JP3636957B2 - 陳列用具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧料(テスター用化粧料等を含む)等の各種の陳列品を店頭等に陳列する陳列用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、口紅等の各種化粧料を店頭等に陳列する場合には、図12に示すような陳列台41がよく用いられている。この陳列台41は、ひな壇形に形成されており、各段の上面に多数のテスター品挿通孔42が穿設されている。そして、サンプル保持体43の下側に口紅等のテスター品(試供品)44が保持され、上側に色見本ダミー45が取着されたテスター化粧品46を多数(各色ごとに)用意し、上記テスター品挿通孔42に、上記テスター化粧品46の下部(テスター品44の部分)を挿通させて陳列台41上に載置し、多数並べて陳列するようにしている。
【0003】
一方、同じ店頭等でも、他の化粧料の陳列スペースとの関係で、上記テスター化粧品46を吊り下げ用透明ケース等(図示せず)に収容し、壁面等に吊り下げて陳列することがよくある。また、陳列の形態を変えて顧客の注意をひくこともよく行われている。このため、上記のような陳列台41や吊り下げ用透明ケース等がそれぞれ製作されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような陳列台41や吊り下げ用透明ケース等を用いる場合には、これらを別々に製作しなければならず、製作費が高価になり、コストアップにつながる。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、製作費が非常に安価な陳列用具の提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の陳列用具は、吊り下げ具を有する平板状の背板と、この背板に固定されこの背板とともに箱状収容部を形成する収容部形成部材とを備えた陳列用具であって、上記箱状収容部の底板を背板の下端部より上側に配設し、上記箱状収容部の底板の左右両側面からそれぞれ、下方に折り曲げ自在な突片を突設し、上記背板の吊り下げ具を被吊り下げ体に吊り下げる吊り下げ態様と、上記突片を下方に折り曲げこの折り曲げた突片の下端部を被載置面に当接させて陳列用具を支受する支受態様とのいずれかの態様を選択しうるように構成したという構成をとる。
【0007】
すなわち、本発明の陳列用具は、吊り下げ具を有する平板状の背板と、この背板に固定されこの背板とともに箱状収容部を形成する収容部形成部材とを備えており、上記箱状収容部の底板を背板の下端部より上側に配設している。そして、上記箱状収容部の底板の左右両側面からそれぞれ、下方に折り曲げ自在な突片を突設し、上記背板の吊り下げ具を被吊り下げ体に吊り下げる吊り下げ態様と、上記突片を下方に折り曲げこの折り曲げた突片の下端部を被載置面に当接させて本発明の陳列用具を支受する支受態様とのいずれかの態様を選択しうるように構成している。このように、本発明の陳列用具では、これを吊り下げる吊り下げ態様にすることも、上記折り曲げた突片を被載置面に載置してこの突片で支受する支受態様にすることもできるため、1種類の陳列用具を製作するだけでよく、製作費が安価になる。しかも、背板と、この背板とともに箱状収容部を形成する収容部形成部材とを備え、上記箱状収容部の底板の左右両側面からそれぞれ突片を下方に折り曲げ自在に突設しているだけであり、さらに製作費が安価になる。
【0008】
本発明において、上記吊り下げ具を、折り曲げ自在な金属製の帯状薄板を用いて作製している場合には、被吊り下げ体の形状に合わせて上記吊り下げ具を折り曲げることにより、各種形状の被吊り下げ体に対して吊り下げ可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
【0010】
図1は本発明の陳列用具の一実施の形態を示している。図において、1は平板状体からなる紙製の背板である。2は透明プラスチック製のシート体3(図5参照)を折り曲げてなる折り曲げ体(収容部形成部材)であり、この折り曲げ体2と上記背板1とで箱状収容部4が形成されている。
【0011】
上記背板1には、図2〜図4に示すように、下端部分に所定間隔をあけて横一直線に配設された3つの横向き切り目6と、中間部の左右両側部分に配設された左右一対の縦向き切り目7とが形成されている。また、上記背板1には、その上部の裏面に左右一対のフック8が接着固定されている。これら両フック片8は、金属製の帯状薄板からなり、上記背板1の上部の裏面に接着固定される下側部分8aと、所望の湾曲形状(例えば、円弧形状,V字形状,コ字形状等)に折り曲げうる上側部分8bとからなる。
【0012】
上記シート体3は、図5に示すように、長方形状の前板11と、この前板11の底面から第1折り曲げ線12を介して延設される長方形状の底板13と、この底板13の左右両側面から第2折り曲げ線14を介して延設される長方形状の支受用突片15と、上記前板11の左右両側面から第3折り曲げ線16を介して延設される略台形状の左右両側板17とを備えており、上記底板13の底面の所定位置に(上記背板1の各横向き切り目6に対応する位置)から第4折り曲げ線18を介して3つの長方形状の第1固定用突片19が延設されている。また、上記右側板17の右側面および左側板17の左側面からそれぞれ第5折り曲げ線20を介して第2固定用突片21が延設されている。そして、上記各第1固定用突片19が背板1の各横向き切り目6に挿通され、上記両第2固定用突片21が背板1の両縦向き切り目7に挿通される。また、上記第1〜第5折り曲げ線12,14,16,18,20はそれぞれ、上下に折り曲げ自在に形成されている。図において、22は上記両第5折り曲げ線20の下側に形成された切欠き部であり、上記背板1の両縦向き切り目7の下側部分7aに着脱自在に係合される(図10参照)。
【0013】
上記シート体3を折り曲げて折り曲げ体2を製作する場合には、前板11に対して底板13を後方に直角に折り曲げ、前板11に対して左右両側板17を後方に直角に折り曲げる。これにより、図6〜図8に示す折り曲げ体2を製作することができる。そののち、この折り曲げ体2の各第1固定用突片19を背板1の各横向き切り目6に挿通し、両第2固定用突片21を背板1の両縦向き切り目7に挿通し、上記各第1固定用突片19を上方に折り曲げて抜け止め状に固定し、両第2固定用突片21を左右両側方のいずれかに折り曲げて抜け止め状に固定することにより、上記折り曲げ体2と背板1とで箱状収容部4を形成することができる。
【0014】
上記のようにして、背板1に箱状収容部4を形成したのち、陳列用具を支受態様と吊り下げ態様とのいずれかの態様にすることができる。すなわち、支受態様にする場合には、図9および図10に示すように、上記折り曲げ体2の両支受用突片15を下方に直角に折り曲げ(図6の2点鎖線参照)、背板1の下端面および両支受用突片15の下端面を被載置面25に当接状に載置することを行う。これにより、両支受用突片15で、背板1を略垂直姿勢にした状態で支受することができる。一方、吊り下げ態様にする場合には、図11に示すように、上記折り曲げ体2の両支受用突片15を上方に直角に折り曲げ(図6の1点鎖線参照)、背板1の両フック8を被吊り下げ体26に吊り下げることを行う。このとき、上記両支受用突片15で、箱状収容部4の底板13上に載置するボトルタイプの陳列品(図示せず)が底板13の外側に移動しようとするのを阻止することができる。
【0015】
このように、上記実施の形態では、陳列用具を支受態様にすることも、吊り下げ態様にすることもできるため、1種類の陳列用具を製作するだけでよく、製作費が安価になる。しかも、陳列用具は、背板1と、透明プラスチック製のシート体3を折り曲げてなる折り曲げ体2とで構成されており、この折り曲げ体2の底板13の左右両側面から支受用突片15を上下に折り曲げ自在に突設しただけの簡単な構造であり、さらに製作費が安価になる。また、輸送時等には、背板1から折り曲げ体2を取り外し、この折り曲げ体2をシート体3にすることにより、嵩張らなくなる。
【0016】
なお、上記実施の形態では、折り曲げ体2の底板13にボトルタイプの陳列品を載置しているが、これに限定するものではなく、上記底板13に孔を開け、この孔に、図12に示すような口紅等のテスター品(試供品)44を挿通して陳列することもできる。
【0017】
【発明の効果】
以上のように、本発明の陳列用具によれば、これを吊り下げる吊り下げ態様にすることも、上記折り曲げた突片を被載置面に載置してこの突片で支受する支受態様にすることもできるため、1種類の陳列用具を製作するだけでよく、製作費が安価になる。しかも、背板と、この背板とともに箱状収容部を形成する収容部形成部材とを備え、上記箱状収容部の底板の左右両側面からそれぞれ突片を下方に折り曲げ自在に突設しているだけであり、さらに製作費が安価になる。
【0018】
本発明において、上記吊り下げ具を、折り曲げ自在な金属製の帯状薄板を用いて作製している場合には、被吊り下げ体の形状に合わせて上記吊り下げ具を折り曲げることにより、各種形状の被吊り下げ体に対して吊り下げ可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の陳列用具の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】背板の正面図である。
【図3】上記背板の裏面図である。
【図4】上記背板の平面図である。
【図5】シート体の正面図である。
【図6】折り曲げ体の側面図である。
【図7】上記折り曲げ体の平面図である。
【図8】上記折り曲げ体の断面図である。
【図9】陳列用具の支受態様を示す側面図である。
【図10】上記陳列用具の支受態様を示す断面図である。
【図11】上記陳列用具の吊り下げ態様を示す側面図である。
【図12】従来の陳列台を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 背板
2 折り曲げ体
4 箱状収容部
13 底板
15 支受用突片
Claims (2)
- 吊り下げ具を有する平板状の背板と、この背板に固定されこの背板とともに箱状収容部を形成する収容部形成部材とを備えた陳列用具であって、上記箱状収容部の底板を背板の下端部より上側に配設し、上記箱状収容部の底板の左右両側面からそれぞれ、下方に折り曲げ自在な突片を突設し、上記背板の吊り下げ具を被吊り下げ体に吊り下げる吊り下げ態様と、上記突片を下方に折り曲げこの折り曲げた突片の下端部を被載置面に当接させて陳列用具を支受する支受態様とのいずれかの態様を選択しうるように構成したことを特徴とする陳列用具。
- 上記吊り下げ具が、折り曲げ自在な金属製の帯状薄板を用いて作製されている請求項1記載の陳列用具。
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