JP3057241U - 小分けトレー - Google Patents
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- JP3057241U JP3057241U JP1998006830U JP683098U JP3057241U JP 3057241 U JP3057241 U JP 3057241U JP 1998006830 U JP1998006830 U JP 1998006830U JP 683098 U JP683098 U JP 683098U JP 3057241 U JP3057241 U JP 3057241U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スタックを設けてもミシン目を形成可能にし
て、取扱性を向上すると共に、積み重ねられた小分けト
レーの一枚づつの取り出しを確実にできる小分けトレー
を提供する。 【解決手段】 連繁面Aで接続される複数のホール4の
周囲を取り囲むフランジ部2を形成し、ホール4を仕切
る仕切部(基本仕切部)9および仕切部(中間仕切部)
9’を連繋面A上に設け、該仕切部9はフランジ部2と
同一平面内、あるいは、フランジ部2よりも高くする。
これにより、水平台に小分けトレー1を裏返しに置いた
時に、フランジ部2および仕切部9に浮き上がりが無く
なるので、ミシン目10を形成可能である。さらに、フ
ランジ部2で取り囲まれる部分に、上面が仕切部9より
も低いスタック5を形成して、積み重ねられた小分けト
レー間に間隙を確保して一枚づつの取り出しを確実にす
る。
て、取扱性を向上すると共に、積み重ねられた小分けト
レーの一枚づつの取り出しを確実にできる小分けトレー
を提供する。 【解決手段】 連繁面Aで接続される複数のホール4の
周囲を取り囲むフランジ部2を形成し、ホール4を仕切
る仕切部(基本仕切部)9および仕切部(中間仕切部)
9’を連繋面A上に設け、該仕切部9はフランジ部2と
同一平面内、あるいは、フランジ部2よりも高くする。
これにより、水平台に小分けトレー1を裏返しに置いた
時に、フランジ部2および仕切部9に浮き上がりが無く
なるので、ミシン目10を形成可能である。さらに、フ
ランジ部2で取り囲まれる部分に、上面が仕切部9より
も低いスタック5を形成して、積み重ねられた小分けト
レー間に間隙を確保して一枚づつの取り出しを確実にす
る。
Description
【0001】
本考案は、複数の収容物を個別に収容可能な小分けトレーの改良に関する。
【0002】
従来の小分けトレーを図14に示して説明する。この小分けトレー1’の外形 は四角形であって、その周囲にはフランジ部2が設けられている。このフランジ 部2は、小分けトレー1’の補強をするために、図15にも示すように、折り曲 げられた形状になっている。また、この小分けトレー1’は、フランジ部2から 連接される高さH1 の壁面3が形成されており、その壁面3の下部に同一の高さ で、かつ、収容物収容するために、複数行および複数列設けられているホール4 を繋ぐための連繋面Aが形成されている。さらに、連繋面Aには、上方に突出す るスタック5が、隣接し合うホール4の間に複数設けられている。このスタック 5の高さH2 は、壁面3の高さH1 よりも低くなるように設定されている。
【0003】 ここで、スタック5を設ける理由を以下に説明する。すなわち、成形された小 分けトレー1’は、通常、多数枚重ねて保管されるが、この場合には、積み重ね られた小分けトレー1’のホール4の部分が、その上下に重ねられている小分け トレー1’のそれと互いに嵌め込まれた状態になる。このため、小分けトレー1 ’を多数枚(例えば数千枚)重ね合わせると、積み重ねの下方に位置する小分け トレー1’は、上方の小分けトレー1’の重みによって、ホール4の部分が下方 に押し込まれることにより互いに密着する。また、小分けトレー1’は薄いシー トを加工して成形されるので、互いに変形した状態で、ホール4が嵌合している 部分がある。
【0004】 このように、多数枚重ねられて保管されている小分けトレー1’を一枚づつ取 り出す際には、上下に積み重ねられている小分けトレー1’が密着していると、 一枚づつ取ることが困難である。また、ホール4が互いに変形して嵌合している 部分は離れ難くなるので、このような場合にも、小分けトレー1’を一枚づつ取 れないことがある。
【0005】 そこで、スタック5を設けることにより、積み重なりあう小分けトレー1’の 間に隙間が形成されるので、重ねられたホール4同士が密着せず、したがって、 小分けトレー1’同士が密着することを防止し、また、ホール4が互いに変形し た状態で嵌合されてしまうことを防止して、積み重ねられた小分けトレー1’の 一枚づつの取出しを容易にしている。
【0006】 また、この小分けトレー1’の短辺側の両端には、壁面3の高さが長辺側より も高い保護壁6が形成されている。これにより、収容物が壁面3よりも突出して 収容される場合であっても、例えば図16に示すように、横ピロー包装のトップ シール等により、収容物Bを収容した小分けトレー1’をシールする場合に、シ ール部材Cが収容物を下方に押し潰すことを防止して収容物Bを保護する。
【0007】 また、実開昭61−38010号公報には、その上面が小分けトレーの周囲に 設けられたフランジ部と同一平面内にある仕切部を有し、連繋面により連結され た複数のホールを一単位で切り離し可能なように、フランジ部と仕切部の上面に ミシン目が設けられたものが開示されている。また、特開平10−157720 号公報および実開昭63−128915号公報には、複数のホールを連繋部で連 結し、この連繋部に、ミシン目を設けたものが開示されている。 このように、仕切部あるいは連繋部にミシン目を設けることによって、小分け トレーの一部を分離することが可能になるので、例えば収容物が食品の場合に、 一度に消費しなかった未使用の食品をコンパクトに収容するために、不要部分で ある使用済みで空になったホールを、ミシン目を破断することにより分離し、未 使用の食品を収容するホールのみを収容することによってコンパクトにして、冷 蔵庫などに保管することが可能になる。
【0008】 上記従来例において、図14に示した小分けトレー1’においては、スタック 5がホール4の間に位置するように連繋面Aに形成されており、かつ、スタック 5の高さが壁面3の高さよりも低いので、次のような改良すべき問題がある。 すなわち、この小分けトレー1’に、その一部を分離可能にするために、ミシ ン目を入れようとした場合に、ミシン目を形成する位置が丁度スタック5が設け られている位置になる。スタック5は、上述のように、収納等により重なり合う 小分けトレー1’の密着等を防止するために形成されているため、その効果を得 るために高さH2 を確保していなければならない。
【0009】 そこで、図14の上方より、ミシン刃によって部分的に打ち抜き剪断すること によりミシン目を設けようとする場合には、スタック5およびホール4が、その 押圧力により変形し(潰れる)てしまうために、連繋面Aに適切にミシン目を形 成することができない。 そこで、図15に示すように、水平台7に小分けトレー1’を裏返しに置いて 、ミシン刃8により打ち抜き剪断する場合には、水平台7とスタック5の上面と の間にH3 の浮き上がりがあり、かつ、小分けトレー1’は薄いシートで形成さ れているので、その押圧力により撓んでしまい、ミシン目を形成できない。
【0010】 また、ミシン刃8の押し下げ力によって、保護壁6を撓ませるようにして、ス タック5の上面を水平台7に押しつけるようにしても、フランジ部2は折り曲げ られた構成となっているため比較的剛性が高いので保護壁6は撓みづらい。さら に、保護壁6を撓ませることができたとしてもフランジ部2とスタック5の上面 との間に浮き上がりH4 があるため、やはりミシン目を入れることができない。 したがって、この小分けトレー1’の場合には、ホール4を列または行、ある いは単一に分離することができず、取り扱いの点で改良すべき問題がある。
【0011】 また、特開平10−157720号公報、実開昭63−128915号公報お よび実開昭61−38010号公報に開示されたものはいづれも、ミシン目が設 けられていて、その取り扱いには問題はないのであるが、これら従来例にはスタ ックに相当する構成がなく、積み重ねられて保管されている小分けトレー同士が 密着している場合があり、一枚づつ取り出すのが困難である。そのために、小分 けトレーに収容物を収容するのに手間がかかり、特に自動包装ができなくなり、 多くの労働力が必要になって、コストが高くなるという問題がある。
【0012】
本考案の課題は、スタックを設けてもミシン目を形成可能にして、小分けトレ ーの取り扱いを容易にすると共に、積み重ねられた小分けトレーの一枚づつの取 出しを確実にして、製品のコストを低減するようにした小分けトレーを提供する ものである。また、変化のある分割を可能にすると共にデザイン的に優れた小分 けトレーを提供するものである。
【0013】
考案者は、鋭意検討した結果、複数のホールを仕切るための基本仕切部と中間 仕切部、および両仕切部とフランジ部の連結部分に破断線を形成し、該両仕切部 の高さを限定すると共に、両仕切部の上面より低いスタックを、フランジ部で取 り囲まれる部分に形成することにより上記課題を解決し得ることを見出し、本考 案を完成させた。すなわち、収容物を入れる複数の連繋されたホールの周囲を取 り囲むフランジ部を設けて小分けトレーの外形を形成し、前記ホールを仕切るよ うに、かつ一方のフランジ部から他方のフランジ部に達する基本仕切部を設け、 前記基本仕切部に接続し、少なくとも一端がフランジ部に達しない中間仕切部を 設け、両仕切部の上面が前記フランジ部と同一平面内に、あるいは前記フランジ 部よりも高くなるようにし、基本及び中間仕切部の上面、あるいは前記フランジ 部を含めてミシン目を形成し、前記フランジ部で取り囲まれる部分に、上面が前 記基本及び中間仕切部の上面よりも低いスタックを形成してなり、前記ミシン目 を破断することにより複数のホールから一部を分離可能に設けたことを特徴とす る請求項1記載の小分けトレーである。
【0014】 請求項2の考案は、小分けトレーは、フランジ部、ホールの形状及びホールの 配列によって象形化されていることを特徴とする。
【0015】 請求項3の考案は、収容物を入れる複数の連繋されたホールの周囲を取り囲む フランジ部を設けて小分けトレーの外形を四角形を除く多角形に形成し、前記ホ ールを仕切るように、多角形の二角を両端とする基本仕切部を設け、前記ホール を仕切るように、前記基本仕切部に少なくとも一端が接する仕切部を設け、前記 基本仕切部および前記仕切部の上面が前記フランジ部と同一平面内に、あるいは 前記フランジ部よりも高くなるようにし、該基本仕切部および該仕切部の上面、 あるいは前記フランジ部を含めてミシン目を形成し、前記フランジ部で取り囲ま れる部分に、上面が前記基本仕切部および前記仕切部の上面よりも低いスタック を形成してなり、前記ミシン目を破断することにより複数のホールから一部を分 離可能に設けたことを特徴とする。
【0016】 請求項4の考案は、収容物を入れる複数のホールを連繋面を介して接続し、そ の周囲を取り囲むフランジ部を設けて小分けトレーの外形を四角形を除く多角形 に形成し、前記ホールを仕切るように、多角形の二角を両端とする基本仕切部を 設け、前記ホールを仕切るように、前記基本仕切部に少なくとも一端が接する仕 切部を設け、前記基本仕切部および前記仕切部の上面が前記フランジ部と同一平 面内に、あるいは前記フランジ部よりも高くなるようにし、該基本仕切部および 該仕切部の上面、あるいは前記フランジ部を含めてミシン目を形成し、前記フラ ンジ部で取り囲まれる部分に、上面が前記基本仕切部および前記仕切部の上面よ りも低いスタックを形成してなり、前記ミシン目を破断することにより複数のホ ールから一部を分離可能に設けたことを特徴とする。
【0017】 請求項5の考案は、スタックは、ホールの開口上面よりも上方に突出するよう に、仕切部の側面に形成することを特徴とする。
【0018】 請求項6の考案は、スタックは、凹状の切欠になるように、連繋面およびホー ルの側面に形成することを特徴とする。
【0019】 請求項7の考案は、小分けトレーの外形を五角形にしたことを特徴とする。
【0020】 請求項8の考案は、ホールの形状を五角形の二辺を含む三角形にすると共に、 五角形の他の辺を含む四角形にしたことを特徴とする。
【0021】 請求項9の考案は、小分けトレーの外形を六角形にしたことを特徴とする。
【0022】 請求項10の考案は、ホールの形状を六角形の二辺を含む三角形にすると共に 、六角形の他の辺を含む四角形にしたことを特徴とする。
【0023】 請求項11の考案は、小分けトレーの外形を八角形にしたことを特徴とする。
【0024】 請求項12の考案は、ホールの外形を八角形の三辺を含む台形にすると共に、 八角形の他の辺を含む四角形にしたことを特徴とする。
【0025】 次に、上記手段によって課題がどのように解決されるかについて説明する。 まず、請求項1においては、一体に連繋された複数のホールの周囲を取り囲む フランジ部を設けて小分けトレーの外形を形成し、前記ホールを仕切る基本仕切 部及び中間仕切部を設け、両仕切部の上面が前記フランジ部と同一平面内に、あ るいは前記フランジ部よりも高くなるようにしたので、小分けトレーを水平台上 に裏返しに置いた時に、フランジ部および両仕切部が浮き上がらない。したがっ て、基本及び中間仕切部の上面にミシン目を設けることができる。また、前記フ ランジ部で取り囲まれる部分にスタックを形成し、このスタックの上面を両仕切 部の上面よりも低くしたので、たとえスタックを設けても、基本及び中間仕切部 の上面にミシン目を設けることができ、ミシン目を破断することにより各ホール の分離すると共に、スタックにより、積み重ねられている小分けトレーの密着を 防止する。
【0026】 請求項2の考案では、小分けトレーを水平台上に裏返しに置いた時に、フラン ジ部、基本仕切部および中間仕切部が浮き上がらないので、両仕切部の上面にミ シン目を設けると共に、スタックの機能を有効に活用できることに加え、小分け トレーを、フランジ部、ホールの形状及びホールの配列によって象形化すること で小分けトレーの外形のデザインにより美観を起こさせる。
【0027】 請求項3および請求項4の考案では、一体に連繋された複数のホールの周囲を 取り囲むフランジ部を設けて小分けトレーの外形を四角形を除く多角形に形成し 、前記ホールを仕切るように基本仕切部および中間仕切部を設け、両仕切部の上 面をフランジ部と同一平面内に、あるいは前記フランジ部よりも高くなるように したので、小分けトレーを水平台上に裏返しに置いた時に、フランジ部および両 仕切部が浮き上がらない。したがって、仕切部の上面にミシン目を設けることが できる。また、前記フランジ部で取り囲まれる部分にスタックを形成し、このス タックの上面が両仕切部の上面よりも低くしたので、例えスタックを設けても、 仕切部の上面にミシン目を設けることができ、ミシン目を破断することにより各 ホールの分離すると共に、スタックにより、積み重ねられている小分けトレーの 密着を防止する。 さらに請求項4では、特に複数のホールを連繋面を介して接続するので、ホー ルを行と列に並べた際にできる隙間を連繋面で埋めることができる。
【0028】 請求項5および請求項6の考案では、スタックを凸状または凹状の何れに形成 したとしても、積み重なる小分けトレー同士に間隙を保持することができるので 、積み重ねられる小分けトレー同士の密着を防止し、凸状または凹状のいづれの スタックの場合にも、その上面は、仕切部(基本仕切部も含む)の上面よりも低 くなるようにしたので、ミシン目を形成するために、水平台上に小分けトレーを 裏返しに置いたとき、フランジ部および仕切部が浮き上がらないので、確実にミ シン目を形成できる。
【0029】 請求項7ないし請求項12では、小分けトレーを水平台上に裏返しに置いた時 に、フランジ部および仕切部が浮き上がらないので、仕切部の上面にミシン目を 設けると共に、スタックの機能を有効に活用できることに加え、小分けトレーの 外形を五角形、六角形または八角形にすることで、小分けトレーのデザインを高 めると共に、複数のホールの形状を、種類の異なる収容物に対応した形状に即し て異ならしめる。
【0030】
以下、本考案の一実施の形態について説明する。図1において、ここに示した 小分けトレー1は、合成樹脂シートから成形されたもので、その上面外形は長四 角形であって、その回りにフランジ部2が設けられている。このフランジ部2は 平坦なフランジになっており、図14に示した小分けトレー1′のフランジ部2 とは異なり、その周縁を折り曲げないようにしている。また、ホール4は複数の 列と行に規則正しく配列され連繋面Aにて連接されている。
【0031】 仕切部9,9’は、このホール4を仕切るように、仕切部9,9’の上面が連 繋面Aより高くなるように、連繋面Aに一体に連接される。さらに詳しくは、図 2に示すように、長辺側のフランジ部2から対向するフランジ部2に達するよう に延びる仕切部(基本仕切部)9と、該仕切部9に直交して延びると共に、その 両端がフランジ部2に達しない仕切部(中間仕切部)9’とが形成されている。 そして、仕切部9,9’の上面とフランジ部2の上面は、同一平面になるように 形成されている。スタック5は仕切部9,9’の両側面に設けられていて、本実 施の形態では、スタック5の上面が仕切部9,9’の上面よりも低くなっている が、スタック5の上面および仕切部9,9’の上面を同一高さにしてもよい。
【0032】 図2に示すように、ホール4の周囲四ヶ所にスタック5および5′が設けられ ている。また、仕切部9,9’の上面にはミシン目10が形成されており、この ミシン目10の分離端11のフランジ部2は滑らかな円弧状にくぼみ、角ばらな いようにして、分離させやすいようにしている。さらに、該角部となる分離端角 部11a も円弧状に形成することにより、ミシン目10でホール列を分離した時 に、角ばらないようにして、その取り扱いを容易にしてもよい。 なお、ミシン目10は、図1および図2に示すように、直線状に限定されるも のでなく、例えば波形状に形成してもよい。
【0033】 また、本考案の小分けトレー1は、図3および図4に示すように、フランジ部 2の短辺側である保護壁6が小高くなっており、この保護壁6の両側の、長辺側 フランジ部2に延びる傾斜端部6Aは、端部に位置するホール4の側部付近で終 っている。この保護壁6によってホール4に収容される収容物が、ホール4から 突出しても、その収容物が極端に押されたり、潰されないようになっている。す なわち、通常この小分けトレー1は、ビニールシートにて包装されると(いわゆ る、横ピロー包装のトップシール状態〜図16参照)、シート材によって収容物 を押し潰す方向に押圧力が加わるが、ビニールシートの内面が、小高くなった保 護壁6によって張られた状態になるので、収容物が保護される。また、この保護 壁6の両側形状は、図3にあってはフランジ部2から所定の半径で段差になって いるのに対して、図4に示す保護壁6の両側形状は、フランジ部2から緩やかな 傾斜になっている。
【0034】 図5から図7は他の実施の形態を示す図である。図5に示す実施の形態の平面 視した外形は五角形であり、その回りにフランジ部2が設けられている。ホール を五角形の二辺ab,aeで取り囲む三角形にしたホール4Aと、五角形の他の 辺bc,cd,deで取り囲む台形を二分割して二つのホール4B,4Cにする ように、五角形を形成する角のうちの二角b,eを両端とする基本仕切部9Aを 設け、この基本仕切部9Aに一端が直交するように接し、他端が辺cdの中央に 位置する中間仕切部9Bを設けている。これにより、この実施の形態では、合計 三個のホール4A,4B,4Cを形成している。各ホール4A,4B,4Cを仕 切る仕切部9A、9Bの上面にミシン目10が形成される。また、ミシン目10 を入れる方向を、二方向にして、ミシン目10を入れる工程および装置を簡略化 し、生産性を向上するようにしている。
【0035】 次に、図6に示す実施の形態の平面視した外形は、六角形であり、ホールの形 状を六角形の二辺ab,afとdc,deを含む二つの三角形としたホール4A ,4Bと、六角形の他の辺bc,efを含む矩形部を三分割して三つのホール4 C,4D,4Eとなるように、六角形を形成する角のうちの二角b,fおよび二 角c,eをそれぞれ両端とする二つの平行する基本仕切部9A,9Aを設け、こ の二つの基本仕切部9Aそれぞれに両端が直交する二つの仕切部9B,9Bを設 けている。この実施の形態においては、合計五個のホールを形成している。この 実施の形態の場合も同様に、ホール4A〜4Eを形成することにより、各ホール 4A〜4Eを仕切る基本仕切部9Aおよび仕切部9Bの上面にミシン目10が形 成される。また、ミシン目10を入れる方向を、二方向にして、ミシン目10を 入れる工程および装置を簡略化し、生産性を向上するようにしている。
【0036】 次に、図7に示す実施の形態の平面視した外形は、八角形であり、ホールの形 状を八角形の三辺ab,bc,cdとef,fg,ghを含む台形にしたホール 4A,4Bと、八角形の他の辺ah,deを含む四角形部を二分割してなるホー ル4C,4Dとなるように、八角形を形成する角のうちの二角a,dおよび二角 e,hをそれぞれ両端とする二つの平行する基本仕切部9A,9Aを設け、この 基本仕切部9A,9Aに直交する中間仕切部9Bを設けている。 図5から図7の実施の形態において、小分けトレー1のフランジ部2と各仕切 部9A,9Bの上面とは同一平面にある。
【0037】 このように、小分けトレー1の外形を四角形以外の多角形にすることにより、 収容物の形状に即した、形の違うホール4A〜4Eを形成することができる。し たがって、例えば種類の異なる収容物を、ホール4A〜4Eに収容することがで きるので多目的に使用できる。 特に、図5ないし図7に示す多角形の小分けトレー1は、その外形形状に合わ せた形状のホール4A〜4Eを形成していることから、四角形状の小分けトレー 1のように隣接するホール4同士を連繋面Aを介して一体に接続(図2参照)す ることなく、連繋面Aを設ける代わりに、各ホール4を仕切るように形成される 各仕切部9の下縁と各ホール4の開口縁部とを直接連接するにように形成しても よい。 また、中間仕切部9Bは、基本仕切部9Aに直交して延在し、小分けトレー1 のフランジ部2に到達していないので、収容物の重力等によって折り曲げられる 際の、変曲する方向に方向性がある。
【0038】 また、このように四角形以外の多角形にすることにより、角を利用してストッ パSにて、小分けトレー1の姿勢を一定の方向に定値し、例えばコンベアで移送 されてくる小分けトレー1に収容物を収容する際に、能率よく収容物を収容して 、その作業能率を向上することができ、また、収容物の収容を完了した小分けト レー1を、コンベアで移送して、規則的に集積する作業が容易になり、作業能率 を向上することができる。さらに、ベルトコンベアに小分けトレー1を乗せる場 合に、仕切部9(基本仕切部9Aと中間仕切部9B)の配置によって折り曲げ易 さ(変曲)に相違が生じるので、変曲しない方をコンベアの流れ方向に向けると よい。その他の部分については、図1に示した実施の形態と同じであるので、同 一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0039】 図8は、小分けトレー1を積み重ねた状態を示した概略図であり、重ねられた 小分けトレー1のスタック5に設けた上下方向の溝状の円弧垂直壁12(図2、 図5〜図7参照)が接した状態になり、ホール4がH5 だけ浮き上がった状態に なる。また、仕切部9にも僅かな隙間ができた状態で重ねられる。これにより、 保管のために小分けトレー1が多数枚積み重ねられたとしても、小分けトレー1 同士が密着しないので、一枚づつ容易に取り外すことができるようになる。
【0040】 次に、本考案の小分けトレーの製造工程について説明する。 図9において、原料ホッパ13に入れられたポリプロピレン樹脂は、エクスト ルーダ14内で溶融され、Tダイ15でシート状に形成される。そして、このシ ートは送りローラ16により、真空成型機18に送られる。なお、17はシート の欠点検出機である。真空成型機18内において、シートはヒータ19によって 加熱されることによって軟化した状態で、後方に備わる金型20とプラグ21に よって、ホール4、スタック5および連繋面A等からなる小分けトレー1の概略 が成形された凹凸状のシートとなる。この凹凸状シートには、つづいて、ミシン 刃8にて打ち抜くことにより、仕切部9にミシン目10を形成し、さらに、打ち 抜き機22により個々のトレーになるように打ち抜き剪断され、これにより完成 した小分けトレー1は、コンベア24上に積み重ねられて搬送される。なお、打 ち抜き機22にて発生するバリ(シート屑)は、巻取りローラ23にて巻き取ら れる。
【0041】 上記一連の工程において、図1、図5〜図7に示すように、フランジ部2の上 面と仕切部9の上面を同一平面内(同じ高さ)にしたので、図10に示すように 、小分けトレー1のフランジ部2と仕切部9の上面が、図示省略した水平台に接 触する(裏返し)ように載置することができ、仕切部9の浮き上がりはなく、さ らにミシン目を形成する仕切部9の上面は平面であるから、ミシン刃8によって 打ち抜く際に、その押圧力によりスタック5および連繋面Aが変形することなく 、フランジ部2および仕切部9に所望のミシン目10を形成できる。
【0042】 また、図1に示した小分けトレー1は、収容物保護の目的で、相対向する一対 のフランジ部2には保護壁6を小高く設けている。ミシン目10を形成するため に、小分けトレー1を裏返して水平台に載置すると、通常、この保護壁6が水平 台に当接し、保護壁6を設けていないフランジ部2および仕切部9は、浮いた状 態となる。しかしながら、フランジ部2は従来のように折り曲げないで平らであ るので、ミシン刃8の押圧力が加わったときに、これに隣接する仕切部9の上面 およびフランジ部2が容易に撓んで、保護壁6に一体のホール列4aが矢印D方 向に変形するので、フランジ部2および仕切部9の浮き上がりがなくなり、ミシ ン目10を形成できる。なお、図10に二点鎖線で示すのは、通常状態(撓んで いない状態)の小分けトレー1の保護壁6の位置を示す。
【0043】 上記説明のように、図1に示した小分けトレー1は、ミシン目10を形成する ために、保護壁6を有するフランジ部2と一体のホール列4aが、図10に示す 矢印D方向に変位する。この際、ホール4の深さ、形状等により、ホール列4a を変位した際に、ホール列4aの底部と隣接するホール4の底部との間隙Wが、 少なくとも、ミシン刃8が進入可能な程度の広さに確保されるように、ホール4 の形状および保護壁6の高さを設定しなければならない。なお、実際に図1の小 分けトレー1を製作する際に使用されるミシン刃8の厚みは1mm前後であるか ら、間隙Wは、それよりも大きくなるように設定される。 上記説明は、スタック5の高さを仕切部9の高さよりも低くした場合について 説明したが、同一高さでも作用は同じである。
【0044】 さらに他の実施の形態として、上述したように、連繋面Aよりも高く、かつ仕 切部9よりも低くなるように仕切部9の側面に形成されたスタック5に代えて、 凹状のスタック15を設けた小分けトレー1を説明する。すなわち、図11及び 図12に示す小分けトレー1は、上面外形は長方形であって、その回りにフラン ジ部2が設けられている。さらに上面形状が円形のホール4がフランジ部2の長 辺側に沿ってそれぞれ配列され、該ホール4の内側に位置するように、中間仕切 部9’を挟んで二列に上面形状が矩形状のホール4’が規則正しく配列されてお り、ホール4及びホール4’は連繋面Aにて連接されている。なお、基本仕切部 9は、その両端がフランジ部2の長辺側に繋がるように、ホール4及びホール4 ’を仕切るべく形成されている。
【0045】 そして、連繋面Aよりも低い凹状のスタック15を、連繋面Aからホール4, 4’に渡って設けている。さらに詳しくは、スタック15は、図12に示すよう に、ホール4及びホール4’の当接部分にあたる連繋面Aから、各ホール4,4 ’の側壁を切欠くように形成されている。この実施の形態には、フランジ部2の 保護壁6の側面及び上面を切り欠くように形成されるスタック15’も設けてい る。図13は、平面視した外形が五角形状の小分けトレー1にスタック15を形 成した一例を示している。スタック15”は、ホール4A〜4Cを囲むフランジ 部2から各ホール4A〜4Cの側壁を切欠くように形成されている。 なお、スタック5,5’およびスタック15,15’の形成箇所および個数は 任意である。
【0046】 このように凹状のスタック15を設けた場合は、スタック15の突出する方向 がスタック5とは異なるものの、図8の小分けトレー1を積み重ねた状態を示し た概略図と上下を逆にした状態でほぼ同様であり、ホール4および仕切部9を浮 き上がった状態で維持できるので、保管のために小分けトレー1が多数枚積み重 ねられたとしても、密着しないので、一枚づつ容易に取り外すことができるよう になる。 さらに、凹状のスタック15を形成しても、ミシン目10の形成工程には上述 の場合と何ら代わりはないので、小分けトレー1を裏返した状態で水平台に載置 すると、仕切部9とフランジ部2が水平台に接触するため、ミシン刃8によって 打ち抜く際に、その押圧力により小分けトレー1が撓むことなく、フランジ部2 および仕切部9に所望のミシン目10を形成できる。
【0047】 さらに、他の実施の形態としての小分けトレー1を図14ないし図20に示す 。ここに示す小分けトレー1は、フランジ部2、ホール4(4A〜4H)の形状 及びホール4の配列によって、小分けトレー1全体を象形化している。 図14に示す小分けトレー1は、ホール4A〜4Cの形状及び配列により、上 面視してほぼ五角形であり、フランジ部2を部分的に突出させるように形成して 、全体として星形になるようにしている。図15に示す小分けトレー1は、ホー ル4A〜4Eの形状及び配列により、上面視してほぼ六角形であり、フランジ部 2を部分的に突出させるように形成して、全体として花形になるようにしている 。
【0048】 さらに、図16ないし図20に示す小分けトレー1は、生物を象形化したもの である。 図16及び図17の小分けトレー1は、ホール4A〜4Cからなる上面視して ほぼ五角形であり、フランジ部2を部分的に突出させるように形成して、図16 では魚形に、図17では熊の顔になるようにしている。さらに、図18に示す小 分けトレー1は、ホール4A〜4Hからなる上面視してほぼ六角形であり、フラ ンジ部2を部分的に突出させるように形成して、全体として亀形になるようにし ている。このとき、収容物の大きさ等も考慮しなければならないが、矩形状のホ ール4C〜4Hの配置のように、複数の行列に配置することで、亀の甲羅らしく 形成することができる。また、上面視して六角形のホール4を複数配置すること によって、亀の甲羅らしく象形化してもよい。
【0049】 さらに、図19及び図20に示す象形化された小分けトレー1は、昆虫をかた どったものであり、さらに詳しくは、図19ではてんとう虫を、図20ではセミ をかたどっている。 図19に示す小分けトレー1は、てんとう虫らしく象形化するために、上面視 してほぼ八角形に配置されているホール4a〜4Dの外周に形成されるフランジ 部2に、てんとう虫の頭になる部分を設け、例えば凹凸により、目、触角等を形 成する。図20に示す小分けトレー1も同様に、目、触角等となる部分をフラン ジ部2に形成する。さらに、この小分けトレー1の場合には、ホール4B,4D を三角形に形成することによって、羽をイメージしている。 このように小分けトレー1は、フランジ部2の形状、あるいはホールの形状及 び配置も含めて、さまざまに象形化することができる。
【0050】 また、以上詳細に説明した本考案の小分けトレー1は、フランジ部2の上面お よび仕切部9の上面とが同一平面になる場合を説明したが、本考案を実施するに あたっては、ミシン目10が形成される仕切部9(基本仕切部9Bも含む)の上 面およびフランジ部2の分離端11(図2、図5〜図7参照)が、打ち抜き加工 の際に、水平台に接触すればよい。したがって、フランジ部2の上面および仕切 部9の上面との関係は、仕切部9の上面がフランジ部2の上面と同一平面になる か、またはそれよりも高くなるように形成すれば、上述した説明と同様の作用が ある。
【0051】 さらに、フランジ部2の上面は、図1および図2に示す小分けトレー1におい ては平坦としたが、これは、ミシン目10の形成時のミシン刃による押圧力によ っても、フランジ部2に撓みを生じないことによって、ミシン目10を形成しや すくするためである。しかしながら、強度を確保する目的で、例えば図14に示 す従来の小分けトレー1’のフランジ部2のように、本発明の小分けトレー1の フランジ部2(保護壁6も含む)の外縁を、破断線(ミシン目10)を形成可能 な範囲内で折り曲げて形成してもよい。この際には、ミシン刃による押圧力によ って、フランジ部25の折り曲げ部分に撓みが生じても、破断線が形成されるよ うにしなければならず、その折り曲げ幅は限定される。この条件を満たす折り曲 げ幅の一例は、小分けトレー1の材料肉厚tとすると、幅Hは、H=1.5t〜 5t内である。
【0052】
請求項1記載の本考案によれば、一体に連繋された複数のホールの周囲を取り 囲むフランジ部を設けて小分けトレーの外形を形成し、前記ホールを仕切る基本 仕切部及び中間仕切部を設け、この両仕切部の上面が前記フランジ部と同一平面 内になる構成としたので、小分けトレーを水平台上に裏返しに置いた時に、フラ ンジ部および仕切部が浮き上がらない。したがって、剪断打ち抜きする際に、仕 切部の上面に確実にミシン目を形成することができる。また、フランジ部で取り 囲まれる部分にスタックを形成し、このスタックの上面を仕切部の上面よりも低 くしたので、例えスタックを設けても、小分けトレーを裏返した際に仕切部が浮 き上がらないので、仕切部の上面にミシン目を設けることができる。これにより 、ミシン目を破断することにより各ホールを分離すると共に、スタックを形成す ることによって、積み重ねられている小分けトレー間に間隙を確保してトレー同 士の密着を防止することができるので、小分けトレーの取り扱いを容易にし、積 み重ねられた小分けトレーの一枚づつの取出しを確実にして、製品のコストを低 減することができる。
【0053】 請求項2記載の本考案によれば、 請求項2の考案では、小分けトレーを水平 台上に裏返しに置いた時に、フランジ部、基本仕切部および中間仕切部が浮き上 がらないので、両仕切部の上面にミシン目を設けると共に、スタックの機能を有 効に活用できることに加え、小分けトレーを、フランジ部、ホールの形状及びホ ールの配列によって象形化することで小分けトレーの外形のデザインにより美観 を起こさせる。これにより、人気キャラクタや子供に愛される図柄を象形化する ことができるので、収容物本来の特徴に加え、この収容物を注目させることがで きる。
【0054】 請求項3または4に記載の本考案によれば、外周にフランジ部を有する小分け トレーの外形を四角形を除く多角形に形成し、収容物を収容するためのホールを 仕切るように、多角形の二角を両端とする基本仕切部を設け、前記基本仕切部に 少なくとも一端が接する仕切部を設け、基本仕切部および仕切部の上面を、フラ ンジ部と同一平面内に、あるいはフランジ部よりも高くなるようにして、さらに 、基本仕切部および仕切部の上面よりも低いスタックを形成するので、小分けト レーを水平台上に裏返しに置いた時に、フランジ部および基本仕切部・仕切部が 浮き上がらないので、仕切部上面にミシン目を形成できるので、小分けトレーの 取り扱いを容易にすると共に、積み重ねられた小分けトレーの一枚づつの取出し を確実にできる。 さらに請求項4においては、複数のホールを連繋面を介して接続することによ り、ホールを行と列に並べた際にできる隙間を連繋面で埋め、さらに仕切部は、 連繋面上に形成するので、用途等に応じて、ホールの形状及び個数を任意に設定 することができる。
【0055】 請求項5および6に記載の本考案によれば、スタックを仕切部の側面に、ある いは、連繋面およびホールの側面に凹状に形成することにより、積み重ねられて いる小分けトレーの間に隙間を確実に確保すると共に、小分けトレーを水平台上 に裏返しに置いた時に、フランジ部および仕切部が浮き上がらないので、仕切部 の上面にミシン目を設けることができる。
【0056】 請求項8ないし請求項12に記載の本考案によれば、ホールの形状を五角形、 六角形および八角形に形成しても、フランジ部および仕切部が浮き上がらないよ うにして、仕切部の上面にミシン目を設けることができる。また同様に、例えス タックを設けても、仕切部の上面にミシン目を設けることができるので、多角形 の小分けトレーの一部を分離することができると共に、収容物の形状、種類及び 個数に応じて、ホールの形状を異ならしめることにより、多種多様のトレーを提 供することができ、収容物に即してホールを決定することにより、無駄なスペー スをなくすことで効率化を図ることができる。
【図1】本考案の小分けトレーの実施の態様の斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1の小分けトレーの平面図である。
【図3】図2の小分けトレーの側面図である。
【図4】図2の他の実施の態様の側面図である。
【図5】小分けトレーの外形を五角形にした実施の態様
の平面図である。
の平面図である。
【図6】小分けトレーの外形を六角形にした実施の態様
の平面図である。
の平面図である。
【図7】小分けトレーの外形を八角形にした実施の態様
の平面図である。
の平面図である。
【図8】図1、図5〜図7のスタック部分を縦断面し、
小分けトレーを積み重ねた状態示す図である。
小分けトレーを積み重ねた状態示す図である。
【図9】小分けトレーの製造工程を示す説明用図であ
る。
る。
【図10】本考案の小分けトレーにミシン目を入れる状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図11】図1の他の実施の形態の斜視図である。
【図12】図11の小分けトレーの平面図である。
【図13】図11の他の実施の形態の平面図である。
【図14】本考案の他の実施の形態の小分けトレーの平
面図である。
面図である。
【図15】図14とは異なる小分けトレーの平面図であ
る。
る。
【図16】図15とは異なる小分けトレーの平面図であ
る。
る。
【図17】図16とは異なる小分けトレーの平面図であ
る。
る。
【図18】図17とは異なる小分けトレーの平面図であ
る。
る。
【図19】図18とは異なる小分けトレーの平面図であ
る。
る。
【図20】図19とは異なる小分けトレーの平面図であ
る。
る。
【図21】従来例の小分けトレーの斜視図である。
【図22】図21における小分けトレーにミシン目を入
れる状態を示す図である。
れる状態を示す図である。
【図23】図21における小分けトレーをシールした状
態を示す説明用図である。
態を示す説明用図である。
1 小分けトレー 2 フランジ部 3 壁面 4 ホール 5 スタック 6 保護壁 7 水平台 9 仕切部 9B 基本仕切部 10 ミシン目 11 分離部 15 スタック
Claims (12)
- 【請求項1】 収容物を入れる複数の連繋されたホール
の周囲を取り囲むフランジ部を設けて小分けトレーの外
形を形成し、 前記ホールを仕切るように、かつ一方のフランジ部から
他方のフランジ部に達する基本仕切部を設け、 前記基本仕切部に接続し、少なくとも一端がフランジ部
に達しない中間仕切部を設け、 両仕切部の上面が前記フランジ部と同一平面内に、ある
いは前記フランジ部よりも高くなるようにし、基本及び
中間仕切部の上面、あるいは前記フランジ部を含めてミ
シン目を形成し、 前記フランジ部で取り囲まれる部分に、上面が前記基本
及び中間仕切部の上面よりも低いスタックを形成してな
り、 前記ミシン目を破断することにより複数のホールから一
部を分離可能に設けたことを特徴とする小分けトレー。 - 【請求項2】 小分けトレーは、フランジ部、ホールの
形状及びホールの配列によって象形化されていることを
特徴とする請求項1記載の小分けトレー。 - 【請求項3】 収容物を入れる複数の連繋されたホール
の周囲を取り囲むフランジ部を設けて小分けトレーの外
形を四角形を除く多角形に形成し、 前記ホールを仕切るように、多角形の二角を両端とする
基本仕切部を設け、 前記ホールを仕切るように、前記基本仕切部に少なくと
も一端が接する仕切部を設け、 前記基本仕切部および前記仕切部の上面が前記フランジ
部と同一平面内に、あるいは前記フランジ部よりも高く
なるようにし、該基本仕切部および該仕切部の上面、あ
るいは前記フランジ部を含めてミシン目を形成し、 前記フランジ部で取り囲まれる部分に、上面が前記基本
仕切部および前記仕切部の上面よりも低いスタックを形
成してなり、 前記ミシン目を破断することにより複数のホールから一
部を分離可能に設けたことを特徴とする小分けトレー。 - 【請求項4】 収容物を入れる複数のホールを連繋面を
介して接続し、その周囲を取り囲むフランジ部を設けて
小分けトレーの外形を四角形を除く多角形に形成し、 前記ホールを仕切るように、多角形の二角を両端とする
基本仕切部を設け、 前記ホールを仕切るように、前記基本仕切部に少なくと
も一端が接する仕切部を設け、 前記基本仕切部および前記仕切部の上面が前記フランジ
部と同一平面内に、あるいは前記フランジ部よりも高く
なるようにし、該基本仕切部および該仕切部の上面、あ
るいは前記フランジ部を含めてミシン目を形成し、 前記フランジ部で取り囲まれる部分に、上面が前記基本
仕切部および前記仕切部の上面よりも低いスタックを形
成してなり、 前記ミシン目を破断することにより複数のホールから一
部を分離可能に設けたことを特徴とする小分けトレー。 - 【請求項5】 スタックは、ホールの開口上面よりも上
方に突出するように、仕切部の側面に形成することを特
徴とする請求項1、2、3または4に記載の小分けトレ
ー。 - 【請求項6】 スタックは、凹状の切欠になるように、
連繋面およびホールの側面に形成することを特徴とする
請求項4に記載の小分けトレー。 - 【請求項7】 小分けトレーの外形を五角形にしたこと
を特徴とする請求項1、2、3、4、5、または6にそ
れぞれ記載の小分けトレー。 - 【請求項8】 ホールの形状を五角形の二辺を含む三角
形にすると共に、五角形の他の辺を含む四角形にしたこ
とを特徴とする請求項7に記載の小分けトレー。 - 【請求項9】 小分けトレーの外形を六角形にしたこと
を特徴とする請求項1、2、3、4、5、または6にそ
れぞれ記載の小分けトレー。 - 【請求項10】 ホールの形状を六角形の二辺を含む三
角形にすると共に、六角形の他の辺を含む四角形にした
ことを特徴とする請求項9に記載の小分けトレー。 - 【請求項11】 小分けトレーの外形を八角形にしたこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、または6に
それぞれ記載の小分けトレー。 - 【請求項12】 ホールの外形を八角形の三辺を含む台
形にすると共に、八角形の他の辺を含む四角形にしたこ
とを特徴とする請求項11に記載の小分けトレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006830U JP3057241U (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 小分けトレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006830U JP3057241U (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 小分けトレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057241U true JP3057241U (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=43191176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998006830U Expired - Lifetime JP3057241U (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 小分けトレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057241U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168339A (ja) * | 2011-04-18 | 2011-09-01 | Fumakilla Ltd | 毒餌剤容器集合体 |
JP7627483B2 (ja) | 2021-01-14 | 2025-02-06 | フマキラー株式会社 | 樹脂製成形品及び容器集合体 |
-
1998
- 1998-09-03 JP JP1998006830U patent/JP3057241U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011168339A (ja) * | 2011-04-18 | 2011-09-01 | Fumakilla Ltd | 毒餌剤容器集合体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |