JP3637634B2 - 位置センサ - Google Patents

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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は位置センサに係り、詳しくは、磁気抵抗素子を用いた位置センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気抵抗素子を利用したギヤ接近方式の回転センサが、特開平3−195970号公報にて開示されている。このセンサは、図24に示すように、基板31に磁気抵抗素子32が蒸着されている。この基板31がバイアス磁石33の着磁面33aに垂直に取り付けられている。この基板31(磁気抵抗素子)が磁性体よりなるギヤ34に対し対向配置され、バイアス磁石33からギヤ34に向けてバイアス磁界を発生させる。そして、ギヤ34の回転に伴いバイアス磁界の変化(磁気ベクトルBの向きの変化)を抵抗変化として検出する。つまり、ギヤ34における1つの歯34aが基板31(磁気抵抗素子32)の前方を通過するたびに磁気ベクトルBの向きが変化し、それを電気信号(正弦波信号あるいは矩形波信号)として取り出すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この回転センサにおいては回転停止時にはその回転位置を知ることはできない。つまり、ギヤ34が回転している間は随時回転角を検出しているが、回転停止時においてはその回転位置(回転角)が不明である。
【0004】
その結果、この回転センサを多気筒ガソリンエンジンの点火時期制御システムにおける気筒判別センサとして用いた場合には不具合が生じる。つまり、図25に示すように、気筒判別センサはクランクシャフトあるいはカムシャフトに設けられるものであって、このシャフトにおける所定角度に突起(歯)を有するギヤが設けられ、所定角度(所定クランク角)毎に気筒判別信号G1,2を出力するものであるが、シャフトの停止時には回転角が不明であり、エンジン始動開始後のギヤの回転開始後にギヤの歯が通過した際に初めて気筒が判別できる。従って、気筒の判別により開始される点火が遅くなり、図25における第1気筒と第2気筒においては点火遅れが発生してしまい、この気筒内に溜まった未燃ガソリンが排出されてしまうという問題があった。尚、図25においてエンジン始動開始直後の気筒判別信号はスタータ駆動に伴うバッテリ電圧低下による誤検出防止のために無効化(マスキング)される。
【0005】
このように、従来の回転角センサにおいては、ギヤの回転に伴う磁気ベクトルの向きの変化を検知するという方式をとっていたがために、静止状態での回転位置を検出することができず、多気筒ガソリンエンジンの点火時期制御システムにおける気筒判別センサとして用いた場合などにおいては、エンジン始動時の点火遅れを招いてしまうので、エンジン停止時においても気筒判別が可能なセンサが望まれている。
【0006】
そこで、この発明の目的は、回転体の静止状態においても回転位置を容易に検出することができる位置センサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、回転体に固定され、回転体の軸に直交する面における所定の回転角範囲に配置された磁性材料よりなる半円形状をなす歯と、前記回転体の軸に直交する方向から前記回転体に向けてバイアス磁界を発生するバイアス磁石と、前記回転体の軸方向において前記半円形状をなす歯の設置位置とはズレた位置での前記バイアス磁界中に設けられ、前記回転体の軸方向での磁気ベクトルの向きを検出する磁気抵抗素子とを備えた位置センサをその要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項に記載の位置センサにおいて、前記半円形状をなす歯は2枚よりなり、かつ、異なる角度に設けられている位置センサをその要旨とする。
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の位置センサにおいて、前記磁気抵抗素子は、前記回転体の軸を含む面内において、前記回転体の軸に直交する方向に対し略45度傾けて配置されている位置センサをその要旨とする。
【0010】
請求項に記載の発明は、回転体に固定され、回転体の軸に直交する面において回転体の軸心と同心の所定の半径を有し所定の回転角範囲に配置された磁性材料よりなる半円環状をなす突条と、前記回転体の軸と平行な方向から前記半円環状をなす突条に向かうバイアス磁界を発生するバイアス磁石と、前記回転体の径方向において前記半円環状をなす突条の設置位置とはズレた位置での前記バイアス磁界中に設けられ、前記回転体の径方向での磁気ベクトルの向きを検出する磁気抵抗素子とを備えた位置センサをその要旨とする。
【0011】
求項に記載の発明は、請求項に記載の位置センサにおいて、前記半円環状をなす突条は2つよりなり、かつ、異なる角度に設けられている位置センサをその要旨とする。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の位置センサにおいて、前記磁気抵抗素子は、前記回転体の軸を含む面内において、前記回転体の軸に平行な方向に対し略45度傾けて配置されている位置センサをその要旨とする。
【0013】
【作用】
請求項1に記載の発明によれば、磁気抵抗素子が回転体の軸方向での被検出対象の設置位置とはズレた位置においてバイアス磁界中に設けられる。そして、バイアス磁界の磁気ベクトルの向きが磁気抵抗素子にて検出される。この際、被検出対象が回転体の軸に直交する面における所定の回転角範囲に配置されているので、この被検出対象に磁気ベクトルが向くと、それが磁気抵抗素子にて検出される。つまり、回転角によって磁気ベクトルが回転体の軸と平行な方向に振れ、それが磁気抵抗素子によって検出される。よって、回転体が静止状態でも所定の回転角範囲にあることが検出される。
【0014】
特に、請求項に記載の発明によれば、1回転360度のうちの半分の角度が半円形状をなす歯により検出される。請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の作用に加え、半円形状をなす歯が2枚あり、かつ、異なる角度に設けられていることにより、1回転360度のうちの半分の角度毎に磁気ベクトルの向きが変わり、それが磁気抵抗素子にて検出される。よって、半円形状をなす歯が1枚のみの場合よりも磁気ベクトルの振れ角が大きくなる。
【0015】
請求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、磁気抵抗素子は、回転体の軸を含む面内において回転体の軸に直交する方向に対し略45度傾けて配置されていることにより、回転体の回転に伴った被検出対象の回転による磁気ベクトルの向きの変化が感度よく検出される。
【0016】
請求項に記載の発明によれば、磁気抵抗素子が回転体の径方向において被検出対象の設置位置とはズレた位置でのバイアス磁界中に設けられる。そして、バイアス磁界の磁気ベクトルの向きが磁気抵抗素子にて検出される。この際、被検出対象が回転体の軸に直交する面における所定の回転角範囲に配置されているので、この被検出対象に磁気ベクトルが向くと、それが磁気抵抗素子にて検出される。つまり、回転角によって磁気ベクトルが回転体の径方向に振れ、それが磁気抵抗素子によって検出される。よって、回転体が静止状態でも所定の回転角範囲にあることが検出される。
【0017】
特に、請求項に記載の発明によれば、1回転360度のうちの半分の角度が半円環状をなす突条により検出される。請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の作用に加え、半円環状をなす突条が2つあり、かつ、異なる角度に設けられていることにより、1回転360度のうちの半分の角度毎に磁気ベクトルの向きが変わり、それが磁気抵抗素子にて検出される。よって、半円環状をなす突条が1つのみの場合よりも磁気ベクトルの振れ角が大きくなる。
【0018】
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の作用に加え、磁気抵抗素子は、回転体の軸を含む面内において回転体の軸に平行な方向に対し略45度傾けて配置されていることにより、回転体の回転に伴った被検出対象の回転による磁気ベクトルの向きの変化が感度よく検出される。
【0019】
【実施例】
(第1実施例)
以下、この発明を具体化した第1実施例を図面に従って説明する。
【0020】
図1には回転位置センサの斜視図を示す。図2には図1のA方向から見た図(側面図)を示し、図3には図1のB方向から見た図(平面図)を示す。
回転体としての棒状の回転シャフト1には、半円形状の板材よりなる2枚の半円状歯2,3が固定されている。この2枚の半円状歯2,3は磁性材料よりなり、被検出対象となる。両半円状歯(半円形状の板材)2,3は、回転シャフト1の軸に直交する面において180度の回転角範囲に配置されるとともに、図3に示すように、回転シャフト1の軸方向において所定間隔(ピッチ)Pだけ離間して配置されている。さらに、両半円状歯(半円形状の板材)2,3は、図1でのA方向(軸方向)から見て重ならないように配置されている。つまり、異なる回転角範囲に設けられている。
【0021】
一方、回転シャフト1の軸に直交する方向に離間してセンサ本体4が取り付けられている。センサ本体4は、永久磁石よりなるバイアス磁石5と、磁気抵抗素子6a,6bが配置された基板7とを備えている。バイアス磁石5は円柱形状をなし、その一面5aがN極に着磁されるとともに他方の面5bがS極に着磁されている。バイアス磁石5は回転シャフト1と同じ高さに配置されるとともに、バイアス磁石5のN極着磁面5aが回転シャフト1に向いている。そして、バイアス磁石5は回転シャフト1の軸に直交する方向から回転シャフト1に向けてバイアス磁界を発生する。
【0022】
バイアス磁石5におけるN極着磁面5aには、長方形の基板7の一端面が接着されている。この基板は横にした状態で配置され、かつ、基板7と回転シャフト1とは同じ高さに配置されている。基板7の表面には、2つの磁気抵抗素子6a,6bが蒸着にて形成されている。図4に示すように、磁気抵抗素子6a,6bは帯状をなし、直線的に延びている。磁気抵抗素子6a,6bは、バイアス磁石5から発生する磁気ベクトルBに対しそれぞれ略プラス・マイナス45度で一対配置されている。つまり、磁気抵抗素子6a,6bは回転シャフト1の軸に直交する方向に対し略45度傾けて配置されている。さらに、磁気抵抗素子6a,6bは、図3に示すように、回転シャフト1の軸方向での2枚の半円状歯2,3の設置位置の中間位置における回転シャフト1の軸に直交する方向に配置されている。即ち、磁気抵抗素子6a,6bは回転シャフト1の軸方向での半円状歯2,3の設置位置とはズレた位置において回転シャフト1の軸に直交する面でのバイアス磁界中に配置されている。又、回転シャフト1の軸に直交する方向において半円状歯2,3と基板7とは所定の間隔(エアギャップ)Gだけ離間している。
【0023】
ここで、バイアス磁界の磁気ベクトルは、回転シャフト1の回転に伴った半円状歯2,3の回転によって回転シャフト1の軸方向に振れるように変化するものである。つまり、本実施例のように、磁気ベクトルが振れる面に磁気抵抗素子パターンの形成面を配置した場合には、加えられるバイアス磁界の変化(磁気ベクトルの向きの変化)による抵抗変化は、特開平3−195970号公報において図3にて示されているように、磁気抵抗素子の周りの角度が180度の周期で正弦波状に変化する。より詳しくは、帯状の磁気抵抗素子6a,6bの延設方向(帯状の長辺の延設方向)を0度とすると、磁気ベクトルの向きが0度から90度の方向(直角方向)に変化するにつれて、抵抗値は単調的に減少し、磁気ベクトルの向きが90度付近で抵抗値は最小値にて飽和し、磁気ベクトルの向きが90度から180度に変化するにつれて、抵抗値は単調的に上昇し、磁気ベクトルの向きが180度付近で最大値にて飽和する。従って、帯状の磁気抵抗素子6a,6bの延設方向に対して磁気ベクトルの向きが45度の方向を中心に0度方向と90度方向に変化させるときには、最大の抵抗値変化が得られる。
【0024】
よって、図4に示されるように、磁気ベクトルの向きが半円状歯2,3によって回転シャフト1の軸に対して直交する方向(図で実線で示すベクトルBの向き)を中心に±θの範囲で変化する位置に磁気抵抗素子6a,6bを配置し、さらに回転シャフト1の軸に対して直交する方向(図で実線で示すベクトルBの向き)に対して45度の方向に傾けて配置した場合には、磁気ベクトルは磁気抵抗素子6a,6bに対して45度を中心に±θの範囲で振れるようになる。従って、感度の良いセンサを提供できる。さらに、本実施例のように、磁気抵抗素子を2つ用いて、6a,6bのように互いのなす角が90度の場合には、抵抗変化の方向が互いに異なるため、全体として抵抗変化が大きくなり、非常に感度の高いセンサとなる。
【0025】
ここで、図1に示す状態において回転角を次のように定義する。基板7の表面にてなす面(即ち、磁気抵抗素子6a,6bによる磁気ベクトル検出面方向)に対し上側に半円状歯3が位置し、下側に半円状歯2が位置し、かつ、両磁気抵抗素子6a,6bの中心線Lに対し左側の空間に半円状歯2が位置し、右側の空間に半円状歯3が位置している。この状態において、回転シャフト1の上向きの位置を基準角として回転角0度が与えられている。そして、回転シャフト1は反時計回りに回転する。
【0026】
図5には、回転位置センサの電気的構成を示す。
2つの磁気抵抗素子6a,6bが直列に接続され、ブリッジ回路となっている。この直列回路の一端には電源電圧Vcc(5ボルト)が印加されるとともに他端は接地されている。直列回路における2つの磁気抵抗素子6a,6bの間の接続点aはアンプ8を介してコンパレータ9の一方の入力端子と接続されている。コンパレータ9の他方の入力端子には比較電圧発生源10が接続されている。そして、アンプ8にて接続点aにおける電圧が増幅され、この増幅された電圧がコンパレータ9にて比較電圧発生源10による比較電圧と比較されて、その大小関係によりハイ・ローレベルの信号が出力される。
【0027】
次に、このように構成した回転位置センサの作用を説明する。
まず、基本原理を説明すると、磁気抵抗素子6a,6bにおいては磁気ベクトルBの角度を検出できるという特性を利用するものである(特に、45度に配置した場合にはより好ましいものとなる)。つまり、図7,8に示すように、回転シャフト1の回転角が0度から180度の間にあると半円状歯2が磁気抵抗素子6a,6bの左側に接近した状態で位置することになり、磁気ベクトルBの向きとしては左向きになる。一方、図9,10に示すように、回転シャフト1の回転角が180度から360度の間にあると半円状歯3が磁気抵抗素子6a,6bの右側に接近した状態で位置することになり、磁気ベクトルBの向きとしては右向きになる。この磁気ベクトルBの向きの変化を磁気抵抗素子6a,6bにて検出する。
【0028】
尚、図7,8には回転シャフト1が基準位置から90度回転した状態(回転角90度の状態)を、図9,10には回転シャフト1が基準位置から270度回転した状態(回転角270度の状態)を示す。
【0029】
より詳細に説明すると、図1,2,3に示す状態においては基板7の表面にてなす面(即ち、磁気抵抗素子6a,6bによる磁気ベクトル検出面方向)には両方の半円状歯2,3のいずれも接近した状態で存在する。この状態から反時計回りに回転シャフト1が回転し始めると、図7,8に示すように、基板7の表面にてなす面(即ち、磁気抵抗素子6a,6bによる磁気ベクトル検出面)には半円状歯2が接近した状態で位置し、磁気ベクトルBの向きとしては左側に振れる。すると、図4に示すように、磁気ベクトルBは左向き、即ち、振れ角θとしてはマイナスの値をとり、図6に示すように、振れ角θに応じて磁気抵抗素子6a,6bの抵抗値が変化してブリッジ回路の出力電圧(図5の接続点aでの電圧)としては2.5ボルト以下となる。その結果、コンパレータ9の出力はローレベルとなる。このように、回転シャフト1の回転角が0度から180度の間にあると半円状歯2が磁気抵抗素子6a,6bの左側に接近した状態で位置することになり、磁気ベクトルBの向きとしては左向きになり、コンパレータ9の出力はローレベル信号となる。
【0030】
さらに、回転シャフト1が180度を越えて回転すると、図9,10に示すように、基板7の表面にてなす面(即ち、磁気抵抗素子6a,6bによる磁気ベクトル検出面)には半円状歯3が接近した状態で位置し、磁気ベクトルBの向きとしては右側に振れる。すると、図4に示すように、磁気ベクトルBは右向き、即ち、振れ角θとしてはプラスの値をとり、図6に示すように、ブリッジ回路の出力電圧(図5の接続点aでの電圧)としては2.5ボルト以上となる。その結果、コンパレータ9の出力はハイレベルとなる。このように、回転シャフト1の回転角が180度から360度の間にあると半円状歯3が磁気抵抗素子6a,6bの右側に位置することになり、磁気ベクトルBの向きとしては右向きになり、コンパレータ9の出力はハイレベル信号となる。
【0031】
そして、回転シャフト1が停止(静止)した時においても、基板7の表面にてなす面(即ち、磁気抵抗素子6a,6bによる磁気ベクトル検出面)にはいずれかの半円状歯2,3が右側あるいは左側に接近した状態で位置し、右向きあるいは左向きの磁気ベクトルBを磁気抵抗素子6a,6bにて検出することができる。
【0032】
この回転位置センサを多気筒ガソリンエンジンの点火時期制御システムの気筒判別センサとして用いることができる。つまり、図1における回転シャフト1を多気筒ガソリンエンジンのカムシャフト(あるいはクランクシャフト)とする。そして、カムシャフト(あるいはクランクシャフト)の回転角を検出することにより、気筒の判別に用いる。
【0033】
この場合においては、図11に示すように、エンジン始動の際に、カムシャフト(あるいはクランクシャフト)の静止状態での気筒が検出でき、エンジン始動開始直後に点火を行わせることができることとなる。つまり、図25を用いて説明した従来方式のセンサでは、エンジン始動開始後には第1気筒と第2気筒において点火遅れが発生するが、本実施例のセンサを用いると、エンジン始動開始直後に第1気筒と第2気筒において点火を行わせることができる。その結果、未燃ガソリンの排出を防止できる。
【0034】
より詳しくは、4サイクルエンジンでは、吸入・圧縮・膨張・排気を行うとクランクシャフトは2回転し、カムシャフトは1回転する。従って、クランクシャフトに設けられたセンサにて気筒判別信号を得ても、その気筒が吸入・圧縮行程なのか、膨張・排気行程なのかは、判断できない。そこで、カムシャフトに設けたセンサから気筒判別信号(図25でG1,G2で示す)を用いてどちらの行程なのかを判別することが可能となる。しかしながら、図25に示される従来方式ではカムシャフトに設けたセンサにおいても、気筒判別信号(パルス信号)が得られるまでは、気筒の状態を判別することができず、エンジン始動時の未燃ガスが排出されてしまっていた。これに対し、本実施例のセンサをカムシャフトに設けることにより、エンジン始動直後に気筒判別可能となり、未燃ガスの排出を最小限に抑えることができる。
【0035】
次に、各種の実験を行ったので、その結果を説明する。
図12には、図3において基板7の先端面と半円状歯2,3との間隔(エアギャップ)Gを0mmとし、半円状歯2と半円状歯3との軸方向の間隔(ピッチ)Pを5mmとしたときのブリッジ回路の出力(図5の接続点aでの出力)を示す。
【0036】
又、図13には、半円状歯間隔(ピッチ)Pを0.5mm、1.0mm、2.0mm、3.0mm、5.0mm、10.0mmと変えた場合における基板7の先端面と半円状歯2,3との間隔(エアギャップ)Gに対するブリッジ回路の出力振幅(図5の接続点aでの出力振幅)を示す。さらに、同図において磁気抵抗変化率ΔR/Rを縦軸にとっている。この図13から、エアギャップGの使用領域であるG=1mm〜2mmにおいてどの半円状歯間隔(ピッチ)Pとしても十分な出力振幅および磁気抵抗変化率ΔR/Rを得ることができるが分かった。
【0037】
ここで、エアギャップGの使用領域をG=1mm〜2mmとしたのは、次の理由による。センサ本体4の先端側(基板7の先端面)はキャップ材で覆われることとなり、このキャップ材の厚みを1mmと考えると、エアギャップGとして1mm以上必要となる。又、センサ本体4(バイアス磁石5および基板7)の取付け公差を1mmとする。これらのことを考慮して、エアギャップGの使用領域をG=1mm〜2mmとした。
【0038】
次に、センサ本体4の取付けズレによる影響を調べた。ここで、取付けズレとして、(1)図3において▲1▼にて示すように、回転シャフト1の軸方向におけるセンサ本体4の取付けズレ、(2)図2において▲2▼にて示すように、回転シャフト1の軸に直交する面での上下方向におけるセンサ本体4の取付けズレ、(3)図1において▲3▼にて示すように、センサ本体4の回転方向における取付けズレ、(4)図3において▲4▼にて示すように、センサ本体4の首振りによる取付けズレをその対象とした。
【0039】
この実験は半円状歯間隔Pを0.5〜10mmとし、エアギャップGを0〜4mmとした。又、図1に示すように、直交3軸系座標として、回転シャフト1の軸方向をX軸とし、回転シャフト1の軸に直交する面における上下方向をY方向とし、残りの軸をZ軸とした。
【0040】
そして、取付けズレとして許容される範囲として、図14に示すように、出力振幅をd、50%振幅での電圧(中点電圧)をV0.5 とし、さらに、取付けズレが無いときのV0.5 値と取付けズレが有ったときのV0.5 値とのズレ量をΔV0.5 としたときにおいて、
0.4・d>ΔV0.5 ・・・(1)
を満足するか否かを調べた。
【0041】
その結果を、図15〜図20に示す。図15においては半円状歯間隔P=0.5mm、かつ、エアギャップP=1mmとP=2mmにおける各取付けズレに対する前記(1)式を満たさない領域をハッチングにて示している。同じく、図16においては半円状歯間隔P=1.0mmのときを、図17においては半円状歯間隔P=2.0mmのときを、図18においては半円状歯間隔P=3.0mmのときを、図19においては半円状歯間隔P=5.0mmのときを、図20においては半円状歯間隔P=10.0mmのときを、それぞれ示す。
【0042】
又、図15〜20において、本発明者が実際にセンサを使用するにあたり必要とされるであろう目標公差を記入するとともに、その目標公差がハッチングの無い領域(許容範囲内)にあるか否か判定し、その判定結果を○、△、×として示した。
【0043】
尚、図15〜20においては、センサの上限作動温度(上限雰囲気温度)を150℃している。
これらの図からハッチングの無い領域が広い方が、取付けのズレとして許容される範囲が広く、実用性に優れていると判定することができる。その結果、半円状歯間隔Pは3.0〜5.0mmが最適であることが分かった。
【0044】
このように本実施例では、回転シャフト1(回転体)に固定され、回転シャフト1の軸に直交する面における所定の回転角範囲に配置された磁性材料よりなる半円状歯2,3(被検出対象)と、回転シャフト1の軸に直交する方向から回転シャフト1に向けてバイアス磁界を発生するバイアス磁石5と、回転シャフト1の軸方向での半円状歯2,3の設置位置とはズレた位置においてバイアス磁界中に設けられ、回転シャフト1の軸方向での磁気ベクトルの向きを検出する磁気抵抗素子6a,6bとを備えた。よって、半円状歯2,3が回転シャフト1の軸に直交する面における所定の回転角範囲に配置されているので、この半円状歯2,3に磁気ベクトルが向くと、それが磁気抵抗素子6a,6bにて検出される。つまり、回転角によって磁気ベクトルが回転シャフト1の軸方向に振れ、それが磁気抵抗素子6a,6bによって検出される。その結果、回転シャフト1が静止状態でも所定の回転角範囲にあることが検出される。このように、回転シャフト1の静止状態においても回転位置を容易に検出することができる。
【0045】
又、被検出対象は半円形状をなす歯(半円状歯2,3)により構成したので、1回転360度のうちの半分の角度を半円状歯2,3により検出することができる。
【0046】
さらに、半円状歯2,3は異なる角度に設けられた2枚よりなり、両歯2,3は回転シャフト1の軸方向に離間して配置し、磁気抵抗素子6a,6bは回転シャフト1の軸方向における両歯2,3の間に向けて配置したので、歯が1枚のみの場合よりも磁気ベクトルの振れ角が大きくなり、検出精度を上げることができる。
【0047】
さらには、磁気抵抗素子6a,6bは、回転シャフト1の軸を含む面内において、回転シャフト1の軸に直交する方向に対し略45度傾けて配置したので、磁気ベクトルの向きの変化を感度よく検出することができる。
【0048】
本実施例の応用としては、上記実施例では半円状歯2,3を2つ設けたが、一つのみでもよい。つまり、例えば、図1〜図3における半円状歯2を取り外し半円状歯3のみを配置する。この場合には、磁気抵抗素子6a,6bの磁気ベクトル検出面においては、回転角が0〜180度の間は半円状歯が接近した状態で存在しないので、磁気ベクトルBの向きは正面となり、回転角が180〜360度の間は半円状歯3が接近した状態で位置するので、磁気ベクトルBの向きは右向きとなる。
(第2実施例)
次に、第2実施例を第1実施例との相違点を中心に説明する。
【0049】
図21には回転位置センサの斜視図を示す。図22には図21のC方向から見た図(正面図)を示し、図23には図21のD方向から見た図(側面図)を示す。
【0050】
前記第1実施例では回転シャフト1の軸から直交する方向にセンサ本体4を配置していたが、本実施例では回転シャフト1の軸に平行な方向にセンサ本体4を配置している。
【0051】
以下、詳細に説明する。
回転シャフト1にはその軸に直交する面に円板11が固定されている。この円板11の一面には2本の半円環状突条12,13が延設されている。半円環状突条12,13は磁性材料よりなる薄板材にて構成され、被検出対象となる。半円環状突条12は、その半径がr1であり、180度にわたり延びている。又、半円環状突条13は、その半径が前記半円環状突条12の半径r1よりも小さな半径r2であり、180度にわたり延びている。半円環状突条12,13は回転シャフト1の軸心と同心の位置に配置され、かつ、基準位置に対し回転角が0〜180度までは半円環状突条12が配置され、基準位置に対し回転角が180〜360度までは半円環状突条13が配置されている。このように、半円環状突条12,13は回転シャフト1の径方向に距離P(≒r1−r2)だけ離間して配置されている。
【0052】
又、回転シャフト1の軸と平行にセンサ本体4(磁気抵抗素子6a,6b、基板7およびバイアス磁石5)が配置されている。つまり、回転シャフト1の軸と平行な方向から回転シャフト1の径方向における半円環状突条12,13の設置位置の中心に向かってバイアス磁界が発生するようにバイアス磁石5が配置されている。又、基板7が上下方向に延びるように設けられ(立てた状態で配置され)、基板7の表面の磁気抵抗素子6a,6bがバイアス磁界中に配置されている。この磁気抵抗素子6a,6bにより回転シャフト1の径方向の磁気ベクトルBの向きの変化を検知することができるようになっている。
【0053】
そして、回転シャフト1の回転角が0度から180度の間は、基板7の表面にてなす面(即ち、磁気抵抗素子6a,6bによる磁気ベクトル検出面)には半円環状突条13が接近した状態で位置し、磁気ベクトルBの向きとしては下側に振れる(図22でB1で示す)。又、回転シャフト1の回転角が180度から360度の間は、基板7の表面にてなす面(即ち、磁気抵抗素子6a,6bによる磁気ベクトル検出面)には半円環状突条12が接近した状態で位置し、磁気ベクトルBの向きとしては上側に振れる(図22でB2で示す)。
【0054】
このように本実施例では、回転シャフト1(回転体)に固定され、回転シャフト1に直交する面において回転シャフト1の軸心と同心の所定の半径r1,r2を有し所定の回転角範囲(0〜180°、180〜360°)に配置された磁性材料よりなる半円環状突条12,13(被検出対象)と、回転シャフト1の軸と平行な方向から半円環状突条12,13に向かうバイアス磁界を発生するバイアス磁石5と、回転シャフト1の径方向において半円環状突条12,13の設置位置とはズレた位置でのバイアス磁界中に設けられ、回転シャフト1の径方向での磁気ベクトルの向きの変化を検出する磁気抵抗素子6a,6bとを備えた。よって、半円環状突条12,13が回転シャフト1の軸に直交する面における所定の回転角範囲に配置されているので、この半円環状突条12,13に磁気ベクトルが向くと、それが磁気抵抗素子6a,6bにて検出される。つまり、回転角によって磁気ベクトルが回転シャフト1の径方向に振れ、それが磁気抵抗素子6a,6bによって検出される。その結果、回転シャフト1が静止状態でも、所定の回転角範囲にあることが検出される。このようにして、回転シャフト1の静止状態においても回転位置を容易に検出することができる。
【0055】
又、被検出対象は半円環状をなす突条(半円環状突条12,13)により構成したので、1回転360度のうちの半分の角度を半円環状突条12,13により検出することができる。
【0056】
さらに、半円環状突条12,13は異なる角度に設けられた2枚よりなり、両突条12,13は半径が異なり(r1≠r2)、磁気抵抗素子6a,6bは回転シャフト1の径方向における両突条12,13の間に向けて配置したので、突条が1つのみの場合よりも磁気ベクトルの振れ角が大きくなり、検出精度を上げることができる。
【0057】
さらには、磁気抵抗素子6a,6bは、回転シャフト1の軸を含む面内において、回転シャフト1の軸に平行な方向に対し略45度傾けて配置したので、磁気ベクトルの向きの変化を感度よく検出することができる。
【0058】
本実施例の応用としては、上記実施例では半円環状突条12,13を2つ設けたが、一つのみでもよい。つまり、例えば、図21〜図23における半円環状突条13を取り外し半円環状突条12のみを配置する。この場合には、磁気抵抗素子6a,6bの磁気ベクトル検出面においては、回転角が0〜180度の間は半円環状突条が接近した状態で存在しないので、磁気ベクトルBの向きは正面となり、回転角が180〜360度の間は半円環状突条12が接近した状態で位置するので、磁気ベクトルBの向きは上向きとなる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1に記載の発明によれば、回転体の静止状態においても回転位置を容易に検出することができる優れた効果を発揮する。
【0060】
特に、請求項に記載の発明によれば、歯により1回転360度のうちの半分の角度を検出することができる。請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の効果に加え、半円形状をなす歯が1枚のみの場合よりも磁気ベクトルの振れ角が大きくなり、検出精度を上げることができる。
【0061】
請求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、回転体の回転に伴った被検出対象の回転による磁気ベクトルの向きの変化を感度よく検出することができる。
【0062】
請求項に記載の発明によれば、回転体の静止状態においても回転位置を容易に検出することができる。特にこの場合、請求項に記載の発明によれば、突条により1回転360度のうちの半分の角度を検出することができる。
【0063】
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の効果に加え、半円環状をなす突条が1つのみの場合よりも磁気ベクトルの振れ角が大きくなり、検出精度を上げることができる。
【0064】
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の効果に加え、回転体の回転に伴った被検出対象の回転による磁気ベクトルの向きの変化を感度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の回転位置センサの斜視図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】図1のB矢視図。
【図4】センサ本体の拡大図。
【図5】回転位置センサの電気的構成図。
【図6】回転位置センサの出力特性図。
【図7】第1実施例の回転位置センサの作用を説明するための図1のA矢視図。
【図8】第1実施例の回転位置センサの作用を説明するための図1のB矢視図。
【図9】第1実施例の回転位置センサの作用を説明するための図1のA矢視図。
【図10】第1実施例の回転位置センサの作用を説明するための図1のB矢視図。
【図11】4気筒ガソリンエンジンの点火開始時期を説明するための燃焼サイクルを示すタイミングチャート。
【図12】第1実施例の回転位置センサの出力波形図。
【図13】歯の間隔を変えた場合におけるエアギャップと出力振幅および磁気抵抗変化率の関係を示す特性図。
【図14】第1実施例の回転位置センサの出力波形図。
【図15】取付けズレの実験結果を説明するための説明図。
【図16】取付けズレの実験結果を説明するための説明図。
【図17】取付けズレの実験結果を説明するための説明図。
【図18】取付けズレの実験結果を説明するための説明図。
【図19】取付けズレの実験結果を説明するための説明図。
【図20】取付けズレの実験結果を説明するための説明図。
【図21】第2実施例の回転位置センサの斜視図。
【図22】図21のC矢視図。
【図23】図21のD矢視図。
【図24】従来の回転センサを示す説明図。
【図25】4気筒ガソリンエンジンの点火開始時期を説明するための燃焼サイクルを示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1…回転シャフト、2…半円状歯、2…半円状歯、5…バイアス磁石、6a…磁気抵抗素子、6b…磁気抵抗素子、12…半円環状突条、13…半円環状突条

Claims (10)

  1. 回転体に固定され、回転体の軸に直交する面における所定の回転角範囲に配置された磁性材料よりなる半円形状をなす歯と、
    前記回転体の軸に直交する方向から前記回転体に向けてバイアス磁界を発生するバイアス磁石と、
    前記回転体の軸方向において前記半円形状をなす歯の設置位置とはズレた位置での前記バイアス磁界中に設けられ、前記回転体の軸方向での磁気ベクトルの向きを検出する磁気抵抗素子と
    を備えたことを特徴とする位置センサ。
  2. 請求項1に記載の位置センサにおいて、前記半円形状をなす歯は2枚よりなり、かつ、異なる角度に設けられている位置センサ。
  3. 請求項に記載の位置センサにおいて、前記磁気抵抗素子は、前記回転体の軸を含む面内において、前記回転体の軸に直交する方向に対し略45度傾けて配置されている位置センサ。
  4. 回転体に固定され、回転体の軸に直交する面において回転体の軸心と同心の所定の半径を有し所定の回転角範囲に配置された磁性材料よりなる半円環状をなす突条と、
    前記回転体の軸と平行な方向から前記半円環状をなす突条に向かうバイアス磁界を発生するバイアス磁石と、
    前記回転体の径方向において前記半円環状をなす突条の設置位置とはズレた位置での前記バイアス磁界中に設けられ、前記回転体の径方向での磁気ベクトルの向きを検出する磁気抵抗素子と
    を備えたことを特徴とする位置センサ。
  5. 請求項4に記載の位置センサにおいて、前記半円環状をなす突条は2つよりなり、かつ、異なる角度に設けられている位置センサ。
  6. 請求項に記載の位置センサにおいて、前記磁気抵抗素子は、前記回転体の軸を含む面内において、前記回転体の軸に平行な方向に対し略45度傾けて配置されている位置センサ。
  7. 請求項に記載の位置センサにおいて、前記2枚の半円形状をなす歯は、前記回転体の軸方向において所定間隔だけ離間して配置されている位置センサ。
  8. 請求項に記載の位置センサにおいて、前記磁気抵抗素子は、これら半円形状をなす歯の設置位置の中間位置における前記回転体の軸に直交する方向に配置されている位置センサ。
  9. 請求項に記載の位置センサにおいて、前記2つの半円環状をなす突条は、それぞれ異なる半径を有している位置センサ。
  10. 請求項9に記載の位置センサにおいて、前記磁気抵抗素子は、これら半円環状をなす突条の設置位置の中間位置における前記回転体の軸に平行な方向に配置されている位置センサ。
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