JP3638385B2 - 立坑掘削方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は立坑掘削方法に係わり、特に、隣合うカッター同士で掘削範囲が部分的に重複するように複数のカッターを垂設し、異形断面を持つ立坑を掘削する立坑掘削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のカッターを掘削範囲が部分的に重複するよう垂設し、異形断面を持つ立坑を掘削する立坑掘削方法を開示する公知例として、特開平6−146310号公報及び特開平4−62291号公報がある。
【0003】
特開平6−146310号公報には、2軸以上複数のカッターを持つ多軸リバース機(リバースカッター)により、2個以上複数の円弧が一部重なり合った形状の孔を掘削する方法及び装置が記載されている。複数のカッター部は同一高さに配置されている。
【0004】
特開平4−62291号公報には、ケーソンの底部に設けた複数の開口部に複数のケーシングパイプを固設し、このケーシングパイプ内にカッター及び駆動部からなる掘削機、ロックフレーム、サポートシリンダ等を配置し、かつ各カッターにはカッターアームを上下回動自在に設け、ロックフレームの操作でケーシングパイプに対する掘削機の高さを変更する工程と、カッターアームをすぼめた状態でケーシングパイプに対してカッター部分を下方に移動して掘削する工程と、ケーシングパイプに対するカッター部分の上下移動を固定してカッターアームを開きながら掘削する工程とを組み合わせて立坑を掘削する方法及び装置が記載されている。また、複数のカッターはカッター部を同一高さに配置して掘削を行うものであり、カッターアームを開いた状態ではカッター同士が接触する可能性があるため、この干渉を避けるために互いに同期制御されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には次のような問題がある。
【0006】
特開平6−146310号公報
(1)上記のように複数のカッター部は同一高さに配置されるものであるため、カッター同士が接触する可能性があり、これを避けるために特開平4−62291号公報と同様に同期制御する必要があり、カッター回転駆動装置が高価格となる。
【0007】
(2)カッターは長い回転駆動軸で上方より垂設されているため、この回転駆動軸を地上付近に位置する駆動装置で回転駆動するとき、回転駆動軸がねじれ、回転駆動軸の下端に位置するカッターと上端付近を駆動する駆動装置とでは大きな回転位相差が発生し、このような回転位相差のあるカッター部を上方から同期制御することは不可能に近い。
【0008】
(3)仮に同期制御ができたとしても、隣合うカッターが同一高さに配置されているため、一方のカッターの先端が他方のカッターの中心部に干渉する距離以上には両カッターを近づけることはできず、カッター同士の接近した配置が制限される。このため、立坑断面を自由に設計することができない。
【0009】
特開平4−62291号公報
(1)カッター同士の接触を避けるために同期制御をしており、カッター回転駆動装置が高価格となる。
【0010】
(2)ロックフレームを操作してケーシングパイプに対する掘削機の高さを変更する工程、カッターアームをすぼめた状態でケーシングパイプに対してカッター部分を下方に移動して掘削する工程、ケーシングパイプに対するカッター部分の上下移動を固定してカッターアームを開きながら掘削する工程という複雑な工程を組み合わせて掘削しており、能率が極めて悪い。
【0011】
(3)ケーシングパイプ内にはカッターだけでなく駆動部も収納されている。このため、ケーシングパイプの直径は大型化せざるを得ず、カッター同士の接近した配置が制限され、立坑断面を自由に設計することができない。
【0012】
本発明の目的は、安価で、確実に、能率良く異形断面の立坑を掘削することができ、かつカッターの干渉による配置制限を減少させ、立坑断面形状の設計の自由度の大きな立坑掘削方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、隣合うカッター同士で掘削範囲が部分的に重複するように複数のカッターを上方より垂設し、異形断面を持つ立坑を掘削する立坑掘削方法において、前記複数のカッターのそれぞれにカッターすぼめ機構を設け、掘削範囲が重複する隣合うカッターのうちの一方のカッターをすぼめかつ上方に退避し他方のカッターを開いて掘削し、次いでその他方のカッターをすぼめかつ上方に退避し一方のカッターを下方に移動しかつ開いて掘削し、これを繰り返し立坑を掘削するものである。
【0014】
カッターにすぼめ機構を設け、隣合うカッターの一方をすぼめて上方に退避し他方のカッターで掘削することにより、カッターの掘削範囲が重複していても、実際にこれらカッターが当たることはなく、カッターの干渉による配置制限が減少し、立坑断面形状の設計の自由度が向上する。
【0015】
また、カッター干渉防止のための同期制御が不要なので、カッター回転駆動系の価格が安価となる。また、同期制御でなく、一方のカッターをすぼめて上方に退避し干渉を防止するので、カッター駆動軸が長くても確実に干渉を防止できる。更に、上下機構によるカッターの上下動とすぼめ機構による開閉動作との単純動作の繰り返しなので、能率良く掘削することができる。
【0016】
(2)上記(1)において、好ましくは、立坑にケーソンを配置し、このケーソンを降下させながら掘削を行うとともに、前記カッターすぼめ機構によりカッターの掘削径を変えてケーソンの刃口抵抗を制御し、ケーソンの方向修正を行う。
【0017】
このようにカッターすぼめ機構を用いてケーソンの方向修正を行うことにより、掘削方向がほぼ垂直となる精度の良い掘削が可能となる。
【0018】
(3)また、上記(1)において、好ましくは、立坑にケーソンを配置し、このケーソンに隔壁を設けて切羽を立坑から隔離して掘削を行うとともに、この隔壁に前記複数のカッターのそれぞれの挿入兼回収穴を設けかつこの挿入兼回収穴の上部に切羽の水圧を保持するためのシャフトを立設し、前記挿入兼回収穴を退避孔として利用し、前記すぼめたカッターをこの退避孔及びシャフト内に退避させる。
【0019】
このように隔壁を有するケーソンを用いる掘削装置であっても、隔壁の挿入兼回収穴をカッターの退避孔として利用し、すぼめ機構ですぼめたカッターをこの退避孔及びシャフト内に引き上げることにより、(1)の掘削方法を実施できる。
【0020】
(4)更に、上記(1)において、好ましくは、前記複数のカッターは、中央のカッターの中心に対して両側のカッターの掘り残し部が点対称となるように配置された少なくとも3本のカッターを含み、中央のカッターを前記一方のカッターとして用い、両側のカッターを前記他方のカッターとして用い均等掘削する。
【0021】
このように複数のカッターを配置し、均等掘削を行うことにより、カッターはアンバランスな横力を受けないで済むため、カッターの推進方向精度が良くなる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の立坑掘削方法に用いられる掘削装置の第1の形態を図1〜図8により説明する。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1において、1は断面長円形の立坑構築物(ケーソン)であり、立坑構築物1は刃口2を備えた下部ケーソン3、シールドハル4、セグメント5とからなっている。下部ケーソン3には切羽22を立坑内から隔離するための隔壁6が設けられ、隔壁6の後部(反切羽側)には隔壁6を補強し隔壁厚を薄くするための補強壁7が設けられている。シールドハル4の内側には推進ジャッキ8が設置され、更にその内側の床上にはセグメント5を組み上げるためのエレクター9が装備されている。
【0030】
立坑構築部1内には立坑構築物1の刃口2の下側を掘削するためのカッター20が3機装備されており、立坑構築物1の隔壁6には、これら3機のカッター20を挿入、退避、回収し又は修理する際引き上げるための3つの穴(以下、回収穴又は退避孔と呼ぶ)10が開いており、これらの回収穴10の上部にはそれぞれ切羽22に水圧をかけその圧力を保持するためのシャフト11が装着され、シャフト11の上端は大気中に開放されている。また、各シャフト11の上部にはやぐら12が取り付けられ、その上にカッター駆動装置であるロータリーテーブル13が取り付けられている。
【0031】
3機のカッター20の上端はそれぞれ中空のカッター駆動軸21に連結され、各カッター駆動軸21はロータリーテーブル13を貫通して上方に伸び、それぞれの上端でカッター上下機構であるクレーン14に支持され、上方より吊り下げられている。また、カッター駆動軸21はロータリーテーブル13の貫通部分でロータリーテーブル13により回転駆動される。
【0032】
カッター20で掘削した土砂はカッター20の先端部の吸込口14よりサクションポンプ15により吸い上げられ、カッター駆動軸21の中空部分、スイベルジョイント23を介して地上の泥水処理設備に運ばれ、土砂を排土し処理後の泥水は切羽22に還流する。
【0033】
3機のカッター20は、それぞれ、主カッター30とカッターすぼめ機構31とカッター拡径機構32とを装備しており、カッターすぼめ機構31とカッター拡径機構32によりカッター20の掘削径を簡単に変えることができるようになっている。このようにカッター20の掘削径を変えることにより、刃口2の下方の掘削範囲を変え、刃口抵抗を制御することができる。また、カッターすぼめ機構31でカッター20をすぼめてカッター20をクレーン14で吊り上げることで、カッター20を隔壁6の退避孔10に引き込むことができる。
【0034】
図2において、カッター20の最大掘削半径と立坑構築物1の長円形の短軸側の半径はほぼ一致している。また、3機のカッター20の配置は、立坑構築物1の両側にそれぞれ1機、両カッター20の掘削範囲が重複しないように配置され、この両側のカッター20により掘り残された部分がカッター中心に対して点対称となる位置にもう1機のカッター20が配置され、かつ隣合うカッター同士で、ほぼカッターの長さ分、掘削範囲が重複するように近接配置されている。また、このようにカッター20を近接配置しても掘り残し部35が生じるが、それはシールドハル部4に配置された推進ジャッキ8で刃口2を下へ押し込むことで圧入掘削する。
【0035】
上記のようにカッター20を近接配置できるのはすぼめ機構31と退避孔10があるからである。また、中央のカッターを、この中央のカッターの中心に対して両側のカッターの掘り残し部が点対称となる位置に配置することにより、各カッター20はカッター20中心に対して均等な掘削断面を持つことになり、掘削は均等掘削となり、カッター20はアンバランスな横力を受けないで済むため、カッター20の推進方向精度が良くなる。
【0036】
また、地山36自体の硬さのアンバランスによる横力を受けてもカッター20が立坑構築物1より大きく外れないように、スタビライザー37を装備している。スタビライザー37はカッター20のセンターシャフト33の上端付近に設けられ、シャフト11の内壁に当接することで横力を支持する。
【0037】
カッター20の詳細構造を図3〜図6により説明する。
【0038】
各カッター20の主カッター30は、図3及び図4に示すように、センターシャフト33の下端に放射状に取付けられた4本のリブ33aと、リブ33aのそれぞれの先端に上下方向に折り曲げ自在にピン27により結合された4本の放射状のカッタースポーク33bとを有し、カッタースポーク33bには図3に想像線33cで示すように一定距離下方に突出したカッタービットが取付けられている。また、カッタースポーク33bは、図5に示すようにこれらカッタースポーク33bをすぼめたときに外径端部分の径が小さくなるように内径端近傍に折り曲げ部33dを有している。カッタースポーク33bを最大に拡げたときの外径寸法はケーソン1の内径寸法より少し小さく作ってあり、これによりカッター20はケーソン1の内面より内周側を掘削し、ケーソン1の刃口2の貫入抵抗を小さくする。
【0039】
カッター拡径機構32は拡径カッター34を有し、拡径カッター34は4本のカッタースポーク33bのうちの対向する2本の外径端部分にピン25により上方に回転するにしたがって掘削径が増加するように回転可能に取り付けられ、拡径カッター34の側面にはカッタースポーク33bに支持されたジャッキ35のピストンがピン結合され、ジャッキ35を伸縮すると拡径カッター34はピン25を中心として回転動作する。拡径カッター34の回転中心であるピン25はケーソン1の内周面より内周側に位置している。また、拡径カッター34の想像線34aで示すカッタービットの取付け形状は、拡径カッター34の回転中心25からカッター刃先までの距離が回転方向全周にわたってほぼ等しいか回転方向内周側から外周側に行くにしたがって小さくなるような形状になっている。
【0040】
拡径カッター34は縮径時にはカッタースポーク33bの外径の内側に完全に引き込まれ、拡径カッター34を最大に拡径したときの外径寸法はケーソン1の刃口2の外周寸法とほぼ同じになるように作ってあり、これにより拡径カッター34は、カッタースポーク33bを最大に拡げたとき、ケーソン1の刃口2の下側においてカッタースポーク33bの外側からケーソン1の刃口2の外周までの間を掘削し、ケーソン1の刃口2の貫入抵抗を更に小さくする。なお、刃口2の貫入抵抗を更に下げるには、刃口外周より2〜3cm更に外周まで掘削できるようにビット34aの取付け半径を大きくし、オーバカットできるようにする。
【0041】
また、拡径カッター34はケーソン1の刃口2の下側を掘削するため、ケーソン1が自重沈下してきたとき拡径カッター34の上部にケーソン1の刃口2がぶつかる。このような場合、拡径カッター34は上記のように上方に回転するにしたがって掘削径が大きくなるように取付けられているので下方に押されたときに内周側に回転可能であり、刃口2の押し下げ力により内周側に回転して引き込まれる。そして、特にこのとき、拡径カッター34は回転中心25からカッター刃先までの距離が回転方向全周にわたってほぼ等しいか回転方向内周側から外周側に行くにしたがって小さくなるようなカッター形状をしているため、刃口2の押し下げ力により内周側にスムーズに回転して引き込まれ、拡径カッター34がケーソン1の刃口2と地山の間に挟まれることを確実に防止する。なお、カッタースポーク33bの最大の外径寸法はケーソン1の内径寸法より小さく作ってあるので、ケーソン1の沈下時刃口2がカッタースポーク33bにぶつかることはない。したがって、ケーソン1が自重沈下してもカッターの破損が防止できる。
【0042】
また、拡径カッター34は、カッタースポーク33bをすぼめたときにセンターシャフト33と干渉しない位置に取り付けられている。すなわち、カッタースポーク33bの外径端には、カッタースポーク33bをすぼめたときにセンターシャフト33と干渉することなく交差するように、センターシャフト33に対して所定距離L(図4参照)だけずれかつカッタースポーク33bに対してL字状の角度をなして支持ブロック34bが取付けられ、拡径カッター34は支持ブロック34bの側面に取り付けられている。
【0043】
カッタースポーク33bをピン27により折曲げ自在に結合したリブ33aはセンターシャフト33の下端に取り付けられたボス47に連結され、カッタースポーク33bは、図5に示すように、カッターすぼめ機構31により4本ともピン27の部分で傘のように折り畳むことができる。
【0044】
カッターすぼめ機構31の詳細構造を図6に示す。カッターすぼめ機構31は、センターシャフト33に設けられたピストン部38a及びピストン部38aに嵌め合い摺動するシリンダー部38bからなるカッターすぼめジャッキ38と、カッターすぼめジャッキ38のシリンダー部38bをカッタースポーク33bに連結する4本のアーム39とで構成され、アーム39はシリンダ部38bの外周に設けられたリブ38cにピン36aにより結合され、カッタースポーク33bにピン28により結合されている。カッターすぼめジャッキ38のピストン部38aはセンターシャフト33をピストンロッドとしてその一部を太くしたものであり、シリンダ部38bはスライド筒38dとその両端に位置するシリンダーエンド38eとからなり、シリンダ部38b内においてピストン部38aの上下にできる空間38f,38gに圧油を選択的に送り込むことにより、ピストン部38aに対してシリンダ部38bを上下に動かし、カッタースポーク33bを含むカッター全体を傘のように開閉することができる。
【0045】
以上のようにカッタースポーク33bに折り曲げ部33dを設け、かつ拡径カッター34をセンターシャフト33と干渉することなく交差できるようにし、更にカッターすぼめ機構31をコンパクトな構造としたことにより、カッタースポーク33bをすぼめたときのカッター径が小さくなり、図5に示すように小さい回収穴10からカッター20を容易に退避、回収できる。
【0046】
クレーン14はカッター駆動軸21を介してそれぞれのカッター20を吊っており、カッター20の上下動及びカッター20の地山への押付け力の調整をカッターの吊下げ位置及び吊下げ力調整によって行っている。地山によって異なるが、カッター20及びカッター駆動軸21の自重を最適量地山にかけると掘削効率が良くなる。どの程度かけるかは、経験と試行錯誤により決定する。
【0047】
カッター駆動軸21はカッター20のセンターシャフト33に接続されるドリルパイプ21aと、ドリルパイプ21aに接続されたケリーバパイプ21bより構成されている。ドリルパイプ21aは掘削するにつれてつなぎ足して行く。ケリーバパイプ21bは断面四角形状をしており、この四角形状でロータリーテーブル13に係合しカッター掘削トルクを伝えられる。
【0048】
次に、上記立坑掘削装置を用いた本発明の立坑掘削方法の実施形態を説明する。
【0049】
まず、図1に示すように、立坑構築物の中央に位置するカッター20をすぼめかつ上方に上げて退避孔10及びシャフト11内に退避させ、両側に位置する2つのカッター20を所定の大きさに開き回転させながら所定の深さまで先掘りを行う。次いで、図7に示すように両側のカッター20をすぼめかつ上方に上げて退避孔10及びシャフト11内に退避させ、更に図8に示すように中央のカッター20を退避孔10より下げカッター20を所定の大きさに開いて残った部分を掘削し、その後残った部分をシールドハル部4に配置された推進ジャッキ8で刃口2を下へ押し込むことで圧入掘削しながら推進する。そして、推進ジャッキ8の1部を引き込み、その空いたスペースでセグメント5をエレクタ9により組み立て、立坑構築物1を築いていく。
【0050】
カッター20の掘削範囲(掘削径)はカッターすぼめ機構31及びカッター拡径機構32により自由に変えることができるので、各カッター20の掘削範囲を変えることにより、刃口抵抗を制御しケーソン1の方向修正を行うことができる。
【0051】
以後は、これの繰り返しである。
【0054】
以上のように本実施形態によれば、カッター20にすぼめ機構31を設け、隣合うカッターの一方をすぼめて上方に退避しておくので、これらカッター20を掘削範囲が重複するよう近接配置しても、実際にこれらカッターが当たることはなく、退避孔10が確保できる範囲でカッター20を自由に配置することができ、立坑断面形状の設計の自由度が向上する。
【0055】
また、カッター干渉防止のための同期制御が不要なので、ロータリーテーブル13を含むカッター回転駆動系の価格が安価となる。また、同期制御でなく、一方のカッターをすぼめて上方に退避し干渉を防止するので、カッター駆動軸21が長くても確実に干渉を防止できる。更に、クレーン14によるカッター20の上下動とすぼめ機構31による開閉動作との単純動作の繰り返しなので、能率良く掘削することができる。
【0056】
また、カッターすぼめ機構31及びカッター拡径機構32により各カッター20の掘削径を変えることにより、刃口抵抗を制御しケーソン1の方向修正を行うことができ、掘削方向がほぼ垂直となる精度の良い掘削が可能となる。
【0057】
また、カッターすぼめ機構31を設け、隔壁6に設けられた挿入兼回収穴10を退避孔として利用し、すぼめたカッター20を退避孔10及びシャフト11内に退避させるので、本実施形態のように隔壁6を有するケーソン1を用いる掘削装置であっても、上記のように3機のカッター20を配置し、異形断面の立坑を掘削することができる。
【0058】
更に、両側のカッター20を掘削範囲が重複しないように設置し、中央のカッター20を両側のカッター20の掘り残し部に対して点対称となる位置に配置したので、それぞれのカッター20の掘削領域が左右対称となる均等掘削が行え、カッター20はアンバランスな横力を受けないで済むため、カッター20の推進方向精度が良くなる。
【0059】
本発明の立坑掘削方法に用いられる掘削装置の第2の形態を図9により説明する。本形態は、より大きな断面を持つ立坑を掘削する場合のカッター配置を示すものである。図中、図1及び図2に示すものと同等の部材には同じ符号を付している。
【0060】
図9において、本形態の立坑構築物1Aは、図2に示す第1の形態の立坑構築部1を2つ並べて足し合わせた断面形状をしており、立坑構築部1A内には立坑構築物1Aの刃口2(図1参照)の下側を掘削するためのカッター20が6機装備されている。また、立坑構築物1Aの隔壁6Aには長辺方向にも補強壁7Aが設けられ、かつ6機のカッター20を挿入、退避、回収し又は修理する際引き上げるための6つの回収穴10が開いており、これら回収穴10の上部にはそれぞれ切羽22(図1参照)に水圧をかけその圧力を保持するためのシャフト11が装着されている。その他の構成は第1の形態と同じである。
【0061】
掘削方法は、カッター3機ずつについて第1の形態の掘削装置を用いた立坑掘削方法と同様な手順で操作すればよい。
【0062】
本形態によれば、第1の形態よりも大きな断面形状の立坑を掘削することができる。
【0063】
第2の形態の変形例を図10に示す。本形態は立坑構築物1B及び隔壁6Bの短辺側の対辺をフラットにしたものである。本形態によりよれば、立坑構築物1Bの短辺側での掘り残し部は大きくなるが、推進ジャッキ8(図1参照)の容量を大きくして刃口2を下に押し込み、圧入掘削で掘り残し部を掘削すればよい。
【0064】
第2の形態の別の変形例を図11により説明する。本形態は、図10の形態の掘削装置により掘る場合に、予想に反して地山が硬く推進ジャッキ8の容量が足りず刃口の圧入が困難な場合の対処方法である。隔壁6Bの掘り残し部に対応する4箇所の位置を挟んで補強壁7Bを設け、この補強壁7Bの間の掘り残し部に対応する位置に4個のカッター投入用の穴10とシャフト11を設け、既に装着されている6機のカッター20のうちの任意のものを回収孔10より引き上げ、掘り残し部のカッター投入孔10より投入し掘削する。このように掘り残し部を適宜掘削することにより刃口2の抵抗を小さくし、刃口2を確実に圧入する。
【0065】
このように追加してカッター20を近接配置できるのは、カッター20のすぼめ機構31と退避孔10が装着されているためである。
【0066】
なお、既に装着されている6機のカッター20を用いる代わりに、新規のカッター20を掘り残し部の投入孔10より投入してもよい。この場合は、掘り残し部に対して不均等掘削となる場合があるが、スタビライザー37を装着しているので、大きくカッター20の掘削方向が狂うことはない。
【0067】
本発明の立坑掘削方法に用いられる掘削装置の第3の形態を図12及び図13により説明する。本形態は、立坑断面が、長円であっても第1の形態と比較して小さい場合のカッター配置を示すものである。図中、図1及び図2に示すものと同等の部材には同じ符号を付している。
【0068】
図12及び図13において、本形態の立坑構築物1Cは、図2に示す第1の形態のものより長辺側が短い長円形の断面形状をしており、立坑構築部1C内には立坑構築物1Cの刃口2の下側を掘削するためのカッター20が2機装備されている。また、立坑構築物1Cの隔壁6Cには2機のカッター20を挿入、退避、回収し又は修理する際引き上げるための2つの回収穴10が開いており、これらの回収穴10の上部にはそれぞれ切羽22に水圧をかけその圧力を保持するためのシャフト11が装着されている。2機のカッター20は、図2に示す第1の形態の配置よりも軸心間距離が短く重複掘削範囲が大きくなるように近接配置されている。その他の構成は第1の形態と同じである。
【0069】
掘削に際しては、2機のカッター20のうち、片方のカッター20をすぼめて退避孔10及びシャフト11内に引き上げておき、もう1つのカッター20を所定の大きさに開き回転させながら所定の深さまで先堀を行う。次いで、先堀を行ったカッター20をすぼめて退避孔10及びシャフト11内に引き上げ、退避孔10に引き上げておいたカッター20を退避孔10より下げ所定の大きさに開いて残った部分を掘削し、その後残った部分をシールドハル部4に配置された推進ジャッキ8で刃口2を下へ押し込むことで圧入掘削しながら推進する。
【0070】
前述したように、隣合うカッター20の最小軸心間距離は退避孔10の大きさで決まることになり、本形態のようにカッター20の半径より両方のカッター20を接近させても干渉することはない。このように、本発明は小さな立坑断面にも対応できることになり、立坑構築物の形状制限が小さくなる。
【0071】
なお、本形態では、後進カッター20は不均等掘削となるため横力を受けるが、その横力はスタビライザー37により支持される。
【0072】
第3の形態の変形例を図14に示す。本形態では、立坑構築物1Dは断面円形をしており、この円形の立坑構築部1D内にはカッター20が4機装備され、隔壁6Dには4機のカッター20に対応する4つの回収穴10が開いており、これらの回収穴10の上部にはそれぞれシャフト11が装着されている。
【0073】
4機のカッター20の配置は、円周方向に等間隔に4機のカッター20が配置され、これら4機のカッター20は立杭構築物1Dの円形断面に近い形状が掘れるよう、図13に示すものと同程度に近接して配置されている。
【0074】
掘削方法は、4機のうち3機のカッターをすぼめて退避孔10及びシャフト11内に退避させておき、残りの1機のカッターを開いて掘削し、次いで、このカッターをすぼめて退避孔10及びシャフト11内に退避し、退避孔10に退避していたカッターの1つを下げて開き、掘削する。これを残りの2機のカッターについても同様に行い、最後に掘り残し部分をシールドハル部4に配置された推進ジャッキ8で刃口2を下へ押し込むことで圧入掘削しながら推進する。
【0075】
このように立坑断面は長円矩形に限らず円形も掘削できる。また、更に大きな円形立坑をいくつものカッター20を配置して掘削することもできる。
【0076】
本発明の立坑掘削方法に用いられる掘削装置の第4の形態を図15により説明する。本形態は立坑構築物の下部に隔壁のないオープンケーソンを用いる立坑掘削装置である。図中、図1に示すものと同等のものには同じ符号を付している。
【0077】
図15において、立坑構築物1Eは下部に隔壁6(図1参照)を備えておらず、したがってシャフト11(図1参照)も設けられていない。このため、地表に基礎やぐら40を設置し、この基礎やぐら40の上にロータリーテーブル13を取り付けたやぐら12を取り付け支持する。また、シャフト11がないため、カッター20のセンターシャフト33にスタピライザーも取り付けられていない。その他の構成は第1の形態と同じである。
【0078】
立坑の掘削方法は、使用しないカッターをすぼめて上方に退避させるとき、隔壁がないので、退避孔に引き上げるのではなく単に適当な高さに保持しておくことを除いて、第1の形態を用いた立坑掘削方法と同じである。
【0079】
本形態によっても、オープンケーソンを用いて第1の形態と同様に立坑を掘削することができる。
【0080】
【発明の効果】
(1)本発明によれば、カッターの干渉による配置制限が減少し、立坑断面形状の設計の自由度が向上する。
【0081】
(2)カッター干渉防止のための同期制御が不要なので、カッター回転駆動系の価格が安価となる。また、カッター駆動軸が長くても確実に干渉を防止できる。更に、カッターの上下動とすぼめ機構の開閉動作の繰り返しで掘削できるので、能率良く掘削することができる。
【0082】
(3)また、本発明によれば、カッターの掘削径を変えることにより、刃口抵抗を制御しケーソン1の方向修正を行うことができ、掘削方向がほぼ垂直となる精度の良い掘削が可能となる。
【0083】
(4)また、本発明によれば、隔壁を有するケーソンを用いる掘削装置であっても、複数本のカッターを用いて異形断面の立坑を掘削することができる。
【0084】
(5)更に、本発明によれば、均等掘削が行えるので、カッターはアンバランスな横力を受けないで済むため、カッターの推進方向精度が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の立坑掘削方法に用いられる掘削装置の第1の形態の縦断面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 カッター部分の拡大詳細図である。
【図4】 図3に示すカッターの下方から見た図である。
【図5】 図3に示すカッターのすぼめた状態を示す図である。
【図6】 図3に示すカッターのすぼめ機構の拡大断面図である。
【図7】 図1に示す立坑掘削装置による掘削方法の一工程を示す図である。
【図8】 図1に示す立坑掘削装置による掘削方法の他の一工程を示す図である。
【図9】 本発明の立坑掘削方法に用いられる掘削装置の第2の形態の図2に相当する断面図である。
【図10】 第2の形態の変形例を示す図9と同様な断面図である。
【図11】 第2の形態の他の変形例を示す図9と同様な断面図である。
【図12】 本発明の立坑掘削方法に用いられる掘削装置の第3の形態の縦断面図である。
【図13】 図12のXIV−XIV線断面図である。
【図14】 第3の形態の変形例を示す図13と同様な断面図である。
【図15】 本発明の立坑掘削方法に用いられる掘削装置の第4の形態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 立坑構築物(ケーソン)
2 刃口
6 隔壁
10 回収穴(退避孔)
11 シャフト
12 やぐら
13 ロータリーテーブル
14 クレーン(上下機構)
20 カッター
21 カッター駆動軸
31 カッターすぼめ機構
32 カッター拡径機構
33 センターシャフト
37 スタビライザー
Claims (4)
- 隣合うカッター同士で掘削範囲が部分的に重複するように複数のカッターを上方より垂設し、異形断面を持つ立坑を掘削する立坑掘削方法において、
前記複数のカッターのそれぞれにカッターすぼめ機構を設け、掘削範囲が重複する隣合うカッターのうちの一方のカッターをすぼめかつ上方に退避し他方のカッターを開いて掘削し、次いでその他方のカッターをすぼめかつ上方に退避し一方のカッターを下方に移動しかつ開いて掘削し、これを繰り返し立坑を掘削することを特徴とする立坑掘削方法。 - 請求項1記載の立坑掘削方法において、立坑にケーソンを配置し、このケーソンを降下させながら掘削を行うとともに、前記カッターすぼめ機構によりカッターの掘削径を変えてケーソンの刃口抵抗を制御し、ケーソンの方向修正を行うことを特徴とする立坑掘削方法。
- 請求項1記載の立坑掘削方法において、立坑にケーソンを配置し、このケーソンに隔壁を設けて切羽を立坑から隔離して掘削を行うとともに、この隔壁に前記複数のカッターのそれぞれの挿入兼回収穴を設けかつこの挿入兼回収穴の上部に切羽の水圧を保持するためのシャフトを立設し、前記挿入兼回収穴を退避孔として利用し、前記すぼめたカッターをこの退避孔及びシャフト内に退避させることを特徴とする立坑掘削方法。
- 請求項1記載の立坑掘削方法において、前記複数のカッターは、中央のカッターの中心に対して両側のカッターの掘り残し部が点対称となるように配置された少なくとも3本のカッターを含み、中央のカッターを前記一方のカッターとして用い、両側のカッターを前記他方のカッターとして用い均等掘削することを特徴とする立坑掘削方法。
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