JP3477275B2 - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
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- JP3477275B2 JP3477275B2 JP13624095A JP13624095A JP3477275B2 JP 3477275 B2 JP3477275 B2 JP 3477275B2 JP 13624095 A JP13624095 A JP 13624095A JP 13624095 A JP13624095 A JP 13624095A JP 3477275 B2 JP3477275 B2 JP 3477275B2
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- Japan
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- bending
- insertion channel
- treatment tool
- treatment instrument
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可撓性のある挿入部
内に処置具挿通チャンネルが挿通されている内視鏡に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来の内視鏡においては、一般に、処置
具挿通チャンネルの先端は挿入部の先端部分の中央から
ずれた位置に固定され、基端は操作部に固定されてい
る。 【0003】その結果、図11及び図12に示されるよ
うに、挿入部1の先端部分に形成された湾曲部2を上方
向又は下方向に屈曲させたとき、それによって湾曲部内
の元の走行位置に存在するためには長さが足りなくなり
又は余ることになる処置具挿通チャンネル10が、いず
れの場合も湾曲部2内で中心軸位置寄りに移動して、光
学繊維束など他の内蔵物50を圧迫し破損させてしま
う。 【0004】そこで、例えば特公昭49−26674号
公報に示されるように、操作部に設けられた湾曲操作装
置の湾曲操作に連動して処置具挿通チャンネルを軸方向
に強制的に進退させて、湾曲部内における処置具挿通チ
ャンネルの走行位置が変化しないようにしたものがあ
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、挿入部が可撓
性を有する場合、湾曲部だけではなく挿入部全体が自由
に屈曲することができる。したがって、湾曲操作に連動
して処置具挿通チャンネルを軸方向に強制的に進退させ
ても、湾曲部以外の挿入部部分が屈曲されると何ら問題
の解決にはならない。 【0006】場合によっては、湾曲操作に連動して処置
具挿通チャンネルを本来必要な移動方向とは逆方向に進
退させてしまうことになり、かえって内蔵物を破損させ
てしまう場合さえある。 【0007】そこで本発明は、先端に湾曲部が形成され
た可撓性のある挿入部をどのように屈曲させた場合で
も、処置具挿通チャンネルの走行位置の変化を抑制して
他の内蔵物が破損するのを防止することができる内視鏡
を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡は、可撓性のある管状の挿入部の先
端に遠隔操作によって屈曲自在な湾曲部を形成して、上
記挿入部の基端に連結された操作部に、上記湾曲部を屈
曲させるための湾曲操作装置を設けると共に、処置具類
を通すために上記挿入部内に挿通された処置具挿通チャ
ンネルの基端側の部分を管軸方向に移動自在に設けたこ
とを特徴とする。 【0009】なお、上記湾曲部の後端部分付近に、上記
湾曲部の屈曲動作に連動して上記処置具挿通チャンネル
を管軸方向に強制的に進退させるための処置具挿通チャ
ンネル駆動機構を設けてもよい。 【0010】 【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は内
視鏡の全体構成を略示しており、可撓管によって外装さ
れた可撓性のある挿入部1の先端部分に、遠隔操作によ
って屈曲自在な湾曲部2が形成されていて、その湾曲部
2の先端には先端部本体3が連結されている。 【0011】挿入部1の基端には操作部4が連結されて
いて、湾曲部2を遠隔的に湾曲操作するための湾曲操作
装置5が操作部4内に配置されている。6は湾曲操作ノ
ブ、7は湾曲操作ワイヤである。また、操作部4には送
気送水操作弁8及び吸引操作弁9等が配置されている。 【0012】挿入部1内には、処置具類を通すための処
置具挿通チャンネル10が全長にわたって挿通されてい
て、処置具挿通チャンネル10の先端は先端部本体3部
分で外部に開口し、基端は挿入部1と操作部4との連結
部付近に突設された処置具挿入口金11に接続されてい
る。また、処置具挿通チャンネル10の基端部分から分
岐された吸引管12は、吸引操作弁9に接続されてい
る。 【0013】図3は先端部本体3部分を示しており、観
察窓31の内側に配置された対物光学系32による被写
体の結像位置に、固体撮像素子33の受像面が配置され
ている。固体撮像素子33から出力される画像信号は、
挿入部1内に挿通された信号ケーブル34によって伝達
される。 【0014】処置具挿通チャンネル10は、滑りのよい
例えばフッ素樹脂チューブによって形成されていて、そ
の先端は先端部本体3の下半部に固着されている。ま
た、処置具挿通チャンネル10の腰折れを防止するため
のコイルが、湾曲部2内において処置具挿通チャンネル
10の外面に形成された螺旋溝内に装着されている。2
1は、湾曲部2を構成する節輪、22はゴム製の湾曲部
外皮チューブである。 【0015】図1は処置具挿入口金11の周辺部分を示
しており、処置具挿入口金11の基端は、外端部にフラ
ンジ状の鍔41aが突設された筒状の口金受け筒41に
螺合されており、その口金受け筒41は軸方に移動自在
に配置されていて、鍔41a部を挟んで配置された二つ
のコイルバネ42,43のバネ力の釣り合う位置で静止
している。 【0016】外側のコイルバネ43の端部を受けるバネ
受けナット44には、その内側に摺動自在に配置された
処置具挿入口金11の外周面との間をシールするための
Oリング45が装着されている。 【0017】口金受け筒41の内端部に連結された分岐
筒48には、処置具挿通チャンネル10と吸引管12と
が、各々ステンレスパイプ製の接続管49,50を介し
て接続されている。処置具挿通チャンネル10を接続す
る接続管49と分岐筒48、口金受け筒41及び処置具
挿入口金11とは同軸に接続されていて、それらは一体
に軸線方向に動くことができる。吸引管12としては、
柔らかいシリコンゴムチューブ等が用いられている。 【0018】このように構成された実施例装置は、処置
具挿通チャンネル10が先側から引っ張られると、図4
に示されるように、処置具挿入口金11及び口金受け筒
41等が内側のコイルバネ42を圧縮させて内方に移動
し、逆に処置具挿通チャンネル10が先側から押される
と、図5に示されるように、処置具挿入口金11及び口
金受け筒41等が外側のコイルバネ43を圧縮させて外
方に移動する。 【0019】したがって、図6に示されるように、湾曲
部2を上方向に屈曲させると、処置具挿通チャンネル1
0が先側に引っ張られて処置具挿通チャンネル10の基
端部側が図4に示される動きをし、その結果、図6に示
されるように、湾曲部2内において処置具挿通チャンネ
ル10の走行位置が移動せず、光学繊維束等他の内蔵物
50が処置具挿通チャンネル10によって圧迫されな
い。 【0020】逆に、図7に示されるように、湾曲部2を
下方向に屈曲させると、処置具挿通チャンネル10が先
側から後方に押し出されて処置具挿通チャンネル10の
基端部側が図5に示される動きをし、その結果、図7に
示されるように、湾曲部2内では処置具挿通チャンネル
10の走行位置が移動せず、光学繊維束等他の内蔵物5
0が処置具挿通チャンネル10によって圧迫されない。 【0021】そして、この実施例によれば、湾曲部2に
限らず挿入部1のどの部分が屈曲されても、処置具挿通
チャンネル10は上記と同様の動作をし、挿入部1内に
おいて処置具挿通チャンネル10の走行位置が移動しな
いので、光学繊維束等他の内蔵物50が処置具挿通チャ
ンネル10によって圧迫されない。 【0022】図8は、上記実施例の湾曲部2の後端部分
を示しており、アーム51が、挿入部1の可撓管と湾曲
部2とを接続する接続管26に、軸52を中心に回転自
在に軸支されている。 【0023】そして、アーム51の一端に連結された筒
体53内には上方向の湾曲操作ワイヤ7uが進退自在に
挿通されていて、その位置より少し先側において、筒状
の駒55が上方湾曲操作ワイヤ7uに固着されている。
また、アーム51の他端に連結された筒体54は、処置
具挿通チャンネル10に固着されている。 【0024】したがって、図9に示されるように、上方
湾曲操作ワイヤ7uが操作部4側から牽引されて湾曲部
2が上方向に屈曲すると、上方湾曲操作ワイヤ7uに固
着された駒55によって筒体53が押されてアーム51
が軸52を中心に回転し、その結果、処置具挿通チャン
ネル10が先側に送り出される。 【0025】したがって、湾曲部2内において処置具挿
通チャンネル10の走行位置が移動せず、光学繊維束等
他の内蔵物50が処置具挿通チャンネル10によって圧
迫されない。 【0026】しかも、処置具挿通チャンネル10の基端
部側は軸方向に移動自在なので、湾曲部2の後端部より
後側の挿入部1の屈曲に対しては処置具挿通チャンネル
10が自由に移動して、挿入部1内でも処置具挿通チャ
ンネル10の走行位置が移動しない。 【0027】図10に示されるように、湾曲部2が下方
向に屈曲させられて、上方湾曲操作ワイヤ7uが操作部
側から押し出された状態では、上方湾曲操作ワイヤ7u
に固着された駒55が前方に移動するので、アーム51
は自由状態になり、処置具挿通チャンネル10が軸方向
に自由に移動する。 【0028】したがって、湾曲部2内及び挿入部1内に
おいて処置具挿通チャンネル10の走行位置が移動せ
ず、光学繊維束等他の内蔵物50が処置具挿通チャンネ
ル10によって圧迫されない。 【0029】 【発明の効果】本発明によれば、処置具挿通チャンネル
の基端側の部分を管軸方向に移動自在に設けたので、先
端に湾曲部が形成された可撓性のある挿入部を全長にわ
たってどのように屈曲させた場合でも処置具挿通チャン
ネルの走行位置の変化を抑制して、他の内蔵物が破損す
るのを防止することができる。 【0030】そして、湾曲部の屈曲動作に連動して処置
具挿通チャンネルを管軸方向に強制的に進退させるため
の処置具挿通チャンネル駆動機構を湾曲部の後端部分付
近に設ければ、湾曲部内における処置具挿通チャンネル
の走行位置を確実に安定させることができる。
内に処置具挿通チャンネルが挿通されている内視鏡に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来の内視鏡においては、一般に、処置
具挿通チャンネルの先端は挿入部の先端部分の中央から
ずれた位置に固定され、基端は操作部に固定されてい
る。 【0003】その結果、図11及び図12に示されるよ
うに、挿入部1の先端部分に形成された湾曲部2を上方
向又は下方向に屈曲させたとき、それによって湾曲部内
の元の走行位置に存在するためには長さが足りなくなり
又は余ることになる処置具挿通チャンネル10が、いず
れの場合も湾曲部2内で中心軸位置寄りに移動して、光
学繊維束など他の内蔵物50を圧迫し破損させてしま
う。 【0004】そこで、例えば特公昭49−26674号
公報に示されるように、操作部に設けられた湾曲操作装
置の湾曲操作に連動して処置具挿通チャンネルを軸方向
に強制的に進退させて、湾曲部内における処置具挿通チ
ャンネルの走行位置が変化しないようにしたものがあ
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、挿入部が可撓
性を有する場合、湾曲部だけではなく挿入部全体が自由
に屈曲することができる。したがって、湾曲操作に連動
して処置具挿通チャンネルを軸方向に強制的に進退させ
ても、湾曲部以外の挿入部部分が屈曲されると何ら問題
の解決にはならない。 【0006】場合によっては、湾曲操作に連動して処置
具挿通チャンネルを本来必要な移動方向とは逆方向に進
退させてしまうことになり、かえって内蔵物を破損させ
てしまう場合さえある。 【0007】そこで本発明は、先端に湾曲部が形成され
た可撓性のある挿入部をどのように屈曲させた場合で
も、処置具挿通チャンネルの走行位置の変化を抑制して
他の内蔵物が破損するのを防止することができる内視鏡
を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡は、可撓性のある管状の挿入部の先
端に遠隔操作によって屈曲自在な湾曲部を形成して、上
記挿入部の基端に連結された操作部に、上記湾曲部を屈
曲させるための湾曲操作装置を設けると共に、処置具類
を通すために上記挿入部内に挿通された処置具挿通チャ
ンネルの基端側の部分を管軸方向に移動自在に設けたこ
とを特徴とする。 【0009】なお、上記湾曲部の後端部分付近に、上記
湾曲部の屈曲動作に連動して上記処置具挿通チャンネル
を管軸方向に強制的に進退させるための処置具挿通チャ
ンネル駆動機構を設けてもよい。 【0010】 【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は内
視鏡の全体構成を略示しており、可撓管によって外装さ
れた可撓性のある挿入部1の先端部分に、遠隔操作によ
って屈曲自在な湾曲部2が形成されていて、その湾曲部
2の先端には先端部本体3が連結されている。 【0011】挿入部1の基端には操作部4が連結されて
いて、湾曲部2を遠隔的に湾曲操作するための湾曲操作
装置5が操作部4内に配置されている。6は湾曲操作ノ
ブ、7は湾曲操作ワイヤである。また、操作部4には送
気送水操作弁8及び吸引操作弁9等が配置されている。 【0012】挿入部1内には、処置具類を通すための処
置具挿通チャンネル10が全長にわたって挿通されてい
て、処置具挿通チャンネル10の先端は先端部本体3部
分で外部に開口し、基端は挿入部1と操作部4との連結
部付近に突設された処置具挿入口金11に接続されてい
る。また、処置具挿通チャンネル10の基端部分から分
岐された吸引管12は、吸引操作弁9に接続されてい
る。 【0013】図3は先端部本体3部分を示しており、観
察窓31の内側に配置された対物光学系32による被写
体の結像位置に、固体撮像素子33の受像面が配置され
ている。固体撮像素子33から出力される画像信号は、
挿入部1内に挿通された信号ケーブル34によって伝達
される。 【0014】処置具挿通チャンネル10は、滑りのよい
例えばフッ素樹脂チューブによって形成されていて、そ
の先端は先端部本体3の下半部に固着されている。ま
た、処置具挿通チャンネル10の腰折れを防止するため
のコイルが、湾曲部2内において処置具挿通チャンネル
10の外面に形成された螺旋溝内に装着されている。2
1は、湾曲部2を構成する節輪、22はゴム製の湾曲部
外皮チューブである。 【0015】図1は処置具挿入口金11の周辺部分を示
しており、処置具挿入口金11の基端は、外端部にフラ
ンジ状の鍔41aが突設された筒状の口金受け筒41に
螺合されており、その口金受け筒41は軸方に移動自在
に配置されていて、鍔41a部を挟んで配置された二つ
のコイルバネ42,43のバネ力の釣り合う位置で静止
している。 【0016】外側のコイルバネ43の端部を受けるバネ
受けナット44には、その内側に摺動自在に配置された
処置具挿入口金11の外周面との間をシールするための
Oリング45が装着されている。 【0017】口金受け筒41の内端部に連結された分岐
筒48には、処置具挿通チャンネル10と吸引管12と
が、各々ステンレスパイプ製の接続管49,50を介し
て接続されている。処置具挿通チャンネル10を接続す
る接続管49と分岐筒48、口金受け筒41及び処置具
挿入口金11とは同軸に接続されていて、それらは一体
に軸線方向に動くことができる。吸引管12としては、
柔らかいシリコンゴムチューブ等が用いられている。 【0018】このように構成された実施例装置は、処置
具挿通チャンネル10が先側から引っ張られると、図4
に示されるように、処置具挿入口金11及び口金受け筒
41等が内側のコイルバネ42を圧縮させて内方に移動
し、逆に処置具挿通チャンネル10が先側から押される
と、図5に示されるように、処置具挿入口金11及び口
金受け筒41等が外側のコイルバネ43を圧縮させて外
方に移動する。 【0019】したがって、図6に示されるように、湾曲
部2を上方向に屈曲させると、処置具挿通チャンネル1
0が先側に引っ張られて処置具挿通チャンネル10の基
端部側が図4に示される動きをし、その結果、図6に示
されるように、湾曲部2内において処置具挿通チャンネ
ル10の走行位置が移動せず、光学繊維束等他の内蔵物
50が処置具挿通チャンネル10によって圧迫されな
い。 【0020】逆に、図7に示されるように、湾曲部2を
下方向に屈曲させると、処置具挿通チャンネル10が先
側から後方に押し出されて処置具挿通チャンネル10の
基端部側が図5に示される動きをし、その結果、図7に
示されるように、湾曲部2内では処置具挿通チャンネル
10の走行位置が移動せず、光学繊維束等他の内蔵物5
0が処置具挿通チャンネル10によって圧迫されない。 【0021】そして、この実施例によれば、湾曲部2に
限らず挿入部1のどの部分が屈曲されても、処置具挿通
チャンネル10は上記と同様の動作をし、挿入部1内に
おいて処置具挿通チャンネル10の走行位置が移動しな
いので、光学繊維束等他の内蔵物50が処置具挿通チャ
ンネル10によって圧迫されない。 【0022】図8は、上記実施例の湾曲部2の後端部分
を示しており、アーム51が、挿入部1の可撓管と湾曲
部2とを接続する接続管26に、軸52を中心に回転自
在に軸支されている。 【0023】そして、アーム51の一端に連結された筒
体53内には上方向の湾曲操作ワイヤ7uが進退自在に
挿通されていて、その位置より少し先側において、筒状
の駒55が上方湾曲操作ワイヤ7uに固着されている。
また、アーム51の他端に連結された筒体54は、処置
具挿通チャンネル10に固着されている。 【0024】したがって、図9に示されるように、上方
湾曲操作ワイヤ7uが操作部4側から牽引されて湾曲部
2が上方向に屈曲すると、上方湾曲操作ワイヤ7uに固
着された駒55によって筒体53が押されてアーム51
が軸52を中心に回転し、その結果、処置具挿通チャン
ネル10が先側に送り出される。 【0025】したがって、湾曲部2内において処置具挿
通チャンネル10の走行位置が移動せず、光学繊維束等
他の内蔵物50が処置具挿通チャンネル10によって圧
迫されない。 【0026】しかも、処置具挿通チャンネル10の基端
部側は軸方向に移動自在なので、湾曲部2の後端部より
後側の挿入部1の屈曲に対しては処置具挿通チャンネル
10が自由に移動して、挿入部1内でも処置具挿通チャ
ンネル10の走行位置が移動しない。 【0027】図10に示されるように、湾曲部2が下方
向に屈曲させられて、上方湾曲操作ワイヤ7uが操作部
側から押し出された状態では、上方湾曲操作ワイヤ7u
に固着された駒55が前方に移動するので、アーム51
は自由状態になり、処置具挿通チャンネル10が軸方向
に自由に移動する。 【0028】したがって、湾曲部2内及び挿入部1内に
おいて処置具挿通チャンネル10の走行位置が移動せ
ず、光学繊維束等他の内蔵物50が処置具挿通チャンネ
ル10によって圧迫されない。 【0029】 【発明の効果】本発明によれば、処置具挿通チャンネル
の基端側の部分を管軸方向に移動自在に設けたので、先
端に湾曲部が形成された可撓性のある挿入部を全長にわ
たってどのように屈曲させた場合でも処置具挿通チャン
ネルの走行位置の変化を抑制して、他の内蔵物が破損す
るのを防止することができる。 【0030】そして、湾曲部の屈曲動作に連動して処置
具挿通チャンネルを管軸方向に強制的に進退させるため
の処置具挿通チャンネル駆動機構を湾曲部の後端部分付
近に設ければ、湾曲部内における処置具挿通チャンネル
の走行位置を確実に安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の処置具挿入口金周辺の側面断面図であ
る。 【図2】実施例の内視鏡の全体構成を示す略示図であ
る。 【図3】実施例の先端部本体部分の側面断面図である。 【図4】実施例の上方向湾曲動作時の処置具挿入口金周
辺の側面断面図である。 【図5】実施例の下方向湾曲動作時の処置具挿入口金周
辺の側面断面図である。 【図6】実施例の上方向湾曲動作時の湾曲部の側面断面
図である。 【図7】実施例の下方向湾曲動作時の湾曲部の側面断面
図である。 【図8】実施例の湾曲部の後端部付近の側面断面図であ
る。 【図9】実施例の上方向湾曲動作時の湾曲部の後端部付
近の側面断面図である。 【図10】実施例の下方向湾曲動作時の湾曲部の後端部
付近の側面断面図である。 【図11】従来例の上方向湾曲動作時の湾曲部の側面断
面図である。 【図12】従来例の下方向湾曲動作時の湾曲部の側面断
面図である。 【符号の説明】 1 挿入部 2 湾曲部 4 操作部 5 湾曲操作装置 10 処置具挿通チャンネル 11 処置具挿入口金
る。 【図2】実施例の内視鏡の全体構成を示す略示図であ
る。 【図3】実施例の先端部本体部分の側面断面図である。 【図4】実施例の上方向湾曲動作時の処置具挿入口金周
辺の側面断面図である。 【図5】実施例の下方向湾曲動作時の処置具挿入口金周
辺の側面断面図である。 【図6】実施例の上方向湾曲動作時の湾曲部の側面断面
図である。 【図7】実施例の下方向湾曲動作時の湾曲部の側面断面
図である。 【図8】実施例の湾曲部の後端部付近の側面断面図であ
る。 【図9】実施例の上方向湾曲動作時の湾曲部の後端部付
近の側面断面図である。 【図10】実施例の下方向湾曲動作時の湾曲部の後端部
付近の側面断面図である。 【図11】従来例の上方向湾曲動作時の湾曲部の側面断
面図である。 【図12】従来例の下方向湾曲動作時の湾曲部の側面断
面図である。 【符号の説明】 1 挿入部 2 湾曲部 4 操作部 5 湾曲操作装置 10 処置具挿通チャンネル 11 処置具挿入口金
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】可撓性のある管状の挿入部の先端に遠隔操
作によって屈曲自在な湾曲部を形成して、上記挿入部の
基端に連結された操作部に、上記湾曲部を屈曲させるた
めの湾曲操作装置を設けると共に、処置具類を通すため
に上記挿入部内に挿通された処置具挿通チャンネルの基
端側の部分を管軸方向に移動自在に設けた内視鏡におい
て、 上記湾曲部の後端部分付近に、上記湾曲部の屈曲動作に
連動して上記処置具挿通チャン ネルを管軸方向に強制的
に進退させるための処置具挿通チャンネル駆動機構を設
けたことを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13624095A JP3477275B2 (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13624095A JP3477275B2 (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08322788A JPH08322788A (ja) | 1996-12-10 |
JP3477275B2 true JP3477275B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=15170566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13624095A Expired - Fee Related JP3477275B2 (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3477275B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013240436A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡 |
JP5826973B1 (ja) * | 2014-01-28 | 2015-12-02 | オリンパス株式会社 | 内視鏡 |
-
1995
- 1995-06-02 JP JP13624095A patent/JP3477275B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08322788A (ja) | 1996-12-10 |
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