JPH08305560A - ライセンス管理システム - Google Patents

ライセンス管理システム

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JPH08305560A
JPH08305560A JP11204595A JP11204595A JPH08305560A JP H08305560 A JPH08305560 A JP H08305560A JP 11204595 A JP11204595 A JP 11204595A JP 11204595 A JP11204595 A JP 11204595A JP H08305560 A JPH08305560 A JP H08305560A
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JP
Japan
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task
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licensed
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program
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Application number
JP11204595A
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Inventor
Takane Sato
高根 佐藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1度獲得したライセンス対象プログラムの強制
的な剥奪、あるいはタスク処理中におけるライセンス不
許可によるタスク処理の中断/中止を未然に防止すると
ともに、タスク全体の価値を考慮したライセンス管理を
行う。 【構成】タスク構造及びタスク属性はそれぞれタスク構
造管理テーブル13a及びタスク属性管理テーブル13
bに登録され、タスク利用者が、タスクIDを用いてラ
イセンス管理サーバLSに予約要求を行うと、予約制御
部22aはタスク構造をもとにライセンス対象プログラ
ムを特定し、タスク属性と優先ポイント管理テーブル2
3cとをもとに算出された優先度に基づいた予約管理テ
ーブル群23aをライセンス対象プログラム毎に予約登
録する。その後、利用者から逐次のライセンス獲得要求
を受けて、割当制御部22bは、割当数管理テーブル2
3bのライセンス割当残数を確認し、優先順位をもとに
ライセンス割当を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利用時間、利用者名、
利用部門、利用者数等のライセンス管理ポリシーに従っ
て利用者が限定されるライセンス対象プログラムの利用
許可を管理するライセンス管理システムに関し、特に、
複数のライセンス対象プログラムからなるタスク単位の
処理を行う場合におけるライセンス管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、プログラムはそのライセンス
とともに購入されるが、ネットワークシステム内におい
ても、該ネットワークシステム内に保有されるプログラ
ムを利用する際に、該プログラムをライセンス付きプロ
グラム(以下、ライセンス対象プログラムという)とし
てネットワークに接続されるユーザに供給され、この場
合、ライセンス対象プログラムの適切な管理が望まれ
る。この適切な管理方法として、ライセンス対象プログ
ラムを所定時間内に利用することができるユーザ数、ラ
イセンス対象プログラムの使用料等がきめ細かに設定さ
れる。
【0003】具体的なネットワークシステム上のライセ
ンス対象プログラムの管理に関するものとしては、例え
ば特開平2−14321号公報に記載されたソフトウェ
アライセンス管理システムがある。このソフトウェアラ
イセンス管理システムは、ユーザからのライセンス対象
プログラムの利用要求に対して、残りのライセンス単位
量が必要量を越えるか否かを判断し、越えない場合には
ライセンス対象プログラムの利用を許可し、越える場合
には、ライセンスポリシーモジュールが、ライセンスポ
リシーとしての他の判断要素をもとに、要求されたライ
センス対象プログラムの利用許可を判断するようにして
いる。すなわち、ライセンスポリシーとして各種カテゴ
リーの判断要素を有し、残りのライセンス単位量を初期
判断要素としてライセンス対象プログラムの利用許可を
判断し、順次他の判断要素をもとにライセンス対象プロ
グラムの利用許可を判断するようにしている。これによ
れば、各種のライセンスポリシーをもとにきめの細かい
ライセンス対象プログラムのライセンス管理を行うこと
ができる。
【0004】しかし、特開平2−14321号公報のも
のは、ライセンスポリシーの1つとして、ライセンス対
象プログラムの同時使用可能なユーザ数を限定している
ため、限定されたユーザ数を越える場合に、ライセンス
対象プログラムを緊急に獲得しようとしても獲得するこ
とができない場合が生ずる。
【0005】この問題を解決するため、特開平5−34
6851号公報に記載されたソフトウェアライセンス管
理装置は、ライセンス対象プログラムが、同時実行利用
者数の上限数で実行中に、緊急度の高いユーザの実行要
求が発生した時、各ユーザの優先度又はそれに代わる使
用権制御情報を介して、緊急度が低い実行中のユーザの
中から1つのライセンスを中断し、実行要求した緊急度
の高いユーザにライセンスを獲得させるようにし、これ
によって優先度の高いユーザは即座に所望のライセンス
を獲得することができる。
【0006】一方、特表平6−500878号公報に
は、1つのライセンス対象プログラムの利用中に、関連
する他のライセンス対象プログラムを呼び出して利用す
る必要が生じる場合を考慮し、このような場合において
も、該他のライセンス対象プログラムのライセンス許可
及び獲得処理を管理サーバが自動的に行うものが記載さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−346851号公報のものによれば、優先度の高い
ユーザによるライセンス獲得の実行要求が生じた場合で
同時実行利用者数が上限である場合、優先度の低いユー
ザのライセンスは強制的に剥奪され、実行中のプログラ
ムは中断あるいは中止させられるため、優先度の低いユ
ーザによるプログラムの実行処理は不確実・不安定なも
のになるとともに、中断あるいは中止までのプログラム
の実行処理結果及び時間が無駄になる場合が生ずること
から、優先度が低いユーザが用いる計算機あるいはこれ
が接続されるネットワークのリソースの有効利用が図れ
ないという問題点があった。
【0008】また、特表平6−500878号公報のも
のによって、1つのライセンス対象プログラムの利用中
に、関連する他のライセンス対象プログラムを呼び出し
て利用する場合に、ユーザは、1つのライセンス対象プ
ログラムを実行することによって初めて他のライセンス
対象プログラムの存在を知ることになる。従って、自動
的に他のライセンス対象プログラムの獲得が実行される
ものの、ライセンス獲得時にかかるライセンス使用料等
を事前に把握することができないという問題点があっ
た。
【0009】なお、一般的にネットワークサービスを利
用して、実行形式のファイルを複製する場合、「REA
DME」や「HELP」ファイルに利用方法が記載され
たものもあるが、これは、実行形式のファイルとともに
バイナリファイルとしてアーカイブされたものに過ぎな
い。従って、この場合該実行形式のファイルが、ライセ
ンス対象プログラムであるか否かをバイナリファイル入
手の時点で認識することができない。
【0010】また、従来の一般的なライセンス管理シス
テムにおけるライセンス管理サーバは、個々のライセン
ス対象プログラムのライセンス付与の管理のみを行い、
ユーザが実際に利用するネットワーク環境が考慮されて
いないため、ライセンス獲得要求を行ってライセンス対
象プログラムを獲得しても、ユーザが実際に利用するネ
ットワーク環境上で該ライセンス対象プログラムを利用
することができない場合が生ずるという問題点があっ
た。例えば、ネットワークのある領域(ドメイン)では
ユーザ登録されていることにより、ネットワーク内のリ
ソースに対する基本的なアクセス権が与えられるが、他
のドメインではユーザ登録されていないために、アクセ
ス権が許されないリソースが存在する場合がある。
【0011】一方、ユーザが、ある1つの処理(タス
ク)を実行する場合、該タスクは1以上のプログラムか
ら構成され、ユーザからみれば、ライセンス対象プログ
ラムは該タスクを実行するための構成要素に過ぎず、ラ
イセンス対象プログラム単位よりもタスク単位、すなわ
ちタスク全体にかかるライセンスに関する情報(タスク
情報)が重要となる場合が多い。
【0012】これまで、このタスク情報がないことから
次のような種々の問題点が生じていた。
【0013】例えば、個々のライセンス対象プログラム
の利用料金よりもタスク全体の利用料金を知りたいこと
が多いが、上述した従来のライセンス管理システムで
は、タスク全体の利用料金をタスク処理前に知ることが
できない。
【0014】また、タスクの実行に際しては、該タスク
を構成するライセンス対象プログラムの処理順序に従っ
て、ライセンスの獲得要求を順次行うため、タスクの実
行途中でライセンス対象プログラムのライセンスが獲得
できない場合が生じると、該タスクの実行を中断あるい
は中止せざるを得ない。
【0015】さらに、タスク内のライセンス対象プログ
ラムが繰り返し処理される場合、再度、ライセンス対象
プログラムのライセンスを獲得する必要があるが、1度
目に獲得したライセンス対象プログラムの放棄後、2度
目のライセンス対象プログラムの獲得までの間に、該ラ
イセンス対象プログラムの同時利用可能数を越える場合
がある。この場合、ユーザはライセンスが獲得できるま
での不特定な時間の経過を待たなくてはならず、タスク
全体としては繰り返し処理が存在することがわかってい
るにもかかわらず、効率的なライセンス付与の処理及び
効率的なタスク処理ができない。
【0016】また、ライセンス対象プログラムのライセ
ンス獲得時の優先度は、個々のライセンス対象プログラ
ムの優先度だけでは、必ずしもタスク全体としての適切
な優先度を算出することはできない。例えば、タスクを
構成する個々のライセンス対象プログラムの優先度が低
くても、タスク全体としての優先度が高い場合がある。
従って、ユーザの処理単位であるタスク全体としての優
先度が加味された適切な優先度をもとにしたライセンス
付与の適切な優先処理がなされていない。
【0017】そこで、本発明はかかる問題点を除去し、
1度獲得したライセンス対象プログラムの強制的な剥奪
による該ライセンス対象プログラムの処理の中断あるい
は中止を未然に防止するとともに、タスクの処理中にラ
イセンス対象プログラムの利用不可が生じることによる
該タスクの処理の中断あるいは中止を未然に防止し、さ
らにタスク全体の価値を考慮した効率的なライセンス管
理を行ってタスク処理を確実かつ効率的に行うことがで
きるライセンス管理システムを提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、利用時
間、利用者名、利用部門、利用者数等のライセンス管理
ポリシーに従って利用者が限定されるライセンス対象プ
ログラムの利用許可を管理するライセンス管理システム
において、前記利用者からタスクのライセンス予約要求
を受け付けて、該タスクを構成する1以上の前記ライセ
ンス対象プログラムのライセンス付与の予約登録を行う
予約管理手段と、前記タスク内のライセンス対象プログ
ラムの逐次実行時に要求されるライセンス獲得要求を受
け付けて、該ライセンス対象プログラムの予約登録に基
づいてライセンス対象プログラム毎のライセンス付与の
割当制御を行う割当制御手段とを具備したことを特徴と
する。
【0019】第2の発明は、第1の発明において、作成
された1以上のライセンス対象プログラムからなるタス
クの該ライセンス対象プログラム間の構造を示すタスク
構造及び該タスク全体を特徴づける1以上のタスク属性
を登録する登録手段を具備し、前記予約管理手段は、前
記登録手段に登録されたタスク構造をもとに、前記予約
登録すべきライセンス対象プログラムを特定し、前記登
録手段に登録されたタスク属性の属性値に基づいてタス
クの優先度を算出し、該特定されたライセンス対象プロ
グラム毎に、算出されたタスクの優先度が示す優先順位
に基づいた予約登録を行うことを特徴とする。
【0020】第3の発明は、第1の発明において、前記
ライセンス管理システムを含む自ネットワークシステム
及び関連する他のネットワークシステム上のおける前記
利用者の利用者情報及びリソース情報を含むネットワー
ク環境情報を獲得する獲得手段を具備し、前記予約管理
手段は、獲得された前記ネットワーク環境情報をもとに
前記タスクを構成する1以上のライセンス対象プログラ
ムの利用が可能か否かを判断し、該判断結果を前記利用
者に通知することを特徴とする。
【0021】第4の発明は、第2の発明において、前記
タスクを構成する1以上のライセンス対象プログラム毎
の課金情報を保持する保持手段を具備し、前記予約管理
手段は、前記タスク構造を参照して前記予約登録後、前
記利用者にタスク単位の利用料金を通知することを特徴
とする。
【0022】第5の発明は、第1の発明において、ライ
センス対象プログラム毎の平均待ち時間を算出する算出
手段を具備し、前記予約管理手段及び前記割当制御手段
は、前記ライセンス獲得要求されたライセンス対象プロ
グラムの平均待ち時間を前記利用者に通知することを特
徴とする。
【0023】第6の発明は、第2の発明において、前記
予約管理手段は、前記タスク構造をもとに繰り返し利用
されるライセンス対象プログラムが存在する場合は、該
ライセンス対象プログラムにサイクルフラグを設定し、
該サイクルフラグが設定されている間、ライセンス対象
プログラムのライセンス割当後、繰り返し該ライセンス
対象プログラムの再予約登録を行い、タスクの終了後に
前記サイクルフラグの設定解除を行うことを特徴とす
る。
【0024】
【作用】第1の発明では、予約管理手段が、利用者から
のタスクのライセンス予約要求を受け付けて、該タスク
を構成する1以上のライセンス対象プログラムのライセ
ンス付与の予約登録を行う。その後、割当制御手段が、
タスク内のライセンス対象プログラムの逐次の実行時に
要求されるライセンス獲得要求を受け付けて、該ライセ
ンス対象プログラムの予約登録に基づいてライセンス付
与の割当制御を行う。
【0025】このタスク単位の予約登録がなされること
により、割り当てられたライセンスプログラムの処理中
に該ライセンスが剥奪されることもなく、タスク処理中
にライセンス獲得不可による処理の中断あるいは中止も
未然に防止される。
【0026】第2の発明では、登録手段が、作成された
1以上のライセンス対象プログラムからなるタスクの該
ライセンス対象プログラム間の構造を示すタスク構造及
び該タスク全体を特徴づける1以上のタスク属性を登録
する。予約管理手段は、登録手段に登録されたタスク構
造をもとに、予約登録すべきライセンス対象プログラム
を特定し、前記登録手段に登録されたタスク属性の属性
値に基づいてタスクの優先度を算出し、該特定されたラ
イセンス対象プログラム毎に、算出されたタスクの優先
度が示す優先順位に基づいた予約登録を行う。
【0027】このタスク全体の価値が加味された優先度
が用いられることにより、適切な優先順位を有した予約
登録がなされる。
【0028】第3の発明では、獲得手段が、自ネットワ
ークシステム及び関連する他のネットワークシステム上
のおける利用者の利用者情報及びリソース情報を含むネ
ットワーク環境情報を獲得し、予約管理手段が、獲得さ
れた前記ネットワーク環境情報をもとにタスクを構成す
る1以上のライセンス対象プログラムの利用が可能か否
かを判断し、該判断結果を前記利用者に通知する。
【0029】これにより、利用者はタスク処理前にタス
クの処理が可能か否かを知ることができる。
【0030】第4の発明では、保持手段が、タスクを構
成する1以上のライセンス対象プログラム毎の課金情報
を保持し、予約管理手段が、タスク構造を参照して予約
登録後、利用者にタスク単位の利用料金を通知する。
【0031】これにより、利用者はタスク処理前にライ
センス対象プログラムのライセンス獲得にかかる料金を
確認することができる。
【0032】第5の発明では、算出手段が、ライセンス
対象プログラム毎の平均待ち時間を算出し、予約管理手
段及び割当制御手段が、ライセンス獲得要求されたライ
センス対象プログラムの平均待ち時間を利用者に通知す
る。
【0033】これにより、利用者はライセンス獲得まで
の待ち時間を把握することができる。
【0034】第6の発明は、予約管理手段が、タスク構
造をもとに繰り返し利用されるライセンス対象プログラ
ムが存在する場合は、該ライセンス対象プログラムにサ
イクルフラグを設定し、該サイクルフラグが設定されて
いる間、ライセンス対象プログラムのライセンス割当
後、繰り返し該ライセンス対象プログラムの再予約登録
を行い、タスクの終了後に前記サイクルフラグの設定解
除を行う。
【0035】これにより、繰り返し利用されるライセン
ス対象プログラムは直ちに予約登録されるため、効率的
なライセンス割当が可能となる。
【0036】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0037】図1は、本発明の一実施例であるライセン
ス管理システムを含むネットワークシステムS1の構成
を示す図である。
【0038】図1において、ネットワークシステムS1
は、タスク利用者としてのクライアント装置1、タスク
登録サーバTS、タスク作成者としてのクライアント装
置2、ファイルサーバ3,4、ライセンス管理サーバL
S、及びディレクトリサーバ5がネットワークバスN1
に接続されて構成される。また、ネットワークシステム
S1は、公衆回線等の通信回線NNを介して、他のネッ
トワークシステムS2に接続される。なお、他のネット
ワークシステムS2は、ディレクトリサーバ6を有し、
ディレクトリサーバ6は、ネットワークバスN2に接続
される。
【0039】クライアント装置1は、タスク登録サーバ
TSに登録されたタスクの利用者が操作する装置であ
り、クライアント装置2は、タスクの生成者が操作する
装置である。
【0040】ファイルサーバ3,4は、タスクの構成要
素としてのライセンス対象プログラムが格納されるサー
バであり、ファイルサーバ3には、ライセンス対象プロ
グラムLP1〜LP3が格納され、ファイルサーバ4に
は、ライセンス対象プログラムLP4,LP5が格納さ
れる。
【0041】ディレクトリサーバ5には、ネットワーク
システムS1を利用する利用者に関する利用者情報5a
及びネットワーク内のリソース情報5bを管理・保持し
ている。また、ディレクトリサーバ6も同様に、他のネ
ットワークシステムS2における利用者情報6a及びリ
ソース情報6bを管理・保持している。
【0042】タスク登録サーバTSは、ネットワークバ
スN1を介した通信時のインターフェース処理を行うイ
ンターフェース部11、タスク登録サーバTSの全体制
御を行う制御部12、及び記憶部13を有する。
【0043】記憶部13には、クライアント装置2が作
成したタスク13c、タスク13cの構造を管理するタ
スク構造管理テーブル13a、およびタスク13cのタ
スク属性を管理するタスク属性管理テーブル13bを有
する。タスク構造管理テーブル13aが管理するタスク
の構造は、該タスクを構成するライセンス対象プログラ
ム間の関係構造であり、このタスクの構造については後
述する。また、タスク属性管理テーブル13bが管理す
るタスク属性は、タスク全体の属性を意味し、タスク属
性の1つとして、例えばタスク処理の対象としての業務
分類がある。このタスク属性についても後述する。
【0044】ライセンス管理サーバLSは、ネットワー
クバスN1を介した通信時のインターフェース処理を行
うインターフェース部21、ライセンス管理サーバLS
の全体制御を行う制御部22、及び記憶部23を有す
る。
【0045】制御部22は、予約制御部22aと割当制
御部22bとを有する。予約制御部22aは、クライア
ント装置1からのタスク単位のライセンス予約要求に基
づいて、要求されたタスクを構成するライセンス対象プ
ログラムに対する予約登録処理を行う。割当制御部22
bは、クライアント装置1からのライセンス対象プログ
ラム単位のライセンス獲得要求に基づいて、獲得要求さ
れたライセンス対象プログラムのライセンスの割当処理
を行う。
【0046】記憶部23は、予約管理テーブル群23
a、割当数管理テーブル23b、優先ポイントテーブル
23c、課金テーブル23d、時間管理テーブル23
e、サイクルフラグ23f、及び空き領域23gを有す
る。予約管理テーブル群23aは、予約制御部22aに
よる予約登録処理の結果がキューとして格納されるテー
ブル群であり、ライセンス対象プログラム毎の複数のテ
ーブルから構成される。割当数管理テーブル23bは、
各ライセンス対象プログラム毎に、現時点におけるライ
センス割当数とライセンス割当残数とが格納される。こ
れは、各ライセンス対象プログラムが、一定時間間隔に
おける同時実行可能な利用者の数が予め限定して設定さ
れているからである。優先ポイントテーブル23cは、
タスク属性の属性値に応じた優先ポイント数が格納され
ており、予約制御部22aがタスクの優先度を算出する
ときに、参照される。課金テーブル23dは、各ライセ
ンス対象プログラムの利用料金が格納される。なお、タ
スク全体の利用料金は、制御部22によって、該タスク
の属性が加味されて算出された料金となる。時間管理テ
ーブル23eは、ライセンス対象プログラムの予約登録
処理から割当処理までの待ち時間の平均値を保持・管理
するテーブルである。この待ち時間は、各ライセンス対
象プログラム毎に現時刻から所定時間前までの間におけ
る平均待ち時間である。サイクルフラグ23fは、タス
クの構造から該タスク内のライセンス対象プログラムを
繰り返し処理する場合がある時に設定されるフラグであ
る。空き領域23gは、予約制御部22aが予約登録処
理を行う際に必要なタスク情報(タスク構造及びタスク
属性)をタスク登録サーバTSから獲得して一時的に保
持し、あるいはディレクトリサーバ5から利用者情報あ
るいはネットワークのリソースに関するリソース情報5
bを一時的に保持する領域である。
【0047】ここで、図2を参照して具体的なタスク構
造を示す。図2において、タスク13c内に登録される
タスクTは、ライセンス対象プログラムLP1〜LP5
から成り立っている。すなわち、タスクTの処理順序
は、まずライセンス対象プログラムLP1を処理し、そ
の後ライセンス対象プログラムLP2を処理する。さら
にライセンス対象プログラムLP3の処理を行うが、こ
の際処理結果によってライセンス対象プログラムLP4
またはライセンス対象プログラムLP5の処理を択一的
に行う。そして、ライセンス対象プログラムLP4の処
理を行う場合、その後さらにライセンス対象プログラム
LP3の処理を繰り返す。一方、ライセンス対象プログ
ラムLP5の処理を行う場合は、この処理の後、本タス
ク処理を終了する。従って、ライセンス対象プログラム
LP3の処理結果によってライセンス対象プログラムL
P3,LP4の利用回数が変化することになる。
【0048】次に、図3のフローチャートを参照して本
ライセンス処理システムの処理概要について説明する。
【0049】図3において、まずタスク作成者としての
クライアント装置2は、作成したタスクをタスク登録サ
ーバTSに登録する(ステップ101)。すなわち、ク
ライアント装置2のタスク登録要求に基づいて、タスク
登録サーバTSは、作成されたタスク、例えばタスクT
を記憶部13のタスク13cとして格納し、制御部12
は、タスクTのタスク構造を解析してタスク構造管理テ
ーブル13aに登録するとともに、タスクTのタスク属
性をタスク属性管理テーブル13bに登録する。
【0050】その後、タスク利用者としてのクライアン
ト装置1は、タスク登録サーバTSに登録されたタスク
Tを利用する際、タスク登録サーバTSにタスク識別子
(タスクID)の獲得要求を行って、タスクTのタスク
IDを獲得する(ステップ102)。そして、クライア
ント装置1は、ライセンス管理サーバLSに対してタス
クTのライセンス予約要求を行う(ステップ103)。
この際、クライアントD装置2は、ライセンス予約要求
の対象としてのタスクTのタスクIDと、利用者識別子
(利用者ID)とを付して要求する。
【0051】これに対し、ライセンス管理サーバLSの
予約制御部22aは、タスクIDをもとにタスク登録サ
ーバTSからタスク情報を獲得するとともに、利用者I
Dをもとにディレクトリサーバ5から利用者情報5a及
びリソース情報5b等のネットワーク環境情報を獲得
し、このタスク情報及びネットワーク環境情報をもと
に、全てのライセンス対象プログラムの利用が可能であ
る場合に、予約管理テーブル群23aの対応するライセ
ンス対象プログラムの予約登録処理を行う(ステップ1
04)。この予約登録処理の詳細については後述する
が、予約制御部22aは、予約管理テーブル群23aに
予約登録する際、獲得したタスク属性と優先ポイントテ
ーブル23c内のタスク属性毎の優先ポイントを参照し
て、該タスクの優先度を算出し、該算出した優先度に基
づいて、各ライセンス対象プログラムの優先度を決定し
て、該決定した優先度に基づいた予約キューを構成す
る。また、この際、課金テーブル23dを参照して予約
要求されたタスク全体の利用料金がクライアント装置1
に通知されるとともに、時間管理テーブル23eを参照
してクライアント装置1に各ライセンス対象プログラム
毎の平均待ち時間が通知される。その後、制御部22は
タスクTを構成する各ライセンス対象プログラムの予約
登録がなされたか否かを判断し(ステップ105)、予
約登録がなされた場合、割当制御部22bはクライアン
ト装置2からライセンス獲得要求があったか否かを判断
し(ステップ106)、ライセンス獲得要求があった場
合に、ライセンス獲得処理を行う(ステップ107)。
なお、ステップ105でタスクTを構成するライセンス
対象プログラムの予約登録がなされなかった場合、本処
理を終了し、また、ステップ106ではクライアント装
置2からのライセンス獲得要求があるまでステップ10
6の判断処理を繰り返す。
【0052】ステップ107における割当制御部22b
によるライセンス獲得処理については後述するが、割当
制御部22bは、割当数管理テーブル23bを参照し
て、ライセンス獲得要求があったライセンス対象プログ
ラムのライセンス割当残数が1以上あることを確認し
て、ライセンス予約登録されたライセンス対象プログラ
ムのライセンス割当を行う。
【0053】その後、クライアント装置1は、ステップ
107でライセンスの許可のあったライセンス対象プロ
グラムを実行し、あるいは図示しない他のネットワーク
上のリソースに対して該ライセンス対象プログラムを実
行させ(ステップ108)、タスク全体の処理が終了し
ない限り(ステップ109)、ステップ106に移行し
てライセンス獲得の処理を繰り返す。
【0054】ここで、記憶部13及び記憶部23に格納
される種々のテーブルの構成について説明する。
【0055】図4は、タスク構造管理テーブル13aの
データ構成を示す図であり、ここでは図2に示すタスク
Tに対するデータ構成を示している。図4に示すよう
に、タスク構造管理テーブル13aは、登録されたタス
クTのタスクIDとタスクTを構成するライセンス対象
プログラム毎のプログラムIDとが格納されるととも
に、各ライセンス対象プログラム毎に対応する上位のラ
イセンス対象プログラム及び下位のライセンス対象プロ
グラムが格納され、これにより図2に示すタスクTの構
造が管理される。
【0056】図5は、タスク属性管理テーブル13bの
データ構成を示す図である。タスク属性管理テーブル1
3bは、タスクIDをもとにタスク毎に管理される。タ
スク属性としては、管理部門や技術部門等の「業務分
類」、緊急処理や普通処理等の「処理分類」、利用者に
よる優先度を示す「利用者分類」などのカテゴリーがあ
り、例えば「業務分類」として「技術部門」、「処理分
類」として「緊急処理」、「利用者」として「課長」の
タスク属性が設定される。
【0057】図6は、優先ポイントテーブル23cのデ
ータ構成を示す図である。このテーブルは、具体的なタ
スク属性毎の個別優先ポイント数が格納されている。す
なわち、タスク属性「業務分類」の「技術部門」…、
「処理分類」の「緊急処理」…、「利用者」の「課長」
…等の最終的なタスク属性の属性値毎の個別優先ポイン
ト数が格納されている。ここでは、「技術部門」の個別
優先ポイント数が「8」、「緊急処理」の個別優先ポイ
ント数が「5」、「課長」の個別優先ポイント数が
「3」に設定されている。
【0058】図7は、予約管理テーブル群23aのデー
タ構成を示す図である。予約管理テーブル群23aは、
ライセンス対象プログラムLP1〜LP5毎の5つの予
約管理テーブルとして管理され、例えば、ライセンス対
象プログラムLP1の予約管理テーブルには、4つのタ
スクが予約登録されている。この予約管理テーブルは、
優先ポイントテーブルの個別優先ポイント数を参照して
算出された優先ポイント数及びこの優先ポイント数の値
に基づいたライセンス割当順位が格納されている。
【0059】図8は、割当数管理テーブル23bのデー
タ構成を示す図である。割当数管理テーブル23bは、
ライセンス対象プログラム毎に、予め設定される、一定
の時間間隔における同時実行可能な利用者の数(ライセ
ンス割当数)と割当が可能な残りのライセンス割当残数
とが格納されている。このライセンス割当残数は、逐
次、対応するライセンス対象プログラムの割当に伴って
その値を1つ減少させ、対応するライセンス対象プログ
ラムの実行終了通知に伴ってその値を1つ増大させる管
理を行う。
【0060】図9は、時間管理テーブル23eのデータ
構成を示す図であり、時間管理テーブル23eは、各ラ
イセンス対象プログラムの予約毎に、予約時刻と割当時
刻と予約時刻から割当時刻までの待ち時間とが記憶さ
れ、現在時刻から1時間前までの間の平均待ち時間の算
出結果が格納される。ここでは、1時間の間に15個の
割当が行われ、待ち時間を有したものが2個あり、それ
ぞれ10分と5分であることから、平均待ち時間は15
分/15個=1(分/個)となる。
【0061】次に、図3におけるステップ104のライ
センス予約処理について図10のフローチャートを参照
して説明する。
【0062】図10において、ライセンス管理サーバL
Sは、クライアント装置1から、タスクIDと利用者I
Dとを含むライセンス予約要求を受け付ける(ステップ
201)と、タスクIDをもとにタスク登録サーバTS
からタスク情報を獲得し、空き領域23gに格納する
(ステップ202)。ここで、タスク情報とは、タスク
構造管理テーブル13aに格納されたタスクTのタスク
構造と、タスク属性管理テーブル13bに格納されたタ
スクTのタスク属性とである。さらに、ライセンス管理
サーバLSは、利用者IDをもとにディレクトリサーバ
5から利用者情報5a及びリソース情報5b等のネット
ワーク環境情報を獲得する(ステップ203)。そして
獲得したタスク情報及びネットワーク環境情報に基づい
て利用者はライセンス獲得権を有するか否かを判断する
(ステップ204)。ここで、ライセンス獲得権を有す
る否かの判断としては例えば、ユーザ登録されていない
ことから、利用者情報を獲得できず、利用者を認識でき
なかった場合などである。また、ネットワーク内のドメ
インにおけるリソース状況を示すリソース情報から、ラ
イセンス対象プログラムを実行できるリソースが存在す
るか否かをも考慮されて、ライセンス獲得権を有するか
否かが判断される。
【0063】ステップ205で利用者がライセンス獲得
権を有しない場合、ライセンス獲得が不可能である旨及
び不可能の内容を利用者に通知し(ステップ205)、
リターンする。
【0064】一方、ステップ205で利用者がライセン
ス獲得権を有すると判断された場合、優先ポイント数の
計算を行う(ステップ206)。この優先ポイント数の
計算は、まずタスク全体の優先ポイントを計算し、その
後該タスクを構成するライセンスプログラム毎の優先ポ
イント数が加味されて最終的な優先ポイント数が算出さ
れるが、ここではタスク全体の優先ポイント数のみの算
出について説明する。このタスク全体の優先ポイント数
の算出は、まず取得したタスク属性をもとに、優先ポイ
ントテーブル23cを参照し、タスク属性に対応する個
別優先ポイント数を取得する。そして、取得した個別優
先ポイント数を加算することにより、優先ポイント数を
算出する。この場合、次のような重み係数K1〜K3を
用いて個別優先ポイント数を柔軟に管理するようにして
もよい。すなわち、 優先ポイント数=(業務分類=技術部門)×K1+(処
理分類=緊急処理)×K2+(利用者=課長)×K3 とし、この重み係数を用いて個別優先ポイント数の重み
付けを行うようにしてもよい。また、この重み係数のみ
を個別優先ポイント数として管理するようにしてもよ
い。すなわち、いずれにしても、タスク属性を考慮し、
タスク全体の優先度が算出されればよい。
【0065】さて、ステップ206における優先ポイン
ト数の算出が終了すると、さらにタスク構造をもとに、
繰り返し処理するライセンス対象プログラムが存在する
か否かを判断し(ステップ207)、繰り返し処理が存
在する場合のみサイクルフラグを設定し(ステップ20
8)、ステップ209に移行し、ステップ209では、
優先ポイント数をもとに、タスクを構成するライセンス
対象プログラム毎、予約管理テーブル群23aの予約管
理テーブルに予約登録する。その後、ライセンス予約要
求元であるクライアント装置1に対して、ライセンスの
予約登録の終了通知を行って(ステップ210)、本処
理を終了する。なお、ステップ210において、クライ
アント装置1にライセンスの予約登録の終了を通知する
際、課金テーブル23dを参照してタスク全体にかかる
利用料金を通知するようにしてもよい。この場合、予約
制御部22aは、タスクを構成するライセンス対象プロ
グラム間における関係、例えば2つのライセンス対象プ
ログラムが同じタスク内で利用されることにより、利用
料金を低く設定するような利用料金の算出を行うように
してもよい。また、サイクルフラグが設定される場合に
は、繰り返し利用により利用料金が増大する通知を行う
ようにしてもよい。また、タスクを構成する各ライセン
ス対象プログラム毎の現在の予約登録状況を通知するよ
うにしてもよい。
【0066】次に、図3におけるステップ107のライ
センス獲得処理について図11のフローチャートを参照
して説明する。
【0067】図11において、ライセンス管理サーバL
Sは、クライアント装置1から、タスクID及びライセ
ンス対象プログラムIDを含むライセンス対象プログラ
ム毎のライセンス獲得要求を受け付ける(ステップ30
1)と、割当数管理テーブル23bを参照し(ステップ
302)、獲得要求されたライセンス対象プログラムの
ライセンス割当残数が1以上であるか否か、すなわちラ
イセンスの割当が可能か否かを判断する(ステップ30
3)。ステップ303でライセンスの割当が可能でない
場合、ライセンス獲得要求元であるクライアント装置1
に対し、割当数の不足と、予約管理テーブル群23aを
参照して現在のライセンス割当順位と、時間管理テーブ
ル23eを参照して平均待ち時間とを通知して(ステッ
プ304)、ステップ302に移行し、割当が可能にな
るまで待機する。
【0068】ステップ303でライセンス対象プログラ
ムの割当が可能であると判断された場合、割当制御部2
2bは、クライアント装置1に対し、ライセンス付与の
許可通知を行う(ステップ305)。その後、サイクル
フラグ23fを参照して、獲得要求されたライセンス対
象プログラムにサイクルフラグが設定されているか否
か、すなわちライセンス対象プログラムが繰り返し利用
される可能性があるか否かを判断し(ステップ30
6)、サイクルフラグが設定されている場合、獲得要求
されたライセンス対象プログラムの予約登録を行って
(ステップ307)。タスクの終了通知を受けない限り
(ステップ310)、ステップ301に移行して、上述
した処理を繰り返す。一方、ステップ306でライセン
ス対象プログラムのサイクルフラグが設定されていない
場合、予約管理テーブル群23a内における獲得要求さ
れたライセンス対象プログラムの予約登録を削除し(ス
テップ308)、さらに割当数管理テーブル23bの更
新を行う(ステップ309)。すなわち、ライセンス付
与の許可を与えたので、当該ライセンス対象プログラム
のライセンス割当残数の値を「1」減少させる更新処理
を行う。その後、クライアント装置1から、タスクの終
了通知を受けない限り(ステップ301)、ステップ3
01に移行し、上述した処理を繰り返す。そして、ステ
ップ301でタスクの終了通知を受けた場合、本処理を
終了する。
【0069】次に、上述した実施例の応用例について説
明する。
【0070】図12は、本発明の実施例の応用例である
ライセンス管理システムを含むネットワークシステムの
構成を示す図であり、図12に示すライセンス管理シス
テムは、図1に示すライセンス管理システムのタスク登
録サーバTS及びライセンス管理サーバLSを1つのラ
イセンス管理サーバLS2として構成した点が、図1に
示すライセンス管理システムと異なる。
【0071】従って、タスク作成者としてのクライアン
ト装置がタスクを登録する場合、ライセンス管理サーバ
LS2にアクセスしてタスクの登録処理を行い、タスク
利用者としてのクライアント装置1がタスクを利用する
場合、ライセンス管理サーバLS2にライセンス予約要
求及びライセンス獲得要求を行うことになる。なお、制
御部22内における登録制御部22cは、図1における
タスク登録サーバTSの制御部12に対応するものであ
り、クライアント装置2からのタスク登録要求を受けて
タスク13c、タスク構造管理テーブル13a、及びタ
スク属性管理テーブル13bの生成・管理を行う。
【0072】上述した実施例あるいは応用例によれば、
ライセンス対象プログラムのライセンス獲得に際し、ラ
イセンス対象プログラムによって構成されるタスク単位
でのライセンス予約処理と、タスクを構成するライセン
ス対象プログラムの獲得処理とを分離させた処理を行っ
ている。このタスク単位でのライセンス予約処理を行う
ことにより、ライセンス対象プログラムの利用者は、ユ
ーザ情報やリソース情報等のネットワーク環境情報をも
とにしてタスクの実行前に該タスクを構成するライセン
ス対象プログラムを利用することができるか否か、利用
料金はどのくらいか、待ち時間はどのくらいか等の各種
情報を獲得することができ、タスクの処理途中で、1つ
のライセンス対象プログラムの利用が不可能であるがゆ
えにタスク処理を中断あるいは中止せざるを得ないとい
う不具合を未然に防止することができるとともに、ライ
センス対象プログラムの利用前にタスク全体にかかる利
用料金を知ることができるので、予期しない利用料金の
請求がなくなる。
【0073】また、ライセンス対象プログラムはタスク
単位の優先ポイントに基づいたライセンス割当順位をも
つキューを構成して予約登録を行っているので、1度ラ
イセンスが獲得されたライセンス対象プログラムの処理
中に、優先度(ライセンス割当順位)の高いライセンス
対象プログラムの獲得要求があっても、該処理中のライ
センス対象プログラムのライセンスが剥奪されることに
よる該ライセンス対象プログラムが中断あるいは中止せ
ざるを得ないという不具合を未然に防止することができ
る。
【0074】しかも、ライセンス対象プログラムの優先
度が高い場合で、ライセンス割当残数がない場合でも、
この優先度の高いライセンス対象プログラムは該優先度
に応じた優先順位で予約登録されるので、ライセンス割
当残数がなくても早期にライセンスを獲得することがで
きる。
【0075】また、この優先順位の決定も、利用者の処
理単位であるタスク単位の価値をもとにした優先度が加
味されるため、適切な優先順位となる。
【0076】なお、上述した実施例または応用例におけ
るクライアント装置1,2、ファイルサーバ3,4等
は、一例を示したものに過ぎず、複数のクライアント装
置及び複数のファイルサーバがネットワークバスN1に
接続される。さらに、ライセンス対象プログラムもファ
イルサーバのみに格納されるものではなく、他の装置例
えば、クライアント装置等に格納されていてもよい。
【0077】また、上述した実施例または応用例では、
ライセンス割当数を予め設定された値に固定であるとい
う前提のもとに説明したが、平均待ち時間が所定時間以
上となる場合、ライセンス割当数を所定数増加させるよ
うな制御を行うようにしてもよい。また、このライセン
ス割当数の所定数増加も平均待ち時間が所定時間未満と
なった場合に、もとのライセンス割当数に復帰するとい
う、一時的な制御としてもよい。さらに、ライセンス割
当数を所定数増加した場合で利用者が増加したライセン
ス割当を利用する場合に、通常利用料金に追加利用料金
を課金するようにしてもよい。
【0078】さらに、上述した実施例または応用例で
は、待ち時間の多少にかかわらず、同一の利用料金が課
金されるものであるが、待ち時間に応じて利用料金を割
安にするような課金制御を行うようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
では、予約管理手段が、利用者からのタスクのライセン
ス予約要求を受け付けて、該タスクを構成する1以上の
ライセンス対象プログラムのライセンス付与の予約登録
を行う。その後、割当制御手段が、タスク内のライセン
ス対象プログラムの逐次の実行時に要求されるライセン
ス獲得要求を受け付けて、該ライセンス対象プログラム
の予約登録に基づいてライセンス付与の割当制御を行
う。
【0080】従って、タスク単位で予約登録されるた
め、割り当てられたライセンスプログラムの処理中に該
ライセンスが剥奪されることもなく、タスク処理中にラ
イセンス獲得不可による処理の中断あるいは中止も未然
に防止されるという利点を有する。
【0081】第2の発明では、登録手段が、作成された
1以上のライセンス対象プログラムからなるタスクの該
ライセンス対象プログラム間の構造を示すタスク構造及
び該タスク全体を特徴づける1以上のタスク属性を登録
する。予約管理手段が、登録手段に登録されたタスク構
造をもとに、予約登録すべきライセンス対象プログラム
を特定し、前記登録手段に登録されたタスク属性の属性
値に基づいてタスクの優先度を算出し、該特定されたラ
イセンス対象プログラム毎に、算出されたタスクの優先
度が示す優先順位に基づいた予約登録を行う。
【0082】従って、タスク全体の価値が加味された優
先度が用いられることにより、適切な優先順位を有した
予約登録がなされるという利点を有する。
【0083】第3の発明では、獲得手段が、自ネットワ
ークシステム及び関連する他のネットワークシステム上
のおける利用者の利用者情報及びリソース情報を含むネ
ットワーク環境情報を獲得し、予約管理手段が、獲得さ
れた前記ネットワーク環境情報をもとにタスクを構成す
る1以上のライセンス対象プログラムの利用が可能か否
かを判断し、該判断結果を前記利用者に通知する。
【0084】従って、利用者はタスク処理前にタスクの
処理が可能か否かを知ることができつことから、タスク
処理中にライセンス獲得不可による処理の中断あるいは
中止を未然に防止することができるという利点を有す
る。
【0085】第4の発明では、保持手段が、タスクを構
成する1以上のライセンス対象プログラム毎の課金情報
を保持し、予約管理手段が、タスク構造を参照して予約
登録後、利用者にタスク単位の利用料金を通知する。
【0086】従って、利用者はタスク処理前にライセン
ス対象プログラムのライセンス獲得にかかる料金を確認
することができ、タスク処理後に予期しない利用料金が
請求されることがないという利点を有する。
【0087】第5の発明では、算出手段が、ライセンス
対象プログラム毎の平均待ち時間を算出し、割当制御手
段が、ライセンス獲得要求されたライセンス対象プログ
ラムの平均待ち時間を利用者に通知する。
【0088】従って、利用者はライセンス獲得までの待
ち時間を把握することができるという利点を有する。
【0089】第6の発明では、予約管理手段が、タスク
構造をもとに繰り返し利用されるライセンス対象プログ
ラムが存在する場合は、該ライセンス対象プログラムに
サイクルフラグを設定し、該サイクルフラグが設定され
ている間、ライセンス対象プログラムのライセンス割当
後、繰り返し該ライセンス対象プログラムの再予約登録
を行い、タスクの終了後に前記サイクルフラグの設定解
除を行うようにしている。
【0090】従って、繰り返し利用されるライセンス対
象プログラムは直ちに予約登録されるため、効率的なラ
イセンス割当が可能となるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるライセンス管理システ
ムを含むネットワークシステムの構成を示す図。
【図2】複数のライセンス対象プログラムから構成され
るタスクの一例を示す図。
【図3】ライセンス管理システムのライセンス付与手順
を示す全体フローチャート。
【図4】タスク構造管理テーブルのデータ構成を示す
図。
【図5】タスク属性管理テーブルのデータ構成を示す
図。
【図6】優先ポイントテーブルのデータ構成を示す図。
【図7】予約管理テーブル群のデータ構成を示す図。
【図8】割当数管理テーブルのデータ構成を示す図。
【図9】時間管理テーブルのデータ構成を示す図。
【図10】ライセンス予約処理手順を示すフローチャー
ト。
【図11】ライセンス獲得処理手順を示すフローチャー
ト。
【図12】本発明の一実施例の応用例であるライセンス
管理システムを含むネットワークの構成を示す図。
【符号の説明】
TS…タスク登録サーバ LS…ライセンス管理サーバ S1,S2…ネットワークシステム 1,2…クライア
ント装置 3,4…ファイルサーバ 5,6…ディレクトリサーバ 11,21…インターフェース部 12,22…制御部 22a…予約制御部 22b…割当制御部 13,23
…記憶部 13a…タスク構造管理テーブル 13b…タスク属性
管理テーブル 13c…タスク 23a…予約管理テーブル群 23b…割当数管理テーブル 23c…優先ポイントテ
ーブル 23d…課金テーブル 23e…時間管理テーブル 23f…サイクルフラグ 23g…空き領域 5a,6
a…利用者情報

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用時間、利用者名、利用部門、利用者
    数等のライセンス管理ポリシーに従って利用者が限定さ
    れるライセンス対象プログラムの利用許可を管理するラ
    イセンス管理システムにおいて、 前記利用者からタスクのライセンス予約要求を受け付け
    て、該タスクを構成する1以上の前記ライセンス対象プ
    ログラムのライセンス付与の予約登録を行う予約管理手
    段と、 前記タスク内のライセンス対象プログラムの逐次実行時
    に要求されるライセンス獲得要求を受け付けて、該ライ
    センス対象プログラムの予約登録に基づいてライセンス
    対象プログラム毎のライセンス付与の割当制御を行う割
    当制御手段とを具備したことを特徴とするライセンス管
    理システム。
  2. 【請求項2】 作成された1以上のライセンス対象プロ
    グラムからなるタスクの該ライセンス対象プログラム間
    の構造を示すタスク構造及び該タスク全体を特徴づける
    1以上のタスク属性を登録する登録手段を具備し、 前記予約管理手段は、前記登録手段に登録されたタスク
    構造をもとに、前記予約登録すべきライセンス対象プロ
    グラムを特定し、前記登録手段に登録されたタスク属性
    の属性値に基づいてタスクの優先度を算出し、該特定さ
    れたライセンス対象プログラム毎に、算出されたタスク
    の優先度が示す優先順位に基づいた予約登録を行うこと
    を特徴とする前記請求項1記載のライセンス管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記ライセンス管理システムを含む自ネ
    ットワークシステム及び関連する他のネットワークシス
    テム上のおける前記利用者の利用者情報及びリソース情
    報を含むネットワーク環境情報を獲得する獲得手段を具
    備し、 前記予約管理手段は、獲得された前記ネットワーク環境
    情報をもとに前記タスクを構成する1以上のライセンス
    対象プログラムの利用が可能か否かを判断し、該判断結
    果を前記利用者に通知することを特徴とする前記請求項
    1記載のライセンス管理システム。
  4. 【請求項4】 前記タスクを構成する1以上のライセン
    ス対象プログラム毎の課金情報を保持する保持手段を具
    備し、 前記予約管理手段は、前記タスク構造を参照して前記予
    約登録後、前記利用者にタスク単位の利用料金を通知す
    ることを特徴とする前記請求項2記載のライセンス管理
    システム。
  5. 【請求項5】 ライセンス対象プログラム毎の平均待ち
    時間を算出する算出手段を具備し、 前記予約管理手段及び前記割当制御手段は、前記ライセ
    ンス獲得要求されたライセンス対象プログラムの平均待
    ち時間を前記利用者に通知することを特徴とする前記請
    求項1記載のライセンス管理システム。
  6. 【請求項6】 前記予約管理手段は、前記タスク構造を
    もとに繰り返し利用されるライセンス対象プログラムが
    存在する場合は、該ライセンス対象プログラムにサイク
    ルフラグを設定し、 該サイクルフラグが設定されている間、ライセンス対象
    プログラムのライセンス割当後、繰り返し該ライセンス
    対象プログラムの再予約登録を行い、 タスクの終了後に前記サイクルフラグの設定解除を行う
    ことを特徴とする前記請求項2記載のライセンス管理シ
    ステム。
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