JP3637900B2 - 電子楽器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、上鍵域および下鍵域への分割が設定可能な電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、鍵盤を上鍵域と下鍵域とに二つに分割(スプリット)し、これら鍵域にそれぞれ異なる音色を割り当てることできる電子楽器が知られている。そして、演奏者は、上鍵域および下鍵域のキーをそれぞれ押鍵操作することによって、異なる二つの音色での演奏ができるようになっている。
さらに、最近では、一つのキーの押鍵に対して異なる二つの音色を発音させること(デュアル発音)もできるようになっており、鍵盤を分割する機能とあいまって、一台の電子楽器によって最大四種の異なる音色を同時に発音させることができるようになっている。
そして、このような電子楽器では、分割の指定およびデュアル発音の指定が、それぞれ例えばLED(発光ダイオード)の点灯/消灯によって表示されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電子楽器では、現時点において鍵盤がどのような設定状態となっているかが直感的に判断しにくい、という問題があった。例えば、鍵盤分割の指定がなされていても、それが上下各鍵域でのデュアル発音であるか否かの判断が、瞬時には(特に演奏中には)困難であった。
また、割り当てた音色のパラメータを修正しようとした場合においても、各鍵域の割り当てられる音色の関係が、鍵盤分割の指定およびデュアル発音の指定にまたがって複雑になり、迅速に所望する音色を選択できない、という問題もあった。
このように、電子楽器において複雑な設定が可能になるようにすると、その設定のための操作が複雑になってしまう問題があった。
【0004】
この発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、より複雑な鍵域の設定並びに発音音色の設定を簡単な操作で行うことができる電子楽器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した問題を解決するために請求項1記載の発明にあっては、鍵盤上の鍵域を分割する設定が可能な電子楽器において、
第1および第2の鍵域分割点を記憶した記憶手段と、
前記第1の鍵域分割点に基づいて分割設定される各鍵域に割り当てられる音色の発音オン/オフを指定する発音オン/オフ指定手段と、
自動伴奏のオン/オフを指定する自動伴奏オン/オフ手段と、
前記鍵盤に対する押鍵操作を検出する押鍵検出手段と、
前記押鍵操作を検出したことに応じて、自動伴奏オンである場合に前記第2の鍵域分割点に基づいて該押鍵操作の鍵位置が自動伴奏領域であるか否かを判定し、自動伴奏鍵域であると判定された場合は、該押鍵操作に基づいて和音を検出し自動伴奏を行うように制御し、
該押鍵操作の鍵位置が自動伴奏鍵域でないと判定された場合または自動伴奏オフである場合に、前記第1の鍵域分割点に基づいて前記押鍵操作に係る鍵域を識別し、前記押鍵操作に係る鍵域の音色が発音オン状態であるときは当該鍵域に対応する音色により楽音信号を形成し、前記押鍵操作に係る鍵域の音色が発音オフ状態であるときは他の鍵域に割り当てられる音色により楽音信号を形成するように制御する制御手段と
を具備することを特徴としている。
【0006】
【作用】
請求項1記載の発明によれば、自動伴奏オフにあっては、押鍵操作が検出されると、自動伴奏オンである場合に第2の鍵域分割点に基づいて押鍵操作の鍵位置が自動伴奏領域であるか否かを判定する。そして自動伴奏鍵域であると判定された場合は、該押鍵操作に基づいて和音を検出し自動伴奏を行う。
一方、押鍵操作の鍵位置が自動伴奏鍵域でないと判定された場合または自動伴奏オフである場合は、第1の鍵域分割点に基づいて前記押鍵操作に係る鍵域を識別する。そして押鍵操作に係る鍵域の音色が発音オン状態であるときは当該鍵域に対応する音色により楽音信号を形成する。また前記押鍵操作に係る鍵域の音色が発音オフ状態であるときは他の鍵域に割り当てられる音色により楽音信号を形成する。
したがって自動伴奏オンでは、通常の鍵域の分割の有無やかかる分割点の位置に拘わらず、自動伴奏鍵域の内外によって自動伴奏に対する鍵操作と通常の鍵操作の区別を認識できるので、両者の判別は直感的且つ容易に行えるようになる。
しかも自動伴奏鍵域外を分割し、分割後の各鍵域に対する押鍵操作による通常演奏制御を許容するので、自由度の高い演奏が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の一実施例について説明する。
【0008】
A:実施例の構成
図1は、この実施例による電子楽器の電気的構成を示すブロック図である。
この図において、1は複数のキーから成る鍵盤であり、図2に示すように、設定によっては、上鍵域1a,下鍵域1bの二つに分割が可能である(スプリット機能:通常演奏時の鍵域分割)。
すなわち、鍵盤1では、上鍵域1a,下鍵域1bにそれぞれ異なる音色を割り当て、各鍵域のキーを別個に押鍵することによって、異なる音色の楽音を発生させることが可能である。
また、各鍵域では、一つのキーの押鍵によって、二つの異なる音色の楽音を同時発生させること(デュアル発音機能)が可能であり、各鍵域のキーを一つずつ押鍵することによって、最大四つの異なる音色の楽音を同時発生させることが可能である。さらに、これら機能の他に、押鍵されたキーと指定されたリズム種類とに基づいて、和音とベース音とを所定のパターンにしたがって自動的に発生させること(自動伴奏機能)が可能となっている。これらの機能は、周知技術によって可能である。
【0009】
再び図1に戻り、鍵盤1におけるキーの押鍵、離鍵状態は鍵盤検出回路2によって検出され、その検出信号がバスを介してCPU3(中央処理装置)に供給されるようになっている。例えば、押鍵されたキーの音高を示すキーコードが出力される。
4はタイマであり、CPU3に割込信号INTを供給する。CPU3は、この割込信号INTの供給タイミングにしたがって、後述するメインルーチンのループ処理を実行するようになっている。
【0010】
5はROMであり、CPU3において用いられるプログラム等が記憶されている。6はRAMであり、後述する種々のレジスタや演奏に用いられる演奏データ等が記憶されている。
7はCPU3の制御のもとに時分割にて複数のチャンネルで動作可能な音源回路であり、各チャンネルにおいてそれぞれ楽音信号を発生させる。この音源回路7による楽音信号は、累算器、残響付加部およびD/A変換部(いずれも図示省略)を順次介し、それぞれにおいて、累算処理、所定のリバーブ効果付加処理およびアナログ信号への変換処理が施された後に、二系列のアンプやスピーカ等から成るサウンドシステムSSを介して発音される。
【0011】
8は種々のプッシュ・オン型スイッチから構成されるスイッチ群であり、各スイッチのオン/オフ状態がスイッチ検出回路9によって検出され、その検出信号がCPU3に供給されるようになっている。
10は表示部であり、おもに、8個のLED点滅器と7セグメント型の3桁数字表示器とから構成され、CPU3の制御のもとに点灯/消灯、数値表示をそれぞれ行なうようになっている。そして、表示部10とスイッチ群8の各スイッチとから操作パネルPが構成される。
【0012】
A−1:操作パネルPの構成
次に、操作パネルPの外観構成について図3を参照して説明する。
図に示すように、操作パネルPの中心上方には、メインパネルMPが配置されている。このメインパネルMPには、略円状のエディットスイッチ(ESW)805の中心を原点として、系列指定スイッチ801〜804、LED811〜814およびLED821〜824がそれぞれ次のように配置している。
すなわち、メインパネルMPには、ESW805の中心を原点とし、その上方をy軸(+)、その右方をx軸(+)とすると、その第一象限においてはLED821,系列指定スイッチ801およびLED811が、その第二象限においてはLED824,系列指定スイッチ804およびLED814が、その第三象限においてはLED823,系列指定スイッチ803およびLED813が、その第四象限においてはLED822,系列指定スイッチ802およびLED812が、それぞれ放射状に順に配置される。
【0013】
次に、メインパネルMPの下方には、音色パラメータ選択スイッチ群807が配置しており、このスイッチ群は二行四列に配列した計八個のスイッチから成る。
音色パラメータ選択スイッチ群807の右方には、数値を入力するためのテンキースイッチ群808が配置されている。このスイッチ群には、入力した数値を確定させるためのスイッチ809も含まれる。そして、このテンキースイッチ群808の上方には、入力された数値を3桁表示するための数字表示器831が配置される。
【0014】
ここで、音色パラメータ選択スイッチ群807の各スイッチは、一つの音色の状態を細かく設定する種々の音色パラメータの選択を行なうものであり、これら音色パラメータは、音色番号、音量、パン、残響深度、サスティーン、オクターブ、アタックおよびMIDIである。これらパラメータとこのスイッチ群の各スイッチとがそれぞれ対応している。そして、このスイッチ群によってパラメータを選択するとともに、テンキースイッチ群808による数値入力あるいはオン/オフ指定によって、当該パラメータの状態が設定される。
これらパラメータについて、簡単に説明すると、音色番号とは、予め記憶された複数の音色にそれぞれ付与された通し番号であり、音量とは、その音色における発音の大きさであり、パンとは、その音色における音像定位位置であり、残響深度とは、その音色に付加されるリバーブ効果の程度を示す残響時間であり、サスティーンとは、その音色も付与するエンベロープ波形のサスティーン値を制御する値であり、オクターブとは、その音色における音階であり、アタックとは、その音色に付与するエンベロープ波形の立ち上がりを示す値であり、MIDIとは、電子楽器間でデータの授受を行なう際のチャンネル番号である。
【0015】
一方、音色パラメータ選択スイッチ群807の左方には、各種パラメータ選択スイッチ群832が配置しており、このスイッチ群は六行一列に配列した計六個のスイッチから成る。各種パラメータ選択スイッチ群832の各スイッチは、発生楽音全体に設定する種々のパラメータの選択を行なうものであり、これらパラメータは、残響種類、伴奏パート番号、チューニング(調律)等である。これらパラメータとこのスイッチ群の各スイッチとがそれぞれ対応している。これらパラメータは、本願発明とは直接に関係しないので、説明を省略する。
さらに、各種パラメータ選択スイッチ群832の左方には、スプリットポイント指定スイッチ806が配置されている。このスイッチは、鍵盤1における上鍵域1aと下鍵域1bとの境界(スプリットポイント)を設定する場合に用いられる。このスプリットポイントは、境界に相当するキー1SP(図2参照)の押鍵との同時オンによって決定される(後述する)。
【0016】
次に、メインパネルMPにおける系列指定スイッチ801〜804およびESW805の機能について説明する。
A−1−1:系列指定スイッチ801〜804
系列指定スイッチ(R1スイッチ)801は、エディット対象となるべき音色を音色系列R1で指定される音色への移行指定を行なうとともに、音色系列R1で指定された音色の発音のオン指定を行なうものである。同様に、系列指定スイッチ(R2スイッチ)802は、エディット対象となるべき音色を音色系列R2で指定される音色への移行指定を行なうとともに、音色系列R2で指定された音色の発音のオン指定を行なうものである。この電子楽器では、音色系列R1あるいはR2で指定される音色は、少なくともどちらか一方が発音オンの指定となる(後述する)。
ここで、音色系列R1,R2とはそれぞれ、スプリット機能が実行される際には上鍵域1a(図2参照)に割り当てる音色を指定する一方、スプリット機能が実行されない際には鍵盤1の全鍵域に割り当てる音色を指定するものである。また、音色系列R1,R2で指定された音色が同時にオン指定となった場合がデュアル発音となる。
【0017】
次に、系列指定スイッチ(L1スイッチ)804は、エディット対象となるべき音色を音色系列L1で指定された音色への移行指定を行なうとともに、音色系列L1で指定された音色の発音のオン/オフ指定を行なうものである。同様に、系列指定スイッチ(L2スイッチ)803は、エディット対象となるべき音色を音色系列L2で指定された音色への移行指定を行なうとともに、音色系列L2で指定された音色の発音のオン/オフ指定を行なうものである。この電子楽器では、音色系列L1,L2で指定される音色は、それぞれ独立にオン/オフ指定される。ここで、音色系列L1,L2とは、下鍵域1b(図2参照)にそれぞれ割り当てる音色を指定するものである。
また、音色系列L1,L2で指定された音色の内の少なくともどちらか一方がオン指定となった場合が、スプリット機能の実行となる一方、音色系列L1,L2で指定された音色が同時にオン指定となった場合が、下鍵域1bでのデュアル発音となる。
【0018】
そして、LED811〜814およびLED821〜824は、次の場合にそれぞれ点灯するようになっている。
すなわち、LED811〜814の各々は、音色系列R1,R2,L2,L1でそれぞれ指定された音色の発音がオン指定となった場合に、それぞれ点灯し、また、LED821〜824は、エディット対象となるべき音色が音色系列R1,R2,L2,L1でそれぞれ指定された音色となった場合に点灯する。すなわち、LED821〜824は、多くとも一つだけ点灯するようになっている(エディット対象となる音色は一つだけであるから)。
【0019】
A−1−2:ESW805
ESW805は、音色の各種パラメータを変更・修正するモードへの移行を指定するものである。
このスイッチでは、次の押下された状態の相違に応じて、エディット対象となる音色およびそのパラメータが変更される。
【0020】
▲1▼ ESW805が単独で押下されたとき
このときは、さらに次の2つの場合がある。
▲1▼−1 エディット対象となる音色が指定されていない場合
エディット対象となる音色は、音色系列R1で指定される音色に指定され、さらに、そのエディット対象となるパラメータは、音色系列R1で指定される音色の音色番号に強制的に指定される。
【0021】
▲1▼−2 エディット対象となる音色がすでに指定されている場合
このESW805が押される度毎に、エディット対象となる音色は、音色系列R1,R2,L2,L1で指定される音色に時計回りに循環して順次一つだけ指定され、さらに、エディット対象となるパラメータは、循環する前の音色で指定されていたパラメータに指定される。
例えば、押下される前にエディット対象の音色が音色系列R1で指定された音色であって、そのエディット対象のパラメータがパンであった場合、ESW805が押下されると、エディット対象となる音色が音色系列R2に移行し、さらにもう一度ESW805が押下されると、エディット対象となる音色が音色系列L2に移行する。このとき、音色系列R2,L2で指定される音色においてエディット対象となるパラメータは、パンのままである。
【0022】
▲2▼ ESW805と系列指定スイッチ801〜804のいずれかとが同時に押下されたとき
このときは、系列指定スイッチで指定される音色の発音はオン指定(系列指定スイッチ804,803ではオン/オフ指定)されないで、エディット対象となるべき音色が系列指定スイッチで指定された音色に直接移行し、さらに、その音色のエディット対象となるパラメータが、音色番号に指定される。
これによって、例えば、音色系列R2で指定された音色の発音がオンであって、音色系列R1で指定された音色の発音がオフである場合において、ESW805と系列指定スイッチ801とを同時に押下することにより、音色系列R1の発音をオンさせずにエディットの対象とすることができる。したがって、演奏中においても当該音色のエディットを行なうことができる。
【0023】
B:実施例の動作
次に、上述した構成による実施例の動作について、図4〜図10に示す各フローチャートを参照して順次説明する。なお、この動作説明では、CPU3において実行される各ルーチン毎に説明する。
【0024】
B−1:メインルーチンの動作
はじめに、この実施例の電子楽器に電源が投入されると、図4に示すメインルーチンが起動される。
まず、ステップSa1において、RAM6内の各種レジスタ、フラグ等のセットや、初期設定値の書き込み等のイニシャライズ処理が行なわれる。例えば、この電源投入前の電源遮断直前における設定状態を再現するような書き込みが行なわれる。このイニシャライズ処理が終了すると、処理は次のステップSa2へと進む。
【0025】
次のステップSa2では鍵処理が実行される。この鍵処理では、まず、鍵盤1(図2参照)における各キーの押離状態が走査されて、該走査結果がRAM3内に記憶されるとともに、該走査結果と前回走査結果との比較がなされて、状態変化が検出されたキーについての処理が行なわれる。例えば、押鍵されたキーが検出されたならば、キーオンイベントルーチン(後述する)が実行され、離鍵されたならばキーが検出されたならば、そのキーの消音を指示するキーオフイベントルーチンが実行されるようになっている。
【0026】
ステップSa3ではパネルスイッチ処理が実行される。この処理では、スイッチ群8(図1および図3参照)における各スイッチの設定状態にしたがった処理が行なわれる。例えば、図3における系列指定スイッチ801,802がオンされたならば、R1(R2)スイッチオンイベントルーチンが実行され、また、系列指定スイッチ804,803がオンされたならば、L1(L2)スイッチオンイベントルーチンが実行されるようになっている。
【0027】
次に、ステップSa4においては、その他の処理が、例えば、図示せぬマトリックス表示装置の表示制御処理等が行なわれる。
この処理終了後には、処理は再びステップSa2に戻り、以後電源が遮断されるまで、ステップSa2〜ステップSa4の処理が繰り返し実行される。このように、メインルーチンにおいては、鍵処理とパネルスイッチ処理とその他の処理とが実行される。
【0028】
B−2:キーオンイベントルーチン
前述したように、メインルーチンのステップSa2において、押鍵されたキーが検出されると、図5および図6に示すキーオンイベントルーチンが実行される。このルーチンでは、押鍵されたキーのキーコードが読み取られとともに、オンとなっている音色系列で指定されている音色であって、読み取られたキーコードに基づく音高での発音処理が行なわれる。
【0029】
[スプリットポイントの設定]
鍵盤1において押鍵されたキーが検出されると、まず、ステップSb1において、当該押鍵のキーのキーコードがレジスタKCDに格納される。次に、ステップSb2において、このキーの押鍵とスプリットポイント指定スイッチ806(図3参照)の押下とが同時に発生したか否かが検出される。
両者が同時にオンされないならば、演奏における通常のキー操作であるので、この押鍵操作にしたがった発音動作をさせるべく、ここでの判別結果が「NO」となって、処理は後述するステップSb3に進む一方、両者が同時にオン操作されたならば、前述したように、両者の同時操作はスプリット機能におけるスプリットポイントの指定を示すので、ステップSb2での判別結果が「YES」となって、処理が次のステップSb18に進む。
【0030】
ステップSb18では、図示せぬ操作子等によって、さらに自動伴奏機能がオン設定となっているか否かが判別される。
自動伴奏の機能がオフ設定となっているならば、ここでの判別結果は「NO」となり、レジスタKCDに格納されているデータが、さらにレジスタSPNOMに転送される(ステップSb19)一方、自動伴奏の機能がオン設定となっているならば、ステップSb18での判別結果は「YES」となり、レジスタKCDに格納されているデータが、さらにレジスタSPABCに転送される(ステップSp20)。
【0031】
この場合において、レジスタKCDに格納されているデータは、ステップSb1において押鍵検出されたキーの音高を示すキーコードであるので、レジスタSPNOMあるいはレジスタSPABCに格納されるデータは、当該押鍵のキーのキーコードとなる。
レジスタSPNOMに格納されたキーコードは、次回、キーが押鍵される度に該押鍵されたキーのキーコードと比較され、当該押鍵キーが上鍵域1aであるか、あるいは下鍵域1bであるのかを判別するために用いられる。同様に、レジスタSPABCに格納されたキーコードは、次回、キーが押鍵される度に該押鍵されたキーのキーコードと比較され、自動伴奏用に割り当てた鍵域であるか否かを判別するために用いられる。すなわち、レジスタSPNOMあるいはSPABCには、スプリット機能によるスプリットポイント(通常演奏時の鍵域分割点)あるいは自動伴奏機能におけるスプリットポイント(自動伴奏時の鍵域分割点)の音高を示すキーコードが格納される。
そして、ステップSb19あるいはステップSb20での処理後には、次回のキーオンイベントに備えるべくこのルーチンは終了し、処理はメインルーチン(図4参照)に戻る。
【0032】
[自動伴奏制御]
一方、ステップSb2での判別結果が「NO」ならば、ステップSb3において、ステップSb18と同様に、自動伴奏の機能がオン設定となっているか否かが判別される。
ここで、自動伴奏の機能がオフ設定ならば、この判別結果が「NO」となって、押鍵されたキーの音高での発音処理(ステップSb4〜Sb17)が行なわれる一方、自動伴奏の機能がオン設定ならば、この判別結果が「YES」となって、処理がステップSb21に進む。
ステップSb21では、レジスタKCDに格納されているデータが、レジスタSPABCに格納されているデータの値以下であるか否かが判別される。すなわち、当該押鍵キーが自動伴奏用に割り当てた下鍵域1bに属するか否かが判別される。
この判別のために、ステップSb1においてレジスタKCDに格納されたデータ(すなわち押鍵検出されたキーのキーコード)が、このルーチンの前回以前の実行の際に設定された、自動伴奏におけるスプリットポイントの音高を示すキーコード以下であるか否かが判別される。
【0033】
この判別結果が「NO」ならば、押鍵されたキーの音高にしたがった通常の発音処理を行なうべく、処理はステップSb4に進む一方、この判別結果が「YES」ならば、処理は次のステップSb22に進む。
次のステップSb22では、自動伴奏の鍵域で現時点において押鍵されているキーから和音(コード)が検出され、このコードから自動伴奏の制御が行なわれる。なお、この自動伴奏の技術は、本願とは直接関係しないので、説明を省略する。
この処理後には、このルーチンは終了し、処理はメインルーチン(図4参照)に戻る。
【0034】
[通常演奏制御]
ところで、ステップSb2およびSb3における判別結果が、ともに「NO」ならば、スプリット機能およびデュアル発音のオン/オフ指定に基づいて、当該押鍵キーの音高にしたがった発音処理がステップSb4〜Sb17にて行なわれる。
まず、ステップSb4では、レジスタLMに格納されているデータが「00」であるか否かが判別される。
ここで、レジスタLMに格納されているデータは、上位および下位の2ビットから構成されるものであり、上位ビットが「1」(「0」)の場合が音色系列L1で指定される発音がオン(オフ)指定を示し、下位ビットが「1」(「0」)の場合が音色系列L2で指定される発音がオン(オフ)指定を示す。
すなわち、レジスタLMに格納されているデータが「00」である場合とは、下鍵域に割り当てられるべき二の音色がともにオフ指定であることを示しており、これは、スプリット機能のオフ指定にほかならない。
【0035】
したがって、ステップSb4での判別結果が「YES」であるならば、上鍵域1aに割り当てられる二の音色の発音処理を行なうべく、後述するステップSb12〜Sb17の処理が行なわれる一方、ステップSb4での判別結果が「NO」ならば、処理が次のステップSb5に進む。
ステップSb5では、レジスタKCDに格納されているデータが、レジスタSPMONに格納されているデータの値以下であるか否かが判別される。すなわち、当該押鍵キーが、下鍵域1bのキーであるか否かが判別される。
ここでの判別結果が「NO」ならば、当該押鍵キーが上鍵域1aのキーであるので、ステップSb4での判別結果が「YES」である場合と同様に、上鍵域1aに割り当てられる二の音色系列についての発音処理を行なうべく、後述するステップSb12〜Sb17の処理が行なわれる。
一方、ステップSb5での判別結果が「YES」ならば、下鍵域1bに割り当てられる二の音色の発音処理を、音色系列で指定される発音オン/オフ指定にしたがって行なうべく、次のステップSb6〜Sb11の処理が行なわれる。
【0036】
次に、ステップSb6において、レジスタLMに格納されているデータのうちの上位ビットが「1」であるか否かが、すなわち、音色系列L1で指定される音色の発音がオン指定となっているか否かが判別される。そして、この判別結果が「YES」ならば、発音割当処理(ステップSb7)の後に、音色系列L1で指定される音色、すなわち前述した各種音色パラメータに基づく音色の発音を当該押鍵キーの音高で行なうべく、発音指示がなされる(ステップSb8)。これにより、音源回路7(図1参照)では、音色系列L1で指定される音色であって、下鍵域1bにおいて押鍵されたキーの音高にしたがった発音が行なわれる。そして、ステップSb6での判別結果が「NO」である場合、あるいはステップSb6での発音処理後には、次のステップSb9において、レジスタLMに格納されているデータのうちの下位ビットが「1」であるか否かが、すなわち、音色系列L2で指定される音色の発音がオン指定となっているか否かが判別される。そして、この判別結果が「YES」ならば、発音割当処理(ステップSb10)の後に、音色系列L2で指定される音色の発音を当該押鍵キーの音高で行なうべく、発音指示がなされる(ステップSb11)。これにより、音源回路7では、音色系列L2で指定された音色であって、下鍵域1bにおいて押鍵されたキーの音高にしたがった発音が行なわれる。
なお、ステップSb8、Sb11(後述するステップSb13、Sb16も)における発音割当処理とは、音源回路7における複数チャンネルのうちの、最も減衰が進んでいるチャンネルをサーチし、該チャンネルを強制的に発音停止させて「空きチャンネル」とする処理である。これにより、各音色系列で指定される音色に対して、さらに、全鍵域あるいは分割された鍵域において押鍵された複数のキーに対して、それぞれ対応する発音が可能なようになっている。
このようにして、ステップSb7〜Sb11では、音色系列L1,L2でそれぞれ指定される音色の発音が、そのオン/オフ指定にしたがって個々に、当該押鍵キーの音高にて行なわれる。
【0037】
一方、スプリット機能がオフ指定である場合(ステップSb4での判別結果が「YES」である場合)、あるいは、スプリット機能がオン指定であっても、押鍵されたキーが上鍵域1aである場合(ステップSb5での判別結果が「NO」である場合)には、前述したように、次のステップSb12〜Sb17の処理が行なわれる。
【0038】
すなわち、ステップSb12において、レジスタRMに格納されているデータのうちの上位ビットが「1」であるか否かが判別される。
ここで、レジスタRMに格納されているデータは、上位および下位の2ビットから構成され、上位ビットが「1」(「0」)の場合が音色系列R1で指定される発音のオン(オフ)指定を示し、下位ビットが「1」(「0」)の場合が音色系列R2で指定される発音がオン(オフ)指定を示すものである。この2ビットデータにおいて、上位および下位ビットは同時に「0」とはならない。これは、レジスタRMに格納されるデータが「00」になると、上鍵域1a(スプリット機能オフ時においては全鍵域)に割り当てるべき音色が発音オフ状態となって、鍵盤1のいずれかのキーを押鍵しても発音しない、という事態を避けるためである。
ステップSb12での判別結果が「YES」ならば、発音割当処理(ステップSb13)の後に、音色系列R1で指定される音色の発音を、当該押鍵キーの音高にて行なうべく、発音指示がなされる(ステップSb14)。これにより、音源回路7(図1参照)では、音色系列R1で指定される音色であって、押鍵されたキーの音高にしたがった発音が行なわれる。そして、ステップSb12での判別結果が「NO」である場合、あるいはステップSb14での発音処理後には、次のステップSb15において、レジスタRMに格納されているデータのうちの下位ビットが「1」であるか否かが、すなわち、音色系列R2で指定される音色の発音がオン指定となっているか否かが判別される。そして、この判別結果が「YES」ならば、発音割当処理(ステップSb16)の後に、音色系列R2で指定される音色の発音を、当該押鍵キーの音高にて行なうべく、発音指示がなされる(ステップSb17)。これにより、音源回路7では、音色系列R2で指定された音色であって、押鍵されたキーの音高にしたがった発音が行なわれる。
このようにして、ステップSb12〜Sb17では、音色系列R1,R2でそれぞれ指定される音色の発音が、そのオン/オフ指定にしたがって個々に、当該押鍵キーの音高にて行なわれる。
【0039】
そして、ステップSb11あるはSb17での発音指示後、もしくはステップSb9あるいはSb15での判別結果が「NO」である場合には、このルーチンは終了し、処理はメインルーチン(図4参照)に戻る。
このようにキーオンイベントルーチンでは、押鍵されたキーに対して、まず、スプリットポイントの設定であるか否かが判別され、その設定である場合には、当該押鍵キーのキーコードがスプリットポイントを示すレジスタに格納される。一方、その設定でない場合には、さらに当該押鍵キーが、どちらの鍵域に属するかが判別され、該鍵域に割り当てられる音色系列で指定される音色の発音が、当該押鍵キーの音高にて行なわれる、あるいは当該押鍵キーに基づく自動伴奏処理が行なわれる。
【0040】
B−3:パネルスイッチ処理
音色を設定するパラメータの指定、その数値変更、前述した音色系列で指定する音色の発音オン/オフ指定、その他スイッチ群8(図1参照)による設定は、このパネルスイッチ処理で行なわれ、各種レジスタの内容が、各スイッチの操作に応じて変更・設定される。
【0041】
B−3−1:R1(R2)スイッチオンイベントルーチン
図3におけるR1スイッチ801が押下されると、前述したメインルーチン(図4参照)のSa3において、図7に示すR1(R2)スイッチオンイベントルーチンが実行される。
なお、R2スイッチ802の押下によって行なわれるルーチンは、図7と相似であるので、この図において()内のものに読み替えたものとする。
【0042】
次に、このルーチンについて詳細に説明する。
まず、R1スイッチ801が押下されると、ステップSc1においてCPU3は、レジスタEVに値「1」をセットし、LED821を点灯させる一方、LED822〜824を消灯させるとともに、音色系列R1で指定される音色におけるパラメータのエディット対象を音色番号に変更させる。
ここで、レジスタEVには、エディット対象となる音色を、どの音色系列で指定された音色にするかを示す値が格納される。具体的には、このレジスタに格納される値とエディット対象となる音色との関係は次のようになる。すなわち、
「0」ならばエディット対象となる音色は存在しない、
「1」ならば音色系列R1で指定される音色、
「2」ならば音色系列R2で指定される音色、
「3」ならば音色系列L2で指定される音色、
「4」ならば音色系列L1で指定される音色
である。
【0043】
次に、ステップSc2では、このR1スイッチ801の押下が、ESW805の押下と同時に発生したか否かが判別される。
両スイッチが同時に押下された場合とは、音色系列R1で指定される音色の発音オン指定を行なわずに、エディットの対象とする音色を音色系列R1で指定される音色に直接変更する場合である。したがって、この場合には次の処理を実行する必要がないので、このルーチンは直ちに終了する。
一方、両スイッチが同時に押下されない場合には、ステップSc2での判別結果が「NO」となり、処理は次のステップSc3に進む。
【0044】
次に、ステップSc3では、さらに、このR1スイッチ801の押下が、R2スイッチ802の押下と同時に発生したか否かが判別される。
両スイッチが同時に押下されたときとは、スプリット機能がオンとなっている場合においては、上鍵域1aでのデュアル発音の指定を示し、スプリット機能がオフとなっている場合においては、鍵盤1での全鍵域でのデュアル発音の指定を示す。すなわち、いずれの場合でもデュアル発音を指定するものである。
したがって、ステップSc3での判別結果が「YES」ならば、音色系列R1,R2で指定される音色の両者を発音オン指定にするべく、レジスタRMに「11」がセットされ(ステップSc4)、この発音オン指定を演奏者に表示するべくLED811,812が点灯する(ステップSc5)。
【0045】
一方、R1スイッチ801が単独に押下された場合とは、エディットの対象となる音色を音色系列R1で指定される音色に変更するとともに、上鍵域1aあるいは全鍵域に割り当てる音色を、音色系列R1で指定される音色のみに設定する場合である。
したがって、ステップSc3での判別結果が「NO」ならば、音色系列R1で指定される音色のみを発音オン指定にするべく、レジスタRMに「10」がセットされ(ステップSc6)、この発音オン指定を演奏者に表示するべく、LED811,812のうちのLED811が単独で点灯する(ステップSc7)。
【0046】
そして、ステップSc5あるいはSc7の処理後には、このルーチンは終了して、処理はメインルーチン(図4参照)に戻る。
このように、R1スイッチオンイベントルーチンでは、まず、レジスタEVに値「1」がセットされ、このスイッチとESW805とが同時押下ならばこのルーチンは終了し、また、このR1スイッチ801とR2スイッチ802とが同時に押下であるならば、レジスタRMに値「11」がセットされるとともに、LED811および812が点灯する一方、このR1スイッチ801が単独押下であるならば、レジスタRMに値「10」がセットされるとともに、LED811が点灯し、LED812が消灯する。
同様に、R2スイッチオンイベントルーチンでは、まず、レジスタEVに値「2」がセットされ、このスイッチとESW805とが同時押下ならばこのルーチンは終了し、また、このR2スイッチ802とR1スイッチ801とが同時に押下であるならば、レジスタRMに値「11」がセットされるとともに、LED811および812が点灯する一方、このR2スイッチ802が単独押下であるならば、レジスタRMに値「01」がセットされるとともに、LED812が点灯し、LED811が消灯する。
【0047】
ところで、R1(R2)スイッチオンイベントルーチンによれば、R1スイッチ801およびR2スイッチ802における次の操作によっては、デュアル発音の指定であって、エディット対象とする音色を所望の音色系列で指定される音色にすることができる。
すなわち、演奏者がこのような設定をするには、次の手順を踏めば良い。
▲1▼ R1スイッチ801およびR2スイッチ802を同時に押下する。
▲2▼ 音色系列R1(R2)で指定される音色をエディット対象とする場合には、R1(R2)スイッチ801(802)を離す(他方のスイッチは押下したまま)。
▲3▼ 再び、音色系列R1(R2)スイッチ801(802)を押下する。
これは、▲1▼によって、ステップSc1→Sc2→Sc3→Sc4→Sc5を経路とするルーチンが一旦実行されて、▲3▼によって、同経路のルーチンが再び実行されることによるものである。すなわち、ステップSc1においてレジスタEVに格納される値が、▲1▼において押下されるスイッチに対応した値から、▲3▼において押下されるスイッチに対応する値に書き換えられるためである。
これにより、R1スイッチ801とR2スイッチ802とにおいて、エディットの対象となる音色は、最後にオンされたスイッチに対応する音色系列で指定される音色にすることができる。
【0048】
B−3−2:L1(L2)スイッチオンイベントルーチン
図3におけるL1スイッチ804が押下されると、前述したメインルーチン(図4参照)のSa3において、図8に示すL1(L2)スイッチオンイベントルーチンが実行される。
なお、L2スイッチ803の押下によって行なわれるルーチンは、図8と相似であるので、この図において()内のものに読み替えたものとする。
【0049】
まず、L1スイッチ804が押下されると、ステップSd1において、このスイッチの押下が、ESW805の押下と同時に発生したか否かが判別される。
両スイッチが同時に押下された場合とは、音色系列L1で指定される音色の発音オン指定を行なわずに、エディット対象とする音色を音色系列L1で指定される音色に直接変更する場合である。したがって、この場合には、ステップSd7においてレジスタEVに値「4」がセットされ、LED824が点灯し、LED821〜823が消灯するとともに、音色系列L1で指定される音色におけるパラメータのエディット対象が音色番号に変更される。この後、このルーチンは終了する。
一方、両スイッチが同時に押下されない場合には、ステップSd1での判別結果が「NO」となり、処理は次のステップSd2に進む。
【0050】
次に、ステップSd2では、さらに、このL1スイッチ804の押下が、L2スイッチ803の押下と同時に発生したか否かが判別される。
前述したように、両スイッチが同時に押下されたときとは、下鍵域1bでのデュアル発音の指定を示す。
したがって、ステップSd2での判別結果が「YES」ならば、まず、エディット対象とする音色を音色系列L1で指定される音色にするべく、レジスタEVに値「4」がセットされ(ステップSd8)、引き続き、音色系列L1,L2で指定される音色の両者を発音オン指定にするべく、レジスタLMに2ビットデータ「11」がセットされ(ステップSd9)、この発音オン指定を演奏者に表示するべくLED814,813がともに点灯する(ステップSd10)。
【0051】
一方、L1スイッチ804が単独に押下された場合とは、音色系列L1で指定される音色の発音を、オン指定の場合においてはオフ指定に、オフ指定の場合においてはオン指定に設定する場合である。
したがって、ステップSd2での判別結果が「NO」ならば、処理がステップSd3に進み、現時点において音色系列L1で指定される音色の発音のオン/オフ指定を判別するべく、レジスタLMにセットされている2ビットデータが「10」であるか否かが判別される。すなわち、音色系列L1で指定される音色のみが発音オン指定されているか否かが判別される。
【0052】
この判別結果が「YES」であるならば、この発音オン指定を発音オフ指定にし、スプリット機能を解除すべく、「00」がセットされるとともに(ステップSd11)、このスプリット機能の解除状態を演奏者に表示するべく、LED814,813がともに消灯する(ステップSd12)。
なお、処理がステップSd11およびSd12を経由する場合には、レジスタEVに格納されている値はセットし直されないので、エディット対象となる音色が移行しないようになっている。
【0053】
一方、ステップSd3での判別結果が「NO」であるならば、まず、ステップSd4において、エディット対象となる音色を音色系列L1で指定される音色に移行するべく、レジスタEVに値が「4」がセットされるとともに、これを演奏者に表示するべく、LED821〜824のうちからLED824のみ一つだけが点灯する。引き続き、ステップSd5において、レジスタLMに2ビットデータ「10」がセットされて、下鍵域1b割り当てられる発音オン指定の音色が、音色系列L1で指定される音色のみに設定される。次に、この設定状態を演奏者に知らせるために、LED814が点灯する一方、LED813は消灯する。
そして、ステップSd6,Sd7,Sd10,Sd12のいずれかの処理後には、このルーチンは終了して、処理がメインルーチン(図4参照)に戻る。
【0054】
このように、L1スイッチオンイベントルーチンでは、まず、このスイッチとESW805とが同時押下であるか否かが判別され、この判別結果が「YES」であるならば、レジスタEVに値「4」がセットされるとともに、LED824が択一的に点灯する一方、その判別結果が「NO」ならば、さらに、このL1スイッチ804とL2スイッチ803とが同時に押下されたか否かが判別され、この判別結果が「YES」であるならば、レジスタEVに値が「4」がセットされ、LED824が択一的に点灯し、レジスタLMに2ビットデータ「11」がセットされるとともに、LED814,813がともに点灯する。一方、このL1スイッチ804が単独押下であるならば、次に、レジスタLMにセットされている2ビットデータが「10」であるか否かが判別され、この判別結果が「YES」ならば、レジスタLMに2ビットデータ「00」がセットし直されるとともに、LED814,813がともに消灯する一方、レジスタLMにセットされている2ビットデータが「10」でないならば、レジスタEVに値「4」がセットされ、LED824が択一的に点灯し、レジスタLMに「10」がセットし直されるとともに、LED814が点灯、LED813が消灯する。
【0055】
同様に、L2スイッチオンイベントルーチンでは、まず、このスイッチとESW805とが同時押下であるか否かが判別され、この判別結果が「YES」であるならば、レジスタEVに値「3」がセットされるとともに、LED823が択一的に点灯する一方、その判別結果が「NO」ならば、さらに、このL2スイッチ803とL1スイッチ804とが同時に押下されたか否かが判別され、この判別結果が「YES」であるならば、レジスタEVに値が「3」がセットされ、LED823が択一的に点灯し、レジスタLMに2ビットデータ「11」がセットされるとともに、LED813,814がともに点灯する。一方、このL2スイッチ803とL1スイッチ804とが同時に押下であるならば、次に、レジスタLMにセットされている2ビットデータが「01」であるか否かが判別され、この判別結果が「YES」ならば、レジスタLMに2ビットデータ「00」がセットし直されるとともに、LED813,814がともに消灯する一方、レジスタLMにセットされている2ビットデータが「01」でないならば、レジスタEVに値「3」がセットされ、LED823が択一的に点灯し、レジスタLMに「01」がセットし直されるとともに、LED813が点灯、LED814が消灯する。
【0056】
ところで、このL1(L2)スイッチオンイベントルーチンによれば、R1(R2)スイッチオンイベントルーチンと同様に、L1スイッチ804およびL2スイッチ803における次の操作によっては、デュアル発音の指定であって、エディット対象とする音色を所望の音色系列で指定される音色にすることができる。
すなわち、演奏者がこのような設定をするには、次の手順を踏めば良い。
▲1▼ L1スイッチ804およびL2スイッチ803を同時に押下する。
▲2▼ 音色系列L1(L2)で指定される音色をエディット対象とする場合には、L1(L2)スイッチ804(803)を離す(他方のスイッチは押下したまま)。
▲3▼ 再び、音色系列L1(L2)スイッチ804(803)を押下する。
これは、▲1▼によって、ステップSd1→Sd2→Sd8→Sd9→Sd10を経路とするルーチンが一旦実行されて、▲3▼によって、同経路のルーチンが再び実行されることによるものである。すなわち、ステップSd8においてレジスタEVに格納される値が、▲1▼において押下されるスイッチに対応した値から、▲3▼において再び押下されるスイッチに対応する値に書き換えられるためである。
これにより、L1スイッチ804とL2スイッチ803とにおいて、エディットの対象となる音色は、最後にオンされたスイッチに対応する音色系列で指定されるものとなる。
【0057】
B−3−4:音色パラメータ選択スイッチ群オンイベントルーチン
図3における音色パラメータ選択スイッチ群807(図3参照)のいずれかのスイッチが押下されると、前述したメインルーチン(図4参照)のSa3において、図9(a)に示す音色パラメータ選択スイッチ群オンイベントルーチンが実行される。
【0058】
このスイッチ群のいずれかのスイッチが押下されると、まず、ステップSe1において、レジスタEVにセットされている値が「0」であるか否かが判別される。
この判別結果が「YES」ならば、前述したように、エディット対象となる音色が存在しないことを示しているので、これを強制的に音色系列R1で指定される音色にするべく、レジストEVに値「1」がセットし直されるとともに、LED821がLED811〜814のうち択一的に点灯して、この状態が演奏者に表示される(ステップSe2)。
そして、このステップSe2の処理が終了した後あるいはステップSe1での判別結果が「NO」である場合には、処理は次のステップSe3に進む。
【0059】
次のステップSe3では、エディット対象の音色が、現時点においてレジスタEVにセットされた値に対応する音色系列の示す音色に移行されるとともに、その音色においてエディットすべきパラメータが、オンイベントのあったスイッチに対応するパラメータに指定される。
そして、この処理後にこのルーチンは終了して、処理がメインルーチン(図4参照)に戻る。
なお、パラメータ自体の修正は、後述するテンキースイッチ群オンイベントルーチンでの数値入力によってなされる。
【0060】
B−3−5:各種パラメータ選択スイッチ群オンイベントルーチン
図3における各種パラメータ選択スイッチ群832(図3参照)のいずれかのスイッチが押下されると、前述したメインルーチン(図4参照)のSa3において、図9(b)に示す各種パラメータ選択スイッチ群オンイベントルーチンが実行される。
【0061】
このスイッチ群のいずれかのスイッチが押下されると、まず、ステップSf1において、エディット対象となるパラメータが、オンイベントのあったスイッチに対応するパラメータに指定される。
そして、次のステップSf2において、音色系列で指定される音色をいずれのものともしないようにするため、レジスタEVに値「0」がセットされる。これは、エディット対象となるパラメータが発生楽音全体に関するパラメータであり、特定の音色に関するパラメータでないためである。さらに、ステップSf1では、LED821〜824のすべてが消灯する。
この処理後にこのルーチンは終了して、処理がメインルーチン(図4参照)に戻る。
なお、パラメータ自体の修正は、次のテンキースイッチ群オンイベントルーチンによる数値入力によってなされる。
【0062】
B−3−6:テンキースイッチ群オンイベントルーチン
図3における各種パラメータ選択スイッチ群808(図3参照)のいずれかのスイッチが押下されると、前述したメインルーチン(図4参照)のSa3において、図9(c)に示すテンキースイッチ群オンイベントルーチンが実行される。
【0063】
まず、ステップSg1において、このスイッチ群によって入力された数値は、スイッチ809の押下によって確定され、該数値が、数字表示器831に表示されるとともに、レジスタBUFに一旦格納される。
次に、ステップSg3において、レジスタBUFに格納された数値が、現時点においてエディット対象となっているパラメータ(音色パラメータあるいは各種パラメータ)に対応するレジスタに転送される。以降該パラメータは、この数値によって決定される。この処理後にこのルーチンは終了して、処理がメインルーチン(図4参照)に戻る。
【0064】
B−3−7:ESWオンイベントルーチン
図3におけるESW805が押下されると、前述したメインルーチン(図4参照)のSa3において、図10に示すESWオンイベントルーチンが実行される。
このスイッチの押下が検出されると、まず、ステップSh1において、レジスタEVにセットされている値が「0」であるか否かが判別される。
この判別結果が「YES」ならば、処理はステップSh3に進み、レジストEVに値「1」が新たにセットされるとともに、LED821がLED821〜824のうち択一的に点灯して、この状態が演奏者に表示される。引き続き、ステップSh3において、エディット対象となるパラメータとして音色番号が指定される。
これにより、エディット対象となるべき音色が指定されていない場合に、ESW805が単独で押下されると、エディット対象となる音色が、強制的に音色系列R1で指定される音色に指定されるとともに、その音色においてエディット対象となるパラメータが音色番号に指定されるようになっている。
この処理後には、このルーチンは終了し、処理はメインルーチン(図4参照)に戻る。
【0065】
一方、ステップSh2での判別結果が「NO」ならば、処理がステップSh4に進み、レジスタEVにセットされている値に応じて次の処理が実行される。
▲1▼レジスタEVのセット値が「1」ならば、該レジスタに「2」が新たにセットされるとともに、LED822が点灯し、LED821,823,824が消灯する(ステップSh5)。
▲2▼レジスタEVのセット値が「2」ならば、該レジスタに「3」が新たにセットされるとともに、LED823が点灯し、LED821,822,824が消灯する(ステップSh6)。
▲3▼レジスタEVのセット値が「3」ならば、該レジスタに「4」が新たにセットされるとともに、LED824が点灯し、LED821,822,823が消灯する(ステップSh7)。
▲4▼レジスタEVのセット値が「4」ならば、該レジスタに「1」が新たにセットされるとともに、LED821が点灯し、LED822,823,824が消灯する(ステップSh8)。
【0066】
そして、ステップSh5〜Sh8のいずれかの処理後に、処理はステップSh9に進む。
ステップSh9では、エディットの対象となる音色が、レジスタEVにセットされた値に対応する音色に指定されるとともに、エディット対象となるパラメータが、このルーチン起動前においてレジスタEVに対応していた音色のエディット対象となっていたパラメータに指定される。
すなわち、ステップSh4〜Sh9により、エディット対象となるべき音色がすでに指定されている場合であって、ESW805が単独で押下されると、エディット対象となる音色が、ESW805が押下される度毎に、音色系列R1,R2,L2,L1で指定される音色に時計回りに循環して順次一つだけ指定され、その音色においてエディット対象となるパラメータが、以前に対象となっていたパラメータに指定される。
これにより、音色系列R1,R2,L1,L2でそれぞれ指定される音色において、同一音色パラメータについての設定を順次行なうことができる。
この処理後には、このルーチンは終了し、処理はメインルーチン(図4参照)に戻る。
【0067】
この実施例によれば、各鍵域にそれぞれ割り当てられる音色の発音オン/オフは、系列指定スイッチ801〜804の押下によって指定することができ、その指定状態は、LED811〜814の点灯/消灯によって判断することができる。
また、エディットの対象とする音色の選択は、同じ系列指定スイッチ801〜804の押下によって指定することができ、その選択状態は、LED821〜824のうちのいずれかの点灯によって判別することができる。
【0068】
また、上記実施例によれば、一方の鍵域に割り当てる音色が発音オン状態となった場合には、鍵域の分割の設定となり、前記一方の鍵域に割り当てる音色が発音オフ状態となった場合には、鍵域の非分割の設定となる。また、上鍵域あるいは下鍵域において割り当てる音色の両者が発音オン状態となった場合が、上鍵域あるいは下鍵域において二つの音色の同時発音となる。さらに、各鍵域のそれぞれに割り当てる音色の発音オン/オフ状態のそれぞれは、第1の表示手段であるLED811〜814によって表示される。
したがって、上鍵域および下鍵域への分割/非分割の設定状態と、各鍵域における二つの音色の同時発音の指定状態とが、上記第1の表示手段による表示で直感的に判断することができる。
【0069】
また、発音オン/オフ状態にかかわらず、指定手段である系列指定スイッチ801〜804によって最後に指定された音色が、編集手段であるテンキースイッチ群808によって編集・修正が可能となる。さらに、上記編集手段によって修正・編集する音色は第2の表示手段であるLED821〜824に示される。さらに、上記指定手段とは別に、上記編集手段でパラメータが修正・変更される音色の指示が可能となる。
したがって、上鍵域および下鍵域への分割/非分割の設定あるいは各鍵域における二つの音色の同時発音の指定によって、各鍵域の割り当てられる音色の関係が複雑になっても、編集・修正の対象となる音色を迅速に指定することができる。
【0070】
【発明の効果】
この発明によれば、通常演奏時の鍵域分割点と自動伴奏時の鍵域分割点との位置関係によっても異なる複雑な鍵域の設定並びに発音音色の設定・制御を、音色の発音オン/オフ指定および自動伴奏のオン/オフ指定の簡単な操作で行うことが可能である。特に自動伴奏オン時において、通常の鍵域の分割の有無や分割点の位置に拘わらず、自動伴奏鍵域の内外によって自動伴奏に対する押鍵操作と通常の押鍵操作の区別を認識でき、両者の判別を直感的且つ容易に行えるようになり、かかる判別の錯誤による操作ミスを回避しやすい利点がある。
また鍵域の分割点が自動伴奏鍵域内にある場合等でも、通常の押鍵操作として通常演奏制御に反映できる利点がある。
また自動伴奏鍵域外を分割し、分割した各鍵域に対し鍵操作による通常演奏制御を実行できるので、自由度の高い演奏が可能となる利点がある。たとえば自動伴奏制御を行いつつ、分割した鍵域の一方あるいは両方にデュアル発音を指定して手演奏を実行する等の形態も許容される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による電気的構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施例における鍵盤1の外観構成を示す正面図である。
【図3】 同実施例における操作パネルPの外観構成を示す平面図である。
【図4】 同実施例におけるメインルーチンの処理動作を示すフローチャートである。
【図5】 同実施例におけるキーオンイベントルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図6】 同実施例におけるキーオンイベントルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図7】 同実施例におけるR1(R2)スイッチオンイベントルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図8】 同実施例におけるL1(L2)スイッチオンイベントルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図9】 (a)は、音色パラメータ選択スイッチ群オンイベントルーチンの処理を示すフローチャートであり、(b)は、各種パラメータ選択スイッチ群オンイベントルーチンの処理を示すフローチャートであり、(c)は、テンキースイッチ群オンイベントルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図10】 同実施例におけるESWオンイベントルーチンの処理を示すフロチャートである。
【符号の説明】
1a……上鍵域、1b……下鍵域、801〜804……系列指定スイッチ(指定手段)、811〜814……LED、821〜824……LED、807……音色パラメータ選択スイッチ群,808……テンキースイッチ群
Claims (2)
- 鍵盤上の鍵域を分割する設定が可能な電子楽器において、
第1および第2の鍵域分割点を記憶した記憶手段と、
前記第1の鍵域分割点に基づいて分割設定される各鍵域に割り当てられる音色の発音オン/オフを指定する発音オン/オフ指定手段と、
自動伴奏のオン/オフを指定する自動伴奏オン/オフ手段と、
前記鍵盤に対する押鍵操作を検出する押鍵検出手段と、
前記押鍵操作を検出したことに応じて、自動伴奏オンである場合に前記第2の鍵域分割点に基づいて該押鍵操作の鍵位置が自動伴奏領域であるか否かを判定し、自動伴奏鍵域であると判定された場合は、該押鍵操作に基づいて和音を検出し自動伴奏を行うように制御し、
該押鍵操作の鍵位置が自動伴奏鍵域でないと判定された場合または自動伴奏オフである場合に、前記第1の鍵域分割点に基づいて前記押鍵操作に係る鍵域を識別し、前記押鍵操作に係る鍵域の音色が発音オン状態であるときは当該鍵域に対応する音色により楽音信号を形成し、前記押鍵操作に係る鍵域の音色が発音オフ状態であるときは他の鍵域に割り当てられる音色により楽音信号を形成するように制御する制御手段と
を具備することを特徴とする電子楽器。 - 前記第1の鍵域分割点を前記鍵盤上の全鍵域のうちの任意の鍵に設定するとともに前記記憶手段に記憶させる手段を具備することを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
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