JP3636349B2 - 強誘電体薄膜の成膜方法、半導体装置、その製造方法及びインクジェット方式の塗布機構 - Google Patents

強誘電体薄膜の成膜方法、半導体装置、その製造方法及びインクジェット方式の塗布機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強誘電体薄膜の成膜方法、半導体装置、その製造方法及びインクジェット方式の塗布機構に係わり、特に、強誘電体前駆体のゾルの無駄を低減しつつ成膜工程を簡略化できる強誘電体薄膜の成膜方法、半導体装置、その製造方法及びインクジェット方式の塗布機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の強誘電体薄膜の成膜方法について説明する。
この強誘電体薄膜は例えばFeRAM(ferroelectric random-access memory)に用いられる。FeRAMは、強誘電体薄膜をDRAM(dynamic random-access memory)の蓄積コンデンサ材料として用い、その分極ヒステリシス現象を利用した不揮発性メモリ素子である。
【0003】
強誘電体薄膜を成膜する場合、まず、必要な成分を含む強誘電体前駆体のゾルを調合しておき、このゾルをウエハ全面上に回転塗布する。その後、所定温度で所定時間の熱処理(シンター)を行ってゾルを結晶化させる。次いで、この結晶化した強誘電体薄膜上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより強誘電体薄膜上にレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして強誘電体薄膜をエッチングする。これにより、FeRAMの強誘電体薄膜が成膜される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の強誘電体薄膜の成膜方法では、調合した強誘電体前駆体のゾルをウエハ全面上に回転塗布し、ゾルの多くがウエハの回転により該ウエハ上から飛ばされ、その飛ばされたゾルは廃棄される。このため、塗布の際にゾルの多くが無駄になっていた。また、回転塗布の場合はウエハ全面上に塗布するため、フォトレジスト膜の塗布、露光、現像及びエッチングの工程が必要であった。
【0005】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、強誘電体前駆体のゾルの無駄を低減しつつ成膜工程を簡略化できる強誘電体薄膜の成膜方法、半導体装置、その製造方法及びインクジェット方式の塗布機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る強誘電体薄膜の成膜方法は、インクジェット方式の塗布機構を用いて所定領域に強誘電体前駆体のゾルを塗布する工程と、
このゾルに熱処理を施すことにより、該ゾルを結晶化して強誘電体薄膜を成膜する工程と、
を具備することを特徴とする。
【0007】
上記強誘電体薄膜の成膜方法によれば、インクジェット方式の塗布機構を用いているため、強誘電体前駆体のゾルを所定領域(必要部分)にのみ塗布することができる。これにより、従来の強誘電体薄膜の成膜方法のように無駄に廃棄されるゾルを低減できるので、低コスト化が可能となる。また、インクジェット方式の塗布機構を用いることにより、パターン化されたゾルの塗布を行うことができるので、従来技術のようにフォトレジスト膜の塗布、露光、現像及びエッチングの工程が不要となる。従って、成膜工程を簡略化することができる。
【0008】
また、本発明に係る強誘電体薄膜の成膜方法において、上記ゾルを塗布する工程は、成分の異なるゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布する工程であることも可能である。
【0009】
また、本発明に係る強誘電体薄膜の成膜方法においては、上記成膜する工程で成膜された強誘電体薄膜における微小部分が他の部分と組成の異なる強誘電体となることも可能である。
【0010】
本発明に係る半導体装置は、下部電極と、
この下部電極上に形成された強誘電体薄膜と、
この強誘電体薄膜上に形成された上部電極と、
を備えた容量素子を具備し、
上記強誘電体薄膜は、インクジェット方式の塗布機構を用いて強誘電体前駆体のゾルを塗布し、このゾルに熱処理を施すことにより該ゾルを結晶化させて形成されたものであることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る半導体装置において、上記強誘電体前駆体のゾルを塗布する際は、成分の異なるゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布することも可能である。
【0012】
また、本発明に係る半導体装置においては、上記強誘電体薄膜における微小部分が他の部分と組成の異なる強誘電体となることも可能である。
【0013】
また、本発明に係る半導体装置において、上記容量素子はトランジスタに接続されていることも可能である。
【0014】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に下部電極を形成する工程と、
この下部電極上にインクジェット方式の塗布機構を用いて強誘電体前駆体のゾルを塗布し、このゾルに熱処理を施すことにより該ゾルを結晶化させて強誘電体薄膜を形成する工程と、
この強誘電体薄膜上に上部電極を形成する工程と、
を具備することを特徴とする。
【0015】
上記半導体装置の製造方法によれば、インクジェット方式の塗布機構を用いることにより、強誘電体前駆体のゾルを下部電極上にのみ塗布することができる。これにより、従来の強誘電体薄膜の成膜方法のように無駄に廃棄されるゾルを低減できるので、低コスト化が可能となる。また、インクジェット方式の塗布機構を用いることによりパターン化されたゾルの塗布を行うことができ、下部電極上にのみゾルを塗布することができる。従って、従来技術のようにフォトレジスト膜の塗布、露光、現像及びエッチングの工程が不要となる。よって、成膜工程を簡略化することができる。
【0016】
また、本発明に係る半導体装置の製造方法において、上記強誘電体前駆体のゾルを塗布する際は、成分の異なるゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布することも可能である。
【0017】
また、本発明に係る半導体装置の製造方法においては、上記強誘電体膜を形成する工程で形成された強誘電体薄膜における微小部分が他の部分と組成の異なる強誘電体となることも可能である。
【0018】
本発明に係るインクジェット方式の塗布機構は、駆動用基板と、
この駆動用基板上に配置されたドライバーICチップと、
このドライバーICチップと駆動用基板との間に配置された圧電体膜と、
この圧電体膜にドライバーICチップからの電圧を印加するためのボンディングワイヤと、
上記駆動用基板内に形成された圧力発生室であって、上記圧電体膜によって加圧される強誘電体前駆体のゾルを入れる圧力発生室と、
この圧力発生室に接続された、ゾルを噴射させるノズル開口部と、
を具備することを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係るインクジェット方式の塗布機構においては、上記圧力発生室が複数設けられ、それに接続されたノズル開口部が複数設けられ、各々の圧力発生室に異なるゾルの成分が入れられ、各々のノズル開口部から異なるゾルの成分が噴射されてゾルの成分を調整しながら塗布するものであることも可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施の形態による半導体装置を示す断面図である。この半導体装置は、強誘電体薄膜をDRAMの蓄積コンデンサ材料として用い、その分極ヒステリシス現象を利用した不揮発性メモリ素子(FeRAM)である。
【0021】
この半導体装置はシリコン基板1を有しており、このシリコン基板1の表面には素子分離膜2が形成されている。シリコン基板1の表面上にはゲート酸化膜3を介してゲート電極4が形成されており、このゲート電極4の側壁にはサイドウオール5が形成されている。シリコン基板1のLDD(Lightly Doped Drain)領域には低濃度不純物拡散層8が形成されており、シリコン基板1のソース/ドレイン領域には拡散層6,7が形成されている。
【0022】
ゲート電極を含む全面上には層間絶縁膜9が形成されており、この層間絶縁膜にはソース/ドレイン領域の拡散層上に位置するコンタクトホールが形成されている。このコンタクトホール内にはバリアメタル層10を介してWプラグ11が埋め込まれている。層間絶縁膜9上にはWプラグ11に電気的に接続された下部電極12が形成されており、この下部電極12上には強誘電体薄膜13が形成されている。この強誘電体薄膜13上には上部電極14が形成されている。上部電極14、強誘電体薄膜13及び下部電極12により容量素子29が構成されている。なお、強誘電体薄膜13は、それの微小部分が他の部分と組成が異なるものであっても良い。
【0023】
図2〜図5は、図1に示す半導体装置を製造する方法を示す断面図である。図6は、図5に示す工程で用いるインクジェット方式の塗布機構の一例を概略的に示す断面図である。
【0024】
まず、図2に示すように、シリコン基板1の表面上に素子分離膜2を形成し、素子分離膜2の相互間のシリコン基板1上にゲート絶縁膜であるゲート酸化膜3を熱酸化法により形成する。素子分離膜2としては、LOCOS、セミリセスLOCOS、シャロートレンチなどの構造を用いることができる。
【0025】
この後、ゲート酸化膜3の上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法により多結晶シリコン膜を堆積する。次に、この多結晶シリコン膜上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより、多結晶シリコン膜上にはレジストパターンが形成される。この後、このレジストパターンをマスクとして多結晶シリコン膜をエッチングすることにより、ゲート酸化膜3の上には多結晶シリコンからなるゲート電極4が形成される。
【0026】
次に、ゲート電極4及び素子分離膜2をマスクとしてシリコン基板1に不純物イオンをイオン注入する。その後、ゲート電極4を含む全面上に例えばシリコン窒化膜をCVD法により堆積する。次に、このシリコン窒化膜をエッチバックすることにより、ゲート電極4の側壁にはサイドウオール(側壁材)5が形成される。
【0027】
この後、ゲート電極4及びサイドウオール5をマスクとしてシリコン基板1に不純物イオンをイオン注入し、シリコン基板1に熱処理を施す。これにより、シリコン基板1のソース/ドレイン領域には自己整合的にソース/ドレイン領域の拡散層6,7が形成され、シリコン基板1のLDD領域には低濃度不純物層8が形成される。
【0028】
次に、図3に示すように、ゲート電極4及びサイドウオール5を含む全面上にSiO2からなる層間絶縁膜9をCVD法により堆積する。この後、この層間絶縁膜9の上にフォトレジスト膜(図示せず)を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより、層間絶縁膜9上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとして層間絶縁膜9をエッチングすることにより、層間絶縁膜9にはソース/ドレイン領域の拡散層6,7それぞれの上に位置するコンタクトホール9aが形成される。次いで、レジストパターンを剥離する。
【0029】
次いで、図4に示すように、コンタクトホール9a内及び層間絶縁膜9上にスパッタリングによりバリアメタル層10を形成し、このバリアメタル層上にW膜11を形成する。次いで、層間絶縁膜9上に存在するW膜及びバリアメタル層を層間絶縁膜9が露出するまでCMP(Chemical Mechanical Polishing)研磨又はエッチバックして除去する。これにより、コンタクトホール9a内にはW膜が埋め込まれ、バリアメタル層10を介してWプラグ11が形成される。
【0030】
次いで、このWプラグ11及び層間絶縁膜9の上にPt、Ir/IrO2などの導電膜をスパッタリングにより堆積させ、この導電膜をパターニングする。これにより、層間絶縁膜9上にはWプラグ11に電気的に接続された導電膜からなる下部電極12が形成される。
【0031】
この後、図5に示すように、下部電極12上に必要な成分を含む強誘電体前駆体のゾルを図6に示すインクジェット方式の塗布機構を用いて塗布する。この塗布機構は下部電極12上にのみ塗布することができるものである。なお、この塗布機構を用いて塗布する際は、成分の異なるゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布しても良い。
【0032】
次いで、このゾルに300〜800℃の温度で10分〜2時間程度の熱処理(シンター)を施してゾルを結晶化させる。これにより、下部電極12上には強誘電体薄膜13が成膜される。この強誘電体薄膜13における微小部分は他の部分と組成の異なる強誘電体となっていても良い。なお、酸素雰囲気での熱処理による結晶化に先立って結晶化の起こらない温度範囲で溶媒を蒸散し、加水分解反応や熱分解を進めるための熱処理を施す場合も有る。
【0033】
次いで、図1に示すように、この強誘電体薄膜13を含む全面上にPt、Ir/IrO2などの導電膜をスパッタリングにより堆積させ、この導電膜をパターニングする。これにより、強誘電体薄膜13上には導電膜からなる上部電極14が形成される。このようにして上部電極14、強誘電体薄膜13及び下部電極12からなる容量素子29が形成される。
【0034】
上記強誘電体のゾルとしては、公知のいずれの金属酸化物強誘電体をも用いることができ、例えば、ペロフスカイト構造のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸鉛(PbTiO3)、PbZrO3とPbTiO3の固溶体にLaを添加したPLZT等が代表例として挙げられる。また、その他として、SrBi2Ta29(SBT)、LiNbO3、LiTaO3等が挙げられる。また、上記強誘電体前駆体のゲルは、必要な金属の有機化合物の混合物でありこれらも公知の化合物を用いて良い。例えばSBTの前駆体としては特開平11−80181号公報に開示されたものを使用することができ、その場合Sr アルコキシド(例えば、Sr(OC24OCH3)2)をアルコール(例えば、メトキシエタノール)中でBi アルコキシド(例えば、Bi(OC25)2)と反応させて、Sr−Bi ダブルアルコキシド(例えば、Sr[ Bi(OR)4]2)を生成させ、次いで、これとTa アルコキシド(例えば、Ta(OC25)5)と反応させて得られるSr −Bi −Ta の複合アルコキシドの溶液を用いる。
【0035】
なお、本実施の形態ではインクジェット方式の塗布機構を用いて下部電極上にのみ強誘電体前駆体のゾルを塗布しているが、微細な島状の下部電極上に正確に塗布するのは困難な場合も多い。その場合には必要な一帯に連続してゾルを塗布しても良く、この場合はフォトリソグラフィ・エッチング工程が必要になる場合も有るものの、回転塗布に比べれば必要なゾル量はごく少量で済む利点は失われない。
【0036】
次に、図6に示すインクジェット方式の塗布機構について説明する。本発明におけるインクジェット方式の塗布機構とは、プリンターで多く用いられているインクの微小な液滴を吐出(噴射)して基体(プリンターの場合は紙)に塗布する機構あるいは装置のことであり、本発明ではインクではなく強誘電体前駆対ゲルの微小な液滴を吐出して基体の目的個所に塗布するのであるが、その詳細を図6を用いて説明する。
【0037】
このインクジェット方式の塗布機構はSiからなる駆動用基板15を有している。この駆動用基板15の下面にはステンレス製の薄い板からなるノズル基板16が配置されている。駆動用基板15の上面にはSiからなる対向基板17が配置されている。対向基板17の下面と駆動用基板15との間にはピエゾ素子などからなる圧電体膜(PZT)18が配置されている。対向基板17の上面には有機フィルム(PPS Film)19が配置されており、この有機フィルム19の上面にはステンレス製の薄い板からなる基板20が配置されている。有機フィルム19及び基板20の内側且つ対向基板17の上面にはドライバーICチップ21が配置されている。
【0038】
対向基板17にはゾル流路17aが設けられており、ゾル流路17aの一端にはゾル導入口20aが形成されている。このゾル導入口20aは、基板20及び有機フィルム19に設けられており、ゾルをゾル流路17a内に導入するためのものである。ゾル流路17aの他端にはゾル供給部15aの一端が連通して設けられており、ゾル供給部15aの他端には圧力発生室15bが連通して設けられている。ゾル供給部15a及び圧力発生室15bは駆動用基板15に設けられている。
【0039】
圧力発生室15bの上部には圧電体膜18が位置している。圧力発生室15bの下部にはゾル滴を吐出させるノズル開口部16a,16bが形成されており、このノズル開口部16a,16bはノズル基板16に設けられている。圧力発生室15bは複数設けられていても良く、それに接続されたノズル開口部16a,16bも複数設けられていても良く、この場合、各々の圧力発生室に異なるゾルの成分が入れられ、各々のノズル開口部から異なるゾルの成分が噴射されるようにしても良い。
【0040】
圧電体膜18の上下には図示せぬ電極層が形成されている。対向基板17には圧電体膜18上に位置する空間17bが設けられている。この空間17bは、圧力発生室15bに圧力を発生させるための圧電体膜の運動を阻害しない程度のものである。
【0041】
前記電極層にはボンディングワイヤ22の一端が電気的に接続されており、このボンディングワイヤ22の他端はドライバーICチップ21に電気的に接続されている。対向基板17の上には配線パターン23が形成されている。この配線パターン23にはボンディングワイヤ24の一端が電気的に接続されており、ボンディングワイヤ24の他端はドライバーICチップ21に電気的に接続されている。
【0042】
次に、上記インクジェット方式の塗布機構を用いて実際に前駆体ゾルを塗布する際の動作について説明する。
【0043】
ゾル導入口20aからゾル流路17aにゾルを導入し、ゾル供給部15aを介して圧力発生室15bにゾルを満たす。そして、ドライバーICチップ21からボンディングワイヤ22,24を介して圧電体膜の上下の電極層間に電界をかけることで圧電体膜18を矢印25の方向にたわませる。このたわんだ分の体積分が圧力発生室15bの容積を減少させ、それにより、その体積減少分の一部のゾルがノズル開口部16a,16bから吐出される。このように吐出したゾルを用いて所定の位置にパターン化されたゾルの塗布を行う。なお、圧力発生室及びノズル開口部それぞれが複数設けられている場合は、各々の圧力発生室に異なる成分のゾルが入れられ、各々のノズル開口部から異なるゾルの成分が噴射されてゾルの成分を調整しながら塗布するようにしても良い。
【0044】
上記第1の実施の形態によれば、インクジェット方式の塗布機構を用いて強誘電体前駆体のゾルをウエハの必要部分(下部電極上)にのみ塗布することができる。これにより、従来の強誘電体薄膜の成膜方法のように無駄に廃棄されるゾルが無くなるので、低コスト化が可能となる。
【0045】
また、第1の実施の形態では、インクジェット方式の塗布機構を用いてパターン化されたゾルの塗布を行い、下部電極上にのみゾルを塗布することができる。従って、従来の強誘電体薄膜の成膜方法のようにフォトレジスト膜の塗布、露光、現像及びエッチングの工程が不要となる。よって、成膜工程を簡略化することができる。
【0046】
図7は、本発明に係る第2の実施の形態による半導体装置を示す断面図である。この半導体装置はFeRAMであり、図1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
【0047】
第1の層間絶縁膜26の上には下部電極12が形成されており、この下部電極12上には強誘電体薄膜13が形成されている。この強誘電体薄膜13の上には上部電極14が形成されている。上部電極14、強誘電体薄膜13及び下部電極12から容量素子29が構成されている。
【0048】
容量素子29及び第1の層間絶縁膜26の上には第2の層間絶縁膜27が形成されている。第1及び第2の層間絶縁膜26には、ソース/ドレイン領域の拡散層6,7及び上部電極14それぞれの上に位置するコンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホール内及び第2の層間絶縁膜27上にはAl合金配線28a,28bが形成されている。Al合金配線28aは拡散層6に接続されている。Al合金配線28bの一端は拡散層7に接続されており、Al合金配線28bの他端は上部電極14に接続されている。
【0049】
図8〜図11は、図7に示す半導体装置を製造する方法を示す断面図であり、図1〜図5と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
【0050】
図8に示すように、ゲート電極4及びサイドウオール5を含む全面上にSiO2からなる第1の層間絶縁膜26をCVD法により堆積する。次いで、第1の層間絶縁膜26上に下部電極12を形成する。
【0051】
次に、図9に示すように、下部電極12上に強誘電体前駆体のゾルを図6に示すインクジェット方式の塗布機構を用いて塗布する。
【0052】
この後、図10に示すように、容量素子29を含む全面上にSiO2からなる第2の層間絶縁膜27をCVD法により堆積する。
【0053】
次いで、図11に示すように、第2の層間絶縁膜27の上にフォトレジスト膜(図示せず)を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより、第2の層間絶縁膜27上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとして第1及び第2の層間絶縁膜26,27をエッチングすることにより、層間絶縁膜26,27にはソース/ドレイン領域の拡散層6,7及び上部電極14それぞれの上に位置するコンタクトホール27a〜27cが形成される。次いで、レジストパターンを剥離する。
【0054】
次に、図7に示すように、コンタクトホール27a〜27c内及び第2の層間絶縁膜27上にバリアメタル層(図示せず)をスパッタリングにより堆積し、このバリアメタル層上にAl合金膜をスパッタリングにより堆積する。次いで、このAl合金膜をパターニングすることにより、第2の層間絶縁膜27上及びコンタクトホール内には、拡散層6と電気的に接続されたAl合金配線28a及び拡散層7と上部電極14とを接続するAl合金配線28bが形成される。
【0055】
上記第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、インクジェット方式の塗布機構におけるノズル開口部を複数設け、成分の異なる強誘電体前駆体のゾルを各々のノズル開口部から噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布することが可能となる。さらには塗布機構を複数用いてもかまわない。図6に示すインクジェット方式の塗布機構は二つのノズル開口部16a,16bを備えているが、ノズル開口部の数は適宜変更して実施可能であり、三つ以上のノズル開口部を備えたインクジェット方式の塗布機構を用いることも可能である。また、各ノズル(あるいは塗布機構)からはそれぞれ単独の金属を含むゾルを噴射することも可能であるし、それぞれ異なる任意の割合の複数の金属を含むゾルを噴射することも可能である。このようなインクジェット方式の塗布機構を用いることにより、強誘電体薄膜に必要な性能に応じて種々の場所に種々の強誘電体薄膜を成膜することが可能となる。即ち、必要な場所に必要な組成を持つ強誘電体薄膜を成膜でき、ウエハ内の任意の場所に異なる特性を持つ強誘電体薄膜を成膜することができる。例えばウエハ面内に連続的に組成の変化する強誘電体を形成することもできるので強誘電体組成の最適化などには特に有効な手段となる利点がある。
【0057】
また、上記実施の形態では、強誘電体薄膜をFeRAMに適用しているが、これに限定されるものではなく、種々の用途に強誘電体薄膜を適用することも可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、インクジェット方式の塗布機構を用いているため、強誘電体前駆体のゾルを所定領域(必要部分)にのみ塗布することができる。したがって、強誘電体前駆体のゾルの無駄を低減しつつ成膜工程を簡略化できる強誘電体薄膜の成膜方法、半導体装置、その製造方法及びインクジェット方式の塗布機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施の形態による半導体装置を示す断面図である。
【図2】 図1に示す半導体装置を製造する方法を示す断面図である。
【図3】 図1に示す半導体装置を製造する方法を示すものであり、図2の次の工程を示す断面図である。
【図4】 図1に示す半導体装置を製造する方法を示すものであり、図3の次の工程を示す断面図である。
【図5】 図1に示す半導体装置を製造する方法を示すものであり、図4の次の工程を示す断面図である。
【図6】 図5に示す工程で用いるインクジェット方式の塗布機構の一例を概略的に示す断面図である。
【図7】 本発明に係る第2の実施の形態による半導体装置を示す断面図である。
【図8】 図7に示す半導体装置を製造する方法を示す断面図である。
【図9】 図7に示す半導体装置を製造する方法を示すものであり、図8の次の工程を示す断面図である。
【図10】 図7に示す半導体装置を製造する方法を示すものであり、図9の次の工程を示す断面図である。
【図11】 図7に示す半導体装置を製造する方法を示すものであり、図10の次の工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板
2…素子分離膜
3…ゲート酸化膜
4…ゲート電極
5…サイドウオール
6,7…ソース/ドレイン領域の拡散層
8…低濃度不純物拡散層
9…層間絶縁膜
9a…コンタクトホール
10…バリアメタル層
11…Wプラグ
12…下部電極
13…強誘電体薄膜
14…上部電極
15…駆動用基板
15a…ゾル供給部
15b…圧力発生室
16…ノズル基板
16a,16b…ノズル開口部
17…対向基板
17a…ゾル流路
17b…空間
18…圧電体膜(PZT)
19…有機フィルム(PPS Film)
20…基板
20a…ゾル導入口
21…ドライバーICチップ
22,24…ボンディングワイヤ
23…配線パターン
25…矢印
26…第1の層間絶縁膜
27…第2の層間絶縁膜
27a〜27c…コンタクトホール
28a,28b…Al合金配線
29…容量素子

Claims (11)

  1. インクジェット方式の塗布機構を用いて所定領域に複数のノズル開口部から成分の異なる強誘電体前駆体のゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布する工程と、
    前記ゾルに熱処理を施すことにより、該ゾルを結晶化して強誘電体薄膜を成膜する工程と、
    を具備することを特徴とする強誘電体薄膜の成膜方法。
  2. 複数のインクジェット方式の塗布機構を用いて所定領域に成分の異なる強誘電体前駆体のゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布する工程と、
    前記ゾルに熱処理を施すことにより、該ゾルを結晶化して強誘電体薄膜を成膜する工程と、
    を具備することを特徴とする強誘電体薄膜の成膜方法。
  3. 前記成膜する工程で成膜された強誘電体薄膜における微小部分が他の部分と組成の異なる強誘電体となることを特徴とする請求項1又は2に記載の強誘電体薄膜の成膜方法。
  4. 下部電極と、
    前記下部電極上に形成された強誘電体薄膜と、
    前記強誘電体薄膜上に形成された上部電極と、
    を備えた容量素子を具備し、
    前記強誘電体薄膜は、インクジェット方式の塗布機構を用いて複数のノズル開口部から成分の異なる強誘電体前駆体のゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布し、前記ゾルに熱処理を施すことにより該ゾルを結晶化させて形成されたものであることを特徴とする半導体装置。
  5. 下部電極と、
    前記下部電極上に形成された強誘電体薄膜と、
    前記強誘電体薄膜上に形成された上部電極と、
    を備えた容量素子を具備し、
    前記強誘電体薄膜は、複数のインクジェット方式の塗布機構を用いて成分の異なる強誘電体前駆体のゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布し、前記ゾルに熱処理を施すことにより該ゾルを結晶化させて形成されたものであることを特徴とする半導体装置。
  6. 前記強誘電体薄膜における微小部分が他の部分と組成の異なる強誘電体となることを特徴とする請求項4又は5に記載の半導体装置。
  7. 前記容量素子はトランジスタに接続されていることを特徴とする請求項4〜6のうちいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 絶縁膜上に下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極上にインクジェット方式の塗布機構を用いて複数のノズル開口部から成分の異なる強誘電体前駆体のゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布し、前記ゾルに熱処理を施すことにより該ゾルを結晶化させて強誘電体薄膜を形成する工程と、
    前記強誘電体薄膜上に上部電極を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする容量素子を有する半導体装置の製造方法。
  9. 絶縁膜上に下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極上に複数のインクジェット方式の塗布機構を用いて成分の異なる強誘電体前駆体のゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら塗布し、前記ゾルに熱処理を施すことにより該ゾルを結晶化させて強誘電体薄膜を形成する工程と、
    前記強誘電体薄膜上に上部電極を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする容量素子を有する半導体装置の製造方法。
  10. 前記強誘電体膜を形成する工程で形成された強誘電体薄膜における微小部分が他の部分と組成の異なる強誘電体となることを特徴とする請求項8又は9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 成分の異なる強誘電体前駆体のゾルが充填される複数の圧力発生室と、
    前記複数の圧力発生室に接続された複数のノズル開口部と、
    を具備し、
    前記複数のノズル開口部からそれぞれ成分の異なるゾルを噴射することによりゾルの成分を調整しながら基板上の所定領域にゾルを塗布することを特徴とするインクジェット方式の塗布機構。
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