JPH0448255Y2 - - Google Patents

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JPH0448255Y2
JPH0448255Y2 JP7545788U JP7545788U JPH0448255Y2 JP H0448255 Y2 JPH0448255 Y2 JP H0448255Y2 JP 7545788 U JP7545788 U JP 7545788U JP 7545788 U JP7545788 U JP 7545788U JP H0448255 Y2 JPH0448255 Y2 JP H0448255Y2
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stairs
staircase
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tread
ascending
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、昇り専用階段と降り専用階段とを並
設した昇降複列階段及び昇りまたは降り専用階段
に関するものである。
〔従来の技術〕
高所と低所とを結んで昇り降りに使用される階
段には、直階段、折れ階段、回り階段等、各種の
ものがある。また、その傾斜も緩急様々であり、
踏み板の奥行きも大小色々である。しかし、それ
らは階段は、従来、いずれも昇降兼用に適するよ
うに造られており、一般に踏み板はほぼ水平に形
成されたものとなつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、階段の歩行は多くの労力を要するも
ので、階段を昇り降りすることの多い今日では、
できるだけ疲労を軽減できるような階段の設計が
望まれる。本考案者は、このような観点から、階
段の改善について研究してきたが、踏板を水平な
状態からある程度傾斜させたものが、疲労の軽減
に役立つことを見出した。そして、その踏板の傾
斜は、昇りにおける場合と降りにおける場合とで
は、相反する方向の傾斜とすることがよい、とい
う結論に達した。
本考案は、かかる知見にもとずきなされたもの
で、階段を、昇り専用の階段と降り専用の階段と
してそれぞれ踏板面の異る階段を別々に形成する
ことにより疲労度の少ない階段を提供しようとす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
次に、本考案の構成について、実施例に対応す
る図面を参照して説明すると、本考案は、 (1) 各踏板部の上面aを、奥側を低くした傾斜面
に形成した昇り用階段Aと、各踏板部の上面b
を、奥側を高くした傾斜面に形成した降り用階
段Bとを、互に並列して設けたことを特徴とす
るものである。
(2) 各踏板部の上面を、奥側を低くした傾斜面に
形成したことを特徴とする、昇り専用階段。
(3) 各踏板部の上面を、奥側を高くした傾斜面に
形成したことを特徴とする、降り専用階段。
〔作用〕
階段の昇り降りにおいては、足首が普通に立つ
た姿勢の状態より深く折れ込まれると、踏み付
け、踏み出しに余分な労力を要することになる。
本願考案は、このような足首の折れ込みを少なく
することができる。すなわち、昇り用階段Aで
は、踏板面aが奥側を低くした傾斜面となつてい
るので、足はつま先下りに載ることになり、その
傾斜した分だけ足首の折れ込みが軽減され、踏み
付け、踏み出しに要する筋力が少なくてすむこと
になる。また、降り階段Bにおいては、踏板面b
が奥側を高く傾斜面となつているので、この場合
も足はつま先下りに載ることになり、その傾斜分
だけ足首の折れ込みが少なくなつて、踏み付け踏
み出しに要する筋力が軽減されることになる。
しかし、踏板面a,bの傾斜は、過度になると
踏み付け時の安定性が損なわれることになると共
に、心理的不安感も生ずることになるので、本考
案の実験研究によれば、傾斜角度θ1,θ2は5°〜10°
が適当とみられる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について、図面を参照し
て説明する。
図においてAは昇り用階段、Bは昇り用階段A
に並列して設けられた降り用階段で、それぞれそ
の外側には側桁1,2が設けられていると共に、
前記両階段A,B間には仕切桁3が設けられ、そ
れら側桁1と仕切桁3間及び側桁2と仕切桁3間
には、それぞれ多数の段部4,4が上下に連続し
て形成されている。各段部4は立上げ部と踏板部
とにより形成されており、昇り用階段Aにおける
踏板部の上面は、それぞれ奥側が低くなるように
所要の角度θ1だけ傾斜した面aに形成され、ま
た、降り用階段Bにおける踏板部の上面は、それ
ぞれ奥側が高くなるように所要の角度θ2だけ傾斜
した面bに形成されている。そして、この傾斜角
度θ1,θ2はそれぞれ5°〜10°とするのが好適であ
る。
なお、図中5,5は手摺、6は階下のスラブ、
7は上階のスラブである。
前記の昇り用階段Aは昇り専用の階段として使
用し、降り用階段Bは降り専用の階段として使用
される。前記の実施例では、昇り用階段Aと降り
用階段Bとは隣接して設けられているが、それら
両階段A,Bは互に間隔をおき独立して設置する
こともできる。また、前記の実施例では直階段に
ついて示しているが、その他の形式の折れ階段や
回り階段等各種の階段にも適用することができ
る。
また、本考案の階段は、前記のように、昇り用
階段Aと降り用階段Bとを並列しないで、昇り用
階段Aと降り用階段Bとを各別に構成し、各別に
使用できるようにすることができる。例えば、博
物館や展示館のように、順路規制をしているとこ
ろでは、階段も昇り専用と降り専用として使用す
ることがあるので、このような場合には、昇り用
階段Aと降り用階段Bとを離れた位置に各別に施
設できる。また、飛行機や船の乗り降りに用いる
タラツプ等は、その使用時は殆ど昇りまた降り専
用となるので、このような場合には、昇り用階段
Aのタラツプと降り用階段Bとを各別に備えて使
用すれば特策である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の階段は、各踏板
部の上面を、奥側を低くした傾斜面に形成した昇
り用階段と、各踏板部の上面を、奥側を高くした
傾斜面に形成した降り用階段とを、互に並列して
設けたもの、或は、昇り用階段と降り用階段とを
各専用のものとして形成したものであるから、階
段の昇り降りとも、足首の降り込みが少ない状態
で動作することができ、したがつて、階段の昇り
降りに要する筋力の軽減が図られ、疲労を少なく
することができる、という効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案階段の一実施例を示す正面図、
第2図は同昇り用階段の側断面図、第3図は同降
り用階段の側断面図である。 A……昇り用階段、B……降り用階段、1,2
……側桁、3……仕切桁、4……段部、5……手
摺、6……階下スラブ、7……上階スラブ、a,
b……踏板面、θ1,θ2……傾斜角度。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各踏板部の上面を、奥側を低くした傾斜面に
    形成した昇り用階段と、各踏板部の上面を、奥
    側を高くした傾斜面に形成した降り用階段と
    を、互に並列して設けたことを特徴とする、昇
    降複列階段。 (2) 各踏板部の上面を、奥側を低くした傾斜面に
    形成したことを特徴とする、昇り専用階段。 (3) 各踏板部の上面を、奥側を高くした傾斜面に
    形成したことを特徴とする、降り専用階段。
JP7545788U 1988-06-07 1988-06-07 Expired JPH0448255Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7545788U JPH0448255Y2 (ja) 1988-06-07 1988-06-07

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JP7545788U JPH0448255Y2 (ja) 1988-06-07 1988-06-07

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JPH01177324U JPH01177324U (ja) 1989-12-19
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JP5605931B2 (ja) * 2011-10-31 2014-10-15 大成建設株式会社 階段構造
JP2014159739A (ja) * 2014-06-06 2014-09-04 Takeshi Kai 階段
JP2019173267A (ja) * 2018-03-26 2019-10-10 ダイキン工業株式会社 クリーンルーム用の透かし階段およびそれを備えた屋内システム

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JPH01177324U (ja) 1989-12-19

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