが水平移動することがない他、取付金具が回転して上部取付部材や下部取付部材から離脱することもないことから、外壁パネルを梁に確実に固定することができる。
【0011】
請求項3記載の発明において、前記下階梁固定部材もしくは下部取付部材の少なくとも一方が長穴状ボルト穴を有し、前記上階梁固定部材もしくは上部取付部材の少なくとも一方が長穴状ボルト穴を有している場合、これら長穴状ボルト穴の範囲内で下階の梁に対する下部取付部材の出入調整や上階の梁に対する上部取付部材の出入調整が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の外壁パネルの取付構造の実施形態について説明する。
【0015】
図1には、本発明の外壁パネルの取付構造の一実施形態が示されている。
この外壁パネルの取付構造は、基礎1上面に固定された基礎固定部材2と、該基礎固定部材2上面に固定された下部取付部材3と、前記基礎1上方に配設された梁4の下フランジ4a下面に固定された梁固定部材5と、該梁固定部材5下面に固定された上部取付部材6と、基礎1と梁4との間に配設された外壁パネル7と、外壁パネル7の裏面側上部左右および下部左右にそれぞれ固定された係合部8aを有する取付金具8とから構成されている。
【0016】
前記基礎固定部材2は方形の鋼板で形成されており、基礎1に固定するためのボルト穴2aを有するとともに、その上面にはボルト9が溶接によって予め固定されている(図3参照)。
【0017】
前記梁固定部材5は方形の鋼板で形成されており、梁4に固定するためのボルト穴5aと上部取付部材6を固定するための長穴状ボルト穴5bを有している(図4参照)。
【0018】
また、前記下部取付部材3はリップ山形鋼で形成されており、垂直部31の先端に内方に向かうリップ部31aを有している他、水平部32には前述した基礎固定部材2の上面に固定されたボルト9が挿通可能な長穴状ボルト穴32aが設けられている。この下部取付部材2は、後述するように、垂直部31が室外側に配置され、水平部32が基礎固定部材2の上面に配置された状態で、ボルト9にナット固定されている。
【0019】
前記上部取付部材6も、下部取付部材3と同様に、リップ山形鋼で形成されており、垂直部61の先端に内方に向かうリップ部61aを有している他、水平部62には、前述した梁固定部材5の長穴状ボルト穴5bに対応するボルト穴62aを有している。この上部取付部材6は、後述するように、垂直部31が室外側に配置され、水平部62が梁固定部材5の下面に配置された状態で、それらのボルト穴5b,62aに挿通されたボルトにナット固定されている。
【0020】
外壁パネル7には、その裏面側上部左右および下部左右にボルト穴7aがそれぞれ形成され、各ボルト穴7aには中空部7bの端部から挿入されたナット金具10が配設されている(図2参照)。
【0021】
この外壁パネル7に配設されたナット金具10に取付金具8がボルト止めされている。この取付金具8は、鋼板を折曲して形成され、その一端部に断面略U字状の係合部8aを有している他、長穴状のボルト穴8bが形成されている。この取付金具8のうち、外壁パネル7の裏面側下部左右に固定された取付金具8は、その係合部8aが下方となるように配置されており、外壁パネル7の裏面側上部左右に固定された取付金具8は、その係合部8aが上方となるように配置されている。
【0022】
次に、外壁パネル7を基礎1と梁4との間に取り付ける手順について説明する。
【0023】
まず、図2に示すように、取付金具8を把持し、その係合部8aを外壁パネル7の下端部側に向けてそのボルト穴8bを外壁パネル7の裏面側下部左右のボルト穴7aに合わせて配置し、取付金具8のボルト穴8bを通してナット金具10にボルト11をねじ込み、取付金具8仮止めする。同様に、取付金具8を把持し、その係合部8aを外壁パネル7の上端部側に向けてそのボルト穴8bを外壁パネル7の裏面側上部左右のボルト穴7aに合わせて配置し、取付金具8のボルト穴8bを通してナット金具10にボルト11をねじ込み、取付金具8を仮止めする。
【0024】
一方、図3に示すように、基礎1上面に予め固定されているアンカーボルト12に基礎固定部材2のボルト穴2aを挿通させて基礎固定部材2を基礎1上面に載置し、ナット固定する。
【0025】
続いて、基礎固定部材2のボルト9に下部取付部材3の水平部32に設けられたボルト穴32aを挿通し、下部取付部材3を基礎固定部材2上面に載置した後、ナット固定する。このとき、外壁パネル7の取付位置を調整するため、基礎固定部材2に対する下部取付部材3の出入調整を行う。例えば、外壁パネル7を所定の距離だけ室内側にずらして取り付ける場合には、下部取付部材3を所定の距離だけ室内側にずらして固定すればよい。なお、出入調整は、下部取付部材3の水平部32に設けられた長穴状ボルト穴32aの範囲内で行われる。
【0026】
次いで、図4に示すように、梁4の下フランジ4a下面に梁固定部材5を配置し、そのボルト穴5aと梁4の下フランジ4aに設けられたボルト穴にボルトを挿通してナット固定する。さらに、梁固定部材5下面に上部取付部材6を配置し、それらのボルト穴5b,62aにボルトを挿通してナット固定する。このとき、外壁パネル7の取付位置を調整するため、上部取付部材6の出入調整を行う。例えば、外壁パネル7を所定の距離だけ室内側にずらして取り付ける場合には、上部取付部材6を所定の距離だけ室内側にずらして固定すればよい。なお、出入調整は、梁固定部材5に設けられた長穴状ボルト穴5bの範囲内で行われる。
【0027】
次いで、クレーン等を利用して外壁パネル7を吊り上げ、その下端部を基礎固定部材2に載置した後、外壁パネル7の裏面側下部左右に仮止めされた取付金具8の係合部8aを下部取付部材3のリップ部31aに係合させ、ボルト11を締め付ける。続けて、外壁パネル7の裏面側上部左右に仮止めされた取付金具8の係合部8aを上部取付部材6のリップ部61aに係合させ、ボルト11を締め付ける。
【0028】
この結果、下部取付部材3のリップ部31aおよび上部取付部材6のリップ部61aに取付金具8を係合させてボルト11を締め付けるだけの簡単な作業によって、外壁パネル7を基礎1と梁4との間に固定することができる。また、取付金具8がリップ部31a,61aに係合していることにより、地震などによっても、外壁パネル7が水平移動することがない他、取付金具8が回転して下部取付部材3や上部取付部材6から離脱することもないことから、外壁パネル7を基礎1と梁4との間に確実に固定することができる。
【0029】
ところで、前述した実施形態においては、基礎と梁との間に1階の外壁パネルを取り付ける際の外壁パネルの取付構造を例示したが、下階の梁と上階の梁との間に2階以上の外壁パネルを取り付ける場合においても、本発明の外壁パネルの取付構造を採用することができる。
【0030】
以下、このような外壁パネルの取付構造の実施形態について説明する。
図5には、本発明の外壁パネルの取付構造の他の実施形態が示されている。
【0031】
この外壁パネルの取付構造は、下階の梁4の上フランジ4b上面に固定された下階梁固定部材13と、該下階梁固定部材13上面に固定された下部取付部材3と、上階の梁4の下フランジ4a下面に固定された上階梁固定部材14と、該上階梁固定部材14下面に固定された上部取付部材6と、下階の梁4と上階の梁4との間に配設された上階の外壁パネル7と、上階の外壁パネル7の裏面側上部左右および下部左右にそれぞれ固定された係合部8aを有する取付金具8とから構成されている。
【0032】
なお、下部取付部材3、上部取付部材6、外壁パネル7および取付金具8は、前述の実施形態において同じ名称で示した各部材と同一の部材であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0033】
ただし、下部取付部材3において、水平部32は長穴状ボルト穴32aに代えて丸穴状ボルト穴32a′を有している。
【0034】
前記下階梁固定部材13は方形の鋼板で形成されており、梁4に固定するためのボルト穴13aと、下部取付部材6を固定するための長穴状ボルト穴13bとを有している(図6参照)。
【0035】
また、上階梁固定部材14は、図4に示す梁固定部材5と同様に、方形の鋼板で形成されており、上階の梁4に固定するためのボルト穴と、上部取付部材6を固定するための長穴状ボルト穴とを有している。
【0036】
次に、外壁パネル7を上階の梁4と下階の梁4との間に取り付ける手順について説明する。
【0037】
まず、前述と同様の手順で、外壁パネル7の中空部7bに挿入されたナット金具10に取付金具8をボルト11によって仮止めする。
【0038】
次いで、図6に示すように、下階の梁4の上フランジ4b上面に下階梁固定部材13を載置し、そのボルト穴13aと梁4の下フランジ4aのボルト穴にボルトを挿通してナット固定する。さらに、下階梁固定部材13上面に下部取付部材3を配置し、それらのボルト穴13b,62aにボルトを挿通してナット固定する。このとき、外壁パネル7の取付位置を調整するため、下部取付部材3の出入調整を行う。例えば、外壁パネル7を所定の距離だけ室内側にずらして取り付ける場合には、下部取付部材3を所定の距離だけ室内側にずらして固定すればよい。なお、出入調整は、下階梁固定部材13に設けられた長穴状ボルト穴13bの範囲内で行われる。
【0039】
続いて、前述と同様の手順で、上階の梁4の下フランジ4a下面に上階梁固定部材14と上部取付部材6とを順次固定する。
【0040】
次いで、クレーン等を利用して外壁パネル7を吊り上げ、その下端部を下階梁固定部材13に載置した後、外壁パネル7の裏面側下部左右に仮止めされた取付金具8の係合部8aを下部取付部材3のリップ部31aに係合させ、ボルト11を締め付ける。続いて、外壁パネル7の裏面側上部左右に仮止めされた取付金具8の係合部8aを上部取付部材6のリップ部61aに係合させ、ボルト11を締め付ける。
【0041】
この結果、下部取付部材3のリップ部31aおよび上部取付部材6のリップ部61aに取付金具8を係合させてボルト11を締め付けるだけの簡単な作業によって、外壁パネル7を下階の梁4と上階の梁4との間に確実に固定することができる。また、取付金具8がリップ部31a,61aに係合していることにより、地震などによっても、外壁パネル7が水平移動することがない他、取付金具8が回転して下部取付部材3や上部取付部材6から離脱することもないことから、外壁パネル7を下階の梁4と上階の梁4との間に確実に固定することができる。
【0042】
なお、この実施形態においては、下階梁固定部材13および上階梁固定部材14に設けられた2種類のボルト穴13a,13b,14a,14bのうち、下部取付部材3および上部取付部材6を固定するために設けられたボルト穴13b,14bのみが長穴であるが、例えば全てのボルト穴13a,13b,14a,14bが長穴であってもよく、また、梁4に下階梁固定部材13や上階梁固定部材14を固定するために設けられたボルト穴13a,14aが長穴であってもよい。
【0043】
ところで、外壁パネルの下方に位置して、軒裏等を隠す垂壁としての外壁パネルを配設する場合がある、以下、垂壁としての外壁パネルの取付構造の実施形態について説明する。
【0044】
図7には、本発明の外壁パネルの取付構造のさらに他の実施形態が示されている。
【0045】
この外壁パネルの取付構造は、下階の梁4と上階の梁4との間に配設された上階の外壁パネル7の下方に配設された垂壁としての外壁パネル7と、下階の梁4の上フランジ4b上面に固定された下階梁固定部材13と、前記下階梁固定部材13下面に固定された上部取付部材15と、下階の梁4の下フランジ4a下面に固定された下部取付部材18と、垂壁としての外壁パネル7の裏面側上部左右に固定された挟持部16aを有する取付金具16とから構成されている。
【0046】
なお、下部取付部材3、外壁パネル7、取付金具8、下階梁固定部材13および上階梁固定部材14は、前述の実施形態において同じ名称で示した各部材と同一の部材であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0047】
ただし、下階梁固定部材13は、梁4に固定するための丸穴状ボルト穴13aに代えて長穴状ボルト穴13a′を有している他、下部取付部材3を固定するための長穴状ボルト穴13bに代えて丸穴状ボルト穴13b′を有している。
【0048】
また、前記垂壁の上部を固定するための上部取付部材15は、鋼板を断面L字状に折曲して形成され、その水平部15aは下階梁固定部材13に固定するためのボルト穴を有している。この上部取付部材15は、後述するように、垂直部15bが室外側に配置され、水平部15aが下階梁固定部材13の下面に配置された状態で、水平部15aのボルト穴や下階梁固定部材13のボルト穴13b′に挿通されたボルト17にナット固定されている。
【0049】
前記垂壁の下部を固定するための下部取付部材18は、鋼板を断面略Z字状に折曲して形成され、その上部水平部181は長穴状ボルト穴181aを有している他、垂直部182は、後述する垂壁としての外壁パネル7の裏面側下部左右のボルト穴(ナット金具10)に対応するボルト穴182aを有している。この下部取付部材18は、後述するように、下部水平部183の先端が室外側に配置され、上部水平部181が梁4の下フランジ4a下面に配置された状態で、上部水平部181の長穴状ボルト穴181aや梁4の下フランジ4aのボルト穴に挿通されたボルト19にナット固定されている。
【0050】
一方、垂壁としての外壁パネル4の裏面側上部左右に固定された垂壁用取付金具16は、鋼板を折曲して形成され、その一端部に断面略く字状の挟持部16aを有している他、長穴状ボルト穴が形成されている。
【0051】
次に、上階の外壁パネル7を上階の梁4と下階の梁4との間に取り付けるとともに、垂壁としての外壁パネル7を下階の梁4に取り付ける手順について説明する。
【0052】
まず、前述と同様の手順で、上階の外壁パネル7の裏面側上部左右および下部左右に取付金具8をそれぞれ仮止めする。さらに、垂壁用取付金具16を把持し、その挟持部16aを垂壁としての外壁パネル7の上端部側に向けてそのボルト穴を垂壁としての外壁パネル7の裏面側上部左右のボルト穴に合わせて配置する。この垂壁用取付金具16のボルト穴と外壁パネル7の裏面側上部左右のボルト穴とにボルト11を挿通した後、ナット金具10にボルト11をねじ込み、垂壁用取付金具16をボルト止めする。
【0053】
次いで、図8に示すように、下階の梁4の上フランジ4b上面に下階梁固定部材13を配置し、長穴状ボルト穴13a′と梁4の上フランジ4bのボルト穴とにボルトを挿通してナット固定する。このとき、外壁パネル7の取付位置を調整するため、下階梁固定部材13の出入調整を行う。例えば、外壁パネル7を所定の距離だけ室内側にずらして取り付ける場合には、下階梁固定部材13を所定の距離だけ室内側にずらして固定すればよい。なお、この出入調整は、下階梁固定部材13に設けられた長穴状ボルト穴13a′の範囲内で行われる。
【0054】
続いて、この下階梁固定部材13下面に垂壁としての外壁パネル7の上部を固定するための上部取付部材15を配置し、この上部取付部材15の水平部15aに設けられたボルト穴(図示せず)と下階梁固定部材13のボルト穴13b′とにボルト17を挿通してナット固定する。さらに、このボルト17を、垂壁の上方に配設される外壁パネル7を固定するための下部取付部材3のボルト穴32a′に挿通し、下階梁固定部材13上面に下部取付部材3を載置した後、ナット固定する。
【0055】
続いて、下階の梁4の下フランジ4a下面に、垂壁としての外壁パネル7の下部を固定するための下部取付部材18の上部水平部181を配置し、この水平部181に設けられた長穴状ボルト穴181aと梁4の下フランジ4aのボルト穴とにボルト19を挿通してナット固定する。このとき、垂壁としての外壁パネル7の取付位置を調整するため、下部取付部材18の出入調整を行う。例えば、外壁パネル7を所定の距離だけ室内側にずらして取り付ける場合には、下部取付部材18を所定の距離だけ室内側にずらして固定すればよい。なお、この出入調整は、下部取付部材18に設けられた長穴状ボルト穴181aの範囲内で行われる。
【0056】
続いて、前述と同様の手順で、上階の梁4の下フランジ4a下面に上階梁固定部材14と上部取付部材6とを順次固定する。
【0057】
次いで、前述と同様の手順で、下部取付部材3と上部取付部材6とに上階の外壁パネル7の裏面側上部左右および下部左右に固定された取付部材8をそれぞれ固定する。
【0058】
続いて、垂壁としての外壁パネル7の裏面側上部左右に固定された垂壁用取付金具16の挟持部16aと垂壁としての外壁パネル7との間に上部取付部材15の垂直部15bを差し込んだ後、垂壁としての外壁パネル7の下端部を下部取付部材18の下部水平部183に載置する。そして、垂壁としての外壁パネル7の中空部の下部左右に配設されたナット金具10に、下部取付部材18の垂直部182に形成されたボルト穴182aと垂壁としての外壁パネル7の裏面側下部左右に形成されたボルト穴とにボルト20を挿入した後、垂壁としての外壁パネル7の中空部7bの下部に予め挿入されているナット金具10にボルト20をねじ込み、垂壁としての外壁パネル7を下部取付部材18に固定する。
【0059】
この結果、下部取付部材3のリップ部31aおよび上部取付部材6のリップ部61aに上階の外壁パネル7に固定された取付金具8を係合させてボルト11を締め付けるとともに、垂壁としての外壁パネル7に固定された垂壁用取付金具16の挟持部16aと垂壁としての外壁パネル7との間に上部取付部材15の垂直部15bを差し込み、垂壁としての外壁パネル7の下部を下部取付部材18にボルト止めするだけの簡単な作業によって、上階の外壁パネル7を下階の梁4と上階の梁4との間に固定できるとともに、垂壁としての外壁パネル7を下階の梁4に固定することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、溶接作業を行うことなく、基礎および梁に対して外壁パネルを簡単確実に固定することのできる外壁パネルの取付構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外壁パネルの取付構造の一実施形態を示す断面図である。
【図2】外壁パネルに取付金具を取り付ける手順を示す説明図である。
【図3】基礎に基礎固定部材および下部取付部材を取り付ける手順を示す説明図である。
【図4】梁に梁固定部材および上部取付部材を取り付ける手順を示す説明図である。
【図5】本発明の外壁パネルの取付構造の他の実施形態を示す断面図である。
【図6】下階の梁に下階梁固定部材および下部取付部材を取り付ける手順を示す説明図である。
【図7】本発明の外壁パネルの取付構造のさらに他の実施形態を示す断面図である。
【図8】下階の梁に下階梁固定部材、下部取付部材および上部取付部材を取り付ける手順を示す説明図である。
【図9】従来の外壁パネルの取付構造を一部省略して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基礎
2 基礎固定部材
3,18 下部取付部材
4 梁
4a 下フランジ
4b 上フランジ
5 梁固定部材
6,15 上部取付部材
7 外壁パネル
8 取付金具
13 下階梁固定部材
14 上階梁固定部材
16 垂壁用取付金具
Claims (4)
- 方形の鋼板からなり、基礎に固定するためのボルト穴を有するとともに、その上面にボルトが溶接固定されてなる基礎固定部材と、
リップ山形鋼で形成されており、垂直部の先端に内方に向かうリップ部を有している他、水平部には前記基礎固定部材の上面に固定されたボルトが挿通可能な長穴状ボルト穴が設けられた下部取付部材と、
方形の鋼板からなり、梁に固定するためのボルト穴と上部取付部材を固定するための長穴状ボルト穴とを有する梁固定部材と、
リップ山形鋼で形成されており、垂直部の先端に内方に向かうリップ部を有している他、水平部には前記梁固定部材の長穴状ボルト穴に対応するボルト穴が設けられた上部取付部材と、
基礎と梁との間に配設され、裏面側上部左右および下部左右にボルト穴がそれぞれ形成され、各ボルト穴にはナット金具が配設されてなる外壁パネルと、
鋼板を折曲して形成され、その一端部に断面略U字状の係合部を有している他、長穴状のボルト穴が形成されてなる取付金具とから構成され、
外壁パネルは、裏面側上部左右および下部左右のボルト穴に合わせて取付金具が配置され、この取付金具のボルト穴を通してナット金具にボルトがねじ込まれ、上端部側および下端部側にそれぞれ係合部を向けて取付金具が仮止めされ、
基礎固定部材は、基礎のアンカーボルトにボルト穴を挿通させて基礎上面に載置されてナットで固定されるとともに、下部取付部材は、前記基礎固定部材のボルトにボルト穴を挿通させて基礎固定部材の上面に載置されてナットで固定され、
梁固定部材は、梁の下フランジの下面に配置され、ボルト穴と梁の下フランジのボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定されるとともに、上部取付部材は、前記梁固定部材の下面に配置され、ボルト穴と梁固定部材のボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定され、
前記外壁パネルが基礎固定部材に支持され、外壁パネルの裏面側下部左右に仮止めされた取付金具の係合部が下部取付部材のリップ部に係合され、外壁パネル裏面側上部左右に仮止めされた取付金具の係合部が上部取付金具のリップ部に係合された状態で、これら取付金具を仮止めしたボルトが締め付けられていることを特徴とする外壁パネルの取付構造。 - 前記下部取付部材が長穴状ボルト穴を有し、この長穴状ボルト穴の範囲内で基礎に対する下部取付部材の出入調整が可能であり、
前記梁固定部材もしくは上部取付部材の少なくとも一方が長穴状ボルト穴を有し、この長穴状ボルト穴の範囲内で梁に対する上部取付部材の出入調整が可能であることを特徴とする請求項1記載の外壁パネルの取付構造。 - 方形の鋼板からなり、下階の梁に固定するためのボルト穴と下部取付部材を固定するための長穴状ボルト穴とを有する下階梁固定部材と、
リップ山形鋼で形成されており、垂直部の先端に内方に向かうリップ部を有している他、水平部には前記下階は利固定部材の長穴状ボルト穴に対応するボルト穴が設けられた下部取付部材と、
方形の鋼板からなり、上階の梁に固定するためのボルト穴と上部取付部材を固定するための長穴状ボルト穴とを有する上階梁固定部材と、
リップ山形鋼で形成されており、垂直部の先端に内方に向かうリップ部を有している他、水平部には前記上階梁固定部材の長穴状ボルト穴に対応するボルト穴が設けられた上部取付部材と、
基礎と梁との間に配設され、裏面側上部左右および下部左右にボルト穴がそれぞれ形成され、各ボルト穴にはナット金具が配設されてなる外壁パネルと、
鋼板を折曲して形成され、その一端部に断面略U字状の係合部を有している他、長穴状のボルト穴が形成されてなる取付金具とから構成され、
外壁パネルは、裏面側上部左右および下部左右のボルト穴に合わせて取付金具が配置さ れ、この取付金具のボルト穴を通してナット金具にボルトがねじ込まれ、上端部側および下端部側にそれぞれ係合部を向けて取付金具が仮止めされ、
下階梁固定部材は、梁の上フランジの上面に配置され、ボルト穴と梁の上フランジのボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定されるとともに、下部取付部材は、前記下階梁固定部材の上面に配置され、ボルト穴と下階梁固定部材のボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定され、
上階梁固定部材は、梁の下フランジの下面に配置され、ボルト穴と梁の下フランジのボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定されるとともに、上部取付部材は、前記上階梁固定部材の下面に配置され、ボルト穴と上階梁固定部材のボルト穴とにボルトを挿通してナットで固定され、
前記外壁パネルが基礎固定部材に支持され、外壁パネルの裏面側下部左右に仮止めされた取付金具の係合部が下部取付部材のリップ部に係合され、外壁パネル裏面側上部左右に仮止めされた取付金具の係合部が上部取付金具のリップ部に係合された状態で、これら取付金具を仮止めしたボルトが締め付けられていることを特徴とする外壁パネルの取付構造。 - 前記下階梁固定部材もしくは下部取付部材の少なくとも一方が長穴状ボルト穴を有し、この長穴状ボルト穴の範囲内で下階の梁に対する下部取付部材の出入調整が可能であり、前記上階梁固定部材もしくは上部取付部材の少なくとも一方が長穴状ボルト穴を有し、この長穴状ボルト穴の範囲内で上階の梁に対する上部取付部材の出入調整が可能であることを特徴とする請求項3記載の外壁パネルの取付構造。
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