JP3634640B2 - モータを備えた内視鏡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモータを備えた内視鏡装置、特に観察距離を変化させるためのレンズ等を移動動作させるモータの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡では、例えば挿入先端部に配置された、例えば観察距離を変化させるレンズをモータにより駆動することが提案されている。即ち、上記モータの回転駆動力を線状の伝達部材、例えば多重コイルバネ部材を用いて先端駆動部へ伝達し、ここで回転運動を直線運動に変換して上記可動レンズを前後移動させることにより、観察距離を変えることができるものである。
【0003】そして、上記の線状伝達部材は屈曲可能に構成されたアングル部を含む挿入部内を通すため、フレキシブルな保護チューブの中に収めて配置されることになり、これにより、レンズ移動時の線状伝達部材の回転を確保すると共に、挿入部内の他の部材の損傷等を防止することができるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の内視鏡駆動部のモータは、可撓性挿入部の基端部側に設けられる内視鏡操作部に配置されており、この操作部と先端部との間の挿入部全体に渡って、上記線状伝達部材を配設する必要があり、この比較的長い線状伝達部材の存在により、動作の応答性が低下するという問題がある。
【0005】
また、この線状伝達部材は保護チューブ内で回転させることから、この保護チューブとの接触などにより駆動力の損失が生じるという不都合もある。しかも、この保護チューブは、細径化が要請される挿入部内に、上記線状伝達部材のスムーズな回転を確保した上で配置しなければならず、精度のよい取付けが必要となり煩雑である。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動動作の応答性が高く、また駆動力の損失もなく、しかも取付けの煩雑な保護チューブの使用が不要となるモータを備えた内視鏡装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るモータを備えた内視鏡装置は、内視鏡先端側がアングルリングにより曲げ可能とされ、モータの駆動力により駆動部を動作させる内視鏡装置において、上記アングルリングの先端側第1リング(この第1リングに一体となるリングの全てを含む)の円筒面(壁)に切込みを入れ、この切込み部を変形させることによりモータ保持部を形成し、このモータ保持部に上記モータを取り付けたことを特徴とする。
【0008】
上記の構成によれば、アングル部を構成するアングルリングの第1リングの円筒面の、例えば円周方向に2本の平行な切込み線を入れ、この切込み線に挟まれた部分を内側へ変形させて、モータの外周円に嵌合する円弧状のモータ保持部が形成され、このモータ保持部にモータが直接取り付けられる。この第1リングは、先端部に配置されており、モータの駆動力は直接的にズームレンズ等の駆動部に伝達される。また、従来の長い線状伝達部材やその保護チューブが不要となり、この保護チューブ専用の取付け具もなくすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4には、実施形態例に係るモータを備えた内視鏡装置の構成が示されており、図1は電子内視鏡先端部の一部断面図、図2は図1のX−X’断面図である。図1及び図2において、内視鏡先端部10は、支持部11にアングルリングの第1リング12が接続されており、この第1リング12に第2リング13、この第2リング13に第3、第4というように多数のリングが順次接続される。
【0010】
当該例では、上記第1リング12の長さ(軸方向の幅)を他のリング12よりも長くして、先端硬性部の一部を構成しており、これらのアングルリング12,13…は、ワイヤ14と共に、隣りのリングに2個所のカシメ部Kで接続され、このカシメ部Kを連続するリング連結部において左右と上下に交互に設けることによって、左右及び上下に屈曲可能なアングル部15を形成することができる。なお、上記ワイヤ14の端部は第1リング12の円周面を切り出し変形させた取付け部16に固定される。
また、上記第1リング12及び第2リング13の外側には、外皮17が設けられ、内視鏡先端面では、上記支持部11にキャップ18が取り付けられる。
【0011】
この先端部10には、図4にも示されるように、対物レンズ系20、可動レンズ21、プリズム22が配置され、このプリズム22にカバーガラス23を介して固体撮像素子であるCCD24が光学的に接続される。上記可動レンズ21の保持部材26は、その端部(図の下部)に雌ネジ部を有し、この雌ネジ部に雄ネジ部を螺合する回転駆動体27が配置され、この回転駆動体27に密着バネ28(これはなくてもよい)を介してモータ29が接続される。なお、このモータ29と回転駆動体27との間には変速ギヤ部等を接続することができる。従って、このモータ29が回転すると、回転駆動体27と保持部26の螺合結合によって可動レンズ21が前後移動し、これによって観察距離可変動作が行われることになる。
【0012】
また、図2に示されるように、内視鏡先端部15では、先端面から光照射をするためのライトガイド31や、先端から処置具を導出するための処置具挿通チャンネル32、その他、送気/送水管、信号ケーブル等が配置される。
【0013】そして、上記の第1リング12に上記モータ29が直接取り付けられる。即ち、図3(A)に示されるように、第1リング12の側面を円周方向に図示E1のように切り込み、このE1で挟まれた切込み片(切出し片)を図3(B)に示すように、機械的圧力で屈曲変形させてモータ保持部34を形成する。このモータ保持部34の中央部は、モータ29の外周径に合せた内径の円弧とすると共に、この円弧部の下部の一部を図示E2のように切り込み、この部分からモータ29の外周に沿って折り曲げた(短辺の一端のみでつながる)補助片(小片)35を形成する。この補助片35は、円弧部で保持したモータ29の固定を確実にする機能を果たすことになる。
【0014】
このような構成によれば、図1及び図2に示されるように、モータ29は第1リング12の一部を切込み変形させたモータ保持部34に保持され、また補助片35の挟み込みによりしっかりと固定される。この結果、従来の長い線状伝達部材やその保護チューブが不要となり、この保護チューブを位置決め・固定するための固定部材も不要となる。更に、モータ29のための別体の固定部材を用意する必要もない。
【0015】
そして、このモータ29の回転駆動力によれば、図4に示したように、回転駆動体27と保持部材26の螺合結合によって可動レンズ21が前後に動かされ、これにより撮像倍率を変化させることが可能となる。このような可動レンズ21の駆動では、上記長い線状伝達部材や保護チューブを用いないので、伝達部材による駆動力損失が少なくなり、しかもレスポンスのよい観察距離可変動作が実現できることになる。
【0016】
なお、上記実施形態例のモータ保持部34は、モータ29の外周上部を覆うように帯状(円弧状)に形成したが、図3(B)に示すように、鎖線100で挟まれる登頂部をなくした両側面部で形成された保持部等、その他の構成でもよい。
また、上記例では、可動レンズの駆動について説明したが、その他の駆動部のために本発明を同様に用いることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、アングルリングの先端側第1リングの円筒面に切込みを入れ、この切込み部を変形させて形成したモータ保持部にモータを取り付けるようにしたので、従来の長い線状伝達部材と、その保護チューブが不要となり、可動レンズ等の駆動部において、応答性が高く、損失も少ない動作が可能となる。
しかも、取付けの煩雑な保護チューブの使用が不要で、組立てが容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るモータを備えた内視鏡装置(先端部)の構成を示す一部断面図である。
【図2】図1の内視鏡先端部をX−X’線で切断した断面図である。
【図3】実施形態例のモータ保持部の構成を示し、図(A)は上面図、図(B)は斜視図である。
【図4】実施形態例のズームレンズの駆動に関する構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 … 内視鏡先端部、
12 … 第1リング(アングルリング)、
20 … 対物レンズ系、 21 … 可動レンズ、
24 … CCD、
26 … 可動レンズ保持部、 27 … 回転駆動体、 29 … モータ、 34 … モータ保持部、 35 … 補助片、
E1,E2 … 切込み。

Claims (1)

  1. 内視鏡先端側がアングルリングにより曲げ可能とされ、モータの駆動力により駆動部を動作させる内視鏡装置において、
    上記アングルリングの先端側第1リングの円筒面に切込みを入れ、この切込み部を変形させることによりモータ保持部を形成し、このモータ保持部に上記モータを取り付けたことを特徴とするモータを備えた内視鏡装置。
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