JP2519693Y2 - 回転角センサ - Google Patents
回転角センサInfo
- Publication number
- JP2519693Y2 JP2519693Y2 JP868992U JP868992U JP2519693Y2 JP 2519693 Y2 JP2519693 Y2 JP 2519693Y2 JP 868992 U JP868992 U JP 868992U JP 868992 U JP868992 U JP 868992U JP 2519693 Y2 JP2519693 Y2 JP 2519693Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crank angle
- cylinder
- rotation
- electromagnetic pickup
- rotating body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は内燃機関の燃料噴射制御
や点火時期制御等に用いられる回転角センサに関し、特
に回転角センサにおける回転体の形状に関する。
や点火時期制御等に用いられる回転角センサに関し、特
に回転角センサにおける回転体の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術では、図3に示すように例えば
4気筒用回転角センサにおける回転体1bの円周上に設
けたクランク角被検出用突起1b1 〜1b4 のそれぞれ
隣合う検出突起を90゜として設けている〔例えば、特
開昭57−137627号公報〕。
4気筒用回転角センサにおける回転体1bの円周上に設
けたクランク角被検出用突起1b1 〜1b4 のそれぞれ
隣合う検出突起を90゜として設けている〔例えば、特
開昭57−137627号公報〕。
【0003】この回転体1bが矢印の方向に回転して得
られる電磁ピックアップ2bの出力信号Pb および波形
整形回路3bにより波形整形後の信号Nb は図4
(a),(b)に示すようになる。
られる電磁ピックアップ2bの出力信号Pb および波形
整形回路3bにより波形整形後の信号Nb は図4
(a),(b)に示すようになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、クランク角
被検出用突起1b1 により電磁ピックアップ2bに発生
する出力信号Pb1は、そのすぐ後に設けた気筒判別被検
出用突起Pb5の影響を受け、図4(b)で示すようにo
ff点が遅角側へΔθ(例えばカム軸1500rpmに
おいて0.2゜)ずれる。このため、気筒判別被検出用
突起1b5 を設けた回転角センサは、それのない回転角
センサに比べ各気筒パルスのoff点の間隔にバラツキ
を生じる。
被検出用突起1b1 により電磁ピックアップ2bに発生
する出力信号Pb1は、そのすぐ後に設けた気筒判別被検
出用突起Pb5の影響を受け、図4(b)で示すようにo
ff点が遅角側へΔθ(例えばカム軸1500rpmに
おいて0.2゜)ずれる。このため、気筒判別被検出用
突起1b5 を設けた回転角センサは、それのない回転角
センサに比べ各気筒パルスのoff点の間隔にバラツキ
を生じる。
【0005】即ち、この気筒パルスのoff点により点
火装置の点火時期を決定しているシステムでは、各気筒
の点火時期にバラツキを生じるといった問題がある。そ
こで、本考案は各気筒の点火時期のバラツキを少なくす
ることを目的とする。
火装置の点火時期を決定しているシステムでは、各気筒
の点火時期にバラツキを生じるといった問題がある。そ
こで、本考案は各気筒の点火時期のバラツキを少なくす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本考案は、内燃
機関の回転に同期して回転する回転体と、この回転体上
に等間隔で気筒数だけ設けられたクランク角被検出体
と、このクランク角被検出体より所定間隔後方に設けら
れ、このクランク角被検出体より少数の気筒判別被検出
体と、これら角被検出体の通過を検出すると共に、前記
回転体が回転することにより生ずる磁束変化に対応した
電気信号を出力する電磁ピックアップとを備えた回転角
センサにおいて、前記気筒判別被検出体の1つ手前に設
けた前記クランク角被検出体を、ある角度前方にオフセ
ットして設置したことを提供するものである。
機関の回転に同期して回転する回転体と、この回転体上
に等間隔で気筒数だけ設けられたクランク角被検出体
と、このクランク角被検出体より所定間隔後方に設けら
れ、このクランク角被検出体より少数の気筒判別被検出
体と、これら角被検出体の通過を検出すると共に、前記
回転体が回転することにより生ずる磁束変化に対応した
電気信号を出力する電磁ピックアップとを備えた回転角
センサにおいて、前記気筒判別被検出体の1つ手前に設
けた前記クランク角被検出体を、ある角度前方にオフセ
ットして設置したことを提供するものである。
【0007】
【作用】これにより、ある角度前方にオフセットして設
置したクランク角検出体により電磁ピックアップに発生
する出力信号が、そのすぐ後に設けた気筒判別被検出体
の影響を受けて遅角側へずれても、その前方へのオフセ
ットにより、相殺される。
置したクランク角検出体により電磁ピックアップに発生
する出力信号が、そのすぐ後に設けた気筒判別被検出体
の影響を受けて遅角側へずれても、その前方へのオフセ
ットにより、相殺される。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図に示す実施例について説明
する。図1において、1aは図示しない内燃機関の回転
に同期して回転する、詳しくはクランク軸が2回転した
際に1回転する磁性材よりなる回転体であり、また回転
体1aは矢印方向に右回転するものである。
する。図1において、1aは図示しない内燃機関の回転
に同期して回転する、詳しくはクランク軸が2回転した
際に1回転する磁性材よりなる回転体であり、また回転
体1aは矢印方向に右回転するものである。
【0009】さらに、回転体1aには内燃機関のクラン
ク角を検出するためのクランク角用被検出体としての突
起1a1 〜1a4 が気筒数だけほぼ等間隔毎(本実施例
ではほぼ90゜毎)に配設されている。また、回転体1
aには内燃機関の気筒を判別するための気筒判別用被検
出体としての突起1a5 がいずれか1つの突起1a1か
ら所定角φ(本実施例では15゜)遅れた位置に1つ設
けられている。
ク角を検出するためのクランク角用被検出体としての突
起1a1 〜1a4 が気筒数だけほぼ等間隔毎(本実施例
ではほぼ90゜毎)に配設されている。また、回転体1
aには内燃機関の気筒を判別するための気筒判別用被検
出体としての突起1a5 がいずれか1つの突起1a1か
ら所定角φ(本実施例では15゜)遅れた位置に1つ設
けられている。
【0010】2aは電磁ピックアップであり、上記回転
体1aが回転して突起1a1 〜1a4 、突起1a5 が電
磁ピックアップ2aを通過することにより磁束変化が生
じ、電磁ピックアップ2aはこの磁束変化を電圧値とし
た図2(a)に示すような出力信号Paを発生する。こ
こで、図2(a)の波形は突起1a1 〜1a4 および突
起1a5 が丁度電磁ピックアップ2aに到達する直前に
おいて最も大きな値(プラス側)となり、上記突起が電
磁ピックアップ2aを通過直後に最も小さな値(マイナ
ス側)となる特性を有する。
体1aが回転して突起1a1 〜1a4 、突起1a5 が電
磁ピックアップ2aを通過することにより磁束変化が生
じ、電磁ピックアップ2aはこの磁束変化を電圧値とし
た図2(a)に示すような出力信号Paを発生する。こ
こで、図2(a)の波形は突起1a1 〜1a4 および突
起1a5 が丁度電磁ピックアップ2aに到達する直前に
おいて最も大きな値(プラス側)となり、上記突起が電
磁ピックアップ2aを通過直後に最も小さな値(マイナ
ス側)となる特性を有する。
【0011】3aは波形整形回路であり、上記信号Pa
を波形整形した信号Naを出力する(図2(b))。詳
しくは、上述した如く、図2(a)に示す如く電磁ピッ
クアップ2aの出力信号Paが所定レベルVthを越えた
時に高レベルとなり、その後電磁ピックアップ2aの出
力信号Paが0になった時に低レベルとなる信号であ
る。そして、この波形整形した信号Naが図示せぬ電子
制御装置に入力され、この信号Naが0レベルに立ち下
がるoff点により点火装置の点火時期が決定される。
を波形整形した信号Naを出力する(図2(b))。詳
しくは、上述した如く、図2(a)に示す如く電磁ピッ
クアップ2aの出力信号Paが所定レベルVthを越えた
時に高レベルとなり、その後電磁ピックアップ2aの出
力信号Paが0になった時に低レベルとなる信号であ
る。そして、この波形整形した信号Naが図示せぬ電子
制御装置に入力され、この信号Naが0レベルに立ち下
がるoff点により点火装置の点火時期が決定される。
【0012】ここで、本考案の特徴とするところは、図
1に示すように、回転角センサ内の回転体1aの円周上
に設けたクランク角被検出用突起1a1 〜1a4 のう
ち、気筒判別被検出用突起1a5 のすぐ前に設けたクラ
ンク角被検出用突起1a1 をΔθ(例えば、0.2゜)
だけ進角側にずらしたものである。なお、この値は各突
起1a1 〜1a5 の製作角度公差より大きな値であるこ
とは勿論である。
1に示すように、回転角センサ内の回転体1aの円周上
に設けたクランク角被検出用突起1a1 〜1a4 のう
ち、気筒判別被検出用突起1a5 のすぐ前に設けたクラ
ンク角被検出用突起1a1 をΔθ(例えば、0.2゜)
だけ進角側にずらしたものである。なお、この値は各突
起1a1 〜1a5 の製作角度公差より大きな値であるこ
とは勿論である。
【0013】この回転体1aが矢印の方向に回転して得
られる電磁ピックアップ2aの出力信号Paおよび波形
整形回路3aにより波形整形後の信号Naは図2
(a),(b)に示すようになる。
られる電磁ピックアップ2aの出力信号Paおよび波形
整形回路3aにより波形整形後の信号Naは図2
(a),(b)に示すようになる。
【0014】前述したように、クランク角被検出用突起
1a1 により電磁ピックアップ2aに発生する出力信号
Pa1 は、気筒判別被検出用突起1a5 の影響を受け遅
角側にΔθずれるわけだが、クランク角被検出用突起1
a1 をあらかじめΔθだけ進角側にずらしているため、
電磁ピックアップ2aの出力信号Paの隣り合う気筒パ
ルスのoff点の間隔はどの気筒パルスも90゜とな
る。
1a1 により電磁ピックアップ2aに発生する出力信号
Pa1 は、気筒判別被検出用突起1a5 の影響を受け遅
角側にΔθずれるわけだが、クランク角被検出用突起1
a1 をあらかじめΔθだけ進角側にずらしているため、
電磁ピックアップ2aの出力信号Paの隣り合う気筒パ
ルスのoff点の間隔はどの気筒パルスも90゜とな
る。
【0015】これによって、安定した点火時期を得るこ
とができるものである。
とができるものである。
【0016】
【考案の効果】以上述べたように本考案においては、あ
る角度前方にオフセットして設置したクランク角検出体
により電磁ピックアップに発生する出力信号が、そのす
ぐ後に設けた気筒判別被検出体の影響を受けて遅角側へ
ずれても、そのオフセットにより相殺され、各気筒の点
火時期のバラツキを減少することができるという優れた
効果がある。
る角度前方にオフセットして設置したクランク角検出体
により電磁ピックアップに発生する出力信号が、そのす
ぐ後に設けた気筒判別被検出体の影響を受けて遅角側へ
ずれても、そのオフセットにより相殺され、各気筒の点
火時期のバラツキを減少することができるという優れた
効果がある。
【図1】本考案センサの一実施例を示す構成図である。
【図2】本考案センサの作動説明に供する各部波形図で
ある。
ある。
【図3】従来センサを示す構成図である。
【図4】従来センサの作動説明に供する各部波形図であ
る。
る。
1a 回転体 1a1 〜1a4 クランク角被検出用突起 1a5 気筒判別被検出用突起 2a 電磁ピックアップ
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の回転に同期して回転する回転
体と、この回転体上に等間隔で気筒数だけ設けられたク
ランク角被検出体と、このクランク角被検出体より所定
間隔後方に設けられ、このクランク角被検出体より少数
の気筒判別被検出体と、これら各被検出体の通過を検出
すると共に、前記回転体が回転することにより生ずる磁
束変化に対応した電気信号を出力する電磁ピックアップ
とを備えた回転角センサにおいて、 前記気筒判別被検出体の1つ手前に設けた前記クランク
角被検出体を、ある角度前方にオフセットして設置した
ことを特徴とする回転角センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP868992U JP2519693Y2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 回転角センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP868992U JP2519693Y2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 回転角センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569606U JPH0569606U (ja) | 1993-09-21 |
JP2519693Y2 true JP2519693Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=11699895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP868992U Expired - Lifetime JP2519693Y2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 回転角センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519693Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP868992U patent/JP2519693Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569606U (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960723 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |