JP3637646B2 - 苗植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、走行車体の車速および作動中の苗植具の速度を変更しないで苗植付ピッチが変更できる苗植機に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】
苗植機は、エンジンの動力で駆動される推進装置(車輪)を備えた走行車体にそのエンジンの動力で駆動される苗植具を備えた苗植装置を設けて自走式に構成する。そして、苗植具は、一定の周期で上下に作動(旋回)するように設け、走行車体の前進中にその作動の下端で1株の苗を圃場に移植する。そのため、移植される苗株の前後の間隔(植付ピッチ)は、走行車体の前進速度と苗植具の時間当りの作動回数(旋回回数)で定まる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
苗の品種や地域の特性により、苗植機に種々の植付ピッチが要求される。ここに、走行車体の前進速度は、オペレータの歩行速度その他によってほぼ一定であることが望ましく、作動中の苗植具の旋回速度も、著しく高くなったり低くなったりすると、移植された苗に損傷や姿勢の乱れが生じるので、これまた一定の範囲内にあることが望ましい。このために、苗植具の作動速度を植付ピッチに関係なく略一定にするため、苗植具へ動力を伝達する定位置停止クラッチを間欠的に「入り」状態にし、この間欠作動周期を変更可能にした間欠作動装置を設けることができる。ところが、苗植具が連続作動に近い状態になるよう間欠作動装置の間欠作動周期を設定すると定位置停止クラッチを「入り」にする間欠作動装置の作動タイミングと定位置停止クラッチの「入り」のタイミングとのずれにより、定位置停止クラッチが「入り」状態で定位置停止クラッチを「入り」にする間欠作動装置の作動が行われると、苗植具が所望の周期で作動しなくなるため、間欠作動周期を短くするのには限界がある。
【0004】
この発明は、走行車体の前進速度と作動中の苗植具の作動速度を一定の範囲内に設定し、植付ピッチの調節範囲を大きくするため苗植具の作動につき連続作動と1回の周期のあとに一定の休止時間を有する作動(間欠作動)が選択できるように構成することにより、上記の要求を達成しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を達成するため、エンジン4の動力で駆動される推進装置15を備えた走行車体1にそのエンジン4の動力で駆動される苗植具74を備えた苗植装置2が設けられ、「切り」にすると苗植具74が略一定の位置に来た所で動力伝達が「切り」になる定位置停止クラッチ49がエンジン4と苗植装置2の間に設けられ、回転する突子 93と該突子93に当たって揺動動作して定位置停止クラッチ49を「入り」「切り」操作するアーム91とを備えて前記突子93が所定時間おきに前記アーム91に当たって定位置停止クラッチ49を所定時間おきに「入り」状態に作動させる間欠作動装置99が設けられると共に、前記アーム91を前記突子93に当たらない位置で且つ定位置停止クラッチ49を「入り」操作する位置に移動して定位置停止クラッチ49を常時「入り」状態とすることが可能な連続作動装置100が設けられている苗植機とした。
【0006】
【作用】
上記の苗植機を圃場で運転すると、推進装置15がエンジン4の動力で作動して走行車体1が前進し、その前進中に、苗植具74がそのエンジン4の動力で作動して苗を圃場に移植する。そして、連続作動装置100により、苗植具74の連続作動が選択される。すなわち、定位置停止クラッチ49が常時「入り」の状態に保持され、植付ピッチが小となる。
【0007】
これとは逆に、間欠作動装置99により定位置停止クラッチ49を所定時間おきに「入り」状態に作動させる状態を選択すると、間欠作動装置99が定位置停止クラッチ49を「入り」状態に作動させたとき定位置停止クラッチ49が動力伝達を「入り」にし、苗植具74が所定の位置に来たところで定位置停止クラッチ49が動力伝達を「切り」にする。そして、苗植具74は1回作動したのち、一定の休止時間を置いてつぎの作動を行う。従って、苗植具74の時間当りの作動回数は、前者の連続作動に比較して、後者は休止時間を有するために低下する。すなわち、植付ピッチは、前者に対して後者が大となる。
【0008】
【効果】
以上のように、この発明によると、走行車体1の前進速度と、作動中の苗植具74の作動速度を一定の範囲内にとどめながら複数の植付ピッチが得られるので、移植される苗に損傷や姿勢の乱れを与えることなく、苗の品種や地域の特性に対応させることができる。
【0009】
【実施例】
つぎに、この発明の実施例を説明する。走行車体1に苗植装置2が装着されて苗植機となっている。走行車体1は、つぎのように構成される。主歯車箱3の前後にエンジン4と主フレーム5が固定されている。植付歯車箱6が主フレーム5の後に固定され、これから左右一対の植付フレーム7が後に伸びている。植付ケース8が左の植付フレーム7の後端に固定され、その左側から傾斜フレーム9が斜後上に伸びている。ハンドル10の支柱11が左右一対で構成され、それぞれが傾斜フレーム9の中間と右の植付フレーム7の後端から斜上に伸びている。
【0010】
一対の第1ケース12が主歯車箱3の両横から斜後上に伸び、それぞれの後端から第2ケース13が下に伸び、一対のチェンケース14の先端がそれぞれの第2ケース13の下端に取付けられている。そして、一対の車輪(推進装置)15がそれぞれのチェンケース14の後端に取付けられている。なお、チェンケース14の先端は、車輪駆動軸16の回りに揺動するように第2ケース13に取付けられ、これからアーム17が上に突出し、油圧シリンダ18から後に突出したピストンロッド19の後端がリンク20でこのアーム17の上端に接続し、油圧シリンダ18からピストンロッド19が出没すると、チェンケース14が車輪駆動軸16の回りに揺動して車輪15が上下に移動する。
【0011】
一対の横棒21がエンジン4の下腹部に回動自在に取付けられ、それぞれの外側から支脚22が後に伸び、一対の転輪23がそれぞれの支脚22の後端に取付けられている。一対のアーム24がそれぞれの横棒21から上に伸び、それぞれの突端とその後のアーム17がリンク25で連結されて、車輪15が上下に移動すると、転輪23も同じ方向で上下に移動する。エンジン4の動力が主歯車箱3・第1ケース12・第2ケース13およびチェンケース14内の伝動装置でそれぞれの車輪15に達し、これが回転して走行車体1が一定の速度で前進する。
【0012】
苗植装置2は、つぎのように構成されている。中央に苗取口26を有する苗受板27が傾斜フレーム9に横向に固定されている。前上りに傾斜した苗載台28が前部をスライダ29、後部を苗受板27で支えられるようにして植付フレーム7の上に左右に移動できるように設けられている。横軸30が植付ケース6に設けられ(図3)、エンジン4から車輪15に達している伝動路の途中から分かれた伝動経路31で駆動されるように出来ている。
【0013】
カム軸32が植付ケース8に横向に設けられている。従動歯輪33のスリーブ34がカム軸32に回転自在に取付けられ、横軸30に固定された駆動歯輪35と従動歯輪33にチェン36が巻き掛けられている。2段の横移動歯車37がスリーブ34に回転しないように取付けられている。変速軸38がカム軸32と平行に設けられ、その右端に固定した歯車39がカム軸32に固定した歯車40に咬み合っている。2段の変速歯車41が変速軸38に回転自在に設けられ、横移動歯車37が右に移動すると、その大歯車が変速歯車41の小歯車に咬んでこれが高速で回転し、横移動歯車37が左に移動するとその小歯車が変速歯車41の大歯車に咬んでこれが低速で回転するように出来ている。移動クラッチ42が変速軸38に回転しないように取付けられ、ばね43で左に押されて左側面の爪44が変速歯車41の右側面の爪45に咬むようになっている。傾斜したカム46が移動クラッチ42の筒部に設けられ、ばね47で押し出されたピン48の先がこれに係合すると、カム46の回転にともなって移動クラッチ42がばね43に抗して右に移動し、爪44が爪45から離れてこの間で動力伝達が「切り」となり、そのピン48が引かれて先がカム46から離れると、移動クラッチ42がばね43で左に押し動かされ、この間の動力伝達がたちどころに「入り」となる。すなわち、移動クラッチ42とピン48などで定位置停止クラッチ49が構成され、ピン48が引かれてその先がカム46から離れると、たちどころに動力伝達が開始されるが、ばね47で押されたピン48の先がカム46側に移動したときは、このカム46が回転して所定の位置に到達したときに動力伝達が断たれる。そして、後述の苗植具74の先が上下に長い長円軌道Aで旋回し、上記のようにして動力伝達が断たれると、その先が、地面よりも高い一定の位置に来た所で停止するように設定される。
【0014】
チェンケース50が植付ケース8の左側面から斜前上に伸び、リードカム51がその上端の右に設けられている(図1および図3)。変速軸38に固定された歯輪52とリードカム51に固定された歯輪53にチェン54が巻き掛けられ、左右に移動自在に支えられた前記の苗載台28がリードカム51の回転で左右に往復駆動されるように出来ている。なお、苗載台28の下面に平ベルト55が設けられ、苗載台28が左端および右端に到達すると、カム軸32のカム56がラチェットレバー(図示していない)を押し回し、平ベルト55が時計方向(図1)に回動する。
【0015】
上から見てV字型をした作溝器57がリンク58の後部に設けられ、カム軸32のカム59で間欠的に押し下げられ、下端で圃場に突入して苗を移植する溝を作るようになっている。小判型の第1旋回ケース60の下端が傾斜フレーム9の右側に取付けられ、これと一体の歯輪61と変速軸38に固定された歯輪62にチェン63が巻き掛けられて時計方向(図1)に回転するようになっている。小判型の第2旋回ケース64の一端が第1旋回ケース60の先端の右側に取付けられ、これと一体の小歯車65が傾斜フレーム9と一体の大歯車66に中間歯車67を介して咬み合っている。そして、大歯車66の歯数が小歯車65の歯数の2倍に作られ、第1ケース60が時計方向に回転すると、第2旋回ケース64がその2倍の速さで反時計方向に回転し、第1旋回ケース60が上下に向くと第2旋回ケース64がさらに上下に伸び、前者が前後に向くと後者が折りたたまれるようにして後前に向く。また、後者が前者よりも若干長く出来ていて、上記のように旋回すると、後者の先端が上下に長い長円軌道を画く。
【0016】
スリーブ68が第2旋回ケース64の他端から右に伸び、これに苗植ケース69が回転自在に取付けられている。苗植軸70が苗植ケース69に固定され、これがスリーブ68内を通って第2旋回ケース64内に伸び、その端に歯車71が固定されている。第1旋回ケース60に固定された歯車72が中間歯車73を介して歯車71に固定され、第1旋回ケース60と第2旋回ケース64が上記のように回転するとき、苗植ケース69が同じ姿勢を保って旋回するように出来ている。
【0017】
苗植具74が左右一対の板で作られて苗植ケース69に下向きに取付けられ、スリーブ68と一体のカム75が苗植ケース69に対して回転すると、開閉するようになっている。すなわち、苗植具74の先端は、上下に長い長円軌道Aで旋回し、下降の途中で苗取口26を通るときに左右の板が閉じてその上の一株分の苗を取り出し、下端において開いてその苗を作溝器57が作った溝に移植する。
【0018】
一対の鎮圧輪76が作溝器57の後に配置され、苗が移植されたあとの上記の溝を埋め戻し、軽く鎮圧するようになっている。苗植具74の間欠作動装置99が植付ピッチが調節できるように構成される。すなわち、円板77が植付歯車箱6の右で横軸30と一体に設けられて回転している(図3,図4および図5)。支軸78が円板77の中心から右に伸び、これに筒79が回転自在に取付けられている。断面がU字型の受板80が筒79に固定され、支軸78に直交する案内軸81がこの受板80で両端が支えられている。リング状の係合溝82を有する従動ローラ83が案内軸81に移動自在に取付けられ、ばね84で筒79が円板77側に押され、従動ローラ83の外周が円板77の側面に押し当てられ、その回転を受けて案内軸81の回りに回転している。雄ねじ85を有する調節棒86が案内軸81と平行に受板80支えられ、先が係合溝82に係合しているシフタ87のスリーブ88にその雄ねじ85がねじ込まれ、後端のハンドル89(図1)でこの調節棒86を回すと、従動ローラ83が前後に移動し、その回転数が減少したり増加するようになっている。受板90とその後のアーム91がばね92で前に押されるようにしてスリーブ88に取付けられ、アーム91の左端が従動ローラ83の後面の突子93に当る位置に配置されている。このアーム91は、ばね94で反時計方向に引き戻されている(図5)。クラッチアーム95がアーム91から上に突出し、その突端とピン48がワイヤ96で連結されている。そして、従動ローラ83が回転すると、突子93がアーム91の左端をはね上げ、クラッチアーム95がワイヤ96を引き、ピン48の先がカム46から離れ、爪44が爪45に咬んで定位置停止クラッチ49が「入り」となり、苗植具74が旋回を始める。従動ローラ83の回転がこれから進むと、アーム91が突子93から離れ、ばね94がクラッチアーム95を引き戻し、ワイヤ96が緩んでピン48の先がばね47でカム46側に押し出され、これが所定の位置まで回転すると爪44が爪45から離れ、定位置停止クラッチ49が「切り」となり、苗植具74が所定の位置に来た所で停止する。この定位置停止クラッチ49による伝達動力の「入り」「切り」は、従動ローラ83の1回転ごとに行われ、苗植具74が長円軌道Aを通って1回旋回したのち、動力伝達「切り」の間で休止時間を取り、つづいてつぎの1回の旋回を始め、これを繰り返す。また、オペレータがハンドル89を回転すると従動ローラ83が前後に移動し、その回転数が増減する。すると、定位置停止クラッチ49による動力伝達の「入り」「切り」の回数、ひいては苗植具74の上記の休止時間が拡縮し、その結果的には植付ピッチが増減する。
【0019】
苗植具74の連続作動装置100がつぎのように構成されている。連続作動レバー97(図1)がハンドル10に設けられ、これを時計方向に操作すると、ワイヤ98がアーム91(図5)を時計方向に引き回し、その先を突子93の回転軌道から引き離すようになっている。連続作動レバー97をこのように操作すると、クラッチアーム95がワイヤ96を引き、ピン48がカム46から離れ、定位置停止クラッチ49が動力伝達の「入り」を継続し、苗植具74が連続して旋回する。すると、植付ピッチが最も小さくなる。
【0020】
植付クラッチ101がつぎのように構成される。植付クラッチレバー102(図1)がハンドル10に設けられ、これと前記の受板90がワイヤ103で連結されて、植付クラッチレバー102を時計方向に操作すると、ワイヤ103が受板90をばね92に抗して後に引き寄せ、アーム91の下端が後に移動して突子93から離れるように出来ている。すなわち、植付クラッチレバー102を操作して、アーム91を突子93から引き離すと、突子93が回転してもアーム91が作動しないので、定位置停止クラッチ49による伝達動力の「切り」が継続される。
【0021】
車輪15に対する伝動装置が図6のように構成されている。エンジン4の動力で回転するクラッチ歯車104が主歯車箱3内に設けられ、一対のクラッチ軸105がこれから左右に伸びている。左右一対のサイドクラッチ106がそれぞれのクラッチ軸105の内端部に取付けられ、それぞれの内側の爪がクラッチ歯車104の側面の爪に咬み合い、ハンドル10の左右に設けたサイドクラッチレバ107(図1)を引くとワイヤ108が対応するサイドクラッチ106を外に引き寄せ、クラッチ歯車104からクラッチ軸105に伝達される動作を断つようになっている。一対のクラッチ軸105の外端にそれぞれの第1ケース12内において歯輪109が固定されている。1対の中間軸110がそれぞれの第1ケース12と第2ケース13に渡って設けられ、外端に固定した歯輪111と上記の歯車109にチェン112が巻き掛けられている。左右の第2ケース13は、下端で接続して一体に構成され、その下端に左右一対の車輪駆動軸16が設けられている。それぞれの中間軸110に固定された歯車113が中間歯車114を介してそれぞれの車輪駆動軸16に固定された歯車115に咬み合っている。それぞれの車輪駆動軸16の外端は、チェンケース14内に伸び、その外端に固定された歯輪116とチェンケース14の下端の車軸117(図1および図2)に固定された歯輪(図示していない)にチェン118が巻き掛けられている。
【0022】
従って、エンジン4の動力は、クラッチ歯車104で左右に分配され、それぞれのサイドクラッチ106,クラッチ軸105,歯輪109,チェン112,歯輪111,中間軸110,歯車113,中間軸114,歯車115,車輪駆動車16,歯輪116,チェン118,歯輪および車軸117をこの順序に伝わってそれぞれの車輪15に到達する。そして、所望のサイドクラッチレバ107を握ると、ワイヤ108が引かれ、サイドクラッチ106が外に移動してその爪がクラッチ歯車104の爪から離れ、この間で上記の動力伝達が断たれて車輪15の回転が停止する。
【0023】
それぞれの中間軸110の内端が第2ケース13から突出し、突端にブレーキドラム119が固定されている。ブレーキドラム119は、第2ケース13に固定したカバー120で被われている。ばね121(図7)で引き寄せられてブレーキドラム119の内面から離れるようにそれぞれ一対のシュー122が設けられている。レバー123を引くと、カム124がシュー122を押し開き、その外周がブレーキドラム119の内面に押し当てられ、ブレーキドラム119の回転に制動を与えるように出来ている。サイドクラッチレバ107は、上記のように握って動力伝達を断ったのち、更に深く握ると、ワイヤ108がレバー123を引き回し、ブレーキドラム119に制動が与えられるように連結される。すると、所望の側の車輪15の回転が停止したのち、その車輪15にブレーキが働き、その車輪15がつき回りすることなく停止し、走行車体1が円滑に旋回する。上記の構成によると、制動装置が中間軸の内端に設けられるので、これを設けることにより、車輪15のトレッドが広くなるおそれがない。
【0024】
なお、ハンドル10に爪125を設け、上記のように深く握ったサイドクラッチレバー107が掛け止められるようにすると、これが駐車ブレーキとなる。図1および図2のように予備苗載台126を設けることができる。すなわち、前上りに傾斜した苗載台28に、その中間から後上りの伸びるように予備苗載台126が固定され、機体後方からの苗補給を可能にしている。苗載台28の平ベルト55の前にベルト127が設けられている。左右一対のベルト128が予備苗載台126に設けられ、レバー130を押し引きすると、ベルト128とベルト127の上面が前向きに回転し、その上に載せている予備の集団苗を苗載台28の前部に繰り出すようになっている。また、ベルト128の上面が上に突出するように苗取板129に穴を設け、すくい取った集団苗が載った苗取板129を予備苗載台の上に置くことができる。すると、苗取板129を抜き取ることなく、予備の集団苗を苗載台28に供給できて苗のくずれが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した苗植機の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】その1部の伝動機構図。
【図4】その1部の拡大した平面図。
【図5】その1部の背面図。
【図6】その1部の伝動機構図。
【図7】その1部の側面図。
【符号の説明】
1 走行車体
2 苗植装置
4 エンジン
15 推進装置
49 定位置停止クラッチ
74 苗植具
91 アーム
93 突子

Claims (1)

  1. エンジン4の動力で駆動される推進装置15を備えた走行車体1にそのエンジン4の動力で駆動される苗植具74を備えた苗植装置2が設けられ、「切り」にすると苗植具74が略一定の位置に来た所で動力伝達が「切り」になる定位置停止クラッチ49がエンジン4と苗植装置2の間に設けられ、回転する突子93と該突子93に当たって揺動動作して定位置停止クラッチ49を「入り」「切り」操作するアーム91とを備えて前記突子93が所定時間おきに前記アーム91に当たって定位置停止クラッチ49を所定時間おきに「入り」状態に作動させる間欠作動装置99が設けられると共に、前記アーム91を前記突子93に当たらない位置で且つ定位置停止クラッチ49を「入り」操作する位置に移動して定位置停止クラッチ49を常時「入り」状態とすることが可能な連続作動装置100が設けられている苗植機。
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