JP3636012B2 - 情報処理システム、情報処理装置およびソフトウェアのインストール方法 - Google Patents
情報処理システム、情報処理装置およびソフトウェアのインストール方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3636012B2 JP3636012B2 JP34574499A JP34574499A JP3636012B2 JP 3636012 B2 JP3636012 B2 JP 3636012B2 JP 34574499 A JP34574499 A JP 34574499A JP 34574499 A JP34574499 A JP 34574499A JP 3636012 B2 JP3636012 B2 JP 3636012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- software
- installation
- information
- date
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Stored Programmes (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のコンピュータが接続されたネットワークにおけるソフトウェア配布方法に関し、特に、時間帯の優先度に従って配布時間をスケジュールする運用形態に用いて好適なソフトウェア配布システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ソフトウェアを配布する際において、特に電話回線を使用すると、時間帯によって使用料金が異なる場合がある。また、クライアントユーザの業務に差し支えないような時間に配布、インストールを実行することが重要な問題となることがある。
【0003】
従来の配布システムにおいては、運用管理者やクライアントユーザが手動で設定した時刻を経過することや、あるいは自動で状態を判定することによって、自動でソフトウェアを配布する方法をとっていた。
【0004】
また、クライアントユーザが指定した時間にソフトウェアを受信する方法は特開平10−57626号に記載されている。
【0005】
また、クライアントマシンが使用されていない時間にソフトウェアを自動で配布する方法は特開平11−85689号に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の方法においては、次の問題がある。
【0007】
すなわち、従来の方法は、ソフトウェアの配布を何らかの契機をもとに実行するのみである。このため、例えば回線の使用料金が割安な時間帯を過ぎた場合でも継続して配布してしまう問題、あるいは、クライアントマシンが一時的に使用されていないために配布が実行されてしまい、再度使用した場合に配布処理が終了するまでクライアントマシンを使用できない問題があった。
【0008】
本発明の目的は、サーバあるいはクライアントおいて、複数の時間帯を管理し、配布あるいはインストールの処理に対する優先度を付加することができる。そして、それらの優先度をもとにソフトウェアの配布をスケジュールするソフトウェア配布方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネットワークシステムにおいて、設定された複数の時間帯と、それらに関連付けられた、ソフトウェアの配布あるいはインストールの処理における優先度とをもとにソフトウェアの配布およびインストールを実行する。
【0010】
サーバで複数の時間帯と、時間帯の優先度を決定する場合、配布するソフトウェアの容量やインストール完了日時などの情報と、時間帯毎の優先度と、実際の時間毎のデータ転送能力から配布をスケジュールする。このスケジュールをもとにしてソフトウェアを配布する。終了すべき日時を経過したときには配布を一時中断し、配布の再開はスケジュールされた別の日時に行う。
【0011】
クライアントで複数の時間帯と、時間帯の優先度を決定する場合、配布されるソフトウェアの容量やインストール完了日時などの情報と、時間帯毎の優先度と、実際の時間毎のデータ転送能力から配布されるソフトウェアを実際に受信するかを決定する。また、同時に、受信する場合には中断する日時を決定する。ソフトウェアの受信中に中断する日時を経過したときには、ソフトウェアの受信を一時中断し、再開すべき日時をサーバに通知する。また、受信が完了したときには、時間帯毎の優先度とソフトウェアのインストール完了日時から、インストールのスケジュールを行う。
【0012】
以上のように、時間帯毎の優先度をもとに配布およびインストールをスケジュールすることによって、回線の使用料金を低減することができ、また、配布およびインストール処理がクライアントユーザの業務に与える影響を低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明に係るソフトウェア配布方法を適応した、サーバとクライアントの構成図である。
【0015】
サーバ1には、ソフトウェア管理部2、配布スケジュール管理部3、配布時間帯管理部4、送信部5、転送能力管理部6がある。ソフトウェア管理部2は配布対象となるソフトウェアと、そのソフトウェア情報を管理する。運用管理者が配布対象とするソフトウェアを選択すると、配布スケジュール管理部3はソフトウェア管理部2と配布時間帯管理部4と転送能力管理部6から配布のスケジュールを決定する。配布時間帯管理部4は配布処理についての時間帯の優先度を管理する。送信部5は配布スケジュール管理部3によって決定された配布のスケジュールに沿ってソフトウェア管理部2の管理するソフトウェアを対象のクライアント7に送信する。転送能力管理部6は時刻毎の転送能力の情報を定期的に取得し、管理する。クライアント7には、受信部8と転送能力管理部9とインストール処理部10と処理時間帯管理部11がある。受信部8は、サーバ1から送信されるソフトウェアを受信する。転送能力管理部9は時刻毎の転送能力の情報を定期的に取得し、管理する。インストール処理部10は受信部8によって受信したソフトウェアをインストールする。処理時間帯管理部11は配布あるいはインストールの処理についての時間帯毎の優先度を管理する。
【0016】
以下において、サーバにおいて配布処理に関する時間帯毎の優先度を管理する運用の形態の例について説明する。
【0017】
図2は、図1のソフトウェア管理部2が管理するソフトウェア情報を格納するソフトウェア情報テーブルである。ソフトウェア情報テーブルはソフトウェア名101、容量102、インストール時間103、インストール完了日時104、配布先105とを有する。ソフトウェア名101は配布対象として登録されているソフトウェアの名称を表し、「ソフトA」、「ソフトX」等の文字列とする。容量102は対象のソフトウェアの容量を表し、「1000」、「4899」等の数値とし、単位はキロバイトとする。インストール時間103は対象のソフトウェアをインストールするために必要な時間を表し、「10」、「35」等の数値とし、単位は分とする。インストール完了日時104は対象のソフトウェアが配布先のクライアントにインストールされる必要のある日時を表す。配布先は、対象のソフトウェアを配布するクライアントの情報を表し、「ホストA」、「ホストA、ホストB」等の文字列とし、「、」で区切って複数列挙することができる。ソフトウェア情報テーブルの情報は、自動または運用管理者によって設定される。
【0018】
図3は、図1の配布時間帯管理部4が管理している、配布処理に対する時間帯毎の優先度の情報を格納する配布時間帯テーブルである。配布時間帯テーブルは開始時刻201、終了時刻202、優先度203とを有する。開始時刻201は時間帯の開始時刻を表す。終了時刻202は時間帯の終了時刻を表す。優先度203は配布に対する時間帯の優先度を表し、数値とする。優先度203は数字が大きいほど、配布処理を実行する時間帯として適するということを表し、数字が小さいほど配布処理をすべきではない時間帯となる。特に優先度203が「0」の場合は、配布を禁止する時間帯であることを表す。配布時間帯テーブルの情報は、自動または運用管理者によって設定される。
【0019】
図4は図1の配布スケジュール管理部3が管理するソフトウェアの配布のスケジュール情報を格納する配布スケジュールテーブルである。配布スケジュールテーブルは、ソフトウェア名301、配布先302、開始日時303、終了日時304とを有する。ソフトウェア名301は配布対象のソフトウェアの名称を表し、「ソフトA」、「ソフトB」などの文字列とする。配布先302は配布先のクライアントの情報を表し、「ホストA」、「ホストB」などの文字列とする。開始日時303は対象のソフトウェアを対象のクライアントに配布する時間帯の開始日と開始時刻を表す。終了日時304は対象のソフトウェアを対象のクライアントに配布する時間帯の終了日と終了時刻を表す。
【0020】
図5は図1の転送能力管理部3が管理する時間帯毎の転送能力の情報を格納する転送能力テーブルである。転送能力テーブルは、開始時刻401、終了時刻402、転送能力403とを有する。開始時刻401は時間帯の開始時刻を表す。終了時刻402は時間帯の終了時刻を表す。転送能力403は対応する時間帯の転送能力を表し、「1000」等の数値であり、単位はbpsである。
【0021】
次に、図6のフローチャートに基づいてサーバにおけるソフトウェアの送信の動作を説明する。
【0022】
サーバ1において、配布準備として、運用管理者はソフトウェア管理部2に登録されているソフトウェアの中から配布するソフトウェアを選択し、配布先とインストール完了日時を決定する。ただし、インストール完了日時は特に設定されなくても良い。これらの情報はソフトウェア情報テーブルのインストール完了日時104と配布先105に設定される(ステップ501)。図2のソフトウェア情報テーブルと、図3の配布時間帯テーブルと、図5の転送能力テーブルとから、配布のスケジュールを自動で決定し、図4の配布スケジュールテーブルに情報を設定する(ステップ502)。スケジュールが設定されたソフトウェアについて、図4の配布スケジュールテーブルをもとに配布する(ステップ503)。
【0023】
つづいて、図7のフローチャートに基づいてステップ502の配布スケジュール処理の動作を詳細に説明する。
【0024】
サーバ1において、ソフトウェア情報テーブルの配布先105に情報が設定されたソフトウェアが存在していれば配布スケジュール処理を開始する(ステップ601)。対象のソフトウェアについて、ソフトウェア情報テーブルのインストール完了日時104が設定されているかを調べる(ステップ602)。設定されていれば、図5の転送能力テーブルから開始時刻401と終了時刻402の時間帯の情報と、その転送能力403の情報を取得する(ステップ603)。ソフトウェアの容量102とインストール完了日時104と時間帯毎の転送能力403から配布時間帯を決定する。ただし、優先度203が高い時間帯を優先して配布時間帯とし、優先度203が0の時間帯については配布時間帯としない。また、同時に配布されるソフトウェアのうち、インストール完了日時が早いものを先に配布するようなスケジュールとする(ステップ604)。ステップ604において作成されたスケジュールがインストール完了日時までに配布可能となっているかを調べる(ステップ605)。配布可能となっていれば配布スケジュールの情報を図4の配布スケジュールテーブルに設定して処理を終了する(ステップ607)。ステップ605において配布可能となっていない場合、運用管理者にインストール完了日時を再設定させ、インストール完了日時104の情報を更新する。
【0025】
この後に再度ステップ604の処理を行う(ステップ606)。ステップ602において、インストール完了日時104の情報が設定されていない場合は直接、配布スケジュールを決定する。優先度203がもっとも高い時間帯のみを配布時間帯とし、他のインストール完了日時が設定されているソフトウェアが配布された後に配布するようなスケジュールとする。スケジュール決定後にステップ607の処理を行う(ステップ608)。
【0026】
つづいて、図8のフローチャートに基づいてステップ503の送信処理の動作を詳細に説明する。
【0027】
サーバ1において、定期的に図4の配布スケジュールテーブルを調べ、現在の日時と開始日時303とを比較し、開始日時が過ぎていなければ再度この処理を行う(ステップ702)。開始日時を過ぎているものがあれば、対象の配布先に対象のソフトウェアの送信を開始する。図4の配布スケジュールテーブルからソフトウェア名301と配布先302と終了日時304読み込む(ステップ703)。単位データ数分のデータを配布先のクライアント7へデータを送信する(ステップ704)。そして、ソフトウェアのすべてのデータを転送したかを調べる(ステップ705)。すべてのデータを転送していればソフトウェア送信処理は終了である。図4の配布スケジュールテーブルから対応する情報を削除し、ステップ702の処理に戻る(ステップ708)。ステップ705ですべてのデータを転送していない場合は、終了日時と現在の日時を比較する。終了日時になっていない場合は再度ステップ704のデータ転送の処理を続ける(ステップ706)。終了日時を過ぎている場合はソフトウェアの送信処理を中断する。図4の配布スケジュールテーブルに設定されている情報が、現実の状況に比べ著しくずれが生じている場合は配布スケジュールテーブルの情報を更新しステップ702の処理に戻る(ステップ707)。
【0028】
次に、図9のフローチャートに基づいてクライアントにおけるソフトウェアの受信の動作を説明する。
【0029】
クライアント7においてサーバ1から送信されるソフトウェアを受信する(ステップ801)。受信したソフトウェアをインストールする(ステップ802)。
【0030】
つづいて、図10のフローチャートに基づいてステップ801の受信処理の動作を詳細に説明する。
【0031】
クライアント7において、定期的にサーバ1からソフトウェアの送信を監視する。なければ再度この処理を行う(ステップ902)。ソフトウェアの送信があればソフトウェアの受信を開始する(ステップ903)単位データ数分のデータを受信する(ステップ904)。そして、すべてのデータを受信したか調べる(ステップ905)。すべてのデータを受信した場合はソフトウェアの受信を終了する(ステップ908)。つづけてステップ802のインストール処理を行い、ステップ902へ戻る。また、ステップ905ですべてのデータを受信していない場合は、次に配布が中断されたかを調べる。配布が中断されていなければステップ904のデータ受信の処理へ戻る(ステップ906)。配布が中断されていれば、受信を中断し、ステップ902へ戻る(ステップ907)。
【0032】
上述の実施の形態においては、サーバで時間帯毎の優先度を管理する構成を例にとったが、クライアントで時間帯毎の優先度を管理する構成でも良い。以下において、クライアントで複数の時間帯と配布およびインストール処理に対する優先度とを管理する運用の形態の例について説明する。
【0033】
図11は図1の処理時間帯管理部11が管理する、配布およびインストール処理に対する時間帯毎の優先度の情報を格納する処理時間帯テーブルである。処理時間帯テーブルは開始時刻1001、終了時刻1002、優先度1003を有する。開始時刻1001は時間帯の開始時刻を表す。終了時刻1002は時間帯の終了時刻を表す。優先度1003は時間帯の配布に対する優先度を表し、数値とする。優先度1003は数字が大きいほど配布として適する時間帯であることを表し、数字が小さいほど配布をすべきではない時間帯となる。特に優先度1003が「0」の場合は、配布を禁止する時間帯であることを表す。処理時間帯テーブルの情報は、自動またはクライアントユーザによって設定される。
【0034】
図12は図1の配布スケジュール管理部3が管理するソフトウェアの配布のスケジュール情報を格納する配布スケジュールテーブルである。配布スケジュールテーブルは、ソフトウェア名1101、配布先1102、開始日時1103とを有する。ソフトウェア名1101は配布対象のソフトウェアの名称を表し、「ソフトA」、「ソフトB」などの文字列とする。配布先1102は配布先のクライアントの情報を表し、「ホストA」、「ホストB」などの文字列とする。開始日時1103は対象のソフトウェアを対象のクライアントに配布する日時を表す。図16は図1のインストール処理部10が管理するインストール日時の情報を格納するインストール日時テーブルである。インストール日時テーブルはソフトウェア1501とインストール開始日時1502とを有する。ソフトウェア名1501はインストール対象のソフトウェアの名称を表し、「ソフトA」、「ソフトB」などの文字列とする。インストール開始日時1502は対象のソフトウェアをインストールする日時を表す。
【0035】
図1のソフトウェア管理部2が管理するソフトウェア情報を格納するソフトウェア情報テーブルは図2に示される。
【0036】
図1の転送能力管理部9が管理する時間帯毎の転送能力の情報を格納する転送能力テーブルは図5に示される。
【0037】
次に、図6のフローチャートに基づいて、サーバにおけるソフトウェアの送信の動作を説明する。
【0038】
サーバ1において、配布準備として、運用管理者はソフトウェア管理部2に登録されているソフトウェアの中から配布するソフトウェアを選択し、配布先とインストール完了日時を決定する。ただし、インストール完了日時は特に設定されなくても良い。これらの情報はソフトウェア情報テーブルのインストール完了日時104と配布先105に設定される(ステップ501)。図12の配布スケジュールテーブルに配布するソフトウェアの名称と配布先の情報を設定し、開始時間1103に現在の日時の情報を設定する(ステップ502)。図12の配布スケジュールテーブルをもとに配布する(ステップ503)。
【0039】
つづいて、図13のフローチャートに基づいてステップ503の送信処理の動作を詳細に説明する。
【0040】
サーバ1において、定期的に図12の配布スケジュールテーブルを調べ、現在の日時と開始日時1103を比較し、開始日時が過ぎていなければ再度この処理を行う(ステップ1202)。開始日時を過ぎているものがあれば、図12の配布スケジュールテーブルからソフトウェア名1101と配布先1102とを読み込む。また、図2のソフトウェア情報テーブルから容量102とインストール完了日時104とインストール時間103を読み込む。対象のクライアント7に容量とインストール完了日時とインストール時間の情報を通知し、受信可能であるかを問い合わせる。クライアント7から受信拒否の通知があった場合、同時に通知されている次回の配布開始日時の情報を図12の配布スケジュールテーブルの対応する開始日時1103に上書きし、ステップ1202の処理に戻る(ステップ1203)。受信可能であれば送信を開始する(ステップ1204)。単位データ数分のデータを配布先のクライアント7へ送信する(ステップ1205)。そして、ソフトウェアのすべてのデータを転送したかを調べる(ステップ1206)。すべてのデータを転送していればソフトウェア送信処理は終了である。図12の配布スケジュールテーブルから対応する情報を削除し、ステップ1202の処理に戻る(ステップ1209)。ステップ1206ですべてのデータを転送していない場合は、クライアント7から受信の中断の要求がないかを調べる。中断要求がなければ再度ステップ1205のデータ転送の処理を続ける(ステップ1207)。中断要求があれば、送信処理を中断する。その際、クラ
イアント7から受けとった次回の配布開始日時を図12の配布スケジュールテーブルの対応する開始日時1103に上書きし、ステップ1202の処理に戻る(ステップ1208)。
【0041】
次に、図9のフローチャートに基づいてクライアントにおけるソフトウェアの受信の動作を説明する。
【0042】
クライアント7においてサーバ1から送信されるソフトウェアを受信する(ステップ801)。受信したソフトウェアをインストールする(ステップ802)。
【0043】
つづいて、図14のフローチャートに基づいてステップ801の受信処理の動作を詳細に説明する。
【0044】
クライアント7において、定期的にサーバ1からソフトウェアの送信要求を監視する。なければ再度この処理を行う(ステップ1302)。ソフトウェアの送信要求があれば、要求とともにサーバ1から送られたソフトウェアの容量とインストール完了日時とインストール時間を取得する。これらの情報と、クライアント7における図5の転送能力テーブルの情報と図11の処理時間帯テーブルの情報とから、インストール完了日時までにソフトウェアをインストールするための受信スケジュールを求める。このとき、同時に複数のソフトウェアがあれば、インストール完了日時が早いものを優先的に受信するスケジュールとする。このスケジュールをもとに、現在の時刻から受信を実行するか決定する。受信を実行する場合はサーバ1に対して送信要求を出す。受信を直ちに行わない場合は、受信拒否の通知とともに受信開始日時をサーバ1に対して送信する(ステップ1303)。受信を直ちに行う場合はソフトウェアの受信処理を実行する(ステップ1304)。単位データ数分のデータを受信する(ステップ1305)。そして、すべてのデータを受信したか調べる(ステップ1306)。すべてのデータを受信した場合はソフトウェアの受信を終了する。インストール時間と処理時間帯の優先度とインストール完了日時からインストール日時を決定し、図16のインストール日時テーブルにソフトウェア名1501とインストール開始日時1502を設定する。そして、ステップ1302へ戻る(ステップ1309)。また、ステップ1306で、すべてのデータを受信していない場合は、受信終了日時を経過したかを調べる。終了日時を経過していなければステップ1305のデータ受信の処理へ戻る(ステップ1307)。終了日時を経過していれば、受信を中断し、ステップ1302へ戻る(ステップ1308)。
【0045】
つづいて、図15のフローチャートに基づいてステップ801のインストール処理の動作を詳細に説明する。
【0046】
クライアント7において、定期的に図16のインストール日時テーブルを調べる。インストール日時テーブルのインストール開始日時1502と現在時刻を比較する。インストール開始時刻が経過したソフトウェアがない場合、再度この処理を行う(ステップ1402)。インストール開始日時が経過したソフトウェアがあれば、そのソフトウェアをインストールする。そして、図16のインストール日時テーブルの対応する情報を削除し、ステップ1402へ戻る(ステップ1403)。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、処理に対する時間帯毎の優先度をもとにソフトウェアを配布することができるので、使用料金が安い時間帯に配布することで料金を低減することができ、また、クライアントユーザの業務に差し支えのない時間帯に配布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において、本発明に係るソフトウェア配布方法によるサーバとクライアントの構成図である。
【図2】図1におけるソフトウェア管理部が管理するソフトウェア情報テーブルを示す図である。
【図3】図1における配布時間帯管理部が管理する配布時間帯テーブルを示す図である。
【図4】図1における配布スケジュール管理部が管理する配布スケジュールテーブルを示す図である。
【図5】図1における転送能力管理部が管理する転送能力テーブルを示す図である。
【図6】本発明におけるソフトウェアの配布の形態を示すフローチャートである。
【図7】本発明におけるソフトウェアの配布スケジュールを設定する形態を示すフローチャートである。
【図8】本発明におけるソフトウェアの送信の形態を示すフローチャートである。
【図9】本発明におけるソフトウェアの受信からインストールの形態を示すフローチャートである。
【図10】本発明におけるソフトウェアの受信の形態を示すフローチャートである。
【図11】図1における処理時間帯管理部が管理する処理時間帯テーブルを示す図である。
【図12】図1における配布スケジュール管理部が管理する配布スケジュールテーブルを示す図である。
【図13】本発明におけるソフトウェアの送信の形態を示すフローチャートである。
【図14】本発明におけるソフトウェアの受信の形態を示すフローチャートである。
【図15】本発明におけるソフトウェアのインストールの形態を示すフローチャートである。
【図16】図1におけるインストール処理部が管理するインストール日時テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1…サーバ、2…ソフトウェア管理部、3…配布スケジュール管理部、4…配布時間帯管理部、5…送信部、6…転送能力管理部、7…クライアント、8…受信部、9…転送能力管理部、10…インストール処理部、11…処理時間帯管理部。
Claims (6)
- サーバと、前記サーバから送られてきたソフトウェアを受信するクライアントとを有する情情報処理システムであって、
前記サーバは、
送信するソフトウェアの情報と、前記ソフトウェアの送信を開始する日時の情報と、前記ソフトウェアのインストールを完了する日時の情報とが記憶された第1の記憶装置と、
前記ソフトウェアの送信を開始する日時が前記サーバの時計が示す時刻を過ぎている場合に、前記記憶装置に記憶された前記インストールを完了する日時の情報を前記クライアントに送信する送信部とを有し、
前記クライアントは、
時間帯を示す情報と、ソフトウェアの送信及びインストールの処理に対する前記時間帯の優先度とが記憶された第2の記憶装置と、
受信した前記インストールを完了する日時の情報と前記優先度と前記優先度に対応付けられた前記時間帯の情報によって、前記ソフトウェアを受信する時刻を決定し、決定された前記時刻の情報を前記サーバに送信し、決定された前記時刻の情報に基づいて送られてきたソフトウェアのインストールを開始する日時を前記優先度と前記優先度に対応付けられた前記時間帯の情報によって決定し、決定されたインストールを開始する日時と前記ソフトウェアの情報とを前記第2の記憶装置に記憶する受信部と、
前記インストールを開始する日時が前記クライアントの時計が示す時刻を過ぎている場合に、前記ソフトウェアのインストールを開始するインストール処理部とを有することを特徴とする情報処理システム。 - 前記クライアントの前記受信部は、ソフトウェアの受信中に、前記クライアントの時計が示す時刻が前記第2の記憶装置に記憶された時間帯を経過した場合に、前記サーバに対して受信中断要求を送り、
前記サーバの前記送信部は、前記クライアントからの受信中断要求を受信して、前記ソフトウェアの送信を中断することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。 - サーバから送られてきたソフトウェアを受信する情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
時間帯を示す情報と、ソフトウェアの送信及びインストールの処理に対する前記時間帯の優先度とが記憶された記憶装置と、
受信したインストールを完了する日時の情報と前記優先度によって、インストールされるソフトウェアを受信する時刻を決定し、決定された前記時刻の情報を前記サーバに送信し、決定された前記時刻の情報に基づいて送られてきたソフトウェアのインストールを開始する日時を前記優先度と前記優先度に対応付けられた時間帯によって決定し、決定されたインストールを開始する日時と前記ソフトウェアの情報とを前記記憶装置に記憶する受信部と、
前記インストールを開始する日時が前記情報処理装置の時計が示す時刻を過ぎている場合に、前記ソフトウェアのインストールを開始するインストール処理部とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記情報処理装置の前記受信部は、ソフトウェアの受信中に、前記情報処理装置の時計が示す時刻が記憶装置に記憶された時間帯を経過した場合に、前記ソフトウェアの受信を中断することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- サーバが有するソフトウェアをクライアントでインストールするソフトウェアのインストール方法であって、
前記サーバの記憶装置に記憶されたソフトウェアの送信を開始する日時が前記サーバの時計が示す時刻を過ぎている場合に、記憶装置に記憶された前記インストールを完了する日時の情報を前記クライアントに送信し、
受信した前記インストールを完了する日時の情報とクライアントの記憶装置に記憶されたソフトウェアの送信及びインストールの処理に対する優先度と前記優先度に対応付けられた時間帯の情報によって、ソフトウェアを受信する時刻を決定し、
決定された前記時刻の情報を前記サーバに送信し、
決定された前記時刻の情報に基づいて送られてきたソフトウェアのインストールを開始する日時を前記クライアントの前記記憶装置に記憶された前記優先度と前記優先度に対応付けられた前記時間帯の情報によって決定し、
決定されたインストールを開始する日時と前記ソフトウェアの情報とを前記クライアントの前記記憶装置に記憶し、
前記インストールを開始する日時が前記クライアントの時計が示す時刻を過ぎている場合に、前記ソフトウェアのインストールを開始することを特徴とするソフトウェアのインストール方法。 - サーバが有するソフトウェアを情報処理装置にインストールするソフトウェアのインストール方法であって、
受信したインストールを完了する日時の情報と前記情報処理装置の記憶装置に記憶されたソフトウェアの送信及びインストールの処理に対する優先度と前記優先度に対応付けられた時間帯の情報によって、インストールされるソフトウェアを受信する時刻を決定し、
決定された前記時刻の情報に基づいて送られてきたソフトウェアのインストールを開始する日時を前記情報処理装置の前記記憶装置に記憶された前記優先度と前記優先度に対応付けられた前記時間帯の情報によって決定し、
決定されたインストールを開始する日時と前記ソフトウェアの情報とを前記情報処理装置の前記記憶装置に記憶し、
前記インストールを開始する日時が前記情報処理装置の時計が示す時刻を過ぎている場合に、前記ソフトウェアのインストールを開始するインストールことを特徴とするソフトウェアのインストール方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34574499A JP3636012B2 (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | 情報処理システム、情報処理装置およびソフトウェアのインストール方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34574499A JP3636012B2 (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | 情報処理システム、情報処理装置およびソフトウェアのインストール方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001166943A JP2001166943A (ja) | 2001-06-22 |
JP3636012B2 true JP3636012B2 (ja) | 2005-04-06 |
Family
ID=18378686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34574499A Expired - Fee Related JP3636012B2 (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | 情報処理システム、情報処理装置およびソフトウェアのインストール方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3636012B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1466259A4 (en) * | 2001-12-13 | 2010-08-18 | Thomson Licensing | APPARATUS AND METHODS FOR TRANSFERRING INFORMATION USING A CACHE SERVER |
JP2006293994A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-10-26 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体 |
US8488135B2 (en) | 2005-03-14 | 2013-07-16 | Ricoh Company, Ltd. | Easy modification to method of controlling applications in image forming apparatus |
US8495613B2 (en) | 2005-12-22 | 2013-07-23 | Microsoft Corporation | Program execution service windows |
JP4577225B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2010-11-10 | セイコーエプソン株式会社 | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラム |
JP2007200355A (ja) * | 2007-04-16 | 2007-08-09 | Fujitsu Ltd | 情報処理システム、情報処理装置、アクセス分散方法、及び、プログラム |
JP2009093461A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | データ配信スケジューラ、データ配信システム、データ配信スケジュール方法およびデータ配信スケジュールプログラム |
US8266260B2 (en) | 2007-12-11 | 2012-09-11 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Method and system for updating the software of multiple network nodes |
JP5051929B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2012-10-17 | 日本システムウエア株式会社 | ソフトウェア配布運用管理装置、方法、およびプログラム |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2526075B2 (ja) * | 1987-11-13 | 1996-08-21 | キヤノン株式会社 | メッセ―ジ通信システムおよびメッセ―ジ通信方法 |
JPH0431949A (ja) * | 1990-05-28 | 1992-02-04 | Nec Corp | トランザクションの実行プライオリティ制御方式 |
JPH0831067B2 (ja) * | 1990-09-03 | 1996-03-27 | 株式会社日立製作所 | 端末装置のプログラム転送制御方法 |
JPH05342119A (ja) * | 1992-06-09 | 1993-12-24 | Nec Corp | 時刻起動制御方式 |
JPH07334436A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-12-22 | Mitsubishi Electric Corp | ソフトウエア自動配布方式 |
JP2856145B2 (ja) * | 1996-04-26 | 1999-02-10 | 日本電気株式会社 | パソコン通信端末装置 |
JPH10105406A (ja) * | 1996-09-25 | 1998-04-24 | Hitachi Inf Syst Ltd | ソフトウェアのインストールおよび更新システム |
JPH10187455A (ja) * | 1996-12-24 | 1998-07-21 | Toshiba Corp | ソフトウェア配布方法およびその方法が適用されるコンピュータネットワークシステム |
JPH10301760A (ja) * | 1997-04-22 | 1998-11-13 | Toshiba Corp | ソフトウェア自動配布管理システム及び方法 |
JPH1185689A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-30 | Nec Corp | ソフトウェア自動配信システム |
JPH11136365A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-05-21 | Hitachi Ltd | 情報配信システム |
JPH11194943A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送信装置および受信装置 |
JPH11205374A (ja) * | 1998-01-07 | 1999-07-30 | Murata Mach Ltd | 電子メール機能付通信端末装置及び記録媒体 |
JPH11316684A (ja) * | 1998-05-07 | 1999-11-16 | Nec Eng Ltd | ネットワークシステム及びそのシステムにおけるソフトウェア自動配布方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 |
-
1999
- 1999-12-06 JP JP34574499A patent/JP3636012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001166943A (ja) | 2001-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108139940B (zh) | 对于计算能力的周期性请求的管理 | |
US5005122A (en) | Arrangement with cooperating management server node and network service node | |
US6117188A (en) | System and method using token processing to control software distribution and desktop management in a computer network environment | |
USRE43144E1 (en) | System for predicting and managing network performance by managing and monitoring resource utilization and connection of network | |
JP4440107B2 (ja) | ネットワーク内の共用資源を使用する方法および構成 | |
US20020162049A1 (en) | Method for correcting a program running on computer system | |
US20070101000A1 (en) | Method and apparatus for capacity planning and resourse availability notification on a hosted grid | |
EP1415223A2 (en) | Method and system for remote software distribution and installation | |
JP2002324047A (ja) | 分散クライアント/サーバ環境での自動化セッション・リソース・クリーンアップの方法およびシステム。 | |
JP5583565B2 (ja) | 管理仲介装置、画像形成装置、管理仲介プログラム及び管理仲介プログラムを記録した記録媒体 | |
JPH1145187A (ja) | 分散ガーベッジコレクションのためのリソースの管理方法、装置、コンピュータプログラム生産物、コンピュータシステム並びにプラットフォーム間に分散したリソースの割当及び割当解除方法 | |
JP3636012B2 (ja) | 情報処理システム、情報処理装置およびソフトウェアのインストール方法 | |
US20090013209A1 (en) | Apparatus for connection management and the method therefor | |
US8640150B2 (en) | Information processing terminal, information processing method, and program product | |
US20030135617A1 (en) | Intelligent system control agent | |
JP2001051810A (ja) | プリンタ・ドライバ更新管理方法、印刷装置及びコンピュータ・ネットワーク・システム | |
JP2004062555A (ja) | ネットワーク機器およびプログラム自動更新方式 | |
JP2004038616A (ja) | ソフトウエア自動更新装置、ソフトウエア自動更新方法、ソフトウエア自動更新プログラム | |
US20020138613A1 (en) | Follow-up notification of availability of requested application service and bandwidth between client (s) and server (s) over any network | |
JP2002366365A (ja) | データ取得装置、ダウンロードサーバおよびトリガサーバ | |
JP2000347957A (ja) | リモートメンテナンスシステム | |
JPH08305560A (ja) | ライセンス管理システム | |
JPH11296452A (ja) | ソフトウェア資源配布方式 | |
JP6885067B2 (ja) | 情報処理装置及び情報処理システム | |
JP2012060353A (ja) | 画像通信装置、画像通信方法、プログラムおよび記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041004 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041227 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |