JP3379261B2 - 内燃機関のクランク角判別装置 - Google Patents
内燃機関のクランク角判別装置Info
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- JP3379261B2 JP3379261B2 JP02364895A JP2364895A JP3379261B2 JP 3379261 B2 JP3379261 B2 JP 3379261B2 JP 02364895 A JP02364895 A JP 02364895A JP 2364895 A JP2364895 A JP 2364895A JP 3379261 B2 JP3379261 B2 JP 3379261B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のクランク角
及び基準位置を判別する内燃機関のクランク角判別装置
に関するものである。
及び基準位置を判別する内燃機関のクランク角判別装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関のクランク角判別装置
は、外周の所定位置に欠歯部、それ以外の領域に等ピッ
チ間隔で歯部を形成した円板を内燃機関のクランク軸に
取付けると共に、この円板の外周の歯部にピックアップ
を対向させて配設してなる。このため、所定のクランク
角(欠歯部の位置)以外の領域でピックアップから等間
隔のパルス信号が出力されると共に、所定のクランク角
(欠歯部の位置)で長いパルス間隔が得られる。このパ
ルス間隔の変化を検出してクランク角を判別するように
している。
は、外周の所定位置に欠歯部、それ以外の領域に等ピッ
チ間隔で歯部を形成した円板を内燃機関のクランク軸に
取付けると共に、この円板の外周の歯部にピックアップ
を対向させて配設してなる。このため、所定のクランク
角(欠歯部の位置)以外の領域でピックアップから等間
隔のパルス信号が出力されると共に、所定のクランク角
(欠歯部の位置)で長いパルス間隔が得られる。このパ
ルス間隔の変化を検出してクランク角を判別するように
している。
【0003】ところが、パルス間隔は内燃機関の機関回
転数によっても変化するため、例えば、極低回転域では
円板の欠歯部以外の歯部間の間隔を欠歯部と誤認した
り、逆に、高回転域では欠歯部を判別できなくなったり
する不具合があった。
転数によっても変化するため、例えば、極低回転域では
円板の欠歯部以外の歯部間の間隔を欠歯部と誤認した
り、逆に、高回転域では欠歯部を判別できなくなったり
する不具合があった。
【0004】このような不具合に対処するため、内燃機
関のクランク角判別装置に関連する先行技術文献として
は、特開昭61−25017号公報、特開昭61−14
9546号公報、特開昭59−168317号公報にて
開示されたものが知られている。これらのものでは、円
板の欠歯部を判別する判別基準値を内燃機関の低回転時
(または始動時)と高回転時とで2段階に切替えるよう
にして誤認をなくす技術が示されている。
関のクランク角判別装置に関連する先行技術文献として
は、特開昭61−25017号公報、特開昭61−14
9546号公報、特開昭59−168317号公報にて
開示されたものが知られている。これらのものでは、円
板の欠歯部を判別する判別基準値を内燃機関の低回転時
(または始動時)と高回転時とで2段階に切替えるよう
にして誤認をなくす技術が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記判別基
準値は、予め適合するように定められた固定値を用いて
いる。このような判別基準値では、例え内燃機関の製造
初期等において適合していても経時変化等により円板の
欠歯部の判別が不正確となるという不具合が残存してい
る。この原因としては、バッテリ容量の変化によるスタ
ータ発生トルクの変動、スタータ装置の変更、エンジン
オイルの変更、内燃機関内部摩擦の変化によるフリクシ
ョンの変動等がある。
準値は、予め適合するように定められた固定値を用いて
いる。このような判別基準値では、例え内燃機関の製造
初期等において適合していても経時変化等により円板の
欠歯部の判別が不正確となるという不具合が残存してい
る。この原因としては、バッテリ容量の変化によるスタ
ータ発生トルクの変動、スタータ装置の変更、エンジン
オイルの変更、内燃機関内部摩擦の変化によるフリクシ
ョンの変動等がある。
【0006】そこで、この発明は、かかる不具合を解決
するためになされたもので、内燃機関の個体差や経時変
化による影響を受けることなく常に最適な判別基準値が
設定できることで内燃機関のクランク角を正確に判別可
能な内燃機関のクランク角判別装置の提供を課題として
いる。
するためになされたもので、内燃機関の個体差や経時変
化による影響を受けることなく常に最適な判別基準値が
設定できることで内燃機関のクランク角を正確に判別可
能な内燃機関のクランク角判別装置の提供を課題として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる内燃機
関のクランク角判別装置は、内燃機関の回転に同期して
回転する回転軸に取付けられ円周上に等ピッチ間隔に配
列された歯部と、前記歯部の少なくとも一部に不等間隔
部からなる基準位置を形成する基準部とを備えるクラン
ク角検出円板と、前記クランク角検出円板の前記歯部に
対向して配設され、前記歯部によるパルス信号を発生す
るパルス信号発生手段と、所定区間内で前記パルス信号
発生手段で発生された隣接する前記パルス信号による今
回のパルス間隔と前回のパルス間隔との比であるパルス
間隔比に応じて前記基準位置を判別するための判別基準
値を変更する基準値変更手段と、前記基準値変更手段で
変更された前記判別基準値と前記パルス信号発生手段に
よる前記パルス間隔とに基づいて前記基準位置を判別す
るクランク角判別手段とを具備するものである。
関のクランク角判別装置は、内燃機関の回転に同期して
回転する回転軸に取付けられ円周上に等ピッチ間隔に配
列された歯部と、前記歯部の少なくとも一部に不等間隔
部からなる基準位置を形成する基準部とを備えるクラン
ク角検出円板と、前記クランク角検出円板の前記歯部に
対向して配設され、前記歯部によるパルス信号を発生す
るパルス信号発生手段と、所定区間内で前記パルス信号
発生手段で発生された隣接する前記パルス信号による今
回のパルス間隔と前回のパルス間隔との比であるパルス
間隔比に応じて前記基準位置を判別するための判別基準
値を変更する基準値変更手段と、前記基準値変更手段で
変更された前記判別基準値と前記パルス信号発生手段に
よる前記パルス間隔とに基づいて前記基準位置を判別す
るクランク角判別手段とを具備するものである。
【0008】請求項2にかかる内燃機関のクランク角判
別装置は、請求項1の前記基準値変更手段における前記
判別基準値を、前記所定区間内の前記パルス間隔比の最
大値または最小値に所定値を加減算または乗除算して設
定するものである。
別装置は、請求項1の前記基準値変更手段における前記
判別基準値を、前記所定区間内の前記パルス間隔比の最
大値または最小値に所定値を加減算または乗除算して設
定するものである。
【0009】請求項3にかかる内燃機関のクランク角判
別装置は、請求項1の前記基準値変更手段における前記
判別基準値を、前記所定区間内の前記パルス間隔比のう
ち大きいものから3番目の値または前記所定区間内の前
記パルス間隔比のうち小さいものから3番目の値に所定
値を加減算または乗除算して設定するものである。
別装置は、請求項1の前記基準値変更手段における前記
判別基準値を、前記所定区間内の前記パルス間隔比のう
ち大きいものから3番目の値または前記所定区間内の前
記パルス間隔比のうち小さいものから3番目の値に所定
値を加減算または乗除算して設定するものである。
【0010】請求項4にかかる内燃機関のクランク角判
別装置は、請求項1の前記基準値変更手段における前記
判別基準値を、前記所定区間内の前記パルス間隔比の最
大値と最小値との平均値に所定値を加減算または乗除算
して設定するものである。
別装置は、請求項1の前記基準値変更手段における前記
判別基準値を、前記所定区間内の前記パルス間隔比の最
大値と最小値との平均値に所定値を加減算または乗除算
して設定するものである。
【0011】請求項5にかかる内燃機関のクランク角判
別装置は、請求項2乃至請求項4のうちの1つの前記所
定値を、機関回転数、バッテリ電圧、冷却水温、負荷の
うち1つ以上に基づいて設定するものである。
別装置は、請求項2乃至請求項4のうちの1つの前記所
定値を、機関回転数、バッテリ電圧、冷却水温、負荷の
うち1つ以上に基づいて設定するものである。
【0012】
【作用】請求項1の内燃機関のクランク角判別装置にお
いては、基準値変更手段でクランク角検出円板の歯部に
対向して配設され、その歯部によって所定区間内でパル
ス信号発生手段にて発生された隣接するパルス信号によ
る今回のパルス間隔と前回のパルス間隔との比であるパ
ルス間隔比に応じて基準位置を判別するための判別基準
値が変更される。この基準値変更手段で変更された判別
基準値とパルス信号発生手段によるパルス間隔とに基づ
いてクランク角判別手段で基準位置が判別される。
いては、基準値変更手段でクランク角検出円板の歯部に
対向して配設され、その歯部によって所定区間内でパル
ス信号発生手段にて発生された隣接するパルス信号によ
る今回のパルス間隔と前回のパルス間隔との比であるパ
ルス間隔比に応じて基準位置を判別するための判別基準
値が変更される。この基準値変更手段で変更された判別
基準値とパルス信号発生手段によるパルス間隔とに基づ
いてクランク角判別手段で基準位置が判別される。
【0013】請求項2の内燃機関のクランク角判別装置
の基準値変更手段では、請求項1における判別基準値が
所定区間内のパルス間隔比の最大値または最小値に所定
値を加減算または乗除算して設定される。
の基準値変更手段では、請求項1における判別基準値が
所定区間内のパルス間隔比の最大値または最小値に所定
値を加減算または乗除算して設定される。
【0014】請求項3の内燃機関のクランク角判別装置
の基準値変更手段では、請求項1における判別基準値が
所定区間内のパルス間隔比のうち大きいものから3番目
の値または所定区間内のパルス間隔比のうち小さいもの
から3番目の値に所定値を加減算または乗除算して設定
される。
の基準値変更手段では、請求項1における判別基準値が
所定区間内のパルス間隔比のうち大きいものから3番目
の値または所定区間内のパルス間隔比のうち小さいもの
から3番目の値に所定値を加減算または乗除算して設定
される。
【0015】請求項4の内燃機関のクランク角判別装置
の基準値変更手段では、請求項1における判別基準値が
所定区間内のパルス間隔比の最大値と最小値との平均値
に所定値を加減算または乗除算して設定される。
の基準値変更手段では、請求項1における判別基準値が
所定区間内のパルス間隔比の最大値と最小値との平均値
に所定値を加減算または乗除算して設定される。
【0016】請求項5の内燃機関のクランク角判別装置
では、請求項2乃至請求項4のうちの1つにおける所定
値が機関回転数、バッテリ電圧、冷却水温、負荷のうち
1つ以上に基づいて設定される。
では、請求項2乃至請求項4のうちの1つにおける所定
値が機関回転数、バッテリ電圧、冷却水温、負荷のうち
1つ以上に基づいて設定される。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。
明する。
【0018】〈第1実施例〉図1は本発明の第1実施例
にかかる内燃機関のクランク角判別装置を示す概略構成
図である。なお、この実施例では、例えば、6気筒の内
燃機関(図示略)を制御対象としており、#1(1番)
気筒〜#6(6番)気筒に対応する点火コイル11〜1
6及び燃料噴射弁21〜26を具備している。この6気
筒の内燃機関では、#1気筒と#6気筒、#2気筒と#
5気筒、#3気筒と#4気筒の各ピストンが同じ位相で
運動する気筒グループを構成し、例えば、気筒グループ
の一方の気筒が膨張行程にあるときには他方の気筒が吸
気行程にある。
にかかる内燃機関のクランク角判別装置を示す概略構成
図である。なお、この実施例では、例えば、6気筒の内
燃機関(図示略)を制御対象としており、#1(1番)
気筒〜#6(6番)気筒に対応する点火コイル11〜1
6及び燃料噴射弁21〜26を具備している。この6気
筒の内燃機関では、#1気筒と#6気筒、#2気筒と#
5気筒、#3気筒と#4気筒の各ピストンが同じ位相で
運動する気筒グループを構成し、例えば、気筒グループ
の一方の気筒が膨張行程にあるときには他方の気筒が吸
気行程にある。
【0019】後述するクランク軸センサ31から出力さ
れるパルス信号であるNE信号及びカム軸センサ32か
ら出力されるパルス信号であるG信号はECU(Electr
onicControl Unit:電子制御装置)33に入力される。
このECU33は、それらNE信号及びG信号に基づい
て気筒判別、基準位置、機関回転数等を算出すると共
に、スタータスイッチ、アイドルスイッチ等の各スイッ
チ34〜36、吸入空気量を検出するエアフローメータ
38、バッテリ39及び冷却水温を検出する水温センサ
40から出力される各運転状態情報とNE信号及びG信
号に基づいて、最適な点火時期と燃料噴射量とを算出
し、点火信号をイグナイタ37に出力して#1気筒〜#
6気筒の各点火コイル11〜16のON/OFFを制御
すると共に、燃料噴射信号を出力して各燃料噴射弁21
〜26の燃料噴射動作を制御する。
れるパルス信号であるNE信号及びカム軸センサ32か
ら出力されるパルス信号であるG信号はECU(Electr
onicControl Unit:電子制御装置)33に入力される。
このECU33は、それらNE信号及びG信号に基づい
て気筒判別、基準位置、機関回転数等を算出すると共
に、スタータスイッチ、アイドルスイッチ等の各スイッ
チ34〜36、吸入空気量を検出するエアフローメータ
38、バッテリ39及び冷却水温を検出する水温センサ
40から出力される各運転状態情報とNE信号及びG信
号に基づいて、最適な点火時期と燃料噴射量とを算出
し、点火信号をイグナイタ37に出力して#1気筒〜#
6気筒の各点火コイル11〜16のON/OFFを制御
すると共に、燃料噴射信号を出力して各燃料噴射弁21
〜26の燃料噴射動作を制御する。
【0020】クランク軸センサ31は、図2に示すよう
に、内燃機関のクランク軸41に取付けられ、例えば、
10°CA(クランクアングル)の等ピッチ間隔に歯4
3が形成されたクランク角検出円板42の外周に対向
し、その歯43の位置を検出する電磁ピックアップ式セ
ンサである。本実施例におけるクランク角検出円板42
には、3箇所の歯を2個ずつ欠落させた欠歯部44,4
5,46が形成されている。
に、内燃機関のクランク軸41に取付けられ、例えば、
10°CA(クランクアングル)の等ピッチ間隔に歯4
3が形成されたクランク角検出円板42の外周に対向
し、その歯43の位置を検出する電磁ピックアップ式セ
ンサである。本実施例におけるクランク角検出円板42
には、3箇所の歯を2個ずつ欠落させた欠歯部44,4
5,46が形成されている。
【0021】欠歯部44は、クランク軸41が#1気筒
の圧縮TDC(Top Dead Center:上死点)または#6気
筒の圧縮TDCにあるとき(以下、『TDC1』,『T
DC6』(他の気筒についても同様)と記載する)、そ
れらに対応するクランク角まで回転したときにクランク
軸センサ31と対向する歯43aよりも、クランク軸4
1の回転方向(図2の矢印方向)に4,5歯分離れたと
ころに位置する。また、欠歯部45,46は、TDC
2,TDC5にてクランク軸センサ31と対向する歯4
3bよりも、クランク軸41の回転方向に1,2歯分、
4,5歯分離れたところに位置する。なお、TDC3,
TDC4にてクランク軸センサ31と対向する歯43c
の近傍には欠歯部が形成されていない。
の圧縮TDC(Top Dead Center:上死点)または#6気
筒の圧縮TDCにあるとき(以下、『TDC1』,『T
DC6』(他の気筒についても同様)と記載する)、そ
れらに対応するクランク角まで回転したときにクランク
軸センサ31と対向する歯43aよりも、クランク軸4
1の回転方向(図2の矢印方向)に4,5歯分離れたと
ころに位置する。また、欠歯部45,46は、TDC
2,TDC5にてクランク軸センサ31と対向する歯4
3bよりも、クランク軸41の回転方向に1,2歯分、
4,5歯分離れたところに位置する。なお、TDC3,
TDC4にてクランク軸センサ31と対向する歯43c
の近傍には欠歯部が形成されていない。
【0022】このクランク軸センサ31は、クランク軸
41の回転に応じて、図3に示すように、所定のクラン
ク角(欠歯部44〜46の位置)を除き、等間隔なパル
ス信号(NE信号)を出力し、所定のクランク角(欠歯
部44〜46の位置)でパルス間隔が3倍程度長くな
る。
41の回転に応じて、図3に示すように、所定のクラン
ク角(欠歯部44〜46の位置)を除き、等間隔なパル
ス信号(NE信号)を出力し、所定のクランク角(欠歯
部44〜46の位置)でパルス間隔が3倍程度長くな
る。
【0023】一方、カム軸センサ32は、図4に示すよ
うに、内燃機関のカム軸47に取付けられたカム角検出
円板48の外周に対向し、その外周の所定位置に形成さ
れた2個の歯49a,49bを検出する電磁ピックアッ
プ式センサである。本実施例では、歯49a,49bの
位置はカム軸47がTDC2,TDC6に対応するクラ
ンク角まで回転したときの位置よりも、カム軸47の回
転方向(図4の矢印方向)に30°離れたところに位置
する。なお、TDC1,TDC3,TDC4,TDC5
にてカム軸センサ32と対向する位置の近傍には歯が形
成されていない。
うに、内燃機関のカム軸47に取付けられたカム角検出
円板48の外周に対向し、その外周の所定位置に形成さ
れた2個の歯49a,49bを検出する電磁ピックアッ
プ式センサである。本実施例では、歯49a,49bの
位置はカム軸47がTDC2,TDC6に対応するクラ
ンク角まで回転したときの位置よりも、カム軸47の回
転方向(図4の矢印方向)に30°離れたところに位置
する。なお、TDC1,TDC3,TDC4,TDC5
にてカム軸センサ32と対向する位置の近傍には歯が形
成されていない。
【0024】このカム軸センサ32から出力されるパル
ス信号(G信号)は、図5に示すように、Gラッチをな
し「0」から有「1」に反転させるために用いられる。
ここで、Gラッチとは、図5(a)に示すように、G信
号が入力されると、その直後の1番目のNE信号入力か
ら7番目のNE信号入力に至るまでの間、連続して出力
される矩形パルスである。このGラッチが出力されてい
る間に、TDC2,TDC6がくるように設定すること
によって、Gラッチの有無でTDC2とTDC5との判
別やTDC6とTDC1との判別ができるようになって
いる。
ス信号(G信号)は、図5に示すように、Gラッチをな
し「0」から有「1」に反転させるために用いられる。
ここで、Gラッチとは、図5(a)に示すように、G信
号が入力されると、その直後の1番目のNE信号入力か
ら7番目のNE信号入力に至るまでの間、連続して出力
される矩形パルスである。このGラッチが出力されてい
る間に、TDC2,TDC6がくるように設定すること
によって、Gラッチの有無でTDC2とTDC5との判
別やTDC6とTDC1との判別ができるようになって
いる。
【0025】次に、本実施例にかかる内燃機関のクラン
ク角判別装置で使用されているECU33の処理手順を
図6及び図7のフローチャートに基づいて説明する。
ク角判別装置で使用されているECU33の処理手順を
図6及び図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0026】図6はクランク角判別ルーチンであり、こ
のクランク角判別ルーチンは、クランク軸センサ31か
らNE信号が入力される毎にECU33にて実行され、
欠歯部44〜46に対応する#1,#2,#5,#6気
筒の基準位置を判別するものである。
のクランク角判別ルーチンは、クランク軸センサ31か
らNE信号が入力される毎にECU33にて実行され、
欠歯部44〜46に対応する#1,#2,#5,#6気
筒の基準位置を判別するものである。
【0027】図6において、まず、ステップS101で
カウンタnが「1」インクリメントされたのち、ステッ
プS102に移行し、NE信号のパルス間隔Tが検出さ
れ、そのパルス間隔Tが時間Tn として記憶される。次
にステップS103に移行して、前回(n−1)の処理
で求められたパルス間隔Tn-1 が前々回(n−2)の処
理で求められたパルス間隔Tn-2 に後述するように求め
られたゲインKa が乗算された判別基準値Ka Tn-2 を
越えているかが判定される。ステップS103の判定条
件が成立せず、Tn-1 ≦Ka Tn-2 でパルス間隔が変化
しない等間隔パルス領域であると、本ルーチンを終了す
る。
カウンタnが「1」インクリメントされたのち、ステッ
プS102に移行し、NE信号のパルス間隔Tが検出さ
れ、そのパルス間隔Tが時間Tn として記憶される。次
にステップS103に移行して、前回(n−1)の処理
で求められたパルス間隔Tn-1 が前々回(n−2)の処
理で求められたパルス間隔Tn-2 に後述するように求め
られたゲインKa が乗算された判別基準値Ka Tn-2 を
越えているかが判定される。ステップS103の判定条
件が成立せず、Tn-1 ≦Ka Tn-2 でパルス間隔が変化
しない等間隔パルス領域であると、本ルーチンを終了す
る。
【0028】一方、ステップS103の判定条件が成立
し、パルス間隔が等間隔パルス領域でないときには、#
1,#2,#5,#6気筒のいずれのTDCであるかを
判別するためステップS104に移行し、今回の処理で
求められたパルス間隔Tn が前回(n−1)の処理で求
められたパルス間隔Tn-1 に後述するように求められた
ゲインKb が乗算された判別基準値Kb Tn-1 を越えて
いるかが判定される。ここで、ステップS104の判定
条件が成立し、Tn >Kb Tn-1 であるときには#2,
#5気筒のTDC2,5であり、ステップS104の判
定条件が成立せず、Tn ≦Kb Tn-1 であるときには#
1,#6気筒のBTDC(Before Top Dead Center:上
死点前)20°CA(図2参照)である。
し、パルス間隔が等間隔パルス領域でないときには、#
1,#2,#5,#6気筒のいずれのTDCであるかを
判別するためステップS104に移行し、今回の処理で
求められたパルス間隔Tn が前回(n−1)の処理で求
められたパルス間隔Tn-1 に後述するように求められた
ゲインKb が乗算された判別基準値Kb Tn-1 を越えて
いるかが判定される。ここで、ステップS104の判定
条件が成立し、Tn >Kb Tn-1 であるときには#2,
#5気筒のTDC2,5であり、ステップS104の判
定条件が成立せず、Tn ≦Kb Tn-1 であるときには#
1,#6気筒のBTDC(Before Top Dead Center:上
死点前)20°CA(図2参照)である。
【0029】ステップS104の判定条件が成立すると
きには、#2,#5気筒のTDC2,5のいずれである
かを判定するため、ステップS105に移行し、Gラッ
チが有るかが判定される。ステップS105の判定条件
が成立するときには、ステップS106で#2気筒のT
DC2であるとしたのち、本ルーチンを終了する。一
方、ステップS105の判定条件が成立しないときに
は、ステップS107で#5気筒のTDC5であるとし
たのち、本ルーチンを終了する。
きには、#2,#5気筒のTDC2,5のいずれである
かを判定するため、ステップS105に移行し、Gラッ
チが有るかが判定される。ステップS105の判定条件
が成立するときには、ステップS106で#2気筒のT
DC2であるとしたのち、本ルーチンを終了する。一
方、ステップS105の判定条件が成立しないときに
は、ステップS107で#5気筒のTDC5であるとし
たのち、本ルーチンを終了する。
【0030】ステップS104の判定条件が成立しない
ときには、#1,#6気筒のBTDC20°CAのいず
れであるかを判定するため、ステップS108に移行
し、Gラッチが有るかが判定される。ステップS108
の判定条件が成立するときには、ステップS109で#
6気筒のBTDC20°CAであるとしたのち、本ルー
チンを終了する。一方、ステップS108の判定条件が
成立しないときには、ステップS110で#1気筒のB
TDC20°CAであるとしたのち、本ルーチンを終了
する。
ときには、#1,#6気筒のBTDC20°CAのいず
れであるかを判定するため、ステップS108に移行
し、Gラッチが有るかが判定される。ステップS108
の判定条件が成立するときには、ステップS109で#
6気筒のBTDC20°CAであるとしたのち、本ルー
チンを終了する。一方、ステップS108の判定条件が
成立しないときには、ステップS110で#1気筒のB
TDC20°CAであるとしたのち、本ルーチンを終了
する。
【0031】次に、上述のゲインKa,Kb を算出するた
めのECU33の処理手順を図7のフローチャートに基
づいて説明する。なお、ゲインKa,Kb は所定区間内の
今回のパルス間隔Tn と前回のパルス間隔Tn-1 との比
であるパルス間隔比Tn /Tn-1 を求め、その最大値ま
たは最小値に基づいて算出される。この所定区間として
は、クランク軸センサ31が図2に示すクランク角検出
円板42の360°CA(1回転)毎に欠歯部44、欠
歯部45,46に基づく各基準信号を発生するため内燃
機関のクランク軸41の360°CA、即ち、クランク
角検出円板42には3箇所の歯を2個ずつ欠落させた欠
歯部44,45,46が形成されており、これら欠歯部
44,45,46ではNE信号が発生されないため、N
E信号数で0〜29(30パルス)の間とされる。ま
た、本ルーチンはNE信号が入力される毎に実行され
る。
めのECU33の処理手順を図7のフローチャートに基
づいて説明する。なお、ゲインKa,Kb は所定区間内の
今回のパルス間隔Tn と前回のパルス間隔Tn-1 との比
であるパルス間隔比Tn /Tn-1 を求め、その最大値ま
たは最小値に基づいて算出される。この所定区間として
は、クランク軸センサ31が図2に示すクランク角検出
円板42の360°CA(1回転)毎に欠歯部44、欠
歯部45,46に基づく各基準信号を発生するため内燃
機関のクランク軸41の360°CA、即ち、クランク
角検出円板42には3箇所の歯を2個ずつ欠落させた欠
歯部44,45,46が形成されており、これら欠歯部
44,45,46ではNE信号が発生されないため、N
E信号数で0〜29(30パルス)の間とされる。ま
た、本ルーチンはNE信号が入力される毎に実行され
る。
【0032】図7において、ステップS201で、現状
の最大値Kmax がパルス間隔比Tn/Tn-1 を越えてい
るかが判定される。ステップS201の判定条件が成立
しないときには、ステップS202に移行し、パルス間
隔比Tn /Tn-1 を最大値Kmax と置換えたのちステッ
プS203に移行する。一方、ステップS201の判定
条件が成立するときには、ステップS202をスキップ
してステップS203に移行し、現状の最小値Kmin が
パルス間隔比Tn /Tn-1 未満であるかが判定される。
ステップS203の判定条件が成立しないときには、ス
テップS204に移行し、パルス間隔比Tn /Tn-1 を
最小値Kmin と置換えたのちステップS205に移行す
る。
の最大値Kmax がパルス間隔比Tn/Tn-1 を越えてい
るかが判定される。ステップS201の判定条件が成立
しないときには、ステップS202に移行し、パルス間
隔比Tn /Tn-1 を最大値Kmax と置換えたのちステッ
プS203に移行する。一方、ステップS201の判定
条件が成立するときには、ステップS202をスキップ
してステップS203に移行し、現状の最小値Kmin が
パルス間隔比Tn /Tn-1 未満であるかが判定される。
ステップS203の判定条件が成立しないときには、ス
テップS204に移行し、パルス間隔比Tn /Tn-1 を
最小値Kmin と置換えたのちステップS205に移行す
る。
【0033】一方、ステップS203の判定条件が成立
するときには、ステップS204をスキップしてステッ
プS205に移行し、クランク軸センサ31からのNE
信号が計数されるカウンタnが29に等しいかが判定さ
れる。ステップS205の判定条件が成立するときに
は、ステップS206に移行し、最大値Kmax から次の
回転変動に対する余裕値としての所定値KOFFaが減算さ
れてゲインKa とされ、最小値Kmin に次の回転変動に
対する余裕値としての所定値KOFFbが加算されてゲイン
Kb とされる。次にステップS207に移行して、最大
値Kmax が初期値の「0」、最小値Kmin が初期値の
「3」にそれぞれ置換えられると共に、カウンタnが
「0」にリセットされ、本ルーチンを終了する。一方、
ステップS205の判定条件が成立せず、所定値区間が
終了していないときには、ステップS208に移行し、
クランク軸センサ31からのNE信号が計数されるカウ
ンタnが「1」インクリメントされたのち、本ルーチン
を終了する。
するときには、ステップS204をスキップしてステッ
プS205に移行し、クランク軸センサ31からのNE
信号が計数されるカウンタnが29に等しいかが判定さ
れる。ステップS205の判定条件が成立するときに
は、ステップS206に移行し、最大値Kmax から次の
回転変動に対する余裕値としての所定値KOFFaが減算さ
れてゲインKa とされ、最小値Kmin に次の回転変動に
対する余裕値としての所定値KOFFbが加算されてゲイン
Kb とされる。次にステップS207に移行して、最大
値Kmax が初期値の「0」、最小値Kmin が初期値の
「3」にそれぞれ置換えられると共に、カウンタnが
「0」にリセットされ、本ルーチンを終了する。一方、
ステップS205の判定条件が成立せず、所定値区間が
終了していないときには、ステップS208に移行し、
クランク軸センサ31からのNE信号が計数されるカウ
ンタnが「1」インクリメントされたのち、本ルーチン
を終了する。
【0034】上述の図6及び図7の処理によって、クラ
ンク角検出円板42の歯部43が等ピッチ間隔領域のと
きの内燃機関の負荷の大小におけるパルス間隔Tn の変
化に対する判別基準値の遷移状態を図8のタイムチャー
トに示す。
ンク角検出円板42の歯部43が等ピッチ間隔領域のと
きの内燃機関の負荷の大小におけるパルス間隔Tn の変
化に対する判別基準値の遷移状態を図8のタイムチャー
トに示す。
【0035】等ピッチ間隔領域であってもパルス間隔T
n は内燃機関のTDCによって変移しており、例えば、
図8に示すように、内燃機関の負荷が大きくなるとパル
ス間隔Tn の変移も大きくなるが、それに対応して判別
基準値がその変移外に遷移されるのである。このため、
等ピッチ間隔領域であるにもかかわらず不等間隔部から
なるクランク軸41のクランク角における基準位置と誤
認することがない。
n は内燃機関のTDCによって変移しており、例えば、
図8に示すように、内燃機関の負荷が大きくなるとパル
ス間隔Tn の変移も大きくなるが、それに対応して判別
基準値がその変移外に遷移されるのである。このため、
等ピッチ間隔領域であるにもかかわらず不等間隔部から
なるクランク軸41のクランク角における基準位置と誤
認することがない。
【0036】ここで、図7のゲインKa,Kb 算出ルーチ
ンは図9のように書替えることもできる。図9では、図
7のステップS206における加減算をステップS30
6における乗算としたものであり、他のステップにおけ
る処理は同一であり、その詳細な説明を省略する。
ンは図9のように書替えることもできる。図9では、図
7のステップS206における加減算をステップS30
6における乗算としたものであり、他のステップにおけ
る処理は同一であり、その詳細な説明を省略する。
【0037】ところで、ステップS306では、最大値
Kmax に1以下の所定値KOFFaを乗算することでゲイン
Ka を算出しているが最大値Kmax に1以上の所定値K
OFFaを除算することでゲインKa を算出してもよい。同
様に、ステップS306では、最小値Kmin に1以上の
所定値KOFFbを乗算することでゲインKb を算出してい
るが最小値Kmin に1以下の所定値KOFFbを除算するこ
とでゲインKb を算出してもよい。
Kmax に1以下の所定値KOFFaを乗算することでゲイン
Ka を算出しているが最大値Kmax に1以上の所定値K
OFFaを除算することでゲインKa を算出してもよい。同
様に、ステップS306では、最小値Kmin に1以上の
所定値KOFFbを乗算することでゲインKb を算出してい
るが最小値Kmin に1以下の所定値KOFFbを除算するこ
とでゲインKb を算出してもよい。
【0038】このように、本実施例の内燃機関のクラン
ク角判別装置は、内燃機関の回転に同期して回転する回
転軸であるクランク軸41に取付けられ円周上に10°
CAの等ピッチ間隔に配列された歯部43と、歯部43
の少なくとも一部に30°CAの不等間隔部からなる基
準位置44,45,46を形成する基準部とを備えるク
ランク角検出円板42と、クランク角検出円板42の歯
部43に対向して配設され、歯部43によるパルス信号
であるNE信号を発生するクランク軸センサ31からな
るパルス信号発生手段と、360°CAの所定区間内で
クランク軸センサ31で発生された隣接するNE信号に
よる今回のパルス間隔Tn と前回のパルス間隔Tn-1 と
の比であるパルス間隔比Tn /Tn-1 に応じて基準位置
44,45,46を判別するための判別基準値における
ゲインKa,Kb を変更するECU33にて達成される基
準値変更手段と、前記基準値変更手段で変更されたゲイ
ンKa,Kb による判別基準値とクランク軸センサ31に
よるパルス間隔Tとに基づいて基準位置44,45,4
6を判別するECU33にて達成されるクランク角判別
手段とを具備するものであり、これを請求項1の実施例
とすることができる。
ク角判別装置は、内燃機関の回転に同期して回転する回
転軸であるクランク軸41に取付けられ円周上に10°
CAの等ピッチ間隔に配列された歯部43と、歯部43
の少なくとも一部に30°CAの不等間隔部からなる基
準位置44,45,46を形成する基準部とを備えるク
ランク角検出円板42と、クランク角検出円板42の歯
部43に対向して配設され、歯部43によるパルス信号
であるNE信号を発生するクランク軸センサ31からな
るパルス信号発生手段と、360°CAの所定区間内で
クランク軸センサ31で発生された隣接するNE信号に
よる今回のパルス間隔Tn と前回のパルス間隔Tn-1 と
の比であるパルス間隔比Tn /Tn-1 に応じて基準位置
44,45,46を判別するための判別基準値における
ゲインKa,Kb を変更するECU33にて達成される基
準値変更手段と、前記基準値変更手段で変更されたゲイ
ンKa,Kb による判別基準値とクランク軸センサ31に
よるパルス間隔Tとに基づいて基準位置44,45,4
6を判別するECU33にて達成されるクランク角判別
手段とを具備するものであり、これを請求項1の実施例
とすることができる。
【0039】したがって、ECU33にて達成される基
準値変更手段でクランク角検出円板42の歯部43に対
向して配設され、その歯部43によって360°CAの
所定区間内でクランク軸センサ31で発生された隣接す
るNE信号のパルス間隔比Tn /Tn-1 に応じて基準位
置44,45,46を判別するための判別基準値におけ
るゲインKa,Kb が変更される。この基準値変更手段で
変更されたゲインKa,Kb による判別基準値とクランク
軸センサ31によるパルス間隔Tとに基づいてECU3
3にて達成されるクランク角判別手段で基準位置44,
45,46が判別される。
準値変更手段でクランク角検出円板42の歯部43に対
向して配設され、その歯部43によって360°CAの
所定区間内でクランク軸センサ31で発生された隣接す
るNE信号のパルス間隔比Tn /Tn-1 に応じて基準位
置44,45,46を判別するための判別基準値におけ
るゲインKa,Kb が変更される。この基準値変更手段で
変更されたゲインKa,Kb による判別基準値とクランク
軸センサ31によるパルス間隔Tとに基づいてECU3
3にて達成されるクランク角判別手段で基準位置44,
45,46が判別される。
【0040】故に、クランク軸センサ31で発生される
NE信号のパルス間隔Tに対して常に最適な判別基準値
が更新設定されることで内燃機関の個体差や経時変化に
よる影響を受けることなく内燃機関のクランク角を正確
に判別することができる。
NE信号のパルス間隔Tに対して常に最適な判別基準値
が更新設定されることで内燃機関の個体差や経時変化に
よる影響を受けることなく内燃機関のクランク角を正確
に判別することができる。
【0041】また、本実施例の内燃機関のクランク角判
別装置のECU33にて達成される基準値変更手段にお
けるゲインKa,Kb による判別基準値は、360°CA
の所定区間内のパルス間隔比Tn /Tn-1 の最大値Kma
x または最小値Kmin に所定値KOFFa,KOFFbを加減算
または乗除算して設定するものであり、これを請求項2
の実施例とすることができる。
別装置のECU33にて達成される基準値変更手段にお
けるゲインKa,Kb による判別基準値は、360°CA
の所定区間内のパルス間隔比Tn /Tn-1 の最大値Kma
x または最小値Kmin に所定値KOFFa,KOFFbを加減算
または乗除算して設定するものであり、これを請求項2
の実施例とすることができる。
【0042】したがって、基準値変更手段の判別基準値
におけるゲインKa,Kb が360°CAの所定区間内の
パルス間隔比Tn /Tn-1 の最大値Kmax または最小値
Kmin に所定値KOFFa,KOFFbを加減算または乗除算し
て設定される。このため、判別基準値が常に最適値とな
るように更新される。
におけるゲインKa,Kb が360°CAの所定区間内の
パルス間隔比Tn /Tn-1 の最大値Kmax または最小値
Kmin に所定値KOFFa,KOFFbを加減算または乗除算し
て設定される。このため、判別基準値が常に最適値とな
るように更新される。
【0043】〈第2実施例〉図10は本発明の第2実施
例にかかる内燃機関のクランク角判別装置で使用されて
いるECU33のゲインKa,Kb 算出ルーチンの処理手
順を示すフローチャートである。なお、本実施例にかか
る内燃機関のクランク角判別装置の概略構成図、クラン
ク角検出円板42とクランク軸センサ31、カム角検出
円板48とカム軸センサ32、NE信号とG信号との関
係及びクランク角判別ルーチンは上述の第1実施例にお
ける図1〜図6と同一であるためその詳細な説明を省略
する。
例にかかる内燃機関のクランク角判別装置で使用されて
いるECU33のゲインKa,Kb 算出ルーチンの処理手
順を示すフローチャートである。なお、本実施例にかか
る内燃機関のクランク角判別装置の概略構成図、クラン
ク角検出円板42とクランク軸センサ31、カム角検出
円板48とカム軸センサ32、NE信号とG信号との関
係及びクランク角判別ルーチンは上述の第1実施例にお
ける図1〜図6と同一であるためその詳細な説明を省略
する。
【0044】本実施例では、図2に示すように、等ピッ
チ間隔よりも大きな不等間隔部が2箇所(44及び4
5,46)ある。以下、第1実施例の図7のフローチャ
ートとの相違点についてのみ述べる。
チ間隔よりも大きな不等間隔部が2箇所(44及び4
5,46)ある。以下、第1実施例の図7のフローチャ
ートとの相違点についてのみ述べる。
【0045】図10において、ステップS401,ステ
ップS402及びステップS403,ステップS404
で、パルス間隔比Tn /Tn-1 の1,2番目に大きな不
等間隔部としての最大値Kmax1,Kmax2が除かれ、ステ
ップS405,ステップS406で、パルス間隔比Tn
/Tn-1 のうち大きいものから3番目の等ピッチ間隔に
配設された歯部43としての最大値Kmax3を求めてい
る。そして、ステップS410で、その最大値Kmax3を
用いて判別基準値におけるゲインKa が算出され、ステ
ップS411で、最大値Kmax1,Kmax2,Kmax3が初期
値の「0」に置換えられるところである。
ップS402及びステップS403,ステップS404
で、パルス間隔比Tn /Tn-1 の1,2番目に大きな不
等間隔部としての最大値Kmax1,Kmax2が除かれ、ステ
ップS405,ステップS406で、パルス間隔比Tn
/Tn-1 のうち大きいものから3番目の等ピッチ間隔に
配設された歯部43としての最大値Kmax3を求めてい
る。そして、ステップS410で、その最大値Kmax3を
用いて判別基準値におけるゲインKa が算出され、ステ
ップS411で、最大値Kmax1,Kmax2,Kmax3が初期
値の「0」に置換えられるところである。
【0046】このように、本実施例の内燃機関のクラン
ク角判別装置のECU33にて達成される基準値変更手
段におけるゲインKa,Kb による判別基準値は、360
°CAの所定区間内のパルス間隔比Tn /Tn-1 のうち
大きいものから3番目の値Kmax3(または所定区間内の
パルス間隔比Tn /Tn-1 のうち小さいものから3番目
の値)に所定値KOFFa,KOFFbを加減算(または乗除
算)して設定するものであり、これを請求項3の実施例
とすることができる。
ク角判別装置のECU33にて達成される基準値変更手
段におけるゲインKa,Kb による判別基準値は、360
°CAの所定区間内のパルス間隔比Tn /Tn-1 のうち
大きいものから3番目の値Kmax3(または所定区間内の
パルス間隔比Tn /Tn-1 のうち小さいものから3番目
の値)に所定値KOFFa,KOFFbを加減算(または乗除
算)して設定するものであり、これを請求項3の実施例
とすることができる。
【0047】したがって、基準値変更手段の判別基準値
におけるゲインKa,Kb が360°CAの所定区間内の
パルス間隔比Tn /Tn-1 のうち大きいものから3番目
の値Kmax3に所定値KOFFa,KOFFbを加減算して設定さ
れる。このため、判別基準値が常に最適値となるように
更新される。
におけるゲインKa,Kb が360°CAの所定区間内の
パルス間隔比Tn /Tn-1 のうち大きいものから3番目
の値Kmax3に所定値KOFFa,KOFFbを加減算して設定さ
れる。このため、判別基準値が常に最適値となるように
更新される。
【0048】〈第3実施例〉図11は本発明の第3実施
例にかかる内燃機関のクランク角判別装置で使用されて
いるECU33のゲインKa,Kb 算出ルーチンの処理手
順を示すフローチャートである。なお、本実施例にかか
る内燃機関のクランク角判別装置の概略構成図、クラン
ク角検出円板42とクランク軸センサ31、カム角検出
円板48とカム軸センサ32、NE信号とG信号との関
係及びクランク角判別ルーチンは上述の第1実施例にお
ける図1〜図6と同一であるためその詳細な説明を省略
する。
例にかかる内燃機関のクランク角判別装置で使用されて
いるECU33のゲインKa,Kb 算出ルーチンの処理手
順を示すフローチャートである。なお、本実施例にかか
る内燃機関のクランク角判別装置の概略構成図、クラン
ク角検出円板42とクランク軸センサ31、カム角検出
円板48とカム軸センサ32、NE信号とG信号との関
係及びクランク角判別ルーチンは上述の第1実施例にお
ける図1〜図6と同一であるためその詳細な説明を省略
する。
【0049】以下、第1実施例の図7のフローチャート
との相違点についてのみ述べる。
との相違点についてのみ述べる。
【0050】図11において、ステップS506以外は
図7と同様であり、ステップS506で、最大値Kmax
と最小値Kmin との平均値(Kmax +Kmin )/2から
所定値KOFFa,KOFFbが加減算されゲインKa,Kb が算
出されるところである。
図7と同様であり、ステップS506で、最大値Kmax
と最小値Kmin との平均値(Kmax +Kmin )/2から
所定値KOFFa,KOFFbが加減算されゲインKa,Kb が算
出されるところである。
【0051】このように、本実施例の内燃機関のクラン
ク角判別装置のECU33にて達成される基準値変更手
段におけるゲインKa,Kb による判別基準値は、360
°CAの所定区間内のパルス間隔比Tn /Tn-1 の最大
値Kmax と最小値Kmin との平均値(Kmax +Kmin )
/2に所定値KOFFa,KOFFbを加減算(または乗除算)
して設定するものであり、これを請求項4の実施例とす
ることができる。
ク角判別装置のECU33にて達成される基準値変更手
段におけるゲインKa,Kb による判別基準値は、360
°CAの所定区間内のパルス間隔比Tn /Tn-1 の最大
値Kmax と最小値Kmin との平均値(Kmax +Kmin )
/2に所定値KOFFa,KOFFbを加減算(または乗除算)
して設定するものであり、これを請求項4の実施例とす
ることができる。
【0052】したがって、基準値変更手段の判別基準値
におけるゲインKa,Kb が360°CAの所定区間内の
パルス間隔比Tn /Tn-1 の最大値Kmax と最小値Kmi
n との平均値(Kmax +Kmin )/2に所定値KOFFa,
KOFFbを加減算して設定される。このため、判別基準値
が常に最適値となるように更新される。
におけるゲインKa,Kb が360°CAの所定区間内の
パルス間隔比Tn /Tn-1 の最大値Kmax と最小値Kmi
n との平均値(Kmax +Kmin )/2に所定値KOFFa,
KOFFbを加減算して設定される。このため、判別基準値
が常に最適値となるように更新される。
【0053】ところで、上述の第1実施例乃至第3実施
例の内燃機関のクランク角判別装置の所定値KOFFa,K
OFFbは、NE信号に基づいて算出される機関回転数、バ
ッテリ39からのバッテリ電圧、水温センサ40で検出
される冷却水温、エアフローメータ38で検出される負
荷のうち1つ以上に基づいて設定するものであり、これ
を請求項5の実施例とすることができる。
例の内燃機関のクランク角判別装置の所定値KOFFa,K
OFFbは、NE信号に基づいて算出される機関回転数、バ
ッテリ39からのバッテリ電圧、水温センサ40で検出
される冷却水温、エアフローメータ38で検出される負
荷のうち1つ以上に基づいて設定するものであり、これ
を請求項5の実施例とすることができる。
【0054】したがって、所定値KOFFa,KOFFbは、内
燃機関の回転変動が大きいときには大きくすることによ
り誤検出を回避することができ、回転変動が小さいとき
には小さくすることにより確実に不等間隔部を検出する
ことができる。つまり、回転変動を示すパラメータであ
る機関回転数、冷却水温、バッテリ電圧、負荷により所
定値KOFFa,KOFFbが補正される。このように、所定値
KOFFa,KOFFbが内燃機関の運転状態に応じて設定され
るため、不等間隔部からなる基準位置の検出性能が向上
される。
燃機関の回転変動が大きいときには大きくすることによ
り誤検出を回避することができ、回転変動が小さいとき
には小さくすることにより確実に不等間隔部を検出する
ことができる。つまり、回転変動を示すパラメータであ
る機関回転数、冷却水温、バッテリ電圧、負荷により所
定値KOFFa,KOFFbが補正される。このように、所定値
KOFFa,KOFFbが内燃機関の運転状態に応じて設定され
るため、不等間隔部からなる基準位置の検出性能が向上
される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の内燃機
関のクランク角判別装置によれば、基準値変更手段でク
ランク角検出円板の歯部に対向して配設され、その歯部
によって所定区間内でパルス信号発生手段にて発生され
た隣接するパルス信号による今回のパルス間隔と前回の
パルス間隔との比であるパルス間隔比に応じて基準位置
を判別するための判別基準値が変更され、この判別基準
値とパルス信号発生手段によるパルス間隔とに基づいて
クランク角判別手段で基準位置が判別される。このよう
に、判別基準値が常に更新されることで内燃機関の個体
差や経時変化による影響が回避でき、常に最適な判別基
準値が設定されることで良好な始動性及びドライバビリ
ティ(Drivability)を確保することができる。
関のクランク角判別装置によれば、基準値変更手段でク
ランク角検出円板の歯部に対向して配設され、その歯部
によって所定区間内でパルス信号発生手段にて発生され
た隣接するパルス信号による今回のパルス間隔と前回の
パルス間隔との比であるパルス間隔比に応じて基準位置
を判別するための判別基準値が変更され、この判別基準
値とパルス信号発生手段によるパルス間隔とに基づいて
クランク角判別手段で基準位置が判別される。このよう
に、判別基準値が常に更新されることで内燃機関の個体
差や経時変化による影響が回避でき、常に最適な判別基
準値が設定されることで良好な始動性及びドライバビリ
ティ(Drivability)を確保することができる。
【0056】請求項2の内燃機関のクランク角判別装置
によれば、請求項1の効果に加えて、基準値変更手段に
おける判別基準値が所定区間内のパルス間隔比の最大値
または最小値に所定値を加減算または乗除算して設定さ
れる。これにより、判別基準値を常に最適値となるよう
に更新設定することができる。
によれば、請求項1の効果に加えて、基準値変更手段に
おける判別基準値が所定区間内のパルス間隔比の最大値
または最小値に所定値を加減算または乗除算して設定さ
れる。これにより、判別基準値を常に最適値となるよう
に更新設定することができる。
【0057】請求項3の内燃機関のクランク角判別装置
によれば、請求項1の効果に加えて、基準値変更手段に
おける判別基準値が所定区間内のパルス間隔比のうち大
きいものから3番目の値または所定区間内のパルス間隔
比のうち小さいものから3番目の値に所定値を加減算ま
たは乗除算して設定される。これにより、判別基準値を
常に最適値となるように更新設定することができる。
によれば、請求項1の効果に加えて、基準値変更手段に
おける判別基準値が所定区間内のパルス間隔比のうち大
きいものから3番目の値または所定区間内のパルス間隔
比のうち小さいものから3番目の値に所定値を加減算ま
たは乗除算して設定される。これにより、判別基準値を
常に最適値となるように更新設定することができる。
【0058】請求項4の内燃機関のクランク角判別装置
によれば、請求項1の効果に加えて、基準値変更手段に
おける判別基準値が所定区間内のパルス間隔比の最大値
と最小値との平均値に所定値を加減算または乗除算して
設定される。これにより、判別基準値を常に最適値とな
るように更新設定することができる。
によれば、請求項1の効果に加えて、基準値変更手段に
おける判別基準値が所定区間内のパルス間隔比の最大値
と最小値との平均値に所定値を加減算または乗除算して
設定される。これにより、判別基準値を常に最適値とな
るように更新設定することができる。
【0059】請求項5の内燃機関のクランク角判別装置
によれば、請求項2乃至請求項4のうちの1つの効果に
加えて、所定値が機関回転数、バッテリ電圧、冷却水
温、負荷のうち1つ以上に基づいて設定される。これに
より、所定値が内燃機関の運転状態に応じて設定される
ため、不等間隔部からなる基準位置の検出性能を向上す
ることができる。
によれば、請求項2乃至請求項4のうちの1つの効果に
加えて、所定値が機関回転数、バッテリ電圧、冷却水
温、負荷のうち1つ以上に基づいて設定される。これに
より、所定値が内燃機関の運転状態に応じて設定される
ため、不等間隔部からなる基準位置の検出性能を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1実施例乃至第3実施例に
かかる内燃機関のクランク角判別装置を示す概略構成図
である。
かかる内燃機関のクランク角判別装置を示す概略構成図
である。
【図2】 図2は本発明の第1実施例乃至第3実施例に
かかる内燃機関のクランク角判別装置におけるクランク
角検出円板とクランク軸センサとを示す概略図である。
かかる内燃機関のクランク角判別装置におけるクランク
角検出円板とクランク軸センサとを示す概略図である。
【図3】 図3は図2のクランク軸センサで発生される
NE信号を示す説明図である。
NE信号を示す説明図である。
【図4】 図4は本発明の第1実施例乃至第3実施例に
かかる内燃機関のクランク角判別装置で用いられている
カム角検出円板とカム軸センサとを示す概略図である。
かかる内燃機関のクランク角判別装置で用いられている
カム角検出円板とカム軸センサとを示す概略図である。
【図5】 図5は図2のクランク軸センサで発生される
NE信号と図4のカム軸センサで発生されるG信号との
関係を示す説明図である。
NE信号と図4のカム軸センサで発生されるG信号との
関係を示す説明図である。
【図6】 図6は本発明の第1実施例乃至第3実施例に
かかる内燃機関のクランク角判別装置で使用されている
ECUのクランク角判別処理手順を示すフローチャート
である。
かかる内燃機関のクランク角判別装置で使用されている
ECUのクランク角判別処理手順を示すフローチャート
である。
【図7】 図7は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
のクランク角判別装置で使用されているECUのゲイン
算出処理手順を示すフローチャートである。
のクランク角判別装置で使用されているECUのゲイン
算出処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 図8は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
のクランク角判別装置で等ピッチ間隔領域のときの内燃
機関の負荷の大小におけるパルス間隔の変化に対する判
別基準値の遷移状態を示すタイムチャートである。
のクランク角判別装置で等ピッチ間隔領域のときの内燃
機関の負荷の大小におけるパルス間隔の変化に対する判
別基準値の遷移状態を示すタイムチャートである。
【図9】 図9は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
のクランク角判別装置で使用されているECUの他のゲ
イン算出処理手順を示すフローチャートである。
のクランク角判別装置で使用されているECUの他のゲ
イン算出処理手順を示すフローチャートである。
【図10】 図10は本発明の第2実施例にかかる内燃
機関のクランク角判別装置で使用されているECUのゲ
イン算出処理手順を示すフローチャートである。
機関のクランク角判別装置で使用されているECUのゲ
イン算出処理手順を示すフローチャートである。
【図11】 図11は本発明の第3実施例にかかる内燃
機関のクランク角判別装置で使用されているECUのゲ
イン算出処理手順を示すフローチャートである。
機関のクランク角判別装置で使用されているECUのゲ
イン算出処理手順を示すフローチャートである。
31 クランク軸センサ(パルス信号発生手段)
32 カム軸センサ
33 ECU(電子制御装置)
41 クランク軸
42 クランク角検出円板
47 カム軸
48 カム角検出円板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平1−277662(JP,A)
特開 昭61−25017(JP,A)
特開 昭59−168317(JP,A)
特開 昭61−149546(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F02P 1/00 - 3/12
F02P 5/145 - 5/155
F02P 7/00 - 17/00
F02D 41/00 - 41/40
F02D 43/00 - 45/00
G01D 5/245
G01M 15/00
Claims (5)
- 【請求項1】 内燃機関の回転に同期して回転する回転
軸に取付けられ円周上に等ピッチ間隔に配列された歯部
と、前記歯部の少なくとも一部に不等間隔部からなる基
準位置を形成する基準部とを備えるクランク角検出円板
と、 前記クランク角検出円板の前記歯部に対向して配設さ
れ、前記歯部によるパルス信号を発生するパルス信号発
生手段と、 所定区間内で前記パルス信号発生手段で発生された隣接
する前記パルス信号による今回のパルス間隔と前回のパ
ルス間隔との比であるパルス間隔比に応じて前記基準位
置を判別するための判別基準値を変更する基準値変更手
段と、 前記基準値変更手段で変更された前記判別基準値と前記
パルス信号発生手段による前記パルス間隔とに基づいて
前記基準位置を判別するクランク角判別手段とを具備す
ることを特徴とする内燃機関のクランク角判別装置。 - 【請求項2】 前記基準値変更手段における前記判別基
準値は、前記所定区間内の前記パルス間隔比の最大値ま
たは最小値に所定値を加減算または乗除算して設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のクランク
角判別装置。 - 【請求項3】 前記基準値変更手段における前記判別基
準値は、前記所定区間内の前記パルス間隔比のうち大き
いものから3番目の値または前記所定区間内の前記パル
ス間隔比のうち小さいものから3番目の前記パルス間隔
比の値に所定値を加減算または乗除算して設定すること
を特徴とする請求項1に記載の内燃機関のクランク角判
別装置。 - 【請求項4】 前記基準値変更手段における前記判別基
準値は、前記所定区間内の前記パルス間隔比の最大値と
最小値との平均値に所定値を加減算または乗除算して設
定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のク
ランク角判別装置。 - 【請求項5】 前記所定値は、機関回転数、バッテリ電
圧、冷却水温、負荷のうち1つ以上に基づいて設定する
ことを特徴とする請求項2乃至請求項4の1つに記載の
内燃機関のクランク角判別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02364895A JP3379261B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 内燃機関のクランク角判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02364895A JP3379261B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 内燃機関のクランク角判別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08218932A JPH08218932A (ja) | 1996-08-27 |
JP3379261B2 true JP3379261B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=12116373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02364895A Expired - Fee Related JP3379261B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 内燃機関のクランク角判別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3379261B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4168907B2 (ja) | 2003-10-29 | 2008-10-22 | 株式会社デンソー | エンジン制御装置 |
JP6038743B2 (ja) * | 2013-07-25 | 2016-12-07 | 本田技研工業株式会社 | ハイブリッド車両の駆動制御装置 |
KR101583163B1 (ko) * | 2014-12-23 | 2016-01-07 | 한국해양대학교 산학협력단 | 엔진 성능측정 장치 |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP02364895A patent/JP3379261B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08218932A (ja) | 1996-08-27 |
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