JP3632039B2 - 包装袋の仕切板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は包装袋の仕切板に係り、特に所定数の小袋をまとめて化粧袋に包装する際、化粧袋内で小袋が動いて片方に寄ったりするのを防ぐため、化粧袋内に入れられる包装袋の仕切板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より包装袋の仕切板としては、例えば、実開昭53ー17568号公報や、意匠登録第656555号公報に記載されたような仕切板が知られている。しかし、前者の仕切板は、仕切用の突起に厚みがあるため、化粧袋に複数の小袋を収納すると、化粧袋の長手方向の長さ寸法が大となってしまい、又、後者の仕切板は、機械を用いて包装することが困難であるという欠点があった。前者の仕切板においては、図6のようにピロー包装機を用いて包装する場合、ピロー包装機の仕切板ストッカー50に格納された複数の仕切板51から吸着機52を用いて1枚ずつ仕切板51を取り出し、ストッカー50の下側に配設された図示しないチェーンコンベア上に載置する際、ストッカー50の支持片50aに仕切板51の端部51aが係止されているため、仕切板51の取り出しが困難になる場合もあり、又、仕切板が変形したり最悪の場合はラインがストップするという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ピロー包装機を用いて仕切板を包装する際、包装形態に合わせて多品種の包装に用いることが出来、ストッカー内からの仕切板の取り出しが容易で生産能率を向上させ、且つ、仕切板の包装品質を向上せしめた新規な包装袋の仕切板を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による包装袋の仕切板は、略方形板状の基部と、この基部に略90度の角度で一体に連設された略方形板状の仕切部とを備え;断面略L字状の全体形状に成形されていることを特徴とする。このような包装袋の仕切板において、基部の横幅寸法に対し、仕切部の横幅寸法を小さくしたものであることが好ましく、また、仕切部の長さ寸法を基部の長さ寸法より大としたものが好適であり、さらに、基部及び仕切部の外形寸法をわずかに異なるようにしても良い。
【0005】
又、前記基部又は基部と仕切部との両端からそれぞれ所定の幅で基部又は基部と仕切部との全長に亘る両端部分に中央部より機械的に弱い構造の肉薄部を設けると共に、位置ぎめ用の孔が前記基部と仕切部にそれぞれ設けられていることが好ましい。これによれば、ピロー包装機のストッカー内に収納された複数の仕切板から一枚ずつ仕切板を分離して取り出して、ストッカーの下方に配設されたコンベア上に仕切板を順に載置する際、仕切板の基部の端部がストッカーの係止部に当接して係止されているが、仕切板の端部には肉薄部が形成されていて、基部中央部より機械的強度を弱くしているので、ストッカーからの取り出す時、肉薄部が撓み、円滑に行なわれる。さらに、上記のような仕切板において、肉薄部は、端部に向かって所定のテーパを形成していることが好適である。そして、基部と仕切部の少なくとも一方には、強度を増すためのリブが長さ方向に延びるように設けられていることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の包装袋の仕切板の実施例を図1乃至図5に基づき説明する。図2において、1は化粧袋であり、化粧袋1内にはかつおぶしが封入された小袋2が6ケ収納されており、化粧袋1内の中央部分には小袋2を3個ずつ仕分けする仕切板3が配設されている。そして、この仕切板3により化粧袋1を、縦又は横に動かしたり、或は、振動を与えても、運搬中に化粧袋1内で小袋2が移動することがなく包装品質が安定するようになっている。
【0007】
次に、本発明による第1の実施例の仕切板3の構造について図1及び図2に基づき詳細に説明する。図において、仕切板3は断面略L字状に形成された仕切板であり、射出成型により樹脂で形成される。3aは仕切板3の基部であり、基材3aに略90度の角度で一体に板状の仕切部3bが連設されている。又、基部3aの両端部分には、厚みを薄くした肉薄部3c,3dが形成されていて肉薄部3c,3dは端部に向って所定のテーパ3eを形成して、基部3aの中心部分3fの強度より、肉薄部3c,3dの機械的強度を弱くしている。
【0008】
3gはピロー包装機で包装する際、図3(b)に示すように仕切板3をピロー包装機のコンベア13上に位置ぎめするための孔であり、この孔にコンベアに設けられた突部13bが係合して、仕切板3を位置ぎめし、包装を確実にするためのものである。なお、本実施例では孔3gの形状を三角形としたが、円又は楕円、菱形等でもよく、又、二つの孔3gをつなげて一つの孔としてもよい。又、本実施例では、基部3aの横幅寸法Aに対し、仕切部3bの横幅寸法Bを小さくして、ピロー包装機のストッカー10より一枚ずつ仕切板3を取り出す際、取り出し易いように構成している。尚、基部3a、仕切部3bの角部分はそれぞれ丸みをもたせ、化粧袋1内に包装する際、仕切板3が円滑に包装され、又、仕切板3が化粧袋1を損傷しないように構成している。
【0009】
このように構成した仕切板3をピロー包装機を用いて包装する場合、図3に示すように、ピロー包装機の仕切板ストッカー10に格納された複数の仕切板3から吸着機12を用いて1枚ずつ仕切板3を取り出しストッカー10の下側に配設された図示しないチェーンコンベア上に載置する際、ストッカー10の支持片10aに仕切板3の肉薄部3c,3dが係止されているが、ストッカー10から吸着機12で最下部の仕切板3を取り出す際、肉薄部3c,3dは基部3aの中央部3fより機械的に弱い構造であるから、肉薄部3c,3dが容易にたわみ変形してストッカー10より簡単に取り出すことが出来る。
【0010】
このため、仕切板3は傷がついたりすることがなく、又、仕切板3は樹脂で成型されたものであるから、弾性を有していて、コンベア13上では肉薄部3c,3dは平らな状態に戻っている。尚、ピロー包装材のコンベア13上では、仕切板3の両側に所定数の小袋2が重ねられており、次工程で、仕切板3を挟んで小袋2が所定の状態に配置された後、ポリエステルセロファンがこれらをくるみ化粧袋1となって、包装が完了するようになっている。
【0011】
図4及び図5は本発明の第2の実施例を示した図であり、はじめに、図4(a)と図5を用いて説明する。この仕切板3Cは、基部4aとこれと一体に形成した仕切部4bを折曲部4mで略90度に折り曲げ、基部4a,4bの両端部分に仕切板3と同様なテーパを有した肉薄部4c,4d,5c,5dがそれぞれ形成され、更に、ピロー包装機で包装する際必要な位置ぎめ用の角孔4g,4gが基部4aに、又、角孔5g,5gが仕切部4bにそれぞれ設けられ、角孔4g,4g,5g,5gは基部4aと仕切部4bとの間に形成された折曲部4mより等距離の位置で、且つ、等間隔に設けられている。そして、4h,5jは補強用のリブである。
【0012】
このように構成した仕切板3Cにおいて、仕切部4bの長さ寸法Dを基部4bの長さ寸法より大にした場合、図5(a)に示すように化粧袋11内に小袋12を二列に5個重ねて包装するような場合、仕切板3Cの仕切部4bで小袋12を化粧袋11内で仕切るように仕切板3Cを化粧袋11内に配置する。又、図5(b)に示すように、化粧袋21内に小袋12を二列に3個重ねて包装するような場合は、仕切板3Cを図5(b)に示すように配置し、基部4aを化粧袋21内の仕切として用いる。従って、仕切板3Cを包装形態に合わせて使用することが出来る。
【0013】
図4(b)は第2の実施例の変形例であり、基部及び仕切部の外形寸法がわずかに異なるようにした仕切板3Dを示している。この実施例の仕切板3Dの基部6aと仕切部6bとの両端部にそれぞれテーパを有する肉薄部6c,6d,7c,7dとが設けられていて、この仕切板3Dでは基部6aと仕切部6bとの違いを明確にするため、基部6aの端部6eにV字状の切欠6fを設けると共に、仕切部6bの端部6gに半円状の切欠6hを設け、更にピロー包装機上で仕切板3Dの位置ぎめをするための孔の形状を基部6aでは円形の孔6gに、又、仕切部6bでは角孔7gにして基部6aと仕切部6bとを識別可能に構成している。
【0014】
このように基部や仕切板の切欠や孔の形状を変えることで、基部と仕切部とを識別するようにした識別手段を設けたので、基部6aと仕切部6bの長さ寸法E,Fがわずかに異なる仕切板6Dの場合でも基部6aと仕切部6bとを明瞭に区別出来るようにしている。勿論、図4(a),図5を用いて説明したように包装の状態により基部又は仕切部のどちらを仕切として用いてもよい。なお、この実施例では基部6aにV字状の切欠6f、又、仕切部6bに半円状の切欠6hを形成したが、基部6aと仕切部6bとが明確に区別出来れば他の形状や構成でもよい。又、基部6aに円形の孔6g、仕切部6bに角孔7gを形成したが基部6aと仕切部6bとが明確に区別出来れば他の形状でもよい。又、端部に設けた切欠又は位置ぎめ用の孔のみで基部6aと仕切部6bとを区別するようにしてもよい。更に、基部と仕切部の少なくとも一方に、基部と仕切部とを識別するための識別手段が設けられていればよい。
【0015】
本発明の仕切板はプラスチックで構成したが厚紙等で構成してもよいことは勿論である。
【0016】
【発明の効果】
本発明による包装袋の仕切板は、上述のように構成したので、ピロー包装機を用いて包装する場合、ピロー包装機からの仕切板の取出しが容易であるから、包装機が停止するような事故を防止することが出来、しかも、仕切板には包装の際、傷等がつくことがないので、包装品質が向上する。又、板状の仕切部は厚みが小であるから、化粧袋の長さ寸法が著しく大となるようなこともない。
【0017】
又、仕切部を仕切として用いることが出来るばかりか、包装状態によっては、基部を仕切部として用いることが出来るから、包装形態に合わせて多品種の包装に用いることが出来る。
【0018】
又、基部と仕切部との寸法がわずかに異なる仕切板には、基部と仕切部とを識別するための識別手段を設けたので基部又は仕切部の区別が容易で、ピロー包装機へのセットが確実になされ、ラインでの包装の不良事故等を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の仕切板を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は肉薄部の拡大図である。
【図2】小袋と仕切板とを包装した状態を示す断面図である。
【図3】(a)はピロー包装機のストッカーより仕切板を取り出す説明図、(b)はピロー包装機のコンベア上に位置ぎめされた仕切板を示す図である。
【図4】(a)は仕切板の第2の実施例を示す斜視図、(b)は第2の実施例の変形例を示す斜視図である。
【図5】第2の実施例を説明する図であり、(a)は多くの小袋を包装する場合の図、(b)は少ない小袋を包装する場合の図である。
【図6】従来技術を説明する図である。
Claims (7)
- 略方形板状の基部と、この基部に略90度の角度で一体に連設された略方形板状の仕切部とを備え、
断面略L字状の全体形状に成形されていることを特徴とする包装袋の仕切板。 - 前記基部の横幅寸法に対し、仕切部の横幅寸法を小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の包装袋の仕切板。
- 前記仕切部の長さ寸法を基部の長さ寸法より大としたことを特徴とする請求項1に記載の包装袋の仕切板。
- 前記基部及び仕切部の外形寸法をわずかに異なるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の包装袋の仕切板。
- 前記基部又は基部と仕切部との両端からそれぞれ所定の幅で基部又は基部と仕切部との全長に亘る両端部分に中央部より機械的に弱い構造の肉薄部を設けると共に、位置ぎめ用の孔を前記基部と仕切部にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の包装袋の仕切板。
- 前記肉薄部は、端部に向かって所定のテーパを形成していることを特徴とする請求項5に記載の包装袋の仕切板。
- 前記基部と仕切部の少なくとも一方には、強度を増すためのリブが長さ方向に延びるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の包装袋の仕切板。
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