JPH09101465A - 内視鏡用光学アダプタ - Google Patents
内視鏡用光学アダプタInfo
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- JPH09101465A JPH09101465A JP7256372A JP25637295A JPH09101465A JP H09101465 A JPH09101465 A JP H09101465A JP 7256372 A JP7256372 A JP 7256372A JP 25637295 A JP25637295 A JP 25637295A JP H09101465 A JPH09101465 A JP H09101465A
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Abstract
短くでき、かつ両光学系の多くのレンズの共通化を可能
とする内視鏡用光学ダプタを提供する。 【解決手段】 内視鏡の先端部に着脱自在で装着される
先端光学アダプタは先端部に設けた共通のCCDの撮像
面に2つの後群レンズが隣接するように配置された直視
撮像光学系28と側視撮像光学系29を有する。先端光
学アダプタにおける先端部に対向する後端付近での挿入
部の軸方向に垂直な断面においては、側視撮像光学系2
9の側視方向と反対側となる下側に直視用照明系33が
配置され、且つ直視撮像光学系28の下側に側視用照明
系34が配置され、先端光学アダプタに両撮像光学系2
8、29及び両照明系33、34をコンパクトに配置し
て硬質部長を短く、かつ両撮像光学系28、29の光路
長をほぼ等しくして多くのレンズの共通化を可能にして
いる。
Description
脱自在で接続され、直視及び側視の2つの視野方向を観
察可能とする内視鏡用光学アダプタに関する。
事により体腔内臓器を観察したり、必要に応じて処置具
チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療のでき
る内視鏡が広く用いられている。また、工業用分野にお
いても、ボイラ、タービン、エンジン、化学プラント等
の内部の傷、腐食等の観察、検査に工業用内視鏡が広く
用いられている。
の先端にCCDなどの撮像素子を配設し、この撮像素子
に結像した内視鏡像をモニタ画面に映し出して観察を行
う電子内視鏡がある。
のCCD上に2つの対物光学系で得た像を結像させるも
のがUSP5122650に示されている。また、特願
平6−291602号には、同一または異なる複数の光
学系を設けた、内視鏡に着脱自在な先端光学アダプタ或
いは内視鏡用アダプタが提案されている。
つの観察用或いは撮像用の光学系を有する内視鏡では、
側視照明用レンズを挿入部の軸方向に対して側視撮像系
の前側または後ろ側に配置している。このため前側に配
置した場合には硬質部長が長くなると共に、直視と側視
の光路長に大きな差ができてしまい、レンズの共通化が
図れず、コスト高となってしまう。
明系を90°曲げるためのスペースが必要となり、先端
部外径が太くなってしまう。さらに、1つのCCD上に
2つの対物光学系で得た像を結像する内視鏡では、直視
撮像光学系と側視撮像光学系の光軸間の距離をあまり離
す事はできないので、2つの撮像光学系の間に側視用照
明系を設ける事はできない。
で、直視及び側視の両光学系を有し、硬質部長を短くで
き、かつ両光学系の多くのレンズの共通化を可能とする
内視鏡用光学ダプタを提供することを目的とする。
成するために、内視鏡先端部に着脱自在で、直視撮像光
学系及び側視撮像光学系の2つの光学系を有する内視鏡
用光学アダプタにおいて、前記内視鏡先端部との対向部
近傍の挿入部の軸方向に垂直な断面において、側視撮像
光学系の側視方向と反対側に直視用照明系を配置し、か
つ直視撮像光学系の前記側視方向と反対側に側視用照明
系を配置している。さらに、側視照明用レンズが側視撮
像光学系の第1レンズの横に位置し、直視撮像光学系中
心軸が、前記側照明用ライトガイドと、側視撮像光学系
第1レンズの中心軸の間に位置している。
像光学系及び両照明系をコンパクトに配置でき、外径を
太くすることなく、先端硬質部長を短くする事ができる
と共に両撮像光学系の光路長をほぼ等しくすることが出
来るため、多くのレンズの共通化も可能となり、コスト
を抑える事が出来る。
施の形態を具体的に説明する。図1ないし図7は本発明
の1実施の形態に係り、図1は内視鏡システムの外観を
示す外観図、図2は本発明の1実施の形態の内視鏡用光
学アダプタの斜視図、図3は図6のC−C断面図、図4
は図6のD−D断面図、図5は図3のA−A断面図、図
6は図3のB−B断面図、図7は変形例における直視撮
像光学系の第1レンズ近傍の断面図である。
手段及び観察手段(撮像手段)とを内蔵した内視鏡2
と、この内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、内
視鏡2に内蔵された撮像手段に対する信号処理手段を備
えたカメラコントロールユニット(以下CCUと記す)
4及び表示手段としてのモニタ5とから構成される。
り把持され、湾曲等の操作を行うための操作部5を有
し、この操作部5の前端には、細長で可撓性を有する挿
入部6の後端が連設されている。この挿入部6は可撓性
を有する可撓管7の先端側に湾曲可能な湾曲部8を介し
て硬質の先端部9が設けらている。この先端部9には画
角とか視野方向を変換したり、或いは2つの視野方向を
観察可能とする内視鏡用光学アダプタとしての1実施の
形態の先端光学アダプタ10が着脱自在に取り付けられ
るようになっている。
を、上下、左右の所望の方向へ湾曲させる湾曲操作ノブ
11が設けられている。さらに、上記操作部5からユニ
バーサルコード12が側方へ延出され、このユニバーサ
ルコード12の先端に接続された光源コネクタ13が上
記光源装置3に着脱自在で接続される。さらに、前記光
源コネクタ13からCCUケーブル14が延出され、そ
の先端にCCUコネクタ15が接続されており、このC
CUコネクタ15がCCU4に着脱自在で接続される。
質の先端部本体21の内部にはCCD16及びIC等の
電気部品17や信号線ケーブル18をCCD16背面か
らケーブル接続部まで接着剤で一体的に封止して成形し
た撮像ユニット19と、照明光を伝送する2本のライト
ガイド20、20(図3では一方のみ示す)が設けられ
ている。また、先端部本体21の外周面にはアダプタ着
脱用ネジ部22が設けられており、このアダプタ着脱用
ネジ部22には先端光学アダプタ10が固定用リングを
介して着脱自在で取り付けられる。
内視鏡2の光学系は先端光学アダプタ10に設けられた
位置決めピン23及び先端部本体21に設けられた位置
決め溝24によって対設する状態で位置決めされる。つ
まり、位置決め溝24に位置決めピン23を係入するこ
とにより両光学系は位置決めされた状態で接続される。
とカバー26とから成り、接着剤及びビス27(図4参
照)によってカバー26はアダプタ本体25に固着され
る。本実施の形態では先端光学アダプタ10には、先端
部9に内蔵した1つのCCD16に2つの被写体が結像
するように、図2に示すように2つの対物光学系或いは
撮像光学系28、29が設けられている。
と平行な前方向を向いた直視撮像光学系28であり、他
方は対物光学系の観察方向が内視鏡2の挿入部6の軸方
向に対して直角方向を向いた側視撮像光学系29であ
る。湾曲部8を上方側に湾曲させるように湾曲操作ノブ
11を操作した場合、この側視撮像光学系29の側視方
向に向くように設定されているので、この側視方向を上
方向と記す。
るロッドレンズ31、プリズム32以外のレンズ部分は
それぞれが同じレンズを用いて形成され、レンズの共通
化によりコストを下げることができるようにしている。
なお、本実施の形態では直視及び側視を観察する内視鏡
用アダプタについて示しているが、この内視鏡システム
1ではこのほかに、直視専用、直視・直視(立体視)用
等の内視鏡用アダプタも使用可能である。
0により導かれた照明光は、先端光学アダプタ10にお
けるそれぞれの撮像光学系28、29に対応した観察方
向を照明する直視用照明系33、側視用照明系34にそ
れぞれ導かれる。本実施の形態では光学系のレイアウト
を以下に説明するようにして、これらの光学系をコンパ
クトに先端光学アダプタ10に収納している。以下、図
3ないし図6を参照してより詳しく説明する。
中央位置(左右方向の中心で、上下方向には僅かに上方
に偏心した位置)にカバーガラスで保護されたCCD1
6が配置され、その下側(図3で下側)に2本のライト
ガイド20,20が左右対称(図3に示すライトガイド
20と、このライトガイド20の紙面垂直方向の下側に
図示しないライトガイド)に配置されている。
学アダプタ10の基端面には先端部9の先端面のCCD
16及びライトガイド20、20に対向する位置となる
ように撮像及び照明光学系の後端が対向する位置となる
ように(撮像光学系及び照明光学系)が形成されてい
る。
入部6の軸と平行な方向に沿って、左右方向に偏心し、
側視撮像光学系29の光軸を含む断面である図3に示す
ように側視撮像光学系29の下側(換言すると側視方向
と反対側)には一方のライトガイド20に対向して直視
用照明系33が直線的に配置されている。
窓に取り付けられた側視撮像光学系第1レンズ(以下、
側視第1レンズと略記。他も同様)36と、この側視第
1レンズ36の光軸上に対向して配置されたプリズム3
2と、このプリズム32で直角方向に変更され、挿入部
6の軸と平行な光軸上に沿って配置された側視後群レン
ズ37とからなる。
明系33はライトガイド20に対向して配置された円柱
形状のロッドレンズ(又はライトガイド)38と、この
ロッドレンズ38の先端面に対向する直視用照明窓に取
り付けられた直視用照明レンズ39とから構成され、直
視撮像光学系28の画角に合わせた視野範囲を照明す
る。
像光学系28が配置され、この直視撮像光学系28は先
端面の直視観察窓に取り付けられた直視第1レンズ41
と、この直視第1レンズ41の光軸上に対向して配置さ
れた円柱形状のロッドレンズ31と、このロッドレンズ
31に対向する後方に配置された直視後群レンズ42と
から構成されている。図4に示すようにCCD16の前
面(撮像面)に隣接するように配置された側視後群レン
ズ37及び直視後群レンズ42を経て共通のCCD16
の撮像面の左側及び右側の撮像エリア部分に像をそれぞ
れ結ぶようにしている。
9の一部のレンズ(例えば後群レンズ37の最も後ろの
レンズ)及び直視撮像光学系28の一部のレンズ(例え
ば後群レンズ42の最も後ろのレンズ)は左右方向に隣
接する内側を切り欠いたD型の非円形状にして共通のC
CD16の撮像面に広い範囲で像を結ぶようにしてい
る。
の光線は、例えばアダプタ本体25と一体の仕切55に
より交わらないようになっている。また、図3のB−B
断面である図6から分かるように、この直視撮像光学系
28の下側には側視用照明系34を構成する側視照明用
ライトガイド43が配置されている。この側視用照明系
34は直視撮像光学系28の下側で挿入部6の軸と平行
な方向に延出され、その後端がライトガイド20の先端
面に対向するように配置された側視照明用ライトガイド
43と、このライトガイド43の屈曲された先端面に対
向する側視用照明窓に取り付けられた側視用照明レンズ
44とから構成されている。
下から直視撮像光学系28の外側を通り、前記側視用照
明レンズ44近傍まで3次元的に屈曲されるように成形
され、側視撮像光学系29の画角に合わせて、その視野
範囲を照明する。さらに述べると、この図6に示すよう
にライトガイド43の先端側は直視撮像光学系28を囲
むように半径外側方向に屈曲して上方の側視用照明窓側
に延出され、この側視用照明窓側に隣接して側視観察窓
が形成されている。
ダプタ10において、先端部9に対向し、先端部9の近
傍となる対向部での挿入部の軸に垂直なA−A断面を示
す図5に示すように直視撮像光学系28の下の側視方向
と反対側に側視用照明系34(のライトガイド43)が
配置され、かつ側視撮像光学系29の下に直視用照明系
33(のロッドレンズ38)が配置された構造になって
いることが特徴となっている。
8の中心軸は側視撮像光学系29の中心軸と、側視照明
用ライトガイド43の屈曲部43aの間に配置されてい
る。側視照明用ライトガイド43は近点観察時の照明む
ら防止のために側視撮像光学系29の方に曲げられ(側
視方向となる上方向を越えて斜め上方向を向くように曲
げられ)ている。また、側視用照明レンズ44は直視撮
像光学系28の上に一部がオフセットして重なるように
配置されている。
は、カバー26に直視第1レンズ41が、アダプタ本体
25に第2レンズとしてのロッドレンズ31以降のレン
ズ系が設けられている。このような構造の場合、側視照
明用ライトガイド43、直視照明用ロッズレンズ(また
はライトガイド)38から漏れた光が、第1レンズ41
と第2レンズの間に侵入し、フレアを起こさないような
構造としなければならない。
光が侵入しないような構造とする場合、非常に高精度な
加工が必要となり、コストが高くなってしまう。また、
カバー26とアダプタ本体25に段差を設けて緩嵌し、
照明光が直接侵入しないようにすると、構造が複雑にな
りコストが高くなってしまう。
ではカバー26に設けられた直視撮像光学系28の第1
レンズ41後端に遮光部材45を設けている。遮光部材
45はロッドレンズ31の外周に接着固定され、更にカ
バー26と緩嵌するようになっている。
に、ゴム、樹脂等の弾性体をリング状にしたものをロッ
ドレンズ31外周に設け、カバー26とアダプタ本体2
5の隙間からの照明光の侵入を防ぐようにしても良い。
このような構造にする事によって、簡単な構造でコスト
を掛けずに照明光が直視撮像光学系に侵入するのを防ぐ
事ができる。
つの光学系を有するアダプタで、内視鏡先端部との対向
部近傍の挿入部の軸方向に垂直な断面において、直視撮
像光学系28の下に側視用照明系34が、側視撮像光学
系29の下に直視用照明系33が位置する構造にしてい
る。
光学系第1レンズ36の横に位置し、直視撮像光学系2
8の中心軸が、前記側視照明用ライトガイド43と側視
撮像光学系第1レンズ36の中心軸の間に位置してい
る。
プタ10に両撮像光学系28、29及び両照明系33、
34をコンパクトに配置して収納でき、従って、この先
端光学アダプタ10を硬質の先端部9に装着した状態の
内視鏡2として使用する場合、先端側の硬質部(先端光
学アダプタ10及び先端部9)の長さ、つまり先端硬質
部長を短くできる。この場合、コンパクトに配置できる
ので、外径が太くなることも回避できる。
29の光路長をほぼ等しくすることが出来るため、両撮
像光学系28、29のレンズの多くを共通化することが
可能となり、コストを抑える事が出来る。
の実施の形態を説明する。この内視鏡は1つの固体撮像
素子を内蔵した先端部に2つの撮像光学系を内蔵した先
端光学アダプタを接続したものに関し、まず、その背景
から説明する。
用内視鏡の、観察画像の画角や深度を変える先端光学系
アダプタ(以下アダプタと呼ぶ)では、撮像光学系の水
密を確保するために、何らかの手段を用いてレンズとそ
れを収める穴(以下レンズ穴と呼ぶ)を密閉する必要が
ある。
の撮像光学系からの像を結像する場合において、撮像光
学系に全て円形のレンズを用いる方法(アダプタ式では
ないがたとえばUSP5122650)では、レンズ穴
は円形であるためレンズがそのまま密閉のための封止部
材となる。
像が交わらないようにする(双方の光学系の光線が交わ
らないようにする)関係上、図12に示すように、固体
撮像素子の撮像面62上に映し出される範囲63、63
は小さくなる。つまり解像度の低い画像しか得られな
い。
部、あるいは複数部をカットした非円形レンズを用いる
ことにより固体撮像素子の撮像面を有効に利用した大き
な像、つまり解像度の高い像を映し出すことができるよ
うになる。図13、図14にこの様子を示す。
円形レンズ64、64を用いることにより撮像面62に
広い範囲65、65に結像できる。
64の他方もカットして図14のような非円形レンズ6
6、66を用いた場合にも図13と同様に撮像面62に
広い範囲65、65に結像できる。
ンズ枠は水密を確保するためにレンズと同じ形の非円形
のレンズ穴が当然必要になる。
えば放電加工など特殊な加工が必要となり、部品原価が
高くなる。
それぞれ水密接着する必要があるため、組立時間が多く
かかる。
系を持つアダプタを備えた内視鏡において、原価を安く
できるアダプタを備えた内視鏡を提供することを目的と
し、この目的を達成するために1つの固体撮像素子を持
つ内視鏡の挿入先端部分に取り付け、観察画像の画角や
深度等を変える、2つの撮像光学系を内蔵したアダプタ
において、レンズ穴の加工はエンドミルやワイヤカッタ
など、レンズ穴以外に刃の逃げ部を含めたレンズ穴を覆
える大きさの耐水性のある透明な封止部材(例えばガラ
ス)をアダプタの撮像光学系の最終端に配置し接着固定
して密封構造を確保するアダプタの内視鏡にしている。
して説明する。図8は内視鏡先端部及びアダプタを側面
側からの縦断面図、図9は内視鏡先端部及びアダプタの
上面側からの縦断面図、図10は図8のE−E線による
アダプタの断面図(仕切がアダプタ本体と一体の場
合)、図11は図8のE−E線によるアダプタの断面図
(仕切がアダプタ本体と別体の場合)を示す。
と同じであり、また以下では図2ないし図7の第1の実
施の形態のアダプタを備えた内視鏡の場合で説明し、第
1の実施の形態と同じ部材には同じ符号で説明する。
部6の先端部9には、先端硬質部材21があり、固体撮
像素子16、電気部品17、信号線ケーブル18で構成
される撮像ユニット19を内蔵している。また、この撮
像ユニット19に隣接してライトガイド20が配設され
ている。
ダプタ本体25とカバー26とで構成され、アダプタ本
体25とカバー26は、水密的に接着剤とビス27で固
定されている。
タ着脱ネジ部22が備えられており、アダプタ10が螺
合し、先端硬質部材21とアダプタ本体25とが付き当
てられて装着される。
置決めは、先端硬質部材21に備えられた位置決め溝2
4と、アダプタ10に備えられた位置決めピン23とで
行われる。
示すようにレンズ穴51a、51bが隣接するように形
成されると共に、図8及び図9にも示すように両レンズ
穴51a、51bを覆うことができる大きさの封止部材
53を収めるための円形の穴(封止部材穴)52が穿設
されていて、直視撮像光学系28、側視撮像光学系29
を収納しその後に、円板形状の透明の封止部材53を収
めて封止することができる構造にしている。また、図1
0に示すようにレンズ穴51a、51bには、それぞれ
レンズ穴51a、51bを穿設するのに使用される刃の
逃げ部54が設けられている。
の光線は仕切55により交わらないようになっている。
なお、図8及び図9では仕切55がアダプタ本体25と
同じ部材で一体で形成された場合を示している。この場
合には図8のE−E線断面は図10となる。一方、仕切
55がアダプタ本体25と別の部材で形成された場合に
は、図8のE−E線断面は図11のようになる。
入った光線は直視撮像光学系28の各光学素子(円柱形
状のロッドレンズ31及び後群レンズ系42)を通り、
固体撮像素子16の左半分のエリアに結像する。側視撮
像光学系29の第1レンズ36から入った光線は側視撮
像光学系29の各光学素子(プリズム32及び後群レン
ズ37)を通り、固体撮像素子16の右半分のエリアに
結像する。
一部のレンズ(例えば後群レンズ37)及び直視撮像光
学系28の一部のレンズ(例えば後群レンズ42)は左
右方向に隣接する内側をそれぞれ切り欠いた(カット面
を向け合って配置した)D型の非円形状にして共通のC
CD16の撮像面に広い範囲で像を結ぶようにしてい
る。
は先端部9のライトガイド20に対向する位置にその後
端が位置するように直視用照明系33と、側視用照明系
34とが設けられ、それぞれ直視撮像光学系28及び側
視撮像光学系29の観察範囲を照明する。
イトガイド)38と、このロッドレンズ38の先端面に
対向する直視用照明窓に取り付けられた直視用照明レン
ズ39とからなる。
下側に配置された側視照明用ライトガイド43と、この
ライトガイド43の屈曲された先端面に対向する側視用
照明窓に取り付けられた側視用照明レンズとからなる。
ズ穴51a、51bを覆うようにアダプタ本体25に水
密接着されている。
9の第1レンズ41、36、照明系のレンズ39、44
がそれぞれカバー26に水密接着されているため、アダ
プタ10の両撮像光学系28、29は密閉される。
を確保できるので、エンドミルやワイヤカッタなど加工
費の安い加工ができ、部品の原価を安くできる。また、
水密を確保するための封止部材は1つですむためコスト
はかからず、また組立も封止部材も1つ接着するのみで
済むので、組立時間が少なく済む。
び側視の撮像光学系28、29で一部が非円形のレンズ
で形成された場合で説明したが、非円形のレンズで形成
された2つの直視の撮像光学系を併設した立体視用のア
ダプタ等の場合にも適用できる。
穴を覆うことができる大きさの封止部材を用いることに
より、原価の安いアダプタを備えた内視鏡を提供するこ
とができる。
視撮像光学系の2つの光学系を有する内視鏡用光学アダ
プタにおいて、前記内視鏡先端部との対向部近傍の挿入
部の軸方向に垂直な断面において、側視撮像光学系の側
視方向と反対側に直視用照明系を配置し、かつ直視撮像
光学系の前記側視方向と反対側に側視用照明系を配置し
た事を特徴とする内視鏡用光学アダプタ。
て、側視照明用レンズが側視撮像光学系第1レンズの横
に位置し、直視撮像光学系中心軸が、前記側照明用ライ
トガイドと、側視撮像光学系第1レンズの中心軸の間に
位置している付記1記載の内視鏡用光学アダプタ。
ム以外のレンズが共通となっている付記1記載の内視鏡
用光学アダプタ。 4.内視鏡用光学アダプタが、少なくともカバーと本体
の2部品から構成され、カバー側に第1レンズ、本体側
に第2レンズ以降を設けた内視鏡において、第1レンズ
第2レンズの間に遮光部材を設けた事を特徴とする付記
1記載の内視鏡用光学アダプタ。 5.遮光部材は、ゴム、樹脂等の弾性体とした付記4記
載の内視鏡用光学アダプタ。
内視鏡において、内視鏡の先端に取り付け、非円形のレ
ンズを用いた、複数の撮像光学系を有し、各撮像光学系
で観察画角、深度等の変換が可能な先端光学アダプタの
撮像光学系の最終端に、撮像光学系を収める穴を覆える
大きさの、耐水性のある透明な封止部材で、レンズを収
める穴を覆い接着固定したことを特徴とする先端光学ア
ダプタを有する内視鏡。 7.D形にカットしたレンズを一部に使用した2組の撮
像光学系において、互いのレンズのカット面を向け合っ
て配置してあることを特徴とする付記6記載の内視鏡。
視鏡先端部に着脱自在で、直視撮像光学系及び側視撮像
光学系の2つの光学系を有する内視鏡用光学アダプタに
おいて、前記内視鏡先端部との対向部近傍の挿入部の軸
方向に垂直な断面において、側視撮像光学系の側視方向
と反対側に直視用照明系を配置し、かつ直視撮像光学系
の前記側視方向と反対側に側視用照明系を配置している
ので、両撮像光学系及び両照明系を内視鏡用光学アダプ
タにコンパクトに収納でき、硬質部長を短くできると共
に、両撮像光学系の光路長をほぼ等しくすることも可能
となり、多くのレンズの共通化も可能になる。
の斜視図。
傍の断面図。
面図。
面図。
8のE−E線によるアダプタの断面図。
8のE−E線によるアダプタの断面図。
撮像素子の撮像面に結像した様子を示す説明図。
レンズをD型にカットした非円形レンズにより撮像面に
結像した様子を示す説明図。
レンズの左右両側をカットした非円形レンズにより撮像
面に結像した様子を示す説明図。
Claims (1)
- 【請求項1】 内視鏡先端部に着脱自在で、直視撮像光
学系及び側視撮像光学系の2つの光学系を有する内視鏡
用光学アダプタにおいて、 前記内視鏡先端部と対向する対向部近傍の挿入部の軸方
向に垂直な断面において、側視撮像光学系の側視方向と
反対側に直視用照明系を配置し、かつ直視撮像光学系の
前記側視方向と反対側に側視用照明系を配置した事を特
徴とする内視鏡用光学アダプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7256372A JP3001035B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 内視鏡用光学アダプタ |
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