JP3638089B2 - 勾配変化階段の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として階段の体験学習に使用される勾配変化階段の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅の階段は、上下階を連絡する通路であり、安全面及び機能面で優れたものでなければならない。特に、階段の勾配については、勾配が急な場合には昇降時に恐怖を感じ、傾斜が緩やか過ぎる場合には歩幅が合いにくく危険であるので、昇降者に適した勾配の階段を選定する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、住宅パンフレットの写真のみでは階段のイメージが掴みにくいという問題があった。また、住宅展示場では、モデル住宅の階段を実際に昇降することができるが、勾配が一定であるので、ユーザーに適した勾配の階段を選択し難いという問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的とするところは、一つの階段だけで勾配の相違による昇降感覚を体験することができ、しかも、その昇降感覚の相違を明確に区別することができる勾配変化階段の構造を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の請求項1の勾配変化階段の構造は、上端を2階床の受け梁に固定され、下端を1階床に固定された段受け材を両側に設けてなる階段が、一段毎に段部の勾配を変えて上段に行くほど急勾配となるように構成されると共に、前記段受け材が勾配の大きい下縁部を有する2階側受け部と勾配の小さい下縁部を有する1階側受け部とを接合して構成されることを特徴とする。
【0005】
請求項2の勾配変化階段の構造は、請求項1に記載の勾配変化階段の構造において、階段の各段部に他の段部と区別するための識別表示部を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、勾配変化階段Aは、各段部1(1A乃至1Q)の勾配を異にし、かつ、上段に行くほど急勾配になるように構成されている。
【0009】
図1に示すように、段部1は踏み面部2と蹴込み部3によって構成されており、段部1の勾配は、踏み面寸法sと蹴上げ寸法hとで決定されるようになっている。
例えば、1階床Bと連続する最下段の段部1Aの勾配については、建築基準法に定められる勾配の下限に設定し、2階床Cと連続する最上段の段部1Qの勾配については、建築基準法に定められる勾配の上限に設定することが考えられ、本実施の形態では、最下段の段部1Aについては、踏み面寸法sを約29cm、蹴上げ寸法hを約13cmに設定し、最上段の段部1Qについては、踏み面寸法sを15cm、蹴上げ寸法hを23cmに設定している。
【0010】
また、最下段の段部1Aと最上段の段部1Qとの間に位置する段部1B乃至1Pについては、踏み面寸法s及び蹴上げ寸法hが最下段の段部1Aの踏み面寸法s及び蹴上げ寸法hよりも小さくなるように設定し、かつ、最上段の段部1Qに近づくほど勾配が漸次大きくなるように設定している。
なお、図示の勾配変化階段Aでは段割りは17段となっているが、この数に限定されるものではない。
【0011】
また、勾配階段Aは、図2及び図3に示すように、金属板製の階段本体4の表面をカーペットタイル5で覆い、踏み面部2の先端に滑り止め6を固定し、階段本体4の両側に金属製の段受け材9を設けて構成されている。
【0012】
図2に示すように、勾配変化階段Aの各段部1の踏み面部2の側端部には他の段部1と区別するための番号プレート7が固定されている。なお、この番号プレート7は識別表示部の一例である。
【0013】
図2に示すように、勾配変化階段Aの両側には手摺8が立設されている。
そして、手摺8の高さを75cm〜85cmに設定することにより安定した状態で昇降者の体が支えられるようになっている。なお、手摺8の高さを調整可能とすることにより、昇降者の最適勾配の選定と同時に、手摺8の最適高さの選定が可能となる。
【0014】
勾配変化階段Aの段受け材9は金属板製であって、図1に示すように、2階側受け部9aと1階側受け部9bをボルト又は溶接にて接合して構成されており、段受け材9の上端は2階床Cの受け梁10に固定されており、段受け材9の下端は1階床Bに固定されている。また、段受け材9の2階側受け部9aの下縁部の勾配θ1を1階側受け部9bの下縁部の勾配θ2よりも大きくして階段の勾配が変化があることが印象付けられるようになっている。
【0015】
以上のようにして構成される勾配変化階段Aは、2階床Cに近い段部1ほど勾配が急となるように漸次変化させてあるので、昇降者は、階段の勾配の違いによる昇降のしやすさ、安全性の度合いについて同一の階段内で連続的に実感することができる。
すなわち、昇降者は前の段部1による昇降感覚が強く残っている間に次の段部1の昇降感覚を確認できるので、昇降のしやすさ、安全性の度合いについて的確に判断することができる。
また、各段部1には番号プレート7が設けられているので、昇降者はこの番号プレート7を見て自分に適した勾配の段部1を指摘することができ、勾配の選定に際する手続的なミスを防止することができる。
【0016】
図4及び図5は、勾配変化階段Aが設置された体験学習プラントPを示している。
同図に示すプラントPは、図4の2階部分2Fおよび図5の1階部分1Fよりなる2階建ての建築物の形態の設備となっている。
プラントPには、一般階段体験コーナC1や変化階段体験コーナC2等の体験学習コーナが備わっている。
一般階段体験コーナC1は、種類の異なる複数の体験ユニットU1〜U12から構成され、各ユニットU1〜U12は、プラントPの2階部分2Fおよび1階部分1Fにわたって配置されている。
変化階段体験コーナC2は、各種の変則的な階段を昇降できるコーナであって、このコーナC2に勾配変化階段Aが設置されている。
【0017】
変化階段体験コーナC2においては、各種変化階段を実際に昇降してみることにより、階段を普段とは異なる角度から捉えることができ、階段に対する意識、関心を高めることができる。
また、他の体験コーナと併せて変化階段体験コーナC2で体験学習を行うことにより、体験学習が全体として単調とならないように変化をもたせることができる。
なお、勾配変化階段2は住宅展示場に設置しても良い。
【0018】
上の実施の形態では、直階段形式の勾配変化階段Aについて説明したが、踊り場付きの階段形式やかね折れ階段形式の階段であっても良い。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明の勾配変化階段の構造によれば、一段毎に勾配を変えて上段に行くほど急勾配になるように構成したので、緩勾配から急勾配に移行する過程において、昇降がしやすく、安全な勾配を的確に選定することができる。また、段受け材の2階側受け部の下縁部の勾配を1階側受け部の下縁部の勾配よりも大きくしてあるため、階段の勾配が変化があることを印象付けることができる。
【0020】
請求項2の勾配変化階段の構造は、階段の各段部に他の段部と区別するための識別表示部を設けたので、昇降者はこの識別表示部を見て勾配を選定でき、手続的なミスをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の勾配変化階段の構造の側断面図である。
【図2】同勾配変化階段の構造の斜視図である。
【図3】同勾配変化階段の構造の段先部の拡大断面図である。
【図4】同勾配変化階段の構造が設置された住宅の立体空間に関する体験学習プラントの2階部分を示す平面図である。
【図5】同学習体験プラントの1階部分を示す平面図である。
【符号の説明】
A 勾配変化階段
1(1A乃至1Q) 段部
2 踏み面部
3 蹴込み部

Claims (2)

  1. 上端を2階床の受け梁に固定され、下端を1階床に固定された段受け材を両側に設けてなる階段が、一段毎に段部の勾配を変えて上段に行くほど急勾配となるように構成されると共に、前記段受け材が勾配の大きい下縁部を有する2階側受け部と勾配の小さい下縁部を有する1階側受け部とを接合して構成されることを特徴とする勾配変化階段の構造。
  2. 階段の各段部に他の段部と区別するための識別表示部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の勾配変化階段。
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