JP2001192078A - 主に業務用のプラスチック製卵容器 - Google Patents
主に業務用のプラスチック製卵容器Info
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Abstract
に便利良く運搬できるようにする。 【解決手段】互いにほぼ同じ大きさの正方形な平面輪郭
形状に真空成形された容器本体(A)と蓋体(B)との
別個独立する1組から成り、その容器本体(A)へ卵
(E)を収納させて施蓋した時、容器本体(A)側と蓋
体(B)側との対応する中間仕切り凸壁(9a)(9
b)同志がその複数づつのうちの一部では嵌合し、残部
では面接触するように定めると共に、その面接触した全
個所のうちの部分的な数個所を、スポット的に熱溶着す
ることにより、上記容器本体(A)の施蓋状態を固定一
体化した。
Description
うプラスチック製の卵容器に関する。
厨房、飲食店、その他の飲食物提供場所へ、調理に必要
な多量の卵を運搬したり、或いはその飲食物提供場所に
おいて卵を保管したりするための便利なプラスチック製
卵容器として、本発明者は先に特願平11−29217
1号を提案した。
意検討を重ねてきた結果、上記先願発明の構成でも未だ
下記諸問題のあることが判明した。
器本体(A1)(A2)(A3)と、その各容器本体
(A1)〜(A3)への互換的に施蓋可能な1枚の蓋体
(B)とから成り、上記容器本体(A1)の1枚分に相
当する個数(例えば合計30個)の卵(E)を収納する
場合には、図22から明白な通り、その容器本体(A
1)に蓋体(B)を直接かぶせ付け嵌合させ、又卵
(E)の増加に応じて、上記容器本体(A1)〜(A
3)の複数を使用する場合には、図23から明白な通
り、その卵(E)が収納された隣り合う容器本体(A
1)〜(A3)同志を、90度づつ交互に水平回転させ
る如く、その方向を変換した積み重ね状態に組み立て、
その最上段の容器本体(A1)へやはり蓋体(B)をか
ぶせ付け嵌合させた上、何れにしてもその施蓋状態を別
個な熱収縮性プラスチックフィルム(13)のシュリン
ク包装や、ストレッチ型プラスチックフィルムのストレ
ッチ包装により固定一体化して、運搬や保管などに供す
るようになっている。
は、高価なシュリンク包装機やストレッチ包装機を準備
する必要があり、このことが折角食品衛生上有効な業務
用のプラスチック製卵容器であるにも拘らず、その普及
上の隘路となっている。
ート材から真空成形された製品であるため、上記施蓋状
態でのシュリンク包装やストレッチ包装を行なうと、そ
の包装に伴なう強制的な締め付け緊張力を受けて、容器
本体(A1)〜(A3)と蓋体(B)との周辺部が皺寄
る如く不正に変形したり、或いはその施蓋状態や積み重
ね状態の爾後的な位置ズレを生じたりしやすく、卵包装
状態の見栄えを阻害することになる。
包装やストレッチ包装により、卵(E)が完全に密封さ
れてしまう結果、卵(E)の蒸れを生じ、夏期の保管用
には不向きでもある。
包装後に発見された場合、その包装状態を解いて、再度
包装し直す必要があり、甚だ煩らわしいばかりでなく、
そのためのシュリンク包装用熱収縮性プラスチックフィ
ルム(13)やストレッチ包装用のストレッチ型プラス
チックフィルムを廃棄処分することになり、省資材効果
に劣る問題もある。
題の更なる改良を企図しており、そのための構成上容器
本体とその蓋体との別個独立する1組が、薄肉な透明又
は半透明の熱可塑性プラスチックシート材から互いにほ
ぼ同じ大きさの正方形な平面輪郭形状に真空成形された
卵容器であって、
フランジを一定帯幅だけ張り出し形成し、
間領域には、下向きに陥没する卵収納凹所の複数を縦横
直交する仕切り格子壁によって区画形成すると共に、
間仕切り凸壁を、同じく仕切り格子壁が上記容器本体の
4辺と直角に交叉する部分並びに容器本体の4隅部分か
らは周辺仕切り凸壁を、その点在分布する複数づつの何
れも上記卵収納凹所との逆な上向きに隆起させる一方、
ランジを一定帯幅だけ張り出し形成して、
域には、上記容器本体側の卵収納凹所と対応位置して上
向きに陥没する卵収納凹所の複数を、やはり縦横直交す
る仕切り格子壁によって区画形成すると共に、
記容器本体側の中間仕切り凸壁と対応位置する中間仕切
り凸壁を、同じく仕切り格子壁が蓋体の4辺と直角に交
叉する部分並びに蓋体の4隅部分からは上記容器本体側
の周辺仕切り凸壁と対応位置する周辺仕切り凸壁を、そ
の点在分布する複数づつの何れも上記卵収納凹所との逆
な下向きに陥没させて、
て施蓋した時、その蓋体における中間仕切り凸壁の底面
と容器本体における中間仕切り凸壁の頂面とが、その複
数づつのうちの一部では嵌合し、残部では面接触すると
共に、
と容器本体における周辺仕切り凸壁の頂面とは、その複
数づつの悉く面接触するように定めて、
壁同志が面接触した全個所のうちの部分的な数個所を、
スポット的に熱溶着することによって、その容器本体の
施蓋状態を固定一体化したことを特徴とするものであ
る。
を説明すると、その本発明の卵容器は別個独立する容器
本体(A)と蓋体(B)との1組から成り、その何れも
ポリエチレンテレフタレートやポリスチロール、その他
の薄肉な透明又は半透明の熱可塑性プラスチックシート
材から、互いにほぼ同じ大きさの正方形な平面輪郭形状
に真空成形されている。
mm×290mmに設定するならば、市販されている規
格サイズの運搬用コンテナ(図示省略)へ、本発明の卵
容器を並列する1組づつとして、ガタツキなく安定裡に
収納・運搬することができ、新らたに特別な運搬用コン
テナを作成準備する必要がない点で、その流通上著しく
便利である。
ージン材のみならず、その再生材や卵に付着した雑菌の
増殖抑制に有効な抗菌性のシート材などを使用すること
もできる。
クシート材から賦形立体化された容器本体(A)の構成
について、これを示した図1〜8に基き詳述すると、
(1a)はほぼ正方形な平面輪郭形状をなす容器本体
(A)の平行な2辺のみに、一定帯幅(例えば約25m
m)(w)として張り出し形成された左右一対の把手用
フランジであり、その両把手用フランジ(1a)を除く
容器本体(A)の中間領域が、長方形(例えば約240
mm×290mmの大きさ)の平面輪郭形状を呈してい
る。
間領域に、後述する複数(図例では5個×6個の合計3
0個)の卵収納凹所が縦横直交する仕切り格子壁を介し
て、格子配列状態に区画形成されているのである。
り出し先端部から下向きに折り曲げられた折曲げ周縁片
であるが、これは両把手用フランジ(1a)が無い上記
容器本体(A)の残る平行な2辺も含む4辺全体を連続
的に縁取り補強している。そのため、容器本体(A)の
両把手用フランジ(1a)を両手で安定良く握り持ち運
搬することができる。
ットな平面には、やはり真空成形金型の賦形面によっ
て、容器本体(A)同志の密着防止用刻み凹凸群(3
a)が付与されている。その刻み凹凸群(3a)の各凸
子は図6〜8のような上向きに隆起する四角錐型などと
して分布しているが、同じく両把手用フランジ(1a)
の平面には自動吸着盤での吸着用平滑面(4a)も、上
記刻み凹凸群(3a)に言わば空白の部分を確保する如
く区成されている。
る如く、これを両把手用フランジ(1a)に対称な左右
一対づつの合計4個として、その刻み凹凸群(3a)を
分断する平面視の長方形(例えば約25mm×50mm
の大きさ)に並列分布させることが好ましい。
用平滑面(4a)は、後述する卵収納凹所同志の嵌合す
る扁平な積み重ね状態に用意された容器本体(A)の多
数を、その1枚づつ卵自動収納ラインのベルトコンベヤ
上へ移載すべく、サッカーなどの自動吸着盤(図示省
略)によって吸い取る際に、その吸着盤の吸着力が低下
(真空エヤー洩れ)することを防ぐためのものである。
た容器本体(A)同志の隣り合う相互は、帯電作用など
によって密着一体化してしまいやすく、そうすると上記
自動吸着盤での1枚づつ正確に吸い取り分離することが
困難となるため、その予防対策として上記刻み凹凸群
(3a)も付与しているわけであるが、その刻み凹凸群
(3a)は上記把手用フランジ(1a)の補強ビードと
しても役立つ。
把手用フランジ(1a)を除く平面視の長方形な中間領
域へ、縦横直交する関係状態に配列設置された仕切り格
子壁であり、これによって上記把手用フランジ(1a)
の平面から一定深さ(例えば約30mm)(d1)だけ
下向きに陥没する卵収納凹所(6a)の複数が、その隣
り合う卵(E)同志の接触しない格子状態に仕切り区分
されている。
フラットな頂面は、悉く上記把手用フランジ(1a)の
平面とほぼ同じ高さ位置にあり、その高さ位置から一定
深さ(d1)だけ陥没する各卵収納凹所(6a)が、下
方へ行く程徐々に丸細くなるほぼ截頭8角錐型をなして
いる。
けるフラットな底面の中心部から、逆な上向きに陥没さ
れた円錐型又は截頭円錐型の凹溝であり、卵(E)を安
全に保護する。(8a)は同じく各卵収納凹所(6a)
における外周面の中途高さ位置に付与された卵受け止め
段部であり、卵(E)を接地面から浮上する収納状態に
受け止めて、不慮な破損を予防するほか、卵収納凹所
(6a)の壁面を補強する環状の横リブとしても役立
つ。
の縦横直交部分から卵収納凹所(6a)との逆な上向き
に、一定高さ(例えば約15mm)(h1)だけ背高く
隆起された中間仕切り凸壁であり、その複数(図例では
4個×5個の合計20個)の何れも上記卵収納凹所(6
a)の壁面と連続して、上方へ行く程徐々に丸細くなる
ほぼ截頭8角錐型を呈している。
フラットな平面をなすが、その中間仕切り凸壁(9a)
の複数のうち、4隅位置に点在分布する4個所と、これ
らの中間位置に対称な左右一対として介在する2個所と
の合計6個所に限っては、そのフラットな頂面の中心部
から円錐型又は截頭円錐型の嵌合凸子(10a)が上向
きに隆起されており、これは蓋体(B)側における後述
する中間仕切り凸壁の嵌合凹溝と嵌合し得る対応関係に
ある。
の長方形な中間領域へ配列設置された仕切り格子壁(5
a)が、その容器本体(A)の平行な2辺をなす両把手
用フランジ(1a)と直角に交叉する部分と、同じく仕
切り格子壁(5a)が容器本体(A)の残る平行な2辺
と直角に交叉する部分と、その容器本体(A)における
中間領域の4隅部分とからは、各々周辺仕切り凸壁(1
1a)が上記中間仕切り凸壁(9a)と同じ一定高さ
(h1)だけ上向きに背高く隆起されており、その頂面
の悉くフラットな平面をなしている。
個)の周辺仕切り凸壁(11a)も上記卵収納凹所(6
a)の区画形成に参与している。つまり、上記容器本体
(A)における長方形な平面輪郭形状をなす中間領域に
分布する各卵収納凹所(6a)が、その仕切り格子壁
(5a)と中間仕切り凸壁(9a)並びに周辺仕切り凸
壁(11a)によって、図1のような平面視のほぼ正8
角形に開口する悉く同じ大きさとして区画形成されてい
るのである。
a)の壁面全体には、卵(E)の支持強度を発揮する縦
リブ群が、上記環状の横リブ(卵受け止め段部(8
a))と直交する凹凸条として、上下方向に沿い列設さ
れているけれども、その縦リブ群の図示符号は省略して
ある。
把手用フランジ(1a)との直角に交叉する部分から上
向き隆起する複数(図例では合計14個)の周辺仕切り
凸壁(11a)は、図1の平面図から明白なように、そ
の外側の約半分が蓋体(B)との特別な嵌合案内凸壁部
(12a)として、各把手用フランジ(1a)へ上方か
らオーバーラップする如き横向き張り出し状態にあり、
その嵌合案内凸壁部(12a)において蓋体(B)との
位置決め嵌合作用を案内するほか、把手用フランジ(1
a)の不正変形を防ぐ支持骨や、卵容器積み重ね時の安
定な受け台としても機能し得るようになっている。
布する周辺仕切り凸壁(11a)のうち、その両把手用
フランジ(1a)の上記吸着用平滑面(4a)へ臨む位
置関係にある対称な左右一対づつの合計4個所に限って
は、上記のような把手用フランジ(1a)へ上方からオ
ーバーラップする特別な嵌合案内凸壁部(12a)が無
く、その言わば切り欠かれたフラットな外壁面が把手用
フランジ(1a)の張り出し基端部から起立する状態に
あり、その把手用フランジ(1a)の吸着用平滑面(4
a)へ上記サッカーなどの自動吸着盤を、支障なく確実
に吸着させることができるようになっている。
ンジ(1a)が無い残りの平行な2辺と、同じく仕切り
格子壁(5a)との直角に交叉する部分から上向き隆起
する複数(図例では合計12個所、但し4隅部分の4個
所は重複している。)の周辺仕切り凸壁(11a)は、
これらも上記特別な嵌合案内凸壁部(12a)を具備し
ておらず、その悉く切り欠かれた形態にあるフラットな
外壁面が、上記容器本体(A)の折曲げ周縁片(2a)
とほぼ面一状態に連続している。
部(12a)として横向きに張り出された合計6個所の
周辺仕切り凸壁(11a)が、中間仕切り凸壁(9a)
と類似して、上方へ行く程徐々に丸細くなるほぼ截頭8
角錐型を呈しているに反し、上記嵌合案内凸壁部(12
a)を具備しない残る合計16個所の周辺仕切り凸壁
(11a)は、その截頭8角錐型の約半分だけに切り欠
かれた起立形態をなしているわけである。
チックシート材から賦形立体化された蓋体(B)の構成
を詳述すると、これを示した図9〜15において、(1
b)はそのほぼ正方形な平面輪郭形状を有する蓋体
(B)の平行な2辺のみに、一定帯幅(例えば約25m
m)(w)だけ張り出し形成された左右一対の把手用フ
ランジであり、その両把手用フランジ(1b)を除く蓋
体(B)の中間領域も、長方形(例えば約240mm×
290mmの大きさ)の平面輪郭形状をなしている。
中間領域は、断面ほぼ倒立U字型のカバー面(C)とし
て、上記容器本体(A)側の中間仕切り凸壁(9a)並
びに周辺仕切り凸壁(11a)と対応するほぼ同じ一定
高さ(例えば約15mm)(h1)だけ、その把手用フ
ランジ(1b)のフラットな平面から一旦上向きに隆起
しており、蓋体(B)が容器本体(A)へ上方からかぶ
せ付け嵌合された時、その容器本体(A)側から隆起す
る中間仕切り凸壁(9a)のフラットな頂面や、同じく
周辺仕切り凸壁(11a)のフラットな頂面並びに外壁
面と面接触し得るようになっている。
中間領域と対応する蓋体(B)におけるカバー面(C)
のフラットな頂面にも、後述する卵収納凹所の複数(図
例では5個×6個の合計30個)がやはり縦横直交する
仕切り格子壁を介して、その容器本体(A)側の各卵収
納凹所(6a)と対応合致し得る分布状態に区画形成さ
れているのである。
部はやはり折曲げ周縁片(2b)として下向きに折り曲
げられており、しかも蓋体(B)の残る平行な2辺も含
む4辺全体を連続的に縁取り補強している。そのため、
蓋体(B)を容器本体(A)側の上記折曲げ周縁片(2
a)へ、上方から対応的にかぶせ付け嵌合させることが
でき、その時に蓋体(B)側と容器本体(A)側の把手
用フランジ(1a)(1b)同志が、接触状態に保たれ
ることは言うまでもない。
用フランジ(1b)のフラットな平面全体へ、真空成形
金型の賦形面によって付与された蓋体(B)同志の密着
防止用刻み凹凸群であり、その各凸子の下向きに隆起す
る四角錐型などとして分布しているが、その役目は上記
容器本体(A)側のそれに準じる。もっとも、蓋体
(B)側の両把手用フランジ(1b)については、容器
本体(A)側の上記吸着用平滑面(4a)と対応するそ
れが設けられていない。
格子壁(5a)と対応位置する蓋体(B)の仕切り格子
壁であって、その蓋体(B)における上記カバー面
(C)のフラットな頂面から一定高さ(例えば約5m
m)(h2)だけ上向きに隆起されており、その縦横直
交する仕切り格子壁(5b)によって、複数の卵収納凹
所(6b)がやはり隣り合う卵(E)同志の接触しない
格子配列状態に区分されている。
おける上記カバー面(C)のフラットな頂面から一定深
さ(例えば約25mm)(d2)だけ上向きに陥没し
て、上記容器本体(A)側の各卵収納凹所(6a)と向
かい合う対応位置関係にあり、その上方へ行く程徐々に
丸細くなるほぼ截頭8角錐型を呈している。(7b)は
その各卵収納凹所(6b)におけるフラットな頂面の中
心部から、逆な下向きに陥没された円錐型又は截頭円錐
型の凹溝であり、卵(E)を安全に保護する。
ら上向き隆起する上記中間仕切り凸壁(9a)並びに周
辺仕切り凸壁(11a)と各々対応位置する蓋体(B)
の中間仕切り凸壁と周辺仕切り凸壁を示しているが、そ
の複数づつの何れも蓋体(B)の上記カバー面(C)自
身から成る。
(C)のフラットな頂面からは、上記仕切り格子壁(5
b)が一定高さ(h2)だけ上向きに隆起していると共
に、その仕切り格子壁(5b)を介して区分された各卵
収納凹所(6b)も、やはりカバー面(C)のフラット
な頂面から同じ上向きに一定深さ(d2)だけ陥没して
おり、これらとの相対的に下向き陥没する関係状態とし
て、そのカバー面(C)のフラットな頂面に残ることと
なる部分が、上記点在分布する中間仕切り凸壁(9b)
と周辺仕切り凸壁(11b)との複数づつを形作ってい
るわけである。
れた中間仕切り凸壁(9b)と周辺仕切り凸壁(11
b)の個数は、上記容器本体(A)側から各々上向き隆
起する中間仕切り凸壁(9a)並びに周辺仕切り凸壁
(11a)の個数と同じであって、蓋体(B)が容器本
体(A)へ上方からかぶせ付け嵌合された時、その蓋体
(B)における中間仕切り凸壁(9b)と周辺仕切り凸
壁(11b)とのフラットな底面は先に一言した通り、
容器本体(A)における中間仕切り凸壁(9a)と周辺
仕切り凸壁(11a)のフラットな頂面へ各々対応的に
面接触することとなる。
仕切り凸壁(9b)と周辺仕切り凸壁(11b)の平面
輪郭形状が、その何れも図9から示唆されるように、容
器本体(A)側のそれらに比して大きな相似のほぼ正8
角形を呈している。
布する各卵収納凹所(6b)は、その仕切り格子壁(5
b)と中間仕切り凸壁(9b)並びに周辺仕切り凸壁
(11b)によって、図9のような容器本体(A)側の
各卵収納凹所(6a)と対応する底面視のほぼ正8角形
に開口する悉く同じ大きさとして区画形成されており、
その壁面全体にも卵(E)の支持強度を発揮する縦リブ
群が、やはり上下方向に沿う凹凸条として列設されてい
るけれども、その図示符号は省略してある。
(C)に複数(図例では4個×5個の合計20個)とし
て分布する中間仕切り凸壁(9b)のうち、4隅位置に
点在する4個所と、これらの中間位置に対称な左右一対
として介在する2個所との合計6個所に限っては、その
フラットな底面の中心部から上向きに陥没する円錐型又
は截頭円錐型の嵌合凹溝(10b)が設けられている。
方からかぶせ付け嵌合させた時には、その蓋体(B)側
における中間仕切り凸壁(9b)の上記嵌合凹溝(10
b)と、容器本体(A)側における中間仕切り凸壁(9
a)の上記嵌合凸子(10a)とが自づと正しく対応合
致して、その位置ズレ不能な嵌合状態を維持するように
なっている。
(B)側との対応的な複数(図例では合計20個)づつ
として分布する中間仕切り凸壁(9a)(9b)のう
ち、その4隅位置の4個所と、これらの中間位置に介在
する2個所との合計6個所に限って、相互の対応合致す
る嵌合凸子(10a)と嵌合凹溝(10b)を部分的に
設けた理由は、その容器本体(A)に対する蓋体(B)
のかぶせ付け嵌合作業をすばやく正確に行なえるように
すると共に、残り部分での嵌合せず面接触状態に保たれ
る中間仕切り凸壁(9a)(9b)同志を、後述のヒー
トシール機やインパルスシール機などの外部加熱式シー
ル機によって、スポット的に熱溶着できるようにするた
めである。
(9a)と蓋体(B)側の中間仕切り凸壁(9b)につ
き、そのすべてに嵌合凸子(10a)と嵌合凹溝(10
b)を対応設置すると、容器本体(A)と蓋体(B)と
の嵌合作業が却って困難となり、これらの成形上もいた
づらに多くの制約を受けるばかりでなく、上記シール機
でのスポット的な熱溶着を円滑に安定良く達成し難いか
らである。
複数(図例では合計22個)として点在分布する周辺仕
切り凸壁(11b)のうち、その両把手用フランジ(1
b)の存在する平行な2辺から容器本体(A)側の上記
嵌合案内凸壁部(12a)を備えた周辺仕切り凸壁(1
1a)と対応位置して、合計10個所だけ上向きに隆起
するそれらは、何れも外側の約半分が上記容器本体
(A)との特別な嵌合案内凸壁部(12b)として、各
把手用フランジ(1b)へ上方からオーバーラップする
如き横向き張り出し状態にあり、容器本体(A)側にお
ける周辺仕切り凸壁(11a)の上記嵌合案内凸壁部
(12a)へ上方から嵌合して、その面接触状態に保た
れるようになっている。その周辺仕切り凸壁(11b)
の嵌合案内凸壁部(12b)は、蓋体(B)の把手用フ
ランジ(1b)を不正変形しないように補強する支持骨
や、卵容器積み重ね時の安定な受け台としても寄与す
る。
仕切り凸壁(11b)のうち、両把手用フランジ(1
b)の存在する平行な2辺から上向き隆起する残りの合
計4個所と、その両把手用フランジ(1b)の無い平行
な2辺から上向き隆起する合計12個所(但し、4隅部
分の4個所は重複している。)とは、上記容器本体
(A)との特別な嵌合案内凸壁部(12b)を具備して
おらず、その言わば切り欠かれた形態にあるフラットな
外壁面が、上記容器本体(A)における周辺仕切り凸壁
(11a)のそれと面接触する如く、上方からかぶせ付
け嵌合されるようになっている。
ような別個独立する容器本体(A)と蓋体(B)との1
組から成り、その使用に当っては容器本体(A)の卵収
納凹所(6a)へ卵(E)を収納した上、これに上方か
ら蓋体(B)をかぶせ付け嵌合させる。
に合計20個づつとして対応分布する中間仕切り凸壁
(9a)(9b)同志や、同じく合計22個づつとして
対応分布する周辺仕切り凸壁(11a)(11b)同志
が、そのフラットな平面での接触(面接触)状態を保つ
ことになるため、その面接触した全個所のうちの部分的
な数個所を、外部加熱式のシール機により上方からスポ
ット的に熱溶着するのである。(P)はその熱溶着個所
を示している。
図16の平面図や、図17、20から明白なように、図
示の実施形態では上記嵌合案内凸壁部(12a)(12
b)を備えた周辺仕切り凸壁(11a)(11b)同志
の6個所と、中間仕切り凸壁(9a)(9b)同志の適
当な間隔を保って点在分布する6個所との合計12個所
を、一挙同時に熱溶着することによって、その容器本体
(A)の施蓋状態を安定良く固定一体化している。
ル機として有用な自動ヒートシール機(S)を例示して
おり、(13)は平面視のほぼ正方形な卵容器受け盤、
(14)その4隅位置から一体的に垂立する昇降ガイド
支柱、(15)はその昇降ガイド支柱(14)の上端部
に固定設置された水平なモーター搭載盤、(16)はそ
のモーター搭載盤(15)の貫通状態に垂立されたセン
ター主軸であり、リニアモーター(17)の正逆回転に
よって昇降作動されるようになっている。
の下端部へ吊持状態に取り付け一体化された水平なモー
ター支持板であり、その4隅位置が昇降スリーブ(1
9)を介して、上記昇降ガイド支柱(14)への昇降自
在に嵌合されている。(20)は同じくヒーター支持板
(18)の中間部へネジ締結具(21)などを介して、
設置高さの調整可能に取り付けられた複数(図例では合
計12本)のヒーター本体であり、上記嵌合案内凸壁部
(12a)(12b)を備えた周辺仕切り凸壁(11
a)(11b)同志の6個所と、上記中間仕切り凸壁
(9a)(9b)同志の適当な間隔を保って分布する6
個所との合計12個所に対応位置していることは言うま
でもない。その各ヒーター本体(20)から垂下する電
熱ピン(22)が、卵容器へ上方から接触加圧されて、
その容器本体(A)と蓋体(B)とを熱溶着することに
なる。
周辺部よりも下段に平行する卵容器押え板であり、その
4隅位置がやはり上記昇降ガイド支柱(14)への昇降
自在に嵌合されているが、複数の吊り下げ板(24)に
よってヒーター支持板(18)からの吊り下げ連結状態
にある。
辺部から一体的に垂下する吊り下げ板(24)には、昇
降ガイド長孔(25)が開口形成されており、その昇降
ガイド長孔(25)に対して卵容器押え板(23)の周
辺部が差し込み係合されているのである。そのため、上
記ヒーター支持板(18)と一緒に卵容器押え板(2
3)も昇降させることができる。
し入れ通過させるため、その卵容器押え板(23)に開
口分布された複数の逃し入れ孔であり、その逃し入れ孔
(26)の隣り合う相互間には下方からクッション膜
(27)が貼り付け一体化されている。上記押え板(2
3)によって卵容器を上方から押えた時、そのクッショ
ン膜(27)が蓋体(B)における卵収納凹所(6a)
の頂面と弾力的に接触するようになっているのである。
4)の下部に付与された下限位置決めストッパー段部、
(29)は上記センター主軸(16)の上端部から張り
出された径大なフランジ、(LS1)はそのフランジ
(29)と係脱自在に係止する上限位置検出用の第1リ
ミットスイッチ、(LS2)(LS3)は同じく下限位
検出用の第2リミットスイッチと中間高さ位置検出用の
第3リミットスイッチを示している。
るヒーター支持板(18)と卵容器押え板(23)との
上下一対は、当初図21、22のような上限位置まで吊
持された準備状態にあり、その卵容器受け盤(13)上
へ施蓋状態の卵容器が順次送入セットされることにな
る。
モーター(17)の電源スイッチをオン操作すれば、そ
のモーター(17)の正転により、上記センター主軸
(16)が下降作動され、図24のように下限位置まで
到達した卵容器押え板(23)によって、上記卵容器が
上方から安定良く押えられると共に、その卵容器押え板
(23)の貫通状態に下降したヒーター支持板(18)
のヒーター本体(20)が、その電熱ピン(22)によ
って容器本体(A)と蓋体(B)との上記した12個所
を、一挙同時に加熱溶融又は溶断することとなる。
(LS2)により検出されるや、リニヤモーター(1
7)は逆転して、そのセンター主軸(16)により上記
ヒーター支持板(18)のみが、一旦図25のように中
途高さ位置まで上昇される一方、卵容器押え板(23)
は依然として卵容器の押え状態に維持され、その冷却・
凝固した完全な熱溶着状態を達成する。
2)により熱溶着個所(P)が加熱溶融又は溶断され、
そのまま冷却・凝固されるまでの必要な時間はタイマー
によって予じめ設定されており、その設定時間の経過後
には、上記卵容器押え板(23)も上昇して、図21、
22のような上限位置に停止する当初状態に復帰される
こととなる。このような工程サイクルが卵容器の送入セ
ットされる毎に、その各卵容器に対して実行されるわけ
である。
(12a)(12b)を備えた周辺仕切り凸壁(11
a)(11b)同志の6個所と、中間仕切り凸壁(9
a)(9b)同志の適当な間隔を保って分布する6個所
との合計12個所について、その容器本体(A)と蓋体
(B)との熱溶着を行なうようになっているが、その熱
溶着個所(P)の個数や分布位置は図示実施形態のそれ
のみに限らず、卵収納凹所(6a)(6b)の増減など
に応じて適当に選定することができる。
同志が数個所でのスポット的に熱溶着される限りでは、
上記嵌合案内凸壁部(12a)(12b)を備えた周辺
仕切り凸壁(11a)(11b)同志の熱溶着に加え
て、又はその案内凸壁部(12a)(12b)が張り出
す周辺仕切り凸壁(11a)(11b)の設置を省略し
て、ここを熱溶着する代りに、容器本体(A)側と蓋体
(B)側との把手用フランジ(1a)(1b)における
全体又は一部へ、互いに面接触し得るフラットな平滑面
を形成し、その把手用フランジ(1a)(1b)同志の
フラットな数個所を、点在分布状態のスポット的に熱溶
着しても良い。
と蓋体(B)との対応的な複数づつとして分布する中間
仕切り凸壁(9a)(9b)のうち、4隅に点在する4
個所と、その中間位置に対称な左右一対として分布する
2個所との合計6個所に限って、互いに対応合致する嵌
合凸子(10a)と嵌合凹溝(10b)を設けている
が、上記容器本体(A)と蓋体(B)との相互が部分的
に嵌合し得るならば、その嵌合凸子(10a)と嵌合凹
溝(10b)の点在分布する位置や個数については、こ
れも図示実施形態のそれに限らず、適当に選定すること
ができる。
(10b)との雌雄関係を逆として、容器本体(A)側
の中間仕切り凸壁(9a)に嵌合凹溝(10b)を、蓋
体(B)側の中間仕切り凸壁(9b)に嵌合凸子(10
a)を各々対応形成してもさしつかえない。
(A)と蓋体(B)とのスポット的に熱溶着された卵容
器は、その容器本体(A)の4辺から周辺仕切り凸壁
(11a)が上向きに背高く隆起されていることとも相
俟って、仮令傾斜されても卵(E)の決して脱落しない
固定状態に保たれるため、極めて安全に運搬することが
でき、これを図26のように90度づつ水平回転させる
如く、その方向を変換した積み重ね状態に組み上げるこ
とも可能である。
体(A)の卵収納凹所(6a)が、下段の卵容器におけ
る蓋体(B)の中間仕切り凸壁(9b)と周辺仕切り凸
壁(11b)により、所謂千鳥配列状態として受け止め
られるため、積み重ね状態の全体が嵩低く扁平化される
ことになるほか、その積み重ね状態の位置ズレを生じる
おそれもない。
(11b)の部分的な幾つかには、把手用フランジ(1
a)(1b)の補強骨としても機能する嵌合案内凸壁部
(12a)(12b)が張り出し形成されているため、
その下段の卵容器における蓋体(B)の嵌合案内凸壁部
(12b)を備えた周辺仕切り凸壁(11b)により、
上段の卵容器における容器本体(A)の卵収納凹所(6
a)をますます安定良く受け止めることもできることに
なる。このことを、卵容器積み重ね時の受け台となる旨
として既に述べた所以である。
その容器本体(A)と蓋体(B)とが上記の通りスポッ
ト的に熱溶着されているため、その卵(E)の密封され
てしまうおそれはなく、依然として発揮される通気性に
より、夏期の保管中でも卵(E)の蒸れや早期腐蝕を防
止することができる。
納凹所(6b)の頂面又は/及び容器本体(A)におけ
る各卵収納凹所(6a)の底面へ、図27のような通気
孔(30)を開口形成すれば良く、その場合にも別個な
プラスチックフィルムによるシュリンク包装やストレッ
チ包装と異なって、その通気孔(30)が爾後的に密封
されるおそれはない。
用する際に、上記容器本体(A)と蓋体(B)とを強く
引き離し操作して、その熱溶着個所(P)での固定状態
を解き、卵(E)を取り出せることは言うまでもない。
の個数とその分布位置の選定次第では、卵容器を180
度だけ水平回転させる如く方向変換して、上記ヒートシ
ール機(S)へ送入セットすることにより、先の熱溶着
個所(P)と異なる位置での新らたな熱溶着を行なうこ
とも可能である。
万一汚損した卵やヒビ割れした卵が発見されたような場
合、その容器本体(A)と蓋体(B)とを強く引き離し
操作することにより、熱溶着状態を解いて、上記卵を正
常品と入れ替えた後、その卵容器の上記方向変換と再度
の熱溶着を行なうことにより、卵容器を廃棄する必要な
く有効使用できる利点がある。
としての手動式ヒートシール機を用いて、先の自動機械
的な熱溶着個所(P)と異なる分布位置でのスポット的
な熱溶着を行なっても勿論良い。
(A)とその蓋体(B)との別個独立する1組が、薄肉
な透明又は半透明の熱可塑性プラスチックシート材から
互いにほぼ同じ大きさの正方形な平面輪郭形状に真空成
形された卵容器であって、
把手用フランジ(1a)を一定帯幅(w)だけ張り出し
形成し、
本体(A)の中間領域には、下向きに陥没する卵収納凹
所(6a)の複数を縦横直交する仕切り格子壁(5a)
によって区画形成すると共に、
からは中間仕切り凸壁(9a)を、同じく仕切り格子壁
(5a)が上記容器本体(A)の4辺と直角に交叉する
部分並びに容器本体(A)の4隅部分からは周辺仕切り
凸壁(11a)を、その点在分布する複数づつの何れも
上記卵収納凹所(6a)との逆な上向きに隆起させる一
方、
手用フランジ(1b)を一定帯幅(w)だけ張り出し形
成して、
(B)の中間領域には、上記容器本体(A)側の卵収納
凹所(6a)と対応位置して上向きに陥没する卵収納凹
所(6b)の複数を、やはり縦横直交する仕切り格子壁
(5b)によって区画形成すると共に、
からは上記容器本体(A)側の中間仕切り凸壁(9a)
と対応位置する中間仕切り凸壁(9b)を、同じく仕切
り格子壁(5b)が蓋体(B)の4辺と直角に交叉する
部分並びに蓋体(B)の4隅部分からは上記容器本体
(A)側の周辺仕切り凸壁(11a)と対応位置する周
辺仕切り凸壁(11b)を、その点在分布する複数づつ
の何れも上記卵収納凹所(6b)との逆な下向きに陥没
させて、
へ卵(E)を収納させて施蓋した時、その蓋体(B)に
おける中間仕切り凸壁(9b)の底面と容器本体(A)
における中間仕切り凸壁(9a)の頂面とが、その複数
づつのうちの一部では嵌合し、残部では面接触すると共
に、
(11b)の底面と容器本体(A)における周辺仕切り
凸壁(11a)の頂面とは、その複数づつの悉く面接触
するように定めて、
中間仕切り凸壁(9a)(9b)同志が面接触した全個
所のうちの部分的な数個所を、スポット的に熱溶着する
ことによって、その容器本体(A)の施蓋状態を固定一
体化したので、冒頭に述べた先願発明の諸問題を悉く改
良できる効果がある。
体(A)の卵収納凹所(6a)へ卵(E)を収納させて
施蓋した時、その蓋体(B)側と容器本体(A)側との
複数づつとして対応する周辺仕切り凸壁(11a)(1
1b)同志は、悉く面接触する状態に保たれる一方、や
はり複数づつとして対応する中間仕切り凸壁(9a)
(9b)同志が、その一部では嵌合し、残部では面接触
すると共に、その面接触状態を保つ全個所のうちの部分
的な数個所において、スポット的に熱溶着されるように
なっているため、上記容器本体(A)の施蓋状態を簡素
で安価なヒートシール機(S)などの外部加熱式シール
機により、確実に固定一体化することができ、その熱溶
着の作業性とこの種業務用卵容器の普及に著しく役立
つ。
中間仕切り凸壁(9a)(9b)同志が一部では嵌合し
て、容器本体(A)と蓋体(B)との位置ズレ不能に保
たれ、その状態のもとに残部では、蓋体(B)における
中間仕切り凸壁(9b)の底面と容器本体(A)におけ
る中間仕切り凸壁(9a)の頂面とが、スポット的に熱
溶着されるようになっているため、その熱溶着の作業を
容易に便利良く行なえ、しかも冒頭に述べたシュリンク
包装やストレッチ包装と異なって、卵容器の爾後的な不
正変形や、その施蓋状態の位置ズレなどを生じるおそれ
がなく、常時安定良く確実に熱溶着された固定状態も得
られるのである。
(B)側との中間仕切り凸壁(9a)(9b)同志が、
その面接触する全個所のうちの部分的な数個所におい
て、スポット的に熱溶着されるようになっているため、
やはりシュリンク包装やストレッチ包装と異なって、そ
の卵容器に収納の卵(E)が爾後的に密封されてしまう
おそれはなく、上記熱溶着されていない個所での通気性
により、夏期の保管中でも卵(E)の蒸れやその早期腐
蝕を防止することができる。
数とその分布位置の選定次第では、一旦熱溶着した後の
卵容器に、汚損した卵やヒビ割れした卵が発見されたよ
うな場合、その卵容器を方向変換することにより、先の
熱溶着個所と異なる分布位置での新らたな熱溶着を行な
うことができるので、上記卵容器を廃棄処分する必要が
なく、冒頭に述べたシュリンク包装やストレッチ包装の
ように、その包装のためのプラスチックフィルムをいた
づらに多く浪費するおそれもない。
なし、その容器本体(A)の施蓋状態が上記スポット的
な熱溶着により固定一体化されているため、これを90
度づつ水平回転させる如く方向変換した積み重ね状態に
安定良く組み上げることができ、その多量の卵(E)を
極めて嵩低く扁平に運搬・保管し得る効果もある。
は卵収納凹所(6a)(6b)を区画形成する仕切り格
子壁(5a)(5b)と中間仕切り凸壁(9a)(9
b)のほか、その4辺を閉塞する周辺仕切り凸壁(11
a)(11b)も互いに向かい合う関係状態として、背
高く隆起されているため、卵容器が運搬や保管などの取
扱い上、仮りに傾斜されたとしても、その収納状態にあ
る卵(E)の不慮に脱落するおそれがない。
るならば、容器本体(A)側と蓋体(B)側との中間仕
切り凸壁(9a)(9b)同志だけでなく、その嵌合案
内凸壁部(12a)(12b)を備えた周辺仕切り凸壁
(11a)(11b)同志や、把手用フランジ(1a)
(1b)同志もスポット的に熱溶着されるため、その容
器本体(A)の施蓋状態をますます安定良く固定一体化
できる効果があり、運搬・保管上の安全性が向上する。
ある。
平面図である。
である。
る。
る。
る。
る。
る。
大平面図である。
る。
す平面図である。
る。
る。
る。
る。
程を示す断面図である。
用工程を示す断面図である。
面図である。
す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】容器本体(A)とその蓋体(B)との別個
独立する1組が、薄肉な透明又は半透明の熱可塑性プラ
スチックシート材から互いにほぼ同じ大きさの正方形な
平面輪郭形状に真空成形された卵容器であって、 上記容器本体(A)の平行な2辺に一対の把手用フラン
ジ(1a)を一定帯幅(w)だけ張り出し形成し、 その両把手用フランジ(1a)を除く容器本体(A)の
中間領域には、下向きに陥没する卵収納凹所(6a)の
複数を縦横直交する仕切り格子壁(5a)によって区画
形成すると共に、 その仕切り格子壁(5a)の縦横直交部分からは中間仕
切り凸壁(9a)を、同じく仕切り格子壁(5a)が上
記容器本体(A)の4辺と直角に交叉する部分並びに容
器本体(A)の4隅部分からは周辺仕切り凸壁(11
a)を、その点在分布する複数づつの何れも上記卵収納
凹所(6a)との逆な上向きに隆起させる一方、 上記蓋体(B)の平行な2辺にも一対の把手用フランジ
(1b)を一定帯幅(w)だけ張り出し形成して、 その両把手用フランジ(1b)を除く蓋体(B)の中間
領域には、上記容器本体(A)側の卵収納凹所(6a)
と対応位置して上向きに陥没する卵収納凹所(6b)の
複数を、やはり縦横直交する仕切り格子壁(5b)によ
って区画形成すると共に、 その仕切り格子壁(5b)の縦横直交部分からは上記容
器本体(A)側の中間仕切り凸壁(9a)と対応位置す
る中間仕切り凸壁(9b)を、同じく仕切り格子壁(5
b)が蓋体(B)の4辺と直角に交叉する部分並びに蓋
体(B)の4隅部分からは上記容器本体(A)側の周辺
仕切り凸壁(11a)と対応位置する周辺仕切り凸壁
(11b)を、その点在分布する複数づつの何れも上記
卵収納凹所(6b)との逆な下向きに陥没させて、 上記容器本体(A)の卵収納凹所(6a)へ卵(E)を
収納させて施蓋した時、その蓋体(B)における中間仕
切り凸壁(9b)の底面と容器本体(A)における中間
仕切り凸壁(9a)の頂面とが、その複数づつのうちの
一部では嵌合し、残部では面接触すると共に、 同じく蓋体(B)における周辺仕切り凸壁(11b)の
底面と容器本体(A)における周辺仕切り凸壁(11
a)の頂面とは、その複数づつの悉く面接触するように
定めて、 上記容器本体(A)側と蓋体(B)側との中間仕切り凸
壁(9a)(9b)同志が面接触した全個所のうちの部
分的な数個所を、スポット的に熱溶着することによっ
て、その容器本体(A)の施蓋状態を固定一体化したこ
とを特徴とする主に業務用のプラスチック製卵容器。 - 【請求項2】容器本体(A)側と蓋体(B)側との対応
的な複数づつとして点在分布する周辺仕切り凸壁(11
a)(11b)のうち、その一対の把手用フランジ(1
a)(1b)と仕切り格子壁(5a)(5b)との直角
に交叉する部分から上向きに隆起したそれの部分的な幾
つかには、上記把手用フランジ(1a)(1b)へ上方
からオーバーラップする如き嵌合案内凸壁部(12a)
(12b)を横向きに張り出し形成して、 その蓋体(B)側の嵌合案内凸壁部(12b)を備えた
周辺仕切り凸壁(11b)の底面と、容器本体(A)側
の対応的な嵌合案内凸壁部(12a)を備えた周辺仕切
り凸壁(11a)の頂面とが面接触した個所をも、スポ
ット的に熱溶着したことを特徴とする請求項1記載の主
に業務用のプラスチック製卵容器。 - 【請求項3】容器本体(A)側と蓋体(B)側とから対
応的に張り出す把手用フランジ(1a)(1b)の全体
又は一部へ、互いに面接触し得るフラットな平滑面を形
成して、 その把手用フランジ(1a)(1b)同志が面接触した
数個所をも、点在分布状態のスポット的に熱溶着したこ
とを特徴とする請求項1記載の主に業務用のプラスチッ
ク製卵容器。 - 【請求項4】容器本体(A)側と蓋体(B)側との対応
的な複数づつとして点在分布する中間仕切り凸壁(9
a)(9b)のうち、その4隅位置の4個所と中間位置
の部分的な数個所に限って、上記容器本体(A)におけ
る中間仕切り凸壁(9a)の頂面と蓋体(B)における
中間仕切り凸壁(9b)の底面との何れか一方に嵌合凸
子(10a)を、残る他方に嵌合凹溝(10b)を各々
設けて、 容器本体(A)を施蓋した時、その嵌合凸子(10a)
と嵌合凹溝(10b)とが自づと正しく嵌合するように
定めたことを特徴とする請求項1記載の主に業務用のプ
ラスチック製卵容器。 - 【請求項5】容器本体(A)側の中間仕切り凸壁(9
a)と周辺仕切り凸壁(11a)とを、把手用フランジ
(1a)の平面から悉く同じ一定高さ(h1)だけ上向
きに隆起させて、 その把手用フランジ(1a)の平面とほぼ同じ高さ位置
にある仕切り格子壁(5a)と上記2種の仕切り凸壁
(9a)(11a)とによって、把手用フランジ(1
a)の平面から一定深さ(d1)だけ下向きに陥没する
卵収納凹所(6a)を区画形成する一方、 蓋体(B)側の中間領域を断面ぼほ倒立U字型のカバー
面(C)として、その把手用フランジ(1b)の平面か
ら容器本体(A)側の上記中間仕切り凸壁(9a)並び
に周辺仕切り凸壁(11a)とほぼ同じ一定高さ(h
1)だけ上向きに隆起させて、 そのカバー面(C)のフラットな頂面から一定深さ(d
2)だけ上向きに陥没する卵収納凹所(6b)と、同じ
くフラットな頂面から一定高さ(h2)だけ上向きに隆
起する仕切り格子壁(5b)とを設けることにより、 これらとの相対的に下向き陥没する関係状態として、上
記カバー面(C)の頂面に残ることとなる部分を、容器
本体(A)側の上記中間仕切り凸壁(9a)並びに周辺
仕切り凸壁(11a)と各々対応的に面接触し得る蓋体
(B)側の中間仕切り凸壁(9b)並びに周辺仕切り凸
壁(11b)として形作ったことを特徴とする請求項1
記載の主に業務用のプラスチック製卵容器。 - 【請求項6】容器本体(A)側の把手用フランジ(1
a)と蓋体(B)側の把手用フランジ(1b)における
フラットな平面に、各々補強ビードともなる密着防止用
刻み凹凸群(3a)(3b)を賦形すると共に、 その容器本体(A)側の把手用フランジ(1a)には自
動吸着盤での吸着用平滑面(4a)をも、上記刻み凹凸
群(3a)の部分的な空白状態に区成したことを特徴と
する請求項1記載の主に業務用のプラスチック製卵容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003869A JP3293103B2 (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 主に業務用のプラスチック製卵容器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001192078A true JP2001192078A (ja) | 2001-07-17 |
JP3293103B2 JP3293103B2 (ja) | 2002-06-17 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000003869A Expired - Lifetime JP3293103B2 (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 主に業務用のプラスチック製卵容器 |
Country Status (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004050807A (ja) * | 2002-05-28 | 2004-02-19 | Kawakami Sangyo Co Ltd | 多数の凹凸を有するプラスチックシートとそれを含むダブルウオールシート |
WO2009125560A1 (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-15 | パナソニック株式会社 | 冷蔵庫および卵収容ケース |
TWI464356B (zh) * | 2008-04-09 | 2014-12-11 | Panasonic Corp | Refrigerator and egg storage box |
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-
2000
- 2000-01-12 JP JP2000003869A patent/JP3293103B2/ja not_active Expired - Lifetime
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