JPH1143277A - 昇降段差構造 - Google Patents

昇降段差構造

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JPH1143277A
JPH1143277A JP20066997A JP20066997A JPH1143277A JP H1143277 A JPH1143277 A JP H1143277A JP 20066997 A JP20066997 A JP 20066997A JP 20066997 A JP20066997 A JP 20066997A JP H1143277 A JPH1143277 A JP H1143277A
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JP
Japan
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immobile
lowered
mobile
descending
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Pending
Application number
JP20066997A
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English (en)
Inventor
Yoshiyasu Ito
良泰 伊藤
Ichiro Nagai
一郎 長井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段差昇降が難しくても平面歩行できる高齢者
等が平面歩行で階段等の段差を昇降できるようにし、し
かも階段等の段差面に出っ張る等によってスペースを取
ることはなく、また一般住宅においても設置可能な、簡
易な構成で、コスト負担も小さなものとする。 【解決手段】 踏板または框による段差構造において、
不動段差部と、駆動手段により昇降自在とされた昇降段
差部とが隣接配置されており、平面歩行により段差昇降
が可能とされているものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、昇降段差
構造に関するものである。さらに詳しくは、一般住宅に
おいても設置可能な、高齢者の階段等の昇降を平面歩行
として容易とすることのできる、自動昇降手段を備えた
昇降段差構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化による身体機能の低下とと
もに、平面歩行はできるが、階段や上がり框の昇り降り
が難しいという高齢者が増加する傾向にある。このよう
な状況において、たとえば図5に示したように、階段等
の段差にスライドレール(ア)を設け、このスライドレ
ール(ア)に沿って昇降自在とした椅子(イ)からなる
自動昇降装置が設置される例が見受けられている。
【0003】また、階段の全ての踏板を、自動昇降手段
の配置によって昇降自在とした自動昇降階段が提案され
てもいる(実開昭60−120127号、特開平1−1
17191)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図5に示したスライドレール(ア)と自動昇降の椅子
(イ)との構造からなる昇降装置においては、階段面に
その設置のためのスペースを確保しなければならないた
め、このスペースのとれない住宅では実際上設置でき
ず、また、意匠性を考えた場合には、スライドレール
(ア)や椅子(イ)が階段面に出っ張るため意匠性が悪
く、健常者が階段を昇り降りする際に邪魔になるケース
が多いという問題がある。
【0005】また一方、前記のように全ての踏板を自動
昇降させる階段の場合には、机上のプランとしては可能
であっても、踏板のすべてに昇降装置が必要で装置が大
がかりで複雑となり、コスト負担も大きなものとなるこ
とから、実際上の設置はほとんど不可能と言えるものに
すぎなかった。そこで、この出願の発明は、以上のとお
りの従来技術の問題点を解消し、一般住宅においても設
置可能でコスト負担も小さくて済み、段差歩行が困難な
高齢者等であっても、平面歩行として階段等の昇降が容
易とされる、新しい昇降段差構造を提供することを課題
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、踏板または框による段差
構造において、不動段差部と、駆動手段により昇降自在
とされた昇降段差部とが隣接配置されており、平面歩行
により段差昇降が可能とされていることを特徴とする昇
降段差構造を提供する。
【0007】また、この出願の発明は、階段踏板が一段
おきに不動段差部と、駆動手段により昇降自在とされた
昇降段差部として構成されている昇降段差構造や、上が
り框が駆動手段により昇降自在とされた昇降段差部とし
て構成されている請求項1の昇降段差構造、駆動手段
は、不動段差部の下部空間に配置した駆動源を備えてい
昇降段差構造等をもその態様として提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】この出願の発明は、以上のとおり
の特徴により、 1)段差昇降が難しくても平面歩行できる高齢者等が平
面歩行で階段等の段差を昇降できるようにし、 2)しかも階段等の段差面に出っ張る等によってスペー
スを取ることはなく、また一般住宅においても設置可能
な、簡易な構成で、コスト負担も小さい段差解消を実現
するものである。
【0009】以下、図面に沿って実施例を示し、さらに
詳しくこの発明の実施の形態について説明する。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の昇降段差構造としての階
段を例示したものである。たとえばこの図1に例示した
ように、この発明の構造では、踏板(1)による階段段
差の構造において、不動段差部としての動かない段(1
a)(1c)と、駆動手段としてのモータ(2)により
昇降自在とされた昇降段差部の、動く段(1b)(1
d)とが相互に一つおきに配置され、動かない段(1
a)と動く段(1b)のように両者が隣接して配置され
ている。
【0011】動く段(1b)(1d)は、たとえば図1
に例示したように、動かない段(1c)の下部空間に配
置されたモータ(2)により昇降駆動される。この昇降
は、隣接する動かない段(1a)(1c)と同一の平面
を構成する基準位置間で行われるようにしている。モー
タ(2)による昇降は、モータ(2)の回転にともなう
ジャッキ機構や、ラックピニオン機構、あるいはチェー
ンや歯車を介しての吊り下げ昇降機構等の様々な手段に
より可能とされる。モータ(2)を用いるエアーシリン
ダや油圧シリンダーによる昇降機構等も可能である。
【0012】以上の構造においての本質的な特徴は、動
かない段と動く段とが隣接していることであり、さらに
具体例としては一段おきに動かない段と動く段とが配置
されいていることである。このことによって、無理のな
い平面歩行でのみ段差昇降がなされ、しかもモータ
(2)等の昇降手段の配置も最小限のスペースと簡易な
機構として可能となる。
【0013】図1の構造をその作動プロセスとして例示
したものが図2である。通常状態では、健常者の階段
昇降がスムーズに行われる状態にある。段差昇降の難し
い高齢者等の場合には、まず動かない段(1a)にまで
歩を進めると、手動、もしくは人体検知センサーによる
自動操作で、動く段(1b)が下降する。この状態が、
図2の階段下降の状態である。ここで高齢者等は、平
面歩行によって、下降した動く段(1b)に歩を進め
る。
【0014】階段上昇/下降のプロセスにおいては、
動く段(1b)が上昇するとともに、動く段(1d)が
動かない段(1c)のレベルにまで下降する。そこで、
高齢者等は、下降した動く段(1d)にまで平面歩行に
より歩を進める。そして最後に、階段下降/上昇のプ
ロセスでは、動く段(1b)は、元の位置にまで戻ると
ともに、動く段(1d)は上昇して、所定の高さ位置に
まで高齢者等を昇られる。
【0015】以上の全プロセスにおいては、前記高齢者
は、図3にも示したように、全ての踏板を平面歩行とし
ているだけでよいことになる。これにより階段の昇りが
可能とされるのである。階段を降りる時も同様である。
以上の昇降段差の構造は、階段の場合だけでなく、たと
えば図4に例示した上がり框の昇降等としても応用され
ることになる。この場合にも、段差の昇降を楽々と、快
適に、平面歩行でのみ可能とされるのである。
【0016】もちろん、この発明においては、その細部
については様々な態様が可能とされることは言うまでも
ない。いずれもこの発明の昇降段差構造としての本質的
な特徴を有するものである。
【0017】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この出願の
発明においては、 1)段差昇降が難しくても平面歩行できる高齢者等が平
面歩行で階段等の段差を容易に昇降できるようにし、 2)しかも階段等の段差面に出っ張る等によってスペー
スを取ることはなく、また一般住宅においても設置可能
な、簡易な構成で、コスト負担も小さな構造としてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構造を例示した断面概要図である。
【図2】図1の構造の作動プロセスを例示した断面プロ
セス概要図である。
【図3】実質的に平面歩行のみであることを示す説明図
である。
【図4】上がり框の例を示した断面概要図である。
【図5】スライドレールとこれに沿っての自動昇降椅子
の例を示した従来構造の斜視図である。
【符号の説明】
1 踏板 1a,1c 動かない段 1b,1d 動く段 2 モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏板または框による段差構造において、
    不動段差部と、駆動手段により昇降自在とされた昇降段
    差部とが隣接配置されており、平面歩行により段差昇降
    が可能とされていることを特徴とする昇降段差構造。
  2. 【請求項2】 階段踏板が一段おきに不動段差部と、駆
    動手段により昇降自在とされた昇降段差部として構成さ
    れている請求項1の昇降段差構造。
  3. 【請求項3】 上がり框が駆動手段により昇降自在とさ
    れた昇降段差部として構成されている請求項1の昇降段
    差構造。
  4. 【請求項4】 駆動手段は、不動段差部の下部空間に配
    置した駆動源を備えている請求項1ないし3のいずれか
    の昇降段差構造。
JP20066997A 1997-07-28 1997-07-28 昇降段差構造 Pending JPH1143277A (ja)

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JP20066997A JPH1143277A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 昇降段差構造

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JP20066997A JPH1143277A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 昇降段差構造

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JPH1143277A true JPH1143277A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16428273

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JP20066997A Pending JPH1143277A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 昇降段差構造

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