JP3636436B2 - 泥濃式推進工法及び泥濃式推進装置 - Google Patents

泥濃式推進工法及び泥濃式推進装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネル推進機先端のカッター掘削部(以下、「切羽」という。)に高濃度泥水を充填しながら地盤を掘削し、推進管を圧入してトンネルを形成してゆく泥濃式推進工法及び泥濃式推進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記した泥濃式推進装置の一形態として、図4に示す泥濃式推進装置が知られている。
その装置構成を簡単に説明すると、100は地盤掘削かつ圧入埋設中の掘進機及び推進管であり、掘進機及び推進管100の後端は地上に開口した立て穴101に連絡されている。掘進機及び推進管100の先端には切羽面を具備するカッターヘッド102が配置されており、カッターヘッド102の後部には切羽面を高濃度泥水で満たすための泥土空間103が形成されている。泥土空間103は図示しない高濃度泥水供給装置と送泥管104を介して連通連結されている。
【0003】
一方、泥土空間103には短尺の第1排土管105の一端が連通連結されており、第1排土管105の他端は後方に向けて伸延し、伸延端は上部が大気に開放された箱状の中間タンク106と連絡している。また、中間タンク106の側壁には長尺の第2排土管107の一端が連通連結されており、第2排土管107の他端は掘進機及び推進管100及び立て穴101を通して地上に導出された後、地上に設置されている真空タンク108に連通連結されている。図中、109は真空タンク108の内部を負圧にする真空ポンプであり、110は泥土空間103内の排土液の圧力を保持するため第1排土管105に取り付けられた排土バルブである。
【0004】
次に、図4を参照しながら、上記した泥濃式推進装置を用いた泥濃式推進工法について説明すると、まず、高濃度泥水を泥土空間103に供給し、カッターヘッド102の切羽面を高濃度泥水で満たしながらカッターヘッド102によって地盤を掘削する。掘削作業と同時に、掘削された土砂と高濃度泥水の混合物からなる排土液は、排土バルブ110を開閉することにより、泥水圧によって第1排土管105を通して間欠的に中間タンク106内へ排出される。その後、排土液は、真空ポンプ109を駆動して真空タンク108内を真空状態とすることによって、負圧となった真空タンク108に連通連結された第2排土管107内に空気と共に吸引され、空気輸送によって真空タンク108まで搬送され、貯留される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の泥濃式推進工法は、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。
即ち、従来の泥濃式推進工法においては、排土液が高濃度かつ高粘性であるために流動性が低く、中間タンク106内の吸引部において、排土液のみが吸引されて第2排土管107内が閉塞したり、反対に、空気のみが吸引されて排土液が流れてこない等、一定の排出がなされないため、高い排土能力を得ることができなかった。また、一定の排出を行なうためには、吸引部において人手の介在が必要であった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、高濃度かつ高粘性の排土液であっても、自動的に一定の排出量で効率よく地上に搬送することができる泥濃式推進工法及び泥濃式推進装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る泥濃式推進工法及び装置は、トンネル推進機先端の切羽に高濃度泥水を圧送充填しながら地盤を掘削すると共に、掘削土と高濃度泥水からなる排土液を排土管を通して地上へ空気輸送し、地盤に推進管を圧入することによってトンネルを形成してゆく泥濃式推進工法及び装置において、排土管の中途に、切羽側の中央部に吸引開口を有すると共に吐出側に排出管を有するインペラケーシングと、該インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、該インペラを出力軸に連結する駆動モータとを具備するポンプ本体と、前記インペラケーシングの切羽側に同軸的に連通連結されると共に先端に吸引開口部を有する水平筒状部と、該水平筒状部内に同心円的に配設されると共に基端が前記駆動モータの出力軸に連結された回転軸と、該回転軸に取り付けられた螺旋羽根とを具備するスクリューとから構成されるスクリュー付ポンプを取り付け、スクリュー付ポンプの吐出側でかつ直近の排土管の部位に大気に連通した空気流入口を設けると共に、排土管の下流端を真空タンクに連通連結し、スクリュー付ポンプの駆動による排土液の自動一定供給と吸引式空気輸送によって、排土液を地上に搬送するようにしたことを特徴とする。
【0007】
このように、本発明では、排土液をスクリュー付ポンプによって、一定の流量で、かつ速度をもたせて、空気流入口の下流側をなす排土管へ自動供給するため、空気流入口より吸引された空気流に円滑にのせることができ、一定かつ最適な混合比で、効率よくかつ人手を介することなく地上に輸送することができる。また、スクリュー付ポンプの駆動モータの回転数をインバータ等によって変更することにより、排土液の流量を任意に調整することもできる。
【0008】
また、上記泥濃式推進工法及び装置においては、スクリュー付ポンプの吐出側でかつ直近の排土管の部位に空気流入口の代わりに圧搾空気供給口を設けて、エアコンプレッサーによって圧搾空気を供給すると共に、排土管の下流端を貯留タンクに連通連結し、スクリュー付ポンプの駆動による排土液の自動一定供給と圧送式空気輸送によって排土液を地上に搬送するようにすることもできる。
【0009】
この場合、排土液をスクリュー付ポンプによって、一定の流量で、かつ速度をもたせて圧搾空気供給口の下流側をなす排土管へ自動供給するため、圧搾空気供給口より供給された空気流に円滑にのせることができ、一定かつ最適な混合比で効率よく、人手で介することなく地上に空気輸送することができる。また、高圧の圧搾空気を供給することによって、排土液をより高濃度で、しかもより長距離にわたって空気輸送することができるので、輸送効率を向上することができる。さらに、上記泥濃式推進工法及び装置においては、スクリュー付ポンプの駆動モータの回転数をインバータ等によって変更することにより、排土液の流量を任意に調整することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図に示す実施の形態を参照して、本発明に係る泥濃式推進工法及び泥濃式推進装置について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態に係る泥濃式推進装置について、図1及び図2を参照して説明する。
10は泥濃式推進装置によって地盤11に略水平に掘削された掘進機及び推進管であり、掘進機及び推進管10の後端は地上に開口した立て穴12に連絡されている。掘進機及び推進管10の先端には切羽面13を具備するカッターヘッド14が配置されており、カッターヘッド14の後部には切羽面13を高濃度泥水で満たすための泥土空間15が形成されている。泥土空間15は図示しない高濃度泥水供給装置と送泥管16を介して連通連結されている。
【0011】
一方、掘進機及び推進管10内には、掘削された土砂と高濃度泥水との混合物からなる排土液を地上まで空気輸送するための排土管17が配設されており、排土管17の中途にはスクリュ−付ポンプ18が取り付けられている。
【0012】
上記した排土管17及びスクリュ−付ポンプ18の構成を詳細に説明すると、図1に示すように、排土管17は短尺の第1排土管19と長尺の第2排土管20とを、スクリュ−付ポンプ18を介して直列に連結することによって構成されている。
【0013】
第1排土管19は、その一端を泥土空間15に連通連結すると共に、その他端を後方に向けて伸延して、スクリュ−付ポンプ18の吸引開口部21に水密状態に連通連結している。また、第1排土管19は、その中途に泥土空間15内の排土液の圧力を保持するための排土バルブ22を取り付けている。一方、第2排土管20は、その一端を水密状態にスクリュ−付ポンプ18の吐出開口部23に連通連結すると共に、吐出開口部23の近傍であってその下流側をなす部位に、大気に連通した空気流入口20aを設けている。また、第2排土管20は、その他端を掘進機及び推進管10及び立て穴12を通して地上に導出した後、地上に設置されている真空タンク24に連通連結している。真空タンク24は排土液貯留タンクとしても用いられるものであり、その内部空間は真空ポンプ25と連通連結されている。
【0014】
上記した構成において、スクリュ−付ポンプ18の形態としては各種形態が考えられるが、本実施の形態では、図2に示す形態を用いている。但し、本発明は何ら図示の形態に限定されるものではない。
図示するように、スクリュ−付ポンプ18は横置状態に設置されており、ポンプ本体は次のように構成されている、即ち、架台26上に設置されたモータケーシング27には、切羽側の中央部に吸引開口28を有すると共に他端に排出管29を有するインペラケーシング30が同軸的に連設されている。インペラケーシング30内にはインペラ31が回転自在に配設されており、インペラ31はモータケーシング27に内蔵されている駆動モータ32の出力軸33に嵌合連結されている。
【0015】
一方、スクリューは次のように構成されている。即ち、インペラケーシング30の切羽側には水平筒状部34の基端が同軸的に連通連結されており、水平筒状部34の先端には、第1排土管19の他端に連通連結される吸引開口部21が形成されている。水平筒状部34内には、基端が駆動モータ32の出力軸33に連結された回転軸35が同心円的に配設されており、回転軸35には螺旋羽根36が、回転軸35の略全長にわたって取り付けられている。
【0016】
上記した構成を有するスクリュ−付ポンプ18において、駆動モータ32を駆動すると、インペラ31と螺旋羽根36が同時に回転する。そして、螺旋羽根36の回転によって、第1排土管19からスクリューに送られてきた排土液をほぐしながら確実にインペラケーシング30内に移送することができる。一方、インペラ31の回転によって、インペラケーシング30内に移送されてくる排土液を第2排土管20内へ供給することができる。
【0017】
なお、図1に示す本実施の形態に係る泥濃式推進装置におけるその他の構成要素について説明すると、37は元押し油圧装置であり、38は元押し油圧装置37によって発生した加圧力をカッターヘッド14に伝達する圧力伝達機構である。
【0018】
次に、上記した構成を有する泥濃式推進装置を用いた泥濃式推進工法について、図1及び図2を参照しながら説明する。
切羽面13を送泥管16を介して高濃度泥水で満たしながら地盤11を掘削すると共に、掘削した土砂と高濃度泥水の混合物からなる排土液を、第1排土管19、スクリュ−付ポンプ18及び第2排土管20を通して地上に設置されている真空タンク24まで流体搬送し、地盤11に掘進機及び推進管10を形成する。
【0019】
この際、真空ポンプ25を駆動して真空タンク24内を真空状態にすることによって、負圧となった真空タンク24に連通連結された第2排土管20内も負圧にし、空気流入口20aより空気を吸引して第2排土管20に空気流を形成することができる(吸引式空気輸送)。一方、スクリュ−付ポンプ18の駆動モータ32を同時に駆動することによって、インペラ31を回転するとともに螺旋羽根36を回転することになる。そして、螺旋羽根36の回転によって、第1排土管19及びスクリューを通して排土液を確実にインペラケーシング30を介して第2排土管20内へ送り込むことができる。即ち、スクリュー付ポンプ18によって、一定の流量でかつ所望の速度をもたせて第2排土管20内に排土液を自動供給することができる。その後、自動供給されてきた排土液を、真空ポンプ25と空気流入口20aとの協働によって第2排土管20内に形成される空気流に排土液を円滑に乗せることができ、一定かつ最適の混合比で地上に搬送することができる。
【0020】
このように、本実施の形態では、排土液をスクリュー付ポンプ18によって、一定の流量で、かつ速度をもたせて、空気流入口20aの下流側をなす第2排土管20へ自動供給するため、空気流入口20aより吸引された空気流に円滑にのせることができ、一定かつ最適な混合比で、効率よくかつ人手を介することなく地上に輸送することができる。
また、スクリュー付ポンプ18の駆動モータ32の回転数をインバータ等によって変更することにより、排土液の流量を任意に調整することもできる。
【0021】
(第2の実施の形態)
図3に示すように、本実施の形態に係る泥濃式推進装置は、上記した第1の実施の形態に係る泥濃式推進装置と、以下の構成を除いて実質的に同一の構成を有する。従って、同一の構成要素は同一の符号で示すと共に、その機能及び作用の説明は省略する。
即ち、本実施の形態に係る泥濃式推進装置は、スクリュ−付ポンプ18の下流側をなす第2排土管20の部分に圧搾空気供給口40を設け、この圧搾空気供給口40を地上に設置したエアコンプレッサー41に、圧搾エア供給管42を介して連通連結すると共に、第2排土管43の下流端を貯留タンク44に連通連結したことを特徴としている。
【0022】
上記した泥濃式推進装置を用いた泥濃式推進工法について説明すると、エアコンプレッサー41を駆動して圧搾空気を圧搾空気供給口40を通して第2排土管43に供給して第2排土管43内に空気流を形成する(圧送式空気輸送)と共に、スクリュ−付ポンプ18を駆動してインペラ31と螺旋羽根36を回転する。この際、スクリュー付ポンプ18の駆動によって、排土液を、一定の流量で、かつ速度をもたせて圧搾空気供給口40の下流側をなす第2排土管43へ自動供給して圧搾空気供給口40より供給された空気流に円滑にのせることができ、その後、エアコンプレッサー41の駆動によって、排土液と空気とを一定かつ最適な混合比で混合して、排土液を効率よくかつ人手を介することなく地上に空気輸送することができる。また、高圧の圧搾空気を第2排土管43内へ供給することによって、排土液がより高濃度であっても、かつ、輸送距離が長距離であっても、空気輸送を円滑に行なうことができるので、輸送効率を向上することができる。
【0023】
また、上記泥濃式推進工法においても、スクリュー付ポンプ18の駆動モータの回転数をインバータ等によって変更することにより、排土液の流量を任意に調整することもできる。
さらに、排土液を塊状物に分けた形態で(いわゆる、プラグ流)空気輸送できるので、高濃度の排土液であっても極めて円滑に地上に空気輸送することができる
【0024】
【発明の効果】
請求項1及び3記載の発明においては、排土管の中途に、切羽側の中央部に吸引開口を有すると共に吐出側に排出管を有するインペラケーシングと、該インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、該インペラを出力軸に連結する駆動モータとを具備するポンプ本体と、前記インペラケーシングの切羽側に同軸的に連通連結されると共に先端に吸引開口部を有する水平筒状部と、該水平筒状部内に同心円的に配設されると共に基端が前記駆動モータの出力軸に連結された回転軸と、該回転軸に取り付けられた螺旋羽根とを具備するスクリューとから構成されるスクリュー付ポンプを取り付け、スクリュー付ポンプの吐出側でかつ直近の排土管の部位に大気に連通した空気流入口を設けると共に、排土管の下流端を真空タンクに連通連結し、スクリュー付ポンプの駆動による排土液の自動一定供給と吸引式空気輸送によって、排土液を地上に搬送するようにしている。このように、排土液をスクリュー付ポンプによって、一定の流量で、かつ速度をもたせて、空気流入口の下流側をなす排土管へ自動供給するため、空気流入口より吸引された空気流に円滑にのせることができ、一定かつ最適な混合比で、効率よくかつ人手を介することなく地上に輸送することができる。
【0025】
請求項2及び5記載の発明においては、スクリュー付ポンプの吐出側でかつ直近の排土管の部位に空気流入口の代わりに圧搾空気供給口を設けて、エアコンプレッサーによって圧搾空気を供給すると共に、排土管の下流端を貯留タンクに連通連結し、スクリュー付ポンプの駆動による排土液の自動一定供給と圧送式空気輸送によって排土液を地上に搬送するようにしている。このように、排土液をスクリュー付ポンプによって、一定の流量で、かつ速度をもたせて圧搾空気供給口の下流側をなす排土管へ自動供給するため、圧搾空気供給口より供給された空気流に円滑にのせることができ、一定かつ最適な混合比で効率よく、人手を介することなく地上に空気輸送することができる。また、高圧の圧搾空気を供給することによって、排土液をより高濃度で、しかもより長距離にわたって空気輸送することができるので、輸送効率を上昇させることができる。
【0026】
請求項3及び6記載の発明においては、スクリュー付ポンプの駆動モータの回転数をインバータ等によって変更することにより、排土液の流量を任意に調整することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る泥濃式推進装置の構成説明図である。
【図2】 同要部説明図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係る泥濃式推進装置の構成説明図である。
【図4】 従来の泥濃式推進装置の構成説明図である。
【符号の説明】
10 掘進機及び推進管
11 地盤
12 立て穴
13 切羽面
14 切羽
15 泥土空間
16 送泥管
17 排土管
18 スクリュ−付ポンプ
19 第1排土管
20 第2排土管
20a 空気流入口
21 吸引開口部
22 排土バルブ
23 吐出開口部
24 真空タンク
25 真空ポンプ
26 架台
27 モータケーシング
28 吸引開口
29 排出管
30 インペラケーシング
31 インペラ
32 駆動モータ
33 出力軸
34 水平筒状部
35 回転軸
36 螺旋羽根
40 圧搾空気供給口
41 エアコンプレッサー
42 圧搾空気供給管
43 第2排土管
44 貯留タンク

Claims (6)

  1. トンネル推進機先端の切羽に高濃度泥水を圧送充填しながら地盤を掘削すると共に、掘削土と高濃度泥水からなる排土液を排土管を通して地上へ空気輸送し、前記地盤に推進管を圧入することによってトンネルを形成してゆく泥濃式推進工法において、
    前記排土管の中途に、切羽側の中央部に吸引開口を有すると共に吐出側に排出管を有するインペラケーシングと、該インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、該インペラを出力軸に連結する駆動モータとを具備するポンプ本体と、前記インペラケーシングの切羽側に同軸的に連通連結されると共に先端に吸引開口部を有する水平筒状部と、該水平筒状部内に同心円的に配設されると共に基端が前記駆動モータの出力軸に連結された回転軸と、該回転軸に取り付けられた螺旋羽根とを具備するスクリューとから構成されるスクリュー付ポンプを取り付け、該スクリュー付ポンプの吐出側でかつ直近の前記排土管の部位に大気に連通した空気流入口を設けると共に、前記排土管の下流端を真空タンクに連通連結し、前記スクリュー付ポンプの駆動による前記排土液の自動一定供給と吸引式空気輸送によって、前記排土液を地上に搬送するようにしたことを特徴とする泥濃式推進工法。
  2. トンネル推進機先端の切羽に高濃度泥水を圧送充填しながら地盤を掘削すると共に、掘削土と高濃度泥水からなる排土液を排土管を通して地上へ空気輸送し、前記地盤に推進管を圧入することによってトンネルを形成してゆく泥濃式推進工法において、
    前記排土管の中途に、切羽側の中央部に吸引開口を有すると共に吐出側に排出管を有するインペラケーシングと、該インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、該インペラを出力軸に連結する駆動モータとを具備するポンプ本体と、前記インペラケーシングの切羽側に同軸的に連通連結されると共に先端に吸引開口部を有する水平筒状部と、該水平筒状部内に同心円的に配設されると共に基端が前記駆動モータの出力軸に連結された回転軸と、該回転軸に取り付けられた螺旋羽根とを具備するスクリューとから構成されるスクリュー付ポンプを取り付け、該スクリュー付ポンプの吐出側でかつ直近の前記排土管に圧搾空気流入口を設けて、エアコンプレッサーによって圧搾空気を前記排土管に供給すると共に、前記排土管の下流端を貯留タンクに連通連結し、前記スクリュー付ポンプの駆動による前記排土液の自動一定供給と圧送式空気輸送によって、前記排土液を地上に搬送するようにしたことを特徴とする泥濃式推進工法。
  3. 前記スクリュー付ポンプの駆動モータの回転数をインバータ等を用いて変更して前記排土液の流量を調整するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の泥濃式推進工法。
  4. 切羽に高濃度泥水を圧送充填しながら地盤を掘削すると共に、掘削土と高濃度泥水からなる排土液を排土管を通して地上へ空気輸送し、前記地盤に推進管を圧入することによってトンネルを形成してゆく泥濃式推進装置において、
    前記排土管の中途に、切羽側の中央部に吸引開口を有すると共に吐出側に排出管を有するインペラケーシングと、該インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、該インペラを出力軸に連結する駆動モータとを具備するポンプ本体と、前記インペラケーシングの切羽側に同軸的に連通連結されると共に先端に吸引開口部を有する水平筒状部と、該水平筒状部内に同心円的に配設されると共に基端が前記駆動モータの出力軸に連結された回転軸と、該回転軸に取り付けられた螺旋羽根とを具備するスクリューとから構成されるスクリュー付ポンプを取り付け、該スクリュー付ポンプの吐出側でかつ直近の前記排土管の大気に連通した部位に空気流入口を設けると共に、前記排土管の下流端を真空タンクに連通連結したことを特徴とする泥濃式推進装置。
  5. 切羽に高濃度泥水を圧送充填しながら地盤を掘削すると共に、掘削土と高濃度泥水からなる排土液を排土管を通して地上へ空気輸送し、前記地盤に推進管を圧入することによってトンネルを形成してゆく泥濃式推進装置において、
    前記排土管の中途に、切羽側の中央部に吸引開口を有すると共に吐出側に排出管を有す るインペラケーシングと、該インペラケーシング内に回転自在に配設されたインペラと、該インペラを出力軸に連結する駆動モータとを具備するポンプ本体と、前記インペラケーシングの切羽側に同軸的に連通連結されると共に先端に吸引開口部を有する水平筒状部と、該水平筒状部内に同心円的に配設されると共に基端が前記駆動モータの出力軸に連結された回転軸と、該回転軸に取り付けられた螺旋羽根とを具備するスクリューとから構成されるスクリュー付ポンプを取り付け、該スクリュー付ポンプの吐出側でかつ直近の前記排土管に圧搾空気流入口を設けて、エアコンプレッサーによって圧搾空気を前記排土管に供給すると共に、前記排土管の下流端を貯留タンクに連通連結したことを特徴とする泥濃式推進装置。
  6. 前記スクリュー付ポンプは、回転数をインバータ等を用いて変更可能な駆動モータを具備することを特徴とする請求項4又は5記載の泥濃式推進装置。
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