JPH09151586A - 昇降手摺り付き勾配比較階段 - Google Patents

昇降手摺り付き勾配比較階段

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JPH09151586A
JPH09151586A JP7306019A JP30601995A JPH09151586A JP H09151586 A JPH09151586 A JP H09151586A JP 7306019 A JP7306019 A JP 7306019A JP 30601995 A JP30601995 A JP 30601995A JP H09151586 A JPH09151586 A JP H09151586A
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handrail
stairs
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balustrade
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Ryoichi Takagi
亮一 高城
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はこれからの生涯住宅において、高齢
者の昇り降りの安全性能が最も問題となる階段につい
て、住宅の建設予定者に対して、実地で知らしめ、また
安全に関する情報を提供するものである。 【解決手段】 階段の壁側に設ける手摺りの支持部にお
いて、該階段の壁側に垂直な長孔を開口し、該長孔内を
手摺りの支持部が上下する構成とした。また、1本の階
段に、踏み面aと蹴上げbの大きさの異なる複数の階段
を連続して配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、住宅内の手摺り付き階段
の構成に関する。また、住宅展示場等でこれから住宅を
建てようとする人の為に、階段の設計・選択の為の情報
を提供する為の展示用階段の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅における手摺り付き階段の設
計は、住宅メーカーにより標準的な階段が設計されてお
り、住宅を建てる側の依頼者が、階段の形状や手摺りの
高さ等について意見を述べたりして、好みの階段に設計
することは不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今後のわが国の人口構
成から考えると、徐々に高齢者の比率が高くなる。そし
て、高齢者夫婦だけが住む住宅が増加するのである。よ
って、住宅は一生をその家で生活するということを前提
に考える必要がある。このように生涯を住み続ける住宅
として考えた場合には、高齢者となった際に、住みやす
い家を設計しておく必要がある。特に、高齢者が住む場
合に問題となるのが階段である。階段の勾配や踏み面が
充分に取られていない場合には、高齢者が階段を踏み外
して落下し、骨折して、その後は寝たきりとなるいう事
故の発生率が高くなるのである。
【0004】本発明は、高齢者の住む住宅において最も
問題となる階段を、事故の発生し難いものとする為に、
必要な機能を具備させるものである。特に、昇り降りの
安定性を向上する為に、高齢者が持つことの出来る手摺
りは重要な役目を果たすのである。そして、若い時には
手摺りの高さ等は問題ともならないのであるが、腰が曲
がり、不自由な障害部分が発生すると、手摺りの高さも
問題となるので、本発明においては、この手摺りを上下
に電動により調整可能としたものである。更に、階段の
勾配を構成する要素である、踏み面と蹴上げの大きさを
充分に取り、また、踏み面は、足の親指の拇指球の部分
が充分に載置出来るような幅に取ることが、高齢者の昇
り降りにおける安定性の向上に繋がるのである。この拇
指球の載置できる踏み面を取る為に、踏み板の幅と段部
の突出部の幅等を最適にするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、階段の壁側に
設ける手摺りの支持部において、該階段の壁側に垂直な
長孔を開口し、該長孔内を手摺りの支持部が上下すべく
構成したものである。請求項2においては、階段の壁側
に設ける手摺りの支持部において、該階段の壁側に垂直
な長孔を開口し、該長孔内を手摺りの支持部が上下し、
該昇降手摺りの逆の片側の手摺り壁を透明板としたもの
である。請求項3においては、1本の階段に、踏み面a
と蹴上げbの大きさの異なる複数の階段を連続して配置
したものである。請求項4においては、1本の階段に、
踏み面aと蹴上げbの大きさの異なる複数の階段を連続
して配置し、該階段の片側の手摺り壁を透明板としたも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図1は、本発明の昇降手摺り付き勾配比較階段の全
体構成を示す俯瞰図、図2は電動昇降手摺り部を示す拡
大斜視図、図3は同じく電動昇降手摺り部の拡大図、図
4は手摺り1の昇降機構を示す斜視図、図5は生涯住宅
階段Aを示す平面図と側面図、図6は生涯住宅階段Aの
最適状態の構成を示す図面、図7は建築基準法限界階段
Bの構成を示す図面、図8は現在の住宅の標準的な柱位
置ピッチである910センチから逆算した標準的な91
0モジュール階段Cの構成を示す図面である。
【0007】図1は、電動昇降手摺りを設けた本発明の
昇降手摺り付き階段の構成を示している。該昇降手摺り
付き勾配比較階段は、住宅展示場や設計時検討用の各施
設の展示場のような場所に設置されており、住宅を建設
しようとする顧客をこの電動昇降手摺り付き勾配比較階
段の前まで案内して、どのような階段を要望しているか
という潜在的な情報を導きだす為の装置である。住宅建
設予定者の場合には、潜在的にこのような住宅を建てた
いと考えていたとしても、なかなか具体的には、その数
値やイメージを明瞭に設計者に提出することは不可能で
あり、既設の住宅を数多く見たり、住宅展示場で各社の
住宅内を歩いてみて、何等かの設計指針を見出すのが殆
どである。
【0008】しかし、通常建設予定者が最も重視するの
は、間取りであり、玄関や庭やドアや窓の配置や、床や
カーテン等であり、階段の構成等は見落とし勝ちとなる
のである。しかし、生涯をその住宅に住むとすると、高
齢者となってから最も大きな影響を与えるのは階段であ
り、この階段の構成が、高齢者の一生を決定する大きな
要素となる可能性が高いのである。本発明はこの高齢者
時代の階段の在り方を明瞭に住宅建設予定者に理解して
貰って、設計に活かそうとするものである。
【0009】図1においては、このような趣旨の元に、
各種の装置が1つの階段に配置されている。一方の壁側
には、壁の内部に電動部を埋め込んだ電動手摺り1が配
置されている。そして他方の壁の手摺り壁9は、高齢者
や幼児が階段を昇り降りする様子を観察または映像化可
能なように、透明板により構成している。しかし、透明
板だけでは、これを押し倒して落下する可能性があるの
で、透明手摺り壁9の周囲には、透明手摺り壁補強杆8
が強度を補強している。
【0010】そして、該電動手摺り1は、最も低い位置
に生涯住宅階段Aを構成している。該生涯住宅階段Aの
上部には、910モジュール階段Cとして、現在の標準
的の柱位置ピッチ910ミリメートルから割出した平均
的な階段が図示されている。また該910モジュール階
段Cの延長上には、逆の勾配で、建築基準法限界階段B
が構成されている。
【0011】図2・図3・図4においては、一方の壁側
に設けた電動手摺り1の構成を図示している。該電動手
摺り1を駆動する構成は図4に示すように構成されてい
る。即ち、電動手摺り1は支持杆4により支持されてお
り、該支持杆4は、壁に設けられた昇降長孔2内を上下
動可能としている。該支持杆4の基部は、雌螺子5に固
定されている。該雌螺子5は雄螺子杆3に螺装されてお
り、該雄螺子杆3は減速装置11付きの駆動モータ10
により正逆回転される。該駆動モータ10を正逆回転す
る昇降操作スイッチが別に設けられており、このスイッ
チを操作することにより、電動手摺り1が上下に位置を
変更される。該駆動モータ10と雄螺子杆3等のセット
は、上下の位置に複数組が配置されている。
【0012】また、図2と図3に示す如く、昇降長孔2
の側方に、該電動手摺り1の高さがどのような高さなの
かを具体的に数値として把握できるように、高さ目盛り
7が明示されている。これを見ながら、高齢者となった
場合を想定して、手摺りの高さを決定するのである。身
体が健常である現在を基準として、手摺りの高さを決定
すると、生涯住宅としては不的確な住宅となるのであ
る。また、高齢者の生涯は日々変化するので、この生涯
の状態に合わせて、手摺りの高さを変更可能とすべく、
電動手摺り1を備え付け状態とすることが最も効果的で
ある。しかし、コスト的にはやや高くなるのである。
【0013】図5と図6においては、生涯住宅階段Aの
構成が開示されている。該生涯住宅階段Aにおいては、
高齢者が昇り降りしても安全な踏み面aと蹴上げbに構
成されている。該構成においては、踏み板15から蹴込
み板7を越えて突出した段部6が構成されている。該段
部6を含めた踏み板15の幅を23cmとし、その中で
蹴込み板7からの突出部である段部6の長さは1cmに
構成している。その結果、踏み面有効幅aの幅は22c
mとなっている。また、蹴上げbは19.85cmに構
成している。
【0014】このように構成することにより、足の拇指
球の部分までが踏み板15の上に載置される確率が高く
なり、高齢者は安定した状態で昇り降りが出来るのであ
る。即ち、足の拇指球の部分が踏み面有効幅aの上に載
置されるかどうかが、滑り易い・滑り難いの境界線を構
成するのである。図5と図6の生涯住宅階段Aにおいて
は、このように、充分の踏み面aと蹴上げbを取って、
足の拇指球が踏み面有効幅aに乗るように構成し、蹴上
げbも高齢者の昇り降りに可能な高さとしているのであ
る。
【0015】図7においては、建築基準法限界階段Bが
図示されている。建築基準法においては、階段について
幅の或る基準が規定されているのであるが、この幅のあ
る基準の限界側で階段を作ったのが建築基準法限界階段
Bである。この場合には、踏み板15の幅は、15cm
以上と規定されているが、蹴込み板7から突出した段部
6の部分が7cmと規定されているので、実際の踏み面
有効幅aは、7.5cm程度となってしまうのである。
また、蹴上げbは23cmと規定されており、高齢者に
とっては非常に1段が高いものとなり、不安定なのであ
る。
【0016】図8においては、現在の柱位置のピッチ9
10mmにおいて、標準的とされている910モジュー
ル階段Cが図示されている。この場合には、踏み板15
の幅が18.2cmであり、段部6が3・8cmであ
り、踏み面有効幅aは14.4cmになっている。ま
た、蹴上げbも、20.2cmと高くなるのである。こ
のように図7と図8に示す階段は、蹴上げbが高く、ま
た踏み面有効幅aの幅が狭いので、足の拇指球の部分ま
でが載置されないので、足が階段で滑るという不具合が
発生するのである。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、階段の
壁側に設ける手摺りの支持部において、該階段の壁側に
垂直な長孔を開口し、該長孔内を手摺りの支持部が上下
するので、高齢者が障害の程度に応じて、徐々に階段の
電動手摺りの部分を上下することが出来るのである。こ
れにより、障害者であっても、2階への昇り降りが可能
となるのである。
【0018】請求項2の如く、階段の壁側に設ける手摺
りの支持部において、該階段の壁側に垂直な長孔を開口
し、該長孔内を手摺りの支持部が上下し、該昇降式手摺
りの逆の片側の手摺り壁を透明板としたので、該電動手
摺りを昇降した状態で障害者が昇り降りする状態を、映
像記録として側面から取ることが可能となり、該障害者
の階段の昇り降りの状態を、再現して、今後の生涯住宅
設計の基礎とすることが可能となったのである。
【0019】請求項3の如く、1本の階段に、踏み面a
と蹴上げbの大きさの異なる複数の階段を連続して配置
したので、これから住宅を建設しようとする人が、階段
の良し悪しを、自分の体験として味わうことにより、よ
り手摺りの重要性を理解することが可能となったのであ
る。
【0020】請求項4の如く、1本の階段に、踏み面a
と蹴上げbの大きさの異なる複数の階段を連続して配置
し、該階段の片側の手摺り壁を透明板としたので、種々
の階段を昇り降りする高齢者の様子をビデオ等の映像記
録としてとって、これを詳細に検討することが可能とな
ったのである。このことにより、住宅設計時において高
齢者に最適の階段や手摺りを取り入れることが出来たの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降手摺り付き勾配比較階段の全体構
成を示す俯瞰図。
【図2】電動昇降手摺り部を示す拡大斜視図。
【図3】同じく電動昇降手摺り部の拡大図。
【図4】手摺り1の昇降機構を示す斜視図。
【図5】生涯住宅階段Aを示す平面図と側面図。
【図6】生涯住宅階段Aの最適状態の構成を示す図面。
【図7】建築基準法限界階段Bの構成を示す図面。
【図8】現在の住宅の標準的な柱位置ピッチである91
0センチから逆算した標準的な910モジュール階段C
の構成を示す図面。
【符号の説明】
A 生涯住宅階段 B 建築基準法限界階段 C 910モジュール階段 a 踏み面(踏み面有効幅) b 蹴上げ 1 電動手摺り 2 昇降長孔 3 雄螺子杆 4 支持杆 5 雌螺子 6 段部 7 蹴込み板 9 透明手摺り壁 15 踏み板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段の壁側に設ける手摺りの支持部にお
    いて、該階段の壁側に垂直な長孔を開口し、該長孔内を
    手摺りの支持部が上下することを特徴とする昇降手摺り
    付き勾配比較階段。
  2. 【請求項2】 階段の壁側に設ける手摺りの支持部にお
    いて、該階段の壁側に垂直な長孔を開口し、該長孔内を
    手摺りの支持部が上下し、該昇降手摺りの逆の片側の手
    摺り壁を透明板としたことを特徴とする昇降手摺り付き
    勾配比較階段。
  3. 【請求項3】 1本の階段に、踏み面aと蹴上げbの大
    きさの異なる複数の階段を連続して配置したことをを特
    徴とする昇降手摺り付き勾配比較階段。
  4. 【請求項4】 1本の階段に、踏み面aと蹴上げbの大
    きさの異なる複数の階段を連続して配置し、該階段の片
    側の手摺り壁を透明板としたことを特徴とする昇降手摺
    り付き勾配比較階段。
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