JP2004038616A - ソフトウエア自動更新装置、ソフトウエア自動更新方法、ソフトウエア自動更新プログラム - Google Patents
ソフトウエア自動更新装置、ソフトウエア自動更新方法、ソフトウエア自動更新プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】全ての受信機に対して最も効率良く、即ち短い時間内で且つ送信帯域を最も無駄に使用することなく、ソフトウエアを配信する。
【解決手段】ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報とその受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報とを記憶する手段と、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信する手段と、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報とその受信装置の稼動状況に関する情報とをもとにソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定する手段とを、ソフトウエア自動更新装置に備える。
【選択図】 図1
【解決手段】ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報とその受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報とを記憶する手段と、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信する手段と、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報とその受信装置の稼動状況に関する情報とをもとにソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定する手段とを、ソフトウエア自動更新装置に備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送受信機を始めとする、放送形式で送信される情報を受信することのできる装置に対して、その装置内に存在するソフトウエア、例えばその装置を制御するためのコンピュータプログラムやそのコンピュータプログラムが使用するデータ、その他のコンテンツ等を自動的にダウンロードし、更新することのできる装置、それを行う方法、そのためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、ソフトウエア自動更新装置及び方法には、例えば特開平10−333914号公報に記載のものがあった。
【0003】
この従来のソフトウエア自動更新装置及び方法によって、ソフトウエアが自動更新される情報処理装置の処理流れ図を図5に示す。
【0004】
本情報処理装置では、本情報処理装置が使用されていない時に、又今後使用される可能性が最も少ない時間帯に、放送データに含まれるダウンロードソフトのバージョン番号を取得する(図5の911)。
【0005】
本情報処理装置が使用されている時には、その処理を行うことができないし、もしもこの処理を行っている途中で、本情報処理装置の使用が開始されると、この処理を中断するか、或いは本情報処理装置の使用をこの処理が終るまで待たせることが必要になるからである。
【0006】
しかしこの処理はバージョン番号の取得だけであるから、この処理に要する時間は比較的短い。
【0007】
次に上で取得したバージョン番号が、既に記憶しているソフトのバージョン番号よりも大きいか否かを判断する(図5の912)。もし大きいならば、ソフトが更新されており、更新された新しいソフトが放送されているので、そのソフトをダウンロードする必要があるからである。
【0008】
上で取得したバージョン番号が既に記憶しているソフトのバージョン番号よりも大きかった時だけ、放送に含まれるダウンロードソフトを受信、即ちダウンロードする(図5の913)。
【0009】
このダウンロードソフトは比較的その容量が大きいことがあり、その受信(ダウンロード)には比較的長い時間を要することがある。
【0010】
従ってこのダウンロードは、本情報処理装置が使用されていない時に、又今後使用される可能性が最も少ない時間帯に行われるべきである。
【0011】
何故なら、もしもダウンロード行っている途中で、本情報処理装置の使用が開始されると、この処理を中断するか、或いは本情報処理装置の使用をこの処理が終るまで待たせることが必要になるからである。
【0012】
ダウンロードソフトの受信が終るとその新しいソフトを記憶手段に記憶し(図5の914)、記憶しているソフトのバージョン番号をその新しいソフトのバージョン番号に更新し(図5の915)、必要があればシステムのリセット又はシステムの再スタートを行う(図5の916)。
【0013】
ソフトウエアが更新された時には、システムのリセット又は再スタートを行わなければならない情報処理装置があるからである。
【0014】
そして上記、従来のソフトウエア自動更新装置及び方法や、それによってソフトが自動更新される情報処理装置では、情報処理装置自体は、自分自身が使用されていない時、或いは今後使用される可能性が最も少ない時間帯を選んで、ソフトのダウンロードを開始する。
【0015】
これによって、ダウンロード行っている途中で、本情報処理装置の使用が開始され、この処理を中断するか、或いは本情報処理装置の使用をこの処理が終るまで待たせることを、最大限回避しようとする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような、従来のソフトウエア自動更新装置及び方法では、ソフトをダウンロードする側は、ソフトをダウンロードされる側(即ち上記情報処理装置)が使用されていない時、或いは今後使用される可能性が最も少ない時間帯を選んで、ソフトのダウンロードを開始していない。
【0017】
或いは、ソフトをダウンロードされる側(即ち上記情報処理装置)が使用されている可能性が最も少ない時間帯を選んで、ソフトのダウンロードを開始することもあるが、その時間帯は、予め何らかの方法で予想され、定められたものであって、必ずしも実際に使用されている可能性が最も少ない時間帯と一致している保障はなかった。
【0018】
従って、ソフトのダウンロード行っている途中で、本情報処理装置の使用が開始され、この処理を中断するか、或いは本情報処理装置の使用をこの処理が終るまで待たせることが、実際には起こり得た。
【0019】
このようなことが起こり、本情報処理装置の使用がダウンロード完了まで待たされると、もしもそのダウンロード対象ソフトウエアの容量が大きい時には、使用者が使用を開始しようとしたにも係わらず、その使用が比較的長時間待たされることとなり、使用者にとって非常に使い勝手の悪いものとならざるを得なかった。
【0020】
或いは、このようなことが起こり、ソフトのダウンロードが中断されると、その情報処理装置には新しいソフトがダウンロードされず、旧バージョンのソフトがそのまま残ることとなる。
【0021】
しかもこのような使用時間のパターンは、使用者によってある程度習慣的に固定していることもあり、そのような場合には、何時もダウンロードしようとする度に、そのダウンロードが中断されてしまう結果となり、そのような使用者の情報処理装置には、何時まで経っても新しいソフトがダウンロードされず、旧バージョンのソフトがそのまま残ることとなってしまう。
【0022】
更にそのようなことが発生すると、何世代も前のソフトを使用している情報処理装置が併存することとなり、管理上も非常に無駄が大きい。
【0023】
このような問題点を解消するため、何度も頻繁にダウンロードソフトを放送しようとすると、そのために放送波の帯域を広く浪費せざるを得ない等々、非常に多くの課題を有していた。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本特許出願の請求項1に記載の発明は、ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶する手段と、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信する手段と、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定する手段と、を有するソフトウエア自動更新装置である。
【0025】
本特許出願の請求項2に記載の発明は、前記受信機の稼動状況に関する情報は、
前記配信される自動更新のための新しいソフトウエアを受信可能な状況にあるか否かに関する情報である、請求項1に記載のソフトウエア自動更新装置である。
【0026】
本特許出願の請求項3に記載の発明は、前記新しいソフトウエアを配信するスケジュールは、前記受信装置の稼動状況に関する情報を所定の時間単位で集計し、配信されるソフトウエアを受信可能な状況にある受信装置が多い時に配信を行うように決定される、請求項1又は請求項2に記載のソフトウエア自動更新装置である。
【0027】
本特許出願の請求項4に記載の発明は、前記新しいソフトウエアを配信するスケジュールは、前記受信装置の内、その新しいソフトウエアの配信対象である受信装置が多いほど、早く配信を行うことができるように決定される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のソフトウエア自動更新装置である。
【0028】
本特許出願の請求項5に記載の発明は、前記新しいソフトウエアを配信するスケジュールは、その配信に使用する伝送路に空きが多いほど、高速な伝送レートで配信を行うように決定される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のソフトウエア自動更新装置である。
【0029】
本特許出願の請求項6に記載の発明は、前記新しいソフトウエアの配信対象である受信装置に対して、その配信される新しいソフトウエアの受信を促すための情報を送信する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のソフトウエア自動更新装置である。
【0030】
本特許出願の請求項7に記載の発明は、配信されるソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを受信することができる自分自身の稼動状況を表す時間に関する情報を、そのソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信する装置に送信する手段と、その稼動状況を表す時間に関する情報にもとづいて決定されたスケジュールに従って配信される、そのソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを受信する手段と、その配信されたソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアによってソフトウエアの自動更新を行う手段と、を有する受信装置である。
【0031】
本特許出願の請求項8に記載の発明は、ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶する手順と、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信する手順と、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定する手順と、を有する、ソフトウエア自動更新方法である。
【0032】
本特許出願の請求項9に記載の発明は、コンピュータによって実行されるプログラムであって、ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶するステップと、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信するステップと、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定するステップと、を有するソフトウエア自動更新プログラムである。
【0033】
本特許出願の請求項10に記載の発明は、コンピュータによって実行されるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶するステップと、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信するステップと、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定するステップと、を有するソフトウエア自動更新プログラムを記録した記録媒体である。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0035】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1であるソフトウエア配信装置の作用形態を図1に示す。
【0036】
図1において、本発明の実施の形態1であるソフトウエア配信装置133は、配信するべきソフトウエアをデジタル放送衛星135を介して、受信機137に配信する。
【0037】
本実施の形態で、ソフトウエア配信装置133は、例えば、受信機137の製造者が設置する、受信機137を管理するためのサーバである。
【0038】
又、本実施の形態では、ソフトウエア配信装置133が配信するソフトウエアは、受信機137内に存在し、受信機137を制御するマイコンを動作させるためのプログラム及びそのプログラムが使用するデータである。
【0039】
他の実施の形態では、ソフトウエア配信装置は、映画供給会社等のコンテンツの配信を行う者が設置或いは運用するコンピュータシステムであることもあり、配信されるソフトウエアは映画、音楽、その他のコンテンツであることもある。
【0040】
本実施の形態では、受信機137は、例えばデジタルテレビである。他の実施の形態では、アナログテレビ、デジタル音楽放送受信機、MDやCD等のオーディオ装置、パソコン、携帯電話、PDA、その他種々の機器であってデジタル放送を受信することができ、ソフトウエアを使用するもの全てを含む。
【0041】
受信機137は、自分自身の稼動状況を計測し、記憶する。
【0042】
この稼動状況とは、例えば、電源が投入されている時間帯、電源が投入され且つ使用されているために配信されるソフトウエアを受信することができない時間帯、電源が投入されていないために配信されるソフトウエアを受信することができない時間帯、電源が投入され且つ使用されていないために配信されるソフトウエアを受信することができる時間帯、電源が投入され且つ使用されているがそれでも配信されるソフトウエアを受信することができる時間帯、その他である。
【0043】
受信機137は、この稼動状況から、自分自身がソフトウエアの配信を受信するのに最も好都合な時間帯を決定し、その時間帯をネットワーク131を経由してソフトウエア配信装置133に送る。
【0044】
又、他の実施の形態では、例えば受信機137は自分自身の稼動状況に関するデータをそのままソフトウエア配信装置133に送り、ソフトウエア配信装置133が、各受信機毎にソフトウエアの配信を受信するのに最も好都合な時間帯を決定することも可能である。
【0045】
本実施の形態では、受信機137はこの自分自身の稼動状況に関するデータの他に、自分自身が配信を受けて現在記憶し使用中であるソフトのバージョン番号、そのソフトの配信を受信した年月日・時刻、自分自身の受信機型番、自分自身の受信機ID番号、の一部又は全部をソフトウエア配信装置133に送信することもある。
【0046】
又他の実施の形態では、受信機の型番や受信機のID番号は予めソフトウエア配信装置133が記憶している実施の形態もある。
【0047】
ソフトウエア配信装置133が、各受信機から受信した情報をもとに作成、記憶する受信機管理表の一部を図2に示す。
【0048】
この受信機管理表は、このソフトウエア配信装置がソフトウエア配信対象として管理する受信機全ての情報を、各受信機毎に記憶している。
【0049】
その項目は、受信機型番、受信機ID番号、使用中ソフトのバージョン番号、最終ダウンロード年月日・時刻、第1空き時間帯、第2空き時間帯、である。
【0050】
本実施の形態の受信機型番とは例えばこの受信機であるデジタルテレビの型番即ちモデル番号である。
【0051】
受信機ID番号とは、このデジタル放送受信機の固有番号即ちシリアル番号である。
【0052】
使用中ソフトのバージョン番号とは、このデジタル放送受信機に現在ダウンロードされ、使用されているソフトのバージョン番号であり、このバージョン番号によって、この受信機が現在使用中のソフトの状況を知ることができる。
【0053】
例えばこのバージョン番号が最新のものでなければ、最新のものに更新することが必要であり、このバージョン番号とその型番又はそのシリアル番号との組み合わせによって使用中に何らかの不都合が生じる可能性の有無についても判断することができ、その不都合が発生する可能性が高くしかもその不都合が重大なものであるならば、ソフトウエアの更新は早急に行われなければならないことを判断することができる。
【0054】
最終ダウンロード年月日・時刻とは、この現在使用中のソフトウエアがこの受信機にダウンロードされた年月日とその時刻である。
【0055】
第1空き時間帯とは、この受信機が判断した或いはこの受信機の稼動状況情報からソフトウエア配信装置が判断した、この受信機が配信されるソフトウエアを受信するのに最も都合が良い時間帯を示している。
【0056】
例えば、受信機ID番号が「123987」の受信機では第1空き時間帯が「23」であるのは、この受信機が配信されるソフトウエアを受信するのに最も都合が良い時間帯は23時台、即ち午後11時0分から午後11時59分の間であることを示している。
【0057】
同様に、例えば、受信機ID番号が「98345」の受信機では第1空き時間帯が「2」であるのは、この受信機が配信されるソフトウエアを受信するのに最も都合が良い時間帯は2時台、即ち午前2時0分から午前2時59分の間であることを示している。
【0058】
他の実施の形態では、このように1時間単位で都合の良い時間帯を設定するのではなく、例えば分単位で設定することもできるし、日単位で設定することもできる。
【0059】
例えば、「午前0時から午前4時の間」等の形式で設定することもできるし、例えば、「日曜日の午前中」等の形式で設定することも可能である。
【0060】
第2空き時間帯とは、第1空き時間帯と同様にして判断された、この受信機が配信されるソフトウエアを受信するのに次に都合が良い時間帯を示している。
【0061】
例えば、受信機ID番号が「123987」の受信機では第2空き時間帯が「0」であるのは、この受信機が配信されるソフトウエアを受信するのに最も都合が良い時間帯は0時台、即ち午前0時0分から午前0時59分の間であることを示している。
【0062】
この第2空き時間帯も種々の方法で設定することができることは、第1空き時間帯と同様である。
【0063】
又、この第1空き時間帯と第2空き時間帯は同じ形式で設定する実施の形態もあるし、別の形式で設定することができる実施の形態もある。
【0064】
又、この第1空き時間帯と第2空き時間帯は同じ方法で判断される実施の形態もあり、異なる方法で判断される実施の形態もある。
【0065】
更に、本実施の形態では第1空き時間帯と第2空き時間帯としか設定していないが、第3空き時間帯、第4空き時間帯、その他の空き時間帯を設定できる実施の形態もあるし、各受信機毎に設定できる空き時間帯の数が異なる実施の形態もある。
【0066】
図2に示す受信機管理表を作成し、記憶しているソフトウエア配信装置133は、この情報をもとに、最新のソフトウエアの配信を実行する。
【0067】
その時の処理流れを図3に示す。
【0068】
図3に示すように、本実施の形態のソフトウエア配信装置133はまず、重大な支障のあるソフトを使用している受信機137についての第1空き時間帯と第2空き時間帯を集計し、これらの受信機137に対して、最も配信されるソフトを受信するのに都合の良い時間帯を決定する(図3の311)。
【0069】
そしてこの決定にもとづいて、これらの受信機137にとって最も都合の良い時間帯に最新バージョンのソフトウエアの配信を実行する(図3の312)。
【0070】
本実施の形態のソフトウエア配信装置133は、次に、その他の旧バージョンソフトを使用中の受信機について、第1空き時間帯と第2空き時間帯を集計し、これらの受信機137に対して、最も配信されるソフトを受信するのに都合の良い時間帯を決定する(図3の313)。
【0071】
そしてこの決定にもとづいて、これらの受信機137にとって最も都合の良い時間帯に最新バージョンのソフトウエアの配信を実行する(図3の314)。
【0072】
本実施の形態のように、各受信機の稼動状況に関するデータにもとづいて、各受信機がソフトウエアの配信を受信するのに最も都合が良い時間帯を判断してソフトウエアの配信を実行することで、全ての受信機に対して最も効率良く、即ち短い時間内で且つ送信帯域を最も無駄に使用することなく、ソフトウエアを配信することができる。
【0073】
本実施の形態では、受信機137はソフトウエアの配信を受信した時、自分自身が配信を受けて記憶し今後使用するソフトのバージョン番号、そのソフトの配信を受信した年月日・時刻、自分自身の受信機型番、自分自身の受信機ID番号、の一部又は全部をソフトウエア配信装置133に送信することもある。
【0074】
他の実施の形態では、これらの情報は必ずしもソフトウエアの配信を受けた時に送信するのでなく、予め定められた所定の時、例えば電源が投入された時、月初め、毎日午前0時、受信機が設置された後所定の期間が経過した時、等にソフトウエア配信装置に対して送信することもできる。
【0075】
本実施の形態では、ソフトウエア配信装置は、各受信機から、現在保有しているソフトのバージョン番号とそのソフトを受信した年月日・時刻、稼動状況に関する情報をネットワーク経由で受信し、受信機管理表を最新データに更新する。
【0076】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2である、ソフトウエア配信装置はその主要な構成、作用、機能について前記本発明の実施の形態1のソフトウエア配信装置と同様であるから、その部分については説明を省略する。
【0077】
本発明の実施の形態2のソフトウエア配信装置は、図2に示す受信機管理表を作成し、これにもとづいてソフトウエアの配信スケジュールを決定する時、ソフトウエアを配信しなければならない受信機の数、その緊急度、即ち、前記のように、現在各受信機にダウンロードされているソフトウエアのバージョン番号と受信機の型番又は受信機のシリアル番号との組み合わせによって使用中に何らかの不都合が生じる可能性の有無についても判断し、その不都合が発生する可能性が高くしかもその不都合が重大なものであるならば、ソフトウエアの更新は早急に行われなければならず、そのような受信機の数や不都合の重要度に応じて、最新のソフトウエアの配信回数、その頻度、その繰り返し周期等を調整する。
【0078】
即ち、上記のようにして判断されたソフトウエア配信の緊急度が大きければ、例えば第1の空き時間帯が午前0時である時、午前0時0分から午前0時10分の間、午前0時10分から午前0時20分の間、午前0時20分から午前0時30分の間、午前0時30分から午前0時40分の間、午前0時40分から午前0時50分の間、午前0時50分から午前1時0分の間と、午前0時台に6回の配信を実行する。
【0079】
これによってソフトウエアを最新のものに更新することのできる受信機の数は、非常に多くなると期待することができる。
【0080】
但しこれは、このソフトウエアの配信に10分以上を要しないことが前提条件であり、10分以上を必要とする時には、必ずしもこのように実行することはできない。
【0081】
一方逆に、即ち、上記のようにして判断されたソフトウエア配信の緊急度が小さければ、例えば第1の空き時間帯が午前0時である時、例えば午前0時0分から午前1時0分の長い時間をかけて、遅い通信速度で配信を行い、通信路をなるべく専有しないようにする。
【0082】
既に殆どの受信機についてソフトウエアの配信を終っており、ソフトウエアが最新のものに更新されず残っている受信機についても、旧バージョンのソフトウエアを使用していることによる不都合がそれほど大きくない時には、それほど急いで最新のソフトウエアを配信しなければならない事情になく、このような時に、余りに急いで最新のソフトウエアを配信し、そのために広い帯域の放送波を使用することは、放送波の帯域を不当に浪費することにもなり無駄が大きいためである。
【0083】
従ってこのような時には、少し時間が掛かっても、なるべく放送波の帯域を専有せずにソフトウエアの配信を行う。
【0084】
更に本実施の形態では、残り少なくなった旧バージョンのソフトウエアを使用している受信機に対して、その旨を表す個別表示メッセージをソフトウエア配信装置から送信し、このメッセージを受信機の表示部に表示することによって、この受信機の使用者に対して最新バージョンのソフトウエアを受信することができるように促す。
【0085】
この表示の状態を図4に示す。このように受信機の表示部に表示することで、旧バージョンのソフトウエアが使用されている受信機の使用者にその旨を知らせ、受信機使用者の協力を得ることによって、効率的に最新のソフトウエアを配信することができる。
【0086】
尚、本特許出願に係る発明は、コンピュータとそのコンピュータで実行されるプログラムによって実施される実施の形態もあり、そのプログラムはそのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録される実施の形態もある。
【0087】
【発明の効果】
本発明のソフトウエア自動更新装置では、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信する手段と、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報とその受信装置の稼動状況に関する情報とをもとにソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定する手段と、を有することによって、最も効率良く全ての受信装置に対して最新の必要なソフトウエアを配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のソフトウエア配信装置の作用形態を表す図
【図2】本発明の実施の形態1のソフトウエア配信装置の受信機管理表の一部を表す図
【図3】本発明の実施の形態1のソフトウエア配信装置がソフトウエアの配信を実行する時の処理流れを表す図
【図4】本発明の実施の形態2のソフトウエア配信装置が旧バージョンのソフトウエアを使用している受信機に対して送信したメッセージをその受信機が表示している状態を表す図
【図5】従来のソフトウエアがダウンロードされる情報処理装置の処理流れ図
【符号の説明】
131 ネットワーク
133 ソフトウエア配信装置
135 デジタル放送衛星
137 受信機
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送受信機を始めとする、放送形式で送信される情報を受信することのできる装置に対して、その装置内に存在するソフトウエア、例えばその装置を制御するためのコンピュータプログラムやそのコンピュータプログラムが使用するデータ、その他のコンテンツ等を自動的にダウンロードし、更新することのできる装置、それを行う方法、そのためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、ソフトウエア自動更新装置及び方法には、例えば特開平10−333914号公報に記載のものがあった。
【0003】
この従来のソフトウエア自動更新装置及び方法によって、ソフトウエアが自動更新される情報処理装置の処理流れ図を図5に示す。
【0004】
本情報処理装置では、本情報処理装置が使用されていない時に、又今後使用される可能性が最も少ない時間帯に、放送データに含まれるダウンロードソフトのバージョン番号を取得する(図5の911)。
【0005】
本情報処理装置が使用されている時には、その処理を行うことができないし、もしもこの処理を行っている途中で、本情報処理装置の使用が開始されると、この処理を中断するか、或いは本情報処理装置の使用をこの処理が終るまで待たせることが必要になるからである。
【0006】
しかしこの処理はバージョン番号の取得だけであるから、この処理に要する時間は比較的短い。
【0007】
次に上で取得したバージョン番号が、既に記憶しているソフトのバージョン番号よりも大きいか否かを判断する(図5の912)。もし大きいならば、ソフトが更新されており、更新された新しいソフトが放送されているので、そのソフトをダウンロードする必要があるからである。
【0008】
上で取得したバージョン番号が既に記憶しているソフトのバージョン番号よりも大きかった時だけ、放送に含まれるダウンロードソフトを受信、即ちダウンロードする(図5の913)。
【0009】
このダウンロードソフトは比較的その容量が大きいことがあり、その受信(ダウンロード)には比較的長い時間を要することがある。
【0010】
従ってこのダウンロードは、本情報処理装置が使用されていない時に、又今後使用される可能性が最も少ない時間帯に行われるべきである。
【0011】
何故なら、もしもダウンロード行っている途中で、本情報処理装置の使用が開始されると、この処理を中断するか、或いは本情報処理装置の使用をこの処理が終るまで待たせることが必要になるからである。
【0012】
ダウンロードソフトの受信が終るとその新しいソフトを記憶手段に記憶し(図5の914)、記憶しているソフトのバージョン番号をその新しいソフトのバージョン番号に更新し(図5の915)、必要があればシステムのリセット又はシステムの再スタートを行う(図5の916)。
【0013】
ソフトウエアが更新された時には、システムのリセット又は再スタートを行わなければならない情報処理装置があるからである。
【0014】
そして上記、従来のソフトウエア自動更新装置及び方法や、それによってソフトが自動更新される情報処理装置では、情報処理装置自体は、自分自身が使用されていない時、或いは今後使用される可能性が最も少ない時間帯を選んで、ソフトのダウンロードを開始する。
【0015】
これによって、ダウンロード行っている途中で、本情報処理装置の使用が開始され、この処理を中断するか、或いは本情報処理装置の使用をこの処理が終るまで待たせることを、最大限回避しようとする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような、従来のソフトウエア自動更新装置及び方法では、ソフトをダウンロードする側は、ソフトをダウンロードされる側(即ち上記情報処理装置)が使用されていない時、或いは今後使用される可能性が最も少ない時間帯を選んで、ソフトのダウンロードを開始していない。
【0017】
或いは、ソフトをダウンロードされる側(即ち上記情報処理装置)が使用されている可能性が最も少ない時間帯を選んで、ソフトのダウンロードを開始することもあるが、その時間帯は、予め何らかの方法で予想され、定められたものであって、必ずしも実際に使用されている可能性が最も少ない時間帯と一致している保障はなかった。
【0018】
従って、ソフトのダウンロード行っている途中で、本情報処理装置の使用が開始され、この処理を中断するか、或いは本情報処理装置の使用をこの処理が終るまで待たせることが、実際には起こり得た。
【0019】
このようなことが起こり、本情報処理装置の使用がダウンロード完了まで待たされると、もしもそのダウンロード対象ソフトウエアの容量が大きい時には、使用者が使用を開始しようとしたにも係わらず、その使用が比較的長時間待たされることとなり、使用者にとって非常に使い勝手の悪いものとならざるを得なかった。
【0020】
或いは、このようなことが起こり、ソフトのダウンロードが中断されると、その情報処理装置には新しいソフトがダウンロードされず、旧バージョンのソフトがそのまま残ることとなる。
【0021】
しかもこのような使用時間のパターンは、使用者によってある程度習慣的に固定していることもあり、そのような場合には、何時もダウンロードしようとする度に、そのダウンロードが中断されてしまう結果となり、そのような使用者の情報処理装置には、何時まで経っても新しいソフトがダウンロードされず、旧バージョンのソフトがそのまま残ることとなってしまう。
【0022】
更にそのようなことが発生すると、何世代も前のソフトを使用している情報処理装置が併存することとなり、管理上も非常に無駄が大きい。
【0023】
このような問題点を解消するため、何度も頻繁にダウンロードソフトを放送しようとすると、そのために放送波の帯域を広く浪費せざるを得ない等々、非常に多くの課題を有していた。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本特許出願の請求項1に記載の発明は、ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶する手段と、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信する手段と、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定する手段と、を有するソフトウエア自動更新装置である。
【0025】
本特許出願の請求項2に記載の発明は、前記受信機の稼動状況に関する情報は、
前記配信される自動更新のための新しいソフトウエアを受信可能な状況にあるか否かに関する情報である、請求項1に記載のソフトウエア自動更新装置である。
【0026】
本特許出願の請求項3に記載の発明は、前記新しいソフトウエアを配信するスケジュールは、前記受信装置の稼動状況に関する情報を所定の時間単位で集計し、配信されるソフトウエアを受信可能な状況にある受信装置が多い時に配信を行うように決定される、請求項1又は請求項2に記載のソフトウエア自動更新装置である。
【0027】
本特許出願の請求項4に記載の発明は、前記新しいソフトウエアを配信するスケジュールは、前記受信装置の内、その新しいソフトウエアの配信対象である受信装置が多いほど、早く配信を行うことができるように決定される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のソフトウエア自動更新装置である。
【0028】
本特許出願の請求項5に記載の発明は、前記新しいソフトウエアを配信するスケジュールは、その配信に使用する伝送路に空きが多いほど、高速な伝送レートで配信を行うように決定される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のソフトウエア自動更新装置である。
【0029】
本特許出願の請求項6に記載の発明は、前記新しいソフトウエアの配信対象である受信装置に対して、その配信される新しいソフトウエアの受信を促すための情報を送信する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のソフトウエア自動更新装置である。
【0030】
本特許出願の請求項7に記載の発明は、配信されるソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを受信することができる自分自身の稼動状況を表す時間に関する情報を、そのソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信する装置に送信する手段と、その稼動状況を表す時間に関する情報にもとづいて決定されたスケジュールに従って配信される、そのソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを受信する手段と、その配信されたソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアによってソフトウエアの自動更新を行う手段と、を有する受信装置である。
【0031】
本特許出願の請求項8に記載の発明は、ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶する手順と、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信する手順と、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定する手順と、を有する、ソフトウエア自動更新方法である。
【0032】
本特許出願の請求項9に記載の発明は、コンピュータによって実行されるプログラムであって、ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶するステップと、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信するステップと、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定するステップと、を有するソフトウエア自動更新プログラムである。
【0033】
本特許出願の請求項10に記載の発明は、コンピュータによって実行されるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶するステップと、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信するステップと、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定するステップと、を有するソフトウエア自動更新プログラムを記録した記録媒体である。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0035】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1であるソフトウエア配信装置の作用形態を図1に示す。
【0036】
図1において、本発明の実施の形態1であるソフトウエア配信装置133は、配信するべきソフトウエアをデジタル放送衛星135を介して、受信機137に配信する。
【0037】
本実施の形態で、ソフトウエア配信装置133は、例えば、受信機137の製造者が設置する、受信機137を管理するためのサーバである。
【0038】
又、本実施の形態では、ソフトウエア配信装置133が配信するソフトウエアは、受信機137内に存在し、受信機137を制御するマイコンを動作させるためのプログラム及びそのプログラムが使用するデータである。
【0039】
他の実施の形態では、ソフトウエア配信装置は、映画供給会社等のコンテンツの配信を行う者が設置或いは運用するコンピュータシステムであることもあり、配信されるソフトウエアは映画、音楽、その他のコンテンツであることもある。
【0040】
本実施の形態では、受信機137は、例えばデジタルテレビである。他の実施の形態では、アナログテレビ、デジタル音楽放送受信機、MDやCD等のオーディオ装置、パソコン、携帯電話、PDA、その他種々の機器であってデジタル放送を受信することができ、ソフトウエアを使用するもの全てを含む。
【0041】
受信機137は、自分自身の稼動状況を計測し、記憶する。
【0042】
この稼動状況とは、例えば、電源が投入されている時間帯、電源が投入され且つ使用されているために配信されるソフトウエアを受信することができない時間帯、電源が投入されていないために配信されるソフトウエアを受信することができない時間帯、電源が投入され且つ使用されていないために配信されるソフトウエアを受信することができる時間帯、電源が投入され且つ使用されているがそれでも配信されるソフトウエアを受信することができる時間帯、その他である。
【0043】
受信機137は、この稼動状況から、自分自身がソフトウエアの配信を受信するのに最も好都合な時間帯を決定し、その時間帯をネットワーク131を経由してソフトウエア配信装置133に送る。
【0044】
又、他の実施の形態では、例えば受信機137は自分自身の稼動状況に関するデータをそのままソフトウエア配信装置133に送り、ソフトウエア配信装置133が、各受信機毎にソフトウエアの配信を受信するのに最も好都合な時間帯を決定することも可能である。
【0045】
本実施の形態では、受信機137はこの自分自身の稼動状況に関するデータの他に、自分自身が配信を受けて現在記憶し使用中であるソフトのバージョン番号、そのソフトの配信を受信した年月日・時刻、自分自身の受信機型番、自分自身の受信機ID番号、の一部又は全部をソフトウエア配信装置133に送信することもある。
【0046】
又他の実施の形態では、受信機の型番や受信機のID番号は予めソフトウエア配信装置133が記憶している実施の形態もある。
【0047】
ソフトウエア配信装置133が、各受信機から受信した情報をもとに作成、記憶する受信機管理表の一部を図2に示す。
【0048】
この受信機管理表は、このソフトウエア配信装置がソフトウエア配信対象として管理する受信機全ての情報を、各受信機毎に記憶している。
【0049】
その項目は、受信機型番、受信機ID番号、使用中ソフトのバージョン番号、最終ダウンロード年月日・時刻、第1空き時間帯、第2空き時間帯、である。
【0050】
本実施の形態の受信機型番とは例えばこの受信機であるデジタルテレビの型番即ちモデル番号である。
【0051】
受信機ID番号とは、このデジタル放送受信機の固有番号即ちシリアル番号である。
【0052】
使用中ソフトのバージョン番号とは、このデジタル放送受信機に現在ダウンロードされ、使用されているソフトのバージョン番号であり、このバージョン番号によって、この受信機が現在使用中のソフトの状況を知ることができる。
【0053】
例えばこのバージョン番号が最新のものでなければ、最新のものに更新することが必要であり、このバージョン番号とその型番又はそのシリアル番号との組み合わせによって使用中に何らかの不都合が生じる可能性の有無についても判断することができ、その不都合が発生する可能性が高くしかもその不都合が重大なものであるならば、ソフトウエアの更新は早急に行われなければならないことを判断することができる。
【0054】
最終ダウンロード年月日・時刻とは、この現在使用中のソフトウエアがこの受信機にダウンロードされた年月日とその時刻である。
【0055】
第1空き時間帯とは、この受信機が判断した或いはこの受信機の稼動状況情報からソフトウエア配信装置が判断した、この受信機が配信されるソフトウエアを受信するのに最も都合が良い時間帯を示している。
【0056】
例えば、受信機ID番号が「123987」の受信機では第1空き時間帯が「23」であるのは、この受信機が配信されるソフトウエアを受信するのに最も都合が良い時間帯は23時台、即ち午後11時0分から午後11時59分の間であることを示している。
【0057】
同様に、例えば、受信機ID番号が「98345」の受信機では第1空き時間帯が「2」であるのは、この受信機が配信されるソフトウエアを受信するのに最も都合が良い時間帯は2時台、即ち午前2時0分から午前2時59分の間であることを示している。
【0058】
他の実施の形態では、このように1時間単位で都合の良い時間帯を設定するのではなく、例えば分単位で設定することもできるし、日単位で設定することもできる。
【0059】
例えば、「午前0時から午前4時の間」等の形式で設定することもできるし、例えば、「日曜日の午前中」等の形式で設定することも可能である。
【0060】
第2空き時間帯とは、第1空き時間帯と同様にして判断された、この受信機が配信されるソフトウエアを受信するのに次に都合が良い時間帯を示している。
【0061】
例えば、受信機ID番号が「123987」の受信機では第2空き時間帯が「0」であるのは、この受信機が配信されるソフトウエアを受信するのに最も都合が良い時間帯は0時台、即ち午前0時0分から午前0時59分の間であることを示している。
【0062】
この第2空き時間帯も種々の方法で設定することができることは、第1空き時間帯と同様である。
【0063】
又、この第1空き時間帯と第2空き時間帯は同じ形式で設定する実施の形態もあるし、別の形式で設定することができる実施の形態もある。
【0064】
又、この第1空き時間帯と第2空き時間帯は同じ方法で判断される実施の形態もあり、異なる方法で判断される実施の形態もある。
【0065】
更に、本実施の形態では第1空き時間帯と第2空き時間帯としか設定していないが、第3空き時間帯、第4空き時間帯、その他の空き時間帯を設定できる実施の形態もあるし、各受信機毎に設定できる空き時間帯の数が異なる実施の形態もある。
【0066】
図2に示す受信機管理表を作成し、記憶しているソフトウエア配信装置133は、この情報をもとに、最新のソフトウエアの配信を実行する。
【0067】
その時の処理流れを図3に示す。
【0068】
図3に示すように、本実施の形態のソフトウエア配信装置133はまず、重大な支障のあるソフトを使用している受信機137についての第1空き時間帯と第2空き時間帯を集計し、これらの受信機137に対して、最も配信されるソフトを受信するのに都合の良い時間帯を決定する(図3の311)。
【0069】
そしてこの決定にもとづいて、これらの受信機137にとって最も都合の良い時間帯に最新バージョンのソフトウエアの配信を実行する(図3の312)。
【0070】
本実施の形態のソフトウエア配信装置133は、次に、その他の旧バージョンソフトを使用中の受信機について、第1空き時間帯と第2空き時間帯を集計し、これらの受信機137に対して、最も配信されるソフトを受信するのに都合の良い時間帯を決定する(図3の313)。
【0071】
そしてこの決定にもとづいて、これらの受信機137にとって最も都合の良い時間帯に最新バージョンのソフトウエアの配信を実行する(図3の314)。
【0072】
本実施の形態のように、各受信機の稼動状況に関するデータにもとづいて、各受信機がソフトウエアの配信を受信するのに最も都合が良い時間帯を判断してソフトウエアの配信を実行することで、全ての受信機に対して最も効率良く、即ち短い時間内で且つ送信帯域を最も無駄に使用することなく、ソフトウエアを配信することができる。
【0073】
本実施の形態では、受信機137はソフトウエアの配信を受信した時、自分自身が配信を受けて記憶し今後使用するソフトのバージョン番号、そのソフトの配信を受信した年月日・時刻、自分自身の受信機型番、自分自身の受信機ID番号、の一部又は全部をソフトウエア配信装置133に送信することもある。
【0074】
他の実施の形態では、これらの情報は必ずしもソフトウエアの配信を受けた時に送信するのでなく、予め定められた所定の時、例えば電源が投入された時、月初め、毎日午前0時、受信機が設置された後所定の期間が経過した時、等にソフトウエア配信装置に対して送信することもできる。
【0075】
本実施の形態では、ソフトウエア配信装置は、各受信機から、現在保有しているソフトのバージョン番号とそのソフトを受信した年月日・時刻、稼動状況に関する情報をネットワーク経由で受信し、受信機管理表を最新データに更新する。
【0076】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2である、ソフトウエア配信装置はその主要な構成、作用、機能について前記本発明の実施の形態1のソフトウエア配信装置と同様であるから、その部分については説明を省略する。
【0077】
本発明の実施の形態2のソフトウエア配信装置は、図2に示す受信機管理表を作成し、これにもとづいてソフトウエアの配信スケジュールを決定する時、ソフトウエアを配信しなければならない受信機の数、その緊急度、即ち、前記のように、現在各受信機にダウンロードされているソフトウエアのバージョン番号と受信機の型番又は受信機のシリアル番号との組み合わせによって使用中に何らかの不都合が生じる可能性の有無についても判断し、その不都合が発生する可能性が高くしかもその不都合が重大なものであるならば、ソフトウエアの更新は早急に行われなければならず、そのような受信機の数や不都合の重要度に応じて、最新のソフトウエアの配信回数、その頻度、その繰り返し周期等を調整する。
【0078】
即ち、上記のようにして判断されたソフトウエア配信の緊急度が大きければ、例えば第1の空き時間帯が午前0時である時、午前0時0分から午前0時10分の間、午前0時10分から午前0時20分の間、午前0時20分から午前0時30分の間、午前0時30分から午前0時40分の間、午前0時40分から午前0時50分の間、午前0時50分から午前1時0分の間と、午前0時台に6回の配信を実行する。
【0079】
これによってソフトウエアを最新のものに更新することのできる受信機の数は、非常に多くなると期待することができる。
【0080】
但しこれは、このソフトウエアの配信に10分以上を要しないことが前提条件であり、10分以上を必要とする時には、必ずしもこのように実行することはできない。
【0081】
一方逆に、即ち、上記のようにして判断されたソフトウエア配信の緊急度が小さければ、例えば第1の空き時間帯が午前0時である時、例えば午前0時0分から午前1時0分の長い時間をかけて、遅い通信速度で配信を行い、通信路をなるべく専有しないようにする。
【0082】
既に殆どの受信機についてソフトウエアの配信を終っており、ソフトウエアが最新のものに更新されず残っている受信機についても、旧バージョンのソフトウエアを使用していることによる不都合がそれほど大きくない時には、それほど急いで最新のソフトウエアを配信しなければならない事情になく、このような時に、余りに急いで最新のソフトウエアを配信し、そのために広い帯域の放送波を使用することは、放送波の帯域を不当に浪費することにもなり無駄が大きいためである。
【0083】
従ってこのような時には、少し時間が掛かっても、なるべく放送波の帯域を専有せずにソフトウエアの配信を行う。
【0084】
更に本実施の形態では、残り少なくなった旧バージョンのソフトウエアを使用している受信機に対して、その旨を表す個別表示メッセージをソフトウエア配信装置から送信し、このメッセージを受信機の表示部に表示することによって、この受信機の使用者に対して最新バージョンのソフトウエアを受信することができるように促す。
【0085】
この表示の状態を図4に示す。このように受信機の表示部に表示することで、旧バージョンのソフトウエアが使用されている受信機の使用者にその旨を知らせ、受信機使用者の協力を得ることによって、効率的に最新のソフトウエアを配信することができる。
【0086】
尚、本特許出願に係る発明は、コンピュータとそのコンピュータで実行されるプログラムによって実施される実施の形態もあり、そのプログラムはそのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録される実施の形態もある。
【0087】
【発明の効果】
本発明のソフトウエア自動更新装置では、ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信する手段と、その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報とその受信装置の稼動状況に関する情報とをもとにソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定する手段と、を有することによって、最も効率良く全ての受信装置に対して最新の必要なソフトウエアを配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のソフトウエア配信装置の作用形態を表す図
【図2】本発明の実施の形態1のソフトウエア配信装置の受信機管理表の一部を表す図
【図3】本発明の実施の形態1のソフトウエア配信装置がソフトウエアの配信を実行する時の処理流れを表す図
【図4】本発明の実施の形態2のソフトウエア配信装置が旧バージョンのソフトウエアを使用している受信機に対して送信したメッセージをその受信機が表示している状態を表す図
【図5】従来のソフトウエアがダウンロードされる情報処理装置の処理流れ図
【符号の説明】
131 ネットワーク
133 ソフトウエア配信装置
135 デジタル放送衛星
137 受信機
Claims (10)
- ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶する手段と、
ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信する手段と、
その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定する手段と、
を有する、
ソフトウエア自動更新装置。 - 前記受信機の稼動状況に関する情報は、
前記配信される自動更新のための新しいソフトウエアを受信可能な状況にあるか否かに関する情報である、
請求項1に記載のソフトウエア自動更新装置。 - 前記新しいソフトウエアを配信するスケジュールは、前記受信装置の稼動状況に関する情報を所定の時間単位で集計し、配信されるソフトウエアを受信可能な状況にある受信装置が多い時に配信を行うように決定される、
請求項1又は請求項2に記載のソフトウエア自動更新装置。 - 前記新しいソフトウエアを配信するスケジュールは、前記受信装置の内、その新しいソフトウエアの配信対象である受信装置が多いほど、早く配信を行うことができるように決定される、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のソフトウエア自動更新装置。 - 前記新しいソフトウエアを配信するスケジュールは、その配信に使用する伝送路に空きが多いほど、高速な伝送レートで配信を行うように決定される、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のソフトウエア自動更新装置。 - 前記新しいソフトウエアの配信対象である受信装置に対して、その配信される新しいソフトウエアの受信を促すための情報を送信する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のソフトウエア自動更新装置。 - 配信されるソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを受信することができる自分自身の稼動状況を表す時間に関する情報を、そのソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信する装置に送信する手段と、
その稼動状況を表す時間に関する情報にもとづいて決定されたスケジュールに従って配信される、そのソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを受信する手段と、
その配信されたソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアによってソフトウエアの自動更新を行う手段と、
を有する受信装置。 - ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶する手順と、
ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信する手順と、
その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定する手順と、
を有する、
ソフトウエア自動更新方法。 - コンピュータによって実行されるプログラムであって、
ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶するステップと、
ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信するステップと、
その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定するステップと、
を有する、
ソフトウエア自動更新プログラム。 - コンピュータによって実行されるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
ソフトウエア自動更新対象である受信装置を区別する情報と、その受信装置の区別毎に現在のソフトウエア状態に関する情報と、を記憶するステップと、
ソフトウエア自動更新対象である受信装置からその受信装置の稼動状況に関する情報を受信するステップと、
その受信装置の現在のソフトウエア状態に関する情報と、その受信装置の稼動状況に関する情報とをもとに、ソフトウエア自動更新のための新しいソフトウエアを配信するスケジュールを決定するステップと、
を有する、
ソフトウエア自動更新プログラムを記録した記録媒体。
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