JP3632366B2 - トラクションコントロール装置 - Google Patents

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    • B60K28/10Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle 
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、車輪の駆動力を制御して車輪のスリップを抑制するトラクションコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このようなトラクションコントロール装置として、例えば特開平4ー295146号、1ー227830号公報に開示されたものがある。
【0003】
これらの装置では、駆動輪および従動輪等の回転数を検出して駆動輪と路面間のスリップ率を算出し、スリップ率が設定値より大きいときは、そのスリップ率に基づくトルクダウン要求にしたがってエンジンの所定数の気筒の燃料をカットすることによって、過大な駆動力の発生によって車両がスリップ状態に入ったときに、駆動力を速やかに減少させてスリップを効果的に抑制し、運転性能を向上させている。
【0004】
ところで、エンジンの一部気筒に供給される燃料がカットされると、そのフューエルカット気筒からの新気と燃料をカットしてない気筒からの未燃分を含む排気ガスとが、排気系の触媒に入って、エンジンの運転条件によっては、燃焼によって触媒コンバータの温度が許容レベル以上に上昇して、触媒コンバータの劣化を招きかねない。
【0005】
このため、図7に示すように、フューエルカットの継続時間を制限すると共に、フューエルカット後に禁止時間を設定することによって、フューエルカット制御が繰り返されたときにも、触媒コンバータの温度が許容レベル以上に上昇しないように制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のシステムにおいて、例えば車両が雪道を走行する場合等に、駆動輪のスリップ率が大きく、通常フューエルカットモードだけではスリップが抑制されないときでも、フューエルカット要求が設定値を越えると、全気筒の燃料供給が再開されることにより、触媒コンバータの温度が許容レベルより抑えられるものの、エンジンの発生トルクが低下せず、駆動輪のスリップが抑制されないという問題点があった。
【0007】
これに対処して、本出願人により特願平7−154755号として提案されたものは、従来システムにおいてフューエルカットが禁止される運転条件でも、フューエルカットが行われる気筒数を増やしてフューエルカットを継続する構成により、触媒コンバータ等に発生する反応熱を抑制して耐熱性を維持しつつ、エンジンの発生トルクを低下させるようになっている。
【0008】
しかしながら、エンジンの高回転高負荷運転時にフューエルカットが行われる気筒数を増やしてフューエルカットを継続すると、エンジンの冷却水温度が上昇したり、エンジンの排気温度が上昇する可能性がある。
【0009】
また、フューエルカットが行われる気筒数を増やしてフューエルカットを継続すると、スリップ率が大幅に変動するハンチングを起こす可能性がある。すなわち、多気筒の燃料噴射がカットされると、スリップ率が急減して駆動輪がグリップする状態となる一方、多気筒の燃料噴射が再開されると、スリップ率が急増して駆動輪がスリップする状態となり、車両の加速、減速が繰り返されるという問題が考えられる。
【0010】
この発明は、このような問題点に鑑みて為され、トラクションコントロール装置において、フューエルカットによるエンジンの過熱を防止するとともに、エンジンの出力変動が運転者に与える違和感を少なくすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のトラクションコントロール装置は、車両の駆動輪の回転状態を検出する駆動輪回転状態検出手段と、検出された駆動輪の回転状態に基づいて駆動輪と路面間のスリップ率Sを演算するスリップ率演算手段と、演算されたスリップ率Sがしきい値SLを越えて上昇するトルクダウン要求時を判定するトルクダウン要求時判定手段と、トルクダウン要求時に少なくとも一部の気筒への燃料供給を停止するフューエルカットモードとして、通常フューエルカットモードと、燃料供給を停止する気筒数を、通常フューエルカットモードより多い気筒数と0気筒との間で切り換える多気筒フューエルカットモードとを有し、モード切り換えしながらフューエルカットを継続するフューエルカット手段と、通常フューエルカットモード時のしきい値SLに対して、多気筒フューエルカットモード時のしきい値SLを高める目標スリップ率補正手段と、を備えるものとした。
【0013】
請求項2に記載のトラクションコントロール装置は、請求項1に記載の発明において、各フューエルカットモード時の運転状態が高回転高負荷状態の時間CONTを計測する手段と、計測された時間CONTに応じてしきい値SLに補正値ΔSを加算する設定手段と、を備えるものとした。
請求項3に記載のトラクションコントロール装置は、請求項2に記載の発明において、補正値ΔSは、前記計測時間CONTの経過時間が長いほど大きく設定されるものとした。
請求項4に記載のトラクションコントロール装置は、請求項1から3のいずれか一つに記載の発明において、フューエルカット手段は、前記一方のフューエルカットモードの経過時間が各所定時間を経過したときにフューエルカットモードを前記他方のフューエルカットモードに切り換えるものとした。
請求項5に記載のトラクションコントロール装置は、請求項4に記載の発明において、多気筒フューエルカットモード時の所定経過時間は、エンジン負荷とエンジン回転数に基づき高負荷高回転ほど短く設定されるものとした。
【0014】
【発明の作用および効果】
請求項1に記載のトラクションコントロール装置において、トルクダウン要求時に少なくとも一部の気筒への燃料供給を停止するフューエルカットを行うことによって、エンジンの発生トルクを低減して、駆動輪のスリップを抑制する。
【0015】
駆動輪のスリップが発生したかどうかを判定するしきい値SLを多気筒フューエルカットモード時において通常フューエルカットモード時より高める構成により、スリップ率Sが大幅に変動するハンチングを防止し、駆動輪を介して得られる車両の前後力と横力がそれぞれ十分に得られる範囲に保たれる。この結果、例えば車両の雪道走行時に多気筒フューエルカットモードでエンジンの出力制御が行われる運転状態でも、駆動輪を介して車両の前後力が安定して確保され、車両に前後振動が発生することを防止できる。また、駆動輪を介して車両の横力が安定して確保され、横力の変化によってヨーレイトの増減が繰り返されることを防止できる。
【0017】
請求項に記載のトラクションコントロール装置において、各フューエルカットモード時の運転状態が高回転高負荷状態の時間CONTを計測し、計測された時間CONTに応じてしきい値SLに補正値ΔSを加算する構成により、エンジンの排気温度が上昇することを抑制できる。さらに、スリップ率Sが変動するハンチングを防止する効果を高められ、フューエルカットによるスリップ率Sの変動が運転者に違和感を与えることなく、トラクションコントロールを終了させることができる
請求項3に記載のトラクションコントロール装置において、補正値ΔSは、経過時間が長いほど大きく設定される構成により、エンジンの排気温度が上昇することを抑制できる。さらに、スリップ率Sが変動するハンチングを防止する効果を高められ、フューエルカットによるスリップ率Sの変動が運転者に違和感を与えることなく、トラクションコントロールを終了させることができる。
請求項4に記載のトラクションコントロール装置において、フューエルカット手段は、前記一方のフューエルカットモードの経過時間が各所定時間を経過したときにフューエルカットモードを前記他方のフューエルカットモードに切り換える構成により、触媒コンバータに発生する反応熱を抑制して触媒コンバータの耐熱性を維持しつつ、エンジンの発生トルクが低下し、例えば車両の雪道走行時にも駆動輪のスリップが効果的に抑制される。多気筒フューエルカットモード経過時間が、所定時間以上になった場合、再び通常フューエルカットモードで設定される所定の気筒の燃料インジェクタからの燃料噴射がカットされる。これにより、エンジンの発生トルクが継続して低減され、駆動輪のスリップが効果的に抑制される。
請求項5に記載のトラクションコントロール装置において、多気筒フューエルカットモード時の所定経過時間は、エンジン負荷とエンジン回転数に基づき高負荷高回転ほど短く設定される構成により、エンジン負荷が低く、エンジン回転数が低いほど、経過時間を短く設定でき、通常フューエルカットモードの頻度を増やして、運転者に過度の減速感を与えないようにトルクダウンの適正化をはかることができる。すなわち、トルクダウンの要求頻度が高く、エンジンの排気温度 が低い低速低負荷域では、経過時間が比較的短く設定されるため、通常フューエルカットが行われる頻度を増やして、運転者に過度の減速感を与えないようにトルクダウンを適正にはかることができる。また、エンジンの回転および負荷が高いときは、多気筒フューエルカットモードの経過時間が長くなり、排気温度の高い高回転高負荷域に、触媒コンバータの温度が許容レベルを越えることが確実に防止される。この場合、多気筒フューエルカットが行われる頻度を増えて、触媒コンバータの耐熱性を確保することが優先される。
【0018】
【実施形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1において、20は車両に搭載されるエンジンである。エンジン20の動力は、変速機27から駆動軸を介して駆動輪28に伝達される。
【0020】
吸入空気はエアクリーナ21から吸気管22、スロットルチャンバ23を経てインテークマニホールドの各ブランチから各気筒に供給され、燃料は各気筒毎に設けられた燃料インジェクタ24により、各吸気ポートに向け噴射されて吸入空気と混合される。
【0021】
気筒内の混合気は点火プラグの放電によって着火、燃焼する。排気は排気管25を通して外部に排出される。排気管25の途中には触媒コンバータ26が設置され、三元触媒を介して排気中のHC、COを酸化するとともに、NOxを還元する。
【0022】
スロットルチャンバ23には、アクセルペダルによって開閉駆動されるスロットルバルブ30が介装される。スロットルバルブ30の開度はスロットルセンサ32により検出され、吸入空気の流量はエアフローメータ34により検出され、エンジン20の回転数NEはクランク角センサ35により検出される。エンジン20の冷却水の温度は水温センサ36により検出され、排気中の酸素濃度は酸素センサ37により検出される。触媒コンバータ26の触媒床温度は触媒床温度センサ38により検出される。
【0023】
車両の駆動輪28の回転数は駆動輪速度センサ40により検出され、従動輪41の回転数は従動輪速度センサ42により検出される。この場合、左右の駆動輪28、左右の従動輪41の平均回転数が検出される。
【0024】
各センサ32,34〜38,40,42からの信号は、マイクロコンピュータからなるコントロールユニット45に入力される。
【0025】
コントロールユニット45は、入力された各信号に基づいて、エンジン20の燃料インジェクタ24の燃料噴射制御および車両のトラクションコントロールを行う。
【0026】
図2に示すように、コントロールユニット45は、スロットルセンサ32の検出信号を入力するスロットル開度検出部61と、クランク角センサ35の検出信号を入力するエンジン回転数検出部62と、エアフローメータ34の検出信号を入力する吸入空気量検出部63と、検出部されたエンジン回転数NEと吸入空気量Qを基に基本燃料噴射パルス幅Tpを算出する基本燃料噴射パルス幅算出部64と、燃料噴射パルス幅演算部65と、インジェクタ24に燃料噴射パルス信号を出力する駆動回路66とを備える。
【0027】
燃料噴射制御は、検出された吸入空気量Qaとエンジン回転数NEとに基づいて基本噴射量Tpを
Tp=K・Qa/N ‥‥(1)
ただし、K;定数
なる式から演算した後、この基本噴射量Tpを検出された冷却水温Tw、スロットル開度TVO、排気中の酸素濃度等に基づいて次式のように補正し、燃料噴射量Tiを演算する。
【0028】
Ti=Tp×(1+KTW+KAS+KAI+KACC+KDEC)×KFC+T‥‥(2)
ただし、KTW;水温増量補正係数
AS;始動および始動後増量補正係数
AI;アイドル後増量補正係数
ACC;加速補正係数
DEC;減速補正係数
FC;フューエルカット補正係数
;バッテリ電圧補正分
この演算された燃料噴射量Tiに対応するパルス信号を各燃料インジェクタ25に出力し、燃料噴射制御を行う。
【0029】
コントロールユニット45は、図2に示すように、車輪速度センサ40,42の検出信号を入力する車輪速検出部51と、従動輪41と駆動輪28の回転速度比を演算する車輪速比演算部52と、従動輪41と駆動輪28の回転速度比を基に駆動輪28のスリップ率を演算するスリップ率演算部53と、スリップ率に応じてエンジン20のトルクダウン要求量を演算するトルクダウン要求量演算部54と、トルクダウン要求量に応じたトルクダウン制御信号を出力するトルクダウン制御信号出力部55とを有する。
【0030】
図3のフローチャートは、駆動輪28のスリップ発生時にトルクダウン要求量を演算するジョブとして処理されるルーチンを示しており、コントロールユニット45において一定周期毎に実行される。
【0031】
これについて説明すると、まず、ステップ1で駆動輪速度(左右の平均値)VDWを読み込み、ステップ2で従動輪速度(左右の平均値)VPWを読み込み、ステップ3でスリップ率Sを次式にしたがって演算する。
【0032】
S=(VDW−VPW)/VPW ‥‥(3)
このスリップ率Sが設定値より大きいときに、駆動輪28にスリップが発生したものと判定し、ステップ5に進んでスリップ率Sにしたがってトルクダウン要求量Dを設定すると共に、ステップ6でトルクダウン要求フラグTDに1をセットする。
【0033】
一方、スリップ率Sが設定値より小さいときに、駆動輪28にスリップが発生していないものと判定し、ステップ7に進んでトルクダウン要求量Dを0に設定すると共に、ステップ6でトルクダウン要求フラグTDに0をセットする。
【0034】
コントロールユニット45は、図2に示すように、トルクダウン要求気筒カット数算出部56に、トルクダウン要求時に一部の気筒への燃料供給を停止する通常フューエルカットモードと、通常フューエルカットモード域より多い気筒数への燃料供給を停止する多気筒フューエルカットモードを設定するフューエルカットモードが予めを設定される。コントロールユニット45は、こうしてインジェクタ24からの燃料供給をカットする気筒数を算出するトルクダウン要求気筒カット数算出部56と、各フューエルカットモードに入ってからの経過時間を算出するフューエルカット継続時間カウンタ部57と、各フューエルカットモードに入ってからの経過時間に応じて通常フューエルカットモードと多気筒フューエルカットモードを切換えるフューエルカット気筒数判断部58と、エンジン20の運転が停止してしまわないようにフューエルカットを指令するフューエルカット可否判定部59とを有する。
【0035】
図4、図5のフローチャートは、駆動輪28のスリップ発生時にトルクダウン制御を行うジョブとして処理されるルーチンを示しており、コントロールユニット45において一定周期毎に実行される。
【0036】
これについて説明すると、まず、ステップ11でトルクダウン要求がある(TD=1)かどうかを判定する。
【0037】
トルクダウン要求フラグTD=1のとき、ステップ12に進んで、通常フューエルカットモード中と多気筒フューエルカットモード中のいずれであるかを判定する。
【0038】
通常フューエルカットモード中である(FM=0)と判定された場合、ステップ13に進んで通常フューエルカットモード経過時間JFCONを計測し、ステップ14で計測された通常フューエルカットモード経過時間JFCONが、最長経過時間設定値FCMAX(例えば1秒)未満かどうかを判定する。
【0039】
通常フューエルカットモード最長経過時間設定値FCMAX未満と判定された場合、ステップ15に進んで、通常フューエルカットモードで設定される所定の気筒の燃料インジェクタ24からの燃料噴射がカットされる。
【0040】
こうして通常フューエルカットモードで設定される所定の気筒の燃料インジェクタ24からの燃料噴射がカットされることにより、エンジン20の発生トルクが低減され、駆動輪28のスリップが抑制される。
【0041】
一方、駆動輪28のスリップ率が大きく、トルクダウン要求が長時間にわたるときは、通常フューエルカットモードを中止して多気筒フューエルカットモードに移行する。すなわち、ステップ14で計測された通常フューエルカットモード経過時間JFCONが、最長経過時間設定値FCMAX以上になったことを判定すると、ステップ16でモード判定フラグFM=1として、ステップ17以降の多気筒フューエルカットモードに移行する。
【0042】
ステップ17では多気筒フューエルカットモード経過時間JTFCTIを計測し、ステップ18で多気筒フューエルカットモードの最長経過時間設定値TFCTIMを次式で算出する。
【0043】
TFCTIM=FCMAXFCRATE ・・・(4)
ただし、FCRATEは図6に示すマップに基づきエンジン負荷とエンジン回転数NEに応じて設定される時間比である。このマップには、エンジン20の回転が低く、エンジン20の負荷が低いときほど、FCRATEが小さくなるように設定されている。
【0044】
続いてステップ19で計測された多気筒フューエルカットモード経過時間JTFCTIが、最長経過時間設定値TFCTIM未満かどうかを判定する。
【0045】
多気筒フューエルカットモード経過時間JTFCTIが、最長経過時間設定値TFCTIM未満と判定された場合、ステップ20に進んで、多気筒フューエルカットモードで設定される所定の気筒の燃料インジェクタ24からの燃料噴射がカットされる。この多気筒フューエルカットモードでは、8気筒を備えるエンジン20の場合、例えば6気筒分の燃料噴射がカットされる。
【0046】
多気筒フューエルカットモード経過時間JTFCTIが、最長経過時間設定値TFCTIM以上になったことを判定した場合、ステップ21に進んで、各フューエルカットモード経過時間JFCON、JTFCTIをそれぞれクリアするとともに、モード判定フラグFM=0に設定する。これにより、再び通常フューエルカットモードで設定される所定の気筒の燃料インジェクタ24からの燃料噴射がカットされ、エンジン20の発生トルクが継続して低減され、駆動輪28のスリップが抑制される。
【0047】
なお、ステップ11でトルクダウン要求がない(TD=0)と判定された場合、ステップ22以降のルーチンに進んで通常フューエルカットモード経過時間JFCONないしは多気筒フューエルカットモード経過時間JTFCTIを計測して、トルクダウン要求が再び有った場合に、通常フューエルカットモード経過時間JFCONないしは多気筒フューエルカットモード経過時間JTFCTIが最長経過時間設定値FCMAX、TFCTIMを越えないように制御される。
【0048】
トルクダウン要求がない間に、ステップ27で多気筒フューエルカットモード経過時間JTFCTIが、最長経過時間設定値TFCTIM以上になったことを判定した場合、ステップ29に進んで、各フューエルカットモード経過時間JFCON、JTFCTIをそれぞれクリアするとともに、モード判定フラグFM=0に設定する。
【0049】
図7に従来のシステムによる制御例と本システムによる制御例をそれぞれ示している。
【0050】
従来のシステムにおいて、駆動輪28のスリップ率が大きく、通常フューエルカットモードだけではスリップが抑制されないときでも、トルクダウン要求が最長経過時間設定値FCMAXを越えると、全気筒のインジェクタ24からの燃料噴射が再開される。これにより、触媒コンバータ26に導かれる排気ガス中の未燃焼HC量が減少し、触媒コンバータ26に発生する反応熱を抑制して触媒コンバータ26の耐熱性を維持するものの、エンジン20の発生トルクが低下することなく、駆動輪28のスリップが抑制されない。
【0051】
本システムにおいて、駆動輪28のスリップ率が大きく、トルクダウン要求が最長経過時間設定値FCMAXを越えると、通常のフューエルカットモードから多気筒フューエルカットモードに切換えられ、インジェクタ24からの燃料噴射がカットされる気筒数が増やされる。
【0052】
インジェクタ24からの燃料噴射がカットされる気筒数が増やされると、燃料噴射がカットされる気筒からの新気量が増えることにより、触媒コンバータ26に導かれる排気ガスの温度が低下するとともに、燃料噴射がカットされない気筒数が減ることにより、触媒コンバータ26に導かれる未燃焼HC量が減少し、触媒コンバータ26に発生する反応熱を抑制する。このように従来システムにおいてインジェクタ24からのフューエルカットが禁止される運転条件で、フューエルカットが行われる気筒数を増やしてフューエルカットを継続することにより、触媒コンバータ26に発生する反応熱を抑制して触媒コンバータ26の耐熱性を維持しつつ、エンジン20の発生トルクが低下し、例えば車両の雪道走行時にも駆動輪28のスリップが効果的に抑制される。
【0053】
多気筒フューエルカットモード経過時間JTFCTIが、最長経過時間設定値TFCTIM以上になった場合、再び通常フューエルカットモードで設定される所定の気筒の燃料インジェクタ24からの燃料噴射がカットされる。これにより、エンジン20の発生トルクが継続して低減され、駆動輪28のスリップが効果的に抑制される。
【0054】
図6のマップに示すように、エンジン20の回転が低く、エンジン20の負荷が低いときほど、FCRATEが小さくなるように設定されることにより、多気筒フューエルカットモードの最長経過時間設定値TFCTIMが短くなる。これにより、エンジン20の排気温度の低い低速低負荷域等に、触媒コンバータ26の温度が許容レベルを越える心配なく、通常フューエルカットモードによるフューエルカットが継続され、その継続によって駆動輪28のスリップが要求通りに抑制される。すなわち、トルクダウンの要求頻度が高く、エンジン20の排気温度が低い低速低負荷域では、最長経過時間TFCTIが比較的短く設定されるため、通常フューエルカットが行われる頻度を増やして、運転者に過度の減速感を与えないようにトルクダウンを適正にはかることができる。
【0055】
また、エンジン20の回転および負荷が高いときは、多気筒フューエルカットモードの最長経過時間設定値TFCTIMが長くなり、排気温度の高い高回転高負荷域に、触媒コンバータ26の温度が許容レベルを越えることが確実に防止される。この場合、多気筒フューエルカットが行われる頻度を増えて、運転者に過度の減速感を与える可能性があるが、触媒コンバータ26の耐熱性を確保することが優先される。
【0056】
多気筒フューエルカットモード中に一旦トルクダウン要求が無くなった後で、多気筒フューエルカットモード経過時間JTFCTIが最長経過時間設定値TFCTIMを越えない間に、再びトルクダウン要求が有った場合に、多気筒フューエルカットが行われる。この結果、例えば車両が雪道を走行してトルクダウン要求が断続的にあった場合に、多気筒フューエルカットモードによるフューエルカットが行われた後にあまり時間を置かずに通常フューエルカットモードによるフューエルカットが行われることが回避され、触媒コンバータ等の耐熱性を確保することができる。
【0057】
このように、エンジン20の運転条件に対応してフューエルカットが行われる気筒数を制御して、トラクションコントロールが行われる運転範囲を拡大することができる。
【0058】
図8に本システムで解決する問題点を示している。通常のフューエルカットモード域において、燃料噴射がカットされる気筒数が0〜5気筒の間で制御されることにより、従動輪速度VPW(車体速度)に対して駆動輪速度VDWが次第に収束する。それでもスリップが十分に収まらない場合、多気筒フューエルカットモードに移行して、燃料噴射がカットされる気筒数が0気筒と6気筒の間で切換えられると、スリップ率Sが大幅に変動するハンチングを起こす可能性がある。すなわち、多気筒フューエルカットモードにおいて、全気筒の燃料噴射がカットされると、スリップ率が急減して駆動輪28がグリップする状態1となり、全気筒の燃料噴射が再開されると、スリップ率Sが急増して駆動輪28がスリップする状態2となり、車両の加速、減速が繰り返されるという問題が考えられる。
【0059】
本実施形態では、これに対処して、スリップが発生したかどうかを判定するしきい値SLを、多気筒フューエルカットモードにおいて通常フューエルカットモードより高める構成とする。
【0060】
図9において、多気筒フューエルカットモードを解除するしきい値SL2と、多気筒フューエルカットモードに入るしきい値SL3は、通常フューエルカットモードに切換えるしきい値SL1よりそれぞれ大きく設定される。多気筒フューエルカットモードに入るしきい値SL3は、多気筒フューエルカットモードを解除するしきい値SL2より所定のヒステリシスをもって大きく設定される。
【0061】
なお、各しきい値SL1,SL2,SL3は、車速が0〜25km/hの低車速域で車速が高まるのに伴って次第に低下し、車速が25km/h以上の中高車速域で車速が高まるのに伴って次第に上昇するように設定される。これにより、車速に応じて駆動力が有効に得られる。
【0062】
図10は、駆動輪28を介して得られる車両の前後力とスリップ率Sの関係を示す特性図である。前後力はグリップ状態からスリップ率Sがある程度上昇したところで最大となる。
【0063】
図11は、駆動輪28を介して得られる車両の横力とスリップ率Sの関係を示す特性図である。横力はグリップ状態で最大となり、スリップ率が上昇するのにしたがって次第に低下する。
【0064】
図10、図11に基づいて、駆動輪28を介して得られる車両の前後力と横力が十分に得られるスリップ率Sの制御範囲Aを設定する。多気筒フューエルカットモードを解除するしきい値SL2と、多気筒フューエルカットモードに入るしきい値SL3を、通常制御範囲A内で設定する。
【0065】
コントロールユニット45において、目標スリップ率設定部67は、フューエルカット気筒数判断部58におけるフューエルカットモードの判定結果を入力し、スリップが発生したかどうかを判定するしきい値SLとして、多気筒フューエルカットモードにおいてしきい値SL2,SL3を選択し、通常フューエルカットモードにおいてしきい値SL1を選択する。
【0066】
トルクダウン要求量演算部54は、目標スリップ率設定部67におけるしきい値SLの判定結果を入力し、通常フューエルカットモードではしきい値SL1とスリップ率Sに応じてエンジン20のトルクダウン要求量Dを演算し、多気筒フューエルカットモードではしきい値SL2,SL3とスリップ率Sに応じてエンジン20のトルクダウン要求量Dを演算する。
【0067】
図12のフローチャートは、駆動輪28のスリップ発生時にトルクダウン制御を行うしきい値SLを設定するサブルーチンを示しており、コントロールユニット45において一定周期毎に実行される。
【0068】
これについて説明すると、まず、ステップ31でモード判定フラグFMを入力し、ステップ32で通常フューエルカットモード中と多気筒フューエルカットモード中のいずれであるかを判定する。
【0069】
通常フューエルカットモード中である(FM=0)と判定された場合、ステップ33に進んでしきい値SL1が設定されたマップを読込む。
【0070】
多気筒フューエルカットモード中である(FM=1)と判定された場合、ステップ34に進んでしきい値SL2,SL3のマップを読込む。
【0071】
図13に本システムによる制御例を示している。通常のフューエルカットモード域において、燃料噴射がカットされる気筒数が0〜5気筒の間で制御されることにより、従動輪速度VPW(車体速度)に対して駆動輪速度VDWが次第に収束する。
【0072】
それでもスリップが十分に収まらない場合、多気筒フューエルカットモードに移行すると、燃料噴射がカットされる気筒数が0気筒と6気筒の間で切換えられる。このとき、スリップが発生したかどうかを判定するしきい値SLを多気筒フューエルカットモードにおいて通常フューエルカットモードより高める構成とすることにより、スリップ率Sが大幅に変動するハンチングを防止し、駆動輪28を介して得られる車両の前後力と横力がそれぞれ十分に得られる範囲に保たれる。
【0073】
この結果、例えば車両の雪道走行時に多気筒フューエルカットモードでエンジン20の出力制御が行われる運転状態でも、駆動輪28を介して車両の前後力が安定して確保され、車両に前後振動が発生することを防止できる。また、駆動輪28を介して車両の横力が安定して確保され、横力の変化によってヨーレイトの増減が繰り返されることを防止できる。
【0074】
ところで、エンジンの高回転高負荷運転時にフューエルカットが行われると、エンジンの排気温度が上昇してエンジンを過熱する可能性がある。
【0075】
本発明はこれに対処して、コントロールユニット45において、目標スリップ率補正部68は、所定の高回転高負荷時かどうかを判定し、所定の高回転高負荷時では各しきい値SL1,SL2,SL3を補正値ΔSをもって高めることにより、フューエルカットが行われる領域を制限する。
【0076】
図14のフローチャートは、駆動輪28のスリップ発生時にトルクダウン制御を行うしきい値SLを補正するサブルーチンを示しており、コントロールユニット45において一定周期毎に実行される。
【0077】
これについて説明すると、まず、ステップ41でエンジン回転数NEが3000rpmより高いかどうかを判定する。
【0078】
高いと判定された場合、ステップ42に進んで、スロットル開度TVOが3/8開度より大きい高負荷域かどうかを判定する。
【0079】
NE≦3000rpmまたはTVO≦3/8であると判定された場合、ステップ46に進んで高回転高負荷状態の時間CONTをクリアする。
【0080】
NE>3000rpmかつTVO>3/8である高回転高負荷域と判定された場合、ステップ43に進んで高回転高負荷状態の時間CONTを計測する。
【0081】
続いてステップ44に進んで、計測された時間CONTに応じて予め設定された図15に示すマップに基づき補正値ΔSを検索する。
【0082】
続いてステップ45に進んで、設定された補正値ΔSに基づき、図16に示すように、しきい値SLをフィルタを介して徐々に移行する。
【0083】
図15に示すマップにおいて、補正値ΔSは各しきい値SL1,SL2,SL3毎に設定され、それぞれの値が時間CONTが5秒、10秒と経過するのに伴って段階的に高められる。
【0084】
このようにして、スリップが発生したかどうかを判定するしきい値SLを高回転高負荷状態の時間CONTに応じて高めることにより、エンジンの排気温度が上昇することを抑制できる。さらに、スリップ率Sが変動するハンチングを防止する効果を高められ、フューエルカットによるスリップ率Sの変動が運転者に違和感を与えることなく、トラクションコントロールを終了させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す機械的システム図。
【図2】同じく制御系の構成図。
【図3】同じくトルクダウン要求を判定する制御内容を示すフローチャート。
【図4】同じくトルクダウン制御内容を示すフローチャート。
【図5】同じくトルクダウン制御内容を示すフローチャート。
【図6】同じくFCRATEを設定したマップ。
【図7】同じくトルクダウン制御例を示すタイミングチャート。
【図8】本システムで解決する問題点を示すタイミングチャート。
【図9】本発明の実施形態のしきい値SLを設定したマップ。
【図10】同じくスリップ率と前後力の関係を示す特性図。
【図11】同じくスリップ率と横力の関係を示す特性図。
【図12】同じくしきい値を設定する制御内容を示すフローチャート。
【図13】同じくトルクダウン制御例を示すタイミングチャート。
【図14】同じくしきいを高回転高負荷域で補正するフローチャート。
【図15】同じく時間CONTと補正値ΔSの関係を示す特性図。
【図16】同じくスリップ率の補正例を示す特性図。
【符号の説明】
20 エンジン
23 スロットルチャンバ
24 燃料インジェクタ
25 排気管
26 触媒コンバータ
28 駆動輪
30 スロットルバルブ
32 スロットル開度センサ
34 エアフローメータ
36 スロットル開度センサ
35 クランク角センサ
36 水温センサ
37 酸素センサ
38 触媒床センサ
40 駆動輪速度センサ
41 従動輪
42 従動輪速度センサ
45 コントロールユニット

Claims (5)

  1. 車両の駆動輪の回転状態を検出する駆動輪回転状態検出手段と、
    検出された駆動輪の回転状態に基づいて駆動輪と路面間のスリップ率Sを演算するスリップ率演算手段と、
    演算されたスリップ率Sがしきい値SLを越えて上昇するトルクダウン要求時を判定するトルクダウン要求時判定手段と、
    トルクダウン要求時に少なくとも一部の気筒への燃料供給を停止するフューエルカットモードとして、通常フューエルカットモードと、燃料供給を停止する気筒数を、通常フューエルカットモードより多い気筒数と0気筒との間で切り換える多気筒フューエルカットモードとを有し、モード切り換えしながらフューエルカットを継続するフューエルカット手段と、
    通常フューエルカットモード時のしきい値SLに対して、多気筒フューエルカットモード時のしきい値SLを高める目標スリップ率補正手段と、
    を備えたことを特徴とするトラクションコントロール装置。
  2. 前記各フューエルカットモード時の運転状態が高回転高負荷状態の時間CONTを計測する手段と、
    計測された時間CONTに応じてしきい値SLに補正値ΔSを加算する設定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のトラクションコントロール装置。
  3. 前記補正値ΔSは、前記計測時間CONTの経過時間が長いほど大きく設定される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のトラクションコントロール装置。
  4. 前記フューエルカット手段は、前記一方のフューエルカットモードの経過時間が各所定時間を経過したときにフューエルカットモードを前記他方のフューエルカットモードに切り換える、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のトラクションコントロール装置。
  5. 前記多気筒フューエルカットモード時の所定経過時間は、エンジン負荷とエンジン回転数に基づき高負荷高回転ほど短く設定される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のトラクションコントロール装置。
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