JP3639618B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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    • H04L25/49Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
    • H04L25/497Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems by correlative coding, e.g. partial response coding or echo modulation coding transmitters and receivers for partial response systems
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、信号処理装置に関し、特には、記録媒体から再生されたデジタル信号のレベルの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルVTR等のように高速度のデータを伝送(記録再生)する装置において、受信データ列からクロックを抽出する場合にフェイズロックドループ(以下PLL)を用いることが知られている。
【0003】
また、高密度磁気記録を行うデジタルVTRにおいては、再生データの検出方式としてパーシャルレスポンス1,0,−1方式(以下PR(1,0,−1))を用いることが多くなっている。
【0004】
図10はこのようなデジタルVTRの再生系の構成例を示すブロック図である。
【0005】
図10において、磁気テープ1に記録されているデジタル信号が磁気ヘッド2により再生され、再生等化回路3に出力される。ここで、磁気ヘッド2の再生周波数特性は、面内記録媒体とリング型磁気ヘッドとの組み合わせの場合、図11(a)に示すように、低域では微分特性、高域では各種の損失により減衰特性となっている。
【0006】
そこで図11(b)に示すような周波数特性を持つ再生等化回路3を用いて、例えば等化後の周波数特性が図11(c)に示したコサインロールオフ特性となるように等化する。コサインロールオフ特性はデータ検出点において波形干渉が最小となるような特性であり、等化された信号を2値判別することにより、記録されたデータが復元される。
【0007】
このような等化を積分等化と呼び、積分等化された信号の正負をコンパレータ等により判定するデータ検出方を積分検出と呼ぶ。
【0008】
ここで、前述のように積分等化された信号のアイパターンを図3(a)に示す。
【0009】
積分等化された信号のアイパターンは図のようになり、データを正確に検出するためには、アイ開口の最大となる点を正確にサンプリングするためのクロックを発生することが必要になる。このクロックは、位相検出回路22,ループフィルタ21,電圧制御発振器(以下VCO)20からなるPLLにより発生する。
【0010】
VCO20で発生されたクロックと、再生等化回路3の出力信号との位相差を位相検出回路22により検出し、位相差信号をループフィルタ21を通じてVCO20に出力し、VCO20の発振周波数を制御することにより位相検出回路22における位相差がほぼ0になるように位相ロックをかける。また、このときループフィルタ21の周波数特性,ゲイン,VCO20の感度等のPLLの位相応答特性がVTRのヘッドテープ系により発生するジッタを十分吸収し、かつ各種ノイズに応答しにくくなるように設定する。
【0011】
このようにA/D変換器5のクロックを得るためのPLLを構成し、例えば位相検出回路22の動作点を調整する等してPLLのロックの位相を調整することによりアイ開口が最大となる点をサンプルすることができる。
【0012】
また、このように正しくデータを検出するために、検出点の振幅を一定に保つ必要がある。このため、振幅検出回路23,ループフィルタ24及びGCA4によりオートゲインコントロールループ(以下AGCループ)が構成されている。
【0013】
振幅検出回路23は等化された信号のピーク値を検出する検波回路を有し、検出されたピーク値はループフィルタ24によりその低域成分のみが通過されると共に増幅され、GCA回路4の制御端子に出力される。このように構成することにより振幅検波出力がほぼ一定に保たれるようにGCA4のゲインが制御される。
【0014】
積分等化された信号は前述のPLLにより発生したクロックで制御されるA/D変換器5によりサンプリングされ、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された再生信号は遅延回路6により2クロック分遅延され、減算器7によりもとの信号を減算する。この操作により積分等化波形はPR(1,0,−1)特性を有する波形に変換され、そのアイパターンは図3(b)に示すように3値になる。
【0015】
次に、このPR(1,0,−1)信号はビタビ復号回路8により最尤復号される。
【0016】
PR(1,0,−1)方式と、ビタビ復号との組み合わせは、高密度磁気記録を用いるデジタルVTR等でよく用いられ、磁気記録系の低域特性の悪さ(S/N,波形歪み等)を回避し、伝送誤りを最小限に保つことができる。ビタビ復号回路8により復号された再生データは誤り訂正回路9により、記録時に付加したパリティデータを用いて伝送路で生じた誤りを訂正され、画像復号回路10に出力される。画像復号回路10は記録時に圧縮された再生データの情報量を伸長し、D/A変換器11に出力する。D/A変換器11は入力デジタルデータをアナログデータに変換し、出力端子12を介して出力する。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】
前述の実施例では、積分等化された再生信号の振幅を一定に保つために等化された信号の振幅をピーク検波し、その検波出力が一定に保たれるように制御する構成となっている。
【0018】
しかしながら、図3に示したアイパターンからもわかるように、ピーク検波によれば、本来一定に保ちたい検出点の振幅ではなく、検出点以外の振幅を一定に保とうとする。このような検出点以外のピーク電圧は、データのパターンによって大きく変化し、特に磁気記録再生系の再生信号を積分等化した波形では、低周波ノイズが重畳しており、これによっても検波振幅が影響を受けるため、振幅レベルを一定に保つことが難しい。
【0019】
そのため、データを正しく検出できず、再生データの誤りを増大させることになる。
【0020】
前記課題を考慮して、本発明は、データ検出点のに応じた再生信号のレベルを正確に保つことができ、入力されたデータ中の誤りを少なくすることのできる信号処理装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
従来抱えている課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明は、記録媒体から画像信号を再生する再生手段と、前記再生手段により再生された画像信号の振幅レベルを制御するレベル制御手段と、前記レベル制御手段から出力された画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D記変換手段より出力されたデジタル画像信号を復号する画像復号手段と、前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像信号をパーシャルレスポンス方式の信号に変換する変換回路を有し、前記変換回路から出力されたパーシャルレスポンス方式の画像信号がゼロクロス点以外である場合の特定パターンを前記A/D変換手段より出力されたデジタル画像信号中より検出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段の出力に応じたタイミングで前記変換回路から出力されたパーシャルレスポンス方式の画像信号中の前記特定パターンの部分を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記特定パターンのデジタル画像信号に基づいて前記パーシャルレスポンス方式の画像信号の振幅を検出し、この検出した振幅に基づいて前記レベル制御手段を制御する振幅検出手段とを備えて構成されている。
【0022】
【作用】
本発明はこのように構成したので、特定パターンを有するデータの検出点を精度よく検出でき、データ検出点における信号のレベルを正確に検出することが可能になる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明の実施例としてのデジタルVTRの再生系の構成を示したブロック図であり、図10と同様の動作をするものについては同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0025】
まず、図1におけるA/D変換器5の動作クロックの発生回路について説明する。図1において、30はデジタル位相検出回路で、パターン検出回路31とサンプルホールド回路32から構成されている。
【0026】
このような構成において、パターン検出回路31には、A/D変換器5により変換されたデジタル信号が供給され、そのパターンに応じた信号を出力する。なお、本実施例においては、A/D変換器5は再生信号を4ビットのデジタル信号に変換するものとする。
【0027】
パターン検出回路31は、後述のように入力信号に現れるいくつかのパターンを検出するように構成されており、これら複数のパターンを検出することによりサンプルホールド回路32の出力には、再生信号とA/D変換のクロックとの位相差に応じた信号が得られる。
【0028】
図2はデジタル位相検出回路30の具体的な構成を示すブロック図である。
【0029】
図において、311〜314はA/D変換されたデジタル信号301を1クロック毎に遅延させる遅延回路、315は遅延回路311〜314の出力から特定パターンを検出する論理演算回路からなるデコーダである。これら各要素311〜316によりパターン検出回路31が構成されている。
【0030】
また、321は減算器316の出力を反転する符号反転回路、322は減算器316の出力と符号反転回路321の出力とをデコーダ315から出力される信号sにより切り換えるスイッチ、323はスイッチ322の出力をデコーダ315から出力される信号phでサンプルホールドし、位相検出出力として出力するラッチ回路である。これら各要素321〜323によりサンプルホールド回路32が構成されている。
【0031】
このような構成において、A/D変換された再生信号は301に入力され、各遅延回路311〜314により順次遅延される。遅延回路311,313の出力は減算器316に出力され、その出力はPR(1,0,−1)信号となる。
【0032】
ここで、入力データ及び各遅延回路311〜314の4ビット出力データのMSBをa,b,c,d,eとする。また、再生信号をA/D変換する際に再生信号の平均値がA/D変換レンジの中央にくるように設定しておけば、a,b,c,d,eは再生データ列を積分検出した2値データ列となる。このデータ列をデコーダ315に入力し、後述のような論理演算により特定パターンを検出し、信号s及びph1を得る。
【0033】
信号sはスイッチ322を制御し、減算器316の出力と、この出力を符号反転回路321で符号反転した信号とを選択的に出力する。また信号phはラッチ回路323の端子Eに供給されることによりラッチ回路323を制御し、スイッチ322の出力を信号phのタイミングでサンプルホールドする。
【0034】
次に、信号s及びphの出力について説明する。
【0035】
図3(b)は前述のようにPR(1,0,−1)信号のアイパターンである。このアイパターンはデータ検出点で3値の値をとる。そして、このアイパターンのゼロクロス点を見ると、ゼロクロス点を通過する信号はデータと検出点との位相差に比例した傾きを持っていることがわかる。
【0036】
ただし、この傾きは正負両方の値を持っている。そのため、デコーダ315において信号sがこの傾きの正負を判別し、信号phがゼロクロス点であることを判別するように所定の論理演算を行うことによって再生信号中の特定パターンを検出する。従って、デジタル位相検出回路30の位相検出出力302はその平均レベルがデータ検出点との位相差に比例した値となる。
【0037】
前記アイパターンからもわかるように、ゼロクロス点での傾きはデータのパターンによってさまざまな値をとり、位相比較特性の傾き(位相検出感度)もデータのパターンによって変動するが、PLLのループ内で使用される場合は、ループゲインの平均値の変動となるだけであり問題とならない。
【0038】
前述のような信号s及びphを求める方法として、本実施例では積分検出されたデータ列から論理演算によって特定パターンを検出し、信号s及びphを出力する。表1に信号s及びphの真理値表の一例を示す。
【0039】
【表1】
Figure 0003639618
【0040】
この表1には積分検出データabcdeに対してb−d、即ち減算器316の出力及び信号s,phの論理を示した。sはb−dの傾きが正か負か、phはb−dがゼロクロス点であるかどうか、即ち特定パターンのデータが入力されたかどうかを示す。この真理値表から、信号s,phは簡単な論理演算で表せることがわかる。例えば、
【0041】
【外1】
Figure 0003639618
と表せる。
【0042】
この論理は、積分検出されたデータabcdeに誤りがない場合に成り立つ。データとクロックとの位相がずれるに従って、検出出力302としてそのずれ量に比例した値が出力される。その結果、デジタル位相検出回路30も誤ったタイミングにてデータをサンプリングするようになるが、検出出力302がループフィルタ21を介してVCO20に出力され、その発振周波数が再生信号とクロックとの位相差をなくすように変動するため、すぐに位相ロック状態に引き込まれる。
【0043】
本実施例における位相比較特性を図4に示す。図4では約±100°の範囲にわたってリニアな位相比較特性が得られており、PLLとして十分な位相ロックレンジが得られる。
【0044】
本実施例のように、デジタル位相検出回路30を用いてクロックを抽出するPLLを構成すると、クロックが入力したタイミングでサンプリングされたPR(1,0,−1)データそのものがゼロクロス点に落ち着くように制御されるため、PLLのロック位相が検出点に自動的に追従し、正確にデータを検出することができる。
【0045】
また、ループフィルタ20もデジタル演算で実現すれば、アナログ回路で問題となるDCオフセット等もなくなり、PLL部分の調整はほとんど必要なくなる。なお、VCO20の出力はA/D変換器5だけでなく、装置の各回路の動作クロックとして供給される。
【0046】
次に、デジタル振幅検出回路40について説明する。
【0047】
図5はデジタル振幅検出回路40の具体的な構成例を示すブロック図である。
【0048】
図5において、411は入力データを2クロック分遅延させる遅延回路、412は遅延回路411の入出力データの排他的論理和をとるEXOR回路、413は遅延回路411の入出力データを減算し、PR(1,0,−1)データを得る減算器である。また、421,422及び423は図2における符号反転回路321,スイッチ322及びラッチ323と同様の動作を行う。ただし、スイッチ422は後述のsign信号により制御される。
【0049】
図5において、減算器413の出力であるPR(1,0,−1)データは、前述のように図3(b)に示したアイパターンとなっている。データ検出点における3値のうち、ゼロクロス点以外の2値は再生データの振幅を示している。
【0050】
本実施例では、EXOR回路412により特定のパターンを検出し、減算器413の出力がゼロクロス点以外のときにサンプルホールドすることにより検出データの振幅を検出している。
【0051】
ここで、減算器413の出力がゼロクロス点以外であることを検出するには、前述の位相検出回路30の構成で説明したのと同様の手法を用いればよい。すなわち、EXOR回路412により、減算器413の出力がゼロクロス点以外である場合の特定パターンを検出し、信号ahをラッチ回路423に出力する。ラッチ回路423は信号ahが入力されたタイミングでスイッチ422からの出力データをラッチして出力する。
【0052】
表1にahとして信号ahの論理を示す。ahが0のタイミングでラッチ回路423が動作する。遅延回路411の入力,出力を前述のように2値検出した結果をb,dとすると、
【0053】
【外2】
Figure 0003639618
と表せることがわかる。
【0054】
また、スイッチ422の切り換えは、PR(1,0,−1)データの符号(MSB)(表1においては、b−dの中央のデータ)を用いてもよいが、表1のsignをみると、dまたはbの反転データを用いてもよいことがわかる。
【0055】
このように、本実施例においては、再生データ中から、PR(1,0,−1)データが振幅を示している場合の特定パターンを検出し、この検出出力に基づいてPR(1,0,−1)データをサンプルホールドすることにより再生信号の振幅を検出しているので、データの検出点における振幅を正確に検出することができる。
【0056】
また、前述のPLLと同様に、ループフィルタ24もデジタル回路で構成することによりAGCループの方もすべてデジタル回路として構成でき、アナログ回路で必要であった回路の調整等が必要なくなる。
【0057】
以上の説明では、データ演算の精度(ビット数)は4ビットのデータにより演算を行うことにしたが、通常5ビット以下で十分な特性(S/N)が得られ、装置の性能との兼ね合いで、2ビット程度まで減ずることも可能であり、その場合には回路規模も小さくなる。
【0058】
前述の実施例では、位相検出回路30と振幅検出回路40のパターン検出回路はそれぞれ別々に設けていたが、前述のように、その動作は同様であり、各検出回路にてパターン検出回路を共用することも可能である。以下、本発明の第2の実施例としてパターン検出回路を共用した場合について説明する。
【0059】
図6は本実施例のデジタルVTRの再生系の構成を示す図で、図においては位相検出と振幅検出を位相・振幅検出回路50により行う。その他の部分は図1と同様である。
【0060】
位相・振幅検出回路50の具体的な構成例を図7に示す。
【0061】
図7において、511〜514は前述の遅延回路と同様に入力データ501を1クロックづつ遅延する遅延回路、515は減算器516の出力であるPR(1,0,−1)データがゼロクロス点にあるか否かを特定パターンを検出することにより検出し、信号s,ph,ahを出力するデコーダである。これら511〜516でパターン検出回路51を構成している。
【0062】
また、521は減算器516の出力の符号を反転して出力する符号反転回路、522,523は符号反転回路521の入出力データを選択的に出力するスイッチ、524,525はスイッチ522,523の出力データをそれぞれ信号ph,ahのタイミングでラッチするラッチ回路である。これら521〜525でサンプルホールド回路52を構成している。なお、スイッチ522は信号sにより制御され、スイッチ523は信号signにより制御される。また、502は位相検出出力、503は振幅検出出力である。
【0063】
位相・振幅検出回路50の動作については前述の実施例とほぼ同様である。即ち、デコーダ515は減算器516の出力データがゼロクロス点であることを示す特定パターンを前述の論理演算により検出すると、ラッチ回路524に信号phを出力し、スイッチ522から出力されたPR(1,0,−1)データをサンプルホールドする。また、このとき検出データの傾きを示す信号sをスイッチ522に出力し、符号反転回路521の入出力データを選択して出力する。位相検出出力502はループフィルタ21により平均化されてVCO20に出力され、前述のようにその発振周波数を制御する。
【0064】
また、振幅検出については、デコーダ515がデータb,dに基づいて前述のように減算器516の出力がゼロクロス点でないことを示す特定パターンを検出すると、ラッチ回路525に信号ahを出力し、スイッチ523から出力されたPR(1,0,−1)データをサンプルホールドする。スイッチ523は前述のように信号signにより制御され、符号反転回路521の入出力データを選択して出力する。振幅検出出力503はループフィルタ24により平均化されてGCA4に出力され、前述のように再生信号のレベルを制御する。
【0065】
このように、本実施例では、共通のパターン検出回路を用いて特定のパターンを検出し、この検出出力に基づいて位相検出及び振幅検出を行っているので、再生データの検出点におけるクロックとの位相ずれ及び再生データの振幅を正確に検出できると共に、回路規模をより小さくすることが可能になる。
【0066】
前述の実施例は、本発明をデジタルVTRに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限られることはなく、2値データを伝送,再生する系、例えば電波や光等による通信、光ディスク等にも適用可能であり、同様の作用効果を有するものである。この場合、それぞれの伝送路の性質に応じてPR(1,0,−1)以外の例えばPR(1,−1),PR(1,1)等3値の検出を選び、前述の実施例と同様の位相・振幅検出回路を構成することも可能である。
【0067】
一例として、PR(1,−1)の場合のデジタル位相・振幅検出回路50の構成例を図8,図9に示す。図8,図9においては、減算器516が1クロック遅延したデータ間の差をとっているのと、デコーダ515の論理とが図7と異なっている。
【0068】
即ち、図8においては、1個の遅延回路511を用いると共に、デコーダ515の代わりにEXORゲートを用い、このEXORゲートの入力と出力のMSBであるデータb,cにより信号ph,ahを得ると共に、cを信号sとしている。
【0069】
また、図9では3個の遅延回路511〜513を用い、各遅延出力及び再生データ501のMSBをabcdとしてデコーダ515に出力することにより、図示の論理式により信号ph,sを得ると共に、データb,cのEXORの反転出力を検出することにより信号ahを得ている。
【0070】
また、前述の実施例では、各検出回路に遅延回路及び減算器を設けたが、各検出回路における遅延回路と減算器を図1,図6における遅延回路6及び減算器7と共用することも可能であり、この場合には更なる装置の小型化が可能になる。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、再生されたデジタル画像信号中の特定パターンを検出し、この特定パターンのデジタル画像信号に基づいてデジタル画像信号の振幅を検出しているので、特定パターンを有するデータの検出点において正確に再生された画像信号の振幅を検出することができる。
【0072】
また、このように検出した再生信号の振幅に応じて再生信号のレベルを制御することにより、データの検出点において再生信号のレベルを常に一定に保つことができ、再生データ中の誤りを少なくすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としてのデジタルVTRの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の装置におけるデジタル位相検出回路の構成を示すブロック図である。
【図3】再生データのアイパターンを示す図である。
【図4】図2の回路の位相比較特性を示す図である。
【図5】図1の装置におけるデジタル振幅検出回路の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施例としてのデジタルVTRの構成を示すブロック図である。
【図7】図6の装置におけるデジタル位相・振幅検出回路の構成を示すブロック図である。
【図8】デジタル位相・振幅検出回路の他の構成例を示すブロック図である。
【図9】デジタル位相・振幅検出回路の更に他の構成例を示すブロック図である。
【図10】従来のデジタルVTRの構成を示すブロック図である。
【図11】再生信号の特性を示す図である。
【符号の説明】
4 ゲインコントロールアンプ
5 A/D変換器
30 デジタル位相検出回路
40 デジタル振幅検出回路
50 デジタル位相・振幅検出回路

Claims (4)

  1. 記録媒体から画像信号を再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生された画像信号の振幅レベルを制御するレベル制御手段と、
    前記レベル制御手段から出力された画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D記変換手段より出力されたデジタル画像信号を復号する画像復号手段と、
    前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像信号をパーシャルレスポンス方式の信号に変換する変換回路を有し、前記変換回路から出力されたパーシャルレスポンス方式の画像信号がゼロクロス点以外である場合の特定パターンを前記A/D変換手段より出力されたデジタル画像信号中より検出するパターン検出手段と、
    前記パターン検出手段の出力に応じたタイミングで前記変換回路から出力されたパーシャルレスポンス方式の画像信号中の前記特定パターンの部分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記特定パターンのデジタル画像信号に基づいて前記パーシャルレスポンス方式の画像信号の振幅を検出し、この検出した振幅に基づいて前記レベル制御手段を制御する振幅検出手段とを備えた信号処理装置。
  2. 前記パターン検出手段は、前記特定パターンとして複数のパターンを検出することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記パターン検出手段は、前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像信号をNクロック(Nは1以上の整数)分遅延する遅延回路と、前記変換手段から出力されたデジタル画像信号と前記遅延回路の出力とを2値判定し、判定の結果得られるデータを用いて前記特定パターンを検出する検出回路とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 前記パターン検出手段は、前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像信号をNクロック(Nは1以上の整数)分遅延するN段に接続された遅延回路と、前記変換手段から出力されたデジタル画像信号と前記遅延回路の各段とから得られるN+1個のデータを2値判定し、判定の結果得られるN+1ビットのデータを用いて前記特定パターンを検出する検出回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
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